JP2013103533A - カップホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】
ベース部材の収納部にカップトレイを下降させて使用するカップホルダにおいて、容器が転倒することなく、また、容器を収納部に入れやすいカップホルダを提供する。
【解決手段】
カップホルダHは駆動モータにより作動するカップトレイ30が不使用位置から、不使用位置と使用位置間の途中の位置に達する時間(許容時間)が経過するまでは容器Cをカップトレイ30に載置する時間として、規制体50を待機位置に位置させる。許容時間経過後に規制体50を待機位置から上方位置に移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車の車室内に設けられるカップホルダに関する。
従来から自動車の車室内では助手席と運転席間に設けられたコンソール等に缶、カップ、ボトル等の飲料容器を収納するためのカップホルダが設けられていることが多い。これらのカップホルダでは、高さが高い容器を安定して保持するために、コンソールにカップ収納部の深さを深くすることが考えられる。しかし、コンソール内の空間を車両の装置類を収納したり、或いは車室前方から車室後方へ装置類(例えば、ダクト)を通すためのスペースとして利用することがあるため、カップ収納部の深さを確保できない。
このため、特許文献1では、コンソールの上面に対して、収納穴を有する容器状の基体を埋め込むように配置し、前記基体に対して、収納穴を塞ぐ低円筒状の蓋体を180度上下反転可能に支持するとともに前記基体に上下方向に摺動自在に支持した筒状の保持部材を配置したカップホルダが提案されている。
この構成によれば、蓋体は不使用時には底面(意匠面)をコンソール上面と面一とし、使用時に反転して容器の下部を収納可能にしている。一方、筒状の保持部材は、不使用時には、コンソール内に収納し、使用時には、コンソール上面から突出配置して、この状態で、容器の上部を保持できるようにしている。以下、この構成を従来技術1という。
この特許文献1によれば、容器を保持しない不使用状態では、蓋体がコンソールの上面と面一になるとともに、保持部材がコンソール内に収納されて隠れるため、コンソール上面にスペースを確保できる利点がある。また、容器を規制する使用状態では、反転された蓋体が収納穴内でコップ下部を支持するとともに、保持部材がコンソール上面から突出してコップの上部を規制するため、高さが高いコップを安定して保持できる利点がある。
また、図示はしないが、コンソール上面に収納凹部を設けて、収納凹部内にカップトレイを上下方向に移動自在に支持したカップホルダも公知である。以下、この構成を従来技術2という。この従来技術2では、容器を収納しない場合には、カップトレイをコンソール上面と略面一、或いは面一となるようにロック機構により保持し、使用するときには、前記ロック機構のロックを解除してカップトレイを下降させて、収納凹部内に下降したカップトレイ上に容器を載置するようにしている。
特開2009−40196号公報
ところで、従来技術1のカップホルダでは、不使用状態から使用状態に変移する際、保持部材(本明細書の規制体に相当)がコンソール上面から上方への移動と、蓋体の反転が同時に行われるように両者間が連動機構で連結作動されている。
カップホルダを使用したい場合、予めロック解除のための押しボタンを操作することにより、蓋体を反転させるとともに保持部材を同時に上昇移動させる必要がある。このため、ロック解除する前に容器を反転前の不使用状態の蓋体に載置した状態でカップホルダのロックを解除すると、蓋体に載置された容器が転倒するおそれがある。
コンソールに設けられるカップホルダを、代表的に説明したが、容器の上部を規制する保持部材と、容器の下部を支持するカップトレイ(なお、前記蓋体はカップトレイに相当する)が同時に使用状態に変移するカップホルダを、コンソール以外に設けた場合でも同様の問題がある。
また、従来技術2では、収納凹部内に下降した後のカップトレイの容器を載置する載置面は、収納凹部の深いところにあるため、この状態で容器を入れようとすると入れにくい問題がある。特に高さが低い容器であると、大変入れにくくなる。また、従来技術2において、カップトレイの載置面が面一或いは略面一に位置していた状態で容器を置いた後、カップトレイを下降させると、容器の底部の一部がコンソール上に載置されていた場合には、容器が転倒する虞がある。
上記のように従来は、コンソール等のベース部材に対して、面一或いは略面一に位置させた状態で容器をカップトレイ上に載置した場合は、トレイが回転するため転倒の虞があったり、或いは、カップトレイを収納部の深さ方向に深く移動させてしまった状態で、容器を収納しようする場合、容器が入れにくい問題がある。
本発明の目的は、ベース部材の収納部にカップトレイを下降させて使用するカップホルダにおいて、容器が転倒することなく、また、容器を収納部に入れやすいカップホルダを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ベース部材に形成された収納部の開口部に位置する不使用位置と不使用位置よりも下方の使用位置間を移動可能に支持されたカップトレイを有するカップホルダにおいて、前記カップトレイを使用位置から不使用位置まで作動させる第1作動手段と、前記ベース部材の表面に近位の待機位置と前記ベース部材から遠位の上方位置間を移動自在に前記ベース部材に支持されるとともに、前記カップトレイに載置された容器を前記カップトレイの上方空間で規制する規制体と、前記規制体を待機位置から上方位置まで作動させる第2作動手段と、第1作動手段によるカップトレイの不使用位置から使用位置へ作動を開始させるトリガー手段と、第1作動手段により作動するカップトレイが、不使用位置から、不使用位置と使用位置間の途中の位置に達する時間までは、容器を前記カップトレイに載置する許容時間として、前記規制体を待機位置に位置させて、前記許容時間経過後に前記規制体を前記待機位置から上方位置に移動させるように前記第2作動手段を遅動する遅動手段を備えたカップホルダを要旨としている。
請求項1の発明によれば、カップトレイが不使用位置から下降を開始してからの許容時間の間は、カップトレイが収納部の比較的浅い位置に位置するため、カップトレイに容器を容易に載置することが可能となる。カップトレイに容器を載置する場合、カップトレイは、ベース部材の上面から低い位置に位置しているため、容器をもった人は、カップトレイが下方に位置して形成された収納部の窪みに向かって容器を差し入れるだけでよくなり、ベース部材の上面に誤って載置することがない。また、カップトレイは不使用位置からそのままの状態で下降を開始するため、容器が転倒することはない。
請求項2の発明は、請求項1において、第1作動手段は、前記カップトレイを使用位置と不使用位置間で駆動する第1駆動手段であり、第2作動手段は、前記規制体を待機位置と上方位置間で駆動する第2駆動手段であり、前記遅動手段は、第1駆動手段及び第2駆動手段を制御する制御手段であることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、第1作動手段及び第2作動手段は、それぞれ第1駆動手段及び第2駆動手段により構成され、遅動手段が制御手段により構成されることにより、請求項1の作用を容易に実現する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記トリガー手段は、前記カップトレイのカップを載置するトレイ部に設けられた光センサであることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、カップトレイに容器または手をかざすだけで、カップトレイを下降させるとともに、許容時間の間は規制体を上昇動作させない。このため、容器の収納部内への収納時に規制体が妨害することがない。
