JP2003171926A - ゲート開閉装置 - Google Patents

ゲート開閉装置

Info

Publication number
JP2003171926A
JP2003171926A JP2001372364A JP2001372364A JP2003171926A JP 2003171926 A JP2003171926 A JP 2003171926A JP 2001372364 A JP2001372364 A JP 2001372364A JP 2001372364 A JP2001372364 A JP 2001372364A JP 2003171926 A JP2003171926 A JP 2003171926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
pulley
pulley group
cylinder
closing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001372364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3946989B2 (ja
Inventor
Minoru Omote
実 表
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MYUURON KK
OMOTE TEKKOSHO KK
Miuron KK
Omote Ironworks Inc
Original Assignee
MYUURON KK
OMOTE TEKKOSHO KK
Miuron KK
Omote Ironworks Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MYUURON KK, OMOTE TEKKOSHO KK, Miuron KK, Omote Ironworks Inc filed Critical MYUURON KK
Priority to JP2001372364A priority Critical patent/JP3946989B2/ja
Publication of JP2003171926A publication Critical patent/JP2003171926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3946989B2 publication Critical patent/JP3946989B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Barrages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート規模に依存することなく、ゲートの重
量が軽量であっても水門の止水が確実にできるゲート開
閉装置を提供する。 【解決手段】 水門12の上部の機械台にシリンダ21
が設けられ、水門の門柱部13,14にそれぞれガイド
レール16,17が設けられ、ガイドレール16,17
のそれぞれに吊設部材40が上下動可能に設けられ、吊
設部材40をゲート18の両上端部にそれぞれ連結し、
一方の吊設部材40のゲート18の昇降方向にそれぞれ
第1と第2索条を接続してそれぞれの他端を機械台に固
定し、他方の吊設部材40のゲート18の昇降方向にそ
れぞれ第3と第4索条の一端を接続してそれぞれの他端
を機械台に固定し、シリンダ21のシャフト21aに第
1滑車群Aが設けられ、シリンダ21aの軸方向の第1
滑車群Aの前方に第2滑車群Bが設けられ、第1滑車群
Aの後方に第3滑車群Cが設けられ、水門上部両側とそ
れらに対応する門柱部底部とに第1と第2転向滑車群D
1,D2が設けられ、シャフト21aの前後方向の移動
によって、ゲート18を昇降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、灌漑用水門、取水
用水門等の水門のゲートを昇降するゲート開閉装置に関
し、詳しくはゲート規模やゲートの重量に関わりなく、
ゲートを確実に着床して止水ができるゲート開閉装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のゲート開閉装置について、図6〜
図9を参照して説明する。水門1の上部には、ゲート2
を昇降するゲート開閉装置3が設けられ、ゲート開閉装
置3は、機械台3aに油圧シリンダ4が固定され、油圧
シリンダ4の一端に固定された支承部材7に滑車5a,
6aが回動自在に設けられ、油圧シリンダ4の他端から
突出するシャフト4aの先端には支承部材4bが設けら
れ、支承部材4bに滑車5b,6bを回転軸中心を同一
として、回動自在に設けられている。水門1上部の両側
には、転向滑車5c,6cが回動自在に設けられてい
る。支承部材4bの底部にはガイド車8が設けられてい
