JP2013093981A - 電動車両の充放電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーが電動車両の放電設定値を再設定する必要がない充放電システムを提供する。
【解決手段】充放電システムは、電動車両10と、商用電力網43に接続した充放電装置20とを含む。充放電装置20は、バッテリー11の放電時に、当該充放電装置20が商用電力網43の電力線へ出力する電力の電圧および周波数の計測値を取得する系統電力監視装置24を備える。充放電装置20がバッテリー11の放電を行う間、充放電装置20が商用電力網43の電力線に出力する電力の電圧および周波数の設定値(放電設定値)は、系統電力監視装置24による計測値に基づいて制御される。
【選択図】図2
【解決手段】充放電システムは、電動車両10と、商用電力網43に接続した充放電装置20とを含む。充放電装置20は、バッテリー11の放電時に、当該充放電装置20が商用電力網43の電力線へ出力する電力の電圧および周波数の計測値を取得する系統電力監視装置24を備える。充放電装置20がバッテリー11の放電を行う間、充放電装置20が商用電力網43の電力線に出力する電力の電圧および周波数の設定値(放電設定値)は、系統電力監視装置24による計測値に基づいて制御される。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両のバッテリーの充放電システムに関するものである。
電力網に電力の需要・供給の自動制御手段を組み込んだ「スマートグリッド」と呼ばれる次世代電力網の開発が、近年注目を浴びている。スマートグリッドでは、電力網における電力の流れを供給側だけでなく需要側からも制御することによって、電力の需要と供給の最適化(平衡化)が図られる。
例えば各家庭が所有する電動車両(例えば電気自動車(Electric Vehicle;EV)やプラグインハイブリッド車(Plug-in Hybrid Vehicle;PHV))のバッテリー(蓄電池)は、電力需要のピークを低減して平滑化を図るためのバッファとして利用できる。すなわち電力需要の少ない時間帯に充電した車両バッテリーの電力を、電力需要のピーク時に住宅で使用することによって、電力需要のピークが低減される。一般に、深夜などの電力需要の少ない時間帯は電気料金が安く設定されているため、各家庭の電気料金の節約にもつながる。スマートグリッドは、このような電力の流れの制御を自動的に行おうとするものである。
スマートグリッドにより管理された電力網では、車両のバッテリーの充電(住宅から車両への電力供給)だけでなく、バッテリーの放電(車両から住宅への電力供給)も積極的に行うことが想定される。この電力の流れは、各需要家に配備されるエネルギーマネージメントシステム(Home Energy Management System;HEMS)によって管理される。HEMSは、太陽光発電(Photo voltaic power generation;PV)装置等の発電設備や、電気温水器やエアコン等の主に大型の電力負荷設備、車両のバッテリー等の蓄電設備などを管理下に置き、電力需要が平滑化されるようにそれらを制御し、それにより電力需給の平衡化を図り、電力会社からの電力購入量が少なくて済むようにする。
近年では、これらの技術の対象範囲を家庭内から広げて、社会全体の環境性能を向上させる試みが成されている(例えば、下記の特許文献1)。また、近隣の需要家(例えば隣家や近隣の工場・ビルなど)を含めた街単位や都市単位での電力需要の平滑化および電力需給の平衡化を目的とした、コミュニティエネルギーマネージメントシステム(Community Energy Management System;CEMS)を、商用電力網に配備する実験や構想も行われ始めている。
街単位や都市単位での電力需要の平滑化を考えた場合、家庭内の発電設備が発電した電力や、蓄電設備が放電した電力は、家庭外の商用電力網(系統)へ放出され、同じ商用電力網に接続する他の需要家にて消費されることが想定される。このような家庭内から商用電力網へ放出される電力の流れは「逆潮流」と呼ばれる。