請求項4の発明は、請求項1において、第1作動手段は、前記カップトレイを使用位置から不使用位置へ駆動する第1駆動手段であり、前記第2作動手段は、第1駆動手段と連動して作動する連動機構であり、前記遅動手段は、前記連動機構に作動連結可能な歯車機構であり、前記歯車機構は、カップトレイが下降を開始した後、許容時間中は連動機構に連結せず、許容時間経過後は作動連結することを特徴とする。
請求項4の発明によれば、第1作動手段を第1駆動手段により構成し、第2作動手段を第1駆動手段と連動して作動する連動機構で構成し、遅動手段を連動機構に作動連結可能な歯車機構で構成する。そして、歯車機構は、カップトレイが下降を開始した後、許容時間中は連動機構に連結せず、許容時間経過後は作動連結することにより、請求項1の作用を容易に実現する。
請求項5の発明は、請求項1において、前記トリガー手段は、前記カップトレイを不使用位置にロックしているロック手段を解除するためのロック解除手段であり、第1作動手段は、前記カップトレイを使用位置から不使用位置へ駆動する前記カップトレイの自重であり、前記第2作動手段は、第1作動手段により動作するカップトレイの動作と連動可能に作動する連動機構であり、前記遅動手段は、前記連動機構に作動連結可能な歯車機構であり、前記歯車機構は、カップトレイが下降を開始した後、許容時間中は連動機構に連結せず、許容時間経過後は作動連結することを特徴とする。
請求項5の発明によれば、ロック解除手段によりロックが解除されたカップトレイは使用位置から不使用位置へ移動する際、自重により下降するため、カップトレイを下降させるための電気的な駆動源及びコントローラ等の電気的構成が必要でなくなり、コスト低減を図ることができる。
請求項6の発明は、ベース部材に形成された収納部の開口部に位置する不使用位置と不使用位置よりも下方の使用位置間を移動可能に支持されたカップトレイを有するカップホルダにおいて、前記カップトレイを使用位置から不使用位置まで作動させる第1作動手段と、第1作動手段によるカップトレイの不使用位置から使用位置へ作動を開始させるトリガー手段と、前記トリガー手段によるトリガーにより、第1作動手段を制御してカップトレイを不使用位置から、不使用位置と使用位置間の途中の位置まで移動させてその途中の位置で前記カップトレイに容器を載置する機会を付与する許容時間分経過するのを待機し、前記許容時間経過後は第1作動手段を制御してカップトレイを使用位置に移動させる制御手段を備えることを特徴とするカップホルダを要旨としている。
請求項6の発明によれば、カップトレイが不使用位置から下降を開始してからの許容時間の間は、中間位置に位置してカップトレイが収納部の比較的浅い位置に位置するため、カップトレイに容器を容易に載置することが可能となる。カップトレイに容器を載置する場合、カップトレイは、ベース部材の上面から低い位置に位置しているため、容器をもった人は、カップトレイが下方に位置して形成された収納部の窪みに向かって容器を差し入れるだけでよくなり、ベース部材の上面に誤って載置することがない。また、カップトレイは不使用位置からそのままの状態で下降を開始するため、容器が転倒することはない。
請求項1乃至請求項6の発明によれば、ベース部材の収納部にカップトレイを下降させて使用するカップホルダにおいて、容器が転倒することなく、また、容器を収納部に入れやすいカップホルダを提供できる。
(a)は容器を収納していない状態のベース部材を表面側から見た第1実施形態のカップホルダの斜視図、(b)は容器を収納している状態のベース部材を表面側から見た第1実施形態のカップホルダの斜視図。 (a)は容器を収納していない状態の第1実施形態のカップホルダの断面図、(b)は容器を収納している状態の第1実施形態のカップホルダの断面図。 図2(a)の3−3線断面図。 図2(b)の4−4線断面図。 第1実施形態のカップホルダのコントローラのブロック図。 第1実施形態のカップホルダのカップトレイと規制体の動作のタイミングチャート。 (a)は容器を収納していない状態のベース部材を表面側から見た第2実施形態のカップホルダの斜視図、(b)は容器を収納している状態のベース部材を表面側から見た第2実施形態のカップホルダの斜視図。 (a)は容器を収納していない状態の第2実施形態のカップホルダの断面図、(b)は容器を収納している状態の第2実施形態のカップホルダの断面図。 第2実施形態のカップホルダのコントローラのブロック図。 第2実施形態のカップホルダのカップトレイと規制体の動作のタイミングチャート。 第3実施形態の図3相当図。 連動機構と歯車機構の説明図。 (a)、(b)は歯車機構の説明図。 第3実施形態のカップホルダのコントローラのブロック図。 第3実施形態のカップホルダのカップトレイと規制体の動作のタイミングチャート。 (a)は容器を収納していない状態の第4実施形態のカップホルダの断面図、(b)は容器を収納している状態の第4実施形態のカップホルダの断面図。 第4実施形態の図3相当図。 第4実施形態のカップホルダのカップトレイと規制体の動作のタイミングチャート。 (a)は容器を収納していない状態の第5実施形態のカップホルダの断面図、(b)は容器を収納している状態の第5実施形態のカップホルダの断面図。 第5実施形態の図3相当図。 第5実施形態のカップホルダのコントローラのブロック図。 第5実施形態のカップホルダのカップトレイの動作のタイミングチャート。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態として、自動車のコンソール(コンソールボックスともいう、以下単にコンソールという)に配置したカップホルダHについて図1〜図6を参照して説明する。
図2(a)、図2(b)に示すように、自動車のコンソール10の上壁には、収納部11が形成されている。収納部11は、コンソール10の上壁から、筒状に形成された収納壁12が下方へ突出されることにより形成されている。コンソール10は、ベース部材に相当する。
収納壁12は、上下方向の中央部から上部は断面円形状をなす筒部14となっており、断面円形状の内周面16を有する。また、収納壁12の上下方向の中央部から下部は断面正四角筒状をなす筒部18となっている。筒部18の各コーナーには、対角線上に位置して相対するコーナーに向かって、突条20が突出され、上下方向に延びている。各突条20の上端面22は、同一高さに形成され、後述するカップトレイ30を係止可能である。
収納部11内には、上面を載置面30aとするカップトレイ30が上下方向へ移動自在に収納されている。カップトレイ30は、断面正四角筒状をなす筒部32(図3参照)と、筒部32の上部を覆うように形成された円板状のトレイ部34により構成されている。トレイ部34は図2(a)、図2(b)に示すように周縁部が下方に折り返されて、内周面16に対して摺接可能な周壁36が形成されている。また、周壁36は、下面はトレイ部34が下方へ移動した際に、各突条20の上端面22に係止可能である。周壁36が突条20の上端面22に係止した際のカップトレイ30の位置は使用位置に相当する。
図3に示すように筒部32の各コーナーには、相互に離間した一対のガイド片35がそれぞれ外方ー向かって突出されている。各一対のガイド片35間には、前記突条20がそれぞれ上下方向に摺動自在に挿入されている。また、図3に示すように筒部32の一側壁外面には、上下方向に延びるラック38が形成されている。
