JP2013126805A - 車両用荷物運搬具の支持脚構造 - Google Patents

車両用荷物運搬具の支持脚構造 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の屋根の固定対象物に配置固定される荷物運搬具の支持脚構造において、支持脚の固定状態を表示するインジケータ機構が汎用性を有し、更にインジケータ機構が固定対象物に対する支持脚本体と留め具間の締付状態もしくは緩み状態に応じた表示を行なうことができる車両用荷物運搬具の支持脚構造を得る。
【解決手段】固定対象物との固定手段は、固定対象物との当接部を有する支持脚本体10と、支持脚本体10の下方位置に対して近接および離間する方向への移動が可能に配置される留め具と、支持脚本体10と留め具間の距離を制御可能に構成される締付手段と、固定対象物に対する支持脚本体10と留め具間の締付状態に応じて表示状態が変化するインジケータ手段200を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の屋根に配置固定される荷物運搬具の固定状態を表示するインジケータ付きの支持脚構造に関する。
従来の車両の屋根に配置固定される荷物運搬具の固定状態を表示するインジケータ付きの支持脚構造として、特表平9−510934が公知である。前記公知技術は図26 、図27に示すように、クロスレール348(キャリアバー)を車両の屋根に形成されたルーフレール314、316に固定するための支柱344、346(支持脚)を有し、前記支柱344、346は、ネジ締結具350によって上端に上記クロスレール348を固定し、下端には前記ルーフレール314、316の縁部外面と当接する第1のジョー364と、前記第1のジョー364に対して近接および離間する方向に移動が可能に構成され、更に前記第1のジョー364と近接した状態で、前記第1のジョー364との間に前記ルーフレール314、316を挟持可能な下端部を有する第2のジョー366を有し、前記第1のジョー364と第2のジョー366を近接および離間可能に制御するリテーナー368を有し、このリテーナー368は、キー410の解除によって回転操作が可能な回転ノブ376よりなる操作手段を有する構成が開示されている。
そして、前記公知技術においては、支柱の内部略中央において上下方向に配置されるレバー393を有し、その略中央部は、幅方向に配置されたピポットピン396によって、前記第1のジョー364に対して回動可能に軸支され、更に前記レバーの下部には長孔400が形成され、前記長孔の内部を通過する幅方向に配置されたピン398によって前記第2のジョー366に連結されると共に、前記レバーの上部には、前記第1のジョー364の方向に向かって延在するインジケータ391が配置され、前記インジケータ391の先端部は第1のジョー364に形成された孔390から突出可能に構成されている。
上記の構成により、前記回転ノブ376を締め付け方向に回転させ、第1のジョー364に対して前記第2のジョー366を近接する方向に移動させることによって、ピン398が第1のジョー364と近接する方向に移動し、レバー393はピボットピン396を中心にして回動してインジケータ391を支柱344、346の内側方向に移動し、図28に示すように前記第1のジョー364と第2のジョー366によって前記ルーフレール314、316を挟持した状態で、前記インジケータ391の端面392が第1のジョー364の表面397と一致するように構成されている。
しかしながら、上記の公知技術は、前記ルーフレール314、316を挟持固定した状態における前記第1のジョー364と第2のジョー366間の距離が一定で無い場合には、前記インジケータ391の端面392が第1のジョー364の表面397と一致しない欠点があった。すなわち、前記第1のジョー364と第2のジョー366間の距離が設定位置よりも近い場合は、前記インジケータ391の端面392が第1のジョー364の表面397よりも内部に入ってしまい、また、前記第1のジョー364と第2のジョー366間の距離が設定位置よりも遠い場合は、前記インジケータ391の端面392が第1のジョー364の表面397から出っ張ってしまうため、インジケータとしての汎用性が無く、それを防止するためには、前記支柱344、346は、車種別に専用設定した製品としなければ成らず、さらに、ルーフレールの断面形状が車両の前後で変化する場合や、車両の屋根に直接固定する場合においては、車両の前後で、前記第1のジョー364と第2のジョー366間の適切な距離が異なるため、前側用支柱344と後側用支柱346を夫々別に構成する必要があり、コストが上昇する上、車両への取り付け作業も煩雑になってしまう欠点があった。
また、前記公知技術のインジケータ391は、前記第1のジョー364と第2のジョー366間の距離が設定位置まで近接している状態であれば、実際にはリテーナー368のネジが緩んでいても、前記インジケータ391の端面392が第1のジョー364の表面397が、ほぼ一致してしまうため、使用者が目視のみで判断して、前記支柱344、346が前記ルーフレール314、316にしっかり固定させていると錯覚してしまう危険があった。
特表平09−510934
本発明は前記従来技術の欠点を解決することを課題とし、具体的には車両の屋根の固定対象物に配置固定される荷物運搬具の支持脚構造において、支持脚の固定状態を表示するインジケータ機構が汎用性を有し、更に前記インジケータ機構が前記固定対象物に対する前記支持脚本体と留め具間の締付状態もしくは緩み状態に応じた表示を行なうことができる車両用荷物運搬具の支持脚構造を得ることを課題とする。
本発明は、車両の屋根上において車両の幅方向に配置したキャリアバーを車両の屋根に形成された固定対象物に固定するための支持脚の構造において、前記支持脚は、その上部に配置された前記キャリアバーとの固定手段と、前記キャリアバーとの固定手段の下方に配置された前記固定対象物との固定手段を有し、前記固定対象物との固定手段は、下方位置に前記固定対象物との当接部を有する支持脚本体と、前記支持脚本体の下方位置に対して近接および離間する方向への移動が可能に配置される留め具と、前記支持脚本体と留め具間の距離を制御可能に構成される締付手段と、前記支持脚本体と留め具による前記固定対象物の締付状態に応じて表示状態が変化するインジケータ手段を有することを特徴とする。
更に前記インジケータ手段が前記固定対象物の締付手段に対する緩み吸収機構として機能すると良い。
更に締付手段は、前記支持脚本体および留め具の左右略中央位置に夫々形成された孔と、前記支持脚本体に形成された孔と留め具に形成された孔の間の距離を調整可能に構成されたネジ手段と、前記ネジ手段の締付状態を操作可能な操作ノブを有し、緩み吸収機構は前記付勢手段によって前記留め具の孔よりも上方部分が前記支持脚本体から前方に離間するように付勢されると良い。
前記インジケータ手段は前記支持脚の正面から突出可能な表示部を有し、前記表示部は付勢手段によって前記支持脚の正面から突出する方向に付勢され、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力が発生していない状態で前記表示部の支持脚の正面からの突出量が最大となり、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付け力が発生した段階で、前記支持脚の正面からの前記表示部の突出距離の減少が開始し、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力の増大に伴い、前記表示部の前記支持脚の正面からの突出距離の減少度合いが大きくなるように構成すると良い。
