JP2013118810A - スピンドルモータ - Google Patents

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Jong Ryeol Oh
レオル オウ、ジョング
Suk Ju Hong
ジュ ホン、スク
Tae Jun Kim
ジュン キム、テ
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Abstract

【課題】本発明はスピンドルモータに関する。
【解決手段】本発明の一実施例によるスピンドルモータは、スリーブに回転可能に支持されるシャフトと、上記シャフトの上端部に固設されるローターハブとを含み、上記シャフトの上端部には上記ローターハブが圧入設置される場合、上記ローターハブの内周面へのバリ発生を抑制するためのバリ発生抑制部が形成されることができる。
【選択図】図1

Description

本発明はスピンドルモータに関する。
一般的に記録ディスク駆動装置(Hard disk drive、HDD)に用いられる小型スピンドルモータには、流体動圧軸受アセンブリーが備えられ、流体動圧軸受アセンブリーのシャフトとスリーブとの間に形成された軸受隙間(clearance)にオイルのような潤滑流体が充填される。このような軸受隙間に充填されたオイルが圧縮されて流体動圧を形成し、シャフトを回転可能に支持する。
また、上記の軸受隙間は、スリーブの上面とシャフトに結合され連動して回転するローターケースの底面により形成される。そして、スリーブの上面とローターケースの底面により形成される軸受隙間にも潤滑流体が充填される。
上記シャフトの上端部には、回転力を提供するためのローターハブが設けられる。そして、ローターハブはシャフトの上端部に圧入設置される。
しかし、ローターハブがシャフトの上端部に圧入設置される時、シャフトの端部によりローターハブの内周面にかすり傷ができるという問題がある。
これにより、ローターハブの内周面にバリが発生し、結局、組立不良が発生するという問題がある。
上記ローターハブの内部面へのバリ発生を低減させるとともにローターハブとシャフトの結合力を減少させない構造の開発が必要である。
ローターハブの内周面の破損を低減させるスピンドルモータが提供される。
本発明の一実施例によるスピンドルモータは、スリーブに回転可能に支持されるシャフトと、上記シャフトの上端部に固設されるローターハブとを含み、上記シャフトの上端部には、上記ローターハブが圧入設置される場合、上記ローターハブの内周面へのバリ発生を抑制するためのバリ発生抑制部が形成されてよい。
上記バリ発生抑制部は、上記シャフトの上端部の角を丸くして形成してよい。
上記バリ発生抑制部は、シャフトの外周面から半径方向の内側に5から7度の傾斜角を有するように形成されてよい。
上記ローターハブの内周面は、上記シャフトの外周面に圧入接合される圧入接合部と、上記圧入接合部の上部に配置され、上記バリ発生抑制部に対向配置される傾斜部を備えてよい。
上記バリ発生抑制部は、上記圧入接合部と接合するシャフトの外周面の上部に形成されてよい。
本発明によると、バリ発生抑制部を通じてローターハブの内周面の破損を低減させることができる。
本発明の一実施例によるスピンドルモータを示す概略断面図である。 図1のA部を示す拡大図である。 本発明の一実施例によるスピンドルモータの作用を説明するための説明図である。
以下では、添付の図面を参照し、本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
図1は本発明の一実施例によるスピンドルモータを示す概略断面図であり、図2は図1のA部を示す拡大図であり、図3は本発明の一実施例によるスピンドルモータの作用を説明するための説明図である。
図1から図3を参照すると、本発明の一実施例によるスピンドルモータ100は、例えば、ベース部材110、スリーブ120、シャフト130、スラストプレート140、シーリングキャップ150及びローターハブ160を含んで構成されてよい。
まず、方向に対する用語を定義すると、図1を参照し、軸方向は上下方向、即ち、シャフト130の上部から下部に向かう方向、またはシャフト130の下部から上部に向かう方向を意味し、半径方向は左右方向、即ち、ローターハブ160の外周面からシャフト130に向かう方向、またはシャフト130からローターハブ160の外周面に向かう方向を意味する。
また、円周方向はローターハブ160の外周面に沿って回転する方向を意味する。
ベース部材110はスリーブ120が設けられる設置部112を備えてよい。設置部112は軸方向の上側に向かって突出形成され、スリーブ120は設置部112に挿設される。
また、設置部112の外周面には、コイル101が巻線されるステータコア102が設けられてよい。即ち、ステータコア102は設置部112の外周面に形成された載置面112aに載置された状態で接着剤または/及び溶接により固設される。
ベース部材110には設置部112の周りに配置されるように引出孔114が形成されてよい。また、ステータコア102に巻線されたコイル101のリード部101aは引出孔114を介してベース部材110の上部側から下部側に引き出されることができる。
また、ベース部材110の底面にはコイル101のリード部101aが接合される回路基板103が設けられてよく、回路基板103はフレキシブル回路基板で構成されてよい。
一方、ベース部材110にはローターハブ160の過浮上を防止するためのプールプレート104が設けられてよく、プールプレート104は環状であってよい。
スリーブ120は上記のように設置部112に固設される。即ち、スリーブ120の外周面が設置部112の内周面に接着剤により接合されたり、スリーブ120が設置部112に圧入されて設けられることができる。
そして、スリーブ120にはシャフト130が挿設できるように貫通孔122が形成されてよい。即ち、スリーブ120は中空の円筒状であってよい。
スリーブ120にシャフト130が設けられる場合、スリーブ120の内周面とシャフト130の外周面は、所定間隔離隔されて軸受隙間B1を形成する。該軸受隙間B1に潤滑流体が充填される。
また、スリーブ120の内部面には、シャフト130が回転する時、上記軸受隙間B1に充填された潤滑流体をポンプして流体動圧を発生させるように動圧グルーブ(不図示)が形成されてよい。
スリーブ120の下端部には、軸受隙間B1に充填された潤滑流体が下部側に漏れることを防止するためにカバー部材170が設けられてよい。即ち、スリーブ120の下端部にはカバー部材170が設けられるように上部側に湾入形成される湾入溝124が形成されてよい。
一方、スリーブ120の上端部にはスラストプレート140が挿入される挿入溝126が形成され、挿入溝126の外側にはシーリングキャップ150が固設されるように接合溝部128が形成されることができる。
シャフト130はスリーブ120に回転可能に設けられる。即ち、上述のように、シャフト130はスリーブ120の貫通孔122に挿配され、シャフト130の上端部はスリーブ120の上端部から突出するように設けられてよい。
また、シャフト130の上端部にはスラストプレート140とローターハブ160が順に設けられることができる。即ち、スラストプレート140の上部にローターハブ160が配置されるようにスラストプレート140とローターハブ160がシャフト130に設けられてよい。
シャフト130の上端部にはバリ発生抑制部132が形成されてよく、バリ発生抑制部132はシャフト130の上端部の角を丸くして形成することができる。
また、バリ発生抑制部132は、シャフト130の外周面から半径方向側に5から7度の傾斜角を有するように形成されてよい。
バリ発生抑制部132の詳しい事項は後述する。
スラストプレート140はスリーブ120の上部に配置されるようにシャフト130に固設される。即ち、シャフト130がスリーブ120に設けられる場合、スラストプレート140はスリーブ120の上端部に形成される挿入溝126に挿配される。このために、スラストプレート140はシャフト130の上端部に固設される。
一方、スラストプレート140の底面または挿入溝126の底面の少なくとも一つには、スラストプレート140が回転する時、スラスト流体動圧を発生させるためのスラスト動圧溝(不図示)が形成されてよい。
また、スラストプレート140は、シャフト130が貫通するように設置孔142が形成される円環状を有することができる。
シーリングキャップ150はスリーブ120に固設され、スラストプレート140とともに気液界面(潤滑流体と空気との界面)を形成するように傾斜面152を備えてよい。
一方、傾斜面152はシーリングキャップ150の底面に形成され、潤滑流体と空気との界面、即ち、気液界面は傾斜面152とスラストプレート140の上面との空間に形成されることができる。
ローターハブ160はシャフト130の上端部に固設されてよい。ローターハブ160の内周面には、シャフト130の外周面に圧入接合される圧入接合部162と、圧入接合部162の上部に配置され、バリ発生抑制部132に対向配置される傾斜部163とが備えられてよい。
また、バリ発生抑制部132は、圧入接合部162と接合するシャフト130の外周面の上部に形成されることができる。
即ち、ローターハブ160がシャフト130の上端部に圧入設置される場合、ローターハブ160の圧入接合部162がシャフト130の上端部に圧入される。そして、バリ発生抑制部132は傾斜部163に対向配置される。
これにより、ローターハブ160とシャフト130の結合力の減少は抑制しながら、バリ発生抑制部132によりローターハブ160の内周面へのバリ発生を低減させることができる。
そして、バリ発生抑制部132は、シャフト130の外周面から半径方向側に5から7度の傾斜角を有するように形成されるため、バリ発生抑制部132の端部132aによるバリ発生を低減させることができる。
