JP2013119741A - 水道圧シリンダを利用した防水扉 - Google Patents

水道圧シリンダを利用した防水扉 Download PDF

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Abstract

【課題】商業電源の供給が停止され、水道水圧も得られない非常時に、自動的に防水扉を閉鎖する。
【解決手段】水道管23の水道水圧が減圧されると、非常用作動手段41では、水圧検出シリンダ42が収縮されて球状錘44が落下され、この球状錘44の落下により、索体47を介して水道水開閉弁25と水道・ガス切換弁26と扉開閉操作弁27とをそれぞれ操作し、駆動源供給管24を閉鎖し、窒素ガスタンク22から高圧の窒素ガスを駆動源供給管24に供給し、さらにこの高圧の窒素ガスを水道圧シリンダ21に供給して扉体14を閉鎖方向に駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、水道水圧により駆動される水道圧シリンダにより、扉体を開閉駆動する防水扉において、水道水圧が得られない非常時に扉体を閉鎖することができる非常用作動装置を具備したものに関する。
本出願人は、水道水圧を利用して防水扉や防水扉を開閉する特許文献1,2などの防水扉装置を数多く提案してきた。しかし、このような防水扉や防水扉を閉鎖する場合、メンテナンスや訓練の場合の他、台風や地震などの災害発生時が考えられる。特に大地震が発生した場合には、電気、ガス、水道が止まるおそれがある。
特開2003−321979 特開2003−336454
このように非常時には、水道管が破断して水道水圧が利用できないおそれがあり、津波や高潮などに対処できない。
本発明は上記問題点を解決して、商業電源の供給が停止され、水道水圧も得られない非常時に、防水扉を作動して閉鎖できる水道圧シリンダを利用した防水扉を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、
水道水圧源から供給される水道水圧により伸縮される水道圧シリンダと、当該水道圧シリンダにより開閉駆動される扉体とを具備した防水扉であって、
水道圧シリンダに供給して扉体を開閉駆動可能な高圧ガスを供給する高圧ガスタンクを設け、
水道水圧源から水道圧シリンダに接続される駆動源供給管に、水道水圧源から水道圧シリンダ側に、駆動源供給管を開閉可能な水道水開閉弁と、前記高圧ガスタンクから供給される高圧ガスと水道水圧とを切り替え可能な水道・ガス切換弁と、水道圧シリンダの一方の部屋と他方の部屋とに水道水圧または高圧ガスを切り替えて扉体の開閉と停止が可能な扉開閉操作弁と、を順次介在させ、
水道水圧の減圧を検出する減圧検出部を有し、当該減圧検出部の検出圧に基づいて前記水道水開閉弁、前記水道・ガス切換弁および前記扉開閉操作弁を操作する非常用作動手段を設け、
前記水道水開閉弁、前記水道・ガス切換弁および前記扉開閉操作弁に、それぞれ管開閉操作レバーおよび切換操作レバーならびに扉開閉操作レバーを設け、
前記減圧検出部に、水道圧源から供給された水道水圧によりピストンロッドが上方に伸展される水圧検出シリンダと、当該水圧検出シリンダに傾斜支持部材を介して支持された球状錘と、扉体を閉動可能な水道水圧の範囲で前記球状錘の落下を規制する落下規制部材を設け、
前記非常用作動手段は、前記減圧検出部で水道水圧が減圧されて収縮された前記水圧検出シリンダにより、前記傾斜支持部材から前記球状錘を落下させ、前記球状錘に連結された索体を介して、前記管開閉操作レバーを操作し前記水道水開閉弁により前記駆動源供給管を閉鎖するとともに、前記切換操作レバーを操作して前記水道・ガス切換弁により高圧ガスを前記駆動源供給管に供給し、さらに前記扉開閉操作レバーを操作して前記扉開閉操作弁により水道圧シリンダに高圧ガスを供給して扉体を閉鎖方向に駆動するものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、
扉体の移動が案内されるガイド溝あるいは扉体の回動支持部に向かって水道水または高圧ガスを噴射する複数の清掃ノズルを設置し、
水道圧供給管から分岐された水道水分岐管、または/および高圧ガスタンクに接続されたガス分岐管を、清掃源切換弁を介して前記清掃ノズルに接続したものである。
