JP2013127499A - 車両用液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示品質の低下を抑えつつ、画像の切り替えを極力短時間に行うとともに、液晶パネルに表示される画像に応じた表示色とすることができる車両用液晶表示装置の提供。
【解決手段】車両用液晶表示装置1は、印加電圧が制御されることで透過率が変化する複数の画素を有する液晶パネル8、それぞれ色の異なる光を第1表示領域50aへ放射する複数の光源16〜20を有する照明手段を備える。CPU30が旧画像が消去されるような指令信号の出力し、駆動回路28がその指令信号に応じて各画素への印加電圧を制御するのと同時期に、CPU30が新画像が表示されるような指令信号を出力し、駆動回路28がその指令信号に応じて各画素への印加電圧を制御することで、画像を切り替える。更に、CPU30は画像の切り替えの際に、光源16〜20を全て消灯させ、所定時間経過後に、新画像に応じた光源16〜20を点灯させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両用液晶表示装置に関する。
液晶パネルには、透過率を変化させるために目標とする透過率に対応する印加電圧を印加させても、目標透過率に至るまでにある程度の時間を要するという特性がある。このため、例えば、現在表示されている旧画像の消去制御と同時期に、旧画像の次に表示される新画像の表示制御を行うと、画像が切り替る過程において、二つの画像が表す情報が合成したように視認されてしまい、表示品質が損なわれる場合があった。
そういった問題に対し、様々な対策が採られている(特許文献1〜3参照)。特許文献1では、表示されている旧画像を消去し、その後、非表示期間を経て、新画像を表示するように液晶パネルへの印加電圧を制御する。特許文献2では、現在表示されている旧画像を消去するための消去制御と同時期に、新画像を表示するための表示制御を行うものにおいて、当該新画像の表示期間を液晶の応答時間よりも長くすることにより、当該新画像を確実に利用者に視認させる。特許文献3では、画素の透過率が変化する間は、光源を消灯することにより、画像のブレを抑制する。
特許第3196480号公報 特開2010−39387号公報 特開2011−75800号公報
しかし、特許文献1の技術は、旧画像から新画像に切替える期間中に、液晶パネルの背後に設けられる光源からの光が透過しないような非表示期間を設けているので、新画像に切り替るまでに、時間を要する。
また、特許文献2の技術では、特許文献1の技術とは異なり、非表示期間を設けず、旧画像を消去するとともに、新画像を表示するので、新画像に切り替るまでの時間は、特許文献1のものに比べ短い。しかし、特許文献2の技術では、新画像への切り替えは、光源が点灯されたまま行われるので、表示品質が損なわれるのを抑制することはできない。
ここで、液晶表示装置を車両に搭載した場合、その液晶表示装置の液晶パネルには、平均燃費や走行距離等の車両を運転する上で参考となる内容から、車両異常(シートベルト非着用、燃料残量の低下等)の警報等の車両を運転する上で緊急性の高い内容まで様々な情報を表す画像が表示される。しかし、利用者は、運転中、液晶表示装置を凝視することができない。このような事情があるので、液晶表示装置を車両に用いる場合では、表示されている画像の内容が緊急性の高いものなのか、参考程度のものなのかだけは利用者に判断してもらえるように、画像が表す情報に応じて、表示色を異ならせている。例えば、画像が利用者にとって車両異常を警報する等の緊急性の高い情報であれば、表示色を赤色や黄色とし、平均燃費等の参考程度のものであれば、表示色を白色としている。
特許文献3の技術において光源は、画素の透過率が変化しているときに単に消灯し、その後、点灯するものに過ぎない。よって、表示領域に表示される画像に応じて、表示色を変えることができない。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、表示品質の低下を抑えつつ、画像の切り替えを極力短時間に行うとともに、液晶パネルに表示される画像に応じた表示色とすることができる車両用液晶表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、印加電圧が制御されることで透過率が変化する複数の画素を有する液晶パネルと、
液晶パネルの背後に設けられ、それぞれ色の異なる光を液晶パネルに投射する複数の光源を有する照明手段と、
利用者に対して報知すべき所定情報を表す画像を決定し、その画像に応じて複数の画素への印加電圧を制御することで、液晶パネルに当該画像を表示させる表示制御手段と、
液晶パネルに表示される画像に表される所定情報に応じて、複数の光源のいずれかを点灯させる光源制御手段と、を備え、
表示制御手段は、現在、液晶パネルに表示されている画像としての旧画像が消去されるように印加電圧を制御するのと同時期に、旧画像の次に表示される画像としての新画像が表示されるように印加電圧を制御することで、旧画像を新画像に切り替え、
光源制御手段は、画像が旧画像から新画像に切り替えられる際、複数の光源の全てを消灯させ、その消灯から所定時間が経過した後、新画像が表す所定情報に応じた光源を点灯させることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、画像を旧画像から新画像に切り替える際、表示制御手段が、旧画像が消去されるように印加電圧を制御するのと同時期に、新画像が表示されるように印加電圧を制御するので、旧画像の消去動作と、新画像の表示動作とがほぼ同時に行われることとなる。これにより、旧画像の消去開始から新画像の表示が完了するまでの画像の切り替え時間を極力短縮させることができる。