また、前記インジケータ手段は前記支持脚の正面から突出可能な表示部を有し、前記表示部は付勢手段によって前記支持脚の正面から突出しない方向に付勢され、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力が発生していない状態で前記表示部の支持脚の正面からの突出量が最小となり、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付け力が発生した段階で、前記支持脚の正面からの前記表示部の突出距離の増加が開始し、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力の増大に伴い、前記表示部の前記支持脚の正面からの突出距離の増加度合いが大きくなるように構成しても良い。
また、前記インジケータ手段は前記支持脚に形成された表示窓から表示する表示部を有し、前記表示部は付勢手段によって一方の方向に付勢されると共に前記表示部の移動に伴い前記表示窓から表示される表示内容が変化するように構成され、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力が発生していない状態で前記表示部は他方の方向への移動量が最小となり、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付け力が発生した段階で前記表示部の他方の方向への移動が開始し、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力の増大に伴い、前記表示部の他方の方向への移動距離が大きくなるように構成しても良い。
本発明は車両の屋根の固定対象物に配置固定される荷物運搬具の支持脚構造において、支持脚の固定状態を表示するインジケータ機構の作動状態が従来技術のように支持脚本体に対する留め具の締付位置で変化するのではなく、支持脚本体と留め具による前記固定対象物の締付力に応じて表示状態が変化するように構成されるため、従来のインジケータ機構を有さない支持脚と同様に、夫々の固定対象物の異なる形状に適応した複数の留め具を選択使用しても、締付力に応じてインジケータ機構を動作させることができるため、汎用性を有する。
更に前記インジケータ機構が前記支持脚本体と留め具による前記固定対象物の締付状態もしくは緩み状態に応じた表示を行なうことができるため、使用者は車両の屋根の固定対象物に対する支持脚の固定状態を正確に把握することができ、固定作業における留め具の締付不足を容易に確認でき、更に、留め具の締付状態のゆるみを目視で発見することができるため、車両からの荷物運搬具の脱落の危険を未然に知らせることができる。
更に、インジケータ機構は付勢手段によって前記留め具の孔よりも上方部分が前記支持脚本体から離間する方向に付勢するように構成されているため、インジケータ機構の作動範囲内においては、留め具の緩みを前記付勢手段が吸収するため、車両からの荷物運搬具の脱落を未然に防止することができるため、大きな効果を有する。
本発明の第1実施例に係わる支持脚の斜視図である 本発明の第1実施例に係わるルーフモールへの固定状態(鍵の鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図である 本発明の第1実施例に係わる支持脚の前後方向の分解図である 本発明の第1実施例に係わる留め具を外した支持脚の斜視図である 本発明の第1実施例に係わる留め具を外したキャリアバー受入状態の支持脚の前後方向断面図である 本発明の第1実施例に係わる留め具を外したキャリアバー受入状態の支持脚のAA断面図である 本発明の第1実施例に係わる留め具を外したキャリアバー受入状態の支持脚のBB断面図である 本発明の第1実施例に係わる留め具を外したキャリアバー固定状態の支持脚の前後方向断面図である 本発明の第1実施例に係わる留め具を外したキャリアバー固定状態の支持脚のCC断面図である 本発明の第1実施例に係わる留め具を外したキャリアバー固定状態の支持脚のDD断面図である 本発明の第1実施例に係わるルーフモールへの固定準備段階の支持脚の前後方向断面図である 本発明の第1実施例に係わるルーフモールへの固定前状態の支持脚の前後方向断面図である 本発明の第1実施例に係わるルーフモールへの固定状態(鍵の未鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図である 本発明の第2実施例に係わるルーフモールへの固定前状態の支持脚の前後方向断面図である 本発明の第2実施例に係わるルーフモールへの固定状態(鍵の未鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図である 本発明の第2実施例に係わるルーフモールへの固定状態(鍵の鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図である 本発明の第2実施例に係わる支持脚の前後方向の分解図である 本発明の第3実施例に係わるルーフモールへの固定前状態の支持脚の前後方向断面図である 本発明の第3実施例に係わるルーフモールへの固定状態(鍵の未鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図である 本発明の第3実施例に係わるルーフモールへの固定状態(鍵の鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図である 本発明の第3実施例に係わる支持脚の前後方向の分解図である 本発明の更なる変形例を示す支持脚の前後方向断面図である 本発明の更なる変形例を示す支持脚の前後方向断面図である 本発明の更なる変形例を示す支持脚の前後方向要部断面図である 本発明の更なる変形例を示す支持脚の前後方向要部断面図である 従来技術の車両への固定状態を示す斜視図である 従来技術に係わるルーフモールへの固定前状態の支持脚の前後方向断面図である 従来技術に係わるルーフモールへの固定状態を示す支持脚の前後方向断面図である
以下に、本発明の第1実施例を図面に基づいて説明する
図1は支持脚の斜視図、図2はルーフモールへの固定状態(鍵の鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図、図3は支持脚の前後方向の分解図、図4は留め具を外した支持脚の斜視図、図5は留め具を外したキャリアバー受入状態の支持脚の前後方向断面図、図6は留め具を外したキャリアバー受入状態の支持脚のAA断面図、図7は留め具を外したキャリアバー受入状態の支持脚のBB断面図、図8は留め具を外したキャリアバー固定状態の支持脚の前後方向断面図、図9は留め具を外したキャリアバー固定状態の支持脚のCC断面図、図10は留め具を外したキャリアバー固定状態の支持脚のDD断面図、図11はルーフモールへの固定準備段階の支持脚の前後方向断面図、図12はルーフモールへの固定前状態の支持脚の前後方向断面図、図13は固定状態(鍵の未鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図である。
本発明で記載する支持脚1およびその構成部品の左右方向とは、車両への支持脚1の装着状態における車両の前後方向に該当し、支持脚1およびその構成部品の前後方向とは、車両への支持脚1の装着状態における車両の左右方向に該当する。また、支持脚1およびその構成部品の正面とは、車両への支持脚1の装着状態における車両の幅方向の外側面に該当する。
本発明の第1実施例に係わる車両用荷物運搬具の支持脚構造は、車両の屋根上において車両の幅方向に配置されたキャリアバー2を車両の屋根に形成されたルーフモール3に固定するための構成よりなり、図1〜図10に示すように、前記支持脚1はその上部に配置された前記キャリアバー2との固定手段と前記キャリアバー2との固定手段の下方に配置された前記ルーフモール3との固定手段を有し、前記支持脚1のルーフモール3との固定手段は、前記ルーフモール3の内面底部との当接部が形成された下端部11を有する支持脚本体10と、前記支持脚本体10の正面に対して近接および離間する方向への移動が可能に配置され、下端部に前記ルーフモール3の外面底部および外面側部との当接部22を有する留め具20と、前記支持脚本体10と留め具20間の距離を制御可能に構成される締付手段と、前記締付手段による前記ルーフモール3に対する前記支持脚本体10と留め具20間の締付状態に応じて表示状態が変化するインジケータ手段200を有する。尚、前記支持脚本体10の下端部11には、傷防止部材18が被せられる。
