JP2004003138A - ゲート開閉駆動ユニットおよびこのゲート開閉駆動ユニットを具備した開閉ゲート装置 - Google Patents

ゲート開閉駆動ユニットおよびこのゲート開閉駆動ユニットを具備した開閉ゲート装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低圧の液圧シリンダにより大型のゲートを開閉可能にする。
【解決手段】ユニットボックス1に回転自在に支持された駆動軸3と、駆動軸3にラチェット機構4A,4Bを介して連結・回動自在に取り付けられた駆動レバー5A,5Bと、駆動レバー5A,5Bに連結連動された水道圧シリンダ6A,6Bとを具備し、前記駆動軸3によりゲート開閉機構を介してゲートを開閉するゲート用開閉駆動ユニットであって、前記駆動レバー5A,5Bにより、水道圧シリンダ6A,6Bへの給排水を切り替える給水弁7を操作する弁操作部8を設け、ラチェット機構4A,4Bによる駆動軸3の回転方向を切り替える開閉切替部9を設けた。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば出入口や水門、堰等のゲートを開閉するためのもので、特に商業電源が使用できない場合や遠隔地に適し、長大なゲートの開閉に好適なゲート開閉駆動ユニットおよびゲート開閉駆動ユニットを具備した開閉ゲート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明者等は、台風や洪水時、あるいは遠隔地では、商業電源が使用できない場合があり、このような場合にも正常に開閉可能な低圧の水道水圧による水道圧シリンダにより開閉する防水扉装置を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記防水扉装置は、水道圧シリンダのストロークの範囲内でゲートを開閉移動または回動させるため、大型のゲートをたとえば5m以上の大きいストロークで開閉移動させることができないという問題があった。
【0004】
本発明は、低圧の液圧シリンダにより大型のゲートを開閉可能なゲート開閉駆動ユニットおよびこのゲート開閉駆動ユニットを使用した開閉ゲート装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載のゲート開閉駆動ユニットは、ユニット本体に回転自在に支持された駆動軸と、前記駆動軸にラチェット機構を介して取り付けられた駆動レバーと、前記駆動レバーに連結連動された液圧シリンダとを具備し、前記駆動軸によりゲート開閉機構を介してゲートを開閉するゲート用開閉駆動ユニットであって、前記駆動レバーにより、液圧シリンダへの給排液を切り替える給液弁を操作する弁操作部を設け、ラチェット機構の駆動方向を切り替える開閉切替部を設けたものである。
【0006】
上記構成によれば、液圧シリンダの伸縮を繰り返して、駆動レバーおよびラチェット機構により直線駆動を回転駆動に変換し、駆動軸を一方にのみ回転駆動するので、低い液圧で大きい駆動力を得ることができるので、大型のゲートであっても大きいストロークで移動させることができる。また弁操作部を駆動レバーにより操作するので、電源などの他の駆動源が不要となる。
【0007】
請求項2記載のゲート開閉駆動ユニットは、液圧シリンダを水道水圧で駆動する水道圧シリンダにより構成し、1本の駆動軸に対して少なくとも2組のラチェット機構、駆動レバーおよび水道圧シリンダを設け、無端状の同調用索体の対称位置に前記駆動レバーを連結した巻き掛け伝動機構からなる同調装置により、各水道圧シリンダの出退駆動を同調させるように構成したものである。
【0008】
上記構成によれば、複数の水道圧シリンダにより、駆動軸を連続して効率良く回転駆動することができる。また駆動源を水道水圧としたので、水道管が敷設されたすべての場所に容易に設置することができる。また同調装置により、駆動レバーが駆動軸の駆動方向と反対方向の戻り移動する時に、同調用索体を介して駆動方向の他方の駆動レバーを間接的に駆動することができ、水道圧による駆動力が無駄になることが無く、さらに効率良くゲートを開閉することができる。
【0009】
請求項3記載の開閉ゲート装置は、長さ方向にスライド自在に配置されて出入口を開閉自在なスライドゲートを設け、前記スライドゲートおよび固定側の一方に、請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよびスライドゲートを開閉するゲート開閉機構を設け、前記ゲート開閉機構は、ゲート開閉駆動ユニットにより駆動軸を介して回転駆動される駆動輪体と、スライドゲートおよび固定側の他方にスライドゲートのスライド方向に沿って設けられて前記駆動輪体の回転反力を支持する反力受け部材とを具備したものである。
【0010】
