JP2013108287A - 親綱支持装置および親綱支持装置を用いる法面の作業方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】法面の肩部に容易に設置し得ると共に、親綱によって吊下げられた法面上の作業者の横移動の範囲を容易に拡大し、作業効率の向上を図れる親綱支持装置と法面の作業方法を提供する。
【解決手段】法面1の肩部2に固定支柱110を設置し、固定支柱110の基端部に回転部120を設置し、回転部120に固定支柱110の周囲に回動可能な可動支柱130の基端部を取り付け、親綱10の一端を肩部2に固定すると共に、親綱10の途中を固定支柱110の上端および可動支柱130の自由端に支持させ、親綱10の他端を法面作業をする作業者Mの身体の安全帯20に掛止する。親綱10を操作して可動支柱130の自由端を回動させることにより法面上の作業者Mが横移動しつつ法面作業を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、地山等の法面作業に用いる親綱を支持する親綱支持装置と、同親綱支持装置を用いる法面の作業方法に関するものである。
地山等の法面に対する作業、例えば、法面に対するモルタル吹付け作業、コンクリートブロック敷設作業、緑化工事等においては、傾斜する法面に沿って作業者が降下しながら作業を行う必要がある。このため、例えば法面の肩部に立設する立木に親綱の一端を結び付けて、親綱の他端を法面に沿って下ろし、作業者の腰回りに装着した安全ベルトを親綱に掛止して、作業者が親綱に吊下げられた姿勢で法面の作業を行うようにしている。
この主の作業方法として、例えば、法面の肩部の立木に結び付けた命綱を法面に降ろし、作業者が命綱を身体に繰り出し可能に装着し、命綱に沿って昇降する方法が提案されている(特許文献1参照)。また、別の例として、法面の肩部に横移動用のロープと横行ウインチを設置し、横移動用のロープから法面にロープを降ろし、作業者がロープに沿って昇降し、横行ウインチを作動させて横移動する方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−146794号公報 特開平11−36309号公報
しかしながら、上記従来の前者の作業方法によれば、法面に沿って作業中の作業者が命綱に吊下げられたまま横移動できる範囲が極めて制限されており、作業効率が悪いという問題がった。また、後者の作業方法によれば、横移動用のロープと横行ウインチ等の装置の設置が大掛かりで、法面の肩部に比較的広い場所を確保する必要があり、実際の設置および運用には多くの困難が伴っていた。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、法面の肩部に容易に設置し得ると共に、親綱によって吊下げられた法面上の作業者の横移動の範囲を容易に拡大し、作業効率の向上を図ることのできる親綱支持装置と、同親綱支持装置を用いる法面の作業方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、地山の法面の肩部に設置し、法面作業に用いる親綱を支持する親綱支持装置であって、
法面の肩部に設置する固定支柱と、固定支柱の基端部に装着する回転部と、回転部に基端部を取付け、固定支柱の周囲に所定の範囲で回動可能な可動支柱とを備え、
親綱は、その一端を法面の肩部に固定支持すると共に、途中を前記固定支柱の上端および可動支柱の自由端に支持して、他端を法面作業する作業者の身体に掛止することを第1の特徴とする。
固定支柱は、当該固定支柱の上端と法面の肩部との間を複数の張設部材により張設して、法面の肩部に固定することが望ましい。
本発明は、地山の法面の肩部に設置し、法面作業に用いる親綱を支持する親綱支持装置であって、
法面の肩部に設置する固定支柱と、法面の肩部の固定支柱の基端部近傍に設置する回転部と、回転部に基端部を取付け、固定支柱の周囲に所定の範囲で回動可能な可動支柱とを備え、
親綱は、その一端を法面の肩部に固定支持すると共に、途中を前記固定支柱の上端および可動支柱の自由端に支持して、他端を法面作業する作業者の身体に掛止することを第2の特徴とする。
固定支柱は、複数の支柱材の組み合わせにより法面の肩部に自立させることが望ましい。
本発明は、地山の法面の肩部に設置し、法面作業に用いる親綱を支持する親綱支持装置であって、
法面の肩部に立設された固定木と、固定木に回転部を介して固定木の周囲に回動可能に支持された可動支柱とを備え、