更に本発明の支持脚1のキャリアバー2との固定手段は、上部31の内面がキャリアバー2の上面と当接可能に構成され前記上部31に対して略垂直に折り曲がり下方に延在する左右の側片32を有する縦断面が略コ字状の保持ホルダ30と、中央部の上端に前記キャリアバー2の下面との当接部42を有し前記中央部に対して略垂直に折り曲がり前方に延在する左右の側片43を有する横断面が略コ字状の押圧板40を有する。
前記支持脚本体10の上部に略平行に形成された左右の側面13には上方後部の位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の一方の孔15と、上方前部の位置で左右方向に貫通して形成された一対の他方の長孔16を有し、更に前記支持脚本体10の一対の他方の長孔16は夫々一方の孔15の中心を軸中心として略上下方向に伸びる円弧状の孔より構成される。
更に、前記保持ホルダ30の左右の側片32には後方下部の位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の一方の孔33と前方下部の位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の他方の孔34とを有し、前記押圧板40の左右の側片43には前記キャリアバー2の下面との当接部42よりも下方の前方位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の第一の孔44を有する。
そして、前記支持脚本体10の上端部12および左右の側面13を外側から覆うように前記保持ホルダ30が配置され、前記支持脚本体10の上端部12と前記保持ホルダ30の内面で囲まれた領域には、前記キャリアバー2が配置可能な空間が形成され、前記支持脚本体10の左右の側面13間には前記押圧板40が配置され、前記保持ホルダ30に形成された一方の孔33は前記支持脚本体10に形成された一方の孔15内に配置された第一の枢支ピン150によって枢支され、前記保持ホルダ30に形成された他方の孔34は前記支持脚本体10に形成された他方の長孔16内に配置された第二の枢支ピン152によって枢支され、更に前記保持ホルダ30に形成された他方の孔34よりも内側位置には、前記第二の枢支ピン152によって押圧板40の第一の孔44が枢支される。
前記押圧板40は第一の孔44の配置位置よりも下方に延在部45が形成され、図5〜図7の状態から前記延在部45に対して後方に向かう力が作用した際に、図8〜図10に示すように、前記第二の枢支ピン152を支軸として前記押圧板40が回転し、前記押圧板40の回転に伴い前記押圧板40の上端部に形成された当接部42が第二の枢支ピン152に対して相対的に上方に移動するため、前記当接部42が前記キャリアバー2の下面と当接した状態から、更に前記延在部45が後方に移動した場合には、前記押圧板40の回転に伴い第二の枢支ピン152が前記支持脚本体10に形成された他方の長孔16内を下方に向かって移動するように構成される。
そして前記第二の枢支ピン152の下方への移動に伴い、前記保持ホルダ30の他方の孔34が前記保持ホルダ30の一方の孔33を支軸として下方に向かって回転移動するため、前記保持ホルダ30の上部31が下方に移動し、前記支持脚本体1の上端部12と前記保持ホルダ30の上部31の内面との間に前記キャリアバー2を挟持し、上記動作によってキャリアバー2が支持脚1へ固定されるように構成される。(尚、前記支持脚本体10の他方の長孔16は前記第二の枢支ピン152の外径よりも幅を広く形成する事によって直線状の長孔でも良い)
更に前記支持脚1は、前記支持脚本体10の前記押圧板40の配置位置よりも下方の左右略中央位置に四角形状の角孔17が形成され、前記角孔17の後面位置にはボルト50の頭部51が配置され、前記ボルト50の頭部51から前方に向かってボルト50のネジ部52が突出配置される。
前記支持脚本体10の角孔17に対して前記ボルト50が回転しないよう、前記角孔17に対するボルト50の挿通部は断面四角形状に形成され、更にボルト50のガタツキを防止するために、固定用ナット55によって前記ボルト頭部51が前記支持脚本体10に対して、保持角度が若干可変な状態で固定される。
前記留め具20は左右略中央位置に孔23が形成され、前記支持脚本体10から前方に突出する前記ボルト50には、前記留め具20の孔23を挿通させた状態で、前記支持脚本体10の前面を覆うように形成されたカバー部材60の孔61を介して、調整ナット70が螺合するように構成される。尚、前記カバー部材60に形成された孔61部分には前記留め具20の孔23の周囲の左右部分と線状に当接可能なアジャスタ63が配置され、前記アジャスタ63は、中央に孔64が形成されると共に、前記孔64の左右部分には上下方向に対して円弧状の凸形状よりなる前記留め具との当接部65が形成され、更に周囲部には前記カバー部材60の孔61の周囲との当接部66が形成される事により、車両への固定時に、固定状態に応じて留め具20の上下方向の角度を変化させることが可能となるように構成される。
前記調整ナット70は、把持操作が可能なノブ部71内に収納され、前記ノブ部71は、前記調整ナット70が固定され中央部に前記ボルト50のネジ部52の挿通部が形成される基部72と、前記基部72に対して軸方向に摺動自在に構成された把持部73と、前記基部72と把持部73間に配置され前記基部72と把持部73を互いに離間する方向に付勢するコイルスプリング74を有し、更に前記ノブ部71は前記基部72に対して把持部73が最大離間位置まで移動した状態で、互いに係合して使用者による把持部73の回転操作を基部72に伝える係合部75として、把持部73の係止部75bと、基部72の係止部75aが夫々形成され、前記基部72に対して把持部73を近接する方向に移動させた場合に前記係合部75の係合状態が解除かれるように構成される。尚、前記把持部73は前記係合部75が形成され中央に基部72の筒状部分が挿通可能な開口部731が形成された基部732と、ノブ部71の回動操作時に把持可能な外周面が形成された操作部733と、前記基部732と操作部733を相互に固定可能なネジ734より構成される。
そして前記ノブ部71の前記基部72と把持部73の係合状態における把持部73の回転操作によって前記支持脚本体10に形成された角孔17と留め具20に形成された孔23の間の距離が調整可能に構成される。
尚、図2に示すように前記把持部73はその一部に前面から後面に向かってキーシリンダ76が配置固定され、前記基部72に対して前記把持部73を最大近接位置まで移動した状態で、鍵操作によってキーシリンダ76の後方端部に形成された係止部77が前記カバー部材60に形成された係止孔62に対して鎖錠可能に構成される。
そして前記支持脚本体10の下端部11を前記ルーフモール3の内面底部に当接させた状態で、前記支持脚本体10に形成された角孔17と留め具20の前記アジャスタ63との当接部間の距離が短縮する方向に、前記ノブ部71の把持部73を回転操作することにより、前記留め具20の下端部に形成した当接部22が前記ルーフモール3の外面底部および外面側部と当接して、前記ルーフモール3に前記支持脚10を固定するように構成される。
更に、前記支持脚本体10と留め具20間の締付状態に応じて表示状態が変化するインジケータ手段200を有し、本実施例において、前記インジケータ手段200は、上部には前方に突出する表示凸部81が形成された表示部材80を有し、前記表示部材80は下方への延在部を有し、前記延在部の下端位置には左右一対の孔83を有する左右の側片84が形成され、第三の枢支ピン154によって押圧板40の下部の両側面に形成された第二の孔47と軸支される。
