JP3692904B2 - 熱間仕上圧延機のセットアップ方法 - Google Patents

熱間仕上圧延機のセットアップ方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粗圧延機と仕上圧延機の間で素材を再加熱する工程を有する熱間仕上圧延機のセットアップ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、一般的な熱間圧延設備における仕上圧延機のセットアップ方法を説明するための装置構成図である。同図において符号1は粗圧延機、2は仕上圧延機、3は仕上圧延機入側温度計、4は圧下装置、5はロール駆動モータ、6は被圧延材プロフィル制御用アクチュエータ、7はデスケーラ、8は粗圧延材、10は圧延条件設定装置、11は従来の仕上圧延機のセットアップ装置、12は圧下位置設定装置、13はロール回転速度設定装置、14は被圧延材プロフィル制御量設定装置である。
【0003】
粗圧延材8を粗圧延機1によって粗圧延し、次いで、タンデムに配置した複数のスタンドからなる仕上圧延機2で仕上圧延する通常の熱間圧延設備において、粗圧延材を仕上圧延機に通板する前に、予め仕上圧延機各スタンドのロール圧下位置、ロール速度などのセットアップを行っておく。すなわち、圧延中はAGC(Automatic Gauge Control )装置および仕上圧延機出側の厚さ計を用いたフィードバック制御により厚さ制御が行われるが、被圧延材の先端部分はフィードバック制御ができないため、被圧延材の先端部分の塑性特性と圧延機の弾性特性を考慮したセットアップを行っている。これによって、先端部から所定の厚さ精度もしくは板幅方向の厚さ分布(以下、プロフィルという)精度を得ることができる。
【0004】
このセットアップにおいては、図1に示すように、仕上圧延機2の入側に設けられた仕上圧延機入側温度計3で粗圧延材8の先端部の表面温度を検出し、検出した表面温度と圧延条件設定装置10により予め設定された圧延条件とに基づき、仕上圧延機のセットアップ装置11は各スタンドの圧下位置およびロール回転速度の初期設定値を決定し、圧下位置設定装置12、ロール回転速度設定装置13に出力する。更に、被圧延材のクラウンやエッジドロップなどの製品プロフィルや仕上圧延機の形状に関する仕様が定められている場合は、被圧延材プロフィル制御量の初期設定値を決定し、被圧延材プロフィル制御量設定装置14に出力する。
【0005】
これらの出力結果に基づき、各スタンドの圧下装置4により圧下位置、ロール駆動モータ5によりロール回転速度が設定され、被圧延材プロフィル制御用アクチュエータ6により被圧延材プロフィル制御量が設定される。被圧延材プロフィル制御量設定装置14とはロールベンダ、可変クラウンロール、ロールシフト装置あるいはペアクロス装置などの金属帯の幅方向の厚さ分布を制御する装置の総称である。
【0006】
図1の仕上圧延機のセットアップ装置11の動作について説明する。仕上圧延機入側に設けられた温度計3で検出した温度Ts は、仕上圧延機における被圧延材の温度計算の初期値として使用される。すなわち、
【0007】
【数1】
Figure 0003692904
T(t,x):時刻t、厚さ方向位置xにおける被圧延材温度、
0 :被圧延材の先端部が温度計を通過した時刻、
s :被圧延材の表面温度測定値、
s :被圧延材の厚さ方向の表面に相当する座標、
c :被圧延材の厚さ方向の中心に相当する座標、
ΔT:被圧延材の厚さ方向の表面温度と中心温度の差、
である。
【0008】
図2は、被圧延材の厚さ方向温度分布例を示すグラフである。
【0009】
ここで、ΔTは、粗圧延機1の入側に設置された加熱炉(図1では図示されていない)を抽出した際の粗圧延材8の温度から、粗圧延1での圧延加工による温度上昇、ロール接触による冷却および粗圧延機1から仕上圧延機入側温度計3までの間の大気中冷却による温度降下を考慮して計算したり、経験的な定数値を使用したりして決定している。いずれにしても、仕上圧延機2の入側においては、粗圧延材8と粗圧延機のロールとの接触による冷却や空気中への放熱のために、圧延材表面は中心部よりも低温になることは明らかである。すなわち、ΔT>0である。
【0010】
仕上圧延機入側温度計3以降の粗圧延材8の温度は、次式の熱伝導方程式(2) を圧延材表面(厚み方向位置xs )における境界条件(3) のもとで解くことによって求められる。