さらに、請求項1の発明によれば、画像が旧画像から新画像に切り替えられる際、所定時間が経過するまでは、全ての光源が光源制御手段により消灯される。これにより、光源の消灯期間中は、二つの画像同士がが合成されたものが視認されてしまうのを抑制することができ、画像切り替えの際の表示品質の低下を抑制できる。加えて、光源制御手段は、光源を所定時間消灯させた後、新画像が表す所定情報に応じた光源を点灯させるので、新画像はその情報に応じた表示色で表示されることとなる。
請求項2の発明は、新画像が表す所定情報が車両の利用者にとって緊急性の高い情報ほど、所定時間が短く設定されることを特徴としている。
車両用液晶表示装置には、利用者にとって緊急性の高い情報の画像から低い情報の画像まで様々なものが表示される。特に、緊急性の高い情報の画像については、極力早く利用者に伝達する必要がある。
請求項2の発明によれば、利用者にとって緊急性の高い情報の画像が新画像として表示されるときほど、所定時間が短く設定されることとなるので、緊急性の高い情報を利用者に極力早く伝達することができる。
請求項3の発明は、新画像として表示される画像として緊急性の異なる少なくとも二種類の画像があり、新画像として表示される画像が緊急性の高い情報を表す画像である場合、旧画像から新画像への切り替えの際の最大透過率から最小透過率に変化する画素及び最小透過率から最大透過率に変化する画素について、これらの画素の透過率が逆転した時点以降が、所定時間の終了時点として設定され、新画像として表示される画像が緊急性の高い情報よりも緊急性の低い情報を表す画像である場合、旧画像の消去が完了した時点以降が、所定時間の終了時点として設定されることを特徴としている。
液晶パネルに所定情報を表す画像の表示は、複数の画素のそれぞれの透過率を異ならせることによりなされる。また、液晶パネルに表示された所定情報を表す画像を消去するには、複数の画素のそれぞれの透過率を全て同じにすることによりなされる。即ち、画像表示の切り替えが行われる際、旧画像の消去が行われるとともに、新画像の表示が行われるので、複数の画像において、最大透過率から最小透過率へ変化する画素と最小透過率から最大透過率へと変化する画素が存在することとなる。
例えば、液晶パネルがネガティブ表示であれば、情報を形作る画素の透過率は背景となる画素の透過率よりも高くなっている。この表示形式において、画像の切り替えが行われると、液晶パネルには、旧画像において情報を形作る画素のうち、透過率が最大透過率から最小透過率へ変化する画素が存在し、新画像において情報を形作る画素のうち、透過率が最小透過率から最大透過率へ変化する画素が存在することとなる。一方、ポジティブ表示であれば、情報を形作る画素の透過率は背景となる画素の透過率よりも低くなっている。この表示形式において、画像の切り替えが行われると、液晶パネルには、旧画像において情報を形作る画素のうち、透過率が最小透過率から最大透過率へ変化する画素が存在し、新画像において情報を形作る画素のうち、透過率が最大透過率から最小透過率へ変化する画素が存在することとなる。
画像の切り替えが行われる際、このようにして画素の透過率が変化するので、最大透過率から最小透過率へ変化する画素と最小透過率から最大透過率へ変化する画素とを比較すると、比較した画素の透過率がある時点で逆転することとなる。例えば、この時点で液晶パネルの背後にある光源が点灯されると、新旧画像が合成されたものが表示されるものの、新画像の方が利用者にとって視認されやすい状態となる。
請求項3の発明にように所定時間の終了時点が設定されることによれば、新画像として緊急性の高い情報を表す画像が表示される場合では、新画像の視認性を確保しつつ、表示品質の低下を抑制できる。また、新画像として緊急性の高い情報よりも緊急性の低い情報を表す画像が表示される場合では、光源が点灯される時点では旧画像の消去は完了しているので、旧画像は視認され難くなり、画像切り替えの際の表示品質の低下を確実なものとすることができる。
ここで、液晶パネルは、液晶パネルの温度によって液晶の反応時間が変化するという特性を一般的に有している。請求項4の発明によれば、液晶パネルの温度によって、所定時間を変化させているため、温度変化によって表示品質の低下抑制効果が変化するの抑制することができる。
請求項5の発明は、表示制御手段により、旧画像が消去されるように印加電圧が制御されるとともに、新画像が表示されるように印加電圧が制御されると、光源制御手段は、複数の光源の全ての消灯をさせることを特徴としている。
請求項1の発明によると、旧画像の消去と新画像の表示の指令信号の出力は同時期に行われるので、当該指令信号が表示制御手段から出力された直後から、旧画像及び新画像のの情報部同士が合成されたものが視認されるおそれがある。
請求項5の発明によれば、旧画像から新画像への切り替えの開始直後から、画素の透過率の変化の過程が視認されるのを抑制できる。その結果、画像切り替えの際の表示品質の低下抑制効果を更に向上させることができる。