そして上記表示部材80は第二の枢支ピン152の周囲に配置されたトーションバネ156によって上部が前方に向かって付勢されることにより、前記支持脚本体10の正面の上方に配置された窓部材90の窓部91から、前記表示凸部81が前方に突出するように構成される。尚、前記窓部材90の基部92は前記第二の枢支ピン152によって回動可能に枢支される。
ここで、前記留め具20は孔23の形成位置よりも上部に延在部24が形成され、前記延在部24の後面が表示部材80の下方部において前方に向かって突出形成された当接部85と当接するように構成される。尚、当接部85と前記留め具20の延在部24が当接する構成にすることにより、装着車種の相違等の理由により、車両への固定時の留め具20の形状や角度が異なっても留め具20の孔23から延在部24の当接部85との当接位置までの距離が一定になるため、装着車種が相違してもインジケータ手段200の表示状態が、常に留め具20による車両への固定状態を正しく反映させることができる。
上記構成により、前記ルーフモール3に前記支持脚1を固定するために、前記支持脚本体10に形成された角孔17と留め具20に形成された孔23の間の距離が短縮する方向に前記ノブ部71の回転操作を行なった場合、図11の状態から図12の状態までの前記支持脚本体10と留め具20間に前記ルーフモール3に対する締付力が発生していない状態では、前記留め具20の延在部24の後面が、前記表示部材80の当接部85に対して後方に向かう押し付け力を付加しないため、前記窓部材90の窓部91から突出する前記表示凸部81の突出距離が最大となる。
そして図12の状態から前記ノブ部71を留め具間20の締付け方向に回転操作し、前記支持脚本体10と留め具間20に前記ルーフモール3に対する締付け力が発生した段階で、前記留め具20の延在部24の後面によって前記表示部材80の当接部85に押し付け力が付加され始め、前記窓部91から突出する前記表示凸部81の突出距離の減少が開始する。
更に前記ノブ部71を留め具20の締付け方向に回転操作して前記支持脚本体10と留め具20間の前記ルーフモール3に対する締付力を増大させると、図13に示すように留め具20の延在部24の後面による前記表示部材80の当接部85に対する押し付け力が増大して前記窓部91から突出していた前記表示凸部81が窓部内から突出しない状態に収納されるように構成される。
上記構成により、前記表示凸部81を目視確認することによって、前記支持脚本体10と留め具20間の前記ルーフモール3に対する締付具合を把握することが可能となり、更に前記表示凸部81の可動範囲内においては前記トーションバネ156からなる付勢力が前記表示部材80の当接部85を介して前記留め具20の延在部24の後面に作用し、前記留め具20の延在部24の後面が前記支持脚本体10から離間する方向に付勢されるため、前記留め具20は前記アジャスタ63との当接位置を支点として、その下方位置が前記支持脚本体10に近接する方向に付勢されるため、前記支持脚本体10と留め具20間の前記ルーフモール3に対する締付け力の緩みを吸収し、キャリアが車両から脱落することを防止することができる効果を有する。
尚、本発明において、キャリアバー2の端部には、風切音と怪我防止用のバーエンドキャップ25が装着される。また、支持脚1に対するキャリアバー2の固定構造は本実施例に限定されず既存の固定構造を適切に応用する事ができる、また前記支持脚本体10と留め具20間の距離を調整可能な締付手段の構成は本実施例に限定されず、既存の固定構造を適切に応用する事ができる。
また、本実施例においては、支持脚1を車両のルーフモール3に固定する際の部品構成を記載したが、本発明の支持脚1の固定対象物は、車両のルーフモール3に限定されず、図22に示すように車両の屋根800の上にベース部810を載置して固定しても良く、図23に示すように車両の屋根800に対して前後方向に伸びるレール部材850が形成されている場合は、支持脚1を前記レール部材850に固定しても良く、既存の支持脚1の構造を適切に応用して上記固定対象物の種類に応じて、支持脚本体10および留め具20の構造および形状を変更することができる。
以下に、本発明の第2実施例を図面に基づいて説明する。
図14はルーフモールへの固定前状態の支持脚の前後方向断面図、図15はルーフモールへの固定状態(鍵の未鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図、図16はルーフモールへの固定状態(鍵の鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図、図17は支持脚の前後方向の分解図である。
本発明で記載する支持脚1およびその構成部品の左右方向とは、車両への支持脚1の装着状態における車両の前後方向に該当し、支持脚1およびその構成部品の前後方向とは、車両への支持脚1の装着状態における車両の左右方向に該当する。また、支持脚1およびその構成部品の正面とは、車両への支持脚1の装着状態における車両の幅方向の外側面に該当する。
本発明の第2実施例に係わる車両用荷物運搬具の支持脚構造の、キャリアバー2との固定構造およびルーフモール3との固定構造および、ノブ部71の構造は、実施例1と共通の構造より構成され、図14〜17に示すように、前記支持脚1はその上部に配置された前記キャリアバー2との固定手段と前記キャリアバー2との固定手段の下方に配置された前記ルーフモール3との固定手段を有し、前記支持脚1のルーフモール3との固定手段は、前記ルーフモール3の内面底部との当接部が形成された下端部11を有する支持脚本体10と、前記支持脚本体10の正面に対して近接および離間する方向への移動が可能に配置され、下端部に前記ルーフモール3の外面底部および外面側部との当接部22を有する留め具20と、前記支持脚本体10と留め具20間の距離を制御可能に構成される締付手段と、前記締付手段による前記ルーフモール3に対する前記支持脚本体10と留め具20間の締付状態に応じて表示状態が変化するインジケータ手段200を有する。尚、前記支持脚本体10の下端部11には、傷防止部材18が被せられる。
更に本発明の支持脚1のキャリアバー2との固定手段は、上部31の内面がキャリアバー2の上面と当接可能に構成され前記上部31に対して略垂直に折り曲がり下方に延在する左右の側片32を有する縦断面が略コ字状の保持ホルダ30と、中央部の上端に前記キャリアバー2の下面との当接部142を有し前記中央部に対して略垂直に折り曲がり前方に延在する左右の側片143を有する横断面が略コ字状の押圧板140を有する。
前記支持脚本体10の上部に略平行に形成された左右の側面13には上方後部の位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の一方の孔15と、上方前部の位置で左右方向に貫通して形成された一対の他方の長孔16を有し、更に前記支持脚本体10の一対の他方の長孔16は夫々一方の孔15の中心を軸中心として略上下方向に伸びる円弧状の孔より構成される。
更に、前記保持ホルダ30の左右の側片32には後方下部の位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の一方の孔33と前方下部の位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の他方の孔34とを有し、前記押圧板140の左右の側片143には前記キャリアバー2の下面との当接部142よりも下方の前方位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の第一の孔144を有する。
そして、前記支持脚本体10の上端部12および左右の側面13を外側から覆ように前記保持ホルダ30が配置され、前記支持脚本体10の上端部12と前記保持ホルダ30の内面で囲まれた領域には、前記キャリアバー2が配置可能な空間が形成され、前記支持脚本体10の左右の側面13間には前記押圧板40が配置され、前記保持ホルダ30に形成された一方の孔33は前記支持脚本体10に形成された一方の孔15内に配置された第一の枢支ピン150によって枢支され、前記保持ホルダ30に形成された他方の孔34は前記支持脚本体10に形成された他方の長孔16内に配置された第二の枢支ピン152によって枢支され、更に前記保持ホルダ30に形成された他方の孔34よりも内側位置には、前記第二の枢支ピン152によって押圧板140の第一の孔144が枢支される。
