JP2013124154A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の大型化を回避しつつ、印刷済みの用紙を明確に仕分けることができる印刷装置を提供する。
【解決手段】制御部7は、給紙する用紙Pの仕分け単位間に、仕分け用紙としての用紙Pを挿入するよう給紙部2を制御するとともに、仕分け用紙がレジストローラ21とベルト搬送部23とに跨る状態において、レジストローラ21による搬送速度をベルト搬送部23による搬送速度よりも大きくして、仕分け用紙にたるみを形成させるとともにたるみ部分をベルト搬送部23に挟持させつつ搬送させて仕分け用紙を折り曲げさせる。
【選択図】図1
【解決手段】制御部7は、給紙する用紙Pの仕分け単位間に、仕分け用紙としての用紙Pを挿入するよう給紙部2を制御するとともに、仕分け用紙がレジストローラ21とベルト搬送部23とに跨る状態において、レジストローラ21による搬送速度をベルト搬送部23による搬送速度よりも大きくして、仕分け用紙にたるみを形成させるとともにたるみ部分をベルト搬送部23に挟持させつつ搬送させて仕分け用紙を折り曲げさせる。
【選択図】図1
Description
本発明は、用紙等に印刷を行う印刷装置に関する。
従来、印刷装置で印刷された用紙を仕分ける技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、排紙台の近傍に揺動アームを有する装置が開示されている。この装置では、設定枚数の用紙が排紙台に排紙されるごとに、最上位の用紙を揺動アームにより移動させ、この移動させた用紙により仕分け単位を区分している。
また、特許文献2には、排紙トレイを用紙の搬送方向に直交する方向に移動可能な装置が開示されている。この装置では、排紙トレイを移動させて、排紙される用紙の排紙トレイ上における積載位置を変えることで、用紙の仕分けを行っている。
しかしながら、特許文献1の技術では、揺動アームを設けるため装置が大型化していた。特許文献2の技術においても、排紙トレイを移動させる機構を設けるため装置が大型化していた。
また、特許文献2の技術では、排紙トレイの停止時に慣性により用紙が移動することなどにより、仕分け単位の区切りが不明確になることがあった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、装置の大型化を回避しつつ、印刷済みの用紙を明確に仕分けることができる印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷装置の第1の特徴は、用紙が積載される給紙台を有し、用紙を給紙する給紙部と、印刷済みの用紙が排紙される排紙台と、前記給紙台と前記排紙台との間の搬送経路において用紙を搬送する第1の搬送部と、前記第1の搬送部に対して搬送経路における下流側に配置され、前記第1の搬送部から搬送されてきた用紙を挟持しつつ搬送する第2の搬送部と、給紙する用紙の仕分け単位間に、仕分け用紙としての用紙を挿入するよう前記給紙部を制御するとともに、前記仕分け用紙が前記第1の搬送部と前記第2の搬送部とに跨る状態において、前記第1の搬送部による搬送速度を前記第2の搬送部による搬送速度よりも大きくして、前記仕分け用紙にたるみを形成させるとともにたるみ部分を前記第2の搬送部に挟持させつつ搬送させて前記仕分け用紙を折り曲げさせる制御部とを備えることにある。
本発明に係る印刷装置の第2の特徴は、前記給紙部は、互いに異なる種別の用紙を積載可能な複数の給紙台を有し、前記制御部は、前記仕分け用紙として用いる種別の用紙を前記複数の給紙台から選択することにある。
本発明に係る印刷装置の第3の特徴は、前記制御部は、前記仕分け用紙として用いる用紙の種別に応じて、前記第2の搬送部に対する前記第1の搬送部の相対的な搬送速度を制御することにある。
本発明に係る印刷装置の第1の特徴によれば、搬送経路において用紙を搬送する第1の搬送部と第2の搬送部とを用いて折り曲げた仕分け用紙を、用紙の仕分け単位間に挿入する。このため、印刷装置に専用の構成を設けることなく、印刷済みの用紙の仕分けを行うことができる。折り曲げられた仕分け用紙により、仕分け単位の区切りは明確である。よって、第1の特徴によれば、装置の大型化を回避しつつ、印刷済みの用紙を明確に仕分けることができる。
