JP2013131118A - メンテナンスシステム、メンテナンス装置及びメンテナンス方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御装置の問題の発生時に有効な対応方法を提供する。
【解決手段】制御装置3a〜3cは、問題発生時に、メンテナンス装置2から受信した手順データと異なる方法で問題を解決した際、実際に実行した対応方法を含む対応データをメンテナンス装置2に送信する変更処理手段303を備え、メンテナンス装置2は、制御装置3a〜3cによる機器の制御において問題が発生した際、解決データ記憶部21に記憶され、問題の解決に利用する対応方法を含む解決データから発生している問題の解決に利用する対応方法を抽出し、抽出した対応方法を手順データとして制御装置3a〜3cに送信する抽出手段202と、制御装置3a〜3cから対応データを受信すると、対応データに含まれる対応方法を利用して解決データを更新する更新手段203とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は接続される機器を制御する制御装置における問題を解決するメンテナンスシステム、メンテナンス装置及びメンテナンス方法に関する。
工場やプラントで利用される機器は、このような機器と接続される制御装置によって制御されている。例えば、工場における製品の製造には、ワーク(製品や製品を製造する部品等)の搬送や加工にモータ、シリンダ、アクチュエータ、センサ等の機器が利用されている。これらの機器は接続される制御装置によって制御されているが、制御装置には、複数の機器や周辺装置が接続されており、処理状況等に関する信号を送受信しながら製品の製造が進められる。
このような制御装置では、機器の制御にあたり、機器の不具合等の問題が発生することがある。発生した問題の解決に利用する装置として、問題を解決する対応方法を記憶し、問題が発生した制御装置に提供するシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
上述したようなシステムで制御装置に提供される対応方法は、問題を解決するための処理を示すものであり、例えば、発生する各問題に対して、複数の処理内容と各処理の順序とが関連づけられている。このようなシステムにおいて、制御装置は、提供された対応方法をディスプレイに表示する。制御装置を操作するオペレータは、ディスプレイに表示される複数の処理をディスプレイで示される順序で実行して問題を解決する。
仮に、対応方法において処理A、処理B、処理Cの順序で処理を行なうことが規定されていても、処理Aの後に処理Bを行なう必要があるために処理Aの後に処理Bを行なうように規定している場合や、処理Bで問題が解決するよりも処理Aで問題が解決することが多いために処理Aの後に処理Bを行なうように規定している場合がある。
一方で、対応方法は、発生する問題を想定して予め生成されるものであり、実際に発生した問題に対して生成されるものではない。したがって、仮に、上述したようなシステムで提供する対応方法において処理A、処理B、処理Cの順序で処理を行なうように規定していたとしても、実際に制御装置で問題が発生した場合、処理Bの前に処理Cを行なうこともあれば、処理Aで問題が解決するよりも処理Bで問題が解決するほうが多いこともある。また、提供される対応方法に含まれていない処理で問題が解決することもある。
このように、実際に問題を解決した処理の順序や処理の内容が対応方法で規定される処理の順序や処理の内容と異なることがあっても、このような処理の順序や処理の内容は対応方法に反映されていないのが現状である。
特開2006−219258号公報
上述したように、問題の発生時に提供される対応方法は、実際に問題を解決した結果は反映されていないため有効であるとは限らず、対応方法に含まれる内容を変更して問題を解決することが必要な場合もあった。
上記課題に鑑み、本発明は、制御装置の問題の発生時に有効な対応方法を提供するメンテナンスシステム、メンテナンス装置及びメンテナンス方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、機器を制御する制御装置と、制御装置による機器の制御において問題発生時に問題への対応方法に関する手順データを制御装置に送信するメンテナンス装置とが接続されるメンテナンスシステムであって、制御装置は、問題発生時に、メンテナンス装置から受信した手順データと異なる方法で問題を解決した際、実際に実行した対応方法を含む対応データをメンテナンス装置に送信する変更処理手段を備え、メンテナンス装置は、制御装置による機器の制御において問題が発生した際、解決データ記憶部に記憶され、問題の解決に利用する対応方法を含む解決データから発生している問題の解決に利用する対応方法を抽出し、抽出した対応方法を手順データとして制御装置に送信する抽出手段と、制御装置から対応データを受信すると、対応データに含まれる対応方法を利用して解決データを更新する更新手段とを備える。