【0011】
【数2】
Figure 0003692904
c:粗圧延材の比熱、
ρ:粗圧延材の密度、
λ:粗圧延材の熱伝導率、
Q(t) :時刻tにおける単位時間、単位体積あたりの入熱量、
q(t) :時刻tにおける単位時間、単位体積あたりの放熱量。
【0012】
ここで、粗圧延材への入熱量Q(t) および粗圧延材からの放熱量q(t) には、圧延条件設定装置10により予め設定された通板速度やデスケーラ7の使用水量、各スタンドにおける被圧延材の目標厚さなどに基づいて、粗圧延材先端部が通過する時刻tにおける推定値を使用する。
【0013】
次に、粗圧延材8が仕上圧延機に通板される段階で、被圧延材の先端部が仕上圧延機2の第iスタンドに到達すると推定される時刻ti における被圧延材の温度T(ti,x)から、例えば、厚み方向の温度分布を平均化することによって、各スタンドにおける圧延材の平均温度Ti を計算し、これに基づいて変形抵抗を計算する。
【0014】
熱間圧延における変形抵抗を計算する式としては、次式で示す式が広く知られている。
【0015】
【数3】
Figure 0003692904
Kfmi :第iスタンドにおける被圧延材の変形抵抗
εi :第iスタンドにおける被圧延材の歪み
υi :第iスタンドにおける被圧延材の歪み速度
i :第iスタンドにおける被圧延材の温度
A,B:定数
ここで、ε、υは予め与えられた仕上圧延機における各スタンドの目標厚さや通板速度から求めることができる。
【0016】
更に、前記変形抵抗Kfmi から(5) 、(6) 式により各スタンドにおける圧延荷重および先進率を計算する。
【0017】
【数4】
Figure 0003692904
i :第iスタンドにおける被圧延材の圧延荷重、
i :第iスタンドにおける被圧延材の先進率、
Kfmi :第iスタンドにおける被圧延材の変形抵抗、
i':第iスタンドにおけるワークロールの扁平ロール半径、
i :第iスタンドにおける被圧延材の入側厚さ、
i :第iスタンドにおける被圧延材の出側厚さ、
Qpi :第iスタンドにおける被圧延材の圧下力関数、
φi :第iスタンドにおける被圧延材の中立角、
i :第iスタンドにおける被圧延材の幅。
【0018】
ここで、圧延材の入出側厚さおよび幅は圧延条件設定装置10によって予め与えられ、圧下力関数Qpi および中立角φi は、例えばSimsによって提案された近似圧延理論モデルによって解くことが知られている。
【0019】
また、扁平ロール半径Ri'は、例えば(7) 式で示すHitchcockの式と圧延荷重を導出する前記(5) 式とを連立させることによって求めることができる。
【0020】
【数5】
Figure 0003692904
i :第iスタンドにおけるワークロール半径、
C:定数。
【0021】
次に、(8) 式で表されるゲージメータ式に基づいて各スタンドの圧下位置を求めるとともに、(9) 式で表されるように、各スタンドのマスフローバランス(各スタンドの体積速度一定)を保つべくロール回転速度を求める。
【0022】
【数6】
Figure 0003692904
i :第iスタンドの圧下位置
i :第iスタンドのミル剛性係数
S0i :第iスタンドの圧下零点補正値
【0023】
【数7】
Figure 0003692904
i :第iスタンドのロール駆動モータの回転速度
F :製品目標厚さ(最終スタンドの出側厚さ)
F :製品目標通板速度(最終スタンドの出側速度)
Gri :第iスタンドのロール駆動モータとロールとのギア比
被圧延材のクラウンやエッジドロップなどの製品プロフィルや仕上圧延機の形状に関する仕様が定められている場合は、上記(5)式で計算された圧延荷重に基づいて、例えば、公知文献(「ホットストリップミルにおける板プロフィル・平坦度制御」鉄と鋼、Vol.74、No.7、p.1402〜1409。以下、公知文献1という)等に記された方法によって、被圧延材プロフィル制御量の初期設定値を求める。
【0024】
近年、鋼板の使用時のコスト削減を目的として、冷延鋼板と同等の薄さの熱延鋼板を製造する傾向にあり、このような圧延材では、仕上圧延における圧延材の温度が低下しすぎて仕上圧延機の耐荷重の限界を越えたり、圧延材の材料特性に悪影響を与える場合がある。このことから、粗圧延機と仕上圧延機の間に加熱装置を設け、仕上圧延機入側において圧延材の温度を仕上圧延機の保護や材料特性上必要な目標温度まで昇温する技術が用いられるようになってきた。