ラック38と相対する筒部18には、図3に示すように、一対の取付壁19が相対して形成されている。両取付壁19には、前記ラック38と噛合するピニオン40が軸40aにより回動自在に支持されるとともに、ピニオン40よりも離間した取付壁19の部位には、出力軸にウォームギヤ42が固定された駆動モータ41が取付られている。駆動モータ41とピニオン40との間において、取付壁19にはピニオン40と噛合する歯車43、及びウォームギヤ42と噛合する歯車45を固定した共通軸が回動自在に支持されている。
前記カップトレイ30のトレイ部34が、図1及び図2(a)に示すように、収納部11の開口部に位置する不使用位置では、その意匠面(上面)がコンソール10上面と面一または略面一となるように設定されている。そして、駆動モータ41の正逆回転により、ウォームギヤ42、歯車45、43、ピニオン40及びラック38を介して、カップトレイ30は不使用位置と、使用位置間で移動可能である。駆動モータ41は、第1作動手段及び第1駆動手段に相当する。
図1(a)、図2(a)に示すように、収納部11の上部の内周面16の開口周縁には、円形リング状の係止段部16aが形成されている。
規制体50について説明する。規制体50は、図2(a)、図2(b)に示すように、係止段部16a上面に載置可能に形成された円形リング状の規制リング52と、規制リング52の下面に連結固定されるとともに係止段部16aに対して上下方向に摺動自在に貫通した複数のサポートピラー54と、各サポートピラー54の下端に連結固定された円形リング状の連結環56とにより構成されている。規制リング52は、収納部11の内周面16の中心と同心となるように設定されている。規制リング52によりカップトレイ30に載置された容器Cは揺れ等があった際に、規制リング52により規制されてカップトレイ30上で安定する。
図3に示すように、複数のサポートピラー54のうち、1つのサポートピラー54の側部には、複数のラック歯58の歯列が上下方向に形成されている。また、ラック歯58が形成されたサポートピラー54に相対する筒部18の外側面には、当該サポートピラー54の外面に摺接してガイドするガイド突条15を有する一対のガイド壁17が形成されている。
また、図3に示すように一対のガイド壁17には、ラック歯58に噛合するピニオン60を固定して回転軸61が回動自在に支持されている。回転軸61の一端には歯車62が固定されるとともに、歯車62にはコンソール10に固定された駆動モータ70の出力軸により回転するウォームギヤ72が噛合されている。駆動モータ70は、第2作動手段及び第2駆動手段に相当する。
図4に示すようにコンソール10の筒部14の外面にはガイド筒74が上下方向に延出されているとともに、各サポートピラー54の上部はガイド筒74内面に設けられたガイド突条76により上下方向に円滑に滑動するようにガイドされている。ガイド筒74の下端は、後述する待機位置に位置していた規制体50が上昇作動した際、規制体50の連結環56が当接係止可能である(図2(b)参照)。この上昇して連結環56に係止したときの位置は、規制リング52がコンソール10上面から遠位に離間した規制体50の上方位置に相当する。
また、規制体50は、駆動モータ70の駆動により、規制リング52が係止段部16a上面に載置された待機位置と、図2(b)に示すように、連結環56がガイド筒74の下端に係止する上方位置間を移動可能である。すなわち、駆動モータ70の正逆回転により、ウォームギヤ72、歯車62、ピニオン60及びラック歯58を介して、規制体50は待機位置と上方位置間で移動可能である。
カップホルダHの電気的構成を図5を参照して説明する。
コンソール10上面には、図1に示すように操作ボタン80aがオン操作されるとリターンスプリング(図示しない)によりオフ状態に復帰するタイプの操作スイッチ80が設けられている。操作スイッチ80は、図5に示すようにコントローラ82に電気的に接続されている。コントローラ82は、操作スイッチ80のオン操作により、駆動モータ41及び駆動モータ70をオンオフ制御する。操作スイッチ80はトリガー手段に相当する。
また、駆動モータ41、駆動モータ70のモータ電流を検出する電流センサS1,S2はコントローラ82に電気的に接続されている。コントローラ82は、電流センサS1,S2が検出した各駆動モータのモータ電流が閾値以上になった場合、駆動モータ41,70を停止制御するようにしている。コントローラ82は、制御手段及び遅動手段に相当する。
(第1実施形態の作用)
次に、第1実施形態のカップホルダHの作用を説明する。
1. カップホルダHを使用状態にする場合
図1に示すように、規制体50が待機位置に位置し、カップトレイ30が不使用位置に位置している状態で、操作スイッチ80を乗員がオン操作すると、コントローラ82は、駆動モータ41を正転駆動して、ウォームギヤ42、歯車45、43、ピニオン40及びラック38を介して、カップトレイ30を不使用位置から使用位置へ下降させる。
図6に示すようにカップトレイ30の不使用位置の下降開始(駆動開始)から、許容時間t1中はコントローラ82は、駆動モータ70を駆動しないままである。この許容時間t1により、カップトレイ30が、不使用位置から使用位置までの間の途中の位置まで下降するが、下降開始直後であるため、カップトレイ30は収納部11内の比較的浅い位置に位置して、コンソール10上面には比較的浅い凹部が形成される。この許容時間t1中に、乗員は、容器をカップトレイ30の載置面30aに載置する。このとき、比較的浅い位置にカップトレイ30が位置するとともに規制体50が待機位置に位置してコンソール10上面から規制リング52が離間していないため容器Cの前記凹部に差し入れする障害物がなく、容器Cの差し入れ動作がし易くなる。また、横方向から凹部上方(載置面30a上方)に向かって移動させた後、載置面30a上方から、載置面30aに向かって下降させるような差し入れの場合も有効である。
許容時間t1が経過した後、コントローラ82は、駆動モータ70を正転させる。この正転により、ウォームギヤ72、歯車62、ピニオン60及びラック歯58を介して、規制体50は待機位置から上方位置へ上昇する。
カップトレイ30が下降して、周壁36が突条20の上端面22に係止して使用位置に位置すると、電流センサS1にて検出している駆動モータ41のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ41を停止制御する。
また、規制体50が上昇して、連結環56が、ガイド筒74に係止して上方位置に位置すると、電流センサS2にて検出している駆動モータ70のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ70を停止制御する。図2(b)は、規制体50が上方位置に位置するとともに、カップトレイ30が使用位置に位置している状態を示している。この状態では、規制体50が上方位置に位置している場合、規制体50が自重で下方に移動しようとするが、ウォームギヤ72と歯車62との噛合関係により、規制体50が下降することが防止されている。
2.カップホルダHを不使用状態にする場合
図2(b)に示す状態で、操作スイッチ80を乗員がオン操作すると、コントローラ82は、駆動モータ70を逆転させる。この逆転により、ウォームギヤ72、歯車62、ピニオン60及びラック歯58を介して、規制体50は上方位置から待機位置へ下降する。
規制体50の下降開始(駆動開始)から、時間t2中はコントローラ82は、駆動モータ41を駆動しないままである。この時間t2中は、規制体50が下降するが、この間に容器Cの上部から規制体50の規制リング52が下方へ移動して障害がなくなるため容器Cを容易に取り去ることが可能となる。本実施形態では、t2はt1と同じ時間としているが、互いに異なっていてもよい。