請求項1記載の発明によれば、災害時に水道管が破損して水道水圧が減圧されることがあっても、非常用作動手段の水圧検出シリンダが収縮されて錘が落下され、索体を介して管開閉操作レバー、切換操作レバー、扉開閉操作レバーをそれぞれ操作する。これにより、水道水開閉弁により駆動源供給管を閉鎖して水道水の供給を停止し、水道・ガス切換弁により駆動源を水道水から高圧ガスに切り替え、扉開閉操作弁により水道圧シリンダに高圧ガスを供給して扉体を閉鎖方向に駆動することができる。したがって、災害時に、商業電源の供給が停止され、水道水圧も得られない状態でも、扉体を自動的に閉動することができ、高潮や津波に効果的に対応することができる。
請求項2によれば、メンテナンス時などに、清掃源切換弁を操作することにより、清掃ノズルから水道水や高圧ガスを噴射することで、扉体のガイド溝や回動支持部に付着、堆積した障害物を容易に除去することができ、非常時の扉体の閉鎖をスムーズに行うことができる。
本発明に係る防水扉の実施例1を示し、防水扉および駆動源供給ユニットを示す構成図である。 非常用作動手段の水道水圧検出部を示す断面図である。 防水扉の平面図である。 非常用作動手段の作動状態を示す構成図である。 本発明に係る防水扉の実施例2を示し、開閉駆動ユニットおよび駆動源供給ユニットを示す構成図である。 開閉駆動ユニットの平面図である。 開閉駆動ユニットの側面部分断面図である。 防水扉の正面図である。 同開閉駆動ユニットおよび駆動源供給ユニットを採用した防水扉の実施例3を示す概略斜視図である。 同開閉駆動ユニットおよび駆動源供給ユニットを採用した防水扉の実施例4を示す概略斜視図である。 同開閉駆動ユニットおよび駆動源供給ユニットを採用した防水扉の実施例4を示す概略斜視図である。 同開閉駆動ユニットおよび駆動源供給ユニットを採用した防水扉の実施例4を示す概略斜視図である。 同開閉駆動ユニットおよび駆動源供給ユニットを採用した防水扉の実施例5を示す概略斜視図である。
[実施例1]
以下、本発明に係る水道水圧を利用した昇降式防水扉の実施例1を図1〜図4に基づいて説明する。
図1および図3に示すように、この防水扉11は、通路12の床部13に形成されたピット15から扉体14を上昇して通路12を止水する昇降式で、扉体14が床部13に形成されたピット15に収容され、このピット15内から左右側部に形成されたガイド溝16に沿って扉体14がスライド自在に案内され昇降される。これらガイド溝16には、奥面に複数のガイドローラ18が所定間隔をあけて設置されている。また扉体14の左右端面には、それぞれガイドローラ18を収容する凹部19が形成され、凹部19内にガイドローラ18が転動する凹部底板19aが設置され、扉体14の上下方向のスライドが案内されるとともに、前後方向の位置ずれを規制されている。またガイド溝16内で扉体14が水圧を受ける前面側に、止水用のシール材17が取り付けられている。
扉体14は、底面が開放された中空厚板状の躯体で構成され、開閉駆動装置としてピット15の底面に立設された複数(図では2本)の水道圧シリンダ21が扉体14内に収容されている。そして水道圧シリンダ21のピストンロッド21aが扉体14の天井部に連結されている。また昇降時に、扉体14の重量を軽減する左右一対のカウンタウェイト37が設けられている。これらカウンタウェイト37に連結されたチェーン(またはワイヤロープ)40が、扉体14内の上部に回転自在に支持された左右方向の水平軸38のスプロケット39に巻回され、その連結端40eが扉体14の下端部に連結されている。
また駆動源供給ユニット20には、非常時の閉鎖用駆動源として使用される高圧の窒素ガスタンク(高圧ガスタンク、高圧エアでも可)22が装備されている。
駆動源供給ユニット20において、水道水圧源である水道管23に接続された駆動源供給管24に、水道管23から水道圧シリンダ21側に、逆止弁24b、水道水開閉弁25、水道・ガス切換弁26、扉開閉操作弁27が順に介在されている。そして、扉開閉操作弁27から水道圧シリンダ21の閉鎖用の伸展室21Uに閉鎖作動管28Uが接続され、扉開閉操作弁27から水道圧シリンダ21の開放用の収縮室21Dに開放作動管28Dが接続されている。また窒素ガスタンク22に接続されたガス供給管29に、ガス開閉弁22aが介在されている。