本発明に係る印刷装置の第2の特徴によれば、仕分け用紙として用いる種別の用紙を複数の給紙台から選択する。これにより、印刷に用いる用紙が、折り曲げが困難な種別の用紙である場合でも、他の種別の用紙を仕分け用紙として用いて仕分けを実現することができる。
本発明に係る印刷装置の第3の特徴によれば、仕分け用紙として用いる用紙の種別に応じて、前記第2の搬送部に対する前記第1の搬送部の相対的な搬送速度を制御することで、安定して仕分け用紙を折り曲げることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷装置の概略構成図、図2は、図1に示す印刷装置の制御系の構成を示すブロック図である。以下の説明において、ユーザが位置する図1の紙面表方向を前方とする。また、図1に示すように、ユーザから見て、上下左右を上下左右方向とする。
図1において太線で示す経路が、印刷媒体である用紙が搬送される搬送経路である。搬送経路のうち、実線で示す経路が通常経路RC、一点鎖線で示す経路が反転経路RR、破線で示す経路が排紙経路RD、二点鎖線で示す経路が給紙経路RSである。以下の説明における上流、下流は、搬送経路における上流、下流を意味する。
図1、図2に示すように、本実施の形態に係る印刷装置1は、給紙部2と、搬送印刷部3と、上面搬送部4と、排紙部5と、反転部6と、制御部7と、各部を収納または保持する筐体8とを備える。
給紙部2は、用紙Pの給紙を行う。給紙部2は、搬送経路の最も上流側に設けられる。給紙部2は、外部給紙台11と、外部給紙ローラ12と、複数の内部給紙台13と、複数の内部給紙ローラ14と、複数対の縦搬送ローラ15と、外部給紙モータ16と、内部給紙モータ17とを備える。
外部給紙台11は、印刷に用いられる用紙Pが積載されるものである。外部給紙台11は、一部が筐体8の外部に露出して設置されている。外部給紙台11は、請求項の給紙台に相当する。
外部給紙ローラ12は、外部給紙台11から用紙Pを1枚ずつ取り出し、給紙経路RSに沿って後述のレジストローラ21に向けて用紙Pを搬送する。外部給紙ローラ12は、外部給紙台11の上側に設けられる。
内部給紙台13は、印刷に用いられる用紙Pが積載されるものである。内部給紙台13は、筐体8の内部に配置されている。内部給紙台13は、請求項の給紙台に相当する。
内部給紙ローラ14は、内部給紙台13から用紙Pを1枚ずつ取り出して給紙経路RSへと送り出す。内部給紙ローラ14は、内部給紙台13の上側に設けられている。
縦搬送ローラ15は、内部給紙台13から取り出された用紙Pをニップ(挟持)しつつ後述のレジストローラ21に向けて搬送する。縦搬送ローラ15は、給紙経路RSに沿って配置されている。
外部給紙モータ16は、外部給紙ローラ12および最下流の縦搬送ローラ15を回転駆動させる。外部給紙モータ16は、図示しないクラッチを介して外部給紙ローラ12および最下流の縦搬送ローラ15に接続/解除可能になっている。クラッチにより、外部給紙ローラ12と最下流の縦搬送ローラ15の駆動が切り替えられる。
内部給紙モータ17は、内部給紙ローラ14、および最下流の縦搬送ローラ15以外の他の縦搬送ローラ15を回転駆動させる。内部給紙モータ17は、図示しないクラッチを介して内部給紙ローラ14および他の縦搬送ローラ15に接続/解除可能になっている。クラッチにより、回転駆動する内部給紙ローラ14、縦搬送ローラ15が切り替えられる。
搬送印刷部3は、通常経路RCに沿って用紙Pを搬送しつつ、用紙Pに画像を印刷する。搬送印刷部3は、給紙部2の下流側に配置されている。搬送印刷部3は、レジストローラ21と、レジストモータ22と、ベルト搬送部23と、ベルトモータ24と、インクジェットヘッド部25と、用紙センサ26とを備える。
レジストローラ21は、給紙部2または反転部6から搬送されてきた用紙Pを一旦止めた後、ベルト搬送部23に向けて搬送する。レジストローラ21は、請求項の第1の搬送部に相当する。
レジストモータ22は、レジストローラ21を回転駆動させる。
ベルト搬送部23は、レジストローラ21から搬送されてきた用紙Pを上面搬送部4へと搬送する。ベルト搬送部23は、レジストローラ21の下流側に配置されている。ベルト搬送部23は、請求項の第2の搬送部に相当する。ベルト搬送部23は、搬送ベルト31と、ベルト駆動ローラ32と、従動ローラ33〜35と、紙押さえローラ36とを備える。
