JP2013116538A - 光学素子の製造方法及び検査治具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の平面矩形状の透光性基板をそれぞれ主面の間に仮止め用固定剤を介して積層した積層体2を形成する積層体形成工程、積層体2の主面1Mを結晶軸に対して所定の角度となるように主面1Mと交差する方向に延びる側面2Bを研削する研削工程、研削工程で研削された積層体2の面取りをする第一面取工程、第一面取工程で面取りされた積層体2の側面2Bをラップ仕上げするラップ工程、及びラップ工程でラップ仕上げされた積層体2の面取りをする第二面取工程とを実施して光学素子を製造する。
【選択図】図6
Description
例えば、ビデオカメラや電子スチルカメラには撮像装置が用いられており、この撮像装置は、セラミックや、樹脂からなるCCD用パッケージに設けられた凹部内に撮像素子であるCCDが搭載され、光学ローパスフィルターによって凹部の開口部が塞がれた構成となっている(特許文献1)。
特許文献1で示される撮像装置以外の撮像装置として、パッケージと称されるケーシングに撮像素子が設けられ、この撮像素子と対向するようにリッドと称されるカバー用板が取り付けられる撮像ユニットを備え、撮像ユニットのリッドの上に、複屈折板や光学ローパスフィルターを積層あるいは空間的に配置したものがある。
さらに、撮像ユニットを構成するリッドとして、光線の分離機能のない水晶板の光学素子が用いられることがある。
また、液晶プロジェクターには、液晶パネルに光学素子として放熱用の水晶板が近接配置されている(特許文献3)。
また、水晶原石を水晶片の主面となる表面を含んで整形し、この整形された水晶原石をダイシングソーにより水晶片の主面となる表面と平行に切断してウエハーを形成し、ウエハーの水晶片の主面となる表面を固定砥粒により精密研削し、ウエハーをダイシングソーによりその水晶片の主面となる表面と直角方向に切断小割して短冊状の水晶片を形成する水晶片の製造方法がある(特許文献5)。
即ち、特許文献4の従来例では、ランバードから水晶板を切り出す工程が示されるに過ぎず、水晶板から精度の高い光学素子を製造する具体的な工程については何ら開示されるものではない。特許文献5の従来例では、整形された水晶原石からウエハーを形成し、ウエハーの主面を研削し、ウエハーをダイシングソーにより切断小割して短冊状の水晶片を形成する工程が示されるに過ぎず、水晶片から精度の高い光学素子を製造する工程についての開示はない。特許文献6では、密着固定された複数の水晶基板の側面にラップ研磨を行い、水晶基板のコーナーの面取り加工を施す直後に稜線部の面取り加工を施す工程が示されるに過ぎない。
このように、それぞれ製造工程の極一部のみしか特許文献4、特許文献5及び特許文献6では開示されていないので、これらの特許文献を組み合わせたとしても、製品としての精度や品質の高い光学素子を効率的に低コストに製造する製造方法を見出すことができない。
本適用例に係る光学素子の製造方法は、複数の平面矩形状の透光性基板をそれぞれ主面の間に固定剤を介して積層した積層体を形成する積層体形成工程と、前記積層体の前記主面と交差する側面を研削する研削工程と、前記研削工程で研削された積層体の面取りをする第一面取工程と、前記積層体の側面をラップ仕上げするラップ工程と、前記ラップ仕上げされた積層体の面取りをする第二面取工程と、を備えたことを特徴とする。
そのため、複数の透光性基板から第二面取りをした基板を製造するという一連の工程によって、光学素子を効率的に製造することができる。しかも、第一面取工程と第二面取工程の間に積層体の側面をラップ仕上げする工程があるため、面取りが精度良く実施されることになり、その結果、最終的に製造される光学素子の外周縁の精度を向上させることができ、品質の高い光学素子を提供することができる。
本適用例に係る光学素子の製造方法は、前記ラップ工程の後に、前記積層体の外周寸法が規定寸法内にあるか否かの検査を検査用ゲージで行う検査工程を備えたことを特徴とする。
