JP2013119330A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員に向けてエアバッグを膨張展開するエアバッグ装置において、少容量のエアバッグで乗員の安全性を確保することができ、製造にかかるコストを大幅に低減する。
【解決手段】エアバッグ2は、インフレータから導入されるガスが充填されることによりインストルメントパネル側を基点として車両幅方向に両端開口が配置されると共に、前面に乗員を受け止める乗員対向面2aが形成された筒状袋体10と、前記筒状袋体の両端開口を塞ぎ、該エアバッグ内に中空部を形成する壁部11,12とを有し、前記壁部には、前記中空部と車両室内とを連通する連通孔26,27が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、衝突時などに、乗員に向けてエアバッグを膨張展開するエアバッグ装置に関し、特にエアバッグ容量及びインフレータの出力の大幅な低減が可能なエアバッグ装置に関する。
従来の助手席用のエアバッグ装置50は、図10に示すようにインストルメントパネル51の内側の収納空間52に、エアバッグ60が折り畳まれて収納され、その下方にインフレータ(ガス発生装置)65が配置されている。収納空間52の上部にはリッド(蓋状体)53が設けられ、このリッド53によってエアバッグ60が覆われている。
このエアバッグ装置50においては、例えば車両の衝突時にインフレータ65が作動し、エアバッグ60内にガス噴出することによりエアバッグ60を瞬時に膨張させる。これによりリッド53が押し開かれ、図11に示すようにエアバッグ60が助手席の乗員150側に向けて膨張展開する。
膨張展開したエアバッグ60は、図示するように、前面側(乗員150側)に広い面積からなる乗員対向面60aを有し、この乗員対向面60aにより乗員150を受け止めるようになっている。
尚、エアバッグ60の左右側面には、エアバッグ60の膨張展開後に直ぐさま内部のガスを適度に排気するためのベントホール60bが設けられ、このベントホール60bからのガス抜きにより、エアバッグ60の弾性(反発力)を低減し、乗員150を受け止めた際の衝撃吸収性を向上させるようになっている。
また、エアバッグ50が乗員150を受け止める際、図11に示すようにエアバッグ60の後面60cがフロントウインドシールド55に当接し、これにより、エアバッグ50が支持され、乗員150を確実に受け止めることができるようになっている。
尚、このようなエアバッグ装置については、特許文献1に記載されている。
特開2003−54356号公報
図10及び図11に示した従来のエアバッグ装置50にあっては、フロントウインドシールド55によりエアバッグ60を支持するため、高い安全性が確保される。
しかしながら、エアバッグ60をフロントウインドシールド55に当接させるためには、大容量、大型のエアバッグ60が必要となり、それを瞬時に膨張展開させるためのインフレータ65も、大出力の性能が必要となる。そのため、エアバッグ装置50の製造にかかるコストが嵩張るという課題があった。
また、前記のようにエアバッグ60で乗員150を受け止めた際、その衝撃吸収性の向上のためにはエアバッグ60にベントホール60bを設ける必要があるが、エアバッグ60内は高圧に充填されるため、時間経過に従いベントホール60bからはガスが抜け続け、図12に示すようにバッグ内圧が低下し続ける。
そのため、乗員150をエアバッグ60により受け止める際、最適なバッグ内圧(の範囲)Pが維持される時間(の長さ)tが短いという課題もあった。
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、乗員に向けてエアバッグを膨張展開するエアバッグ装置において、少容量のエアバッグで乗員の安全性を確保することができ、製造にかかるコストを大幅に低減することのできるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係るエアバッグ装置は、車両のインストルメントパネル側に収納されたエアバッグと、前記エアバッグにガスを導入するインフレータとを備え、前記インフレータの作動により前記エアバッグを乗員に向けて膨張展開するエアバッグ装置であって、前記エアバッグは、前記インフレータから導入されるガスが充填されることにより、前記インストルメントパネル側を基点として車両幅方向に両端開口が配置されると共に、前面に乗員を受け止める乗員対向面が形成された筒状袋体と、前記筒状袋体の両端開口を塞ぎ、該エアバッグ内に中空部を形成する一対の壁部とを有し、前記壁部には、前記中空部と車両室内とを連通する連通孔が設けられていることに特徴を有する。
