JP2000328602A - 作業機における運転席シートのアームレスト構造 - Google Patents
作業機における運転席シートのアームレスト構造Info
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Abstract
び前後方向の傾斜位置での固定を行えるようになる作業
機における運転席シートのアームレスト構造を提供す
る。 【解決手段】 アームレストポスト12の上部にアーム
レスト10を揺動可能に設け、このアームレストポスト
12を上下にスライド自在とする。アームレスト10
は、傾斜位置固定手段により傾斜方向任意の位置で固定
されるとともに、高さ位置固定手段により、高さ方向任
意の位置に固定される。
Description
イルローダ等の作業機における運転席シートのアームレ
スト構造に関する。
作業機の運転室には、オペレータが座るためのシートが
設けられ、このシートの側方にはアームレスト等が設け
られている。このアームレストは、オペレータが作業時
に肘を載せ、肘を安定させた状態で操作レバーを動かせ
るようにしたものであり、オペレータの体格等に応じ
て、高さ調整あるいは前後方向の傾斜位置調整ができる
ような構造となっているものが知られている。
アームレスト構造は、アームレストを上下方向にスライ
ド自在として、高さ調整ができるようになっている。す
なわち、このアームレスト構造では、アームレストの支
脚部をガイド、かつ固定する四角筒状のブラケットが立
設されていて、このブラケットの対向する面の一方の面
には上下方向に長穴が形成され、他方の面には上下方向
に、位置決め用のボルト挿通穴が所定間隔で明けられて
いる。これに対して、アームレストの支脚部には、位置
決め、ロック用のつまみが設けられ、このつまみを、長
穴およびボルト挿通穴の任意の位置で締め付けたり、緩
めたりすることにより、高さ調整をしている。
調整可能としたものがある。この技術は、それぞれ長穴
が形成された2本のガイドポストが設けられ、これらの
ガイドポストにアームレストが前後方向の傾斜可能に設
けられた構造である。
ムレスト構造では、アームレストの高さを調整するに際
して、まず、一方の手でアームレスト全体を支えておい
て、他方の手でロック用つまみを緩めるとともに、アー
ムレストをスライドさせ、所定の高さ位置でつまみを締
め付けてロックしている。次に、アームレストに肘をの
せ操作レバーを握ってみて、操作に最適の高さ位置でな
い場合、再度、上述した動作を繰り返さなければなら
ず、位置決め操作に多くの手間がかかって面倒である。
また、位置決め用のボルト挿通穴は所定間隔で明けられ
ているため、その間隔の範囲内でしか調整できず、任意
の高さ位置に固定することができないという問題があ
る。
クハンドルを緩めるとともに、一方の手でアームレスト
全体を支えておいて、他方の手で2本のガイドポストの
適度な位置でロックする。その後、肘をのせて操作レバ
ーを握ってみて、希望位置でない場合は、再度同じよう
な動作を繰り返す必要がある。従って、調整が困難であ
るとともに、位置決め操作に多くの手間がかかって面倒
である。
任意の高さ位置および前後方向の傾斜位置での固定を行
えるようになる作業機における運転席シートのアームレ
スト構造を提供することにある。
は、運転席シートの側方に設けた操作レバーを有する作
業機において、シートの側方に設けられたボックスと、
このボックスに設けられたガイド部材と、このガイド部
材にスライド自在に支持されたアームレストポストと、
ボックスに設けられアームレストポストを高さ方向任意
の位置に固定する高さ位置固定手段と、アームレストポ
ストの上部に設けられるアームレストと、このアームレ
ストを任意の傾斜角度に固定する傾斜位置固定手段と、
を備えていることを特徴とする作業機における運転席シ
ートのアームレスト構造である。
スライド自在なアームレストポストに設けられ、このア
ームレストポストは、高さ位置固定手段により任意の位
置に固定される。また、傾斜位置固定手段により、前後
方向の任意の傾斜位置に固定される。そのため、片方の
手でアームレスト全体を支えなくても、手をのせた状態
で容易に任意の高さ位置および前後方向の傾斜位置での
固定を行えるようになる。
レストの配置位置は、運転席シートの左側あるいは右側
のどちらでもよく、あるいは両方に配置されるものであ
