JP2013107158A - チャックユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ねじの落下によるねじ締め不良を低減するとともにコンパクトなチャックユニットの提供を目的とする。
【解決手段】ビット80を挿通可能なチャック本体15を有し、このチャック本体15にねじ保持部16a,17aをそれぞれ備えた一対のチャック爪16,17を揺動自在に配するとともに、チャック爪16,17を常時閉じる方向に付勢する爪ばねと、閉じた前記チャック爪16,17に揺動して接続可能な供給パイプ12と、供給パイプ12とチャック爪16,17とを常時接続する方向へ付勢する弾性部材の一例であるねじりコイルばね13とを備えてなるチャックユニット10において、前記チャック爪16,17に嵌合する嵌合部11a,11aを形成した揺動板11および前記供給パイプ12をともに揺動可能に構成した。これにより、前記ねじ90が供給される際にチャック爪16,17から飛び出さない特徴がある。
【選択図】図3

Description

本発明は、締結部品の一例であるねじをねじ締め前に確実に保持できるチャックユニットに関する。
従来のチャックユニットは、特許文献1および特許文献2に示すものが広く知られている。まず、特許文献1のチャックユニットは、モータの回転を受けて回転するとともに前記ねじに係合可能なビットを挿通自在に配されたチャック本体を有し、このチャック本体に一対のチャック爪を対向にかつ揺動自在に配し、各チャック爪を常時閉じる方向に付勢する爪ばねを備え、前記チャック爪の揺動面に交差しかつ斜め後方に向かって延びるホース取付金具を固定し、このホース取付金具と前記チャック爪との間に供給パイプを揺動自在に配し、この供給パイプの内部経路が前記ホース取付金具および前記チャック爪それぞれの内部経路と連通するように前記供給パイプを常時付勢するねじりコイルばねを配してなる。これにより、前記チャック爪は、前記ホース取付金具に供給された前記ねじをその内部で正規の姿勢で保持し、その後、前記ビットの下降によって回転駆動した前記ビットは、前記ねじを下方に押し出す。このため、前記ねじは、前記ビットに係合した状態でその頭部と当接する各チャック爪を徐々に開き、このチャック爪の先端から排出されて前記ワークに螺入される。次に、特許文献2のチャックユニットは、モータの回転を受けて回転するとともに前記ねじを吸着可能なビットと、このビットを挿通自在に配されたチャック本体と、このチャック本体に揺動自在に配され前記ねじを保持可能な一対のチャック爪およびこのチャック爪を閉止あるいは拡開させる開閉手段を備えてなる。このため、前記チャック爪がねじの供給時であれば閉止できる一方、ねじの螺入時であれば拡開できるため、特許文献2のチャックユニットは、供給したねじを弾き飛ばす不具合を低減できる特徴がある。なお、これら従来のチャックユニットは、前記ホース取付金具に前記ねじの通過を可能に構成されたホースと接続されており、このホースは、前記ねじを個別に圧送するねじ供給機に接続されている。一方、特許文献3は、前記ねじに係合可能なビットと、このビットを内包する吸着パイプと、この吸着パイプを挿通可能なチャック本体と、このチャック本体の先端に揺動自在に配された一対のチャック爪とから構成される。また、前記ビットの先端は、前記吸着パイプの先端に対して奥方に配されるとともに、前記吸着パイプの上方に配されたクッションばねの作用を受けて前記吸着パイプの先端から突出可能に構成される。さらに、前記吸着パイプは、エアを吸引可能な吸引装置に接続されており、吸着パイプの内部に前記ねじを吸引可能に構成される。このため、前記吸着パイプは、前記チャック爪に保持された前記ねじをその先端から吸引して、ワークの表面と当接すると前記クッションばねが撓んで前記ビットのみが前進できる。このような吸引式ねじ締め機は、ねじ締め箇所付近に障害物等があるような締結困難なワークに対応できるため、ワークの形状が複雑化する現状において広く採用されている。
実開平05-070836号公報 特開平11-156648号公報 特許第3431815号公報