前記押圧板140は第一の孔144の配置位置よりも下方に延在部145が形成され、前記延在部145に対して後方に向かう力が作用した際に、前記第二の枢支ピン152を支軸として前記押圧板140が回転し、前記押圧板140の回転に伴い前記押圧板140の上端に形成された当接部142が第二の枢支ピン152に対して相対的に上方に移動するため、前記当接部142が前記キャリアバー2の下面と当接した状態から、更に前記延在部145が後方に移動した場合には、前記押圧板140の回転に伴い第二の枢支ピン152が前記支持脚本体10に形成された他方の長孔16内を下方に向かって移動するように構成される。
そして前記第二の枢支ピン152の下方への移動に伴い、前記保持ホルダ30の他方の孔34が前記保持ホルダ30の一方の孔33を支軸として下方に向かって回転移動するため、前記保持ホルダ30の上部31が下方に移動し、前記支持脚本体1の上端部12と前記保持ホルダ30の上部31の内面との間に前記キャリアバー2を挟持し、上記動作によってキャリアバー2が支持脚1へ固定されるように構成される。(尚、前記支持脚本体10の他方の長孔16は前記第二の枢支ピン152の外径よりも幅を広く形成する事によって直線状の長孔でも良い)
更に、前記支持脚1は、前記支持脚本体10の前記押圧板140の配置位置よりも下方の左右略中央位置に四角形状の角孔17が形成され、前記角孔17の後面位置にはボルト50の頭部51が配置され、前記ボルト50の頭部51から前方に向かってボルト50のネジ部52が突出配置される。
前記支持脚本体10の角孔17に対して前記ボルト50が回転しないよう、前記角穴17に対するボルト50の挿通部は断面四角形状に形成され、更にボルト50のガタツキを防止するために、固定用ナット55によってボルト頭部51が前記支持脚本体10に対して、保持角度が若干可変な状態で固定される。
前記留め具20は左右略中央位置に孔23が形成され、前記支持脚本体10から前方に突出する前記ボル50トには、前記留め具20の孔23を挿通させた状態で、前記支持脚本体10の前面を覆うように形成されたカバー部材60の孔61を介して、調整ナット70が螺合するように構成される。尚、前記カバー部材60に形成された孔61部分には前記留め具20の孔23の周囲の左右部分と線状に当接可能なアジャスタ63が配置され、前記アジャスタ63は、中央に孔64が形成されると共に、前記孔64の左右部分には上下方向に対して円弧状の凸形状よりなる前記留め具との当接部65が形成され、更に周囲部には前記カバー部材60の孔61の周囲との当接部66が形成される事により、車両への固定時に、固定状態に応じて留め具20の上下方向の角度を変化させることが可能となるように構成される。
前記調整ナット70は、把持操作が可能なノブ部71内に収納され、前記ノブ部71は、前記調整ナット70が固定され中央部に前記ボルト50のネジ部52の挿通部が形成される基部72と、前記基部72に対して軸方向に摺動自在に構成された把持部73と、前記基部72と把持部73間に配置され前記基部72と把持部73を互いに離間する方向に付勢するコイルスプリング74を有し、更に前記ノブ部71は前記基部72に対して把持部73が最大離間位置まで移動した状態で、互いに係合して使用者による把持部73の回転操作を基部72に伝える係合部75として、把持部73の係止部75bと、基部72の係止部75aが夫々形成され、前記基部72に対して把持部73を近接する方向に移動させた場合に前記係合部75の係合状態が解除かれるように構成される。尚、前記把持部73は前記係合部75が形成され中央に基部72の筒状部分が挿通可能な開口部731が形成された基部732と、ノブ部71の回動操作時に把持可能な外周面が形成された操作部733と、前記基部732と操作部733を相互に固定可能なネジ734より構成される。
そして前記ノブ部71の前記基部72と把持部73の係合状態における把持部73の回転操作によって前記支持脚本体10に形成された角孔17と留め具20に形成された孔23の間の距離が調整可能に構成される。
尚、図16に示すように前記把持部73はその一部に前面から後面に向かってキーシリンダ76が配置固定され、前記基部72に対して前記把持部73を最大近接位置まで移動した状態で、鍵操作によってキーシリンダ76の後方端部に形成された係止部77が前記カバー部材60に形成された係止孔62に対して鎖錠可能に構成される。
そして前記支持脚本体10の下端部11を前記ルーフモール3の内面底部に当接させた状態で、前記支持脚本体10に形成された角孔17と留め具20の前記アジャスタ63との当接部間の距離が短縮する方向に、前記ノブ部71の把持部73を回転操作することにより、前記留め具20の下端部に形成した当接部22が前記ルーフモール3の外面底部および外面側部と当接して、前記ルーフモール3に前記支持脚10を固定するように構成される。
更に、前記支持脚本体10と留め具20の締付状態に応じて表示状態が変化するインジケータ手段200を有し、本実施例において、前記インジケータ手段200は、上部には正面から前方に突出する表示凸部181が形成された表示部材180を有し、前記表示部材180は下方への延在部を有し、前記延在部の上下中間位置には左右一対の孔183を有する左右の側片184が形成され、第三の枢支ピン155によって前記押圧板140の下方の両側面に形成された第二の孔147と軸支される。
そして上記表示部材180は第三の枢支ピン155の周囲に配置されたトーションバネ157によって下部が前方に向かって付勢されることにより、前記支持脚本体10の正面の上方に配置された窓部材90の窓部91の表面と、前記表示凸部181の表面の位置がほぼ同じになるように構成される。尚、前記窓部材90の基部92は前記第二の枢支ピン152によって回動可能に枢支される。
ここで、前記留め具20は孔23の形成位置よりも上部に延在部24が形成され、前記延在部24の後面が表示部材180の下方部において前方に向かって突出形成された当接部185と当接するように構成される。尚、当接部185と前記留め具20の延在部24が当接する構成にすることにより、装着車種の相違等の理由により、車両への固定時の留め具20の形状や角度が異なっても留め具20の孔23から延在部24の当接部185との当接位置までの距離が一定になるため、装着車種が相違してもインジケータ手段200の表示状態が、常に留め具20による車両への固定状態を正しく反映させることができる。
上記構成により、前記ルーフモール3に前記支持脚1を固定するために、前記支持脚本体10に形成された角孔17と留め具20に形成された孔23の間の距離が短縮する方向に前記ノブ部71の回転操作を行なった場合、図14に示すように前記支持脚本体10と留め具20間に前記ルーフモール3に対する締付力が発生していない状態では、留め具20の延在部24の後面が、前記表示部材180の当接部185に後方に向かう押し付け力を付加しないため、前記窓部材90の窓部91から突出する前記表示凸部181の突出距離が最小(突出しない状態)となる。
更に、締付け方向に前記ノブ部71の回転操作を行ない、前記支持脚本体10と留め具20間に前記ルーフモール3に対する締付け力が発生した段階で、前記留め具20の前記延在部24の後面によって前記表示部材180の当接部185に押し付け力が付加され始め、前記窓部91からの前記表示凸部181の突出が開始される。
更に、前記ノブ部71を留め具間20の締付け方向に回転操作して前記支持脚本体10と留め具20間の前記ルーフモール3に対する締付力を増大させると、図15に示すように留め具20の延在部24の後面による前記表示部材180の当接部85に対する押し付け力が増大して前記窓部91から突出する前記表示凸部181の突出距離が最大になるように構成される。