ってもよい。また、高さ位置固定手段は、アームレスト
をワンタッチで任意の位置に固定できるものであればど
のような構造でもよく、例えば、スライド自在なアーム
レストポストを、ハンドル等を回しそのねじ部に設けた
挟持部材等で挟み込んで固定する構造や、変心カムをハ
ンドル等を回すことでアームレストポストを押圧して固
定する構造、シリンダーや歯車等を使用した構造等でも
よい。ハンドル等を使用する場合は、シートに座った状
態でアームレストの外側にハンドル等を設けるようにす
ることが好ましい。また、傾斜位置固定手段も、ハンド
ル、つまみ等を回してアームレストを固定するねじ方式
に限らず、手をのせた状態で容易に任意の傾斜位置に固
定できるものであれば、他の構造でもよい。
の作業機における運転席シートのアームレスト構造にお
いて、アームレストポストを常時上方に付勢する付勢部
材が設けられていることを特徴とするものである。
トが付勢部材により常時上方に付勢されているので、ア
ームレストの高さ位置を固定する際、一方の手をのせた
状態で上下方向にスライドさせることができる。従っ
て、所定の位置でロックすればよく、操作が容易であ
り、また、任意の位置に容易に固定することができる。
ルばねが挙げられるが、これに限らず、板ばね、あるい
はゴム部材、ガススプリング(ガスを圧入したシリンダ
状部材)を使用してもよい。また、付勢部材の配置位置
は限定されない。例えば、アームレストポストの両側面
に設けてもよく、アームレストポストの下端面に設けて
もよい。
2に記載の作業機における運転席シートのアームレスト
構造において、アームレストポストとアームレストとの
間には、このアームレスト先端側を常時上方に付勢する
付勢部材が設けられていることを特徴とするものであ
る。
端側が付勢部材により常時上方に付勢されているので、
アームレストの前後方向の傾斜位置を固定する際、片方
の手でアームレスト全体を支えなくても、手をのせた状
態で容易に前後方向に揺動させることができる。従っ
て、所定の位置でロックすればよく、操作が容易であ
り、また、任意の位置に容易に固定することができる。
ムレストの先端側を付勢するねじりコイルばね、板ば
ね、あるいはガススプリングが考えられるが、これに限
らず、アームレストポストとアームレストの後端側とに
わたって設けられる引張りコイルばね、およびアームレ
ストポストとアームレストの前端側とにわたって設けら
れる圧縮コイルばね、あるいはゴム部材等であってもよ
い。
図面に基づいて説明する。図1に示すように、油圧ショ
ベル、ホイルローダ等の作業機の運転室1には、オペレ
ータが座るための運転席シート2が設けられている。こ
の運転席シート2の前方には、作業機の運転用ハンドル
5が設けられ、左右両側には、レバースタンドおよびそ
のレバースタンドと一体にボックス11が設けられてい
る。ボックス11にはアームレスト9,10が設けら
れ、アームレスト9,10の前方には、ホールドスイッ
チ、キックダウンスイッチ等の操作レバー3、ステアリ
ング用等の操作レバー4がそれぞれ設けられている。
スト10の構造である。オペレータは、このアームレス
ト10の上に肘をのせ、その前方にある操作レバー4を
握って操作を行うようになっている。なお、この実施形
態において、左側あるいは前後方向とは、オペレータが
運転できる姿勢で運転席シート2に座った状態で、オペ
レータから見た位置関係をいうものとする。
等で折り曲げ形成されており、その内部には、ガイド部
材13の一部を構成する溝型鋼状のフレーム14が固着
されている。フレーム14は、ボックス11のほぼ全長
にわたっており、図示しないボルトにより複数箇所でボ
ックス11に固定されている。フレーム14には、当該
フレーム14とともに前記ガイド部材13を構成する断
面コ字形のブラケット15が溶接等により取り付けられ
ている。このブラケット15は、その上面がフレーム1
4の上面の裏面に突き当てられるとともに、両側面がフ
レーム14のウェブ部14Aに突き当てられている。こ
れにより、ブラケット15のコ字形とフレーム14のウ
ェブ部14Aとにより、角筒状の案内筒部が形成されて
いる。
13には、アームレスト10を支持するアームレストポ
スト12が設けられている。アームレストポスト12
は、スライド脚部12Aと、その上部のパッド支持部1
2Bとを有している。スライド脚部12Aは、ボックス
11およびフレーム14の上面に貫通して明けられた四