親綱は、その一端を法面の肩部に固定支持すると共に、途中を前記固定木の一部および可動支柱の自由端に支持して、他端を法面作業する作業者の身体に掛止することを第3の特徴とする。
回転部は、可動支柱の基端部に取付け、固定木の外面に沿って回動可能な湾曲状部材からなることが望ましい。
本発明は、法面の肩部に親綱支持装置を設置し、親綱支持装置により支持された親綱を作業者の身体に掛止して法面の作業を行う作業方法であって、
法面の肩部に固定支柱を設置すると共に、固定支柱の基端部またはその近傍の肩部に回転部を設置し、回転部に固定支柱または回転部の周囲に回動可能な可動支柱の基端部を取付け、
親綱を、その一端を法面の肩部に固定支持すると共に、途中を前記固定支柱の上端および可動支柱の自由端にそれぞれ支持させ、他端を作業者の身体に掛止し、
可動支柱を所定の範囲で回動させながら、前記作業者が法面上で法面作業を行うことを第1の特徴とする。
本発明は、地山の法面の肩部に親綱支持装置を設置し、親綱支持装置により支持された親綱を作業者の身体に掛止して法面の作業を行う作業方法であって、
法面の肩部に立設する固定木に対し回転部を備える可動支柱を前記回転部を介して支持し、
親綱を、その一端を法面の肩部に固定支持すると共に、途中を前記固定木の一部および可動支柱の自由端にそれぞれ支持させ、他端を作業者の身体に掛止し、
可動支柱の所定の範囲で回動させながら、前記作業者が法面上で法面作業を行うことを第2の特徴とする。
以上説明したように、本発明に係る親綱支持装置によれば、法面の肩部に固定支柱と可動支柱を設置し、親綱は一端を法面の肩部に固定し、他端は前記固定支柱の上端および可動支柱の自由端を経由して作業者の身体に掛止すればよいから、法面の肩部に親綱支持装置を容易に設置することができる。
また、親綱を操作しながら可動支柱を固定支柱や回転部あるいは固定木の回りに回動させることにより、法面上の作業者が容易に横移動でき、しかも、横移動できる範囲が広く、作業効率の向上を図ることができる。また、これにより作業者の作業負担の軽減を図ることができる。
さらに、本発明に係る親綱支持装置によれば、肩部に設置した固定支柱および可動支柱を経由して親綱を法面に垂らすから、親綱と法面肩部との接触や摩擦を回避することができ、親綱の破損の防止を図り、法面作業を安全に行うことができる。
また、本発明に係る法面の作業方法によれば、上述の親綱支持装置を用いることにより、法面作業の効率化と作業負担の軽減を図ると共に、合せて法面作業の安全を確保し、法面作業の施工品質の向上を図ることができる。
本発明の第1の実施形態を示すもので、法面の肩部に設置した親綱支持装置を用いて、法面にモルタル吹付作業をしている様子を示す側面図、 親綱支持装置における可動支柱と回転部の取付状態を示す要部側面図、 親綱支持装置における固定支柱の設置状態を示す正面図、 親綱支持装置における可動支柱の可動範囲を示す平面図、 図2に示す可動支柱と回転部の取付状態を示す要部平面図、 固定支柱の上端に固定クリップで親綱を固定した状態を示す要部正面図、 可動支柱の自由端に固定クリップで親綱を固定した状態を示す要部側面図、 本発明の第2の実施形態を示すもので、法面の肩部に親綱支持装置を設置した状態を示す側面図、 法面の肩部に固定支柱を設置した状態を示す正面図、 図8に示す可動支柱と回転部の取付状態を示す要部側面図、 本発明の第3の実施形態を示すもので、法面の肩部に親綱支持装置を設置した状態を示す側面図、 図11に示す可動支柱の固定木に対する支持状態を示す要部平面図である。
以下に、本発明に係る実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1ないし図7は、本発明に係る第1の実施形態を示すもので、これらの図において、符号100は親綱支持装置を示している。以下、法面作業の例として、親綱支持装置100を用いて法面にモルタル吹付けを行う手順について説明する。
まず、最初に、図1に示すように、地山の法面1の肩部2に親綱支持装置100を設置する。親綱支持装置100は、固定支柱110と、回転部120と、可動支柱130とを備えている。