しかしながら、特許文献1のチャックユニットは、前記爪ばね(特許文献2の図6に示すばね24,24に相当する)の力が弱いと前記チャック爪が開く方向へ揺動し易いため、前記ねじ供給機からねじを圧送した際、圧送の勢いで前記ねじが前記チャック爪を開いて外部に飛び出す問題があった。また、この問題を解決するため、前記ねじ供給機のねじ圧送用のエア流量を少なく設定して圧送時のねじの勢いを小さくする必要があるが、この場合であると、圧送されるねじの圧送速度が低くなり、ねじの圧送に時間を要する問題があった。さらに、この課題を解決するため、前記爪ばねの力を強く設定することが考えられる。これにより、ねじの圧送時間を短縮できるとともにねじの圧送時に前記ねじがチャック爪内で確実に保持される。しかしながら、下降する前記吸着パイプは、閉じたチャック爪の内部に侵入し吸着パイプの先端とチャック爪とが当接しても前記爪ばねの力が強いため、チャック爪が完全に開くまでに前記クッションばねが大きく撓む。つまり、前記ビットのみが前進するため、前記ビットと係合したねじは、吸着パイプから押し出され前記ビットの推力を受けて強い閉力の前記チャック爪を押し広げる。このとき、前記ねじは、前記吸着パイプに吸引されていないため、前記チャック爪から前記ワーク上へ落下する問題もあった。そこで、この問題を解決するため、前記チャック爪を開く際、前記クッションばねが大きく撓まないようにするため、特許文献2のチャックユニットが考案された。しかしながら、特許文献2のチャックユニットは、前記開閉手段を必要とするため、サイズが大きくなる問題があった。また、前記チャック爪の開くタイミングを設定する必要があるため、前記開閉手段の制御が複雑になる問題もあった。
本発明は上記課題に鑑みて創成されたものであり、ねじの落下によるねじ締め不良を低減できコンパクトなチャックユニットの提供を目的とする。この目的を達成するために、本発明は、締結部品に係合可能なビットあるいは前記ビットを内包した吸着パイプを挿通可能なチャック本体を有し、このチャック本体に前記締結部品の保持可能な一対のチャック爪を揺動自在に配するとともに、このチャック爪を常時閉じる方向へ付勢する爪ばねと、前記チャック爪の揺動面に交差しかつ斜め後方に向かって延びるホース取付金具と、このホース取付金具と前記チャック爪との間に配され揺動自在な供給パイプと、この供給パイプを前記ホース取付金具と前記チャック爪とを接続する方向へ常時付勢する弾性部材とを備えてなるチャックユニットにおいて、閉じた前記チャック爪に嵌合する嵌合部および前記弾性部材に常時当接する傾斜面をそれぞれ備えた揺動板を前記弾性部材に当接させるとともに前記供給パイプの揺動と連動するよう揺動自在に配し、前記チャック爪および前記嵌合部とを嵌合してなることを特徴とする。また、前記爪ばねの力は、最低限前記チャック爪を閉じた状態まで復帰できる値に設定することが好ましい。さらに、前記嵌合部の長さは、前記吸着パイプの先端によって前記チャック爪の揺動の開始直前までに前記チャック爪から前記嵌合部の嵌合を完全に解く寸法に設定することが好ましい。
本発明のチャックユニットは、ねじの供給時において、前記揺動板と前記チャック爪とが嵌合しているため、前記ねじ供給機のエア流量を多く設定しても圧送されるねじが前記チャック爪を押し広げることない。よって、圧送された前記ねじは前記チャック爪に確実に保持されるとともに、前記ねじの圧送時間が短縮できる利点がある。これにより、前記爪ばねの力を弱く設定できるため、下降する前記吸着パイプによって前記チャック爪を押し広げる際の前記吸着パイプの推力が低減できる。よって、前記チャック爪は容易に開くため、前記クッションばねの撓みを最小限に留められ、前記吸着パイプは、その内部に前記ねじを正規の姿勢で保持したままチャック爪から突出できる。これにより、従来のように前記ビットによって前記ねじが外部へ押し出される不具合が低減できる利点もある。さらに、本発明のチャックユニットは、前記供給パイプの揺動と前記揺動板の揺動とが連動するため、従来の前記開閉手段が不要となり、外観寸法が小さい利点もある。したがって、前記チャック爪の開くタイミングの設定あるいは制御を一切必要としない利点もある。