上記構成によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構の駆動輪体を回転駆動し、反力受け部材を介して大型のスライドゲートを大きいストロークにわたって開閉駆動することができる。
【0011】
請求項4記載の開閉ゲート装置は、長さ方向にスライド自在に配置されて出入口を開閉自在なスライドゲートを設け、前記スライドゲートおよび固定側の一方に、請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよびスライドゲートを開閉するゲート開閉機構を設け、前記ゲート開閉機構に、ゲート開閉駆動ユニットの駆動軸に連結されてスライドゲートのスライド方向に沿って配置されたねじ軸と、スライドゲートおよび固定側の他方に設けられて、前記ねじ軸に螺合する雌ねじ部材とを具備したものである。
【0012】
上記構成によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構の雌ねじ部材またはねじ軸を回転駆動して大型のスライドゲートを大きいストロークにわたって開閉駆動することができる。
【0013】
請求項5記載の開閉ゲート装置は、長さ方向にスライド自在に配置されて出入口を開閉自在なスライドゲートを設け、固定側に請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよびスライドゲートを開閉する開閉ゲート装置を設け、前記開閉ゲート装置は、前記スライドゲートのスライド方向の両端部に配置されて少なくとも1個がゲート開閉駆動ユニットの駆動軸に連結された複数の輪体と、これら輪体間に巻張されて一部がスライドゲートに連結された索体からなる巻き掛け伝動機構とを具備したものである。
【0014】
上記構成によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構の雌ねじ部材またはねじ軸を回転駆動して大型のスライドゲートを大きいストロークにわたって開閉駆動することができる。
【0015】
請求項6記載の開閉ゲート装置は、基端部が垂直支軸を中心に回転自在に支持されて出入口を開閉自在な回動ゲートを設け、固定側に請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよび回動ゲートを開閉駆動するゲート開閉機構を設け、前記ゲート開閉機構は、ゲート開閉駆動ユニットの駆動軸が前記垂直軸に連結されて構成されたものである。
【0016】
上記構成によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構により垂直支軸を回転駆動して大型の回動ゲートを開閉駆動することができる。
【0017】
請求項7記載の開閉ゲート装置は、昇降自在に配置されて出入口を開閉自在な昇降ゲートを設け、前記出入口の上方の固定側に、請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよび昇降ゲートを昇降させるゲート開閉機構を設け、前記ゲート開閉機構は、前記ゲート開閉駆動ユニットの駆動軸に連結された巻取ドラムと、昇降ゲートに連結されて前記巻取ドラムに巻取られる索体とを具備したものである。
【0018】
上記構成によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構の巻取ドラムを回転駆動し索体を巻取り・繰出し、大型の昇降ゲートを開閉駆動することができる。
【0019】
請求項8記載の開閉ゲート装置は、出入口の底部から起伏自在に配置されて出入口を開閉自在な起伏とを設け、固定側に請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよびスライドゲートを開閉する開閉ゲート装置を設け、前記開閉ゲート装置は、固定側に配置されてゲート開閉駆動ユニットの駆動軸に連結された巻取ドラムと、起伏ゲートの遊端側に連結されて前記巻取ドラムに巻取られる索体とを具備したものである。
【0020】
上記構成によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構の巻取ドラムを回転駆動し索体を巻取り・繰出し、大型の起伏ゲートを開閉駆動することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係るゲート開閉駆動ユニットおよび開閉ゲート装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
まず、ゲート開閉駆動ユニット20の実施の形態を図1〜図7を参照して説明する。