【0025】
しかしながら、従来の仕上圧延機のセットアップ方法では、このような加熱装置の影響による温度変化を考慮していないため、問題が生ずる。
【0026】
図3は、加熱装置を通過する前後の圧延材の温度変化の一例を示す模式的グラフである。同図に示すように、加熱装置を通過した直後では粗圧延材の中心部に比べて表面での温度が高くなる。このため、粗圧延機出側から仕上入側温度計までの温度変化として大気中への放熱しか考慮しない従来のセットアップ方法では十分なセットアップ精度が得られず、被圧延材の寸法精度が低下する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、粗圧延機と仕上圧延機の間に加熱装置を設けた場合に、仕上圧延機の圧下位置およびロール回転速度のセットアップ、あるいは被圧延材プロフィル制御量のセットアップ精度の良好な熱間仕上圧延機のセットアップ方法を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明者は各種のシミュレーションおよび実験により、下記の知見を得た。
【0029】
(a) 従来、加熱装置のない設備において、仕上圧延機入側の被圧延材先端の温度をセットアップ計算に用いる場合には被圧延材の平均変形抵抗を求めるべく、厚さ方向の温度分布を考慮した平均温度を求める手法がとられる。この平均温度を求めるには仕上圧延機入側の表面温度を測定し、前記(2) および(3) 式等の基づいた計算をすればよい。
【0030】
しかし、図3に示すように、粗圧延材の表面温度が中心温度より高温になるため、加熱装置のない場合のプロセス制御方法はそのままでは使えない。この対策として、加熱装置の加熱パターンがおおよそ一定で、加熱装置〜仕上圧延機までの粗圧延材の搬送条件が一定であるときは、加熱装置入側または出側の粗圧延材の表面温度を測定し、該測定値から定数または定数テーブルから索表した定数で仕上圧延機入側の温度を推定することができる。
【0031】
(b) 粗圧延材先端部の仕上圧延機入側温度を推定するに際し、上記のように、加熱装置入側または出側の温度測定値から定数を用いて推定する方法をすべての場合に用いると温度推定誤差が大きくなることがある。その場合は加熱装置入側温度測定値または加熱装置出側温度測定値と、加熱装置の加熱パターンに基づいて、加熱装置出側または仕上圧延機入側の粗圧延材の厚さ方向の温度分布を伝熱計算等によって求めるのが望ましい。
【0032】
(c) 従来、加熱装置のない場合のセットアップ方法は、仕上圧延機入側の被圧延材温度を測定した後セットアップ計算を開始し、結果を得てから各スタンドの圧下位置等の初期設定値を決定する。セットアップ計算は相当の計算時間を要するため、温度測定してから通板開始するまでの時間的余裕が少ないため、場合によっては通板開始を遅らせる必要があることもある。これに対して、加熱装置がある場合には、仕上入側の被圧延材の温度を所定の値に制御することが可能である。従って、予め仕上圧延機入側の被圧延材温度を想定して仕上圧延機のセットアップ計算を行っておき、この想定値になるように加熱装置の制御を行えばセットアップ計算の時間的余裕の問題が解消する。
【0033】
本発明は上記の知見に基づいて完成したものであり、その要旨は以下の通りである。
【0034】
(1) 粗圧延機と仕上圧延機の間に加熱装置を有する金属帯圧延機における熱間仕上圧延機のセットアップ方法であって、
前記加熱装置で加熱後の粗圧延材の先端部温度を推定し、該先端部温度の推定値から仕上圧延機入側の先端部温度を推定し、仕上圧延機入側の先端部温度の該推定値と予め設定した仕上圧延機の圧延条件とに基づいて仕上圧延機の各スタンドにおける被圧延材の温度を推定し、推定した被圧延材温度に基づいて仕上圧延機の各スタンドの圧下位置およびロール回転速度の初期設定値を決定することを特徴とする熱間仕上圧延機のセットアップ方法。
【0035】
(2) 粗圧延機と仕上圧延機の間に加熱装置を有する金属帯圧延機における熱間仕上圧延機のセットアップ方法であって、
前記加熱装置で加熱後の粗圧延材の先端部温度を推定し、該先端部温度の推定値から仕上圧延機入側の先端部温度を推定し、仕上圧延機入側の先端部温度の該推定値と予め設定した仕上圧延機の圧延条件とに基づいて仕上圧延機の各スタンドにおける被圧延材の温度を推定し、推定した被圧延材温度に基づいて仕上圧延機の各スタンドの被圧延材プロフィル制御量の初期設定値を決定することを特徴とする熱間仕上圧延機のセットアップ方法。