上記構成により、前記表示凸部181を目視確認することによって、前記支持脚本体10と留め具20間の前記ルーフモール3に対する締付具合を把握することが可能となり、更に前記表示凸部181の可動範囲内においては前記トーションバネ157からなる付勢力が前記表示部材180の当接部185を介して前記留め具20の延在部24の後面に作用し、前記留め具20の延在部24の後面が前記支持脚本体10から離間する方向に付勢されるため、前記留め具20は前記アジャスタ63との当接位置を支点として、その下方位置が前記支持脚本体10に近接する方向に付勢されるため、前記支持脚本体10と留め具20間の前記ルーフモール3に対する締付け力の緩みを吸収し、キャリアが車両から脱落することを防止することができる効果を有する。
尚、本発明において、キャリアバー2の端部には、風切音と怪我防止用のバーエンドキャップ25が装着される。また、支持脚1に対するキャリアバー2の固定構造は本実施例に限定されず既存の固定構造を適切に応用する事ができる、また前記支持脚本体10と留め具20間の距離を調整可能な締付手段の構成は本実施例に限定されず、既存の固定構造を適切に応用する事ができる。
また、本実施例においては、支持脚1を車両のルーフモール3に固定する際の部品構成を記載したが、本発明の支持脚1の固定対象物は、車両のルーフモール3に限定されず、図24に示すように車両の屋根800の上にベース部810を載置して固定しても良く、図25に示すように車両の屋根800に対して前後方向に伸びるレール部材850が形成されている場合は、支持脚1を前記レール部材850に固定しても良く、既存の支持脚1の構造を適切に応用して上記固定対象物の種類に応じて、支持脚本体10の構造および留め具20の形状を変更することができる。
以下に、本発明の第3実施例を図面に基づいて説明する。
図18はルーフモールへの固定前状態の支持脚の前後方向断面図、図19はルーフモールへの固定状態(鍵の未鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図、図20はルーフモールへの固定状態(鍵の鎖錠状態)を示す支持脚の前後方向断面図、図21は支持脚の前後方向の分解図である。
本発明で記載する支持脚1およびその構成部品の左右方向とは、車両への支持脚1の装着状態における車両の前後方向に該当し、支持脚1およびその構成部品の前後方向とは、車両への支持脚1の装着状態における車両の左右方向に該当する。また、支持脚1およびその構成部品の正面とは、車両への支持脚1の装着状態における車両の幅方向の外側面に該当する。
本発明の第3実施例に係わる車両用荷物運搬具の支持脚構造の、キャリアバー2との固定構造およびルーフモール3との固定構造および、ノブ部71の構造は、実施例1と共通の構造より構成され、図18〜21に示すように、前記支持脚1はその上部に配置された前記キャリアバー2との固定手段と前記キャリアバー2との固定手段の下方に配置された前記ルーフモール3との固定手段を有し、前記支持脚1のルーフモール3との固定手段は、前記ルーフモール3の内面底部との当接部が形成された下端部11を有する支持脚本体10と、前記支持脚本体10の正面に対して近接および離間する方向への移動が可能に配置され、下端部に前記ルーフモール3の外面底部および外面側部との当接部22を有する留め具20と、前記支持脚本体10と留め具20間の距離を制御可能に構成される締付手段と、前記締付手段による前記ルーフモール3に対する前記支持脚本体10と留め具20間の締付状態に応じて表示状態が変化するインジケータ手段200を有する。尚、前記支持脚本体10の下端部11には、傷防止部材18が被せられる。
更に本発明の支持脚1のキャリアバー2との固定手段は、上部31の内面がキャリアバー2の上面と当接可能に構成され前記上部31に対して略垂直に折り曲がり下方に延在する左右の側片32を有する縦断面が略コ字状の保持ホルダ30と、中央部の上端に前記キャリアバー2の下面との当接部142を有し前記中央部に対して略垂直に折り曲がり前方に延在する左右の側片143を有する横断面が略コ字状の押圧板140を有する。
前記支持脚本体10の上部に略平行に形成された左右の側面13には上方後部の位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の一方の孔15と、上方前部の位置で左右方向に貫通して形成された一対の他方の長孔16を有し、更に前記支持脚本体10の一対の他方の長孔16は夫々一方の孔15の中心を軸中心として略上下方向に伸びる円弧状の孔より構成される。
更に、前記保持ホルダ30の左右の側片32には後方下部の位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の一方の孔33と前方下部の位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の他方の孔34とを有し、前記押圧板140の左右の側片143には前記キャリアバー2の下面との当接部142よりも下方の前方位置で左右方向に貫通して形成された左右一対の第一の孔144を有する。
そして、前記支持脚本体10の上端部12および左右の側面13を外側から覆うように前記保持ホルダ30が配置され、前記支持脚本体10の上端部12と前記保持ホルダ30の内面で囲まれた領域には、前記キャリアバー2が配置可能な空間が形成され、前記支持脚本体10の左右の側面13間には前記押圧板40が配置され、前記保持ホルダ30に形成された一方の孔33は前記支持脚本体10に形成された一方の孔15内に配置された第一の枢支ピン150によって枢支され、前記保持ホルダ30に形成された他方の孔34は前記支持脚本体10に形成された他方の長孔16内に配置された第二の枢支ピン152によって枢支され、更に前記保持ホルダ30に形成された他方の孔34よりも内側位置には、前記第二の枢支ピン152によって押圧板140の第一の孔144が枢支される。
前記押圧板140は第一の孔144の配置位置よりも下方に延在部145が形成され、前記延在部145に対して後方に向かう力が作用した際に、前記第二の枢支ピン152を支軸として前記押圧板140が回転し、前記押圧板140の回転に伴い前記押圧板140の上端に形成された当接部142が第二の枢支ピン152に対して相対的に上方に移動するため、前記当接部142が前記キャリアバー2の下面と当接した状態から、更に前記延在部145が後方に移動した場合には、前記押圧板140の回転に伴い第二の枢支ピン152が前記支持脚本体10に形成された他方の長孔16内を下方に向かって移動するように構成される。
そして前記第二の枢支ピン152の下方への移動に伴い、前記保持ホルダ30の他方の孔34が前記保持ホルダ30の一方の孔33を支軸として下方に向かって回転移動するため、前記保持ホルダ30の上部31が下方に移動し、前記支持脚本体1の上端部12と前記保持ホルダ30の上部31の内面との間に前記キャリアバー2を挟持し、上記動作によってキャリアバー2が支持脚1へ固定されるように構成される。(尚、前記支持脚本体10の他方の長孔16は前記第二の枢支ピン152の外径よりも幅を広く形成する事によって直線状の長孔でも良い)
更に、前記支持脚1は、前記支持脚本体10の前記押圧板140の配置位置よりも下方の左右略中央位置に四角形状の角孔17が形成され、前記角孔17の後面位置にはボルト50の頭部51が配置され、前記ボルト50の頭部51から前方に向かってボルト50のネジ部52が突出配置される。
前記支持脚本体10の角孔17に対して前記ボルト50が回転しないよう、前記角穴17に対するボルト50の挿通部は断面四角形状に形成され、更にボルト50のガタツキを防止するために、固定用ナット55によってボルト頭部51が前記支持脚本体10に対して、保持角度が若干可変な状態で固定される。