また、前記筒状袋体は、前記乗員対向面を形成する前側バッグ部と、車両フロントのウインドシールドに対向するウインドシールド対向面を形成する上側バッグ部と、前記インストルメントパネルに対向するインパネ対向面を形成する下側バッグ部とを有し、前記乗員対向面により乗員を受け止めた際、前記ウインドシールド対向面は前記ウインドシールドに当接することが望ましい。
このように構成することにより、エアバッグの膨張展開時には、従来よりも少量のガス出力により前記筒状袋体の充填を完了し、前記連通孔から車室内の空気を取り入れて前記中空部を形成することができる。
そして、展開したエアバッグがウインドシールドに支持されるため、乗員対向面により乗員を確実に受け止め、安全性を確保することができる。
また、乗員対向面により乗員を受け止めた際には、前記連通孔から中空部内の空気を排気することができるため、エアバッグに適度なクッション性を持たせることができ、乗員に加わる衝撃をより吸収することができる。
また、エアバッグの容量、及びインフレータの出力を従来よりも大幅に減少させることができるため、エアバッグ装置の製造にかかるコストを低減することができる。
また、前記筒状袋体は、前記インフレータから出力されるガスが導入される根元部を有し、前記根元部から前記上側バッグ部と前記下側バッグ部とに分岐していることが望ましい。
また、その場合、前記根元部から導入されたガスの、前記上側バッグ部への導入口面積と、前記下側バッグ部への導入口面積の大きさにより、前記上側バッグ部及び前記下側バッグ部へのガス流量がそれぞれ制御されることが望ましい。
このように構成することにより、例えば上側バッグ部と前記下側バッグ部のいずれかから先にガスの充填を行うことができる。即ち、エアバッグを膨張展開させるまでの過程を制御し、例えば車種構造の違いに応じた最適な膨張展開を得ることができる。
また、前記筒状袋体は、前記下側バッグ部に連通し、前記インストルメントパネルと乗員の膝部との間に延びるニーバッグ部を有する構成であってもよい。
また、その場合、前記筒状袋体は、前記インフレータから出力されるガスが導入される根元部を有し、前記根元部から前記ニーバッグ部と前記下側バッグ部とに分岐していることが望ましい。
即ち、前記筒状袋体は、インフレータから出力されるガスが充填された状態を維持可能な構成であるため、ガスが高圧に充填されている必要があるニーバッグ部を一体に設けることができる。
また、その場合、前記のように前記根元部から前記ニーバッグ部と前記下側バッグ部とに分岐していることで、前記ニーバッグ部に最初にガスを充填することができる。即ち、乗員が乗員対向面に受け止められる前に、乗員の膝部をインストルメントパネルとの間で固定することができ、乗員への衝撃を緩和することができる。
また、前記根元部から導入されたガスの、前記ニーバッグ部への導入口面積と、前記下側バッグ部への導入口面積の大きさにより、前記ニーバッグ部及び前記下側バッグ部へのガス流量がそれぞれ制御されることが望ましい。
このように構成することにより、例えば前記ニーバッグ部と前記下側バッグ部のいずれかから先にガスの充填を行うことができる。即ち、エアバッグを膨張展開させるまでの過程を制御し、例えば車種構造の違いに応じた最適な膨張展開を得ることができる。
また、前記筒状袋体の各部位におけるガス流路の断面積により、前記筒状袋体の各部位におけるガス流量がそれぞれ制御されるように構成してもよい。
このように構成しても、エアバッグを膨張展開させるまでの過程を制御し、車種構造の違いなどに応じた最適な膨張展開を得ることができる。
本発明によれば、乗員に向けてエアバッグを膨張展開するエアバッグ装置において、少容量のエアバッグで乗員の安全性を確保することができ、製造にかかるコストを大幅に低減することのできるエアバッグ装置を得ることができる。