【0036】
(3) 加熱後の粗圧延材の先端部温度の推定値として、加熱装置出側の表面温度測定値を用いることを特徴とする前記(1) または(2) 項に記載の熱間仕上圧延機のセットアップ方法。
【0037】
(4) 加熱後の粗圧延材の先端部温度の推定値として、加熱装置入側または出側の粗圧延材先端部の表面温度測定値、粗圧延材の材質と寸法、および加熱装置の加熱パターンに基づいて算出した粗圧延材の厚さ方向の温度分布を用いることを特徴とする前記(1) または(2) 項に記載の熱間仕上圧延機のセットアップ方法。
【0038】
(5)粗圧延機と仕上圧延機の間に加熱装置を有する金属帯圧延機における熱間仕上圧延機のセットアップ方法であって、仕上圧延機入側の粗圧延材の先端部の目標温度を設定し、該先端部の目標温度と仕上圧延機の圧延条件とに基づいて仕上圧延機の各スタンドにおける被圧延材温度を推定し、該被圧延材温度に基づいて仕上圧延機の各スタンドの圧下位置およびロール回転速度の初期設定値を決定し、仕上圧延機入側の粗圧延材の先端部温度が前記目標温度となるように加熱装置入側の粗圧延材の先端部表面温度測定値に基づいた加熱装置の加熱パターンを設定することを特徴とする熱間仕上圧延機のセットアップ方法。
【0040】
【発明の実施の形態】
図4は、本発明に係る熱間仕上圧延機のセットアップ方法を説明するための装置構成図である。
【0041】
同図の装置構成図において、加熱装置出側の粗圧延材の表面温度を測定してセットアップを行う方法について説明する。図1と同一要素は同一符号で示す。粗圧延材を粗圧延機1によって粗圧延し、次いで、粗圧延材8を加熱装置20によって加熱した後、タンデムに配置した複数のスタンドからなる仕上圧延機2で仕上圧延するに際し、加熱装置20の出側に設けられた温度計21で粗圧延材8の先端部の表面温度を検出し、検出した表面温度と圧延条件設定装置10により予め設定された圧延条件に基づいて、仕上圧延機のセットアップ装置31によって各スタンドの圧下位置およびロール回転速度の初期設定値を決定し、圧下位置設定装置12、ロール回転数設定装置13に出力される。更に、被圧延材のクラウンやエッジドロップなどの製品プロフィルや仕上圧延機の形状に関する仕様が定められている場合は、被圧延材プロフィル制御量の初期設定値を決定し、被圧延材プロフィル制御量設定装置14に出力される。これらの結果に基づき、各スタンドの圧下装置4により圧下位置、ロール駆動モータ5によりロール回転速度、被圧延材プロフィル制御用アクチュエータ6により被圧延材プロフィル制御量が設定される。
【0042】
本発明に係る仕上圧延機のセットアップ装置31の動作を説明する。
【0043】
加熱装置20の出側に設けられた加熱装置出側温度計21で検出した温度 は、仕上圧延機における圧延材の温度計算の初期値として使用される。すなわち、
【0044】
【数8】
Figure 0003692904
0 :粗圧延材の先端部が加熱装置出側温度計21を通過した時刻、
b0:粗圧延材の表面温度測定値、
ΔT' :粗圧延材の厚さ方向の表面温度と中心部温度の差、
とする。
ここで、ΔT' は図3に示すように加熱後の表面温度が中心より高くなる場合もあることを考慮して、予め記憶しておいた定数値または粗圧延材の材質・寸法毎に異なるパラメータを使用する。例えば、図3の特性を持つ加熱装置ではΔT' =−60℃である。
【0045】
加熱装置出側温度計21以降の圧延材の温度は、前記した熱伝導方程式(2) を粗圧延材表面(厚さ方向位置xs )における境界条件(3) のもとで解くことによって求める。
【0046】
ここで、圧延材への入熱量Q(t) 、圧延材からの放熱量q(t) は、圧延条件設定装置10により予め設定された通板速度やデスケーラ7の使用水量、各スタンドにおける圧延材の目標厚さなどに基づいて、圧延材先端部が通過する時刻tにおける値を使用する。
【0047】
次に、圧延材の先端部が仕上圧延機の第iスタンドに到達すると推定される時刻ti における圧延材の温度T(ti,x)から、例えば、厚さ方向の温度分布を平均化することによって、各スタンドにおける圧延材の平均温度Ti を計算し、これに基づいて前記した式(4) に従って、各スタンドの変形抵抗を計算する。
【0048】
次に、求められた各スタンドの変形抵抗に基づき、前記した式(5) 、(6) 、(7) に従って、各スタンドにおける圧延荷重および先進率を計算する。