この構成の本適用例では、複数の透光性基板の外周寸法の検査を、積層体の状態でまとめて実施するので、積層体から分離して得られた光学素子を個々に検査するよりも、効率的に光学素子を製造することができる。
本適用例に係る光学素子の製造方法では、前記検査工程は、前記検査用ゲージに設けられた規定寸法の開口に前記積層体を挿通し、前記検査用ゲージと前記積層体とを前記透光性基板が積層される方向に相対移動させることを特徴とする。
この構成の本適用例では、積層体を検査用ゲージの開口に挿通した際に、途中で止まることがなければ、積層体を構成する個々の透光性基板の全てが規定寸法内ということになる。これに対して、規定寸法より大きい透光性基板が積層体に含まれている場合には、積層体を検査用ゲージの開口に挿通すると、当該透光性基板の外周縁部が検査用ゲージの開口縁部に当接して積層体と検査用ゲージとの相対移動が規制される。この相対移動を規制する透光性基板が規定寸法より大きな透光性基板であることがわかる。
従って、本適用例では、光学素子の検査をより効率的に実施することができる。
本適用例に係る光学素子の製造方法は、前記第一面取工程は前記積層体の角部の面取りであり、前記ラップ工程の後又は前記検査工程の後に前記第二面取工程を実施し、前記第二面取工程は前記積層体を構成する複数の透光性基板の稜線部をそれぞれ面取りすることを特徴とする。
この構成の本適用例では、各透光性基板の稜線部の面取りをする前に、積層体の角部の面取り、側面のラップ、積層体の検査を実施する。そのため、稜線部の面取りをする前の積層体の側面が精度良く加工されていることになり、稜線部の面取りを正確に行うことができる。
本適用例に係る光学素子の製造方法では、前記第二面取工程は、前記積層体の側面を研磨部材の主面に押し当てながら研磨するものであり、前記透光性基板の一方の主面が前記研磨部材の主面に対して鋭角となるように前記積層体を変形させて行う第一工程と、前記第一工程の後で、前記複数の透光性基板を積層したまま前記透光性基板の他方の主面が前記研磨部材の主面に対して鋭角となるように前記積層体を変形させて行う第二工程とを備えることを特徴とする。
この構成の本適用例では、積層体の研磨部材の平面に対する向きを変えることで、透光性基板の互いに両主面の外周縁に形成される稜線部の面取りを効率的に行える。つまり、個々の透光性基板の稜線部の面取りのために、積層体から個々の透光性基板を分離し、外周寸法の検査をする必要がないので、検査作業が円滑に行える。
なお、本適用例では、所定温度で積層体の向きを変えられるとともにその温度未満で主面が傾いた姿勢を維持するために、透光性基板同士を接着するための固定剤は所定温度での軟化性と姿勢を維持するための粘着性が必要とされる。この固定剤としては、例えば、パラフィン等の軟化剤とロジン等の粘着付与剤とが含まれる接着剤を例示できる。
本適用例に係る検査治具は、複数の基板をそれぞれ主面の間に固定剤を介して積層した積層体の前記主面が規定寸法内にあるか否かを検査する検査治具であって、前記積層体の規定寸法に対応する大きさの開口部が設けられている検査用ゲージを備えていることを特徴とする。
この構成の本適用例では、積層体の状態で主面の外周寸法の検査を行うので、積層体から分離して得られた光学素子を個々に検査するよりも、効率的に基板の外周寸法の検査を行うことができる。
図1には本実施形態で製造された光学素子が組み込まれた撮像装置が示されている。
図1において、撮像装置100はビデオカメラや電子スチルカメラに用いられるものであり、互いに対向配置された撮像アッセンブリー101及び光学ローパスフィルター102を備えている。
撮像アッセンブリー101は、セラミック製のパッケージ103と、このパッケージ103の中央部分に設けられた板状の撮像素子104と、この撮像素子104に対向して配置されパッケージ103に外縁部が接着固定されたリッド105とを備えている。撮像素子104はCCDやC−MOS等から構成されるものである。