る。
【0003】ワイヤーロープWaは、その一端が機械台
3aの固定金具9aに固定され、滑車5a,5b、及び
転向滑車5cに掛け渡され、かつワイヤーロープWb
は、その一端が機械台3aの固定金具9bに固定され、
滑車6b,6a、及び転向滑車6cに掛け渡されてお
り、ワイヤーロープWa,Wbのそれぞれの他端は、転
向滑車5c,6cから垂下して、ゲート2両側上端部の
吊り金具10,11に接続されている。
【0004】油圧シリンダ4のシャフト4aの先端に設
けられた支承部材4bの滑車5b,6bは、それぞれの
回転軸中心が等しく、油圧シリンダ4のシャフト4aを
前方に押し出すことによって、支承部材4bの底部に設
けられたガイド車8に案内されて、前方に移動する(図
7、及び図9の矢印Ya参照)。滑車5b,6bにそれ
ぞれ掛け渡されたワイヤーロープWa,Wbは、滑車5
b,6bが前方に押し出されると、滑車5c,6cは回
転し、ワイヤーロープWa,Wbが矢印Xa(図9参
照)で示したように引き上げられて、ゲート2が上昇し
て水門1が開かれる。
【0005】一方、水門1のゲート2を閉じる際は、油
圧シリンダ4が単動の場合、油圧シリンダ4への油圧力
を抜くことによって、油圧シリンダ4のシャフト4aが
縮み、ゲート2の自重によって降下して水門1は閉じら
れる。また、油圧シリンダ4が複動の場合、油圧シリン
ダ4への他方の油口から油圧力を加えて、油圧シリンダ
4のシャフト4aの縮むことによって、ワイヤーロープ
Wa,Wbが緩められてゲート2の自重により降下して
水門1が閉じられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のゲート開閉
装置は、油圧シリンダが単動或いは複動であったとして
も、水門のゲートを閉じる場合にワイヤーロープを緩め
てゲートの自重により降下させて水門のゲートを閉じて
いる。従って、ゲート規模が大きくゲート自体の重量が
重い場合はゲートが問題なく着床して完全に止水するこ
とができる。しかし、ゲート規模が小さく、ゲートの重
量が軽量である場合には、ゲートに水圧等の抵抗が掛か
って、ゲートの降下に支障をきたして、ゲートの着床が
不十分となり、止水が完全にできないおそれがあった。
【0007】本発明は、上記のような課題に鑑みなされ
たものであって、ゲート規模に依存することなく、ゲー
トの重量が軽量であっても水門の止水が確実にできるゲ
ート開閉装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成したものであって、請求項1の発明は、水門のゲート
を昇降するゲート開閉装置において、該水門上部にシリ
ンダが機械台に固定され、該水門の門柱部にそれぞれガ
イドレールが設けられ、該ガイドレールのそれぞれに第
1と第2吊設部材が上下動可能に設けられ、該第1と該
第2吊設部材を該ゲートの上端部にそれぞれ連結し、該
第1吊設部材の該ゲートの昇降方向にそれぞれ第1と第
2索条を接続してそれぞれの他端を該機械台に固定し、
かつ該第2吊設部材の該ゲートの昇降方向にそれぞれ第
3と第4索条の一端を接続してそれぞれの他端を該機械
台に固定し、該シリンダのシャフトに第1滑車群が設け
られ、該シリンダの軸方向の該第1滑車群の前方に第2
滑車群が設けられ、該第1滑車群の後方の該シリンダ端
部に第3滑車群が設けられ、該水門の両側に、該水門上
部と門柱部底部とを対とする第1と第2転向滑車群が設
けられ、該シャフトの前後方向への伸縮により、該第1
滑車群と該第1転向滑車群とに掛け渡された該第1と該
第2索条により該第1吊設部材を、かつ該第1と第3滑
車群とに掛け渡された該第3と該第4索条により該第2
吊設部材をそれぞれ同一方向に上下動させて、該ゲート
を昇降することを特徴とするゲート開閉装置である。
【0009】請求項1の発明では、灌漑用水門、取水用
水門等の水門のゲートの両上端部を第1と第2吊設部材
に連結し、第1と第2吊設部材のそれぞれに2本の索条
(例えば、ワイヤーロープ)を接続してゲートを昇降さ
せて水門の開閉を行っている。第1と第2吊設部材に
は、ゲートの昇降方向にそれぞれの索条が接続されてお
り、強制的に開閉が行えるようになされている。
【0010】すなわち、ゲートは第1と第2吊設部材に
連結され、第1吊設部材に接続された一方の索条を送り
出し、他方の索条を引き上げるようにし、第2吊設部材
の一方の索条を引き上げ、他方の索条を送り出すように
して、第1と第2吊設部材を上昇させて水門を開く。一
方、第1吊設部材に接続された一方の索条を引き上げ、
他方の索条を送り出し、第2吊設部材の一方の索条を送
り出し、他方の索条を引く上げることにより、第1と第
2吊設部材を同時に降下させて、第1と第2吊設部材に
吊設されたゲートを、その重量に依存することなく強制
的に降下させて水門を閉じる。
【0011】さらに、索条について詳細について説明す
ると、第1と第2索条及び第3と第4索条は、それぞれ