【0049】
次に、求められた各スタンドの圧延荷重および先進率に基づき、前記式(8) 、(9) に従って、各スタンドの圧下位置、ロール回転速度を決定する。
【0050】
本発明の仕上圧延機のプロフィル制御量のセットアップ方法に係る仕上圧延機のセットアップ装置31の動作は以下のように行う。
【0051】
被圧延材のクラウンやエッジドロップなどの製品プロフィルや仕上圧延機の形状に関する仕様が定められている場合は、上記に述べた各スタンドの圧下位置、ロール回転速度を決定する方法にて計算された各スタンドの圧延荷重から、例えば、公知文献1に従って被圧延材プロフィル制御量を決定する。
【0052】
次に、本発明において、粗圧延材の先端部の厚さ方向の温度分布に基づいて仕上圧延機のセットアップを行う場合のセットアップ装置31の動作を説明する。この場合の装置構成図は図4と同一である。
【0053】
圧延材の温度分布は以下の方法に基づいて推定する。加熱装置の一形態として、誘導加熱装置を使用した場合、誘導加熱装置から圧延材に与えられる熱量は厚さ方向の表面から中心部に向かって指数関数的に減少していくことが知られている。すなわち、各時刻tにおいて圧延材の厚み方向位置xの位置に加熱装置から与えられる熱量Qb(t,x)を、加熱装置の消費電力などの時間推移である加熱パターンを基に推定し、加熱装置の内部での圧延材の温度変化を、次式を用いて計算する。
【0054】
【数9】
Figure 0003692904
b(t,x):時刻t、粗圧延材の厚さ方向の位置xに対して加熱装置から与えられる熱量、
q'(t):時刻tにおける単位時間、単位体積あたりの放熱量。
【0055】
これにより、圧延材先端部が加熱装置出側に達すると推定される時刻tb0における圧延材の表面温度T(tb0,xs)と中心部の温度T(tb0,xc)をそれぞれ求める。この計算結果に基づいて、加熱装置出側温度計21で検出した表面温度Tb0と、圧延材中心部の温度との差を推定する。すなわち、前記(10)式において、
【0056】
【数10】
Figure 0003692904
として、仕上圧延機における圧延材の温度計算の初期値として使用する。
【0057】
加熱装置出側温度計21以降の圧延材の温度は、前記した熱伝導方程式(2) を、境界条件(3) のもとで解くことによって求める。
【0058】
ここで、圧延材への入熱量Q(t) 、圧延材からの放熱量q(t) は、圧延条件設定装置10により予め設定された通板速度やデスケーラ7の使用水量、各スタンドにおける圧延材の目標厚さなどに基づいて、圧延材先端部が通過する時刻tにおける値を使用する。
【0059】
次いで、圧延材の先端部が仕上圧延機の第iスタンドに到達すると推定される時刻ti における圧延材の温度T(ti,x)から、例えば、厚み方向の温度分布を平均化することによって、各スタンドにおける圧延材の平均温度Ti を計算し、これに基づいて前記した(4) 式に従って、各スタンドの変形抵抗を計算する。
【0060】
その後、求められた各スタンドの変形抵抗に基づき、前記の(5) 〜(7) 式に従って、各スタンドにおける圧延荷重および先進率を計算する。
【0061】
最後に、求められた各スタンドの圧延荷重および先進率に基づき、(8) 、(9) に従って、各スタンドの圧下位置およびロール回転速度を決定する。
【0062】
一方、被圧延材のクラウンやエッジドロップなどの製品プロフィルや仕上圧延機の形状に関する仕様が定められている場合は、上述の仕上圧延機のセットアップ計算で求められた各スタンドの圧延荷重から、前記公知文献1に従って被圧延材プロフィル制御量を決定する。
【0063】
図5は、本発明に係る加熱装置の入側に温度計を有する熱間仕上圧延機のセットアップ方法を説明するための装置構成図である。同図において、図4と同一要素は同一符号で示す。同図では加熱装置20の入側に温度計が設置されている。
【0064】
粗圧延材8を粗圧延機1によって粗圧延し、次いで、加熱装置20によって加熱した後、タンデムに配置した複数のスタンドからなる仕上圧延機2で仕上圧延するに際し、加熱装置20の入側に設けられた加熱装置入側温度計22で粗圧延材8の先端部の表面温度を検出する。この温度Tbiは加熱装置20および仕上圧延機2における圧延材の温度計算の初期値として使用される。すなわち、
【0065】
【数11】
Figure 0003692904