前記水道水開閉弁25は管開閉操作レバー25aを有するレバー操作式で、駆動源供給管24を開閉して水道水を供給、停止操作可能なものである。前記水道・ガス切換弁26は切換操作レバー26aを有するレバー操作式で、ガス供給管29が接続され、窒素ガスタンク22から供給される高圧の窒素ガスと水道水とを切り替え可能なものである。前記扉開閉操作弁27は扉開閉操作レバー27aを有するレバー操作式で、駆動源である水道水圧または高圧窒素ガスの閉鎖作動管28Uから伸展室21Uへの供給(および収縮室21Dからの排出)と、水道水圧または高圧窒素ガスの開放作動管28Dから伸展室21Uへの供給(および収縮室21Dからの排出)とを切り替えるものである。通常時やメンテナンス時には、手動で扉開閉操作弁27を操作して水道水を伸展室21Uまたは収縮室21Dに供給して扉体14の開閉を行うことができる。
この駆動源供給ユニット20には、扉体14をスムーズにスライドさせるために、ガイド溝16に付着、堆積し開閉の障害となる障害物を除去する清掃手段31が設けられている。この清掃手段31は、扉体14の開閉駆動源である水道水または高圧の窒素ガスを利用し、扉体14(または床部13側)に設けられた複数の清掃ノズル32から噴射させて、付着、堆積した障害物を排出溝33から除去し、排出する。
すなわち、水道水開閉弁25と水道・ガス切換弁26の間の駆動源供給管24から分岐された水道水分岐管24a、ガス供給管29から分岐されたガス分岐管34とが、清掃源切換操作レバー35aを有する手動レバー操作式の清掃源切換弁35に接続され、清掃源切換弁35から清掃源供給管36および分岐管を介して複数の清掃ノズル32に接続されている。36aは、扉体14が上昇しても伸長追従可能な蛇腹状ホースである。
したがって、定期的なメンテナンス時に清掃源切換弁35を中立位置IIから水道水接続位置Iまたはガス接続位置IIIに操作し、複数の清掃ノズル32から水道水または高圧窒素ガスをガイド溝16に噴射して、ガイド溝16内に付着堆積した障害物を除去することができる。
次に、この駆動源供給ユニット20に設けられた非常用作動手段41を説明する。
この非常用作動手段41は、水道水圧が減圧されたことを検出する減圧検出部である水圧検出シリンダ42に基づいて、水道水開閉弁25、水道・ガス切換弁26および扉開閉操作弁27を操作する。
水圧検出シリンダ42は、図2に示すように、上方にピストンロッド42aを伸展可能な単動形シリンダが立設され、逆止弁24bと水道水開閉弁25の間の駆動源供給管24から分岐された検出分岐管43が接続され、操作停止弁49を介して伸展室42Uに接続されている。そして、水圧検出シリンダ42のピストンロッド42aの上端部に、上面に球状錘(錘)44を転動自在に支持する傾斜面が形成された傾斜支持部材45が取り付けられている。したがって、水圧検出シリンダ42は、ピストンロッド42aおよび球状錘44ならびに傾斜支持部材45の重量が伸展室42U内の水道水を加圧する加圧負荷となり、水道水圧が減圧されることによりピストンが下降されて、水道管の破断や断水などを検出することができる。また傾斜支持部材45の外周部に、球状錘44の落下を防止する筒状の落下規制部材46が位置決め固定されており、伸展室42Uに供給される水道水圧が、水道圧シリンダ21により扉体14を上昇可能な範囲Rで、傾斜支持部材45からの球状錘44の落下を規制できるように、落下規制部材46の下端位置が設定されている。
球状錘44に連結されたワイヤロープなどの索体47は、滑車48A〜48Dを介して管開閉操作レバー25a、切換レバー26aおよび扉開閉操作レバー27aにそれぞれの連結されており、球状錘44が落下することにより索体47を介して水道水開閉弁25および水道・ガス切換弁26ならび扉開閉操作弁27が操作される。すなわち、水道水開閉弁25が連通位置Iから閉鎖位置IIに操作されて水道水の供給が停止される。また水道・ガス切換弁26が中立位置IIからガス連通位置IIIに操作されて、駆動源を高圧の窒素ガスに切り替えられる。さらに扉開閉操作弁27が中立位置IIから閉鎖作動位置IIIに操作されて、高圧の窒素ガスが水道圧シリンダ21の伸展室21Uに送られ、水道圧シリンダ21が伸展されて扉体14が上昇され、通路12が閉鎖される。