の一端が機械台に固定されて第1滑車群の滑車にそれぞ
れ掛け渡されており、第1と第2索条が第1吊設部材の
昇降方向に接続され、かつ第3と第4索条が第2吊設部
材の昇降方向に接続され、第1滑車群はシリンダのシャ
フトの先端に設けられており、シリンダのシャフトの伸
縮によって、第1と第2索条及び第3と第4索条の引き
上げと送り出しが容易になし得る。従って、ゲートの自
重に依存することなく、第1と第2吊設部材に連結され
たゲートを強制的に昇降させることができる。殊に、ゲ
ートの降下時には、索条を下方に引っ張って、ゲートを
確実に着床するようになされている。しかも、水門のゲ
ートの開閉に当たり、シリンダのシャフトの伸縮による
ストロークが不十分な位置に停止すれば、ゲートが完全
に開かれていないか、または完全に着床していないこと
が判明し、異状を容易に察知できる。
【0012】また、請求項2の発明は、前記第1乃至第
3滑車群のそれぞれが回転軸中心を同一とする滑車から
なることを特徴とする請求項1に記載のゲート開閉装置
である。
【0013】請求項2の発明では、第1乃至第3滑車群
のそれぞれが回転軸中心を同一とする滑車から構成さ
れ、第1滑車群がシリンダのシャフトの先端に設けら
れ、ゲートが自重で降下するのではなく、第1滑車群に
掛け渡された索条の引き上げと引き出しにより、ゲート
両側の2本の索条によってゲートの開閉がなされる。す
なわち、シリンダのシャフトの伸縮によるストロークが
ゲートの昇降位置の高さと一致し、ゲートの高さの調整
が容易である。従って、ゲートが流木等に当接して途中
で降下を停止する以外は、ゲートはシリンダのシャフト
の伸縮により、索条で引かれて着床し、水門の止水が確
実になし得る。
【0014】また、本発明では、第2と第3滑車群は、
固定位置に設けられ、それぞれの索条が第2と第3滑車
群の一方に掛け渡され、かつ第2と第3滑車群には補助
滑車(ガイド滑車)として利用しており、索条と滑車或
いは索条同士が接触するのを回避することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るゲート開閉装
置の実施の形態について、図面を参照して説明する。な
お、図1は水門の正面図であり、図2はゲート開閉装置
が設けられた水門の側面図であり、図3はゲート開閉装
置の要部上面図、図4はワイヤロープの掛け渡し図であ
る。図5(a)は門柱部底部の転向滑車の正面図、同図
(b)は吊設部材の上面図である。
【0016】図1〜図5を参照して、本実施形態のゲー
ト開閉装置について説明する。先ず、12は灌漑用水
門、取水用水門等の水門を示している。水門12は門柱
部13,14の上部に架橋部15が設けられ、門柱部1
3,14間にゲート18が昇降可能に設けられている。
架橋部15の上部には、ゲート18を昇降するゲート開
閉装置20が設けられている。
【0017】ゲート開閉装置20は、水門12の架橋部
15の上部に設けられた機械台20aに油圧シリンダ2
1が固定され、そのシャフト21aの先端に滑車群Aが
設けられ、さらに、機械台20aには滑車群Aの前方の
シリンダ20の軸方向に滑車群Bが設けられ、滑車群A
の後方の油圧シリンダ20の端部に滑車群Cが設けら
れ、水門12の門柱部13側には、転向滑車群D1が設
けられ、門柱部14側には、転向滑車群D2が設けられ
ている。転向滑車群D1,D2のそれぞれは、水門12
の上部と門柱部底部とを対とする転向滑車群である。
【0018】水門12の門柱部13,14には、ガイド
レール16,17がそれぞれ設けられ、ガイドレール1
6,17のそれぞれに吊設部材40が滑動し得るように
設けられている。吊設部材40は、ゲート18の両上端
部に設けられた吊り金具10,11にそれぞれ連結し、
ゲート18を吊設して昇降するための略T字形状の部材
である。吊設部材40は、ガイドレール16(又は1
7)を滑動するためのガイドローラ41(図5(b)参
照)が取り付けられたローラ取付部40aと、ローラ取
付部40aからゲート方向に突出し、ゲート18の吊り
金具10(又は11)に連結する腕部40bと、吊設部
材40の昇降方向にそれぞれ突出して、それぞれにワイ
ヤーロープが接続される上端部40c及び下端部40d
とが設けられている。
【0019】油圧シリンダ21のシャフト21aの先端
部には、滑車群Aが設けられる支承部材30が固定さ
れ、滑車群Aのシャフト21aの軸前方の機械台20a
には、滑車群Bが設けられた支承部材33が固定され、
油圧シリンダ21の他端部には、滑車群Cが設けられた
支承部材31が固定されている。図3に示したように、
支承部材30の滑車群Aは、回転軸中心が等しい滑車2
2a,22f,23a,23fが設けられ、支承部材3
0の底部には、シャフト21aの伸縮に応じて回転して
案内するガイド車32(図1参照)が設けられている。
支承部33の滑車群Bには、回転軸中心が等しい滑車2
2eと補助滑車25a,25bとが設けられている。支