T(t,x) :時刻t、厚さ方向位置xにおける粗圧延材温度、
0 :粗圧延材の先端部が加熱装置入側温度計を通過した時刻、
bi :粗圧延材の表面温度測定値、
s :粗圧延材の厚さ方向の表面に相当する座標、
c :粗圧延材の厚さ方向の中心に相当する座標、
ΔTb :粗圧延材の厚さ方向の表面と中心の温度差、とする。
【0066】
ここで、ΔTb は粗圧延機1の入側に設置された図示しない加熱炉を抽出した際の温度から、粗圧延機1での温度変化および粗圧延機1から加熱装置入側温度計22までの間で放熱されることによる温度変化を考慮して計算したり、経験的な定数値を使用するなどして決定する。いずれにしても、加熱装置入側においては、粗圧延材と粗圧延機の圧延ロールとの接触による冷却や放熱のために、圧延材表面は中心部よりも低温になることは明らかである。すなわち、ΔTb ≧0である。
【0067】
式(14)で与えられる圧延材温度を初期値として、加熱装置における温度変化を前記式(11)、(12)に従って計算し、加熱装置出側から仕上圧延機入側まで、および仕上圧延機における温度変化を(2) 、(3) に従って計算する。
【0068】
ここで、圧延材への入熱量Q(t) 、Qb(t,x)、圧延材からの放熱量q(t) 、q'(t)は、圧延条件設定装置10により予め設定された加熱装置の消費電力などの時間推移である加熱パターンおよび通板速度、デスケーラ7の使用水量、各スタンドにおける圧延材の目標厚さなどに基づいて、圧延材先端部が通過する時刻tにおける値を使用する。
【0069】
次に、圧延材の先端部が仕上圧延機の第iスタンドに到達すると推定される時刻ti における圧延材の温度T(ti,x)から、例えば、厚み方向の温度分布を平均化することによって、各スタンドにおける圧延材の平均温度Ti を計算し、これに基づいて前記した式(4) に従って、各スタンドの変形抵抗を計算する。
【0070】
次いで、求められた各スタンドの変形抵抗に基づき、(5) 〜(7) に従って、各スタンドにおける圧延荷重および先進率を計算する。
【0071】
その後、求められた各スタンドの圧延荷重および先進率に基づき、前記した(8) 、(9) に従って、各スタンドの圧下位置、ロール回転速度を決定する。
【0072】
一方、被圧延材のクラウンやエッジドロップなどの製品プロフィルや仕上圧延機の形状に関する仕様が定められている場合は、上述の仕上圧延機のセットアップ計算で求められた各スタンドの圧延荷重から、前記公知文献1に従って被圧延材プロフィル制御量を決定する。
【0073】
これまでに説明した本発明のセットアップ方法はいずれも加熱装置出側の粗圧延材の表面温度を測定した後、セットアップ計算を開始し、または加熱装置入側の粗圧延材の粗圧延材の表面温度を測定した後、加熱装置における伝熱計算を開始し、仕上圧延機の圧下位置およびロール回転速度、あるいは被圧延材プロフィル制御量のセットアップをする方法である。
【0074】
セットアップ計算は相当の計算時間を要し、さらに、加熱装置による粗圧延材の温度変化を計算する際に、多大な計算量を要する可能性があり、加熱装置出側から仕上圧延機までの距離が短かく、圧延材の通板速度が速いと、粗圧延材表面温度を検出した後では、セットアップが間に合わないこともある。
【0075】
この対策として、本発明では仕上圧延機のセットアップを優先的に決定し、加熱装置の加熱パターンを調整するセットアップ方法を提供する。
【0076】
図6は、本発明に係る加熱装置の加熱パターンをフィードフォワードして熱間仕上圧延機のセットアップ方法を説明するための装置構成図である。
【0077】
同図において、材料特性制約などから仕上圧延機における圧延材温度を確保する目的で、仕上圧延機入側での目標圧延材温度が目標温度設定装置34により予め設定される。
【0078】
粗圧延材8を粗圧延機1によって粗圧延し、加熱装置20によって加熱した後、タンデムに配置した複数のスタンドからなる仕上圧延機2で仕上圧延するに際し、加熱装置20の入側に設けられた温度計22で検出した粗圧延材8の先端部の表面温度に基づいて、加熱装置20に加熱パターンをフィードフォワードすることによって仕上圧延機入側における被圧延材の温度を目標温度設定装置34により予め与えられた目標温度に制御するとともに、前記仕上圧延機入側における被圧延材目標温度と圧延条件設定装置10により予め設定された圧延条件に基づいて、本発明に係る仕上圧延機のセットアップ装置31によって各スタンドの圧下位置およびロール回転速度の初期設定値を決定し、圧下位置設定装置12、ロール回転数設定装置13に出力される。