角穴14Bと、前述した角筒状の案内筒部とに、丁度は
まりこみ、かつ、スムーズにガイドされる幅寸法と厚さ
寸法とに形成されている。
2Aには、上下方向に長い長穴12Cが形成され、ま
た、スライド脚部12Aの下端には、受け部材16が、
図示しないボルトにより取り付けられている。この受け
部材16の長さ寸法は、スライド脚部12Aの幅寸法よ
り大きくなっており、長くなったその両端部と、フレー
ム14の裏面との間には、付勢部材である引張りコイル
ばね17が設けられている。これにより、スライド脚部
12A等は、引張りコイルばね17により、常時上方に
付勢されていることになる。
スライド脚部12Aの長穴12Cの中心線に対応する位
置には、図3に示すように、ボス部材21が溶接等によ
り固着されており、このボス部材21には、長穴12C
と直交する方向にねじが切られている。また、ボス部材
21の厚さ寸法は、スライド脚部12Aが、前記四角穴
14Bと角筒状の案内筒部とに差し込まれた際、ボス部
材21の一端面とスライド脚部12Aの一側面とが接触
できるような寸法に形成されている。
のねじ棒部22Aの一端が螺合され、このねじ棒部22
Aの他端は、スライド脚部12Aの長穴12Cを貫通し
て、ボックス11の左側面近傍まで延長されている。ま
た、ねじ棒部22Aの他端は、ボックス11に明けられ
た穴11Aを貫通して差し込まれたハンドル22の段差
部に連続している。ねじ棒部22Aの一端側には、アー
ムレストポスト12のスライド脚部12Aを、ボス部材
21と共に挟持するようにワッシャ部材23が差し込ま
れている。このワッシャ部材23のハンドル22側に
は、2つのナットからなるロックナット24が設けら
れ、このロックナット24の手前には、固定ナット25
によりハンドル22の段差部に押し付けられて、ストッ
パプレート26が設けられている。
側の側面内側、かつ、スライド脚部12Aの長穴12C
の下方には、図2,3に示すように、フレーム14側に
突出するストッパピン28が設けられている。このスト
ッパピン28には、前記ストッパプレート26が突き当
たり、ハンドル22が所定角度以上回らないようになっ
ている。そのため、ねじ棒部22Aが回りすぎてボス部
材21との螺合が外れて、ハンドル22が脱落しないよ
うになっている。ここにおいて、ワッシャ部材23およ
びロックナット24とボス部材21とによって、挟持部
材が構成されている。
よびスライド脚部12Aとの相互関係を述べる。ねじ棒
部22Aの先端は、常時、ボス部材21のねじ部に螺合
されている。ロックナット24は、ワッシャ部材23を
所定位置に固定している。そして、フレーム14の四角
穴14Bとガイド部材13の角筒状の案内筒部とに差し
込まれたスライド脚部12Aに対して、ハンドル22を
一方向に回すことにより、ボス部材21とワッシャ部材
23とで挟持し、所定位置に固定する。ハンドル22を
反対方向に回せば、ボス部材21とワッシャ部材23と
の挟持が解放され、スライド脚部12Aの上下方向の移
動がフリーの状態となる。
2Aを含むハンドル22、ワッシャ部材23およびロッ
クナット24を含んで、高さ位置固定手段20が構成さ
れている。
2Bは、図4,5に示すように、第1のL形部材30と
第2のL形部材31とを含み形成されている。このう
ち、第1のL形部材30がスライド脚部12Aの上端部
に固着され、この第1のL形部材30の平面部の上面
に、これとは逆方向に折り曲げられた第2のL形部材3
1が固着されている。
部は、互いに平行とされ、かつ、スライド脚部12Aの
長穴12Cが形成された面と平行とされている。また、
第2のL形部材31がスライド脚部12Aの上方延長線
上に配置され、第1のL形部材30は、第2のL形部材
31からハンドル22側外方に所定寸法離れている。
は、ボルト挿通孔30Aが明けられ、他方側端部には、
上下方向に長い長穴30Bが明けられている。第2のL
形部材31は、スライド脚部12Aの幅とほぼ同じ幅を
有し、その一方側端部には、ボルト挿通孔31Aが明け
られている。これらのボルト挿通孔31A,31Bは、
同一中心線上に位置している。
に、下枠部材33と当該下枠部材33に被せられるパッ
ド本体34とを有し、前記ボックス11のほぼ全長にわ
たる長さ寸法に形成されている。
に大きな開口部33Bを有するとともに、上方が解放さ
れたほぼボックス状の形状とされ、前後方向途中には、
2枚の側面部材間に架けわたされてブラケット35,3