図1に示すように、背面側にシリンダカバー(ユニット本体)2を有するユニットボックス(ユニット本体)1には、左右方向に貫通された駆動軸3が軸受を介して回転自在に支持されており、このユニットボックス1およびシリンダカバー2には、駆動軸3にラチェット機構4A,4Bを介してそれぞれ取り付けられたたとえば左右一対(2本)の駆動レバー5A,5Bと、前記駆動レバー5A,5Bにそれぞれピストンロッドが連結されて低圧の水道水圧により駆動されシリンダカバー2内に収容された2本の水道圧シリンダ(液圧シリンダ)6A,6Bと、駆動レバー5A,5Bにより水道圧シリンダ6A,6Bへの給排水を切り替える給水弁(給液弁)7を操作する弁操作部8と、ラチェット機構4A,4Bによる駆動軸3の回転方向を切り替える開閉切替部9と、各水道圧シリンダ6A,6Bの出退駆動を同調させる同調装置10とを具備している。
【0023】
前記駆動軸3には、所定間隔をあけて左右一対の駆動レバー5A,5Bが回転自在に支持され、駆動レバー5A,5Bの基端部と駆動軸3との間にラチェット機構4A,4Bが介在されている。
【0024】
ラチェット機構4A,4Bは、図1,図5に示すように、対称形のラチェット歯形が形成された2枚1組のラチェットホイール11A,11Bが駆動軸3にそれぞれ取り付けられている。一方、駆動レバー3の基端側には、2個のラチェット12A,12Bが切替軸13A,13Bを介してそれぞれ揺動自在に支持され、これらラチェット12A,12Bは図示しないばねによりラチェットホイール11A,11Bに噛み合う方向に回動付勢されるとともに所定位置で回動を規制されている。また前記切替軸13A,13Bの内端部には、切替軸13A,13Bを所定角度回転させてラチェットホイール11A,11Bに噛み合うラチェット12A,12Bを切り替えるための切替レバー14A,14Bが取り付けられている。
【0025】
シリンダカバー2には、2本の水道圧シリンダ6A,6Bがチューブ本体6aの前部を支軸15を介して所定範囲で揺動自在に支持され、チューブ本体6aから出退自在に突出されたピストンロッド6bが貫通穴1aを介してユニットボックス2内に突出され、ピストンロッド6bと駆動レバー5A,5Bの先端部が連結ピン16を介して連結されている。
【0026】
前記同調装置10は、図1,図4に示すように、駆動レバー5A,5B間でユニットボックス1内の前面および後面に取り付けられた支持部材28A,28Bにそれぞれ垂直軸17A,17Bを介して回転自在に支持された左右一対のガイドシーブ18A,18Bと、これらガイドシーブ18A,18Bに巻張されて駆動レバー5A,5Bの止め具20に連結されたワイヤロープ(同調用索体)19とにより構成され、駆動レバー5A,5Bが左右対称位置になるようにワイヤロープ19が固定具19a,19bにより固定されている。
【0027】
図7(a)に示すように、水道管ポート25から水道圧シリンダ6A,6Bに接続された給排水管26には、起動−停止を行うゲート開閉弁27と、水道圧シリンダ6A,6Bへの給排水を切り換えて交互に駆動する給水弁7が介在され、分岐された分配給排水管26a,26bが進展室6cおよび収縮室6dに並列に接続される。なお、図7(b)に示すように、給排水管26に接続管26cを介して、進展室6c→収縮室6d→収縮室6d→進展室6cのように直列に接続することもできる。
【0028】
ユニットボックス2内の上部に取り付けられた給水弁7には、操作軸(図示せず)を介して所定角度内で左右方向に回動自在に操作ロッド7aが設けられている。この操作ロッド7aを回動して水道圧シリンダ6A,6Bへの給排水を切り替える弁操作部8は、図1〜図3に示すように、ユニットボックス1内の背面に取り付けられた左右の支持部材21A,21Bに上下方向の回転支軸22A,22Bが回転自在に支持され、これら回転支軸22A,22Bの上部および下部に切替レバー23A〜23Dが取り付けられている。前記切替レバー23A〜23Dは、回転支軸22A,22Bの下部に取り付けられて駆動レバー5A,5Bの遊端部が当接可能な受動切替レバー23A,23Bと、回転支軸22A,22Bの上部に取り付けられて操作ロッド7aの遊端部に当接可能な操作切替レバー23C,23Dとで構成される。
【0029】
したがって、図3に示す実践位置から、給水弁7がa位置で、右側の水道圧シリンダ6Bの収縮室6bに水道水が供給されてピストンロッド6bが収縮されるとともに、左の水道圧シリンダ6Aの進展室6aに水道水が供給されてピストンロッド6bが突出される。これにより、右の駆動レバー5Bが後退されて受動切替レバー23Bが後退して、右側の受動切替レバー23B,回転支軸22Bおよび受動切替レバー23Dがフリー状態となった後、左の駆動レバー5Aが突出されて受動切替レバー23Aに当接し、右側の受動切替レバー23B、回転支軸22Bおよび操作切替レバー23Dをそれぞれ反時計回りに回動され、操作切替レバー23Dにより給水弁7の操作ロッド7aが反時計回り方向に回動される。これにより、給水弁7がa位置からb位置に切り替えられ、右側の水道圧シリンダ6Bの進展室6aに水道水が供給されるとともに、左の水道圧シリンダ6Aの収縮室6bに水道水が供給される。