搬送ベルト31は、ベルト駆動ローラ32および従動ローラ33〜35に掛け渡される環状のベルトである。搬送ベルト31には、用紙Pを吸着保持するためのベルト穴が多数形成されている。搬送ベルト31は、ファン(図示せず)の駆動によりベルト穴に発生する吸着力により、用紙Pを吸着保持する。搬送ベルト31は、ベルト駆動ローラ32の駆動により図1における時計回り方向に回転することで、吸着保持した用紙Pを右方向に搬送する。
ベルト駆動ローラ32および従動ローラ33〜35は、搬送ベルト31が掛け渡されるものである。ベルト駆動ローラ32は、搬送ベルト31を回転させる。従動ローラ33〜35は、搬送ベルト31を介してベルト駆動ローラ32に従動する。従動ローラ33は、ベルト駆動ローラ32と略同じ高さで、ベルト駆動ローラ32の上流側に所定間隔だけ離間して配置されている。従動ローラ34,35は、ベルト駆動ローラ32および従動ローラ33の下方において、左右方向に所定間隔だけ離間して、略同じ高さに配置されている。
紙押さえローラ36は、レジストローラ21から搬送されてきた用紙Pを従動ローラ33との間でニップする。これにより、ベルト搬送部23は、従動ローラ33と紙押さえローラ36との間で搬送ベルト31とともに用紙Pをニップしつつ搬送する。紙押さえローラ36は、搬送ベルト31を介して従動ローラ33の上方に配置されている。紙押さえローラ36は、搬送ベルト31に接しており、搬送ベルト31から伝達される力により回転するようになっている。
ベルトモータ24は、ベルト駆動ローラ32を回転駆動させる。
インクジェットヘッド部25は、ベルト搬送部23の上方に配置され、用紙Pの搬送方向と略直交する方向に複数のノズルが配列されたラインタイプの複数のインクジェットヘッド(図示せず)を有する。インクジェットヘッド部25は、ベルト搬送部23により搬送される用紙Pにインクジェットヘッドからインクを吐出して画像を印刷する。
用紙センサ26は、レジストローラ21に向けて搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ26は、レジストローラ21の上流側近傍に配置されている。用紙センサ26は、例えば、発光素子と受光素子とを有する光学式のセンサからなる。
上面搬送部4は、ベルト搬送部23によって搬送されてきた用紙Pを右方向から左方向へとUターンするように搬送する。上面搬送部4は、複数対の上昇搬送ローラ41と、上昇搬送モータ42と、複数対の水平搬送ローラ43と、水平搬送モータ44とを備える。
上昇搬送ローラ41は、用紙Pをニップしつつ上方の水平搬送ローラ43へと搬送する。上昇搬送ローラ41は、通常経路RCに沿って配置されている。上昇搬送ローラ41が配置される領域の通常経路RCは、左側が開口された半円状に構成されている。
上昇搬送モータ42は、複数対の上昇搬送ローラ41を回転駆動させる。
水平搬送ローラ43は、用紙Pをニップしつつ排紙部5または反転部6へと搬送する。最下流の水平搬送ローラ43は、反転経路RRの上流部に配置されている。他の水平搬送ローラ43は、通常経路RCの下流域の水平部分に配置されている。
水平搬送モータ44は、複数対の水平搬送ローラ43を回転駆動させる。
排紙部5は、印刷済みの用紙Pを排紙して積載する。排紙部5は、切替部45と、ソレノイド46と、排紙ローラ47と、排紙モータ48と、排紙台49とを備える。
切替部45は、用紙Pの搬送経路を排紙経路RDと反転経路RRとの間で切り替える。切替部45は、排紙経路RDと反転経路RRとの分岐点に配置されている。排紙経路RDは、通常経路RCの下流側の端部から排紙台49に向けて延びる経路である。
ソレノイド46は、切替部45を駆動させる。
排紙ローラ47は、上面搬送部4により搬送されてきた用紙Pを搬送して排紙台49へと排紙する。排紙ローラ47は、排紙経路RDに沿って、切替部45と排紙台49との間に配置されている。
排紙モータ48は、排紙ローラ47を回転駆動させる。
排紙台49は、排紙ローラ47により搬送されてきた印刷済みの用紙Pが積載されるものである。排紙台49は、筐体8から突出したトレイ形状を有し、傾斜して設置されている。排紙台49の傾斜の下位置に形成された壁により、傾斜に沿って滑落する用紙Pが自然に整えられて重なっていくようになっている。
反転部6は、両面印刷の際に、片面印刷済みの用紙Pを反転させてレジストローラ21へと搬送する。反転部6は、反転ローラ51と、反転モータ52と、スイッチバック部53と、再給紙ローラ54と、再給紙モータ55と、切替ゲート56とを備える。