本発明に係わる一実施例の斜視図である。 本発明に係わる一実施例のねじ締め時の斜視図である。 本発明に係わる一実施例の動作説明図である。
以下、図1ないし図3に基づき本発明の一実施例を説明する。本発明のチャックユニット10は、締結部品の一例であるねじ90に係合可能なビット80を挿通可能に形成されたチャック本体15を備えており、このチャック本体15に前記ねじ90を保持可能な一対のチャック爪16,17を揺動自在に配するとともに、このチャック爪16,17を常時閉じる方向へ付勢する爪ばねと、前記チャック爪16,17の揺動面に垂直でかつ斜め後方に沿って延びるホース取付金具14と、このホース取付金具14および前記チャック爪16,17の間に配され揺動自在な供給パイプ12と、この供給パイプ12の一端と前記ホース取付金具14および他端と前記チャック爪16,17がそれぞれ接続されるように前記供給パイプ12を常時付勢する弾性部材の一例であるダブルトーション形のねじりコイルばね13と、このねじりコイルばね13に常時当接し前記供給パイプ12の揺動と同期可能な揺動板11とから構成される。
前記チャック本体15は、前記ビット80を内包する吸着パイプ81の最大径よりも若干大きい吸着パイプ通過穴15aが貫設されるとともに、この吸着パイプ通過穴15aに延長線上で交差する傾斜穴15bが配設されている。また、この傾斜穴15bの延長線上には一部、傾斜部15cが形成されており、この傾斜部15cは、後述する供給パイプ12の外形と当接して供給パイプ12の揺動を規制可能に構成されている。なお、前記ビット80は、モータ(図示せず)等に接続され回転可能に構成される一方、前記吸着パイプ81は、エア吸引装置(図示せず)に接続され空気を吸引可能に構成される。また、このビット80および吸着パイプ81は、それぞれ往復移動手段(図示せず)に連結されており、前記吸着パイプ通過穴15aに沿って往復移動可能に構成される。
前記チャック爪16,17は、その側面に鏡面仕上げされたねじ保持部16a,17aと前記ねじ90の軸部をガイド可能なガイド溝16b,17bとがそれぞれ形成されており、前記チャック爪17は、前記チャック爪16に対して対称に形成される。このチャック爪16とチャック爪17は、それぞれ対向にかつ揺動自在に前記チャック本体15に配されており、これらチャック爪16,17は、閉じた状態であれば、前記ねじ90を前記ねじ保持部16a,17aで吊り下げて保持可能であるとともに、前記ガイド溝16b,17bで前記ねじ90の軸部をガイドできるように構成される。
前記爪ばねは、前記チャック本体15の両側面にそれぞれ配されており、前記チャック爪16,17にそれぞれ当接し、このチャック爪16,17の先端をそれぞれ閉じる方向に常時付勢可能に構成される。また、この爪ばねの付勢力は、例えば、前記チャック爪16,17を指で開く方向に揺動させ、前記指を離すと前記チャック爪16,17を元の閉じた位置に復帰できる最小限の弱い力に設定されている。
前記ホース取付金具14は、その延びる方向に貫通する通過穴14aを備えており、この通過穴14aは、前記ねじ90の頭部外径よりも若干大きい寸法に設定されている。また、このホース取付金具14は、一端が凹球面に形成されている一方、他端が前記ねじ90の通過可能なホース(図示せず)に接続可能に構成される。さらに、このホース取付金具14は、前記チャック本体15の前記傾斜穴15bに嵌め込まれ、前記チャック本体15から突出するように配されており、前記ホースを介して前記ねじ90を圧送可能なねじ供給機(図示せず)に接続されている。
前記供給パイプ12は、前記通過穴14aとほぼ同じ寸法からなる通過穴12aを備えており、この通過穴12aの端部は、凸球面に形成されている。この凸球面の球面寸法は、前記ホース取付金具14の凹球面よりも小さく設定されており、前記供給パイプ12は、その凸球面が前記ホース取付金具14の凹球面に嵌り込むように配され、前記凸球面および凹球面の間に僅かな隙間を有して配される。また、この供給パイプ12は、前記チャック本体15の両側面にそれぞれ配されたとがり先の六角穴付き止めねじ20a,20bにより揺動自在に支持されており、支持される点は、図3(a)に示す矢印19が指示する中心線の交点となる。このように、前記供給パイプ12は、図3(a)および同図(b)に示す前記通過穴14aと前記通過穴12aとが連通する位置から、図3(c)および同図(d)に示すように前記チャック爪16,17から離反する方向に揺動できるよう構成されている。