本発明の第1実施形態による車両用液晶表示装置の構成を説明するためのシステム図である。 本発明の第1実施形態において、液晶パネルの画面に表示される画像の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態において、液晶パネルの画面に表示される画像の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態において、液晶パネルの画面に表示される画像の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態において、CPUが実行する制御フローを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態において、CPUが図5に示す制御フローを実行したときの液晶パネル、及び光源の状態を示すタイムチャートである。
以下、本発明の第1実施形態による燃料供給システムについて、図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
車両用液晶表示装置1は、図2〜図4に示すように、画面50上に各種画像40a、40b、40c、40dを表示することにより、車両の状態を利用者(例えば、運転者)に提供する装置である。車両用液晶表示装置1は、例えば、運転席前方に位置するコンビネーションメータに設置される。なお、車両用液晶表示装置1の設置位置は、画像40a、40b、40c、40dの視認が可能な位置であれば良いので、コンビネーションメータでなく、運転席前方に位置するインストルメントパネルに設定されていても良い。
車両用液晶表示装置1は、図1に示すように、ディスプレイ部2及び制御部4等から構成されている。ディスプレイ部2は、画面50上に各種画像40a、40b、40c、40dを表示する。制御部4は、画面50への各種画像40a、40b、40c、40dの表示を制御する。
ディスプレイ部2は、ケース6、液晶パネル8、拡散板10、第1光源16、第2光源18、第3光源20、第4光源22、回路基板14、仕切部12及びサーミスタ24等から構成されている。ケース6は、コンビネーションメータのケースに支持されるものであり、液晶パネル8、拡散板10、仕切部12、回路基板14、サーミスタ24を支持する。
液晶パネル8は、マトリクス状に配列された複数の画素を有するドットマトリクス型の透過型液晶パネルであり、透明電極が設置された二枚のガラス基板の間に液晶素子が封入されたものである。各画素に対応する透明電極に後述する駆動回路28から電圧が印加されることに従って各画素の光の透過率が変化し、階調が変化する。なお、本実施形態の液晶パネル8の階調は2階調となっている。即ち、所定の画素に対応する透明電極に電圧が印加されると、液晶素子の配向が変化し最大透過率となる。電圧の印加が解除されると、液晶素子の配向が変化し最小透過率となる。なお、画素の透過率が最大となると、当該画素は、背後から入射される光のほとんどを利用者側に透過する。また、画素の透過率が最小となると、当該画素は、背後からの光のほとんどを遮断し、利用者側への光の透過を妨げる。
なお、本実施形態の液晶パネル8の表示形式はネガティブ表示である。即ち、図2に示す平均燃費画像40aは、所定の透過率となった画素からなる情報部42a、及び情報部42aに対応する画素と異なる透過率となった画素からなる背景部44aから構成され、平均燃費情報を表す。情報部42aに対応する部分の画素は、最大透過率となっており、情報部42a以外の背景を表す背景部44aに対応する部分の画素は、最小透過率となっている。図3及び図4に示すシートベルト警報画像40b及び残量警報画像40cも平均燃費画像40aと同様に、情報部42b、42c、及び背景部44b、44cから構成され、それぞれシートベルト非着用警告情報、及び燃料残量警告情報を表す。情報部42b、42cに対応する部分の画素は、最大透過率となっており、背景部44b、44cに対応する部分の画素は、最小透過率となっている。また、距離画像40dも、情報部42d及び背景部44dから構成されており、距離情報を表す。情報部42dに対応する部分の画素は、最大透過率となっており、背景部44dに対応する部分の画素は、最小透過率となっている。
ここで、液晶パネル8の特性について説明する。最小透過率の状態から、最大透過率となるように透明電極に電圧が印加されると、透過率は、電圧の印加から遅れて目標とする最大透過率に至る。反対に、最大透過率の状態から、最小透過率となるように透明電極への電圧の印加が解除されると、透過率は、印加電圧が解除されてから遅れて目標とする最小透過率に至る。また、最小透過率から最大透過率となるときの液晶パネル8の応答時間と、最大透過率から最小透過率となるときの液晶パネル8の応答時間は異なる。また、これらの応答時間は、液晶パネル8の温度によっても変化する。即ち、液晶パネル8の温度が低下するほど、応答時間は長くなる。
液晶パネル8の画面50は、図2〜図4に示すように第1、第2表示領域50a、50bを有する。第1表示領域50aには、例えば、車両の平均燃費を示す平均燃費画像40a、シートベルトの非着用を示すシートベルト警報画像40b、及び燃料残量が所定の残量を下回ったことを示す残量警報画像40c等の車両情報が表示され、第2表示領域50bには、車両の走行距離を示す距離画像40d等の車両情報が表示される。なお、平均燃費画像40aの情報及び距離画像40dの情報は、利用者が車両を運転する上において参考程度の情報であり、シートベルト警報画像40bの情報及び残量警報画像40cの情報に比べ緊急性は低い。シートベルト警報画像40bの情報は、利用者が車両を運転する上で非常に重要な情報であり、残量警報画像40cの情報に比べ緊急性が高い。
拡散板10は、液晶パネル8の背後に設けられ、後述する第1〜第4光源16〜22から放射される光を拡散し、その拡散光を液晶パネル8に入射させるものである。