【0079】
一方、被圧延材のクラウンやエッジドロップなどの製品プロフィルや仕上圧延機の形状に関する仕様が定められている場合は、被圧延材プロフィル制御量の初期設定値を決定し、被圧延材プロフィル制御量設定装置14に出力される。これらの結果に基づき、各スタンドの圧下装置4により圧下位置、ロール駆動モータ5によりロール回転速度、被圧延材プロフィル制御用アクチュエータ6により被圧延材プロフィル制御量が設定される。
【0080】
セットアップ装置31の制御動作は以下の通りである。仕上圧延機における圧延材の温度を、前記仕上圧延機入側目標温度を初期値として、前記した熱伝導方程式(2) を圧延材表面(厚さ方向位置xs )における境界条件(3) のもとで解くことによって求める。
【0081】
ここで、圧延材への入熱量Q(t) 、圧延材からの放熱量q(t) は、圧延条件設定装置10により予め設定された通板速度やデスケーラ7の使用水量、各スタンドにおける圧延材の目標厚さなどに基づいて、圧延材先端部が通過する時刻tにおける値を使用する。
【0082】
次に、圧延材の先端部が仕上圧延機の第iスタンドに到達すると推定される時刻ti における圧延材の温度T(ti,x)から、例えば、厚さ方向の温度分布を平均化することによって、各スタンドにおける圧延材の平均温度Ti を計算し、これに基づいて前記した式(4) に従って、各スタンドの変形抵抗を計算する。
【0083】
次いで、求められた各スタンドの変形抵抗に基づき、前記した(5) 〜(7) 式に従って、各スタンドにおける圧延荷重および先進率を計算する。
【0084】
その後、求められた各スタンドの圧延荷重および先進率に基づき、前記(8) 、(9) 式に従って、各スタンドの圧下位置およびロール回転速度を決定する。
【0085】
一方、被圧延材のクラウンやエッジドロップなどの製品プロフィルや仕上圧延機の形状に関する仕様が定められている場合は、上述した仕上圧延機のセットアップ装置にて計算された仕上圧延機の各スタンドの圧延荷重から、公知文献1に従って被圧延材プロフィル制御量を決定する。
【0086】
【実施例】
加熱装置の出側に圧延材の温度を検出する温度計を設置し、被圧延材プロフィル制御用アクチュエータとしてワークロールベンダーを備えている熱間圧延設備におけるシミュレーションによる比較試験結果を示す。
【0087】
表1は、本発明に係る加熱装置出側の表面温度をセットアップ計算に用いる方法を適用した場合の試験結果として、仕上圧延機各スタンドにおける圧延材温度の推定値を示す(但し、加熱装置出側の表面温度は実測値)。但し、F1〜F7は仕上圧延機の第1スタンドから第7スタンドを示す。
【0088】
【表1】
Figure 0003692904
表2は、従来の仕上圧延機入側の温度測定値をセットアップ計算に用いる方法を適用した場合の試験結果として、仕上圧延機各スタンドにおける圧延材温度の推定値を示す(但し、加熱装置出側の表面温度は実測値)。
【0089】
【表2】
Figure 0003692904
本発明に係る方法を適用すれば、加熱装置出側においては、圧延材中心部の温度が表面よりも低くなることを正確に推定して仕上圧延機における圧延材温度を計算しているが、従来の方法を適用した場合は、加熱装置を想定していないので、圧延材中心部の温度が表面よりも高くなると誤って推定して仕上圧延機における圧延材温度を計算している。
【0090】
この温度計算結果に基づいて決定した、両方法による圧下位置およびロール回転速度の初期設定値の相違をそれぞれ表3、表4に示す。
【0091】
【表3】
Figure 0003692904
【表4】
Figure 0003692904
表3、表4の初期設定値に圧下位置およびロール回転速度を設定して、圧延を実施した際の先端部の製品厚さ(最終スタンドF7出側の厚さ)の偏差を表5に示すが、本発明を実施することによって製品の寸法精度悪化を防止できることがわかる。
【0092】
【表5】
Figure 0003692904
次に、本発明に係る加熱装置出側の表面温度を用い、被圧延材のプロフィル制御量をセットアップする方法を適用した場合の試験結果として、仕上圧延機各スタンドにおけるワークロールベンダーの初期設定値を表6に示す。
【0093】
【表6】
Figure 0003692904