時間t2が経過した後、コントローラ82は、駆動モータ41を逆転駆動して、ウォームギヤ42、歯車45、43、ピニオン40及びラック38を介して、カップトレイ30を使用位置から不使用位置へ上昇させる。
一方、規制体50の規制リング52が、係止段部16a上面に当接して待機位置に位置すると、電流センサS2にて検出している駆動モータ70のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ70を停止制御する。
また、カップトレイ30が上昇して、図2(a)に示すようにカップトレイ30の筒部32に設けられた係止部31が、コンソール10の筒部18内側面に設けられたストッパ18aに係止して不使用位置に位置すると、電流センサS1にて検出している駆動モータ41のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ41を停止制御する。
カップトレイ30が不使用位置に位置している場合、カップトレイ30が自重で下方に移動しようとするが、ウォームギヤ42と歯車45との噛合関係により、カップトレイ30が下降することが防止されている。
本実施形態によれば、以下のような特徴がある。
(1) 本実施形態のカップホルダHは、コンソール10(ベース部材)に形成された収納部11の開口部に位置する不使用位置と不使用位置よりも下方の使用位置間を移動可能に支持されたカップトレイ30を有する。また、カップホルダHは、カップトレイ30を使用位置から不使用位置まで作動させる駆動モータ41(第1作動手段)と、コンソール10の上面(表面)に近位の待機位置とコンソール10の表面から遠位の上方位置間を移動自在にコンソール10に支持されるとともに、カップトレイ30に載置された容器Cをカップトレイ30の上方空間で規制する規制体50を備える。規制体50の規制によりカップトレイ30に載置された容器Cは揺れ等があった際に、規制リング52により規制されてカップトレイ30上で安定する。
また、カップホルダHは、規制体50を待機位置から上方位置まで作動させる駆動モータ70(第2作動手段)と、駆動モータ70によるカップトレイ30の不使用位置から使用位置へ作動を開始させる操作スイッチ80(トリガー手段)を備える。また、カップホルダHは、駆動モータ41により作動するカップトレイ30が、不使用位置から、不使用位置と使用位置間の途中の位置に達する時間までは、すなわち許容時間t1が経過するまでは、容器Cをカップトレイ30に載置する許容時間として、規制体50を待機位置に位置させて、許容時間t1経過後に規制体50を待機位置から上方位置に移動させるように駆動モータ70を駆動モータ41の駆動よりも遅動するコントローラ82(遅動手段)を備える。
このため、許容時間t1の間はカップトレイ30が収納部11の比較的浅い位置に位置するため、カップトレイ30に容器Cを容易に載置することが可能となる。カップトレイ30に容器Cを載置する場合、カップトレイ30は、コンソール10の上面(表面)から低い位置に位置しているため、容器Cをもった乗員は、カップトレイ30が下方に位置して形成された収納部11の窪みに向かって容器Cを差し入れるだけでよくなり、コンソール10の上面に誤って載置することがない。また、カップトレイ30は不使用位置からそのままの状態で下降を開始するため、容器Cが転倒することはない。
このため、コンソール10の収納部11にカップトレイ30を下降させて使用するカップホルダHにおいて、容器が転倒することなく、また、容器を収納部11に入れやすくなる効果を奏する。
(2) 本実施形態のカップホルダHは、駆動モータ41をカップトレイ30を使用位置と不使用位置間で駆動する第1駆動手段とし、駆動モータ70を、規制体50を待機位置と上方位置間で駆動する第2駆動手段としている。また、コントローラ82を遅動手段及び制御手段として駆動モータ41及び駆動モータ70を制御するようにしている。この結果、本実施形態によれば上記(1)の効果を容易に実現することが可能となる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態のカップホルダHを図7〜図10を参照して説明する。
なお、本実施形態を含めた以下の各実施形態では、既に説明した実施形態と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略し、異なる構成を中心について説明する。第2実施形態では、第1実施形態の構成中、図1(a)、図2(a)に示すように、操作スイッチ80の代わりに反射型の光センサ84がカップトレイ30の裏面(下面)に設けられていることを異なっている。載置面30aには、光センサ84から外部への投光を許容する窓30bが設けられるとともに、窓30bには透明な合成樹脂からなる透光部材33が埋められている。
本実施形態では、光センサとして赤外線センサが使用されている。光センサ84は、図示しない投光部と受光部を備え、投光部が発光するとともに投光部が発光した光の反射光を受光部が受光する。そして、光センサ84は、コントローラ82に電気的に接続されており、コントローラ82に対して反射光を受光部で受光(すなわち、検出)するとオン信号を出力するとともに反射光を受光(すなわち、検出)しない場合は、オフ信号を出力する。
本実施形態の駆動モータ41は、第1駆動手段及び第1作動手段に相当する。駆動モータ70は、第2駆動手段及び第2作動手段に相当する。また、コントローラ82は制御手段及び遅動手段に相当する。光センサ84はトリガー手段に相当する。
(第2実施形態の作用)
次に、第2実施形態のカップホルダHの作用を説明する。
1. カップホルダHを使用状態にする場合
図7、図8(a)に示すように、規制体50が待機位置に位置し、カップトレイ30が不使用位置に位置している状態で、載置面30a上に、手または容器Cをかざし、光センサ84の受光部(図示しない)が反射光を検出すると、光センサ84が容器の載置を検出してコントローラ82にオン信号を送信する。すると、コントローラ82は、駆動モータ41を正転駆動して、第1実施形態と同様にカップトレイ30を不使用位置から使用位置へ下降させる。
図10に示すようにカップトレイ30の下降開始(駆動開始)から、許容時間t3中はコントローラ82は、駆動モータ70を駆動しないままである。この許容時間t3により、カップトレイ30が、不使用位置から使用位置までの間の途中の位置まで下降するが、下降開始直後であるため、カップトレイ30は収納部11内の比較的浅い位置に位置して、コンソール10上面には比較的浅い凹部が形成される。この許容時間t3中に、乗員は、容器をカップトレイ30の載置面30aに載置する。
このとき、比較的浅い位置にカップトレイ30が位置するとともに規制体50が待機位置に位置してコンソール10上面から規制リング52が離間していないため容器Cの前記凹部に差し入れする障害物がなく、容器Cの差し入れ動作がし易くなる。
許容時間t3が経過した後、コントローラ82は、駆動モータ70を正転させる。この正転により、第1実施形態と同様に規制体50は待機位置から上方位置へ上昇する。
カップトレイ30が下降して、周壁36が突条20の上端面22に係止して使用位置に位置すると、電流センサS1にて検出している駆動モータ41のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ41を停止制御する。
