JP2019073186A - カップホルダ - Google Patents
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Abstract
Description
このカップホルダにおいて、トレイは、ホルダ本体の収容空間に飲料容器が収容されるときに上昇位置から下降位置へと下降し、飲料容器が収容空間から取出されたときに下降位置から上昇位置へと上昇させることが可能な昇降式のトレイとして構成されている。
従って、例えば操作部材の操作時にホルダ本体の収容空間から指を抜き出す動作が遅れた場合には、ホルダ本体と上昇したトレイとの間で指が挟まれる可能性が高くなる。
飲料容器を収容する収容空間を有する筒状のホルダ本体と、
上記ホルダ本体の上記収容空間に収容された上記飲料容器を支持するとともに、上記収容空間を上昇位置と下降位置との間で昇降可能なトレイと、
上記ホルダ本体の上記収容空間に設けられ、上記トレイが上記上昇位置に向けて上昇するときにこのトレイに干渉する干渉部材と、
を備え、
上記トレイは、上記干渉部材との干渉による抵抗を受けながら上記上昇位置まで上昇するように構成されている、カップホルダ、
にある。
上記トレイは、上記上昇位置に向けて上昇するときに上記干渉部材の上記傾斜面を上記突出先端部に向けて摺動する一方で、上記干渉部材は、上記トレイから受ける荷重によって上記弾性部材の弾性付勢力に抗して上記回動点を中心に上記反対方向へ回動するように構成されているのが好ましい。
また、指が挟まれるときに受けるエネルギーはトレイの上昇速度に依存しているため、トレイの上昇速度を干渉部材との干渉によって低下させることによって、干渉部材を使用しない場合に比べてこのエネルギーを低減させることができる。
図1〜図3に示されるように、実施形態1にかかる車両用コンソール構造(以下、単に「コンソール構造」という。)1は、車両の運転席と助手席との間に設けられている。このコンソール構造1は、コンソールパネル2と、カップホルダ10と、を備えている。
なお、干渉部材17の数を必要に応じて3つ以外に変更することもできる。
なお、この機能を実現するために、ばね部材に代えて電磁コイルやアクチュエータなどの手段を使用して付勢装置15を構成することもできる。
図5に示されるように、トレイ12は、上昇位置P1(図4参照)においてその上面に付勢装置15の弾性付勢力に打ち勝つ下向きの外部荷重Fbが加えられることによって、下降位置P2へ向けて下降を開始する。このときの外部荷重Fdは、飲料容器Cの自重にユーザによる押し下げ荷重が加わることによって、又はユーザによる押し下げ荷重のみによって生じる。
図8に示されるように、トレイ12が下降位置P2まで押し下げられると、ロック装置16のロック部材16aがトレイ12の外周端部12aに向けて突出してこの外周端部12aの係合孔12bに係合する。これにより、トレイ12が下降位置P2でロックされる。
図9に示されるように、トレイ12は、リテーナ11の収容空間11aから飲料容器Cが取り除かれてロック装置16の操作部材16bがユーザの指Tで操作されることによって、下降位置P2でのロックが解除される。即ち、ロック部材16aは、操作部材16b
の操作に連動するリンク機構16cによって引っ込む方向に動いて、トレイ12の係合孔12bとの係合を解除する。
トレイ12は、ロック部材16aによるロックが解除されることによって、付勢装置15の弾性付勢力によって上昇位置P1へ向けて上昇を開始する。図10に示されるように、干渉部材17は、トレイ12の下降位置P2と上昇位置P1との間に設定された干渉開始位置Aにおいてその傾斜面17bがトレイ12の外周端部12aに当接し、上昇位置P1に向けて上昇するトレイ12との干渉を開始する。
従って、このカップホルダ10によれば、トレイ12が上昇位置P1に達するまでにユーザがリテーナ11の収容空間11aから指を抜き出す猶予時間が増え、リテーナ11と上昇したトレイ12との間で指が挟まれる可能性を下げることができる。
図12に示されるように、実施形態2のカップホルダ110は、干渉部材117がねじ部材118によってリテーナ11に固定されるとともに、この干渉部材117自体が撓み変形可能な弾性体によって構成されている点で、実施形態1のカップホルダ10と相違している。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
3 上面開口