このように、この非常用作動手段41では、水道水圧が減圧されると、水圧検出シリンダ42が収縮され、扉体14を閉鎖駆動ができなくなる水道圧に対応する位置で、球状錘44が落下規制部材46をくぐり抜けて落下される。そして、索体47により滑車48A〜48Dを介して操作レバー25a,26a,27aがそれぞれ操作され、水道水開閉弁25により水道水が停止される。また水道・ガス切換弁26により高圧の窒素ガスが供給される。さらに扉開閉操作弁27により高圧の窒素ガスが水道圧シリンダ21の伸展室21Uに導入される。これにより水道圧シリンダ21が伸展されて扉体14を上昇され、通路12が閉鎖される。
なお、操作停止弁49は手動コックまたは手動レバー式で、水道工事などで水道水圧が減圧される時に、非常用作動手段41の動作を停止するためのものである。
上記実施例1によれば、災害時に水道管が破損して水圧が減圧されることがあっても、非常用作動手段41において、水圧検出シリンダ42により球状錘44を落下させて、管開閉操作レバー25a、切換操作レバー26aおよび扉開閉操作レバー27aをそれぞれ操作する。そして、水道水開閉弁25により駆動源供給管24を閉鎖して水道水の供給を停止し、水道・ガス切換弁26により駆動源を水道水から高圧の窒素ガスに切り替え、扉開閉操作弁27により水道圧シリンダに高圧の窒素ガスを供給して伸展させ扉体14を上昇させて通路12を閉鎖することができる。これにより、災害時に、商業電源の供給が停止され、水道水圧も得られない状態でも、扉体14を自動的に閉動させて通路12を閉鎖することができ、高潮や津波に効果的に対応することができる。
また、メンテナンス時などに、清掃源切換弁35を操作して清掃ノズル32から水道水や高圧ガスを噴射することで、扉体14のガイド溝16に堆積付着した障害物を容易かつ効果的に除去することができる。
[実施例2]
本発明に係る防水扉の実施例2を、図5〜図8を参照して説明する。
この防水扉は、図5〜図7に示す複数の水道圧シリンダ61A,61Bを使用した開閉駆動ユニット50と、実施例1と同じ駆動源供給ユニット20を具備し、開閉駆動ユニット50のクランク機構により得られた回転力を利用して、図8に示すスライドゲート(扉体)51を往復移動(スライド)させ、開閉ストロークが5m以上あるような径間Lの大きい防潮堤や大型施設の出入口52を開閉するものである。
前記スライドゲート51は、出入口52の底部に敷設された走行レール53に案内される複数の走行車輪54が取り付けられて出入口52と収納部55の間を往復移動される。またスライドゲート51の天面に垂直軸心回りに回転自在に支持された転倒防止用のガイドローラ56が、転倒防止レール57に嵌合されている。また図7に示すように、スライドゲート51の天面に開閉用ピンラック58がスライド方向に沿って取り付けられている。
開閉駆動ユニット50は、クランク軸62に駆動スプロケット63が取り付けられるとともに、両端部に左右一対のクランクアーム64A,64Bがそれぞれ取り付けられ、180度位相の異なるクランクアーム64A,64Bの一端部に、水道圧シリンダ61A,61Bのピストンロッドが連結されている。またクランクアーム64A,64Bの他端部に検出ピン65A,65Bが設けられ、これら検出ピン65A,65Bが、検出プレート66A,66Bの外周部の係合溝に係合されて切換弁67A,67Bが操作される。これら切換弁67A,67Bにより、水道圧シリンダ61A,61Bがそれぞれ伸縮されてクランク軸62が回転駆動される。
さらにクランク軸62の下部に回転自在に支持され中間軸68に中間受動スプロケット69Aおよび中間駆動スプロケット69Bがそれぞれ固定され、この中間受動スプロケット69と駆動スプロケット63がチェーン71を介して連結連動されている。また中間軸68に、揺動アーム72の固定端が回転自在に支持されて上下方向に揺動自在に支持され、揺動アーム72の遊端部に駆動軸73が回転自在に支持されている。そしてこの駆動軸73に、中間駆動スプロケット69Bにチェーン74を介して連結連動される受動スプロケット75と、スライドゲート51の開閉用ピンラック58に噛み合う開閉駆動ピニオン76が固定されている。またユニットベースに設けられた噛合付勢装置77のコイルばね77aにより開閉駆動ピニオン76を開閉用ピンラック58に噛み合う方向に付勢し、開閉用ピンラック58に噛み込まれた小石などの障害物がある場合でも、開閉駆動ピニオン76が浮き上がって損傷を回避できる。