また、規制体50が上昇して、連結環56が、ガイド筒74に係止して上方位置に位置すると、電流センサS2にて検出している駆動モータ70のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ70を停止制御する。図8(b)は、規制体50が上方位置に位置するとともに、カップトレイ30が使用位置に位置している状態を示している。この状態では、規制体50が上方位置に位置して、規制体50が自重で下方に移動しない理由は第1実施形態と同様である。
なお、載置面30a上を、手をかざさないですぐに容器Cを載置面30a上に載置してもよい。
2.カップホルダHを不使用状態にする場合
図8(b)に示す状態で、容器Cを載置面30a上から取り去ると、光センサ84はオフ動作し、コントローラ82にオフ信号を出力する。コントローラ82は、光センサ84からのオフ信号を入力してから、t4時間経過するのを待つ。この時間t4中は、容器Cが完全に載置面30a上から取り去られたと判断するための時間である。仮にこのt4時間内に、再び光センサ84が検出(オン)動作すると、コントローラ82は、規制体50の上方位置の位置を維持する。
t4時間の間、光センサ84からオフ信号が継続した場合は、t4時間経過後、コントローラ82は、駆動モータ70を逆転させる。この逆転により、第1実施形態と同様に、規制体50は上方位置から待機位置へ下降する。
規制体50の下降が開始されてからt5時間経過後、コントローラ82は、駆動モータ41を逆転駆動させ、ウォームギヤ42、歯車45、43、ピニオン40及びラック38を介して、カップトレイ30を使用位置から不使用位置へ上昇させる。
一方、規制体50の規制リング52が、係止段部16a上面に当接して待機位置に位置すると、電流センサS2にて検出している駆動モータ70のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ70を停止制御する。 また、カップトレイ30が上昇して、図8(a)に示すようにカップトレイ30の筒部32に設けられた係止部31が、コンソール10の筒部18内側面に設けられたストッパ18aに係止して不使用位置に位置すると、電流センサS1にて検出している駆動モータ41のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ41を停止制御する。
カップトレイ30が不使用位置に位置している場合、カップトレイ30が自重で下方に移動しない理由は第1実施形態と同様である。
第2実施形態によれば、以下のような第1実施形態の(1)及び(2)の効果の他、下記の特徴がある。
(1) 本実施形態のカップホルダHでは、カップトレイ30のトレイ部34に対して、光センサ84がトリガー手段として設けられている。この結果、カップトレイ30に容器または手をかざすだけで、カップトレイ30を下降させるとともに、許容時間t3の間は規制体50を上昇動作させない。このため、容器Cの収納部11内への収納に規制体50が妨害することがない。
(第3実施形態)
次に第3実施形態のカップホルダHを図1(a),図1(b)、図2(a)、図2(b)、図11〜図15、及び図6を参照して説明する。第3実施形態では、第1実施形態の構成中、図3と図11を比較すると分かるように、駆動モータ70、歯車62、ウォームギヤ72、回転軸61、ピニオン60、ラック歯58、ガイド壁17が省略されている。また、図14に示すように、本実施形態では電流センサS2が省略されている。
その代わりに、図11に示すように、取付壁19に近位に位置するサポートピラー54には、ラック歯59が上下方向に並んで形成され、ラック歯59とピニオン40の軸40a間には、図12に示すように連動機構100と、歯車機構120が連結されている。
連動機構100と、歯車機構120について図12を参照して説明する。
図12に示すように筒部18にはギヤボックス101が形成され、ギヤボックス101には、ピニオン40の軸40aが回転自在に支持されている。ギヤボックス101内において、軸40aには第1欠歯歯車121が固定されている。第1欠歯歯車121に対して噛合する第2欠歯歯車122が、ギヤボックス101に両端が回転自在に支持された回転軸122aに対して固定されている。
第1欠歯歯車121の周面は、図13(a)に示すように複数の歯を有する歯列部121aと、周面が円弧状の欠歯部121bを有する。第2欠歯歯車122の周面には、欠歯部121bに摺接する欠歯部122bと、歯列部121aに噛合する歯列部122cが形成されている。
カップトレイ30が、不使用位置に位置している状態では、図13(a)に示すように、第1欠歯歯車121の欠歯部121bの始端部A側において、第2欠歯歯車122の欠歯部122bが位置している。そして、第1欠歯歯車121が、図13(a)において、反時計回り方向に回転を回転した場合、欠歯部122bが欠歯部121bの始端部Aから終端部Bまで摺接移動している期間(すなわち、許容時間t1)では第1欠歯歯車121から第2欠歯歯車122にトルク伝達がされないようにされている。この許容時間t1は、駆動モータ41の駆動速度と、欠歯部122bが欠歯部121bの始端部Aと終端部B間の移動距離により設定されている。
図12に示すように、回転軸122aには歯車124が固定されている。歯車124は、ギヤボックス101に回転自在に支持された回転軸125に対して固定された歯車126と噛合されている。回転軸125は、ギヤボックス101から外部に突出されて、その突出端には、ラック歯59と噛合する歯車128が固定されている。
歯車124、126、128により連動機構100が構成されている。また、第1欠歯歯車121と第2欠歯歯車122とにより遅動手段としての歯車機構120が構成されている。第3実施形態では他の構成は第1実施形態と同様の構成を有する。
(第3実施形態の作用)
次に上記のように構成された第3実施形態のカップホルダHの作用を説明する。
1. カップホルダHを使用状態にする場合
図1に示すように、規制体50が待機位置に位置し、カップトレイ30が不使用位置に位置している状態で、操作スイッチ80を乗員がオン操作すると、コントローラ82は、駆動モータ41を正転駆動して、ウォームギヤ42、歯車45、43、ピニオン40及びラック38を介してカップトレイ30を不使用位置から使用位置へ下降させる(図15参照)。
また、ピニオン40の回転とともに軸40aを介して歯車機構120の第1欠歯歯車121が回転する。図6に示すようにカップトレイ30の不使用位置の下降開始(駆動開始)から、歯車機構120の第1欠歯歯車121が図13(a)に示すように反時計回り方向に回転するが、欠歯部121bと第2欠歯歯車122の欠歯部122bとが摺接するため、第2欠歯歯車122が回転しない許容時間t1が得られる。
この許容時間t1により、カップトレイ30が、不使用位置から使用位置までの間の途中の位置まで下降するが、下降開始直後であるため、カップトレイ30は収納部11内の比較的浅い位置に位置して、コンソール10上面には比較的浅い凹部が形成される。
このため、第1実施形態と同様に許容時間t1中に、乗員は、容器をカップトレイ30の載置面30aに載置できる。このとき、比較的浅い位置にカップトレイ30が位置するとともに規制体50が待機位置に位置してコンソール10上面から規制リング52が離間していないため容器Cの前記凹部に差し入れする障害物がなく、容器Cの差し入れ動作がし易くなる。また、横方向から凹部上方(載置面30a上方)に向かって移動させた後、載置面30a上方から、載置面30aに向かって下降させるような差し入れの場合も有効である。