10,110,210 カップホルダ
11 リテーナ(ホルダ本体)
11a 収容空間
11b 内壁面
12 トレイ
16a ロック部材
16b 操作部材
17 干渉部材
17a 突出先端部
17b 傾斜面
17c 回動点
18 ばね部材(弾性部材)
A 干渉開始位置
B 通過領域
C 飲料容器
D1 突出方向
D2 反対方向
Fa 弾性付勢力
P1 上昇位置
P2 下降位置
Va 上昇速度
Vb 低速度域
Claims (9)
- 飲料容器を収容する収容空間を有する筒状のホルダ本体と、
上記ホルダ本体の上記収容空間に収容された上記飲料容器を支持するとともに、上記収容空間を上昇位置と下降位置との間で昇降可能なトレイと、
上記ホルダ本体の上記収容空間に設けられ、上記トレイが上記上昇位置に向けて上昇するときにこのトレイに干渉する干渉部材と、
を備え、
上記トレイは、上記干渉部材との干渉による抵抗を受けながら上記上昇位置まで上昇するように構成されている、カップホルダ。 - 上記干渉部材は、上記ホルダ本体の内壁面から上記トレイの通過領域まで突出しており、上記通過領域を通過する上記トレイとの干渉時にこのトレイに上記抵抗となる弾性付勢力を付与するように構成されている、請求項1に記載のカップホルダ。
- 上記干渉部材は、上記ホルダ本体に当該干渉部材の突出方向とこの突出方向の反対方向との双方向に移動可能に設けられており、弾性部材によって上記突出方向に弾性付勢されている、請求項2に記載のカップホルダ。
- 上記干渉部材は、上記トレイが上記下降位置にあるときに突出先端部から上記ホルダ本体の上記内壁面に近づくように斜め下向きに延在する傾斜面と、上記傾斜面を挟んで上記突出先端部とは反対側に位置する回動点と、を有し、上記ホルダ本体に上記回動点を中心に上記突出方向と上記反対方向との双方向に回動可能に設けられており、
上記トレイは、上記上昇位置に向けて上昇するときに上記干渉部材の上記傾斜面を上記突出先端部に向けて摺動する一方で、上記干渉部材は、上記トレイから受ける荷重によって上記弾性部材の弾性付勢力に抗して上記回動点を中心に上記反対方向へ回動するように構成されている、請求項3に記載のカップホルダ。 - 上記干渉部材は、上記トレイが上記下降位置に向けて下降するとき、上記トレイを上記弾性部材の弾性付勢力によって押圧することを利用してこのトレイを下向きに付勢するように構成されている、請求項4に記載のカップホルダ。
- 上記干渉部材は、上記ホルダ本体の上記収容空間に上記飲料容器が収容された状態で上記トレイが上記下降位置に向けて下降するとき、上記トレイから外れて上記飲料容器の側面を上記弾性部材の弾性付勢力によって押圧するように構成されている、請求項4または5に記載のカップホルダ。
- 上記干渉部材は、上記トレイの上記下降位置と上記上昇位置との間に設定された干渉開始位置において上記上昇位置に向けて上昇する上記トレイとの干渉を開始し、上記トレイは、上記干渉部材との干渉前の上昇速度を下回る低速度域で上記上昇位置まで上昇するように構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のカップホルダ。
- 上記トレイを上記下降位置でロックするロック部材と、上記ロック部材による上記トレイのロックを解除するために手動で操作される操作部材と、を備え、上記操作部材が上記ホルダ本体の上記収容空間において上記干渉開始位置よりも高所に配置されている、請求項7に記載のカップホルダ。
- 車両のコンソールパネルに組付けられるものであり、上記コンソールパネルに設けられた上面開口に上記ホルダ本体の上記収容空間が臨むとともに、上記トレイが上記上昇位置において上記コンソールパネルの上記上面開口を塞ぐ蓋となるように構成されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載のカップホルダ。
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DE29920019U1 (de) * | 1999-11-13 | 2000-01-20 | Sarnatech Paulmann & Crone GmbH, 58509 Lüdenscheid | Vorrichtung zur Halterung von Getränkedosen |
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