請求項2の発明は、機器を制御する制御装置と接続され、制御装置による機器の制御において問題への対応方法に関する手順データを制御装置に送信するメンテナンス装置であって、制御装置による機器の制御において問題が発生した際、解決データ記憶部に記憶され、問題の解決に利用する対応方法を含む解決データから発生している問題の解決に利用する対応方法を抽出し、抽出した対応方法を手順データとして制御装置に送信する抽出手段と、制御装置から問題の解決に利用した対応方法を含む対応データを受信すると、受信した対応データに含まれる対応方法を利用して解決データを更新する更新手段とを備える。
請求項3の発明は、更新手段は、手順データに含まれる対応方法と異なる方法を利用して問題を解決した制御装置から対応データを受信しない場合、対応データの送信を要求するリクエスト信号を送信する。
請求項4の発明は、制御装置から機器の制御の状況を受信すると、受信した機器の制御の状況を、蓄積データ記憶部に記憶される機器の制御の状況に関する蓄積データに追加する蓄積手段を備え、抽出手段は、手順データを送信後の制御装置において問題を解決できない場合、蓄積データから抽出した機器の制御の状況の履歴を制御装置に送信する。
請求項5の発明は、機器を制御する制御装置と、制御装置による機器の制御において問題発生時に問題への対応方法に関する手順データを制御装置に送信するメンテナンス装置とが接続されるメンテナンスシステムにおけるメンテナンス方法であって、問題発生時に、制御装置によって、メンテナンス装置に手順データの送信を要求するステップと、メンテナンス装置によって、制御装置の要求に応答して、解決データ記憶部に記憶され、問題の解決に利用する対応方法を含む解決データから、発生している問題の解決に利用する対応方法を抽出するステップと、メンテナンス装置において、抽出した対応方法を手順データとして制御装置に送信するステップと、制御装置において、メンテナンス装置から受信した手順データと異なる方法で問題を解決した際、実際に実行した対応方法を含む対応データをメンテナンス装置に送信するステップと、メンテナンス装置において、制御装置から対応データを受信すると、対応データに含まれる対応方法を利用して解決データを更新するステップとを有する。
本発明によれば、制御装置の問題の発生時に有効な対応方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るメンテナンスシステムの構成を説明するブロック図である。 図1のメンテナンスシステムにおける処理の一例を示すシーケンス図である。 図1のメンテナンス装置で利用する蓄積データの一例である。 図1のメンテナンス装置で利用する解決データの一例である。 図1の制御装置で表示される画面の一例である。 図1の制御装置で表示される画面の他の例である。
図面を参照して、本発明の実施形態に係るメンテナンスシステム、メンテナンス装置及びメンテナンス方法について説明する。図1に示すメンテナンスシステム1は、メンテナンス装置2と制御装置3a〜3cとがネットワーク4を介して接続されている。制御装置3a〜3cは、それぞれ接続される機器を制御するものである。例えば、工場における製品の製造工程でワークの搬送や加工等に利用するモータ、シリンダ、アクチュエータ、センサ等の機器(図示せず)と接続されており、各機器を制御する。メンテナンス装置2は、制御装置3a〜3cにおける制御処理で問題が発生した場合に、問題の解決に必要な対応方法を含む手順データを提供する。
なお、図1に示すメンテナンスシステム1では、メンテナンス装置2と3台の制御装置3a〜3cが接続されるものとして説明しているが、メンテナンス装置2と接続される制御装置の数は限定されない。また、以下では、制御装置3bを用いて説明するが、制御装置3a及び制御装置3cも制御装置3bと同一の構成であり、以下の説明で制御装置3bを制御装置3a又は制御装置3cと置き換えても同様である。
具体的には、図2に示すように、正常時の制御装置3bは、制御対象の機器を制御している(S1)。また、正常時の制御装置3bは、制御の状況を状況データとしてメンテナンス装置2に送信している(S2)。状況データを受信したメンテナンス装置2は、受信した状況データを記憶装置21に蓄積データD1として蓄積して記憶する(S3)。このステップS1〜S3までの処理は、制御装置3bによる機器の制御を停止するまで、又は制御装置3bでの制御に問題が発生するまで繰り返される。