固定支柱110は、所定の高さの単管パイプ111が、図2および図3に示すように、敷板112および足場ベース113を介してアンカー114および2本の支持チェーン115により肩部2の地表2aに固定姿勢で立設されている。すなわち、肩部2の地表2aに敷板112を設置すると共に、敷板112の上面に筒部113aを備える足場ベース113を設置し、足場ベース113の筒部113aの上方からアンカー114を挿入し、同アンカー114の下部分を敷板112の貫通孔112aを通して地中に挿入する。そして、アンカー114の上部分に単管パイプ111の下端部を外嵌する形でアンカー114に支持させて単管パイプ111を立設姿勢とし、2本の支持チェーン115の各一方を単管パイプ111の上端部に掛止し、各他方を肩部2の地表2aにアンカー116で固定する。2本の支持チェーン115は、図4に示すように、平面視して互いに180度をなす向きに延在させる。かくして固定支柱110が肩部2の地表に垂直かつ固定姿勢に設置される。
回転部120は、図2および図5に示すように、足場ベース113の筒部113aに回転自在に環着されるリング部121と、リング部121に一体に取り付けられた支持ブラケット122とから構成されている。支持ブラケット122は、ピン孔122aに挿通される軸部123aを備えるフック部123を介して倒立可能な可動支柱130の基端部130aを支持するようになっている。かかる回転部120は、固定支柱110に2本の支持チェーン115が架設される前に、足場ベース113の筒部113aにリング部121が環着されるようになっている。
可動支柱130は、所定の長さの単管パイプ131からなると共に、上述のように、基端部130aが、軸部123aを備えるフック部123を介して回転部120の支持ブラケット122に倒立可能に支持されると共に、回転部120を介して、図4に示すように、可動支柱130の自由端130b側が固定支柱110の回りに所定の範囲(図示例の場合、中央から左右に30度から60度)で回動可能とされている。
上記親綱支持装置100において、図6および図7に示すように、固定支柱110の上端および可動支柱130の自由端には、それぞれ親綱10を固定する固定クリップ140が取り付けられている。同固定クリップ140は、固定支柱110の上端および可動支柱130の自由端に固定される下固定部材141と、左右のボルト部材142を介して、下固定部材141との間で親綱10を挟持して固定する上固定部材143とから構成され、上固定部材143の一部には、支持チェーン115の一方を掛止するフック部144が設けられている。
そこで、固定支柱110を立設する前に、固定支柱110の上端の固定クリップ140に親綱10の第1の固定位置Kを固定しておく。親綱10の第1の固定位置Kを固定クリップ140に固定するには、ボルト部材142を緩めて、下固定部材141と上固定部材143の隙間に親綱10を通し、第1の固定位置Kを合せて、ボルト部材142を締め、下固定部材141と上固定部材143で親綱10の第1の固定位置Kを固定する。
可動支柱130の自由端の固定クリップ140に親綱10の第2の固定位置Kを固定するには、可動支柱130の基端部130aが回動部120に支持された状態で、上述の方法によって行う。第2の固定位置Kは任意に設定可能であり、例えば、固定支柱110と可動支柱130のなす角度が30度になるように、すなわち、肩部2の表面2aと可動支柱130のなす角度が60度になるような長さ位置に設定する。
そして、図1に示すように、固定支柱110の立設姿勢において、親綱10の一端10aを肩部2の表面2aに2本のアンカー117により固定し、親綱10の他端10bを法面1に沿って垂らすようにする。
このようにして、親綱支持装置100を肩部2の表面に設置し、親綱2を親綱支持装置100に支持させたら、法面1に垂らされた親綱10に作業者Mの腰部の安全ベルト20を掛止し、親綱10により吊下げられた姿勢で肩部2から法面1に降りて、モルタル吹付け作業を行う。
親綱支持装置100を用いることにより、作業者Mは、担いだホース30の先端からモルタルを法面1の表面に吹付けつつ、安全ベルト20に掛止された親綱10を操作して可動支柱130を固定支柱110の回りに一方向に回動させ(スイングさせ)、可動支柱130の可動範囲で、法面1に沿って自身を横移動させることができる。
可動支柱130の可動範囲(図4参照)の一方限に至ると、親綱10を緩めて一段降下し、そこから可動支柱130を反対方向に回動させつつ、モルタルの吹付け作業を、可動支柱130の可動範囲の他方限に至るまで横移動しながら、行う。このようにして法面1の下端位置までモルタルの吹付け作業を行うと、親綱10を把持しながら法面1に沿って肩部2に昇り、親綱支持装置100の設置位置を隣に変えて、法面1に再び降り、モルタル吹付け作業を継続して行う。