第1〜第3光源16〜20は、第1表示領域50aを照らす光源であり、第4光源22は、第2表示領域50bを照らす光源である。第1〜第4光源16〜22は、回路基板14に実装されており、後述する光源制御回路26からの印加電圧により、異なる色の光を液晶パネル8に投射する。第1〜第4光源16〜22は、例えば、発光ダイオード(LED)から構成されている。
第1光源16は、拡散板10及び液晶パネル8を通過した光について、利用者が白色だと認識するような光を放射する。第2光源18は、拡散板10及び液晶パネル8を通過した光について、利用者が赤色だと認識するような光を放射する。第3光源20は、拡散板10及び液晶パネル8を通過した光について、利用者が黄色だと認識するような光を放射する。
仕切部12は、第1〜第3光源16〜20からの光の第2表示領域50bへの侵入、及び第4光源22からの光の第1表示領域50aへの侵入を阻止するように、拡散板10と回路基板14との間に設置される。
サーミスタ24は、液晶パネル8の温度を検出するものであり、液晶パネル8の近辺に設けられる。サーミスタ24は、液晶パネル8の温度に応じた温度信号を制御部4に出力する。サーミスタ24は、液晶パネル8の温度を検出できる位置であれば、ケース6に取り付けることを必須としない。例えば、サーミスタ24の取り付け位置は、液晶パネル8であっても良い。
制御部4は、駆動回路28、光源制御回路26、及び中央演算装置(CPU)30等から構成されている。駆動回路28は、CPU30からの画像に関する指令信号に従って各画素に対応する透明電極に電圧を印加する。この電圧の印加により、各画素の透過率が制御され、階調が変化する。光源制御回路26は、CPU30からの画像に関する指令信号に従って第1〜第4光源16〜22に電圧を印加する。この電圧の印加に応じて、第1〜第4光源16〜22の点灯・消灯が制御される。CPU30には、車両の状態を検出する各種センサや車両を制御する制御装置、及びサーミスタ等が電気的に接続されており、CPU30は車両の状態に関する各種情報を入手することができる。CPU30は、入手した車両の状態に関する情報、サーミスタ24からの温度信号等の情報を用いて予め記憶されている制御プログラムを実行することにより、液晶パネル8に所定の情報を表す画像を表示させるための指令信号を生成し、それを駆動回路28に出力する。また、CPU30は、上記情報及び制御プログラムに基づき、第1〜第4光源16〜22の点灯・消灯を制御する指令信号を光源制御回路26に出力する。
例えば、平均燃費画像40a及び距離画像40dを液晶パネル8に表示させる場合、CPU30は、平均燃費情報を表す情報部42a・背景部44a、及び距離情報を表す情報部42d・背景部44dを液晶パネル8に表示するような指令信号を駆動回路28に出力する。この指令信号に基づき駆動回路28は、各画素に電圧を印加して、各画素の透過率を制御する。さらに、CPU30は、画像40a、40dの情報に応じた光源として第1、第4光源16、22を点灯させる指令信号を光源制御回路26に出力する。この指令信号に基づき光源制御回路26は、第1、第4光源16、22に電圧を印加する。これらのことにより、第1表示領域50aに、情報部42aが白色となった平均燃費画像40aが表示され、第2表示領域50bに、情報部42dが白色となった距離画像40dが表示される。
また、シートベルト警報画像40b及び距離画像40dを液晶パネル8に表示させる場合、CPU30は、シートベルト警報情報を表す情報部42b・背景部44b、及び距離情報を表す情報部42d・背景部44dを液晶パネル8に表示するような指令信号を駆動回路28に出力する。この指令信号に基づき駆動回路28は、各画素に電圧を印加して、各画素の透過率を制御する。さらに、CPU30は、画像40b、40dの情報に応じた光源として第2、第4光源18、22を点灯させる指令信号を光源制御回路26に出力する。この指令信号に基づき光源制御回路26は、第2、第4光源18、22に電圧を印加する。これらのことにより、第1表示領域50aに、情報部42bが赤色となったシートベルト警報画像40bが表示され、第2表示領域50bに、情報部42dが白色となった距離画像40dが表示される。
また、残量警報画像40c及び距離画像40dを液晶パネル8に表示させる場合、CPU30は、残量警報情報を表す情報部42c・背景部44c、及び距離情報を表す情報部42d・背景部44dを液晶パネル8に表示するような指令信号を駆動回路28に出力する。この指令信号に基づき駆動回路28は、各画素に電圧を印加して、各画素の透過率を制御する。さらに、CPU30は、画像40c、40dの情報に応じた光源として第3、第4光源20、22を点灯させる指令信号を光源制御回路26に出力する。この指令信号に基づき光源制御回路26は、第3、第4光源20、22に電圧を印加する。これらのことにより、第1表示領域50aに、情報部42cが黄色となった残量警報画像40cが表示され、第2表示領域50bに、情報部42dが白色となった距離画像40dが表示される。
また、CPU30は、CPU30に入力される車両の状態に関する各種情報に応じて、画面50に表示すべき画像を決定し、決定した画像に応じた指令信号を生成する。例えば、図2に示す平均燃費画像40aは、利用者が選択スイッチ等で平均燃費の表示を選択した場合に画面50に表示される。また、図3に示すシートベルト警報画像40bは、利用者がシートベルトを着用していない場合に画面50に表示される。たとえ、平均燃費画像40aの表示が選択されている場合や、燃料残量が残量警報画像40cが表示される状態であっても、優先して表示される。平均燃費画像40aの表示が選択されている場合であっても、燃料残量が所定の残量を下回ったときに、平均燃費画像40aが消去され、残量警報画像40cが表示される。以上説明したように、画面50には、CPU30に入力される様々な情報や表示選択によって種々の画像が切り替えられる。