図1は、本発明に係るエアバッグ装置の概略構成図であって、エアバッグ膨張展開前の状態を示す断面図である。 図2は、図1の状態からエアバッグ膨張展開させた状態を示す断面図である。 図3は、膨張展開した状態のエアバッグの斜視図である。 図4は、図3のエアバッグの平面図である。 図5は、図4のA−A矢視断面図である。 図6は、上側バッグ部と下側バッグ部との分岐部を示す断面図である。 図7は、上側バッグ部と下側バッグ部との分岐部の他の形態を示す断面図である。 図8は、本発明のエアバッグ装置が備えるエアバッグの内圧の時間経過に対する変化を示すグラフである。 図9は、本発明に係るエアバッグ装置の他の形態を示す断面図である。 図10は、従来のエアバッグ装置の概略構成図であって、エアバッグ膨張展開前の状態を示す断面図である。 図11は、図10の状態からエアバッグ膨張展開させた状態を示す断面図である。 図12は、図11に示すエアバッグの内圧の時間経過に対する変化を示すグラフである。
以下、本発明にかかるエアバッグ装置の実施の形態につき、図面に基づいて説明する。尚、本実施の形態においては、本発明に係るエアバッグ装置を、助手席の前方に設けた場合に適用して説明する。
図1は、本発明に係るエアバッグ装置の概略構成図であって、エアバッグ膨張展開前の状態を示す断面図である。図2は、図1の状態からエアバッグ膨張展開させた状態を示す断面図である。
図1のエアバッグ装置1は、ガス導入されることにより膨張展開するエアバッグ2を備え、このエアバッグ2は、小さく折り畳まれた状態で、車両のインストルメントパネル3内に設けられた収納室4内に収納されている。
収納室4は開閉可能なリッド5(蓋状体)に塞がれ、エアバッグ2は、リッド5によって覆われた状態となされている。また、エアバッグ装置1は、エアバッグ2を膨張展開させるためのインフレータ6を備え、このインフレータ6は、収納室4内においてエアバッグ2の下方に配置されている。
車両衝突時など、大きな衝撃が生じた場合、インフレータ6が作動し、エアバッグ2に対しエア噴出を行う。これにより、エアバッグ2は瞬時に膨張し、リッド5を押し開け、図2に示すように乗員100に向けて展開するようになっている。
図3は、膨張展開した状態のエアバッグ2の斜視図である。また、図4は図3のエアバッグ2の平面図であり、図5は図4のA−A矢視断面図である。
図3、図4に示すように膨張展開した状態のエアバッグ2は、車両リアに向けて上下左右に徐々に広がる形状である。エアバッグ2の前面側(乗員100側)には、広い面積からなる乗員対向面2aを有し、この乗員対向面2aにより乗員100を受け止めるようになっている。
より具体的に説明すると、このエアバッグ2は、その膨張展開時において、インストルメントパネル3側(収納室4側)を基点として車両幅方向に両端開口が配置される袋体10(筒状袋体10と呼ぶ)を備えている。前記筒状袋体10は、インフレータ6から出力されるガスの挿入口となる根元部20を有し、この根元部20はインストルメントパネル3側に固定されている。
前記筒状袋体10は、図2、図3に示すように、車両フロントのウインドシールド7に対向するウインドシールド対向面2bが形成された上側バッグ部21と、乗員対向面2aが形成された前側バッグ部22と、インストルメントパネル3に対向するインパネ対向面2cが形成された下側バッグ部23とを有している。前記各バッグ部21,22,23はそれぞれ、ガスが充填されることにより乗員保護性能確保のために必要な所定の厚さ寸法を有している。
また、筒状袋体10の左右の両端開口は、壁部11、12によって塞がれた状態となっており、それによりエアバッグ2内には中空部25が形成されている。尚、前記壁部11,12はそれぞれ1枚のエアバッグ用布により形成されている。
また、前記壁部11,12にはそれぞれ中空部25と車室内とを連通する連通孔26,27が設けられ、エアバッグ2が膨張展開する際、連通孔26,27から車室内の空気が取り込まれ、車室内の気圧に等しい中空部25が形成されるようになっている。
また、エアバッグ2の膨張展開時においては、根元部20から急速に導入されるガスは、図6に矢印で示すように、上側バッグ部21と下側バッグ部23とに分岐して流れるようになっている。
図6(及び図2)では、上側バッグ部21への導入口21aが、下側バッグ部23への導入口23aよりも口径(面積)が小さく形成された例を示している。このように構成した場合、根元部20から導入されたガスは、下側バッグ部23により多く流れることになる。そのため、先ず下側バッグ部23にガスが充填され、その後、上側バッグ部21と前側バッグ部22とにガスが充填される。