6が設けられている。このうち、後側のブラケット35
には、リブを介して、パイプ状の軸受け部材37がブラ
ケット35に沿って取り付けられている。この軸受け部
材37は、第1のL形部材30と第2のL形部材31と
の間に挟み込まれるようになっており、かつ、各L形部
材30,31のボルト挿通孔30A,31Aと、軸受け
部材37との中心線は、同一となっている。
挿通孔30A,31Aには、例えば第2のL形部材31
側から支軸38が差し込まれ、その支軸38の先端に
は、第1のL形部材30の外側位置でワッシャ32が挿
通されるとともに、スナップばね39が差し込まれ、抜
けないようになっている。これにより、この支軸38
が、アームレスト10の傾斜位置を調整するために、当
該アームレスト10の揺動支点となっている。
長穴30Bには、摺動部材であるカラー41が、第2の
L形部材31側から摺動自在にはめ込まれている。この
カラー41は、丸棒部材の先端に四角状に突出する係合
部41Aを設けて形成され、内部には、ボルト挿通用の
穴41Bが明けられている。ここで、係合部41Aの幅
寸法は、長穴30Bの幅寸法よりも所定寸法狭く形成さ
れ、アームレスト10が支軸38を支点として、長穴3
0Bの範囲内で揺動する際に、カラー41の円弧状の動
きを吸収できる寸法に形成されている。
第1のL形部材30の板厚より僅かに小さな寸法となっ
ている。また、カラー41の内部に挿通された固定部材
としてのボルト43の先端は、ブラケット42の穴を貫
通して下枠部材33の側面近傍まで延びている。このボ
ルト43の先端側において、ブラケット42を挟んでカ
ラー41の反対側には、ワッシャ部材44およびスリー
ブ45が挿通されるとともに、つまみ46が設けられて
いる。なお、つまみ46は、その軸部が下枠部材33の
側面に明けられたつまみ用穴33Aに差し込まれてい
る。ここにおいて、ワッシャ部材44およびスリーブ4
5とカラー41とによって、挟持部材が構成されてい
る。
ッシャ部材44およびスリーブ45とカラー41とによ
り、ワンタッチで第1のL形部材30の挟持が行われた
り、あるいは、挟持が解放されることになる。そのた
め、図2に示すように、アームレスト10を、長穴30
Bの範囲内で任意の傾斜位置に、容易に固定できること
になる。
ワッシャ部材44、スリーブ45およびつまみ46によ
り、傾斜位置固定手段40が構成されている。
に合成樹脂シートを被せて形成されたもので、肘をのせ
る平坦状部34Aと、その左側に形成された立ち上がり
部34Bとを有する形状とされ、内側は空洞となってい
る。このパッド本体34は、前記ブラケット35,36
に下方からビス49を差し込んで、そのビス49を、パ
ッド本体34に予め取り付けられたボス48に螺合させ
て取り付けられるようになっている。
席シート2に座ったオペレータは、操作を開始するに際
し、まず、操作レバー4を握る手の位置が、操作に最適
の位置となるように、アームレスト10の高さおよび前
後方向の傾斜角度の調整を行う。
のせ、前方にある操作レバー3を握り、手の位置を確か
める。初期の位置からアームレスト10の高さを調整す
る際は、まず、高さ位置固定手段20のハンドル22を
緩める方向に回す。ワッシャ部材23とボス部材21と
によるアームレストポスト12のスライド脚部12Aの
挟持が解除され、アームレストポスト12は、上下方向
に移動がフリーとなる。
所定の位置まで押し下げる。アームレスト10は、引張
りコイルばね17の付勢力に抗して下方にスライドする
ので、最適の高さ位置に達したとき、もう一方の手でハ
ンドル22を逆方向に回す。すると、ハンドル22のね
じ棒部22Aとともにワッシャ部材23およびロックナ
ット24がボス部材21側に移動し、スライド脚部12
Aをボス部材21に押し付け、ワッシャ部材23とボス
部材21とでスライド脚部12Aを挟持、固定する。こ
の際、ストッパプレート26とストッパピン28との作
用により、ハンドル22の回りすぎによる外れを防止可
能となっている。
前後方向の傾斜位置の調整が必要なときは、初期の状態
からつまみ46を緩める方向に回し、ワッシャ部材44
およびスリーブ45とカラー41とによる第1のL形部
材30の挟持を解放し、アームレスト10の傾斜方向の
動きをフリーとさせる。
のせるとともに、操作レバー3を握り、操作に最適の傾
斜位置を決めた後、他方の手で、つまみ46を逆方向に