光学ローパスフィルター102は、複屈折板106、赤外線吸収ガラス107、1/4波長板108及び複屈折板106等から構成される。
リッド105、複屈折板106及び1/4波長板108等は本実施形態の光学素子1である。
図2において、光学素子1は、光が透過する面である主面1Mと、この主面1Mの外縁に形成される所定幅の側面1Nとを有する平面矩形状の結晶性板材である。
光学素子1の強度を向上させるため、主面1Mの4箇所の角部にはそれぞれ面取部1Bが形成され、主面1Mと交差する側面1Nの8箇所の稜線部にはそれぞれ面取部1Cが形成されている。
光学素子1の厚さは、適用される製品によって異なるが、例えば、0.5mm〜1.0mmである。主面1Mの大きさは、例えば、27.5mm〜50.0mm×33.5mm〜50.0mmである。角部の面取部1Bは、例えば、45°傾斜したものであり、面取り量は0.5mm〜1.5mmである。これらの面取り量は4箇所同じにしてもよいが、一部の面取り量を他の面取り量より大きくしてもよい。これにより、光学素子1の向きを特定することができる。稜線部の面取部1Cは、例えば、45°傾斜したものであり、面取り量は0.2mmである。
光学素子1は図3で示される結晶性基板1Aを加工して形成されており、この結晶性基板1Aは、水晶の透光性基板である。
図3で示される結晶性基板1Aは面取りがされておらず、主面1Mの4箇所の角部や稜線部が直角に形成されている。この結晶性基板1Aは、図4で示される通り、主面1Mの4角に面取部1Bが形成され、その後、図2で示される通り、8つの稜線に稜線部の面取部1Cが形成される。
図5(A)には、ランバード10が示されている。ランバード10は水晶原石をランバード加工して成形される。
ランバード加工は水晶原石の結晶軸の方向を明確にするための表面研削加工である。結晶軸は、電気軸を示すX軸、機械軸を示すY軸、光学軸を示すZ軸である。
ランバード加工を行うために、例えば、ロータリー平面研削盤が用いられる。ロータリー平面研削盤の砥石の粒度は♯80である。
隣合うワイヤー11Wの間隔は図3で示される結晶性基板1Aの厚さと同じである。なお、本実施形態では、ランバード10を直接切断するものでもよいが、ランバード10をブロック状に予め切断したものを切断するものでもよい。ランバード10はワイヤーソー11で切断されて複数の結晶性基板1Aに分けられる。
図9にはリッド105等の光線の分離機能を有しない光学素子1を製造するための積層体を成形する手順が示されている。
図9(A)に示される通り、複数のワイヤー11Wでランバード10を光学軸であるZ軸に対して平行に切断し、図9(B)に示される通り、結晶性基板1Aを得る。この結晶性基板1Aは、その切断面の角部が直角とされている。そして、図9(C)に示される通り、結晶性基板1Aをそれぞれ主面の間に仮止め用固定剤2Aを介して複数枚積層して積層体2を得る。
図10(A)に示される通り、複数のワイヤー11Wでランバード10を光学軸であるZに対して45°の角度となるように切断し、図10(B)に示される通り、結晶性基板1Aを得る。この結晶性基板1Aは、その切断面の互いに対向する一対の角部が鋭角とされ他の一対の角部が鈍角とされる。そして、図10(C)に示される通り、結晶性基板1Aをそれぞれ主面の間に仮止め用固定剤2Aを介して複数枚積層して積層体2を得る。
この構成の仮止め用固定剤2Aを転写印刷、ナイフコーター、ロールコーター、グラビアコーター等の塗布方法により、結晶性基板1Aの主面に塗布し、赤外線、熱風,蒸気等により加熱乾燥する。
仮止め用固定剤2Aを塗布する厚さは5μm〜100μmの範囲である。
図6(E)において、角部面取装置14は、積層体2の角部を研磨する研磨盤14Aと、1つの角部が研磨盤14Aに当接するように積層体2を保持する保持部材14Bとを備え、回転する研磨盤14Aに積層体2の角部を押し当てて面取りするものである。研磨盤14Aには研磨用パッドが設けられ、この研磨用パッドの粒度は♯3000程度である。
