JP2013123734A5 - 熱間仕上温度制御方法、熱間仕上温度制御装置、及び熱延金属板の製造方法 - Google Patents
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次に、請求項8に記載した発明は、請求項6又は請求項7に記載した構成に対し、仕上圧延する熱延金属板を、予め設定した基準で複数の板区分に分類しておき、その板区分毎に上記学習値を記憶するテーブル生成部を備え、
上記冷却量補正部は、テーブル生成部を参照して、仕上圧延する板に対応する板区分の学習値を使用して上記学習値による補正を行うことを特徴とする。
次に、請求項9に記載した発明は、請求項8に記載した構成に対し、上記求めた学習値を、その学習値を求めた板のまだ仕上圧延していない部分の温度制御に反映することを特徴とする。
次に、請求項10に記載した発明は、熱延金属板を仕上圧延機で仕上圧延中に、上記板を冷却装置で冷却することで仕上圧延機出側での板温度を仕上出側目標温度に制御する工程を含む熱延金属板の製造方法であって、
上記仕上圧延機の入側から出側までの温度関係を表す温度モデルを使用して、上記温度モデルと仕上圧延機入側での板の入側実績温度とから求めた目標冷却量で冷却を実施したときの上記仕上圧延機入側から上記仕上圧延機出側までの板の温度降下量である第1の温度降下量と、上記入側実績温度と上記仕上圧延機出側での板の実績温度とから求めた温度降下量である第2の温度降下量と、から得られる値を学習値とし、その学習値を予め設定した操業条件毎に求めて記憶しておき、
実測された仕上圧延機入側での入側実績温度と上記温度モデルとから目標冷却量を算出する際に上記記憶した学習値で補正し、その補正した目標冷却量に基づく冷却を行いながら仕上圧延を行うことを特徴とする。
次に、請求項11に記載した発明は、請求項10に記載した構成に対し、上記学習値は、上記第1の温度降下量に対する上記第2の温度降下量の比として算出されることを特徴とする。
上記冷却量補正部は、テーブル生成部を参照して、仕上圧延する板に対応する板区分の学習値を使用して上記学習値による補正を行うことを特徴とする。
次に、請求項9に記載した発明は、請求項8に記載した構成に対し、上記求めた学習値を、その学習値を求めた板のまだ仕上圧延していない部分の温度制御に反映することを特徴とする。
次に、請求項10に記載した発明は、熱延金属板を仕上圧延機で仕上圧延中に、上記板を冷却装置で冷却することで仕上圧延機出側での板温度を仕上出側目標温度に制御する工程を含む熱延金属板の製造方法であって、
上記仕上圧延機の入側から出側までの温度関係を表す温度モデルを使用して、上記温度モデルと仕上圧延機入側での板の入側実績温度とから求めた目標冷却量で冷却を実施したときの上記仕上圧延機入側から上記仕上圧延機出側までの板の温度降下量である第1の温度降下量と、上記入側実績温度と上記仕上圧延機出側での板の実績温度とから求めた温度降下量である第2の温度降下量と、から得られる値を学習値とし、その学習値を予め設定した操業条件毎に求めて記憶しておき、
実測された仕上圧延機入側での入側実績温度と上記温度モデルとから目標冷却量を算出する際に上記記憶した学習値で補正し、その補正した目標冷却量に基づく冷却を行いながら仕上圧延を行うことを特徴とする。
次に、請求項11に記載した発明は、請求項10に記載した構成に対し、上記学習値は、上記第1の温度降下量に対する上記第2の温度降下量の比として算出されることを特徴とする。
(熱間仕上出側温度制御の制御部)
次に、仕上圧延中の温度制御(冷却制御)について説明する。この温度制御は、仕上圧延機出側での温度が仕上出側目標温度となるように、仕上圧延中に上記冷却装置2を使用して冷却を行う温度制御である。この温度制御は、板6を長手方向に沿って所定単位毎に仮想的に分けた切板単位に実施する。この熱間仕上出側温度制御は、冷却制御コントローラ10で実施される。
この冷却制御コントローラ10は、図1に示すように、機能的には、冷却量設定調整部10Aと目標冷却量算出部10Bとを備える。
次に、仕上圧延中の温度制御(冷却制御)について説明する。この温度制御は、仕上圧延機出側での温度が仕上出側目標温度となるように、仕上圧延中に上記冷却装置2を使用して冷却を行う温度制御である。この温度制御は、板6を長手方向に沿って所定単位毎に仮想的に分けた切板単位に実施する。この熱間仕上出側温度制御は、冷却制御コントローラ10で実施される。