制御装置3bでの制御に問題が発生すると(S4)、制御装置3bは発生した問題の解決に利用する手順データの送信を要求するリクエスト信号をメンテナンス装置2に送信する(S5)。リクエスト信号を受信したメンテナンス装置2は、予め記憶装置21で記憶している解決データD2を利用して手順データを制御装置3bに送信する(S6)。
手順データを受信した制御装置3bは、受信した手順データを利用して問題を解決する(S7)。その後、制御装置3bは、メンテナンス装置2から受信した手順データを利用して問題を解決することができたか否かの結果を送信する(S8)。具体的には、制御装置3bは、「(a)手順データを利用して問題を解決できた」、「(b)手順データと異なる対応方法で問題を解決できた」、「(c)問題を解決できていない」のいずれであるかを特定する結果を送信する。
制御装置3bから送信された結果において「(b)手順データと異なる対応方法で問題を解決できた」ことが特定される場合、メンテナンス装置2は、実際に実施した対応方法を解決データD2に反映させるために利用する画面データを制御装置3bに送信する(S9)。制御装置3bは、画面データを利用して、実際に実施した対応方法を含む対応データをメンテナンス装置2に送信する(S10)。これにより、メンテナンス装置2では、解決データD2を更新することができるため、その後に制御装置3bで同一の問題が発生した際に、最適な手順データを提供することが可能となる。
図2では省略しているが、「(a)手順データを利用して問題を解決できた」場合には、メンテナンス装置2では解決データD2を更新する必要はなく、制御装置3bは、ステップS1の機器の制御を再開する。
また、図2では省略しているが、「(c)問題を解決できていない」場合には、メンテナンス装置2は記憶装置21に記憶している蓄積データD1から制御装置3bによる機器の制御の状況を抽出して制御装置3bに送信する。制御装置3bでは、受信した機器の状況をディスプレイに表示し、機器の状況をもとに問題を解決することができる。
図1に示すように、メンテナンス装置2は、例えば、中央処理装置(CPU)20、記憶装置21及び通信装置22を備える情報処理装置である。このメンテナンス装置2は、記憶装置21に記憶されるメンテナンスプログラムP1によってCPU20に蓄積手段201、抽出手段202及び更新手段203が実装され、制御装置3bにおいて機器の制御の際に発生した問題の解決に利用する対応方法を含む手順データの供給が可能となる。
記憶装置21は、図1に示すように、メンテナンスプログラムP1の他、蓄積データD1、解決データD2及び画面データD3を記憶している。
蓄積データD1は、ネットワーク4を介して制御装置3a〜3cから受信する状況データを蓄積した、制御装置3a〜3cにおける制御の状況の履歴に関するデータである。蓄積データD1は、例えば、図3に示すように、時刻と、機器の識別番号と、当該時刻における当該機器の制御値や計測値等の値と、当該機器の動作や操作等のタイミング、機器の稼動時間等を関連づけている。
解決データD2は、制御装置3bにおいて機器の制御の際に発生した問題の解決に利用する対応方法を含むデータである。解決データD2は、例えば、図4に示すように、複数の問題について、問題の内容(トラブル)、原因、復旧方法(対応方法)等が関連づけられている。なお、図4では、制御装置3bが搬送装置を制御する場合の解決データの一例を示している。
画面データD3は、解決データD2を利用して、解決データD2の更新に利用する画面を表示させるためのデータである。例えば、解決データD2及び画面データD3によって、図5に示すような画面W1を表示させることができる。
蓄積手段201は、ネットワーク4及び通信装置22を介して制御装置3bから送信された状況データを入力すると、入力した状況データを蓄積データD1に追加する。すなわち、制御装置3bが送信する状況データには、蓄積データD1が含む内容を含んでおり、例えば、図3に示す蓄積データD1と対応する状況データでは、時刻、機器の識別番号、制御値、計測値、動作タイミング、操作タイミング、稼動時間等を含んでいる。なお、蓄積手段201は、後に利用することがないと考えられる程度に古いデータを蓄積データD1から削除するようにしてもよい。