【0030】
これにより左の駆動レバー5Aが後退されて受動切替レバー23A、回転支軸22Aおよび受動切替レバー23Aがフリー状態となった後、さらに右の駆動レバー5Bが突出されて受動切替レバー23Bに当接し、受動切替レバー23A、回転支軸22Aおよび操作切替レバー23Aがそれぞれ時計回りに回動されて、操作切替レバー23Aにより給水弁7の操作ロッド7aが時計回り方向に回動される。そして給水弁7がb位置からa位置に切り替えられる。
【0031】
以上のように駆動レバー5A,5Bの動作に追従して給水弁7が順次切り替えられ、駆動軸3が連続して回転駆動される。
前記開閉切替部9は、図1,図5に示すように、ユニットボックス1の前面と後面に前後2組が配設され、貫通穴を介して出退自在に配設された左右一対で前後1組の操作ロッド31A,31Bおよびガイドロッド32A,32Bと、これら操作ロッド31A,31Bおよびガイドロッド32A,32Bの先端部に取り付けられて突出限で回動限の駆動レバー5A,5Bの切替レバー14A,14Bをを回動してラチェット12A,12Bを切替可能な作動部材33A,33Bとを具備している。
【0032】
したがって、前面側の操作ロッド31Aが押し込まれると、背面側の回動限に達した駆動レバー5A,5Bの切替レバー14A,14Bに作動部材33Aが当接されてラチェット12A,12Bが時計回り方向に回転され、一方のラチェット12Aがラチェットホイール11Aの歯に噛み合う位置に回動される。これにより、切替レバー14A,14Bがそれぞれ時計回り方向に回動された時にのみ、駆動軸3が時計回り方向に回転駆動される。また反対に、正面側の操作ロッド31Bを押し込むことにより、作動部材33Bにより切替レバー14A,14Bを介してラチェット12A,12Bを反時計回り方向に回転させ、切替レバー14A,14Bがそれぞれ反時計回り方向に回動された時にのみラチェット12Bをラチェットホイール11Bの歯に噛み合わせて駆動軸3が反時計回り方向に回転駆動される。
【0033】
上記構成において、ゲート開閉弁27が開けられて水道管ポート25から給排水管26を介して水道圧シリンダ6A,6Bにそれぞれ水道水が供給されると、両水道圧シリンダ6A,6Bが同期して相対駆動され、駆動レバー5A,5Bを相対方向に回動させる。この時、ラチェット機構4A,4Bの作用で、進展方向および収縮方向の一方への駆動時にのみ駆動軸3に連結されて回動される。また駆動レバー5A,5Bが順次正面側への回動限に達することで、弁操作部8の弁切替レバー23A,23Bにより給水弁7が切り替えられ、両水道圧シリンダ6A,6Bが同期して相対駆動される。さらに、これら駆動レバー5A,5Bは同調装置10により同期されるとともに、駆動軸3を駆動しない戻り移動であっても、前述した同期装置10のワイヤロープ19を介して駆動側の駆動レバーに動力を付与することができる。
【0034】
この駆動軸3の回転駆動力は、後述するゲート開閉機構を駆動してゲートを開閉することができる。
次に上記ゲート開閉駆動ユニット20を使用した防水扉装置(開閉ゲート装置)の第1の実施の形態を図7〜図9に基づいて説明する。
【0035】
たとえば防潮堤の出入口や大型施設の出入口などに設置されて、ゲートの開閉移動ストロークが5m以上あるような径間Lの大きい出入口42に設置される大型のスライド式防水扉装置であって、壁体41A,41B間に形成される出入口42の床面と、一方の壁体41Aの背面に形成された収納部43の床面にわたって、左右一対の走行レール44が敷設されており、これら走行レール44に案内されて収納部43から出入口42に往復移動自在なスライドゲート45が配置されている。
【0036】
前記スライドゲート45は、出入口42の径間Lを覆う長さを有する厚みの小さい扁平直方体形で、底部に走行レール44に案内される複数の走行車輪46A,46Bが取り付けられ、一方のガイドレール44上を走行する走行車輪46Aが両鍔付き車輪により形成されている。また出入口42の両側と収納部43に対応して、壁体41A,41Bに取り付けられた支持されたブラケット47A,47Bを介して転倒防止用のガイドレール48A,48Bが支持されており、一方スライドゲート45の天面に、前記ガイドレール47A,47Bに嵌合される複数のガイドローラ49が設けられている。
【0037】