実施例2と実施例1における駆動源供給ユニット20およびその非常用作動手段41は、同一に構成されるため、同一符号を付して説明を省略する。ここで清掃ノズル32は、スライドゲート51の底部で走行レール53に対向して取り付けられる。
上記実施例2によれば、非常用作動手段41を具備した駆動源供給ユニット20により、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
[非常用作動手段41を有する駆動源供給ユニット20により駆動される開閉駆動装置を具備した防水扉の実施例3]
防水扉の実施例3は、図9に示すように、回動ゲート(扉体)81を、垂直支軸82を中心に回動して出入口52を開閉するものである。非常用作動手段41を有する駆動源供給ユニット20からの水道水圧または高圧窒素ガスにより駆動される開閉駆動装置として、垂直支軸82の上端に開閉駆動ユニット50の中間軸68が減速機を介して連結された回動開閉式が設けられている。もちろん図示したように観音開き形式でもよいし、片開き形式でもよい。この開閉形式の場合には、清掃手段は削除してもよい。
上記実施例3によれば、実施例2と同様の効果を奏することができる。
[非常用作動手段41を有する駆動源供給ユニット20により駆動される開閉駆動装置を具備した防水扉の実施例4]
防水扉装置の実施例4は、図10に示すように、出入口52の両側に立設された門柱部材91に案内されて昇降自在な昇降ゲート(扉体)92を具備したものである。門柱部材91上端部間に設けられた上部フレーム(固定側)90に、非常用作動手段41を有する駆動源供給ユニット20からの水道水圧または高圧窒素ガスにより駆動される開閉用ウインチからなる開閉駆動装置は、昇降ゲート92に連結された索体94を巻取ドラム95に巻き取るにより構成されている。そして、開閉駆動ユニット50の中間軸68が減速機を介して巻取ドラム95に連結されている。図示しないが、清掃手段31の清掃ノズル32は、門柱部材91で昇降ゲート92の両側部を案内するガイド溝を清掃可能に設置される。
なお、これら開閉駆動ユニット50とゲート開閉機構は、索体94を滑車を介して任意位方向に導出することで、天井部から離れた機械室に設置することもできる。
上記実施例4によれば、実施例2と同様の効果を奏することができる。
[非常用作動手段41を有する駆動源供給ユニット20により駆動される開閉駆動装置を具備した防水扉の実施例5]
防水扉の実施例5は、図11に示すように、昇降ゲート(扉体)92を具備したものである。非常用作動手段41を有する駆動源供給ユニット20からの水道水圧または高圧窒素ガスにより駆動される開閉駆動装置は、昇降ゲート92に垂設された複数のボールねじ軸97と、ボールねじ軸97に螺合される雌ねじ部材98とを具備し、開閉駆動ユニット50の中間軸68に減速機や連動ギヤを介して雌ねじ部材98を回転駆動するねじ駆動式に構成されている。図示しないが、清掃手段31の清掃ノズル32は、門柱部材91で昇降ゲート92の両側部を案内するガイド溝を清掃可能に設置される。
上記実施例5によれば、実施例2と同様の効果を奏することができる。
[非常用作動手段41を有する駆動源供給ユニット20により駆動される開閉駆動装置を具備した防水扉の実施例6]
防水扉の実施例6は、図12に示すように、出入口52の底部の収納凹部100に配置されて、水平な回動軸心回りに回動自在な起伏ゲート(扉体)101を具備したものである。門柱部材(固定側)102の上端部に、非常用作動手段41を有する駆動源供給ユニット20からの水道水圧または高圧窒素ガスにより駆動される開閉駆動装置が配置され、この開閉駆動装置は、起伏ゲート101に連結された複数の索体104と、索体104を巻き取る巻取ドラム103とを具備した開閉ウインチ式に構成されている。そして、図示しないが、開閉駆動ユニット50の中間軸68と巻取ドラム105とが直接または減速機を介して連結連動されている。清掃手段31の清掃ノズル32は、起伏ゲート101の底部で回動軸心部分(回動支持部)を清掃可能に設置される。