表6の初期設定値にワークロールベンダーを設定して、圧延を実施した際の先端部製品クラウン偏差を表7に示すが、本発明を実施することによって製品の寸法精度悪化を防止できることがわかる。
【0094】
【表7】
Figure 0003692904
【発明の効果】
本発明によって、加熱装置を有する金属帯の熱間圧延装置において仕上圧延機の圧下位置およびロール回転速度、あるいは被圧延材プロフィル制御量の初期設定を精度高く行うことができ、圧延材先端部の寸法品質を保証することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な熱間圧延設備における仕上圧延機のセットアップ方法を説明するための装置構成図である。
【図2】被圧延材の厚さ方向温度分布例を示すグラフである。
【図3】加熱装置を通過する前後の圧延材の温度変化の一例を示す模式的グラフである。
【図4】本発明に係る熱間仕上圧延機のセットアップ方法を説明するための装置構成図である。
【図5】本発明に係る加熱装置の入側に温度計を有する熱間仕上圧延機のセットアップ方法を説明するための装置構成図である。
【図6】本発明に係る加熱装置の加熱パターンをフィードフォワードして熱間仕上圧延機のセットアップ方法を説明するための装置構成図である。
【符号の説明】
1:粗圧延機
2:仕上圧延機
3:仕上圧延機入側温度計
4:圧下装置
5:ロール駆動モータ
6:被圧延材プロフィル制御用アクチュエータ
7:デスケーラ
8:粗圧延材
10:圧延条件設定装置
11:セットアップ装置
12:圧下位置設定装置
13:ロール回転速度設定装置
14:被圧延材プロフィル制御量設定装置
20:加熱装置
21:加熱装置出側温度計
22:加熱装置入側温度計
31:セットアップ装置
34:目標温度設定装置

Claims (5)

  1. 粗圧延機と仕上圧延機の間に加熱装置を有する金属帯圧延機における熱間仕上圧延機のセットアップ方法であって、前記加熱装置で加熱後の粗圧延材の先端部温度を推定し、該先端部温度の推定値から仕上圧延機入側の先端部温度を推定し、仕上圧延機入側の先端部温度の該推定値と予め設定した仕上圧延機の圧延条件とに基づいて仕上圧延機の各スタンドにおける被圧延材の温度を推定し、推定した被圧延材温度に基づいて仕上圧延機の各スタンドの圧下位置およびロール回転速度の初期設定値を決定することを特徴とする熱間仕上圧延機のセットアップ方法。
  2. 粗圧延機と仕上圧延機の間に加熱装置を有する金属帯圧延機における熱間仕上圧延機のセットアップ方法であって、前記加熱装置で加熱後の粗圧延材の先端部温度を推定し、該先端部温度の推定値から仕上圧延機入側の先端部温度を推定し、仕上圧延機入側の先端部温度の該推定値と予め設定した仕上圧延機の圧延条件とに基づいて仕上圧延機の各スタンドにおける被圧延材の温度を推定し、推定した被圧延材温度に基づいて仕上圧延機の各スタンドの被圧延材プロフィル制御量の初期設定値を決定することを特徴とする熱間仕上圧延機のセットアップ方法。
  3. 加熱後の粗圧延材の先端部温度の推定値として、加熱装置出側の表面温度測定値を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の熱間仕上圧延機のセットアップ方法。
  4. 加熱後の粗圧延材の先端部温度の推定値として、加熱装置入側または出側の粗圧延材先端部の表面温度測定値、粗圧延材の材質と寸法、および加熱装置の加熱パターンに基づいて算出した粗圧延材の厚さ方向の温度分布を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の熱間仕上圧延機のセットアップ方法。
  5. 粗圧延機と仕上圧延機の間に加熱装置を有する金属帯圧延機における熱間仕上圧延機のセットアップ方法であって、仕上圧延機入側の粗圧延材の先端部の目標温度を設定し、該先端部の目標温度と仕上圧延機の圧延条件とに基づいて仕上圧延機の各スタンドにおける被圧延材温度を推定し、該被圧延材温度に基づいて仕上圧延機の各スタンドの圧下位置およびロール回転速度の初期設定値を決定し、仕上圧延機入側の粗圧延材の先端部温度が前記目標温度となるように加熱装置入側の粗圧延材の先端部表面温度測定値に基づいた加熱装置の加熱パターンを設定することを特徴とする熱間仕上圧延機のセットアップ方法。
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