まわし、ワッシャ部材44およびスリーブ45とカラー
41とにより、アームレストポスト12を挟持、固定さ
せ、アームレスト10を所定の傾斜位置に固定する。こ
のとき、カラー41の係合部41Aの上下の対角位置に
ある角部が、第1のL形部材30の長穴30Bの側面に
当たって止まるので、ロック力が大きくなり、アームレ
スト10の高さ方向の固定が強固となる。
うな効果がある。 アームレスト10の高さを調整したいときは、アーム
レスト10の上に肘をのせた状態で、ハンドル22を緩
めて、ワッシャ部材23を含む挟持部材によるスライド
脚部12Aの挟持を解放し、アームレスト10を押しな
がら最適の高さ位置に達したとき、ハンドル22を逆方
向に回せば、スライド脚部12Aを挟持、固定できる。
従って、片手でアームレスト10全体を支えなくても、
肘をのせた状態で操作できるので、高さ調整が容易であ
るとともに、任意の高さ位置に固定できる。
の調整を行う際は、つまみ46を緩めて、ワッシャ部材
44を含む挟持部材による第1のL形部材30の挟持を
解放し、アームレスト10の先端側を揺動させ、操作に
最適の傾斜位置に達したとき、つまみ46を逆方向にま
わせば、第1のL形部材30を挟持、固定できる。従っ
て、片手でアームレスト全体を支えなくても、肘をのせ
た状態で操作できるので、傾斜位置の調整が容易である
とともに、任意の傾斜位置に固定できる。
Aの長穴12Cの下方には、ストッパピン28が設けら
れ、ハンドル22にはストッパプレート26が設けられ
ているので、ハンドル22が所定角度回ると、両者2
6,28が係合し、ハンドル22はそれ以上回らない。
従って、ハンドル22のねじ棒部22Aとボス部材21
のねじ部との螺合が外れることがなくなるので、ハンド
ル22の脱落を防止でき、安心して操作できる。
ポスト12の下端に取り付けられた受け部材16の両側
とフレーム14とにわたって設けられているので、アー
ムレストポスト12をバランスよく支持できる。従っ
て、アームレストポスト12の上下方向のスライドがス
ムーズに行われるという効果がある。
のL形部材30の長穴30Bの幅より狭く形成されてい
るので、つまみ46とカラー41等とに第1のL形部材
30のロック操作時に、係合部41Aの上下の対角位置
にある角部が、長穴30Bの側面に当たって止まるの
で、ロック力を大きくすることができ、アームレスト1
0の高さ方向の固定を強固にすることができる。
形態を説明する。第2実施形態では、アームレスト10
の前後方向の傾斜位置の固定において、アームレスト1
0の先端側(アームレスト10にのせた手の手首側)
を、常時上方に付勢できるようにしたものである。その
ため、前記第1実施形態と異なる部分のみ説明し、第1
実施形態と同一構造および同一部材には同一符号を付す
とともに、それらの詳細な説明は、省略または簡略化す
る。
には、付勢部材であるねじりコイルばね60が巻き付け
られている。ばね60の一端は、アームレスト10の裏
面に架けわたされたピン61に、他端はアームレストポ
スト12のスライド脚部12Aに係合され、ねじりコイ
ルばね60の付勢力により、アームレスト10の先端側
は常時上方に付勢されている。
シートのアームレスト構造では、前記第1実施形態と同
様の作用および〜と同様の効果を得ることができる
他、アームレスト10の先端側が、常時上方に付勢され
ているので、傾斜位置を調整する際、片手でアームレス
ト10全体を支えなくても、肘をのせた状態で操作でき
るので、傾斜位置の調整が容易であるとともに、任意の
傾斜位置に固定できる。
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、他の変形形態を含むものである。例えば、前記第
2実施形態において、付勢部材として、アームレスト1
0の軸受け部材37の外周にねじりコイルばね60を巻
き付けた構造としたが、これに限らず、アームレストポ
スト12とアームレスト10の下枠部材33の後部側と
に架けわたされる引張りコイルばね、あるいは、アーム
レストポスト12と下枠部材33の前部側とに架けわた
される圧縮コイルばねであってもよい。このようにして
も、前記と同様の効果を得ることができる。
固定手段20は、ハンドル22のねじ棒部22Aの締め
付けによるものであったが、これに限らない。任意の位
置に容易に固定できるものであれば、例えば、変心カム
をハンドル等で回しアームレストポストを押圧して固定