上記実施例6によれば、実施例2と同様の効果を奏することができる。
[非常用作動手段41を有する駆動源供給ユニット20により駆動される開閉駆動装置を具備した防水扉防水扉の実施例7]
防水扉の実施例7は、図13に示すように、下端部が水平軸心回りに回動自在な起伏ゲート(扉体)111を、中間部で水平軸心回りに折り畳み自在な分割扉111a,111bにより構成したもので、非常用作動手段41を有する駆動源供給ユニット20からの水道水圧または高圧窒素ガスにより駆動される開閉駆動装置は、門柱部材102の上端部に設置された開閉ウインチ式に構成される。清掃手段31の清掃ノズル32は、図示しないが、起伏ゲート101の底部で回動軸心部分(回動支持部)を清掃可能に設置される。
上記実施例7によれば、実施例2と同様の効果を奏することができる。
11 防水扉
20 駆動源供給ユニット
21 水道圧シリンダ
22 窒素ガスタンク
23 水道管
24 駆動源供給管
24a 水道水分岐管
25 水道水開閉弁
25a 管開閉操作レバー
26 水道・ガス切換弁
26a 切換操作レバー
27 扉開閉操作弁
27a 扉開閉操作レバー
28D 開放作動管
28U 閉鎖作動管
31 清掃手段
32 清掃ノズル
35 清掃源切換弁
35a 清掃源切換操作レバー
41 非常用作動手段
42 水圧検出シリンダ
42a ピストンロッド
43 検出分岐管
44 球状錘(錘)
45 傾斜支持部材
46 落下規制部材
47 索体
48A〜48D 滑車
49 操作停止弁
50 開閉駆動ユニット
51 スライドゲート(扉体)
52 出入口
53 走行レール
54 走行車輪
55 収納部
58 開閉用ピンラック
61A,61B 水道圧シリンダ
62 クランク軸
63 駆動スプロケット

Claims (2)

  1. 水道水圧源から供給される水道水圧により伸縮される水道圧シリンダと、当該水道圧シリンダにより開閉駆動される扉体とを具備した防水扉であって、
    水道圧シリンダに供給して扉体を開閉駆動可能な高圧ガスを供給する高圧ガスタンクを設け、
    水道水圧源から水道圧シリンダに接続される駆動源供給管に、水道水圧源から水道圧シリンダ側に、駆動源供給管を開閉可能な水道水開閉弁と、前記高圧ガスタンクから供給される高圧ガスと水道水圧とを切り替え可能な水道・ガス切換弁と、水道圧シリンダの一方の部屋と他方の部屋とに水道水圧または高圧ガスを切り替えて扉体の開閉と停止が可能な扉開閉操作弁と、を順次介在させ、
    水道水圧の減圧を検出する減圧検出部を有し、当該減圧検出部の検出圧に基づいて前記水道水開閉弁、前記水道・ガス切換弁および前記扉開閉操作弁を操作する非常用作動手段を設け、
    前記水道水開閉弁、前記水道・ガス切換弁および前記扉開閉操作弁に、それぞれ管開閉操作レバーおよび切換操作レバーならびに扉開閉操作レバーを設け、
    前記減圧検出部に、水道圧源から供給された水道水圧によりピストンロッドが上方に伸展される水圧検出シリンダと、当該水圧検出シリンダに傾斜支持部材を介して支持された球状錘と、扉体を閉動可能な水道水圧の範囲で前記球状錘の落下を規制する落下規制部材を設け、
    前記非常用作動手段は、前記減圧検出部で水道水圧が減圧されて収縮された前記水圧検出シリンダにより、前記傾斜支持部材から前記球状錘を落下させ、前記球状錘に連結された索体を介して、前記管開閉操作レバーを操作し前記水道水開閉弁により前記駆動源供給管を閉鎖するとともに、前記切換操作レバーを操作して前記水道・ガス切換弁により高圧ガスを前記駆動源供給管に供給し、さらに前記扉開閉操作レバーを操作して前記扉開閉操作弁により水道圧シリンダに高圧ガスを供給して扉体を閉鎖方向に駆動する
    ことを特徴とする水道圧シリンダを利用した防水扉。
  2. 扉体の移動が案内されるガイド溝あるいは扉体の回動支持部に向かって水道水または高圧ガスを噴射する複数の清掃ノズルを設置し、
    水道圧供給管から分岐された水道水分岐管、または/および高圧ガスタンクに接続されたガス分岐管を、清掃源切換弁を介して前記清掃ノズルに接続した
    ことを特徴とする請求項1記載の水道圧シリンダを利用した防水扉。
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