承部材31の滑車群Cは、回転軸中心が等しい滑車23
eと補助滑車(ガイド滑車)24a,24bが設けられ
ている。
【0020】転向滑車群D1は、図1に示したように、
門柱部13上部の転向滑車台20bに設けられた転向滑
車22b,22dと、門柱部13底部に設けられた滑車
22cとからなる滑車群であり、また、転向滑車群D2
は、に門柱部14上部の転向滑車台20cに設けられた
転向滑車台23b,23dと、門柱部14底部に設けら
れた滑車23cとからなる滑車群である。
【0021】続いて、ゲート開閉装置20のワイヤーロ
ープ(索条)について、図4のワイヤーロープ掛け渡し
図を参照して説明する。Wa1,Wa2、及びWb1,
Wb2は、ゲート18を昇降するためのワイヤーロープ
であり、ワイヤーロープWa1,Wa2は、ゲート18
の吊り金具10に連結された吊設部材40に接続され、
ワイヤーロープWb1,Wb2は、ゲート18の吊り金
具11に連結された吊設部材40に接続されている。こ
れらワイヤーロープは、滑車群A、滑車群B、滑車群
C、転向滑車群D1,D2に掛け渡されている。
【0022】以下、詳細に説明すると、ワイヤーロープ
Wa1は、その一端が機械台20aに固定金具34aで
固定されて、滑車22aと転向滑車22bとに掛け渡さ
れて、その他端が吊設部材40の上端部40cに接続さ
れている。そして、ワイヤーロープWa2は、その一端
が吊設部材40の下端部40dに接続されて、転向滑車
22c,22d、滑車22e,22fに掛け渡されてそ
の他端が固定金具34bで機械台20aに固定されてい
る。なお、ワイヤーロープWa1,Wa2は、それぞれ
補助滑車(ガイド滑車)24a,24bに掛けられてい
る。
【0023】また、ワイヤーロープWb1は、その一端
が機械台20aの固定金具35aに固定されて、滑車2
3aと転向滑車23b,23cとに掛け渡されて、その
他端が吊設部材40の下端部40dに接続され、ワイヤ
ーロープWb2の一端は、吊設部材40の上端部40c
に接続されて、転向滑車23dと、滑車23e,23f
とに掛け渡されてその他端が機械台20aの固定金具3
5bに固定されている。なお、ワイヤーロープWb1,
Wb2は、それぞれ補助滑車25a,25bに掛けられ
ている。
【0024】続いて、ゲート18の昇降動作について説
明する。滑車群Aの回転軸中心が等しい滑車22a,2
2f,23a,23fは、油圧シリンダ21のシャフト
21aの先端に設けられている。油圧シリンダ21のシ
ャフト21aを前方に伸長させると、滑車22aが前方
(矢印Ya1方向)に移動し、滑車22aと転向滑車2
2bとに掛け渡されたワイヤーロープWa1は引き上げ
られ、吊設部材40は上昇(矢印Xa1方向)し、同時
に滑車22fも前方(矢印Ya1方向)に移動するの
で、滑車22e,22f,転向滑車22c,22dに掛
け渡されたワイヤーロープWa2は送り出される。同時
に、滑車23a,23fも前方(矢印Ya1方向)に移
動し、滑車23aと転向滑車23b,23cとに掛け渡
されたワイヤーロープWb1は送り出され、滑車23
f,23eと、転向滑車23dとに掛け渡されたワイヤ
ーロープWb2は引き上げられ、吊設部材40は上昇
(矢印Xa1方向)する。すなわち、ゲート18の両上
端部の吊り金具10,11に連結された吊設部材40が
引き上げられるので、水門12は開かれる。
【0025】一方、油圧シリンダ21のシャフト21a
を前方に伸長した状態からシャフト21aを縮めると、
滑車22a,22f,23a,23fは、矢印Ya2で
示した軸方向に移動する。滑車22aと転向滑車22b
とに掛け渡されたワイヤーロープWa1は送り出され、
滑車22f,22eと転向滑車22d,22cとに掛け
渡されたワイヤーロープWa2は引き上げられ、同時
に、滑車23aと転向滑車23b,23cとに掛け渡さ
れたワイヤーロープWb1は引き上げられ、滑車23
f,23eと転向滑車23dとに掛け渡されたワイヤー
ロープWb2は送り出される。従って、吊設部材40は
降下(矢印Xa2の方向)する。すなわち、水門12の
ゲート18は降下し、水門12は閉じられる。
【0026】なお、上記実施形態では、油圧シリンダ2
1が用いられているが、エアーシリンダであってもよい
し、さらに他の駆動機構によってもよい。また、油圧シ
リンダは、単動式であっても複動式であってもよい。
【0027】また、ゲートを閉じる際は、ゲート自体の
重量に依存しないので、ゲート自体の重量を重くする必
要がないので、水圧に耐えるものであれば、軽量のゲー
トを使用することができる。軽量のゲートを使用すれ
ば、油圧シリンダに加えられるエネルギーの省力化が可
能である。
【0028】また、上記実施形態では、ワイヤーロープ
と滑車とを利用してゲートを昇降しているが、この実施
形態に限定することなく、ワイヤーロープに代えて、チ
ェーンとスプロケットとを利用してもよい。なお、索条
は、ワイヤーロープやチェーンを含むものとする。