4箇所の角部のうち1つの角部の面取りが終了したなら、異なる角部が研磨盤14Aに当接するように積層体2を保持部材14Bにセットし直し、角部の面取り作業を行う。なお、積層体2を研磨盤14Aに押し付ける押圧部材や錘を必要に応じて設けてもよい。
積層体2の側面のうち互いに反対側に位置する面がラップ装置15でラッピングされる。
図11には、検査治具が示されている。図11(A)は検査治具の正面図、図11(B)は検査治具の側面図である。
図11において、検査治具は、積層体2の規定寸法に対応する大きさの開口16Aが形成された平面矩形状の検査用ゲージ16であり、この検査用ゲージ16の材料は、合成樹脂や金属等からなる板材である。
開口16Aは、その縦横寸法が光学素子1の主面1Mの最大許容外周寸法とされた平面矩形状に形成されている。
なお、検査用ゲージ16と積層体2とを相対移動させる装置としては、種々のものがあるが、例えば、装置本体に積層体2を載置し、この積層体2に対して検査用ゲージ16を昇降させる昇降装置を装置本体に設けるものでもよく、逆に、装置本体に検査用ゲージ16を固定し、この検査用ゲージ16に対して積層体2を昇降させる昇降装置を装置本体に設けるものでもよい。
図8(J)には、検査工程の後に実施される第二面取工程が示されている。第二面取工程は、積層体2を構成する複数の結晶性基板1Aの稜線部をそれぞれ面取りするものである。
図8(J)には、稜線面取装置が示されている。
稜線面取装置17は積層体2の側面2Bが当接される円板状の研磨部材17Aと、積層体2を研磨部材17A側に付勢する図示しない錘17Bとを備え、研磨部材17Aが回転することで、積層体2の1つの側面2Bが研磨される。研磨部材17Aの粒度は♯3000程度である。
図12(A)に示される積層体2は、主面1Mに対して側面2Bが直交している。この状態の積層体2を図示しない加熱装置の載置台に配置し、所定温度、例えば、80℃以上まで加熱する。この状態では、仮止め用固定剤2Aが弾性変形するため、複数の結晶性基板1Aを積層したまま結晶性基板1Aの一方の主面1Mが載置台に対して鋭角となるように積層体2を変形させる(図12(B)参照)。
積層体2が変形したら、温度を室温まで下げる。すると、積層体2は、変形した状態で姿勢が保たれる。そして、図12(B)に示される通り、この積層体2を結晶性基板1Aの一方の主面1Mが研磨部材17Aの平面に鋭角となるように配置し、当該平面と対向する側面2Bを研磨する第一工程を実施する。これにより、積層体2を構成する複数の結晶性基板1Aの両面のうち一方の稜線部がそれぞれ面取りされる。
稜線面取りが終了したら、80℃を超える温度で積層体2を加熱し、あるいは、溶媒等で仮止め接着剤2Aを溶かして積層体2から個々の面取りがされた結晶性基板1Aに分離する。
図8(K)には結晶性基板1Aの主面をポリッシュする工程が示されている。図8(K)において、主面ポリッシュ装置18は、主面ラップ装置12と同様に、円板部18Aと、この円板部18Aの中心に回転自在に設けられた回転軸18Bと、この回転軸18Bの歯車と円板部18Aの歯車とにそれぞれ噛合する回転体18Cと、この回転体18Cに対向配置される図示しない円板部とを備えた構造である。回転体18Cは複数の結晶性基板1Aが収納されており、これらの結晶性基板1Aの両方の主面は円板部18Aに設けられた研磨用パッド18Dと図示しない円板部の研磨用パッドとに当接する。研磨用パッド18Dの粒度は♯7000〜♯10000である。
主面1Mがポリッシュ仕上げされた結晶性基板1Aは必要に応じて、洗浄処理や、反射防止膜やフィルター膜等の光学多層膜(積層された光学薄膜)や、フッ素含有化合物からなる異物付着防止膜を設ける等の表面処理を実施し、これにより、光学素子1が完成する。