反転ローラ51は、上面搬送部4により搬送されてきた用紙Pをスイッチバック部53に一時的に搬入した後に搬出して、再給紙ローラ54へと搬送する。反転ローラ51は、最下流の水平搬送ローラ43とスイッチバック部53の搬入口との間の反転経路RR上に配置されている。
反転モータ52は、反転ローラ51を回転駆動させる。
スイッチバック部53は、反転ローラ51が用紙Pを一時的に搬入するための空間である。スイッチバック部53は、排紙台49の下部に形成されている。スイッチバック部53は、反転ローラ51の近傍が用紙Pを搬入するために開口されている。
再給紙ローラ54は、反転ローラ51により搬送されてきた用紙Pをレジストローラ21へと搬送する。再給紙ローラ54は、反転ローラ51とレジストローラ21との間の反転経路RR上に配置されている。
再給紙モータ55は、再給紙ローラ54を回転駆動させる。
切替ゲート56は、水平搬送ローラ43によって搬送されてきた用紙Pを反転ローラ51へとガイドする。また、切替ゲート56は、反転ローラ51によってスイッチバック部53から搬出される用紙Pを再給紙ローラ54へとガイドする。切替ゲート56は、最下流の水平搬送ローラ43、反転ローラ51、および再給紙ローラ54の3個所の重心近傍に配置されている。
制御部7は、印刷装置1全体の動作を制御する。制御部7は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。本実施の形態において、制御部7は、仕分け機能を使用可能である。仕分け機能の使用時において、制御部7は、給紙部2を制御して、給紙する用紙Pの仕分け単位間に、仕分け用紙Psとしての用紙Pを挿入させる。仕分け用紙Psは、排紙台49において、印刷済みの用紙Pの仕分け単位の区切りとして、仕分け単位間に挿入されるものである。また、制御部7は、仕分け用紙Psがレジストローラ21とベルト搬送部23とに跨る状態において、レジストローラ21による搬送速度をベルト搬送部23による搬送速度よりも大きくする制御を行う。これにより、制御部7は、仕分け用紙Psにたるみを形成させるとともに、たるみ部分をベルト搬送部23の従動ローラ33と紙押さえローラ36との間にニップさせつつ搬送させて、仕分け用紙PsをZ状に折り曲げたZ折りを形成させる。
次に、印刷装置1の動作について説明する。
前述のように、印刷装置1は、仕分け機能を使用可能である。まず、この仕分け機能を用いた印刷を行う場合における給紙動作について説明する。ここでは、N枚をM部印刷する場合において、部を仕分け単位として仕分けるものとする。図3は、仕分け機能を用いた印刷を行う場合における給紙動作を説明するためのフローチャート、図4は、仕分け用紙Psの給紙元を決定する処理のフローチャートである。
図3のフローチャートの処理は、例えば、印刷装置1に外部のPC等から印刷データが入力されることにより開始となる。まず、図3のステップS10において、制御部7は、仕分け用紙Psの給紙元となる給紙台(外部給紙台11および複数の内部給紙台13のいずれか)を決定する。
この仕分け用紙Psの給紙元を決定する処理について説明する。図4のステップS110において、制御部7は、印刷に用いる用紙Pが、後述するZ折りが可能な種別の用紙であるか否かを判断する。Z折りは、例えば、小さなサイズの用紙や硬い紙質の用紙では困難である。このため、Z折りが可能な種別が予め指定されている。ここで、印刷に用いる用紙Pのサイズや紙質等の種別を示す用紙情報は、印刷データに含まれている。制御部7は、この用紙情報を用いて、印刷に用いる用紙Pの種別を判断し、その給紙元となる給紙台を選択する。各給紙台(外部給紙台11、複数の内部給紙台13)は、互いに異なる種別の用紙を積載可能である。各給紙台に積載されている用紙の種別は、制御部7が予め記憶している。
印刷に用いる用紙Pが、Z折り可能な種別の用紙であると判断した場合(ステップS110:YES)、ステップS120において、制御部7は、仕分け用紙Psの給紙元を、印刷に用いる用紙Pの給紙元と同じ給紙台に決定する。
印刷に用いる用紙Pが、Z折り可能な種別の用紙ではないと判断した場合(ステップS110:NO)、ステップS130において、制御部7は、印刷に用いる用紙Pの給紙元以外の他の給紙台に、Z折り可能な種別の用紙があるか否かを判断する。