さらにこの防水扉装置には、閉鎖位置のスライドゲート45の隙間を塞いでシールするシール機構51が設けられている。このシール機構51は、スライドゲート45の前面(壁体側)で左右両側部と底辺部に沿ってそれぞれ取り付けられて壁体41A,41Bの端縁部背面およびガイドレール47Aの前面部に取り付けられたシール受けレール(図示せず)に対向する止水用シール材52A,52Bと、スライドゲート45の底面および天面の両端側に取り付けられた遊転式のシール用ローラ54A〜54Dと、スライドゲート45が閉鎖方向の移動限に対応して出入口42の床面およびガイドレール48A,48Bに配置されシール用ローラ54A〜54Dを介してスライドゲート45を前面側に僅かにシフトさせるシール押付用カム55A〜55Dと、移動限手前でスライドゲート45を元位置に復帰させるシール解除用カム56A,56Bとを具備している。これにより、閉鎖位置でシール押付用カム55A〜55Dによりシール用ローラ54A〜54Dを介してスライドゲート45を前面側にシフトさせて止水シール材52A,52Bを壁体41A,41Bおよびシール受け部材に押付け圧縮することで、出入口42をシールすることができる。なお、図示するように、開閉移動方向前方のシール用ローラ54Aは,後方のシール用ローラ54Bより小径に形成されて、後方のシール押付用カム55C,55Dおよびシール解除用カム56Bに干渉することなく通過できるように構成されている。
【0038】
前記壁体(固定側)41Aに設置されたゲート開閉駆動ユニット20と、このゲート開閉駆動ユニット20により駆動されるゲート開閉機構57は、たとえばラック・ピニオン機構が採用されており、スライドゲート45の天面前部に開閉移動方向に沿って取り付けられた開閉用ラック(反力受け部材)58と、ゲート開閉駆動ユニット20の駆動軸3に直接または減速装置を介して連結され開閉用ラック58に噛み合う開閉用ピニオン(駆動用輪体)59とで構成される。
【0039】
上記構成において、出入口42を閉鎖する場合には、ゲート開閉弁27を開けて水道圧シリンダ6A,6Bに水道水圧を供給し、ゲート開閉駆動ユニット20を起動して開閉用ピニオン59を回転駆動し、格納部43にあるスライドゲート45を出入口2に向かって移動させる。閉鎖位置に接近すると、シール用ローラ54A,54Bがシール押付用カム55A,55Bに当接されてスライドゲート45が所定量前面側にシフトされ、これにより止水シール材52A,52Bが壁体41A,41Bの端縁部背面とシール受け部材に押付けられて圧縮され、出入口42とスライドゲート45との隙間がシールされる。
【0040】
上記実施の形態によれば、低圧の水道水圧を利用した単体の水道圧シリンダによる駆動ストロークは5m前後であり、またテレスコピックタイプの水道圧シリンダによる駆動ストロークが8m前後が限界であるが、上記ゲート開閉駆動ユニット20を使用することにより、さらにスライド距離が長いスライドゲートを容易に開閉駆動することができる。また水道水圧は、一般の家庭に引き込まれている水道管を利用することができ、この水道圧は商業電源と異なり気象警報などに断水されにくく、防水扉装置の閉鎖に支障を来たすことがない。また水道圧シリンダ6A,6Bによる直線駆動を駆動レバー5A,5Bおよびラチェット機構4A,4Bにより回転駆動に変換するので、電動モータなどに比較して、起動時に大きいトルクを得ることができ、初期駆動圧が低圧であっても大型のスライドゲート45をスムーズに駆動することができ、かつ起動停止を任意位置で行うことができる。
【0041】
また複数の水道圧シリンダ6A,6Bにより駆動軸3を連続して回転駆動することができ、効率良くスライドゲート45を開閉移動することができ、出入口42を短時間で開閉することができる。
【0042】
さらに水道圧シリンダ6A,6Bにより回動される駆動レバー5A,5Bは、同調装置10のワイヤロープ19にそれぞれ連結されていることから、駆動レバー5A,5Bの相対動作を同期させることができるとともに、動力が直接駆動軸3に伝達されない戻り時にも、ワイヤロープ19を介して間接的に駆動軸3に伝達することができ、動力を無駄にすることなく、有効利用でき、効率良く駆動することができる。
【0043】
さらにまた弁操作部8により駆動レバー5A,5Bを利用して給水弁7を切り替えるように構成したので、電源を使用することなく、水道圧シリンダ6A,6Bを連続して出退させることができる。
【0044】
なお、上記実施の形態のゲート開閉機構57にラック・ピニオン機構を採用したが、図10に示すように、開閉用ラック58に代えてボールねじ軸(ねじ軸)61を配設し、開閉用ピニオン59に代えてボールねじ軸61に螺合する雌ねじ部材62を設け、ゲート開閉駆動ユニット20の駆動軸によりギヤ機構を介して雌ねじ部材62を回転駆動するように構成してもよく、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0045】
また、図示しないが、スライドゲートの移動ストロークの範囲で底部機械室を形成するとともに、ボールねじ軸を固定側に配置し、ボールねじ軸に螺合する目熱硬化性樹脂部材をスライドゲートに取り付け、機械室にボールねじ軸を回転駆動するゲート開閉駆動ユニット20を設けてもよい。
【0046】