前記ねじりコイルばね13は、その両端が前記六角穴付き止めねじ20a,20bの軸部に巻き付けられて固定される一方、その中間部に後述する揺動板11が常時当接するよう配されている。
前記揺動板11は、その先端に二又の嵌合部11a,11aおよび傾斜面11b,11b図1および図2に示すように前記六角穴付き止めねじ20a,20bの軸部に揺動自在に取り付けられており、前述のように前記ねじりコイルばね13が傾斜面11b,11bに常時当接している。前記嵌合部11a,11aは、その幅が前記チャック爪16,17の閉じた状態の所定位置に嵌合可能な寸法に設定されており、閉じた前記チャック爪16,17と前記嵌合部11a,11aとが嵌合すれば、前記チャック爪16,17の揺動が強制的に規制される。また、前記傾斜面11b,11bは、それぞれ前記供給パイプ12を挟むように位置しており、傾斜面11b,11bの傾斜角度は、前記ホース取付金具14の傾斜角度とほぼ同様に設定されている。さらに、前記ねじりコイルばね13に付勢された前記揺動板11は、図3に示すように、前記供給パイプ12と常時当接する当接部11cが形成されているため、前記供給パイプ12を前記ねじ保持部16a,17aに常時連通する方向へ付勢する。
次に、作用について以下に図3(a)ないし同図(d)を用いて説明する。図3(a)および同図(b)は、本発明のチャックユニット10に前記ねじ90を供給している状態を示したものである。前記ねじ供給機は、制御装置(図示せず)等の指令を受けて前記ねじ90および圧縮空気を前記ホース内に排出し、前記ねじ90は、前記通過穴14a、前記通過穴12aの順に通過して前記チャック爪16,17のねじ保持部16a,17aに保持される。このような、前記ねじ90の供給時において、前記ねじ供給機のねじ圧送用のエア流量が多く設定されていても、前記揺動板11の嵌合部11a,11aが閉じたチャック爪16,17に嵌合しているため、前記チャック爪16,17は開かない。したがって、本発明のチャックユニット10は、ねじ供給時において、前記エア流量を多く設定でした場合であっても、前記ねじ90を確実に前記ねじ保持部16a,17aによって保持できる。これにより、前記ねじ90の圧送時間を従来に比べて大幅に短縮できる。
図3(c)は、同図(b)から前記ビット80および前記吸着パイプ81がともに前記チャック本体15内を下降している状態を示したものである。前記供給パイプ12は、下降する前記吸着パイプ81の先端と当接し、前記吸着パイプ81に押されて揺動するため、前記揺動板11は、前記供給パイプ12に押される形で前記ねじりコイルばね13の付勢に抗して揺動する。これにより、前記嵌合部11a,11aと前記チャック爪16,17との嵌合が完全に解かれる。このように、前記供給パイプ12が揺動して吸着パイプ81の内部と前記ねじ保持部16a,17aが接続された際には、前記吸引装置が作動しているため、前記ガイド溝16b,17bにガイドされていた前記ねじ90は、図3(c)の矢印方向つまり前記吸着パイプ81の内部へ吸引される。
ところで、前述の嵌合が完全に解かれる時点とこの時点の吸着パイプ81の先端位置とは、図3(c)および同図(d)に示す前記揺動板11の嵌合部11a,11aの長さLに深く関係する。本実施例において、前記嵌合部11a,11aと前記チャック爪16,17との嵌合が完全に解かれる時点、すなわち、前記嵌合部11a,11aの先端がチャック爪16,17の上面に干渉しない位置に揺動した時点では、前記吸着パイプ81の先端位置は、前記ねじ保持部16a,17aに進入し始める付近となる。前記チャック爪16,17の揺動規制は、最低限前記ねじ90の供給時に行われていればよいが、下降する前記吸着パイプ81によってチャック爪16,17が押し広げられる直前までであれば常時行われていてもよい。つまり、これらの条件を満たした前記嵌合部11a,11aの長さLを設定しておけばよく、この長さLは、前記ねじ90のサイズ等の様々な条件に併せて本実施例よりも長くあるいは短く設定することが望ましい。