次に、画像の切り替え動作について説明する。ここでは、図2に示す平均燃費画像40aから図3に示すシートベルト警報画像40bに切り替える際の切り替え動作を例に説明する。図2に示す状態において、CPU30にシートベルトが非着用である旨の情報が入力されると、CPU30は、第1光源16を消灯する指令信号を光源制御回路26に出力するとともに、平均燃費画像40aを消去するための指令信号を駆動回路28に出力する。この指令信号が入力された駆動回路28は、情報部42aに対応する画素の透過率を背景部44aの透過率とするように当該画素を最小透過率となるように各画素へ電圧を印加する。これにより、第1光源16が消灯されるとともに、情報部42aにおいて消去対象となる画素の透過率が最小透過率に向かって徐々に変化する。なお、このとき、第1光源16は消灯されるため、第1表示領域50aに向けて光を放射する光源は全て消灯されることとなる。そして、CPU30は、平均燃費画像40aが消去されるような指令信号の出力(各画素へ印加する電圧の制御)と同時期に、次に表示するシートベルト警報画像40bを表示するための指令信号を駆動回路28に出力する。この指令信号が入力された駆動回路28は、情報部42bに対応する画素の透過率を最大透過率とするように各画素へ電圧を印加する。これにより、情報部42bに対応する画素の透過率が最大透過率に向かって徐々に変化する。即ち、平均燃費画像40aの消去の動作と、シートベルト警報画像40bの表示の動作とがほぼ同時に行われる。図2に示す平均燃費画像40aから図4に示す残量警報画像40cに切り替るときも、図3に示すシートベルト警報画像40bから図2又は図4に示す画像40a、40cに切り替るときも同様の動作によって切り替る。なお、このようにして画像の切り替えが行われるので、旧画像においても新画像においても情報部を形成する画素、及び旧画像においても新画像においても背景部を形成する画素について、透過率は画像の切り替えの前後で変化しない。
次に、上で説明した車両用液晶表示装置1の制御について、図5の制御フロー及び図6のタイムチャートを用いて説明する。図5に示す制御フローは、車両のイグニッションスイッチがオンとなったら開始され、イグニッションスイッチがオフとなったら終了する。
ステップS110では初期化を行う。続く、ステップS120では、第1表示領域50aに表示すべき画像を決定し、決定した画像に応じた指令信号、及び第2表示領域50bに表示する距離画像40dを表示させる指令信号を駆動回路28に出力する。利用者により平均燃費の表示が選択されており、シートベルトが非着用でなく、また、燃料残量が所定の残量以上となっている場合では、CPU30は、平均燃費画像40aを表示させる指令信号を出力する。平均燃費の表示が選択されていたり、燃料残量が所定の残量を下回っている場合でも、シートベルトが非着用の場合では、CPU30は、シートベルト警報画像40bを表示させる指令信号を出力する。燃料残量が所定の残量を下回っている場合では、シートベルトが着用されている場合に限り、CPU30は、残量警報画像40cを表示させる指令信号を出力する。
ステップS130では、第1表示領域50aに表示される画像が表す情報に応じて、第1〜第3光源16〜20のいずれかの光源を点灯させるための指令信号、及び第4光源22を点灯させるための指令信号を光源制御回路26に出力する。具体的には、平均燃費画像40aが表示される場合では、CPU30は、第1光源16を点灯させる指令信号を出力する。シートベルト警報画像40bが表示される場合では、CPU30は、第2光源18を点灯させる指令信号を出力する。残量警報画像40cが表示される場合では、CPU30は、第3光源20を点灯させる指令信号を出力する。
ステップS140では、第1表示領域50aに表示される画像に切り替えの予定があるか否かを判定する。この画像切り替えの予定があるか否かは、現在、第1表示領域50aに表示されている画像とは異なる画像に関する指令信号をCPU30が生成したか否かによって判定できる。ステップS140において、現在表示されている画像とは異なる画像の指令信号を生成した場合は、処理はステップS150に移行し、そうでない場合は、異なった画像の指令信号が生成されるまで処理はステップS140に留まる。
現在表示されている画像とは異なる画像の指令信号が生成されたときに実行されるステップS150では、サーミスタ24からの温度信号により、液晶パネル8の温度を検出する。続く、ステップS160では、更新時間Tを算出する。更新時間Tは、現在表示されている画像から次の画像に表示を更新するときの第1〜第3光源16〜20の消灯時間である。言い換えると、更新時間Tは、現在表示の画像から次の画像への表示の切り替える際に、点灯していた光源を一旦消灯してから、次に表示される画像に対応した光源を点灯するまでの時間である。
次に、更新時間Tの算出手順について説明する。更新時間Tは、次に表示される画像、及び液晶パネル8の温度に基づいて算出される。以下、次に表示される画像を新画像と呼ぶ。これに対し、現在表示されている画像を旧画像と呼ぶ。