【0029】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ゲート
の開閉が強制的に行えるゲート開閉装置であり、水門の
ゲートの開閉がゲート規模やゲートの重量に依存するこ
となく、水門の止水が確実になし得る利点がある。
【0030】また、本発明によれば、従来重量の重いゲ
ートが使用されていたが、ゲートの遮断が強制的になさ
れるので、軽量のゲートが使用することが可能であり、
比較的ゲート開閉装置のエネルギーの省力化が可能とな
る利点がある。
【0031】また、本発明によれば、ゲート開閉装置の
シリンダのシャフトのストロークによって、ゲートが完
全に着床しているか否かが判断できるので、シリンダの
シャフトが十分に収縮しない場合、水門の止水が不十分
である等の異状が発生したことを容易に判断できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のゲート開閉装置が実装さ
れた水門の正面図である。
【図2】本実施形態に係わる水門の概略側断面図であ
る。
【図3】本実施形態のゲート開閉装置の要部上面図であ
る。
【図4】本実施形態に係るワイヤーロープの掛け渡し図
である。
【図5】(a)は、本実施形態における門柱部底部の転
向滑車の上面図、(b)は吊設部材の上面図である。
【図6】従来の灌漑用,取水用等の水門の側面図であ
る。
【図7】従来の水門の正面図である。
【図8】従来のゲート開閉装置の上面図である。
【図9】従来のゲート開閉装置のワイヤーロープ掛け渡
し図である。
【符号の説明】
A〜C 滑車群 D1,D2 転向滑車群 Wa1,Wa2、Wb1,Wb2 ワイヤーロープ(索
条) 12 水門 13,14 門柱部 15 架橋部 16,17 ガイドレール 18 ゲート 20 ゲート開閉装置 20a 機械台 20b,20c 転向機械台 21 油圧シリンダ 21a シャフト 22a 滑車 22b,22c,22d 転向滑車 22e,22f 滑車 23b,23c,23d 転向滑車 23e,23f 滑車 30,32,33 支承部材 31 ガイド車 34a,34b,35a,35b 固定金具 40 吊設部材 40a ローラ取付部 40b 腕部 40c 上端部 40d 下端部 41 ガイドローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水門のゲートを昇降するゲート開閉装置
    において、 該水門上部にシリンダが機械台に固定され、該水門の門
    柱部にそれぞれガイドレールが設けられ、該ガイドレー
    ルのそれぞれに第1と第2吊設部材が上下動可能に設け
    られ、該第1と該第2吊設部材を該ゲートの上端部にそ
    れぞれ連結し、該第1吊設部材の該ゲートの昇降方向に
    それぞれ第1と第2索条を接続してそれぞれの他端を該
    機械台に固定し、かつ該第2吊設部材の該ゲートの昇降
    方向にそれぞれ第3と第4索条の一端を接続してそれぞ
    れの他端を該機械台に固定し、該シリンダのシャフトに
    第1滑車群が設けられ、該シリンダの軸方向の該第1滑
    車群の前方に第2滑車群が設けられ、該第1滑車群の後
    方の該シリンダ端部に第3滑車群が設けられ、該水門の
    両側に、該水門上部と門柱部底部とを対とする第1と第
    2転向滑車群が設けられ、該シャフトの前後方向への伸
    縮により、該第1滑車群と該第1転向滑車群とに掛け渡
    された該第1と該第2索条により該第1吊設部材を、か
    つ該第1と第3滑車群とに掛け渡された該第3と該第4
    索条により該第2吊設部材をそれぞれ同一方向に上下動
    させて、該ゲートを昇降することを特徴とするゲート開
    閉装置。
  2. 【請求項2】 前記第1乃至第3滑車群のそれぞれが回
    転軸中心を同一とする滑車からなることを特徴とする請
    求項1に記載のゲート開閉装置。
JP2001372364A 2001-12-06 2001-12-06 ゲート開閉装置 Expired - Fee Related JP3946989B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372364A JP3946989B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 ゲート開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372364A JP3946989B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 ゲート開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003171926A true JP2003171926A (ja) 2003-06-20