図3(d)は、前記ねじ90を吸引して下降する吸着パイプ81の先端部がチャック爪16,17から突出する状態を示すものである。前記吸着パイプ81は、その先端が前記ねじ保持部16a,17aと当接すると前記チャック爪16,17を開く方向に揺動する。また、上述の通り、前記爪ばねの力は、最小限に設定されているため、前記ねじ保持部16a,17aに当接する前記吸着パイプ81の推力が僅かであっても、前記チャック爪16,17はスムーズに開く方向へ揺動する。よって、前記クッションばねが大きく撓まないため、前記ビット80および前記ねじ90は、吸着パイプ81内に正規の姿勢で留まったまま下降できる。
以上、説明したように、本発明のチャックユニット10は、ねじ90の供給時において、前記揺動板11と前記チャック爪16,17とが嵌合しているため、前記ねじ供給機のエア流量を多く設定しても圧送されるねじ90が前記チャック爪16,17を押し広げることない。よって、圧送された前記ねじ90は前記チャック爪16,17に確実に保持されるとともに、前記ねじ90の圧送時間が短縮できる利点がある。これにより、前記爪ばねの力を弱く設定できるため、下降する前記吸着パイプ81によって前記チャック爪16,17を押し広げる際の前記吸着パイプ81の推力が低減できる。よって、前記チャック爪16,17は容易に開くため、前記クッションばねの撓みを最小限に留められ、前記吸着パイプ81は、その内部に前記ねじ90を正規の姿勢で保持したままチャック爪16,17から突出できる。これにより、従来のように前記ビット80によって前記ねじ90が外部へ押し出される不具合が低減できる利点もある。さらに、本発明のチャックユニット10は、前記供給パイプ12の揺動と前記揺動板11の揺動とが連動するため、従来の前記開閉手段が不要となり、外観寸法が小さい利点もある。したがって、前記チャック爪16,17の開くタイミングの設定あるいは制御を一切必要としない利点もある。
10 チャックユニット
11 揺動板
11a 嵌合部
11a 嵌合部
11b 傾斜面
11b 傾斜面
11c 当接部
12 供給パイプ
13 ねじりコイルばね
14 ホース取付金具
15 チャック本体
16 チャック爪
17 チャック爪
80 ビット
81 吸着パイプ
90 ねじ

Claims (3)

  1. 締結部品に係合可能なビットあるいは前記ビットを内包した吸着パイプを挿通可能なチャック本体を有し、このチャック本体に前記締結部品の保持可能な一対のチャック爪を揺動自在に配するとともに、このチャック爪を常時閉じる方向へ付勢する爪ばねと、前記チャック爪の揺動面に交差しかつ斜め後方に向かって延びるホース取付金具と、このホース取付金具と前記チャック爪との間に配され揺動自在な供給パイプと、この供給パイプを前記ホース取付金具と前記チャック爪とを接続する方向へ常時付勢する弾性部材とを備えてなるチャックユニットにおいて、
    閉じた前記チャック爪に嵌合する嵌合部および前記弾性部材に常時当接する傾斜面をそれぞれ備えた揺動板を前記弾性部材に当接させるとともに前記供給パイプの揺動と連動するよう揺動自在に配し、前記チャック爪および前記嵌合部とを嵌合してなることを特徴とするチャックユニット。
  2. 前記爪ばねの力は、最低限前記チャック爪を閉じた状態まで復帰できる値に設定したことを特徴とする請求項1に記載のチャックユニット。
  3. 前記嵌合部の長さは、前記吸着パイプの先端によって前記チャック爪の揺動の開始直前までに前記チャック爪から前記嵌合部の嵌合を完全に解く寸法に設定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のチャックユニット。
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