家庭内から商用電力網に電力を放出する場合、その放電電力が同じ商用電力網に接続する他の需要家の電化製品に悪影響を与えないように、当該商用電力網を管理する電力会社が予め定めた「放電電力(逆潮流)に関する規制値」(以下「放電規制値」と称す)を逸脱しないよう、放電電力の監視および制御を行う仕組みが必要となる。
日本国内の電力会社が管理する商用電力網の場合、放電規制値には、主に放電電力の電圧上下限値、周波数上下限値の他、系統側停電時の放電停止機能の有無や、停電復帰時の復帰許可時間などが含まれる。但し、これらの値は、同一の電力会社が管理する商用電力網であっても同じとは限らず、例えば電力給電所から、商用電力網の配電網までの距離や、当該配電網に配備された変圧器の設定状況、当該配電網内での需要家の負荷状態などを考慮して、電力会社が商用電力網ごとに調整・設定することが必要なものである。
家庭内の蓄電設備として電動車両のバッテリーを用いる場合、電動車両はユーザーが運転して移動するため、常に同じ場所でバッテリーの充放電が行われるとは限らない。例えば電動車両の移動先の需要家において、電動車両から商用電力網への放電を行う場合には、ユーザーがその商用電力網で定められた放電規制値に合わせて、放電電力の形式(電圧や周波数)の設定値(以下「放電設定値」と称す)を再設定することが必要となる場合がある。そのため、電動車両のバッテリーを蓄電設備として用いる場合には、そのユーザーの負担が増える。
また、電動車両のユーザーが放電設定値の設定を誤ると、電動車両が、放電規制値から外れた電圧および周波数の電力を商用電力網に放出し、その影響は電動車両が接続している需要家だけでなく、同じ商用電力網およびその配電網に接続する他の需要家にまで及ぶ。
一方、蓄電機能を有する電動車両のメーカーは、日本国内だけでなく海外へ輸出することも念頭に置いて、車両の設計および生産を行っている。ユーザーが電動車両の放電設定値を設定することを不要にする方法としては、例えば、車両の生産時に所定の商用電力網の放電規制値を予め記憶させておき、その値に合わせて車両自身が放電設定値を自動設定する方法が考えられる。しかしその方法では、車両から放電可能な商用電力網が1つに限定されることになる。そのため、輸出先の電力会社が定める各種の放電規制値に合わせて、多くの車両ラインナップを準備することが必要になり、車両製造に係るコスト増大の要因となる。
例えば、電動車両に放電規制値を記憶させる記憶領域を書き換え可能なものにし、ベンダーが電動車両の販売時に特定の放電規制値を記憶領域へ書き込む方法をとれば、放電規制値ごとの車両ラインナップを準備する必要がなくなり、車両製造のコスト増大は抑えられる。しかし放電規制値は商用電力網ごとに異なる場合があるので、ベンダーは、ユーザー(バイヤー)が電動車両どの商用電力網に接続させるのかを前もって調査する必要があり、ベンダーの負荷が増えることになる。
電動車両の記憶領域に予め複数の商用電力網の放電規制値を記憶しており、接続した商用電力網の電力状況に基づき、電動車両がそれらの放電規制値のうちから適切なものを自動的に選択する仕組みがあれば、上記の問題は解決されるであろう。しかし、その仕組みを構築するためには、電動車両が、商用電力網の電力状況について、電力会社ごとに異なる様々な項目(電圧、周波数など)の監視や測定を行うことが必要である。それらの全てに対応するためには、電動車両に、複数のセンサーを有し幅広い測定範囲に対応可能な監視装置を搭載させる必要がある。よって監視装置の大型化や構造の複雑化を伴い、車両の車内空間が狭くなったり車両の価格が上昇したりすることが懸念される。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザーが電動車両の放電設定値を再設定する必要がない充放電システムを提供することを目的とする。
本発明に係る電動車両の充放電システムは、バッテリーを有する電動車両と、商用電力網に接続し、前記電動車両の外部から前記バッテリーの充放電を行う充放電装置とを含み、前記充放電装置は、前記バッテリーの放電時に、前記商用電力網に繋がる電力線へ出力する放電電力の状況を監視し、前記放電電力の状況を示す情報である放電電力情報を取得する系統電力監視装置を備え、前記充放電装置が前記バッテリーの放電を行う間、前記充放電装置が前記電力線に出力する前記放電電力の形式の設定値が、前記放電電力情報に基づいて制御されることを特徴とする。