(1)複数の平面矩形状の結晶性基板1Aをそれぞれ主面1Mの間に仮止め用固定剤2Aを介して積層した積層体2を形成する積層体形成工程と、積層体2の主面1Mを結晶軸に対して所定の角度となるように主面1Mと交差する方向に延びる側面2Bを研削する研削工程と、研削工程で研削された積層体2の面取りをする第一面取工程と、第一面取工程で面取りされた積層体2の側面をラップ仕上げするラップ工程と、ラップ工程でラップ仕上げされた積層体2の面取りをする第二面取工程とを実施して光学素子1を製造するので、これらの一連の工程によって、光学素子1を効率的に製造することができる他、第一面取工程と第二面取工程の間に積層体2の側面2Bをラップ仕上げする工程があるため、面取りが精度良く実施されることになり、その結果、最終的に製造される光学素子1の外周縁の精度を向上させることができる。
例えば、前記実施形態では、検査用ゲージとして、複数の結晶性基板1Aをそれぞれ主面1Mの間に仮止め用固定剤2Aを介して積層した積層体2の主面1Mが規定寸法内にあるか否かを検査するためのものとしたが、本発明では、積層体2は結晶性でないガラス等の基板を仮止め用ではない接着剤を用いて形成されたものでもよい。
また、本発明では、必ずしも検査工程を設けることを要せず、結晶性基板1Aの主面1Mをラップする工程や、主面1Mをポリッシュする工程も設けることを要しない。
さらに、結晶性基板1Aは水晶に限定されるものではなく、サファイヤ等の結晶性材料から形成されるものや、ガラス等の透光性を有する基板でもよい。
Claims (6)
- 複数の平面矩形状の透光性基板をそれぞれ主面の間に固定剤を介して積層した積層体を形成する積層体形成工程と、
前記積層体の前記主面と交差する側面を研削する研削工程と、
前記研削工程で研削された積層体の面取りをする第一面取工程と、
前記積層体の側面をラップ仕上げするラップ工程と、
前記ラップ仕上げされた積層体の面取りをする第二面取工程と、
を備えたことを特徴とする光学素子の製造方法。 - 請求項1に記載された光学素子の製造方法において、
前記ラップ工程の後に、前記積層体の外周寸法が規定寸法内にあるか否かの検査を検査用ゲージで行う検査工程を備えたことを特徴とする光学素子の製造方法。 - 請求項2に記載された光学素子の製造方法において、
前記検査工程は、前記検査用ゲージに設けられた規定寸法の開口に前記積層体を挿通し、前記検査用ゲージと前記積層体とを前記透光性基板が積層される方向に相対移動させることを特徴とする光学素子の製造方法。 - 請求項2又は請求項3に記載された光学素子の製造方法において、
前記第一面取工程は前記積層体の角部の面取りであり、
前記ラップ工程の後又は前記検査工程の後に前記第二面取工程を実施し、前記第二面取工程は前記積層体を構成する複数の透光性基板の稜線部をそれぞれ面取りすることを特徴とする光学素子の製造方法。 - 請求項4に記載された光学素子の製造方法において、
前記第二面取工程は、前記積層体の側面を研磨部材の主面に押し当てながら研磨するものであり、前記透光性基板の一方の主面が前記研磨部材の主面に対して鋭角となるように前記積層体を変形させて行う第一工程と、前記第一工程の後で、前記複数の透光性基板を積層したまま前記透光性基板の他方の主面が前記研磨部材の主面に対して鋭角となるように前記積層体を変形させて行う第二工程とを備えることを特徴とする光学素子の製造方法。 - 複数の基板をそれぞれ主面の間に固定剤を介して積層した積層体の前記主面が規定寸法内にあるか否かを検査する検査治具であって、
前記積層体の規定寸法に対応する大きさの開口部が設けられている検査用ゲージを備えていることを特徴とする検査治具。
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KR101860709B1 (ko) * | 2016-07-21 | 2018-05-24 | 주식회사 포톤 | 다수 글라스의 동시 연마방법, 연마모듈 및 이를 포함하는 연마장치 |
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