JP3946989B2 JP3946989B2 (ja) 2007-07-18

Family

ID=19181273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001372364A Expired - Fee Related JP3946989B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 ゲート開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3946989B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020060007A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 中国電力株式会社 角落しおよび角落し保管方法
JP2020060001A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 中国電力株式会社 角落し
CN112240734A (zh) * 2020-11-03 2021-01-19 华能澜沧江水电股份有限公司 一种水电站无人值班模式下水工钢闸门机械行程指示装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102041802B (zh) * 2010-11-25 2012-05-30 孟杰 一种立式螺杆式启闭机

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020060007A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 中国電力株式会社 角落しおよび角落し保管方法
JP2020060001A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 中国電力株式会社 角落し
JP7148351B2 (ja) 2018-10-09 2022-10-05 中国電力株式会社 角落し
JP7148353B2 (ja) 2018-10-09 2022-10-05 中国電力株式会社 角落しおよび角落し保管方法
CN112240734A (zh) * 2020-11-03 2021-01-19 华能澜沧江水电股份有限公司 一种水电站无人值班模式下水工钢闸门机械行程指示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3946989B2 (ja) 2007-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4375248A (en) Lifting apparatus
JP2003171926A (ja) ゲート開閉装置
JPS63262389A (ja) 懸架装置
KR100458956B1 (ko) 수직상승형 로터리 제진기
CN212076233U (zh) 一种新型回转清污起重设备
JP5516913B2 (ja) 円弧式ローラゲート
JP5850729B2 (ja) 水道圧シリンダを利用した防水扉
CN210046270U (zh) 一种管模自动校正平移装置
CN211174000U (zh) 一种抓管机械手
JP4817846B2 (ja) 昇降装置
CN218624131U (zh) 一种可自动装卸钻杆的水井钻机
KR101140654B1 (ko) 3암 제진기
CN108775248B (zh) 一种开挖立架吊放平移机构
KR0184989B1 (ko) 권양기용 버켓장치
JP2555996B2 (ja) 除塵機
JP2523775Y2 (ja) 荷物昇降車の伸縮ブーム縮小動規制装置
SU1754628A1 (ru) Грейфер
JP3516193B2 (ja) 車両用昇降装置
JP2001278574A (ja) 吊り上げ装置
JP2005212983A (ja) エレベーターのかご位置検出装置
CN116479787A (zh) 一种矮塔斜拉桥挂篮退行装置
JP2001040973A (ja) 杭打機における作業装置の吊り下げ昇降装置
SU1615139A1 (ru) Грузоподъемное устройство
JPH0621943Y2 (ja) 保安ゲート内蔵の下部ゲートを有する取水装置
CN116968080A (zh) 一种台阶作业法用预制拱架机械手臂抓举装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3946989

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140420

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees