JP2013117220A - 可変オイルポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単ながらも、エンジンRPMによって発生した作動油の油圧を利用して必要な流量だけを迅速に吐出することができるようにして、潤滑効果を高めると共に、エンジンの効率を向上させることができる可変オイルポンプを提供する。
【解決手段】プランジャー140とシリンダー130との間にギャップGを設け、オイルポンプ100から出力されるオイル圧によって容易にプランジャーが動作するように構成することによって、エンジンの回転速度変化によって変わるオイル圧を利用して所要のオイル量だけさらに迅速に供給することができる可変オイルポンプとする。また、前記プランジャーが作動油のフロー方向に対して垂直に動作するようにして、プランジャーが作動油の圧力が加えられる方向に動作するようになり、さらに迅速で且つ正確に動作することができる可変オイルポンプとする。
【選択図】図2a

Description

本発明は、可変オイルポンプに関し、より詳細には、エンジンのような動力発生装置などにオイルを供給するとき、中速区間と高速区間では、オイルが過多供給されないようにし、反対に、低速区間と中高速区間では、十分なオイルが供給されることができるようにして、構造が簡単であり、且つ不要なオイル供給が行われないようにした可変オイルポンプに関する。
一般的に、エンジンには、ピストンやクランク軸のように作動部位に潤滑作用を可能にする潤滑装置を必要とする。 特に、潤滑装置には、オイルのような作動油を潤滑作用が必要な部位に供給することができるオイルポンプのようなオイル供給装置を必要とする。
特に、ローター方式のオイル供給装置は、エンジンRPMに比例して吐出される作動流量が調節されることができるようにクランクシャフトに連結して使用する。そのため、既存のオイル供給装置は、エンジンRPMに比例して吐出流量も比例して大きくなる。
しかしながら、このようなオイル供給装置は、作動油の潤滑状態に関係なく、エンジンRPMに比例して作動油を吐出するので、エンジンの燃費を低下させる要因として作用した。すなわち、車両の初期始動時には、作動油が重力によって下方に流れてしまい、十分な潤滑のためには多くの作動油を必要とし、これにより、エンジンRPMに比例して作動油を供給する必要がある。
しかしながら、車速が中速と高速であるときには、既に十分な量の作動油が供給されている状態なので、エンジンRPMに比例して作動油を供給する必要がない。また、このように中速と高速で過多な量の作動油を供給させるためには、クランクシャフトから動力消耗が行われるので、エンジンの燃費を低下させる要因として作用した。
これより、車速などに比例してオイル供給が行われるようにする可変オイルポンプが多く開発されている。特許文献1には、このような可変リリーフバルブの構造が開示されている。前記可変リリーフバルブの構造は、オイルポンプでポンピングされたオイル圧力が調節されるようにオイルポンプのオイル吐出口の一側にバルブ室が設けられ、前記バルブ室の内部にバネにて弾力支持され、オイルラインを通過するオイル圧力によって前記バルブ室の一側に設けられたバイパスホールにオイルがドレーンされるように構成されるオイルリリーフバルブにおいて、前記バネ33の下端を支持するためにバルブ室31の下部に固定装着されたキャップ36の上部面と、前記バネ33の下端間に移動可能に設けられたスプリングシート37の下部面との間に温度変化によって体積が膨脹するバイメタル40が介在することを特徴とする。
しかしながら、このような従来の構造は、次のような問題が発生した。温度変化を通じて動作するように構成されているので、オイル圧力、すなわちエンジンRPMの変化に対して迅速にオイル圧を可変させるのに限界があった。
韓国特許公開第10−2005−0048151号(2005年5月24日)
本発明は、前述のような点に鑑みてなされたものであって、その目的は、構造が簡単ながらも、エンジンRPMによって発生した作動油の油圧を利用して必要な流量だけを迅速に吐出することができるようにして、潤滑効果を高めることができると共に、エンジンの効率を向上させることができる可変オイルポンプを提供することにある。
特に、本発明の他の目的は、プランジャーとシリンダーとの間にギャップを設け、オイルポンプから出力されるオイル圧によって容易にプランジャーが動作するように構成することによって、エンジンの回転速度変化によって変わるオイル圧を利用して所要のオイル量だけさらに迅速に供給することができる可変オイルポンプを提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、前記プランジャーが作動油のフロー方向に対して垂直で動作するようにして、プランジャーが作動油の圧力が加えられる方向に動作するようになり、さらに迅速で且つ正確に動作することができる可変オイルポンプを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による可変オイルポンプは、エンジンRPMによって圧力を可変して出力させるローター方式の可変オイルポンプにおいて、オイルポンプには、出口側と連結され、この出口側から分岐された第1入力管と第2入力管及び入口側に分岐された第1出力管と第2出力管が設けられたシリンダーが形成され;前記シリンダーには、第1管路と第2管路を有するプランジャーが弾性バネの弾性支持を受け、且つ一端が出口側に露出するように設置され;前記プランジャーは、出口側120の圧力変化によってシリンダーの長さ方向に圧縮されながら、低速区間と中高速区間では、前記エンジンRPMに比例してオイル供給が行われるようにし、中速区間では、第1管路が前記第1入力管と前記第1出力管を連結させて出口側の油圧の一部を入口側にリターンさせ、高速区間では、第2管路が前記第2入力管と前記第2出力管を連結させて出口側の油圧の一部を入口側にリターンさせることを特徴とする。
特に、前記プランジャーには、出口側に露出した先端部に間隙維持のための突起部が突設され、前記シリンダーには、この突起部と当接する箇所に突起部の一部を収容するように収容ホールが形成されたことを特徴とする。また、前記シリンダーは、出口側の流体フローに対して垂直に形成されていることを特徴とする。
また、前記プランジャーは、第1管路が初期開放時には、一定量だけずつ油圧を減速させる直線区間と、この直線区間から始まり、漸次に減圧量が低減するようにする斜線区間とを備えてなることを特徴とする。
また、前記斜線区間は、端部に段差を設けて形成されることを特徴とする。
また、前記直線区間と斜線区間は、0.1X≦L≦0.6X(ここで、L=X+Y)を満たすことを特徴とする。
本発明の可変オイルポンプによれば、次のような効果がある。
(1)出口側に突出していたプランジャーが出口側のオイル圧力によってすぐ動作し、エンジンRPMによって弾力的に適切なオイル量を迅速に供給することができる。
(2)出口側とプランジャーとの間に常時ギャップがあるので、油圧が変われば、このギャップを通じて油圧変化がすぐプランジャーに反映され、エンジンRPMの変化によってさらに迅速で且つ早く対処することができる。
3)作動油は、管路の中心から外側に圧力が加えられ、本発明では、プランジャーを作動油のフロー方向に対して垂直に動作するように設置することによって、作動油の圧力方向とプランジャーの動き方向とを一致させて、作動油の圧力変化によってプランジャーがさらに迅速で且つ早く反応し、作動油のオイル変化量を反映することができる。
本発明の第1実施例による可変オイルポンプの構造を示すための断面図である。 本発明の第1実施例による可変オイルポンプの低速区間での動作状態を示すための概略図である。 本発明の第1実施例による可変オイルポンプの中速区間での動作状態を示すための概略図である。 本発明の第1実施例による可変オイルポンプの中高速区間での動作状態を示すための概略図である。 本発明の第1実施例による可変オイルポンプの高速区間での動作状態を示すための概略図である。 本発明の第1実施例による可変オイルポンプが速度による圧力変化を示すためのグラフである。 本発明の第2実施例による可変オイルポンプの構成を示すための断面図である。 本発明の第2実施例によるプランジャーの構成を示すための斜視図である。 本発明の第2実施例によるプランジャーの構成を示すための平面図である。 図6での一部拡大図である。 本発明の第2実施例による可変オイルポンプが速度による圧力変化を示すためのグラフである。 本発明によるプランジャーの変形例を示すための一部拡大図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例をさらに詳しく説明する。これに先立ち、本明細書及び請求範囲に使用された用語や単語は、通常的や辞書的な意味に限定して解釈されるべきものではなく、発明者は、自身の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に即して本発明の技術的思想に符合する意味と概念として解釈されなければならない。
したがって、本明細書に記載された実施例と図面に示された構成は、本発明の最も好ましい一実施例に過ぎないものであって、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので、本出願時点においてこれらを代替できる多様な均等物と変形例があり得ることを理解しなければならない。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例による可変オイルポンプの構造を示すための断面図であり、図2aは、本発明の第1実施例による可変オイルポンプの低速区間での動作状態を示すための概略図であり、図2bは、本発明の第1実施例による可変オイルポンプの中速区間での動作状態を示すための概略図である。また、図2cは、本発明の第1実施例による可変オイルポンプの中高速区間での動作状態を示すための概略図であり、図2dは、本発明の第1実施例による可変オイルポンプの高速区間での動作状態を示すための概略図である。図3は、本発明の第1実施例による可変オイルポンプが速度による圧力変化を示すためのグラフである。
本発明による可変オイルポンプ100は、エンジン駆動などによりオイル圧が発生することによって、オイル供給が行われる入口側110と出口側120との間にシリンダー130が設けられ、このシリンダー130には、弾性バネ141で弾性支持されたプランジャー140を備えて構成される。
特に、前記シリンダー130は、プランジャー140の先端が出口側120に露出するように形成され、前記プランジャー140の動作によって中速区間Bと高速区間Dで出口側120の油圧の一部を入口側110にリターンさせることができるように、第1入力管133aと第2入力管133b及び第1出力管134aと第2出力管134bが設けられる。
また、前記プランジャー140は、弾性支持を受けて、一端が出口側120に露出するように設置され、この出口側120のオイル変化によって流路を形成させるための第1管路143aと第2管路143bが設けられる。また、プランジャー140は、出口側120のオイル圧力が低速区間Aと中高速区間Cでは、エンジンRPMに比例してオイル供給が行われるようにし、多くのオイルを必要としない中速区間Bと高速区間Dでは、前記第1管路143aと第2管路143bを通じて出口側120の流量の一部を入口側110にリターンさせて、供給量を適切に減少させる。
以下、このような構成についてさらに具体的に説明する。
オイルポンプ100は、内歯車が形成されたハウジング100aとこの内歯車に噛合し回転するローター100bを備えて構成される。特に、ローター100bは、エンジンのクランクシャフトに連結され、エンジンRPMと比例して駆動する。このようなギアー方式のオイルポンプ100に対する構成及び動作は、既によく知られたものであって、ここでは、その詳細な説明を省略する。
一方、前記オイルポンプ100には、ローター100bの回転により発生した油圧を供給することができるように流路の役目をする入口側110と出口側120が形成される。このような入口側110と出口側120は、通常、ハウジング100aに形成される。
また、前記出口側120には、シリンダー130が連通するように形成される。これは、出口側120の圧力がシリンダー130内にすぐ適用されるようにして、これに設置されるプランジャー140が直接連動して動作することができるようにするためである。本発明の好ましい実施例において、前記シリンダー130は、出口側120を流れる流体のフローに対して垂直な方向に形成することが好ましい。これは、油圧の特性上、その中心から外側に油圧が加えられ、出口側120の管路に対して垂直で加えられる油圧によってプランジャー140が動作可能にすることによって、加えられる圧力に対してすぐ作動が行われることができるようにして、反応速度を向上させることができるようにするためである。
また、シリンダー130の上端面、すなわちプランジャー140と当接する内面には、収容ホール131が形成される。この際、収容ホール131は、プランジャー140との間にギャップGが形成されるようにして、油圧がすぐプランジャー140にすぐ作用することができるようにすることが好ましい。
また、前記シリンダー130には、出口側120から分岐され、油圧をリターンすることができるようにするために、第1及び第2入力管133a、133bと、この油圧を選択的に入口側110に排出することができるように第1及び第2出力管134a、134bが形成される。このような第1及び第2入力管133a、133bと第1及び第2出力管134a、134bは、プランジャー140の長さ方向への移動によって4段階に区分して開閉動作が行われる。これについては、プランジャー140の構成で一緒に説明する。
プランジャー140は、一種のピストンであって、前記シリンダー130の内部で弾性バネ141の弾性支持を受けるように設置される。この際、バネ141は、蓋(図示せず)などで仕上げられ、場合によって交換して使用することができるように構成することが好ましい。
特に、プランジャー140の上端、すなわち出口側120に露出した先端部には、上述した収容ホール131に一部の区間が挟持される突起部142が突設される。この突起部142は、出口側120の内面とプランジャー140上端との間に、前述したように、ギャップGを形成するようにする。
また、プランジャー140には、シリンダー130に沿って移動しつつ、第1及び第2入力管133a、133bと第1及び第2出力管134a、134bを連通させるために第1管路143a及び第2管路143bが形成される。
このように構成されたプランジャー140は、オイルポンプ100の回転速度、すなわちエンジンRPMが増加するにつれて、出口側120の圧力が徐々に大きくなり、これにより、前記第1管路143aと第2管路143bが開放または閉?される。
以下、このようなプランジャー140の動作について、出口側120の圧力変化に影響を与えるエンジンRPMを低速区間A、中速区間B、中高速区間C、そして高速区間Dに区分して説明する。
まず、車両などをすぐ始動させて、オイルポンプ100の速度が低速区間Aになれば、図2aのように、プランジャー140は、弾性バネ141の弾性支持を受けながらその状態を維持するようになる。これにより、第1及び第2管路143a、143bは、シリンダー130によってすべて閉?され、出口側120の圧力は、エンジンRPMに比例して高くなる。
次に、図2bのように、エンジンRPMが中速区間Bにあれば、出口側120の圧力によってプランジャー140を下側に押し下げるようになる。この際、プランジャー140は、第1管路143aを開放する。これにより、出口側120の圧力は、第1管路143aによって第1入力管133aと第1出力管134aが連結され、圧力の一部が出口側120から入口側110にリターンする。したがって、この中速区間Bでは、速度が高くなっても、リターンするオイル圧力だけ供給流量が減少する。
次に、図2cのように、エンジンRPMが中高速区間Cにあれば、プランジャー140がさらに下側に下がりながら、開放されていた第1管路143aを閉?する(この際、第2管路143bは、閉?された状態である)。これにより、出口側120の圧力が高くなるが、前述した中速区間Bで既に低くなった状態にあった圧力が増加し、その結果として、エンジンRPMに比例するまでオイル圧力は上昇する。
次に、高速区間Dに入れば、図2dのように、プランジャー140がさらに下側に下がりながら第1管路143aを閉?し、第2管路143bを開放する。これにより、第2入力管133bと第2出力管134bが連結され、出口側120の圧力の一部が入口側110にリターンする。したがって、高速区間Dでは、エンジンRPMと比べて少ない量のオイルが供給される。
(第2実施例)
図4は、本発明の第2実施例による可変オイルポンプの構成を示すための断面図であり、図5は、本発明の第2実施例によるプランジャーの構成を示すための斜視図である。図6は、本発明の第2実施例によるプランジャーの構成を示すための平面図であり、図7は、図6での一部拡大図であり、図8は、本発明の第2実施例による可変オイルポンプの速度による圧力変化を示すためのグラフである。ここで、第1実施例と同一の構成については、同一符号を付与し、その詳細な説明を省略する。
本発明の第2実施例による可変オイルポンプは、第1実施例と比較して、プランジャー140’の構成において差異がある。すなわち、前記プランジャー140’は、第1管路143aを通じて出口側120から入口側110にリターンするオイル圧が初期には一定量だけずつ減少してから、さらにその減少量が徐々に少なくなるように構成し、その小さくなる減速量だけ高速区間で圧力上昇が行われるようにしたものである。
このように動作するために、前記第1管路143aは、図6及び図7のように、プランジャー140’の動作により初期に開放される部分に直線区間Xが形成され、この直線区間Xが終わる地点から完全に開放される部分までさらに斜線区間Yがテーパー形状に形成される。この際、斜線区間Yは、直線区間Xの端部から外側に拡開する形状に形成する。
これにより、第1入力管133aと第2出力管134aを開放させる第1管路143aは、初期区間である直線区間Xでは、一定量だけずつの油圧減少が誘導され、斜線区間Yでは、油圧が徐々に減少するように誘導される。
特に、このように斜線区間Yによってリターンする油圧量が小さくなるというのは、その分、高速区間でリターンする油圧が減少することを意味するので、リターンする量が減少する分だけ、圧力上昇が発生する。
本発明の好ましい実施例において、このような圧力上昇時点は、全体長さLに対して0.1X≦L≦0.6X(ここで、L=X+Y)の関係を満たすことが好ましい。これは、全体長さLに対して直線区間が0.6X以上になれば、リターンする油圧の量が非常に多くなり、高速に行くほど、圧力を上昇させる効果が少なくなるからである。また、直線区間が0.1X以下なら、リターン圧力が僅かなので、第1管路143aが開放される初期圧力の低減効果が低下するだけでなく、すぐ圧力上昇時点になってしまうからである。
すなわち、全体区間Lにおいて直線区間Xが長くなり、斜線区間Yが短くなれば、リターンする油圧量が多くなるので、圧力上昇時点は低くなる。反対に、直線区間Xが短くなり、斜線区間Yが長くなれば、リターンする油圧量がはじめから減少するので、圧力上昇時点が高くなる。
したがって、図8のように、既存の圧力変化グラフ(a)は、リターンする圧力が多くなる直線区間Xが長くなれば、”b”のように移動し、圧力上昇時点が低くなり、反対に、リターン圧力が少なくなる直線区間Xが短くなれば、”c”のように移動し、圧力上昇時点が高くなる。
一方、本発明の第2実施例によるプランジャー140”は、第1管路143a”の断面形状において、斜線区間Yの端部に段差を設けて形成することもできる。すなわち、第1管路143a”の断面形状は、本発明によるプランジャーの変形例を示すための図9のように、直線区間Xと連続して形成された斜線区間Yの端部に段差を設けて形成したものである。
これにより、斜線区間Yは、直線区間Xとなす傾斜角θをさらに大きく形成することができ、その分、第1実施例のプランジャー140’に比べてさらに多い量の油圧をリターンさせることができる。したがって、リターン油圧の調節範囲が広くなり、その分、圧力上昇時の上昇位置をさらに広い範囲で変更させて使用することができる。ここで、参照符号θは、実施例1においての傾斜角を示す。
以上のように、本発明は、弾性支持を受けるプランジャーがオイル圧力の変化によって動作しながら選択的に流路を形成することができるように構成することによって、構造が簡単ながらも、各区間別に必要な流量だけを迅速に反映して供給することができる。
100 オイルポンプ
100a ハウジング
100b ローター
110 入口側
120 出口側
130 シリンダー
131 収容ホール
132 オイル圧検出管
133a、133b 第1、第2入力管
134a、134b 第1、第2出力管
140 プランジャー
141 弾性バネ
142 突起部
143a、143b 第1、第2管路

Claims (6)

  1. エンジンRPMによって圧力を可変して出力させるローター方式の可変オイルポンプにおいて、
    オイルポンプ100には、出口側120と連結され、この出口側120から分岐された第1入力管133aと第2入力管133b及び入口側110に分岐された第1出力管134aと第2出力管134bが設けられたシリンダー130が形成され、
    前記シリンダー130には、第1管路143aと第2管路143bを有するプランジャー140が弾性バネ141の弾性支持を受け、且つ一端が出口側120に露出するように設置され、
    前記プランジャー140は、出口側120の圧力変化によってシリンダー130の長さ方向に圧縮されながら、低速区間Aと中高速区間Cでは、前記エンジンRPMに比例してオイル供給が行われるようにし、中速区間Bでは、第1管路143aが前記第1入力管133aと前記第1出力管134aを連結させて、出口側120の油圧の一部を入口側110にリターンさせ、高速区間Dでは、第2管路143bが前記第2入力管133bと前記第2出力管134bを連結させて、出口側120の油圧の一部を入口側110にリターンさせることを特徴とする可変オイルポンプ。
  2. 前記プランジャー140には、出口側120に露出した先端部に間隙維持のための突起部142が突設され、
    前記シリンダー130には、この突起部142と当接する箇所に突起部142の一部を収容することができるように収容ホール131が形成されることを特徴とする請求項1に記載の可変オイルポンプ。
  3. 前記シリンダー130は、出口側120の流体フローに対して垂直に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の可変オイルポンプ。
  4. 前記プランジャー140は、第1管路143aが初期開放時には一定量だけずつ油圧を減少させる直線区間Xと、この直線区間Xから始まり、漸次的に減圧量が減少するようにする斜線区間Yとを備えてなることを特徴とする請求項1または2に記載の可変オイルポンプ。
  5. 前記斜線区間Yは、端部に段差を設けて形成されることを特徴とする請求項4に記載の可変オイルポンプ。
  6. 前記直線区間Xと斜線区間Yは、0.1X≦L≦0.6X、
    ここで、(L=X+Y)であることを特徴とする請求項5に記載の可変オイルポンプ。
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