親綱支持装置100を用いることにより、法面1に沿って作業者Mが親綱10を操作しながら横移動と降下を繰り返し、モルタル吹付作業を効率よく行なえると共に、施工品質も向上させることができる。モルタル吹付作業はホース30を担いでの重労働であるから、作業負担の軽減が図れる点は作業者にとって非常に大きい。
図8ないし図10は、本発明の第2の実施形態を示すもので、これらの図において図1と同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の親綱支持装置100’は、図8および図9に示すように、固定支柱110’が、上端がジョイント部材118により互いに接合された一組の単管パイプ111,111からなるもので、各単管パイプ111,111は、図9に示すように、各上端から肩部2の地表にかけて45度の角度で傾斜している。すなわち、支持チェーンによることなく、2本一組の単管パイプ111,111どうしで肩部2の地表に自立するようになっている。この単管パイプ111は3本で自立させてもよい。
また、可動支柱130は、図8に示すように、肩部2の地表で固定支柱110’の中心位置(ジョイント部材118の直下位置)にアンカー114により固定状態に設置された回転部120により、回転部120の回り、すなわち固定支柱110’の中心位置の回りに所定の範囲(60度〜120度)回動させることができるようになっている。図10に肩部2の地表に対する回転部120の固定状態および回転部120に対する可動支柱130の支持状態を示す。回転部120は、図2に示す構造と同一でありその説明は省略する。
親綱10は、図8および図9に示すように、第1の固定位置Kが固定支柱110’の単管パイプ111,111の上端における交差部に挟持されるか、同上端に巻き付けることにより固定され、第2の固定位置Kが可動支柱130の固定クリップ140により固定されている。
本実施形態の親綱支持装置100’によっても、法面1に沿って横移動と降下を交互に繰り返しながら、モルタル吹付作業を効率よく行なうことができる。また、施工品質も向上させることができる。
図11および図12は、本発明に係る第3の実施形態を示すもので、これらの図において図1と同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の親綱支持装置100’’は、図11に示すように、肩部2の地表に立設された固定木(立ち木)3が固定支柱の代わりに用いられている。そして、可動支柱130’が固定木3の回りに回動可能に支持されている。すなわち、可動支柱130’は、単管パイプ131の基端部に円弧状の回転支持部(回転部)132が取り付けられ、この円弧状の回転支持部132が固定木3の外面に当接した状態で、一対の支持チェーン13,13により吊り下げ支持されている。なお、固定木3の外面には回転支持部132との接触摩擦を防ぐ保護シート5が巻かれている。各支持チェーン13,13はそれぞれの下端が回転支持部132の両脇のフック部133に掛止されると共に、それぞれの上端が固定木3の枝4の根元に掛止されている。
そして、親綱10の第1の固定位置K1が固定木3の枝4の股部に掛止または固定されると共に、第2の固定位置K2が可動支柱130’の自由端に固定クリップ140により固定されている。これにより、法面1に降りた作業員が親綱10を操作することにより、可動支柱130’を固定木3の周囲に徐々に回動(スイング)せしめ、法面1の作業中に可動支柱130’の可動範囲で、容易に横移動することができる。
本実施形態の親綱支持装置100’’によっても、法面作業を効率よく行なえると共に、施工品質も向上させることができる。
以上説明したように、本発明に係る親綱支持装置を用いることにより、可動支柱の可動範囲において、親綱によって法面上に吊下げられた作業員が横移動しながら法面作業を行うことができるし、横移動範囲を広くとることできる。これにより、法面作業を効率よく行えると共に、作業者の作業負担の軽減を図ることができる。さらには、法面作業の施工品質も向上させることができる。
なお、本発明の親綱支持装置を用いて行える法面作業としては、上述のモルタル吹付け作業の他、コンクリートブロックの敷設作業、ラス網の敷設作業、各種冶具の取り付け作業、緑化工事など、幅広い。親綱支持装置は作業者の昇降用にも用いる。
さらに、法面の肩部は、固定支柱および可動支柱を設置できるスペースがあれば足り、広いスペースを必要としない。したがって、親綱支持装置を容易に設置できる。