前記留め具20は左右略中央位置に孔23が形成され、前記支持脚本体10から前方に突出する前記ボル50トには、前記留め具20の孔23を挿通させた状態で、前記支持脚本体10の前面を覆うように形成されたカバー部材60の孔61を介して、調整ナット70が螺合するように構成される。尚、前記カバー部材60に形成された孔61部分には前記留め具20の孔23の周囲の左右部分と線状に当接可能なアジャスタ63が配置され、前記アジャスタ63は、中央に孔64が形成されると共に、前記孔64の左右部分には上下方向に対して円弧状の凸形状よりなる前記留め具との当接部65が形成され、更に周囲部には前記カバー部材60の孔61の周囲との当接部66が形成される事により、車両への固定時に、固定状態に応じて留め具20の上下方向の角度を変化させることが可能となるように構成される。
前記調整ナット70は、把持操作が可能なノブ部71内に収納され、前記ノブ部71は、前記調整ナット70が固定され中央部に前記ボルト50のネジ部52の挿通部が形成される基部72と、前記基部72に対して軸方向に摺動自在に構成された把持部73と、前記基部72と把持部73間に配置され前記基部72と把持部73を互いに離間する方向に付勢するコイルスプリング74を有し、更に前記ノブ部71は前記基部72に対して把持部73が最大離間位置まで移動した状態で、互いに係合して使用者による把持部73の回転操作を基部72に伝える係合部75として、把持部73の係止部75bと、基部72の係止部75aが夫々形成され、前記基部72に対して把持部73を近接する方向に移動させた場合に前記係合部75の係合状態が解除かれるように構成される。尚、前記把持部73は前記係合部75が形成され中央に基部72の筒状部分が挿通可能な開口部731が形成された基部732と、ノブ部71の回動操作時に把持可能な外周面が形成された操作部733と、前記基部732と操作部733を相互に固定可能なネジ734より構成される。
そして前記ノブ部71の前記基部72と把持部73の係合状態における把持部73の回転操作によって前記支持脚本体10に形成された角孔17と留め具20に形成された孔23の間の距離が調整可能に構成される。
なお、図20に示すように前記把持部73はその一部に前面から後面に向かってキーシリンダ76が配置固定され、前記基部72に対して前記把持部73を最大近接位置まで移動した状態で、鍵操作によってキーシリンダ76の後方端部に形成された係止部77が前記カバー部材60に形成された係止孔62に対して鎖錠可能に構成される。
そして前記支持脚本体10の下端11を前記ルーフモール3の内面底部に当接させた状態で、前記支持脚本体10に形成された角孔17と留め具20の前記アジャスタ63との当接部間の距離が短縮する方向に、前記ノブ部71の把持部73を回転操作することにより、前記留め具20の下端部に形成した当接部22が前記ルーフモール3の外面底部および外面側部と当接して、前記ルーフモール3に前記支持脚10を固定するように構成される。
更に、前記支持脚本体10と留め具20間の締付状態に応じて表示状態が変化するインジケータ手段200を有し、本実施例において、前記インジケータ手段200は、前記第二の枢支ピン152を支軸として回動する、回転中心部に孔101が形成された回転表示部材100を有し、前記支持脚本体10の正面上部に配置された窓部材190の窓部191の位置と、前記回転表示部材100の表示部102が一致するように構成され、更に前記回転表示部材100の駆動手段として、上下方向に伸びる駆動部材280を有し、前記駆動部材280の上下中間位置には左右一対の孔283を有する左右の側片284が形成され、第三の枢支ピン155によって前記押圧板140の下方の両側面に形成された第二の孔147と軸支される。尚、前記窓部材190の基部192は前記第二の枢支ピン152によって回動可能に枢支される。
そして前記駆動部材280は第三の枢支ピン155の周囲に配置されたトーションバネ157によって下部が前方に向かって付勢されるように構成される。
更に前記左右の側片284の上端部には左右一対の第二の孔286が形成され、前記第二の孔286の左右間にはリンクピン158が配置され、回転表示部材100の外周部の形成された凹溝部103内に前記リンクピン158が配置されるように構成される。
この駆動部材280の下方位置において前方に向かって形成された当接部285が形成される。前記留め具20は孔23の形成位置よりも上部に延在部24が形成され、前記延在部24の後面が前記駆動部材280の当接部285がと当接するように構成される。尚、当接部285と前記留め具20の延在部24が当接する構成にすることにより、装着車種の相違等の理由により、車両への固定時の留め具20の形状や角度が異なっても留め具20の孔23から延在部24の当接部285との当接位置までの距離が一定になるため、装着車種が相違してもインジケータ手段200の表示状態が、常に留め具20による車両への固定状態を正しく反映させることができる。
上記構成により、前記ルーフモール3に前記支持脚1を固定するために、前記支持脚本体10に形成された角孔17と留め具20に形成された孔23の間の距離が短縮する方向に前記ノブ部71の回転操作を行なった場合、図18に示すように、前記支持脚本体10と留め具20間に前記ルーフモール3に対する締付力が発生していない状態では、留め具20の延在部24の後面は、前記駆動部材280の当接部285に後方に向かう押し付け力を付加しないため、前記トーションバネ157の付勢力によって前記駆動部材280の上端部は後方向に位置し、前記リンクピン158によって前記回転表示部材100の凹溝部103が後方に移動した状態になり、この状態で前記窓部材190の窓部191から見える回転表示部材100の表示部102は、例えば赤色に表示され、前記留め具20による支持脚本体10の固定が実施されていないことがわかるように表示される。
更に、締付け方向に前記ノブ部71の回転操作を行ない、前記支持脚本体10と留め具20間に前記ルーフモール3に対する締付け力が発生した段階で、留め具20の延在部24の後面によって前記駆動部材280の当接部285に押し付け力が付加され始め、前記駆動部材280の上部が前方向への移動を開始し、前記リンクピン158によって前記回転表示部材100の凹溝部103の前方への移動に伴って前記回転表示部100が回転し、前記窓部91から見える回転表示部材100の表示部102は、例えば赤色の面積が小さくなり緑色の面積が大きくなるように表示されることによって前記留め具20の締め付けによる支持脚本体10の固定が途中まで進んでいることがわかる。
更に、前記ノブ部71を留め具20の締付け方向に回転操作して前記支持脚本体10と留め具20間の前記ルーフモール3に対する締付力を増大させると、図19に示すように留め具20の延在部24の後面による前記駆動部材280の当接部285に対するに対する押し付け力が増大して前記駆動部材280の上端部が最大設定位置まで前方向への移動し、前記リンクピン158によって前記回転表示部材100の凹溝部103の前方への移動に伴い前記回転表示部100が最大回転位置まで回転し、前記窓部91から見える回転表示部100の表示部102は、例えば緑色のみが表示され、前記留め具20の締め付けによって支持脚本体10の固定が十分な状態であることがわかるように表示される。尚、本発明において、回転表示部材100の回転方向と、窓部191の位置、表示部102の表示色は本実施例に限定されず、平板状の表示版が前記留め具20の締付状態に応じて回転し、表示色が変化するようにしても良く、更に窓部は支持脚本体10の側面位置に設けてもよく、表示内容は、文字を併用しても良く、更に音や発光手段を併用しても良い。
上記構成により、前記窓部材190の窓部191から見える表示部102の色を目視確認することによって、前記支持脚本体10と留め具20間の前記ルーフモール3に対する締付具合を把握することが可能となり、更に前記回転表示部材100の可動範囲内においては前記トーションバネ156からなる付勢力が前記駆動部材280の当接部285を介して前記留め具20の延在部24の後面に作用し、前記留め具20の延在部24の後面が前記支持脚本体10から離間する方向に付勢されるため、前記留め具20は前記アジャスタ63との当接位置を支点として、その下方位置が前記支持脚本体10に近接する方向に付勢されるため、前記支持脚本体10と留め具20間の前記ルーフモール3に対する締付け力の緩みを吸収し、キャリアが車両から脱落することを防止することができる効果を有する。