第1欠歯歯車121の回転により欠歯部121bの終端部Bが第2欠歯歯車122の欠歯部122bとの摺接が終了すると(すなわち、許容時間t1が終了すると)、第1欠歯歯車121の歯列部121aと第2欠歯歯車122の歯列部122cとの噛合が開始されて回転軸122aが回転する。このことにより、連動機構100の歯車124、126、歯車128が回転され、ラック歯59を介して規制体50が待機位置から上方位置へ上昇する。
また、カップトレイ30が下降して、周壁36が突条20の上端面22に係止して使用位置に位置すると、電流センサS1にて検出している駆動モータ41のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ41を停止制御する。また、この駆動モータ41の停止したときに規制体50は、図1(b)、図2(b)に示す上方位置に位置する。なお、この状態のとき、第1欠歯歯車121の歯列部121aと第2欠歯歯車122の歯列部122cとの噛合関係は維持されている。
この状態では、規制体50が上方位置に位置して規制体50が自重で下方に移動しようとするが、歯車45とウォームギヤ42の噛合関係により、規制体50が下降することが防止されている。
2.カップホルダHを不使用状態にする場合
図2(b)に示す状態で、操作スイッチ80を乗員がオン操作すると、コントローラ82は、駆動モータ41を逆転させる。この逆転により、ウォームギヤ42、歯車45、43、ピニオン40、第1欠歯歯車121の歯列部121aと第2欠歯歯車122の歯列部122cとの噛合関係が維持された歯車機構120、連動機構100、歯車62、ピニオン60及びラック歯59を介して、規制体50は上方位置から待機位置へ下降する。規制体50の下降開始とともに、ピニオン40及びラック38を介して、カップトレイ30が使用位置から不使用位置へ上昇する。
歯車機構120において、第1欠歯歯車121の歯列部121aと第2欠歯歯車122の歯列部122cとの噛合関係が両者の回転により終了して第1欠歯歯車121から第2欠歯歯車122への回転トルクの伝達が遮断され、第2欠歯歯車122の欠歯部122bが、第1欠歯歯車121の欠歯部121bの終端部Bとの摺接が開始された時点で、規制体50は、待機位置に位置する。
その後も駆動モータ41の逆転が継続されt1時間後に、カップトレイ30が上昇して、図2(a)に示すようにカップトレイ30の筒部32に設けられた係止部31が、コンソール10の筒部18内側面に設けられたストッパ18aに係止して不使用位置に位置すると、電流センサS1にて検出している駆動モータ41のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ41を停止制御する。
カップトレイ30が不使用位置に位置している場合、カップトレイ30が自重で下方に移動しようとするが、ウォームギヤ42と歯車45との噛合関係により、カップトレイ30が下降することが防止されている。
本実施形態によれば、以下のような特徴がある。
(1) 本実施形態のカップホルダHでは、駆動モータ41は、第1作動手段及び第1駆動手段として、カップトレイ30を使用位置から不使用位置へ駆動する。そして、歯車機構120は、遅動手段として連動機構100(第2作動手段)に作動連結可能にされているとともに、カップトレイが下降を開始した後、許容時間t1中は連動機構100に連結せず、許容時間t1経過後は作動連結する。この歯車機構120の連動機構100との作動連結により、駆動モータ41(第1駆動手段)と作動連結されて規制体50をカップトレイ30の使用位置から不使用位置への作動開始から許容時間t1遅動させることができ、この結果、第1実施形態の(1)と同様の効果を奏することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態を、図12、図13、図16〜図18を参照して説明する。
第4実施形態は、第3実施形態の構成中、図17に示すように駆動モータ41、ウォームギヤ42、歯車43、45が省略されている。また、カップトレイ30のラック38がピニオン40を介して、さらに、図12に示すギヤボックス101内の歯車機構120、及び連動機構100を介して連動機構100の歯車128がサポートピラー54のラック歯59と作動連結されている。また、第4実施形態は、第3実施形態の構成中、係止部31、ストッパ18a、コントローラ82、操作スイッチ80及び電流センサS1が省略されている。
その代わりに、図16(a)に示すように、カップトレイ30のトレイ部34の下面と、コンソール10の下部間には、エアーダンパ130が配置されている。エアーダンパ130は、コンソール10の下部に固定されたシリンダ132と、シリンダ132の上部から上下方向への進退可能に内嵌されたロッド134からなる。ロッド134はトレイ部34の中央下面に連結されている。
本実施形態では、カップトレイ30の自重は、エアーダンパ130の反力と規制体50の自重を加えたものよりも大きく設定されている。このため、カップトレイ30の拘束が解除された際に、エアーダンパ130の反力に抗して歯車機構120、連動機構100を介して、規制体50を上昇することが可能となっている。
図16(a)、図16(b)に示すように、係止段部16aの近傍において、コンソール10の上面には、カップトレイ30を不使用位置にロック保持するためのロック手段としてのロック機構140が設けられている。
ロック機構140について説明する。
コンソール10の上壁において、係止段部16aの下方にはロック部材収納室142が設けられ、ロック部材収納室142内には、ロック部材144が収納部11の中心に向かって移動自在に収納されている。ロック部材収納室142は、収納部11側の端部が開口されていて、ロック部材144の先端が収納部11内に突出可能となっている。この突出位置を以下ロック位置という。ロック部材144の先端は斜め下方に向かうように傾斜面144bが形成されている。また、ロック部材収納室142は、収納部11側とは反対側の閉塞端とされていて、該端部とロック部材144の基端間にはロック部材144を収納部11側へ常時付勢する付勢手段としてのコイルスプリング146が配置されている。ロック部材144の上面には、係止段部16aに向かった斜状の操作面144aが形成されている。ロック部材144と、付勢部材としてのコイルスプリング146とによりロック機構140が構成されている。
ロック部材収納室142の上方のコンソール10の上壁には、下面に係止段部148aを備えた操作ボタン用の貫通孔148が貫通されている。貫通孔148には、下方から上下移動自在に挿通された操作ボタン150が挿入されている。操作ボタン150には、係止段部148aに係止可能にフランジ152が形成されている。また、操作ボタン150の下部には、ロック部材144の操作面144aに当接する突起154が突出されている。
ロック部材144は、操作ボタン150が操作されていない場合は、図16(a)に示すように、コイルスプリング146の付勢によってロック部材144の先端が収納部11内に突出するロック位置に位置することにより、カップトレイ30を不使用位置に保持すべくカップトレイ30の周壁36の下面を係止し、ロックしている。また、操作ボタン150はコイルスプリング146の付勢により、操作面144aに押圧されてフランジ152が係止段部148aに係止されるとともに、上部が貫通孔148から上方に突出されている。
また、上記のようにカップトレイ30が不使用位置にロックされた状態で、コイルスプリング146の付勢力に抗して操作ボタン150が上方から下方へ押圧操作されると、突起154が操作面144aを押圧して、ロック部材144をロック部材収納室142の閉塞端側へ移動する。このことにより、周壁36の下面への係止が解除されてカップトレイ30の不使用位置のロックが解除される。このように操作ボタン150は、ロック機構140(ロック手段)のロック解除手段及びトリガー手段に相当する。