他の給紙台にZ折り可能な種別の用紙があると判断した場合(ステップS130:YES)、ステップS140において、制御部7は、Z折り可能な種別の用紙が積載された給紙台を、仕分け用紙Psの給紙元として選択する。
他の給紙台にもZ折りが可能な種別の用紙がないと判断した場合(ステップS130:NO)、ステップS150において、制御部7は、仕分け機能を無効として、仕分け用紙Psの挿入を省略することに決定する。
以上により、制御部7は、仕分け用紙Psの給紙元を決定する処理を終了する。この後、図3のステップS20において、制御部7は、給紙部数のカウント値mに「1」を設定する。
次いで、ステップS30において、制御部7は、m部目における給紙枚数のカウント値nに「1」を設定する。
次いで、ステップS40において、制御部7は、印刷に用いる用紙Pの給紙元となる給紙台から1枚の用紙Pを取り出すよう給紙部2を制御する。給紙台から取り出された用紙Pは、給紙経路RSに沿ってレジストローラ21に向けて搬送され、その後、レジストローラ21によりベルト搬送部23に向けて搬送される。
次いで、ステップS50において、制御部7は、カウント値n=Nであるか否かを判断する。Nは、1部あたりの印刷枚数である。n=Nでないと判断した場合(ステップS50:NO)、ステップS60において、制御部7は、カウント値nに「1」を加算する。その後、制御部7は、ステップS40の処理に戻る。
n=Nであると判断した場合(ステップS50:YES)、ステップS70において、制御部7は、カウント値m=Mであるか否かを判断する。Mは、指定された印刷部数である。m=Mであると判断した場合(ステップS70:YES)、制御部7は、給紙を終了する。
m=Mでないと判断した場合(ステップS70:NO)、ステップS80において、制御部7は、ステップS10における仕分け用紙Psの給紙元を決定する処理の結果に基づき、仕分け用紙Psの挿入を省略するか否かを判断する。
仕分け用紙Psの挿入を省略すると判断した場合(ステップS80:YES)、ステップS90において、制御部7は、カウント値mに「1」を加算する。その後、制御部7は、ステップS30の処理に戻る。
仕分け用紙Psの挿入を省略しないと判断した場合(ステップS80:NO)、ステップS100において、制御部7は、ステップS10で決定した仕分け用紙Psの給紙元となる給紙台から1枚の用紙Pを取り出すよう給紙部2を制御する。給紙台から取り出された仕分け用紙Psとしての用紙Pは、給紙経路RSに沿ってレジストローラ21に向けて搬送され、その後、レジストローラ21によりベルト搬送部23に向けて搬送される。この際、仕分け用紙Psは、後述のようにZ折りされる。
次に、レジストローラ21およびベルト搬送部23による仕分け用紙PsのZ折りの動作について説明する。図5は、レジストローラ21による印刷に用いる用紙Pの搬送速度の推移を示す図、図6は、Z折り形成時のレジストローラ21による仕分け用紙Psの搬送速度の推移を示す図である。
まず、通常の印刷に用いる用紙Pに対するレジストローラ21の搬送動作を説明する。
印刷に用いる用紙Pの先端が用紙センサ26により検出されて所定時間が経過すると、制御部7は、レジストモータ22によりレジストローラ21を駆動開始させ、図5に示すように、所定の搬送速度Vuまで加速させる。制御部7は、レジストローラ21の搬送速度Vuを所定時間だけ維持させた後、搬送速度Vgまで減速させる。搬送速度Vgは、ベルト搬送部23による搬送速度と略同じ速度である。ベルト搬送部23は、搬送速度Vgで連続的に駆動されている。制御部7は、用紙Pの先端がベルト搬送部23に到達するまでに、レジストローラ21の搬送速度Vgへの減速を完了させる。これにより、用紙Pがレジストローラ21とベルト搬送部23とに跨る状態において、レジストローラ21による搬送速度とベルト搬送部23による搬送速度とが略等しくなる。このため、レジストローラ21とベルト搬送部23との間において用紙Pにたるみはほとんど生じない。用紙Pの後端が用紙センサ26により検出されて所定時間が経過すると、制御部7は、レジストモータ22を停止してレジストローラ21を停止させる。
なお、レジストローラ21による搬送速度を、搬送速度Vgより大きい搬送速度Vuまで一旦加速させるのは、用紙Pの間隔(紙間)を広げるためである。