次にゲート開閉駆動ユニット20を具備したゲート開閉装置に係る防水扉装置の第2〜第6の実施の形態を図11から図17に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0047】
防水扉装置の第2実施の形態は、図11に示すように、出入口収納部43と出入口42の間を、走行レール44に案内される走行車輪46A〜46Cを介して移動自在に配置されたスライドゲート45が設けられている。そして可動側であるスライドゲート45内に、ゲート開閉駆動ユニット20およびゲート開閉機構71が配置されており、ゲート開閉機構71はゲート開閉駆動ユニット20の駆動軸3に直接または減速機を介して回転駆動される走行車輪46Cにより構成されている。ここでは走行車輪46Cの接地面が反力受け部材となる。
【0048】
上記第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
防水扉装置の第3の実施の形態は、図12に示すように、固定側に設置されてスライドゲート45を開閉するゲート開閉機構73は、出入口42の床面から両側部にわたって形成された機械室74内に、スライドゲート45の開閉方向に開閉ストロークより大きい間隔をあけて配置された一対のスプロケット(輪体)75A,75Bと、これらスプロケット75A,75B間に巻張されたチェーン(索体)76からなる巻き掛け伝動機構により構成され、少なくとも一側部の機械室74に配置されたゲート開閉駆動ユニット20の駆動軸3が一方のスプロケット75Aに直接または減速機を介して連結されるとともに、チェーン76の一部または両端部がスライドゲート45に連結されている。
【0049】
上記第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
防水扉装置の第4の実施の形態は、図13に示すように、回動ゲート81を垂直支軸2を中心に回動して出入口42を開閉するものである。固定側に設置されたゲート開閉機構83は、垂直支軸82の上端にゲート開閉駆動ユニット20の駆動軸3が直接または減速機を介して連結された回動開閉式に構成されている。もちろん図示したように観音開き形式でもよいし、片開き形式でもよい。
【0050】
上記第4の実施の形態によれば、上述した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
防水扉装置の第5の実施の形態は、図14に示すように、出入口42の両側に立設された門柱部材91に案内されて昇降自在な昇降ゲート92を具備したものである。門柱部材91上端部間に設けられた上部フレーム(固定側)93に、ゲート開閉駆動ユニット20とゲート開閉機構93が配置され、このゲート開閉機構93は、昇降ゲート92に連結された索体94を巻取ドラム95に巻き取る開閉用ウインチにより構成されており、ゲート開閉駆動ユニット20の駆動軸に直接または減速機を介して巻取ドラム95に連結されている。なお、これらゲート開閉駆動ユニット20とゲート開閉機構93は、索体94を滑車を介して任意位方向に導出することで、天井部から離れた機械室に設置することができる。
【0051】
上記第5の実施の形態によれば、上述したの実施の形態と同様の効果を奏することができる。
防水扉装置の第6の実施の形態は、図15に示すように、昇降ゲート92を具備したものである。固定側に設置されたゲート開閉機構96は、昇降ゲートに垂設された複数のボールねじ軸97と、ボールねじ軸97に螺合される雌ねじ部材98とを具備し、ゲート開閉駆動ユニット20により連動ギヤを介して雌ねじ部材98を回転駆動するねじ駆動式に構成されている。
【0052】
上記第6の実施の形態によれば、上述した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
防水扉装置の第7の実施の形態は、図16に示すように、出入口42の底部の収納部102に配置されて、水平な回動軸心回りに回動自在な起伏ゲート101を具備したものである。門柱部材(固定側)102の上端部にゲート開閉駆動ユニット20とゲート開閉機構103とが配置され、ゲート開閉機構103は、起伏ゲート101に連結された複数の索体104と、索体104を巻き取る巻取ドラム105とを具備した開閉ウインチ式に構成されている。そして、ゲート開閉駆動ユニット20の駆動軸3と巻取ドラム105とが直接または減速機を介して連結連動されている。
【0053】
上記第7の実施の形態によれば、上述した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
開閉ゲート装置の第8の実施の形態は、図17に示すように、水平な回動軸心回りに回動自在な起伏ゲート111を、中間部で回動軸心と平行な軸心回りに折り畳み自在な分割扉111a,111bにより構成したもので、ゲート開閉駆動ユニット20およびゲート開閉機構112は第7の実施の形態と同じように固定側に設置されて開閉ウインチ式に構成される。