尚、車種構造などの違いに応じて図7のように構成してもよい。図7にあっては、下側バッグ部23への導入口23aが、上側バッグ部21への導入口21aよりも口径(面積)が小さく形成された例を示している。このように構成した場合、根元部20から導入されたガスは、上側バッグ部21により多く流れることになる。そのため、先ず上側バッグ部21にガスが充填され、その後、下側バッグ部23と前側バッグ部22とにガスが充填される。
このようにエアバッグ2にあっては、ガスの導入口21a,23aの大きさを予め調整しておくことで、エアバッグ2の膨張展開の過程を制御することができる。即ち、車種構造などの違いに応じ、膨張展開の過程をより適したものとすることができる。
尚、前記導入口21a、23aに限らず、前記上側バッグ部21、前側バッグ部22、下側バッグ部23の所望の部位においてガス流路の断面積を他の部位よりも小さく、或いは大きく形成し、ガス流量を変えて膨張展開の過程を制御してもよい。
このように構成されたエアバッグ装置1において、車両衝突時など、インフレータ6が作動すると、インフレータ6から出力されたガスが根元部20からエアバッグ2に導入される。急速に膨張するエアバッグ2によりリッド5が押し開けられ、前記根元部20から導入されたガスは、上側バッグ部21と下側バッグ部23とに分岐して流れ、さらに前側バッグ部22に流れて、エアバッグ2が膨張展開される。また、このとき、壁部2d、2eの連通孔26,27から車室内の空気が取り込まれ、中空部25が形成される。
完全に膨張展開したエアバッグ2は、図2に示すようにウインドシールド対向面2bがウインドシールド7に当接し、ウインドシールド7に支持された状態で、乗員対向面2aにより乗員100を受け止める。
また、乗員対向面2aにより乗員100を受け止める際、その衝撃によりエアバッグ2は圧縮され、中空部25内の空気の一部は連通孔26,27から車室側に排気される。即ち、エアバッグ2は適度なクッション性(衝撃吸収性)を有することになり、乗員100に対する衝撃が緩和される。
以上のように本発明に係るエアバッグ装置1によれば、膨張展開されるエアバッグ2は車両幅方向に両端開口が配置される筒状袋体10を有し、その前側に乗員を受け止める乗員対向面2aが形成され、上側にウインドシールド7に当接するウインドシールド対向面2bが形成される。更に、筒状袋体10の左右の両端開口は、連通孔26,27を有する壁部11,12に塞がれることにより、エアバッグ2内に中空部25が形成される。
そのため、エアバッグ2の膨張展開時には、従来よりも少量のガス出力により筒状袋体10の充填を完了し、連通孔26,27から車室内の空気を取り入れて中空部25を形成することができる。そして、展開したエアバッグ2がウインドシールド7に支持されるため、乗員対向面2aにより乗員100を確実に受け止め、安全性を確保することができる。
また、乗員対向面2aにより乗員100を受け止めた際には、前記連通孔26,27から中空部25内の空気を排気することができるため、エアバッグ2に適度なクッション性(衝撃吸収性)を持たせることができ、乗員100に加わる衝撃をより緩和することができる。
また、エアバッグ2の容量、及びインフレータ6の出力を従来よりも大幅に減少させることができるため、エアバッグ装置1の製造にかかるコストを低減することができる。
また、本発明に係るエアバッグ装置1によれば、図11に示した従来のエアバッグのように、ガスが高圧充填される袋体にベントホールが設けられた構成ではない。そのため、図8に示すようにエアバッグ2が膨張展開した時間t以降は、エアバッグ2内は乗員100を安全に受け止めるのに必要な圧力P以上を維持することができる。また、前記のように乗員100を受け止める際、適度なクッション性により衝撃を吸収することができるため、従来のように最適なバッグ内圧の時間が短いという課題を解決することができる。
尚、前記実施の形態においては、乗員100の上半身のみを受け止めるエアバッグ構成としたが、本発明に係るエアバッグ装置1にあっては、それに限定されるものではない。例えば、エアバッグ2を、図9に示すように乗員100の上半身と膝部とを共に受け止めるエアバッグとして構成してもよい。
図9に示すエアバッグ2は、図1乃至図7に示した構成に加え、下側バッグ部23の中央部付近から下方に延びるニーバッグ部24を更に有している。