抽出手段202は、ネットワーク4及び通信装置22を介して制御装置3bから送信された手順データの送信を要求するリクエスト信号を入力すると、記憶装置21に記憶される解決データD2を読み出し、解決データD2から発生している問題に対応するデータを抽出する。具体的には、抽出手段202は、記憶装置21に記憶される蓄積データD1を読み出し、読み出した蓄積データD1に含まれる制御装置3bによる現在の状況で特定される問題を特定し、特定された問題を解決する対応方法を解決データD2から抽出する。または、リクエスト信号に問題を特定する識別番号等を含んでいるときには、抽出手段202は、リクエスト信号に含まれる識別番号等で特定される問題を解決する対応方法を解決データD2から抽出する。その後、抽出手段202は、通信装置22及びネットワーク4を介して制御装置3bに抽出した解決データD2を送信する。
抽出手段202は、制御装置3bから「(c)問題を解決できていない」結果を受信した場合、蓄積データD1から必要な機器の状況を抽出し、制御装置3bに送信する。具体的には、抽出手段202は、問題の原因の特定に利用できる可能性のある状況を抽出する。例えば、抽出手段202は、制御装置3bが制御する機器の状況のうち、問題が発生する直前の所定タイミングの状況や、問題が発生した前後の所定期間の状況を抽出する。これは、問題発生の直前の状況や問題発生前後の状況は、正常な動作ではなく、異常の特定に有益であるためである。なお、蓄積データD1から抽出した履歴データを送信後に制御装置3bにおいて送信した履歴データによって問題が解決された場合、抽出手段202は、制御装置3bから「(b)手順データと異なる対応方法で問題を解決できた」結果を受信する。
更新手段203は、ネットワーク4を介して通信装置22が制御装置3bから解決データD2を更新する画面データの送信を要求するリクエスト信号を受信した場合、解決データD2の更新に利用する画面データD3を読み出して制御装置3bに送信する。また、更新手段203は、制御装置3bから「(b)手順データと異なる対応方法で問題を解決できた」結果を受信後に解決データD2を更新する画面データ送信のリクエスト信号を受信しない場合にも、解決データD2の更新に利用する画面データD3を読み出して制御装置3bに送信する。
更新手段203は、画面データ送信後に制御装置3bから対応データを受信すると、対応データを利用して解決データD2を更新する。制御装置3bが送信する対応データには、発生した問題を解決した対応方法において「変更した処理の順序」や「追加した処理の内容」が含まれている。したがって、更新手段203は、対応データに「変更した処理の順序」が含まれているとき、解決データD2に含まれる処理の順序を変更した順序に更新する。また、更新手段203は、対応データに「追加した処理の順序」が含まれているとき、解決データD2に含まれる新たな処理を追加する。すなわち、更新手段203において解決データD2を更新することで、接続される全ての制御装置3a〜3cへ、その後に供給される手順データが一括して更新することができる。
なお、更新手段203は、制御装置3bに画面データを送信後に対応データを受信しない場合、対応データを受信するまで、対応データの送信を要求するリクエスト信号を制御装置3bに送信してもよい。
また、更新手段203は、変更リクエストを1回受信したタイミングで更新するのではなく、同一の変更に関する変更リクエストを所定回(例えば、3回)受信したタイミングで更新するようにしてもよい。この場合、例えば、1番目の処理と2番目の処理を入れ替える変更リクエストを3回目に受信したタイミングでこの処理の順序を入れ替える。このように、更新の要求の多いものを更新することで、解決データD2が有効に更新される。
その他、同一の問題に対して複数の対応方法が考えられる場合、各対応方法に対して問題解決の貢献度に応じて優先順位を設定しておき、更新手段203は、解決データD2が含む優先順位を更新してもよい。解決データD2において各対応方法に優先順位が設定される場合、抽出手段202は、この優先順位を含む手順データを制御装置3bに送信する。このように優先順位を提示することで、複数の対応方法がある場合でも、問題を解決する可能性の高い対応方法から実施することができる。
図1に示すように、制御装置3bは、例えば、中央処理装置(CPU)30、記憶装置31、表示装置32、入力装置33及び通信装置34等を備える情報処理装置である。この制御装置3bは、記憶装置31に記憶される制御プログラムP2によってCPU30に制御手段301、解決処理手段302及び変更処理手段303が実装され、機器の制御が可能となる。
例えば、記憶装置31では、図1に示すように、制御プログラムP2の他、制御の状況を蓄積する蓄積データD4を記憶している。表示装置32は、制御装置3bにおける制御の状況を表示するものであって、例えば、ディスプレイである。また、入力装置33は、機器を制御するために必要な信号等を入力するものであって、例えば、操作ボタンやキーボードである。なお、CPU30、記憶装置31、表示装置32、入力装置33及び通信装置34全てが1台の装置内に含まれている必要はなく、複数台の装置で1つの制御装置3bを構成するものであってもよい。
制御手段301は、接続される各機器に、機器を制御する制御信号を送信する。また、制御手段301は、各機器の制御の状況を状況データとして通信装置34を介してメンテナンス装置2に送信する。また、制御手段301は、制御の状況を蓄積データD4に追加する。
解決処理手段302は、機器の制御に問題が発生したとき、問題を解決する手順データの送信を要求するリクエスト信号をメンテナンス装置2に送信する。ここで、解決処理手段302は、制御装置3bで問題の発生を検知したタイミングでリクエスト信号を自動で送信するようにしてもよいし、制御装置3bにおける問題の発生を把握したオペレータによって入力装置33を介して操作信号が入力されたタイミングでリクエスト信号を送信するようにしてもよい。
また、解決処理手段302は、手順データを受信すると、受信した手順データを表示装置32に表示する。例えば、表示装置32には、図4に示すような解決データD2に関する内容が表示される。オペレータは、表示装置32に表示される手順データを参照して、問題の解決にあたる。すなわち、オペレータは、手順データに含まれる対応方法の処理を、手順データによって示される順序で処理を実施する。ここで、問題が解決されない場合や、手順データに含まれる順序で処理を実施することができない場合等には、オペレータは、手順データで規定される順序と異なる順序で処理を実施したり、手順データに含まれていない処理を実施することもある。
受信した手順データに従って問題が解決されたとき、解決処理手段302は、「(a)手順データを利用して問題が解決できた」結果をメンテナンス装置2に送信する。受信した手順データの規定と異なる順序で処理を実施し、又は手順データに規定されていない処理を実施して問題が解決されたとき、解決処理手段302は、「(b)手順データと異なる対応方法で問題を解決できた」結果をメンテナンス装置2に送信する。一方、問題が解決できないとき、解決処理手段302は、「(c)問題を解決できていない」結果をメンテナンス装置2に送信する。
さらに、解決処理手段302は、「(c)問題を解決できていない」結果をメンテナンス装置2に送信後、蓄積データD1から抽出された状況データを受信すると、受信した状況データを表示装置32に表示する。例えば、表示装置32には、図3に示すような蓄積データD1から抽出された内容が、図6に示すような画面W2として表示される。ここで表示装置32に表示される状況データは、数値の配列で表示されてもよいし、グラフ等で表示されてもよい。オペレータは、表示装置32に表示される状況データを参照して、問題の解決にあたる。
変更処理手段303は、メンテナンス装置2から解決データD2の更新に利用する画面データを受信すると、受信した画面データを利用して、解決データD2の変更に利用する画面を表示装置32に表示する。図5に示す画面W1の例では、解決データD2において問題の解決の対応方法として、処理1〜処理4の複数の処理を処理1、処理2、処理3、処理4の順で行なうことが規定されている。また、画面W1では、実施した処理をマークするチェックボックスb11〜b15と、処理の順序を変更する場合に、変更後の順序を入力する入力ボックスb21〜b25と、新たな処理を追加する場合に、追加する処理の内容を入力する入力ボックスb3とを有している。また、画面W1では、変更後の順序を入力ボックスb21〜b25に入力した場合又は追加する処理の内容を入力ボックスb3に入力した場合に選択する更新ボタンb4とを有している。
変更処理手段303は、解決データD2の更新が要求されたタイミングで、変更する対応方法である対応データを送信する。具体的には、変更処理手段303は、画面W1の更新ボタンb4が操作されたタイミングで、対応データを送信する。変更処理手段303が送信する対応データは、入力装置33を利用して画面W1の入力ボックスb21〜b25に入力された変更する処理の順序又は入力ボックスb3に入力された新たに追加する処理等を含んでいる。
上述したメンテナンスシステム1、メンテナンス装置2及びメンテナンス方法では、問題が発生した制御装置で実際に問題を解決した対応方法を、その後に問題が発生した制御装置に提供する対応方法にフィードバックすることができる。また、上述したメンテナンスシステム1、メンテナンス装置2及びメンテナンス方法では、問題発生前の制御の状況に応じて、問題の原因を予測して提示することで、問題の解決に利用させることができる。
以上、各実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定される。