する構造や、シリンダーを使用してもよい。
置固定手段40は、つまみ46とそのねじ部に螺合され
たボルト43との締め付けによるものであったが、これ
に限らない。任意の傾斜位置に容易に固定できるもので
あれば、他の構造でもよい。
22に設けられたストッパプレート26と係合させるた
めに、ボックス11にストッパピン28を設けたが、こ
れに限らず、ボックス11の一部を切り欠いて折り曲げ
てストッパプレート26と係合させるようにしてもよ
い。
6とそのねじ部に螺合されたボルト43との締め付けに
よるものであったが、これに限らない。任意の傾斜位置
に容易に固定できるものであれば、他の構造でもよい。
における運転席シートのアームレスト構造によれば、ア
ームレストは、スライド自在なアームレストポストに設
けられ、このアームレストポストは、高さ位置固定手段
により任意の位置に固定される。また、傾斜位置固定手
段により、前後方向の任意の傾斜位置に固定される。そ
のため、片方の手でアームレスト全体を支えなくても、
手をのせた状態で容易に任意の高さ位置および前後方向
の傾斜位置での固定を行えるようになる。
転席部分を示す概略平面図である。
面の側面図である。
分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
を示す一部断面の側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 運転席シートの側方に設けた操作レバー
を有する作業機において、 前記シートの側方に設けられたボックスと、 このボックスに設けられたガイド部材と、 このガイド部材にスライド自在に支持されたアームレス
トポストと、 前記ボックスに設けられ前記アームレストポストを高さ
方向任意の位置に固定する高さ位置固定手段と、 前記アームレストポストの上部に設けられるアームレス
トと、 このアームレストを任意の傾斜角度に固定する傾斜位置
固定手段と、を備えていることを特徴とする作業機にお
ける運転席シートのアームレスト構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の作業機における運転席
シートのアームレスト構造において、前記アームレスト
ポストを常時上方に付勢する付勢部材が設けられている
ことを特徴とする作業機における運転席シートのアーム
レスト構造。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の作業機におけ
る運転席シートのアームレスト構造において、前記アー
ムレストポストと前記アームレストとの間には、このア
ームレスト先端側を常時上方に付勢する付勢部材が設け
られていることを特徴とする作業機における運転席シー
トのアームレスト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11140051A JP2000328602A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 作業機における運転席シートのアームレスト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11140051A JP2000328602A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 作業機における運転席シートのアームレスト構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000328602A true JP2000328602A (ja) | 2000-11-28 |
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JP11140051A Pending JP2000328602A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 作業機における運転席シートのアームレスト構造 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000328602A (ja) |
Cited By (7)
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