ここで、乗員100の膝部を保護(固定)するエアバッグは、上半身を保護するエアバッグよりも先に膨張展開させ、乗員100の膝部を固定して、慣性力による乗員100の前方への移動を抑制することが望ましい。そのため、図9に示すエアバッグ装置1の構成にあっては、エアバッグ2にガス導入される根元部20が下側バッグ部23とニーバッグ部24との分岐位置に配されている。また、インフレータ6は、そのガス出力方向が、乗員100の膝付近に向けられて配置されている。
これにより、インフレータ6が作動すると、先ずニーバッグ部24と下側バッグ部23とにガスが導入され、最初にニーバッグ部24が膨張展開し、乗員100の膝部を固定することができる。
尚また、図11に示した従来のエアバッグ60にあっては、ベントホール60aが設けられているため、高圧の状態を長時間維持する必要のある膝部用のニーエアバッグは一体に形成することができない。そのため、エアバッグ60とは別にインフレータも用意しなければならない。一方、本発明のエアバッグ装置1によれば、前記のように一体に形成することができ、インフレータも1つでよいため、コストを低く抑えることができる。
1 エアバッグ装置
2 エアバッグ
2a 乗員対向面
2b ウインドシールド対向面
2c インパネ対向面
3 インストルメントパネル
4 収納室
6 インフレータ
7 ウインドシールド
10 筒状袋体
11 壁部
12 壁部
20 根元部
21 上側バッグ部
21a 導入口
22 前側バッグ部
23 下側バッグ部
23a 導入口
24 ニーバッグ部
25 中空部
26 連通孔
27 連通孔
100 乗員

Claims (8)

  1. 車両のインストルメントパネル側に収納されたエアバッグと、前記エアバッグにガスを導入するインフレータとを備え、前記インフレータの作動により前記エアバッグを乗員に向けて膨張展開するエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグは、
    前記インフレータから導入されるガスが充填されることにより、前記インストルメントパネル側を基点として車両幅方向に両端開口が配置されると共に、前面に乗員を受け止める乗員対向面が形成された筒状袋体と、前記筒状袋体の両端開口を塞ぎ、該エアバッグ内に中空部を形成する一対の壁部とを有し、
    前記壁部には、前記中空部と車両室内とを連通する連通孔が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記筒状袋体は、
    前記乗員対向面を形成する前側バッグ部と、車両フロントのウインドシールドに対向するウインドシールド対向面を形成する上側バッグ部と、前記インストルメントパネルに対向するインパネ対向面を形成する下側バッグ部とを有し、
    前記乗員対向面により乗員を受け止めた際、前記ウインドシールド対向面は前記ウインドシールドに当接することを特徴とする請求項1に記載されたエアバッグ装置。
  3. 前記筒状袋体は、前記インフレータから出力されるガスが導入される根元部を有し、前記根元部から前記上側バッグ部と前記下側バッグ部とに分岐していることを特徴とする請求項2に記載されたエアバッグ装置。
  4. 前記根元部から導入されたガスの、前記上側バッグ部への導入口面積と、前記下側バッグ部への導入口面積の大きさにより、前記上側バッグ部及び前記下側バッグ部へのガス流量がそれぞれ制御されることを特徴とする請求項3に記載されたエアバッグ装置。
  5. 前記筒状袋体は、前記下側バッグ部に連通し、前記インストルメントパネルと乗員の膝部との間に延びるニーバッグ部を有することを特徴とする請求項2に記載されたエアバッグ装置。
  6. 前記筒状袋体は、前記インフレータから出力されたガスが導入される根元部を有し、前記根元部から前記ニーバッグ部と前記下側バッグ部とに分岐していることを特徴とする請求項5に記載されたエアバッグ装置。
  7. 前記根元部から導入されたガスの、前記ニーバッグ部への導入口面積と、前記下側バッグ部への導入口面積の大きさにより、前記ニーバッグ部及び前記下側バッグ部へのガス流量がそれぞれ制御されることを特徴とする請求項6に記載されたエアバッグ装置。
  8. 前記筒状袋体の各部位におけるガス流路の断面積により、前記筒状袋体の各部位におけるガス流量がそれぞれ制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載されたエアバッグ装置。
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