一方、給紙部2から搬送されてきた仕分け用紙Psの先端が用紙センサ26により検出されて所定時間が経過すると、制御部7は、レジストモータ22によりレジストローラ21を駆動開始させ、図6に示すように、搬送速度Vgより大きい搬送速度Vsまで加速させる。制御部7は、レジストローラ21の搬送速度Vsを所定時間Tsだけ維持させた後、搬送速度Vgまで減速させる。時間Tsは、仕分け用紙Psの先端がベルト搬送部23に到達するまでの時間よりも長い時間である。仕分け用紙Psの後端が用紙センサ26により検出されて所定時間が経過すると、制御部7は、レジストモータ22を停止してレジストローラ21を停止させる。
上記のように、時間Tsは、仕分け用紙Psの先端がベルト搬送部23に到達するまでの時間よりも長い。これにより、仕分け用紙Psの先端部分がベルト搬送部23の従動ローラ33と紙押さえローラ36との間にニップされた後も、レジストローラ21による搬送速度がベルト搬送部23による搬送速度よりも大きい状態が続く。すなわち、仕分け用紙Psがレジストローラ21とベルト搬送部23とに跨る状態において、レジストローラ21による搬送速度がベルト搬送部23による搬送速度よりも大きい状況となる。
これにより、仕分け用紙Psの先端部分が従動ローラ33と紙押さえローラ36との間にニップされた後、図7に示すように、仕分け用紙Psにたるみが生じ始める。さらにレジストローラ21の搬送速度Vsが維持されることで、図8に示すように、仕分け用紙Psに大きなたるみ部分(仮Z折り部分)61が形成される。
仮Z折り部分61が形成された状態で、仕分け用紙Psは、仮Z折り部分61が従動ローラ33と紙押さえローラ36との間に引き込まれてニップされつつ搬送される。これにより、図9に示すように、仮Z折り部分61が折り曲げられてZ折りされた仕分け用紙Psが形成される。
搬送速度Vsおよび時間Tsは、上述のようなZ折りの形成が可能な値に予め設定される。仕分け用紙Psとして用いる用紙Pの種別によりたるみ易さ等が異なるため、種別に応じて、搬送速度Vsおよび時間Tsが設定される。制御部7は、この仕分け用紙Psの種別に応じた搬送速度Vsおよび時間Tsに基づき、Z折り形成時のレジストローラ21による仕分け用紙Psの搬送速度を制御する。すなわち、制御部7は、仕分け用紙Psの種別に応じて、ベルト搬送部23に対するレジストローラ21の相対的な搬送速度を制御する。
次に、印刷装置1における印刷から排紙までを説明する。
印刷に用いる用紙Pは、レジストローラ21によりベルト搬送部23へと搬送されると、ベルト搬送部23により搬送されつつ、インクジェットヘッド部25により印刷される。
片面印刷の場合、印刷された用紙Pは、上面搬送部4により通常経路RCに沿って搬送され、切替部45によって通常経路RCから排紙経路RDへと導かれる。そして、用紙Pは、排紙ローラ47により排紙台49へと排紙される。
両面印刷の場合、一方の面に印刷された用紙Pは、上面搬送部4により通常経路RCに沿って搬送され、切替部45によって通常経路RCから反転経路RRへと導かれる。その後、用紙Pは、反転部6において、切替ゲート56により反転ローラ51へと導かれ、反転ローラ51によりスイッチバック部53へと搬入される。その後、用紙Pは、反転ローラ51によりスイッチバック部53から搬出されるとともに、切替ゲート56により再給紙ローラ54へと導かれ、再給紙ローラ54によりレジストローラ21へと搬送される。用紙Pは、レジストローラ21によりベルト搬送部23へと送り出される。ここで、用紙Pは、反転部6によって反転されているので、未印刷面(他方の面)が上に向けられており、インクジェットヘッド部25により他方の面に印刷される。そして、両面印刷済みの用紙Pは、上面搬送部4から排紙部5へと搬送され、排紙台49へと排紙される。
Z折りされた仕分け用紙Psも、上述の印刷に用いる用紙Pと同様に搬送経路に沿って排紙台49まで搬送される。これにより、図10に示すように、仕分け単位間にZ折りされた仕分け用紙Psが区切りとして挿入されて、印刷済みの用紙Pが排紙台49上に積載される。
以上説明したように、印刷装置1では、用紙Pの仕分け単位間に、レジストローラ21とベルト搬送部23とを用いてZ折りした仕分け用紙Psを挿入する。このため、印刷装置1によれば、仕分けのための専用の構成を設けることなく、印刷済みの用紙Pの仕分けを行うことができる。用紙Pの仕分け単位間にはZ折りされた仕分け用紙Psが挿入されるので、仕分け単位の区切りは明確である。よって、印刷装置1によれば、装置の大型化を回避しつつ、印刷済みの用紙Pを明確に仕分けることができる。また、仕分け用紙Psの挿入に要する時間は短時間であるため、印刷装置1によれば、仕分けにともなう生産性の低下を抑えることができる。