新画像が画像40b、40cに比べ緊急性の低い平均燃費画像40aである場合、CPU30が、旧画像の情報部が消去されるような指令信号及び新画像の情報部が表示されるような指令信号を駆動回路28に出力し、駆動回路28が、それら指令信号に応じて各画素へ印加される電圧を制御してから、旧画像において情報部から背景部に変更される画素が背景部に対応する画素の透過率となって消去が完了した時点までの時間を基本時間Tbとして算出する。なお、上記各画素への印加電圧の制御開始から、消去完了までの時間は、液晶パネル8が所定温度のときの時間であり、予め実験等で求められている時間である。その後、本実施形態では、基本時間Tbを液晶パネル8の温度に関連する値によって補正して、更新時間Tを算出する。なお、この補正では、液晶パネル8の温度がCPU30の想定する温度よりも低ければ、更新時間Tは基本時間Tbよりも長くなり、液晶パネル8の温度がCPU30の想定する温度よりも高ければ、更新時間Tは基本時間Tbよりも短くなる。
新画像が画像40aに比べ緊急性の高いシートベルト警報画像40b又は残量警報画像40cである場合、CPU30が、旧画像の情報部が消去されるような指令信号及び新画像の情報部が表示されるような指令信号を駆動回路28に出力し、駆動回路28が、それら指令信号に応じて各画素へ印加される電圧を制御してから、新画像の情報部へと変更される画素の透過率が、旧画像の背景部へと変更される画素の透過率を上回る時点(透過率が逆転する時点)までの時間を基本時間Tbとして算出する。なお、上記各画素への印加電圧の制御開始から、透過率が逆転する時点までの時間は、液晶パネル8が所定温度のときの時間であり、予め実験等で求められている時間である。その後、本実施形態では、基本時間Tbを液晶パネル8の温度に関連する値によって補正して、更新時間Tを算出する。なお、この補正では、液晶パネル8の温度がCPU30の想定する温度よりも低ければ、更新時間Tは基本時間Tbよりも長くなり、液晶パネル8の温度がCPU30の想定する温度よりも高ければ、更新時間Tは基本時間Tbよりも短くなる。
ステップS170では、第1〜第3光源16〜18の全てを消灯する。そして、ステップS180では、旧画像から新画像に切り替える制御を実行する。具体的には、CPU30が旧画像を消去するための指令信号を駆動回路28に出力し、駆動回路28がその指令信号に応じて各画素への印加電圧を制御するのと同時期に、CPU30が新画像を表示するための指令信号を駆動回路28に出力し、駆動回路28がその指令信号に応じて各画素への印加電圧を制御する。
ステップS190では、ステップS170の処理が開始してからの時間が、ステップS160において算出した更新時間T以上経過したか否かを判定する。この判定により、処理開始からの時間が更新時間T以上経過した場合は、処理はステップS200に移行し、そうでない場合は、当該時間が更新時間T以上経過するまで処理はステップS190に留まる。ステップS200では、新画像に対応する第1〜第3光源16〜18のいずれかを点灯する。そして、処理はステップS140に戻る。
以上、CPU30が実行する制御フローについて説明した。次に、上述の制御フローを実行したときの車両用液晶表示装置1の動作について、図6を用いて説明する。図6は、液晶パネル8の画像の表示状態、及び各光源16〜20の点灯・消灯状態を示している。前半の画像切り替えは、図3に示すシートベルト警報画像40bから図2に示す平均燃費画像40aへの切り替えを示しており、後半の画像切り替えは、図2に示す平均燃費画像40aから図3に示すシートベルト警報画像40bへの切り替えを示している。
まず、シートベルト警報画像40b(図3参照)から平均燃費画像40a(図2参照)に切り替えるときの動作について説明する。時刻t1までは、CPU30にシートベルトが非着用である旨の情報が入力される。よって、CPU30は第2光源18を点灯する指令信号を光源制御回路26に出力するとともに、画面50にシートベルト警報画像40bを表示するための指令信号を駆動回路28に出力する。このとき、第1、第3光源16、20は消灯されている。したがって、図6に示すように、時刻t1までは、液晶パネル8の第1表示領域50aには、情報部42bが赤色となるシートベルト警報画像40bが表示されることとなる(図3参照)。
時刻t1において、シートベルトが着用されたことを示す情報、及び平均燃費画像40aの表示が選択されていることを示す情報がCPU30に入力されると、CPU30は、現時点での平均燃費を算出し、その算出結果を平均燃費画像40aとして表示するための指令信号を生成する。そして、CPU30は、前述したように新画像が平均燃費画像40aであることと、入力される液晶パネル8の温度に関する情報に基づき、更新時間Tを算出する(図6に示す時刻t1とt2との間の時間)。
そして、CPU30は、点灯していた第2光源18を消灯させる指令信号を光源制御回路26に出力する。これにより、第2光源18は消灯されるので、液晶パネル8のシートベルト警報画像40bが消えたと利用者は認識する。第2光源18が消灯するのと同時期にCPU30は、画像の切り替え処理を実行する。この切り替え処理の実行により、シートベルト警報画像40bの情報部42bにおいて消去される画素の透過率が下降するとともに、平均燃費画像40aの情報部42aにおいて表示される画素の透過率が上昇する。これにより、旧画像の消去動作と、新画像の表示動作とがほぼ同時に行われるので、画像の切り替え時間を極力短縮することができる。