即ち、バリ発生抑制部132がシャフト130の外周面から半径方向側により大きい傾斜角を有するように形成される場合、バリ発生抑制部132によりローターハブ160の内周面にバリが発生することがある。
一方、ローターハブ160は円盤状のボディー164と、ボディー164の縁から軸方向の下部に向かって延長形成されるマグネット結合部166と、マグネット結合部166から半径方向に延長形成されてディスクが装着されるディスク装着部168を備えることができる。
ボディー164にはシャフト130に固設されるための装着孔164aが備えられ、装着孔164aはボディー164の中央部に形成されることができる。
一方、マグネット装着部166の内部面には駆動マグネット105が設けられ、駆動マグネット105はコイル101が巻線されたステータコア102の先端に対向配置される。また、駆動マグネット105は環状であってよく、円周方向に沿ってN極、S極が交互に着磁されて一定強さの磁気力を発生させる永久磁石であることができる。
ここで、ローターハブ160の回転駆動について簡単に説明すると、ステータコア102に巻線されたコイル101に電源が供給されると、駆動マグネット105とコイル101が巻線されるステータコア102との電磁気的相互作用によりローターハブ160が回転する駆動力が発生する。
これにより、ローターハブ160が回転し、結局、ローターハブ160が固定結合されるシャフト130がローターハブ160と連動して回転する。
上記のように、バリ発生抑制部132により、ローターハブ160をシャフト130に圧入設置する場合、ローターハブ160の内周面に形成されるバリ発生を低減させることができる。
そして、バリ発生抑制部132がシャフト130の外周面から半径方向の内側に5から7度の傾斜角を有するように形成されるため、ローターハブ160とシャフト130の結合力の減少は抑制しながら、バリ発生をさらに低減させることができる。
以下では、図面を参照して本発明の一実施例によるスピンドルモータの作用に対してより詳しく説明する。
図3を参照すると、まず、シャフト130にローターハブ160を設ける場合、シャフト130の上端部がローターハブ160の装着孔164aに挿入される。
このとき、ローターハブ160の装着孔164aの直径がシャフト130の外径より小さく形成されるため、ローターハブ160をシャフト130に設ける場合、ローターハブ160は圧入設置されることができる。
そして、シャフト130が装着孔164aに挿入される場合、シャフト132の上端部にはバリ発生抑制部132が形成されているため、シャフト132とローターハブ160の内周面の干渉を減少させることができる。
即ち、バリ発生抑制部132によりローターハブ160の内周面へのバリ発生を低減させることができる。
そして、バリ発生抑制部132がシャフト130の外周面から半径方向の内側に5から7度の傾斜角を有するように形成されるため、シャフト130の外周面に圧入接合される圧入接合部162の長さは、従来のように保持されながらもバリ発生を低減させることができる。
また、バリ発生抑制部が132が5から7度の傾斜角を有するため、バリ発生抑制部132の端部132aによるローターハブ160の内周面へのバリ発生も低減させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有する者には明らかである。
100 スピンドルモータ
110 ベース部材
120 スリーブ
130 シャフト
140 スラストプレート
150 シーリングキャップ
160 ローターハブ

Claims (5)

  1. 軸方向一方側がスリーブに回転可能に支持されるシャフトと、
    上記シャフトの軸方向他方側の端部に固設されるローターハブと、
    を含み、
    上記軸方向他方側の端部には上記ローターハブが圧入設置される場合、上記ローターハブの内周面へのバリ発生を抑制するためのバリ発生抑制部が形成されるスピンドルモータ。
  2. 上記バリ発生抑制部は、上記軸方向他方側の端部の角を丸くして形成する請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 上記バリ発生抑制部は、上記シャフトの外周面から半径方向の内側に前記軸方向に対して5から7度の傾斜角を有するように形成される請求項2に記載のスピンドルモータ。
  4. 上記ローターハブの内周面は、上記シャフトの外周面に圧入接合される圧入接合部と、上記圧入接合部よりも上記軸方向他方側に配置され上記バリ発生抑制部に対向配置される傾斜部と、を備える請求項3に記載のスピンドルモータ。
  5. 上記バリ発生抑制部は、上記圧入接合部と接合する上記シャフトの外周面よりも上記軸方向他方側に形成される請求項4に記載のスピンドルモータ。
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