この冷却制御コントローラ10は、図1に示すように、機能的には、冷却量設定調整部10Aと目標冷却量算出部10Bとを備える。
上記目標冷却量算出部10Bは、対象とする板6に対する各切板毎の目標冷却量の演算を行う制御部である。この目標冷却量算出部10Bは、図3に示すように、入側目標温度算出部10Ba、目標冷却量演算部10Bb、計算温度降下量算出部10Bc、実績温度降下量算出部10Bd、学習値算出部10Be、テーブル生成部10Bf、及び冷却量補正部10Bgと、を備える。
上記入側目標温度算出部10Baは、切板単位に、図4に示すフローチャートに基づき目標冷却量の演算を行う。すなわち、入側目標温度算出部10Baは、ステップS10にて、対象とする板6に対して予め設定されている仕上圧延速度パターンに基づき、対象とする切板の仕上圧延速度を取得する。
上記入側目標温度算出部10Baは、切板単位に、図4に示すフローチャートに基づき目標冷却量の演算を行う。すなわち、入側目標温度算出部10Baは、ステップS10にて、対象とする板6に対して予め設定されている仕上圧延速度パターンに基づき、対象とする切板の仕上圧延速度を取得する。
Claims (11)
- 予め設定した仕上圧延速度で熱延金属板を仕上圧延中に、冷却装置によって上記板を冷却することで、仕上圧延機出側での板温度を予め設定した仕上出側目標温度に制御する熱間仕上温度制御方法であって、仕上圧延機入側での板の温度である入側実績温度に基づき、予め設定した温度モデルを用いて、仕上圧延機出側での板温度を上記仕上出側目標温度にする目標冷却量を算出し、その目標冷却量に上記冷却装置での冷却量を制御する熱間仕上温度制御方法において、
上記入側実績温度と上記温度モデルとを使用して、上記目標冷却量で冷却を実施したときの、仕上圧延機入側から仕上圧延機出側までの板の温度降下量を計算温度降下量として算出し、
上記入側実績温度と仕上圧延機出側での板の実績温度とから、仕上圧延機入側から仕上圧延機出側までの実際の板の温度降下量を実績温度降下量として算出し、
上記計算温度降下量に対する上記実績温度降下量の比を学習値として求め、
その学習値によって、当該学習値を求めた板とは別の板に対する上記目標冷却量を補正することを特徴とする熱間仕上温度制御方法。 - 上記学習値によって上記温度モデルの出力値を補正することで、上記目標冷却量を補正することを特徴とする請求項1に記載した熱間仕上温度制御方法。
- 上記仕上出側目標温度を上記温度モデルを用いて仕上圧延機入側の入側目標温度に換算し、その換算した入側目標温度と上記入側実績温度との差分から上記冷却装置の目標冷却量を求める熱間仕上温度制御方法において、
上記学習値による補正は、上記学習値によって上記換算した入側目標温度を補正することで実施することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した熱間仕上温度制御方法。 - 仕上圧延する熱延金属板を、予め設定した基準で複数の板区分に分類しておき、その板区分毎に上記学習値を記憶しておき、仕上圧延する板に対応する板区分の学習値を使用して、上記学習値による補正を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した熱間仕上温度制御方法。
- 上記求めた学習値を、その学習値を求めた板のまだ仕上圧延していない部分の温度制御に反映することを特徴とする請求項4に記載した熱間仕上温度制御方法。
- 予め設定した仕上圧延速度で熱延金属板を仕上圧延中に、冷却装置によって上記板を冷却して、仕上圧延機出側での板温度を予め設定した仕上出側目標温度に制御する熱間仕上温度制御装置であって、仕上圧延機入側での板の温度である入側実績温度に基づき、予め設定した温度モデルを用いて、仕上圧延機出側での板温度を上記仕上出側目標温度にする目標冷却量を算出する目標冷却量算出部と、その目標冷却量算出部が算出した目標冷却量を制御量として上記冷却装置での冷却量を制御する冷却量調整部と、を備えた熱間仕上温度制御装置において、