時刻t2に至り、つまり更新時間Tが経過すると、CPU30は、第1光源16を点灯させる指令信号を光源制御回路26に出力する。これにより、第1光源16が点灯する。第1光源16が点灯されるとき、シートベルト警報画像40bの情報部42bにおいて消去される画素の透過率が最小となっているので、液晶パネル8の第1表示領域50aには、図2に示すような平均燃費画像40aだけが表示されることとなる。このようにして、平均燃費画像40aの表示によれば、画像切り替えの際の表示品質の低下を確実に抑制することができる。また、この例では、シートベルト警報画像40bの消去のための印加電圧制御及び平均燃費画像40aの表示のための印加電圧制御に基づいて、第2光源18を含む全ての光源16〜20が消灯されるので、画像切り替え開始直後から、二つの情報部42a、42bが合成されたものが視認されるのを確実に抑制することができ、表示品質の低下抑制効果を高めることができる。加えて、液晶パネル8の温度に応じて、更新時間Tを変化させているので、液晶パネル8の温度変化によって表示品質の低下抑制効果が変化するのを抑制できる。
次に、平均燃費画像40aからシートベルト警報画像40bに切り替えるときの動作について説明する。時刻t3までは、CPU30に平均燃費の表示が選択されていることを示す情報が入力される。よって、CPU30はそれに従い平均燃費を算出し、その算出結果を平均燃費画像40aとして表示するための指令信号を生成する。そして、CPU30は、その生成した指令信号を駆動回路28に出力するとともに、第1光源16を点灯させる指令信号を出力する。このとき、第2、第3光源18、20は消灯されている。したがって、図6に示すように、液晶パネル8の第1表示領域50aには、情報部42aが白色となる平均燃費画像40aが表示されることとなる(図2参照)。
時刻t3において、シートベルトが非着用となったことを示す情報がCPU30に入力されると、CPU30は、シートベルト警報画像40bを表示するための指令信号を生成する。そして、CPU30は、前述したように新画像がシートベルト警報画像40bであることと、入力される液晶パネル8の温度に関する情報に基づき、更新時間Tを算出する(図6に示す時刻t3とt4との間の時間)。なお、この更新時間Tは、平均燃費画像40aを新画像として表示する際の更新時間Tより短い。
そして、CPU30は、点灯していた第1光源16を消灯させる指令信号を光源制御回路26に出力する。これにより、第1光源16は消灯されるので、液晶パネル8の平均燃費画像40aが消えたと利用者は認識する。第1光源16が消灯するのと同時期にCPU30は、画像の切り替え処理を実行する。この切替処理の実行により、平均燃費画像40aの情報部42aにおいて消去される画素の透過率が下降するとともに、シートベルト警報画像40bの情報部42bにおいて表示される画素の透過率が上昇する。これにより、旧画像の消去動作と、新画像の表示動作とがほぼ同時に行われるので、画像の切り替え時間を極力短縮することができる。
時刻t4に至り、つまり更新時間Tが経過すると、CPU30は、第2光源18を点灯させる指令信号を光源制御回路26に出力する。これにより、第2光源18が点灯する。第2光源18が点灯されるとき、シートベルト警報画像40bの情報部42bの画素の透過率は、平均燃費画像40aの情報部42aにおいて消去される画素の透過率を上回っているので、平均燃費画像40aは視認されるものの、シートベルト警報画像40bの方が利用者にとって視認されやすい状態となる。このようなシートベルト警報画像40bの表示によれば、画像切り替えの際の表示品質の低下を抑えつつ、シートベルト警報画像40bのような利用者が車両を運転する上で緊急性の高い情報を極力早く利用者に伝達することができる。また、この例においても、先の例と同様に、平均燃費画像40aの消去のための指令信号及びシートベルト警報画像40bの表示のための指令信号の出に基づいて、第1光源16を含む全ての光源16〜20が消灯されるので、画像切り替え開始直後から、二つの情報部42a、42bが合成されたものが視認されるのを確実に抑制することができ、表示品質の低下抑制効果を高めることができる。加えて、この例においても、液晶パネル8の温度に応じて、更新時間Tを変化させているので、液晶パネル8の温度変化によって表示品質の低下抑制効果が変化するのを抑制できる。
なお、この実施形態では、基本時間Tbの終了時点は、新画像の情報部へと変更される画素の透過率が、旧画像の背景部へと変更される画素の透過率を上回る時点となっているが、当該上回る時点以降であり、かつ旧画像の消去が完了する時点よりも前であれば良い。このような考えに基づいて基本時間Tbを算出しても、新画像が表す情報を早期に利用者に伝達することができる。
なお、本実施形態において、第1〜第3光源16〜20が請求項に記載の「照明手段」に相当し、ステップS120、S180を実行するCPU30、駆動回路28が請求項に記載の「表示制御手段」に相当し、ステップS130、S170、S200を実行するCPU30が請求項に記載の「光源制御手段」に相当する。
(その他の実施形態)
以上、本発明による第1実施形態について説明したが、本発明は、上記先の実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
例えば、先の実施形態においてCPU30は、画像切り替え制御を実行(ステップS180)してから、光源の消灯制御(ステップS170)を実行しているが、これらの制御は反対であっても良い。
先の実施形態では、画像が表す情報に応じて、第1〜第3光源のうちいずれか一つの光源が点灯されるが、画像の表示色が目的の表示色となるように、複数の光源を点灯させるようにしても良い。例えば、平均燃費画像40aの情報部42aを白色に発光させる場合において、赤色、青色、黄色の光源を全て点灯することにより、白色による表示を実現するようにしても良い。そのようにすれば、用意する光源の数よりも多くの表示色にて画像を表示することができる。