また、印刷装置1では、仕分け用紙Psとして用いる種別の用紙Pを複数の給紙台から選択する。これにより、印刷装置1は、印刷に用いる用紙Pが、Z折りが困難な種別の用紙である場合でも、他の種別の用紙Pを仕分け用紙Psとして用いて仕分けを実現することができる。
また、印刷装置1では、制御部7は、仕分け用紙Psとして用いる用紙Pの種別に応じて、レジストローラ21による仕分け用紙Psの搬送速度を制御する。すなわち、制御部7は、仕分け用紙Psの種別に応じて、ベルト搬送部23に対するレジストローラ21の相対的な搬送速度を制御する。これにより、印刷装置1では、安定して仕分け用紙PsをZ折りすることができる。
本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 印刷装置
2 給紙部
3 搬送印刷部
4 上面搬送部
5 排紙部
6 反転部
7 制御部
11 外部給紙台
13 内部給紙台
21 レジストローラ
23 ベルト搬送部
P 用紙
Ps 仕分け用紙
RC 通常経路
RD 排紙経路
RR 反転経路
RS 給紙経路
2 給紙部
3 搬送印刷部
4 上面搬送部
5 排紙部
6 反転部
7 制御部
11 外部給紙台
13 内部給紙台
21 レジストローラ
23 ベルト搬送部
P 用紙
Ps 仕分け用紙
RC 通常経路
RD 排紙経路
RR 反転経路
RS 給紙経路
Claims (3)
- 用紙が積載される給紙台を有し、用紙を給紙する給紙部と、
印刷済みの用紙が排紙される排紙台と、
前記給紙台と前記排紙台との間の搬送経路において用紙を搬送する第1の搬送部と、
前記第1の搬送部に対して搬送経路における下流側に配置され、前記第1の搬送部から搬送されてきた用紙を挟持しつつ搬送する第2の搬送部と、
給紙する用紙の仕分け単位間に、仕分け用紙としての用紙を挿入するよう前記給紙部を制御するとともに、前記仕分け用紙が前記第1の搬送部と前記第2の搬送部とに跨る状態において、前記第1の搬送部による搬送速度を前記第2の搬送部による搬送速度よりも大きくして、前記仕分け用紙にたるみを形成させるとともにたるみ部分を前記第2の搬送部に挟持させつつ搬送させて前記仕分け用紙を折り曲げさせる制御部と
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記給紙部は、互いに異なる種別の用紙を積載可能な複数の給紙台を有し、
前記制御部は、前記仕分け用紙として用いる種別の用紙を前記複数の給紙台から選択することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記制御部は、前記仕分け用紙として用いる用紙の種別に応じて、前記第2の搬送部に対する前記第1の搬送部の相対的な搬送速度を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011273190A JP2013124154A (ja) | 2011-12-14 | 2011-12-14 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011273190A JP2013124154A (ja) | 2011-12-14 | 2011-12-14 | 印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013124154A true JP2013124154A (ja) | 2013-06-24 |
Family
ID=48775644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011273190A Pending JP2013124154A (ja) | 2011-12-14 | 2011-12-14 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013124154A (ja) |
-
2011
- 2011-12-14 JP JP2011273190A patent/JP2013124154A/ja active Pending
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