1…メンテナンスシステム
2…メンテナンス装置
20…CPU
201…蓄積手段
202…抽出手段
203…更新手段
21…記憶装置
P1…メンテナンスプログラム
D1…蓄積データ
D2…解決データ
D3…画面データ
22…通信装置
3a〜3c…制御装置
30…CPU
301…制御手段
302…解決処理手段
303…変更処理手段
31…記憶装置
P2…制御プログラム
D4…蓄積データ
32…表示装置
W…画面
b11〜b15…チェックボックス
b21〜b25…入力ボックス
b3…入力ボックス
b4…解決ボタン
b5…更新ボタン
33…入力装置
34…通信装置
4…ネットワーク

Claims (5)

  1. 機器を制御する制御装置と、前記制御装置による機器の制御において問題発生時に問題への対応方法に関する手順データを前記制御装置に送信するメンテナンス装置とが接続されるメンテナンスシステムであって、
    前記制御装置は、
    問題発生時に、前記メンテナンス装置から受信した手順データと異なる方法で問題を解決した際、実際に実行した対応方法を含む対応データを前記メンテナンス装置に送信する変更処理手段を備え、
    前記メンテナンス装置は、
    前記制御装置による機器の制御において問題が発生した際、解決データ記憶部に記憶され、問題の解決に利用する対応方法を含む解決データから発生している問題の解決に利用する対応方法を抽出し、抽出した対応方法を手順データとして前記制御装置に送信する抽出手段と、
    前記制御装置から対応データを受信すると、対応データに含まれる対応方法を利用して前記解決データを更新する更新手段とを備える、
    ことを特徴とするメンテナンスシステム。
  2. 機器を制御する制御装置と接続され、前記制御装置による機器の制御において問題への対応方法に関する手順データを前記制御装置に送信するメンテナンス装置であって、
    前記制御装置による機器の制御において問題が発生した際、解決データ記憶部に記憶され、問題の解決に利用する対応方法を含む解決データから発生している問題の解決に利用する対応方法を抽出し、抽出した対応方法を手順データとして前記制御装置に送信する抽出手段と、
    前記制御装置から問題の解決に利用した対応方法を含む対応データを受信すると、受信した対応データに含まれる対応方法を利用して前記解決データを更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とするメンテナンス装置。
  3. 前記更新手段は、手順データに含まれる対応方法と異なる方法を利用して問題を解決した制御装置から対応データを受信しない場合、対応データの送信を要求するリクエスト信号を送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載のメンテナンス装置。
  4. 前記制御装置から機器の制御の状況を受信すると、受信した機器の制御の状況を、蓄積データ記憶部に記憶される機器の制御の状況に関する蓄積データに追加する蓄積手段を備え、
    前記抽出手段は、手順データを送信後の制御装置において問題を解決できない場合、前記蓄積データから抽出した機器の制御の状況の履歴を前記制御装置に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載のメンテナンス装置。
  5. 機器を制御する制御装置と、前記制御装置による機器の制御において問題発生時に問題への対応方法に関する手順データを前記制御装置に送信するメンテナンス装置とが接続されるメンテナンスシステムにおけるメンテナンス方法であって、
    問題発生時に、前記制御装置によって、前記メンテナンス装置に手順データの送信を要求するステップと、
    前記メンテナンス装置によって、前記制御装置の要求に応答して、解決データ記憶部に記憶され、問題の解決に利用する対応方法を含む解決データから、発生している問題の解決に利用する対応方法を抽出するステップと、
    前記メンテナンス装置において、抽出した対応方法を手順データとして前記制御装置に送信するステップと、
    前記制御装置において、前記メンテナンス装置から受信した手順データと異なる方法で問題を解決した際、実際に実行した対応方法を含む対応データを前記メンテナンス装置に送信するステップと、
    前記メンテナンス装置において、前記制御装置から対応データを受信すると、対応データに含まれる対応方法を利用して前記解決データを更新するステップと、
    を有することを特徴とするメンテナンス方法。
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