(第4実施形態の作用)
図16(a)に示すように、規制体50が待機位置に位置し、カップトレイ30が不使用位置に位置している状態で、操作ボタン150を乗員が押圧操作すると、ロック機構140のロックが解除されて、カップトレイ30が自重により不使用位置から使用位置へ下降する(図18参照)。この降下は、エアーダンパ130により、スムーズに行われる。なお、乗員による操作ボタン150の押圧操作が解除されると、カップトレイ30のロックを解除したロック部材144の先端は、コイルスプリング146により付勢されて図16(a)の実線で示すロック位置に復帰する。
カップトレイ30の下動により、ラック38を介してピニオン40が回動されて、軸40aを介して歯車機構120の第1欠歯歯車121が回転する。以後は、第3実施形態と同様にカップトレイ30の不使用位置の下降開始(駆動開始)から、歯車機構120の第1欠歯歯車121が図13(a)に示すように反時計回り方向に回転するが、欠歯部121bと第2欠歯歯車122の欠歯部122bとが摺接するため、第2欠歯歯車122が回転しない許容時間t1が得られる。許容時間t1が得られることによる効果は、第1実施形態と同様である。
また、第3実施形態と同様に図13(a)に示す第1欠歯歯車121の回転により欠歯部121bの終端部Bが第2欠歯歯車122の欠歯部122bとの摺接が終了すると(すなわち、許容時間t1が終了すると)、第1欠歯歯車121の歯列部121aと第2欠歯歯車122の歯列部122cとの噛合が開始されて回転軸122aが回転する。このことにより、連動機構100の歯車124、126、歯車128が回転され、ラック歯59を介して規制体50が待機位置から上方位置まで上昇する。
なお、この状態のとき、第1欠歯歯車121の歯列部121aと第2欠歯歯車122の歯列部122cとの噛合関係は維持されている。
この状態では、規制体50が上方位置に位置している場合、カップトレイ30の自重により、規制体50が下降することが防止されている。
2.カップホルダHを不使用状態にする場合
図16(b)に示す状態で、乗員が上方位置に位置する規制体50の規制リング52を待機位置まで下方に押圧する。
この押圧により、連動機構100及び歯車機構120及びカップトレイ30は、前述の作動とは逆方向に動作し、カップトレイ30が使用位置から不使用位置へ上昇する。なお、このとき、歯車機構120において、第1欠歯歯車121の歯列部121aと第2欠歯歯車122の歯列部122cとの噛合関係が両者の回転により終了して第1欠歯歯車121から第2欠歯歯車122への回転トルクの伝達が遮断され、第2欠歯歯車122の欠歯部122bが、第1欠歯歯車121の欠歯部121bの終端部Bとの摺接が開始された時点で、規制体50は、待機位置に位置する。
また、カップトレイ30が上昇して、ロック位置に位置するロック部材144の先端の傾斜面144bを押圧すると、ロック部材144は、コイルスプリング146の付勢力に抗してロック部材収納室142側にロック位置から退避する。この後、カップトレイ30の周壁36の下面がロック部材144の先端上方に移動するとコイルスプリング146の付勢力によりロック部材144の先端がロック位置に復帰して、周壁36の下面を係止する。
本実施形態によれば、以下のような特徴がある。
(1) 本実施形態のカップホルダHでは、トリガー手段を、カップトレイ30を不使用位置にロックしているロック機構140(ロック手段)を解除するための操作ボタン150(ロック解除手段)としている。また、カップトレイ30の自重を第1作動手段とし、カップトレイ30を使用位置から不使用位置へ駆動するようにしている。また、連動機構100を第2作動手段として自重(第1作動手段)により動作するカップトレイ30の動作と連動可能にするとともに、歯車機構120(遅動手段)を連動機構100に作動連結可能としている。そして、歯車機構120は、カップトレイが下降を開始した後、許容時間t1中は連動機構100に連結せず、許容時間t1経過後は作動連結するようにしている。
この結果、本実施形態によれば、第1実施形態の(1)と同様の効果を奏する。合わせて、本実施形態では、操作ボタン150(ロック解除手段)によりロックが解除されたカップトレイ30は使用位置から不使用位置へ移動する際、カップトレイ30が自重により下降するため、カップトレイ30を下降させるための電気的な駆動源及びコントローラ等の電気的構成が必要でなくなり、コスト低減を図ることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態を図19〜図22を参照して説明する。第5実施形態は、第1実施形態のカップホルダHの構成中、機構的構成では規制体50、ピニオン60、回転軸61、歯車62、及びウォームギヤ72が省略されている。また、コンソール10において、ガイド壁17、ガイド壁17に設けられたガイド突条15(図3、図20参照)、係止段部16a、ガイド筒74が省略されている。さらに、電気的構成では、第1実施形態の構成中、駆動モータ70及び電流センサS2が省略されている(図21参照)。また、収納部11の深さは、第1実施形態の収納部11よりも深くされている。
(第5実施形態の作用)
次に、第5実施形態の作用を説明する。
1. カップホルダHを使用状態にする場合
図19に示すように、カップトレイ30が不使用位置に位置している状態で、操作スイッチ80を乗員がオン操作すると、コントローラ82は、駆動モータ41を正転駆動して、ウォームギヤ42、歯車45、43、ピニオン40及びラック38を介して、カップトレイ30を不使用位置から不使用位置と使用位置との途中の位置(以下、中間位置という)へと速い速度で下降させる(図22参照)。なお、本実施形態では、駆動モータ41はロータリエンコーダ付きであり、該ロータリエンコーダが検出した検出信号をコントローラ82は入力して検出した駆動モータ41の回転量に基づいて中間位置に達したか否かが判定される。
カップトレイ30を中間位置へ移動させた後、許容時間t1経過するのをコントローラ82は待つ。図19(b)の実線で示すカップトレイ30は中間位置に位置している状態を示している。この許容時間t1中はコントローラ82は、駆動モータ41で回転位置の保持制御を行う。
この許容時間t1では、カップトレイ30が、中間位置に下降するが、中間位置は収納部11の比較的浅い位置に位置して、コンソール10上面には比較的浅い凹部が形成される。この許容時間t1中に、乗員は、容器をカップトレイ30の載置面30aに載置する。このとき、比較的浅い位置にカップトレイ30が位置するため容器Cの差し入れがし易くなる。
許容時間t1が経過した後、コントローラ82は、中間位置から使用位置へ、中間位置までの下降時よりも遅い速度で駆動モータ41を正転させる。
カップトレイ30が下降して、周壁36が突条20の上端面22に係止して図19(b)の二点鎖線で示す使用位置に位置すると、電流センサS1にて検出している駆動モータ41のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ41を停止制御する。
2.カップホルダHを不使用状態にする場合
図19(b)の二点鎖線で示す状態で、操作スイッチ80を乗員がオン操作すると、コントローラ82は、駆動モータ41を逆転駆動して、ウォームギヤ42、歯車45、43、ピニオン40及びラック38を介して、カップトレイ30を使用位置から中間位置へ徐々に上昇させる。
中間位置に達すると、コントローラ82は、駆動モータ41を停止保持して、t6時間経過するのを待つ。なお、t6時間は、収納部11に収納されて、カップトレイ30に載置された容器Cを余裕をもって取り去ることのできる程度の時間として設定されている。