【0054】
上記第8の実施の形態によれば、上述した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上に述べたごとく請求項1記載の発明によれば、液圧シリンダの伸縮を繰り返して、駆動レバーおよびラチェット機構により直線駆動を回転駆動に変換し、駆動軸を一方にのみ回転駆動するので、低い液圧で大きい駆動力を得ることができるので、大型のゲートであっても大きいストロークで移動させることができる。また弁操作部を駆動レバーにより操作するので、電源などの他の駆動源が不要となる。
【0056】
請求項2記載のゲート開閉駆動ユニットによれば、複数の水道圧シリンダにより、駆動軸を連続して効率良く回転駆動することができる。また駆動源を水道水圧としたので、水道管が敷設されたすべての場所に容易に設置することができる。また同調装置により、駆動レバーが駆動軸の駆動方向と反対方向の戻り移動する時に、同調用索体を介して駆動方向の他方の駆動レバーを間接的に駆動することができ、水道圧による駆動力が無駄になることが無く、さらに効率良くゲートを開閉することができる。
【0057】
請求項3記載の開閉ゲート装置によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構の駆動輪体を回転駆動し、反力受け部材を介して大型のスライドゲートを大きいストロークにわたって開閉駆動することができる。
【0058】
請求項4記載の開閉ゲート装置によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構の雌ねじ部材またはねじ軸を回転駆動して大型のスライドゲートを大きいストロークにわたって開閉駆動することができる。
【0059】
請求項5記載の開閉ゲート装置によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構の雌ねじ部材またはねじ軸を回転駆動して大型のスライドゲートを大きいストロークにわたって開閉駆動することができる。
【0060】
請求項6記載の開閉ゲート装置によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構により垂直支軸を回転駆動して大型の回動ゲートを開閉駆動することができる。
【0061】
請求項7記載の開閉ゲート装置によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構の巻取ドラムを回転駆動し索体を巻取り・繰出し、大型の昇降ゲートを開閉駆動することができる。
【0062】
請求項8記載の開閉ゲート装置によれば、低圧の液圧シリンダにより駆動されるゲート開閉駆動ユニットにより、駆動軸を介してゲート開閉機構の巻取ドラムを回転駆動し索体を巻取り・繰出し、大型の起伏ゲートを開閉駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゲート開閉駆動ユニットの実施の形態を示す側面断面図である。
【図2】図1に示すA−A断面図である。
【図3】図1に示す拡大B−B断面図である。
【図4】図1に示すC−C断面図である。
【図5】図1に示すD−D断面図である。
【図6】同ゲート開閉駆動ユニットを示す斜視図である。
【図7】(a)(b)はそれぞれ同ゲート開閉駆動ユニットの給水回路を示す構成図である。
【図8】本発明に係る防水扉装置の第1の実施の形態を示す正面図である。
【図9】同防水扉装置の要部を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る防水扉装置の実施の形態の変形例を示す概略斜視図である。
【図11】本発明に係る防水扉装置の第2の実施の形態を示す概略斜視図である。
【図12】本発明に係る防水扉装置の第3の実施の形態を示す概略斜視図である。
【図13】本発明に係る防水扉装置の第4の実施の形態を示す概略斜視図である。
【図14】本発明に係る防水扉装置の第5の実施の形態を示す概略斜視図である。
【図15】本発明に係る防水扉装置の第6の実施の形態を示す概略斜視図である。
【図16】本発明に係る防水扉装置の第7の実施の形態を示す概略斜視図である。
【図17】本発明に係る防水扉装置の第8の実施の形態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1  ユニットボックス
3  駆動軸
4A,4B ラチェット機構
5A,5B 駆動レバー
6A,6B 水道圧シリンダ
8  弁操作部
9  開閉切替部
10  同調装置
11A,11B ラチェットホイール
12A,12B ラチェット
13A,13B 切替軸
14A,14B 切替レバー
20  ゲート開閉駆動ユニット
27  ゲート開閉弁
41A,41B 壁体
42  出入口
43  収納部