上記入側実績温度と上記温度モデルとを使用して、上記冷却装置による上記目標冷却量で冷却を実施したときの、仕上圧延機入側から仕上圧延機出側までの板の温度降下量を計算温度降下量として算出する計算温度降下量算出部と、
上記入側実績温度と仕上圧延機出側での板の実績温度とから、実際の仕上圧延機入側から仕上圧延機出側までの板の温度降下量を実績温度降下量として算出する実績温度降下量算出部と、
上記計算温度降下量算出部が算出した計算温度降下量に対する上記実績温度降下量算出部が算出した実績温度降下量の比を学習値として求める学習値算出部と、
上記学習値算出部が求めた学習値で、上記温度モデルを用いて算出した目標冷却量を補正する冷却量補正部と、を備えることを特徴とする熱間仕上温度制御装置。 - 上記目標冷却量算出部は、上記仕上出側目標温度を上記温度モデルを用いて仕上圧延機入側の入側目標温度に換算し、その換算した入側目標温度と上記入側実績温度との差分から上記冷却装置の目標冷却量を求め、
上記冷却量補正部は、上記学習値によって上記換算した入側目標温度を補正することで上記目標冷却量を補正することを特徴とする請求項6に記載した熱間仕上温度制御装置。 - 仕上圧延する熱延金属板を、予め設定した基準で複数の板区分に分類しておき、その板区分毎に上記学習値を記憶するテーブル生成部を備え、
上記冷却量補正部は、テーブル生成部を参照して、仕上圧延する板に対応する板区分の学習値を使用して上記学習値による補正を行うことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載した熱間仕上温度制御装置。 - 上記求めた学習値を、その学習値を求めた板のまだ仕上圧延していない部分の温度制御に反映することを特徴とする請求項8に記載した熱間仕上温度制御装置。
- 熱延金属板を仕上圧延機で仕上圧延中に、上記板を冷却装置で冷却することで仕上圧延機出側での板温度を仕上出側目標温度に制御する工程を含む熱延金属板の製造方法であって、
上記仕上圧延機の入側から出側までの温度関係を表す温度モデルを使用して、上記温度モデルと仕上圧延機入側での板の入側実績温度とから求めた目標冷却量で冷却を実施したときの上記仕上圧延機入側から上記仕上圧延機出側までの板の温度降下量である第1の温度降下量と、上記入側実績温度と上記仕上圧延機出側での板の実績温度とから求めた温度降下量である第2の温度降下量と、から得られる値を学習値とし、その学習値を予め設定した操業条件毎に求めて記憶しておき、
実測された仕上圧延機入側での入側実績温度と上記温度モデルとから目標冷却量を算出する際に上記記憶した学習値で補正し、その補正した目標冷却量に基づく冷却を行いながら仕上圧延を行うことを特徴とする熱延金属板の製造方法。 - 上記学習値は、上記第1の温度降下量に対する上記第2の温度降下量の比として算出されることを特徴とする請求項10に記載した熱延金属板の製造方法。
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JP2011273591A JP5861436B2 (ja) | 2011-12-14 | 2011-12-14 | 熱間仕上温度制御方法、熱間仕上温度制御装置、及び熱延金属板の製造方法 |
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JP2011273591A Active JP5861436B2 (ja) | 2011-12-14 | 2011-12-14 | 熱間仕上温度制御方法、熱間仕上温度制御装置、及び熱延金属板の製造方法 |
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CN115608793B (zh) * | 2022-12-20 | 2023-04-07 | 太原科技大学 | 一种机理融合数据的精轧温度调控方法 |
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2011
- 2011-12-14 JP JP2011273591A patent/JP5861436B2/ja active Active
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