尚、本発明において、キャリアバー2の端部には、風切音と怪我防止用のバーエンドキャップ25が装着される。また、支持脚1に対するキャリアバー2の固定構造は本実施例に限定されず既存の固定構造を適切に応用する事ができる、また前記支持脚本体10と留め具20間の距離を調整可能な締付手段の構成は本実施例に限定されず、既存の固定構造を適切に応用する事ができる。
また、本実施例においては、支持脚1を車両のルーフモール3に固定する際の部品構成を記載したが、本発明の支持脚1の固定対象物は、車両のルーフモール3に限定されず、図24に示すように車両の屋根800の上にベース部810を載置して固定しても良く、図25に示すように車両の屋根800に対して前後方向に伸びるレール部材850が形成されている場合は、支持脚1を前記レール部材850に固定しても良く、既存の支持脚1の構造を適切に応用して上記固定対象物の種類に応じて、支持脚本体10の構造および留め具20の形状を変更することができる。
本発明は、車両の屋根に配置固定される荷物運搬具の固定状態を表示するインジケータ付きの支持脚構造として、産業上有効に利用する事が出来る。
1: 支持脚、2:キャリアバー、3:ルーフモール、10:支持脚本体、11:下端部、12:上端部、13:側面、15:一方の孔、16:他方の長孔、17:角孔、18:傷防止部材、20:留め具、22:当接部、23:孔、24:延在部、25:バーエンドキャップ、30:保持ホルダ、31:上部、32:側片、33:一方の孔、34:他方の孔、40:押圧版、42:当接部、43:側片、44:第一の孔、45:延在部、47:第二の孔、50:ボルト、51:頭部、52:ネジ部、55:固定用ナット、60:カバー部材、61:孔、62:係止孔、63:アジャスタ、64:孔、65:当接部、66:当接部、70:調整ナット、71:ノブ部、72:基部、73:把持部、74:スプリング、75:係合部、75a:係合部、75b:係合部、76:キーシリンダ、77:係止部、80:表示部材、81:表示凸部、83:孔、84:側片、85:当接部、90:窓部材、91:窓部、92:基部、100:回転表示部材、101:孔、102:表示部、103:凹溝部、140:押圧版、142:当接部、143:側片、144:第一の孔、145:延在部、147:第二の孔、150:第一の枢支ピン、152:第二の枢支ピン、154:第三の枢支ピン、155:第三の枢支ピン、156:トーションバネ、157:トーションバネ、158:リンクピン、180:表示部材、181:表示凸部、183:孔、184:側片、185:当接部、190:窓部材、191:窓部、192:基部、200:インジケータ手段、280:駆動部材、283:孔、284:側片、285:当接部、286:第二の孔、314:ルーフレール、316:ルーフレール、344:支柱、346:支柱、348:クロスレール、350:ネジ締結具、364:第1のジョー、366:第2のジョー、368:リテーナー、376:回転ノブ、390:孔、391:インジケータ、392:端面、393:レバー、396:ピポットピン、397:表面、398:ピン、400:長孔、731:開口部、732:基部、733:操作部、734:ネジ、800:車両の屋根、810:ベース部、850:レール部材

Claims (6)

  1. 車両の屋根上において車両の幅方向に配置したキャリアバーを車両の屋根に形成された固定対象物に固定するための支持脚の構造において、前記支持脚は、その上部に配置された前記キャリアバーとの固定手段と、前記キャリアバーとの固定手段の下方に配置された前記固定対象物との固定手段を有し、前記固定対象物との固定手段は、前記固定対象物との当接部を有する支持脚本体と、前記支持脚本体の下方位置に対して近接および離間する方向への移動が可能に配置される留め具と、前記支持脚本体と留め具間の距離を制御可能に構成される締付手段と、前記固定対象物に対する前記支持脚本体と留め具間の締付状態に応じて表示状態が変化するインジケータ手段を有することを特徴とする車両用荷物運搬具の支持脚構造
  2. 前記インジケータ手段が前記固定対象物に対する前記支持脚本体と留め具間の締付手段に対する緩み止め機構として機能することを特徴とする請求項1記載の車両用荷物運搬具の支持脚構造
  3. 前記固定対象物との締付手段は、前記支持脚本体および留め具の左右略中央位置に夫々形成された孔と、前記支持脚本体に形成された孔と留め具に形成された孔の間の距離を調整可能に構成されたネジ手段と、前記ネジ手段の締付状態を調整可能な操作ノブを有し、付勢手段によって前記留め具の孔よりも上方部分が前記支持脚本体から離間する方向に付勢されることを特徴とする請求項1または2記載の車両用荷物運搬具の支持脚構造
  4. 前記インジケータ手段は前記支持脚の正面から突出可能な表示部を有し、前記表示部は付勢手段によって前記支持脚の正面から突出する方向に付勢され、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力が発生していない状態で前記表示部の支持脚の正面からの突出量が最大となり、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付け力が発生した段階で、前記支持脚の正面からの前記表示部の突出距離の減少が開始し、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力の増大に伴い、前記表示部の前記支持脚の正面からの突出距離の減少度合いが大きくなるように構成されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の車両用荷物運搬具の支持脚構造
  5. 前記インジケータ手段は前記支持脚の正面から突出可能な表示部を有し、前記表示部は付勢手段によって前記支持脚の正面から突出しない方向に付勢され、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力が発生していない状態で前記表示部の支持脚の正面からの突出量が最小となり、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付け力が発生した段階で、前記支持脚の正面からの前記表示部の突出距離の増加が開始し、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力の増大に伴い、前記表示部の前記支持脚の正面からの突出距離の増加度合いが大きくなるように構成されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記記載の車両用荷物運搬具の支持脚構
  6. 前記インジケータ手段は前記支持脚に形成された表示窓から表示する表示部を有し、前記表示部は付勢手段によって一方の方向に付勢されると共に前記表示部の移動に伴い前記表示窓から表示される表示内容が変化するように構成され、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力が発生していない状態で前記表示部は他方の方向への移動量が最小となり、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付け力が発生した段階で前記表示部の他方の方向への移動が開始し、前記支持脚本体と留め具間の前記固定対象物に対する締付力の増大に伴い、前記表示部の他方の方向への移動距離が大きくなるように構成されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記記載の車両用荷物運搬具の支持脚構
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