46A,46B 走行車輪
51  シール機構
54A,54B シール用ローラ
55A,55B シール押付用カム
56A,56B シール解除用カム
57,71,72,93,96,103,112  ゲート開閉機構
58  開閉用ラック
59  開閉用ピニオン

Claims (8)

  1. ユニット本体に回転自在に支持された駆動軸と、前記駆動軸にラチェット機構を介して取り付けられた駆動レバーと、前記駆動レバーに連結連動された液圧シリンダとを具備し、前記駆動軸によりゲート開閉機構を介してゲートを開閉するゲート用開閉駆動ユニットであって、
    前記駆動レバーにより、液圧シリンダへの給排液を切り替える給液弁を操作する弁操作部を設け、
    ラチェット機構の駆動方向を切り替える開閉切替部を設けた
    ことを特徴とするゲート開閉駆動ユニット。
  2. 液圧シリンダを水道水圧で駆動する水道圧シリンダにより構成し、
    1本の駆動軸に対して少なくとも2組のラチェット機構、駆動レバーおよび水道圧シリンダを設け、
    無端状の同調用索体の対称位置に前記駆動レバーを連結した巻き掛け伝動機構からなる同調装置により、各水道圧シリンダの出退駆動を同調させるように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のゲート開閉駆動ユニット。
  3. 長さ方向にスライド自在に配置されて出入口を開閉自在なスライドゲートを設け、
    前記スライドゲートおよび固定側の一方に、請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよびスライドゲートを開閉するゲート開閉機構を設け、
    前記ゲート開閉機構は、ゲート開閉駆動ユニットにより駆動軸を介して回転駆動される駆動輪体と、スライドゲートおよび固定側の他方にスライドゲートのスライド方向に沿って設けられて前記駆動輪体の回転反力を支持する反力受け部材とを具備した
    ことを特徴とする開閉ゲート装置。
  4. 長さ方向にスライド自在に配置されて出入口を開閉自在なスライドゲートを設け、
    前記スライドゲートおよび固定側の一方に、請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよびスライドゲートを開閉するゲート開閉機構を設け、
    前記ゲート開閉機構に、ゲート開閉駆動ユニットの駆動軸に連結されてスライドゲートのスライド方向に沿って配置されたねじ軸と、スライドゲートおよび固定側の他方に設けられて、前記ねじ軸に螺合する雌ねじ部材とを具備した
    ことを特徴とする開閉ゲート装置。
  5. 長さ方向にスライド自在に配置されて出入口を開閉自在なスライドゲートを設け、
    固定側に請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよびスライドゲートを開閉する開閉ゲート装置を設け、
    前記開閉ゲート装置は、前記スライドゲートのスライド方向の両端部に配置されて少なくとも1個がゲート開閉駆動ユニットの駆動軸に連結された複数の輪体と、これら輪体間に巻張されて一部がスライドゲートに連結された索体からなる巻き掛け伝動機構とを具備した
    ことを特徴とする開閉ゲート装置。
  6. 基端部が垂直支軸を中心に回転自在に支持されて出入口を開閉自在な回動ゲートを設け、
    固定側に請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよび回動ゲートを開閉駆動するゲート開閉機構を設け、
    前記ゲート開閉機構は、ゲート開閉駆動ユニットの駆動軸が前記垂直軸に連結されて構成された
    ことを特徴とする開閉ゲート装置。
  7. 昇降自在に配置されて出入口を開閉自在な昇降ゲートを設け、
    前記出入口の上方の固定側に、請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよび昇降ゲートを昇降させるゲート開閉機構を設け、
    前記ゲート開閉機構は、前記ゲート開閉駆動ユニットの駆動軸に連結された巻取ドラムと、昇降ゲートに連結されて前記巻取ドラムに巻取られる索体とを具備した
    ことを特徴とする開閉ゲート装置。
  8. 出入口の底部から起伏自在に配置されて出入口を開閉自在な起伏とを設け、
    固定側に請求項1または2記載のゲート開閉駆動ユニットおよびスライドゲートを開閉する開閉ゲート装置を設け、
    前記開閉ゲート装置は、固定側に配置されてゲート開閉駆動ユニットの駆動軸に連結された巻取ドラムと、起伏ゲートの遊端側に連結されて前記巻取ドラムに巻取られる索体とを具備した
    ことを特徴とする開閉ゲート装置。
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