先の実施形態では、表示形式がネガティブ表示である液晶パネル8について説明した。本発明の効果は、ポジティブ表示の液晶パネル8であっても得られる。液晶パネル8の表示形式をポジティブ表示とする場合、例えば、平均燃費画像40aの情報部42aに対応する部分の画素は、最小透過率となっており、背景部44aに対応する部分の画素は、最大透過率となっている。シートベルト警報画像40b及び残量警報画像40cも平均燃費画像40aと同様に、画像40b、40cのそれぞれの情報部42b、42cに対応する部分の画素は、最小透過率となっており、背景部44b、44cに対応する画素は、最大透過率となっている。
この場合、新画像がシートベルト警報画像40b又は残量警報画像40cである場合に設定される更新時間Tは、以下の要領で設定されることとなる。CPU30が、旧画像の情報部が消去されるような指令信号及び新画像の情報部が表示されるような指令信号を駆動回路28に出力し、駆動回路28が、それらの指令信号に応じて、各画素への印加電圧を制御してから、新画像の情報部へと変更される画素の透過率が、旧画像の背景部へと変更される画素の透過率を下回る時点(透過率が逆転する時点)までの時間を基本時間Tbとして算出する。その後、基本時間Tbは、液晶パネル8の温度に関連する値によって補正され、更新時間Tが算出される。
また、先の実施形態では、液晶パネル8の階調は2階調であったが、3階調以上の液晶パネルを使用しても、本発明の効果を得ることができる。なお、この場合、新画像がシートベルト警報画像40b又は残量警報画像40cである場合において、基本時間Tbの終了時点は、旧画像から新画像への切り替えの際の最大透過率から最小透過率に変化する画素及び最小透過率から最大透過率に変化する画素について、これらの画素の透過率が逆転した時点以降が、所定時間の終了時点とされる。
1 車両用液晶表示装置、2 ディスプレイ部、4 制御部、6 ケース、8 液晶パネル、10 拡散板、12 仕切部、14 回路基板、16 第1光源(照明手段)、18 第2光源(照明手段)、20 第3光源(照明手段)、22 第4光源、24 サーミスタ(検出手段)、26 光源制御回路、28 駆動回路(表示制御手段)、30 中央演算装置(CPU)(表示制御手段、光源制御手段)、40a 平均燃費画像、40b シートベルト警報画像、40c 残量警報画像、40d 距離画像、42a、42b、42c、42d 情報部、44a、44b、44c、44d 背景部、50 画面、50a 第1表示領域、50b 第2表示領域

Claims (5)

  1. 印加電圧が制御されることで透過率が変化する複数の画素を有する液晶パネルと、
    前記液晶パネルの背後に設けられ、それぞれ色の異なる光を前記液晶パネルに投射する複数の光源を有する照明手段と、
    利用者に対して報知すべき所定情報を表す画像を決定し、その画像に応じて前記複数の画素への印加電圧を制御することで、前記液晶パネルに当該画像を表示させる表示制御手段と、
    前記液晶パネルに表示される画像に表される前記所定情報に応じて、前記複数の光源のいずれかを点灯させる光源制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、現在、前記液晶パネルに表示されている画像としての旧画像が消去されるように印加電圧を制御するのと同時期に、前記旧画像の次に表示される画像としての新画像が表示されるように印加電圧を制御することで、前記旧画像を前記新画像に切り替え、
    前記光源制御手段は、画像が前記旧画像から前記新画像に切り替えられる際、前記複数の光源の全てを消灯させ、その消灯から所定時間が経過した後、前記新画像が表す前記所定情報に応じた光源を点灯させることを特徴とする車両用液晶表示装置。
  2. 前記新画像が表す前記所定情報が車両の利用者にとって緊急性の高い情報ほど、前記所定時間が短く設定されることを特徴とする請求項1に記載の車両用液晶表示装置。
  3. 前記新画像として表示される画像として緊急性の異なる少なくとも二種類の画像があり、
    前記新画像として表示される画像が緊急性の高い情報を表す画像である場合、前記旧画像から前記新画像への切り替えの際の最大透過率から最小透過率に変化する画素及び最小透過率から最大透過率に変化する画素について、これらの画素の透過率が逆転した時点以降が、前記所定時間の終了時点として設定され、
    前記新画像として表示される画像が前記緊急性の高い情報よりも緊急性の低い情報を表す画像である場合、前記旧画像の消去が完了した時点以降が、前記所定時間の終了時点として設定されることを特徴とする請求項2に記載の車両用液晶表示装置。
  4. 液晶パネルの温度を検出する検出手段を備え、
    前記所定時間は、検出手段により検出された温度に応じて変化することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用液晶表示装置。
  5. 前記表示制御手段により、前記旧画像が消去されるように印加電圧が制御されるとともに、前記新画像が表示されるように印加電圧が制御されると、前記光源制御手段は、前記複数の光源の全ての消灯をさせることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用液晶表示装置。
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