本発明に係る親綱支持装置は、地山等の法面作業に用いる親綱を支持する装置として、また、本発明に係る法面の作業方法は、本発明に係る親綱支持装置を用いる作業方法として、利用可能である。
1 法面
2 肩部
3 立ち木(固定木)
4 枝
5 保護シート
10 親綱
20 安全ベルト
100 親綱支持装置
110 固定支柱
111,131 単管パイプ
112 敷板
113 足場ベース
114,116,117 アンカー
115,134 支持チェーン
118 ジョイント部材
120 回転部
121 リング部
122 支持ブラケット
122a ピン孔
123,133,144 フック部
123a 軸部
130 可動支柱
130a 基端部
130b 自由端
132 円弧部材(回転部)
140 固定クリップ
141 下固定部材
142 ボルト部材
143 上固定部材
第1の固定位置
第2の固定位置
M 作業者

Claims (8)

  1. 地山の法面の肩部に設置され、法面作業に用いられる親綱を支持する親綱支持装置であって、
    法面の肩部に設置される固定支柱と、固定支柱の基端部に装着される回転部と、回転部に基端部が取付けられ、固定支柱の周囲に所定の範囲で回動可能とされた可動支柱とを備え、
    親綱は、その一端が法面の肩部に固定支持されると共に、途中が前記固定支柱の上端および可動支柱の自由端に支持されて、他端が法面作業する作業者の身体に掛止されていることを特徴とする親綱支持装置。
  2. 固定支柱は、当該固定支柱の上端と法面の肩部との間に張設された複数の張設部材により法面の肩部に固定されていることを特徴とする請求項1記載の親綱支持装置。
  3. 地山の法面の肩部に設置され、法面作業に用いられる親綱を支持する親綱支持装置であって、
    法面の肩部に設置される固定支柱と、法面の肩部の固定支柱の基端部近傍に設置される回転部と、回転部に基端部が取付けられ、固定支柱の周囲に所定の範囲で回動可能とされた可動支柱とを備え、
    親綱は、その一端が法面の肩部に固定支持されると共に、途中が前記固定支柱の上端および可動支柱の自由端に支持されて、他端が法面作業する作業者の身体に掛止されることを特徴とする親綱支持装置。
  4. 固定支柱は、複数の支柱材の組み合わせにより法面の肩部に自立されていることを特徴とする請求項3記載の親綱支持装置。
  5. 地山の法面の肩部に設置され、法面作業に用いられる親綱を支持する親綱支持装置であって、
    法面の肩部に立設された固定木と、固定木に回転部を介して固定木の周囲に回動可能に支持された可動支柱とを備え、
    親綱は、その一端が法面の肩部に固定支持されると共に、途中が前記固定木の一部および可動支柱の自由端に支持されて、他端が法面作業する作業者の身体に掛止されることを特徴とする親綱支持装置。
  6. 回転部は、可動支柱の基端部に取付けられ、固定木の外面に沿って回動可能な湾曲状部材からなることを特徴とする請求項5記載の親綱支持装置。
  7. 法面の肩部に親綱支持装置が設置され、親綱支持装置により支持された親綱を作業者の身体に掛止して法面作業を行う作業方法であって、
    法面の肩部に固定支柱を設置すると共に、固定支柱の基端部またはその近傍の肩部に回転部を設置し、回転部に固定支柱または回転部の周囲に回動可能な可動支柱の基端部を取付け、
    親綱を、その一端を法面の肩部に固定支持すると共に、途中を前記固定支柱の上端および可動支柱の自由端にそれぞれ支持させ、他端を作業者の身体に掛止し、
    可動支柱を所定の範囲で回動させながら、前記作業者が法面上で法面作業を行うことを特徴とする、親綱支持装置を用いる法面の作業方法。
  8. 法面の肩部に親綱支持装置を設置し、親綱支持装置により支持された親綱を作業者の身体に掛止して法面作業を行う法面の作業方法であって、
    法面の肩部に立設する固定木に対し回転部を備える可動支柱を前記回転部を介して支持し、
    親綱を、その一端を法面の肩部に固定支持すると共に、途中を前記固定木の一部および可動支柱の自由端にそれぞれ支持させ、他端を作業者の身体に掛止し、
    可動支柱の所定の範囲で回動させながら、前記作業者が法面上で法面作業を行うことを特徴とする、親綱支持装置を用いる法面の作業方法。

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