t6時間が経過すると、コントローラ82は再び駆動モータ41を逆転させて中間位置から、不使用位置へ徐々に上昇させる。そして、カップトレイ30が上昇して、図19(a)に示すようにカップトレイ30の筒部32に設けられた係止部31が、コンソール10の筒部18内側面に設けられたストッパ18aに係止して不使用位置に位置すると、電流センサS1にて検出している駆動モータ41のモータ電流が閾値以上になるため、コントローラ82は、駆動モータ41を停止制御する。カップトレイ30が不使用位置に位置している場合、カップトレイ30が自重で下方に移動しようとするが、ウォームギヤ42と歯車45との噛合関係により、カップトレイ30が下降することが防止されている。
本実施形態では、駆動モータ41は第1作動手段に相当する。操作スイッチ80はトリガー手段に相当する。コントローラ82は、制御手段に相当する。
本実施形態によれば、以下のような特徴がある。
(1) 本実施形態のカップホルダHでは、カップトレイ30を使用位置から不使用位置まで作動させる駆動モータ41(第1作動手段)と、駆動モータ41によるカップトレイ30の不使用位置から使用位置へ作動を開始させる操作スイッチ80(トリガー手段)を備える。そして、操作スイッチ80(トリガー手段)によるトリガーにより、駆動モータ41(第1作動手段)を制御してカップトレイ30を不使用位置から、不使用位置と使用位置間の中間位置(途中の位置)まで移動させて中間位置でカップトレイ30に容器Cを載置する機会を付与する許容時間t1分経過するのを待機し、許容時間t1経過後は駆動モータ41(第1作動手段)を制御してカップトレイ30を使用位置に移動させるコントローラ82(制御手段)を備える。
この結果、本実施形態によれば、カップトレイ30が不使用位置から下降を開始してからの許容時間t1の間は、中間位置に位置してカップトレイ30が収納部11の比較的浅い位置に位置するため、カップトレイ30に容器Cを容易に載置することが可能となる。カップトレイ30に容器Cを載置する場合、カップトレイ30は、コンソール10(ベース部材)の上面から低い位置に位置しているため、容器をもった人は、カップトレイ30が下方に位置して形成された収納部11の凹部(窪み)に向かって容器Cを差し入れるだけでよくなり、コンソール10(ベース部材)の上面に誤って載置することがない。また、カップトレイ30は不使用位置からそのままの状態で下降を開始するため、容器が転倒することはない。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 第1実施形態及び第2実施形態では、第1駆動手段及び第2駆動手段を駆動モータ、すなわち電動モータによりそれぞれ構成したが、駆動モータに限定するものでなく、第1駆動手段及び第2駆動手段をそれぞれソレノイドに変更してもよい。
・ 第2実施形態では、トレイ部34に反射型の光センサを設けたが、収納部11の開口部の周縁に発光部と受光部とを相対するように配置した透過型の光センサとしてもよい。この場合、光センサは、トレイ部34上に容器Cを載置した際に、オン信号をコントローラ82に出力するとともに、トレイ部34上に何もない場合には、オフ信号をコントローラ82に出力する。
・ 前記実施形態では、ベース部材をコンソール10としたが、コンソール10に限定するものではない。
10…コンソール(ベース部材)、
11…収納部、30…カップトレイ、34…トレイ部、50…規制体、
41…駆動モータ(第1作動手段、第1駆動手段)、
70…駆動モータ(第2作動手段、第2駆動手段)
80…操作スイッチ(トリガー手段)、
82…コントローラ(制御手段、遅動手段)、
84…光センサ(トリガー手段)、
100…連動機構、120…歯車機構(遅動手段)、
150…操作ボタン(トリガー手段)、C…容器。

Claims (6)

  1. ベース部材に形成された収納部の開口部に位置する不使用位置と不使用位置よりも下方の使用位置間を移動可能に支持されたカップトレイを有するカップホルダにおいて、
    前記カップトレイを使用位置から不使用位置まで作動させる第1作動手段と、前記ベース部材の表面に近位の待機位置と前記ベース部材から遠位の上方位置間を移動自在に前記ベース部材に支持されるとともに、前記カップトレイに載置された容器を前記カップトレイの上方空間で規制する規制体と、前記規制体を待機位置から上方位置まで作動させる第2作動手段と、第1作動手段によるカップトレイの不使用位置から使用位置へ作動を開始させるトリガー手段と、第1作動手段により作動するカップトレイが、不使用位置から、不使用位置と使用位置間の途中の位置に達する時間までは、容器を前記カップトレイに載置する許容時間として、前記規制体を待機位置に位置させて、前記許容時間経過後に前記規制体を前記待機位置から上方位置に移動させるように前記第2作動手段を遅動する遅動手段を備えたカップホルダ。
  2. 第1作動手段は、前記カップトレイを使用位置と不使用位置間で駆動する第1駆動手段であり、
    第2作動手段は、前記規制体を待機位置と上方位置間で駆動する第2駆動手段であり、
    前記遅動手段は、第1駆動手段及び第2駆動手段を制御する制御手段であることを特徴とする請求項1に記載のカップホルダ。
  3. 前記トリガー手段は、前記カップトレイのカップを載置するトレイ部に設けられた光センサであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカップホルダ。
  4. 第1作動手段は、前記カップトレイを使用位置から不使用位置へ駆動する第1駆動手段であり、
    前記第2作動手段は、第1駆動手段に連動して作動する連動機構であり、
    前記遅動手段は、前記連動機構に作動連結可能な歯車機構であり、
    前記歯車機構は、カップトレイが下降を開始した後、許容時間中は連動機構に連結せず、許容時間経過後は作動連結することを特徴とする請求項1に記載のカップホルダ。
  5. 前記トリガー手段は、前記カップトレイを不使用位置にロックしているロック手段を解除するためのロック解除手段であり、
    第1作動手段は、前記カップトレイを使用位置から不使用位置へ駆動する前記カップトレイの自重であり、
    前記第2作動手段は、第1作動手段により動作するカップトレイの動作と連動可能に作動する連動機構であり、
    前記遅動手段は、前記連動機構に作動連結可能な歯車機構であり、
    前記歯車機構は、カップトレイが下降を開始した後、許容時間中は連動機構に連結せず、許容時間経過後は作動連結することを特徴とする請求項1に記載のカップホルダ。
  6. ベース部材に形成された収納部の開口部に位置する不使用位置と不使用位置よりも下方の使用位置間を移動可能に支持されたカップトレイを有するカップホルダにおいて、
    前記カップトレイを使用位置から不使用位置まで作動させる第1作動手段と、
    第1作動手段によるカップトレイの不使用位置から使用位置へ作動を開始させるトリガー手段と、
    前記トリガー手段によるトリガーにより、第1作動手段を制御してカップトレイを不使用位置から、不使用位置と使用位置間の途中の位置まで移動させてその途中の位置で前記カップトレイに容器を載置する機会を付与する許容時間分経過するのを待機し、前記許容時間経過後は第1作動手段を制御してカップトレイを使用位置に移動させる制御手段を備えることを特徴とするカップホルダ。
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