本発明によれば、バッテリーの放電時に、充放電装置が商用電力網の電力線へ出力する放電電力の形式の設定値すなわち放電設定値が、系統電力監視装置が取得した放電電力情報に基づいて制御される。よって、ユーザーが電動車両の放電設定値を再設定する必要がなくなる。また、系統電力監視装置は電動車両ではなく、充放電装置に設けられるため、電動車両のコスト削減および広い車内空間の確保が可能になる。また電動車両の重量低減による航続距離の延長にも寄与できる。
<実施の形態1>
図1は、本発明に係る電動車両の充放電システムを含む、スマートグリッドにより管理された電力網の概略を示した構成図である。
図1は、本発明に係る電動車両の充放電システムを含む、スマートグリッドにより管理された電力網の概略を示した構成図である。
当該充放電システムは、電動車両10と、住宅30に設置された充放電装置20を含んでいる。住宅30は、電動車両10のユーザの自宅と仮定する。住宅30およびその近隣の他の需要家41は、同一の商用電力網43に接続しており、特定の電力会社による管理の下、発電所42にて発電された電力が商用電力網43を通じて供給されている。
電動車両10は、充放電装置20を通して充放電が可能なバッテリー11を搭載しており、蓄電設備としても機能する。住宅30には、HEMS31が設置されている。HEMS31は、住宅30内の発電設備である太陽光発電装置(PV)32や、充放電装置20に接続される蓄電設備としての電動車両10、比較的大きな電力を消費する電力負荷設備であるエアコン・電気温水器等の機器33(以下「電力負荷33」と称す)と通信を行い、それらを制御して住宅30における電力需要を平滑化し、それによって電力需給の平衡化を図る。
商用電力網43には、当該商用電力網43とそれに接続する住宅30および他の需要家41との間の電力の流れを管理するCEMS44が設置されている。住宅30で余剰電力が発生した場合、住宅30のHEMS31は、その余剰電力を商用電力網43へと放出させるが、その動作はCEMS44の指令に基づいて行われる。住宅30から商用電力網43へと放出された電力は、CEMS44の管理のもと、他の需要家41へ供給され、その結果、住宅30および他の需要家41が属する地域全体における電力需要の平滑化ならびに電力需給の平衡化が図られる。
図2は、実施の形態1に係る電動車両の充放電システムの構成図である。同図においては、図1に示したものと同様の機能を有する要素には同一符号を付してある。また、図2において、各ブロック間を結ぶ線のうち、太線は電力線を示し、細線は通信線を示している。但し、電動車両10に接続させる充放電装置20の接続ケーブル26は、太線で表しているが、電力線と通信線の両方を備えているものとする。実運用上の形態においても、充放電装置の接続ケーブルは、通信線と電力線の両方を備えるものが一般的である。
図2に基づき、本実施の形態に係る電動車両の充放電システムの構成を説明する。なお、本発明は電動車両10のバッテリー11の充放電に関するものであるため、電動車両10については、バッテリー11の充放電に直接関係しない要素(例えば走行制御に関する部分)の説明は省略する。
本実施の形態の充放電システムは、電動車両10、住宅30およびそれに設置された充放電装置20により構成される。電動車両10は、バッテリー11、第1のコントローラ12、第1の電力変換装置13およびコネクタ14を備えている。バッテリー11は、電動車両10の走行の動力源となる電力を蓄えると共に、蓄電設備としても機能する。コネクタ14は、充放電装置20からバッテリー11に対する電力需給(充電および放電)を行うための充放電端子と、充放電装置20との通信を行うための通信端子とを含んでいる。
第1の電力変換装置13は、バッテリー11とコネクタ14との間に電力線を介して接続されており、当該電力線を流れる電力の形式(ここでは電圧および周波数)を変換する機能を有している。第1のコントローラ12は、バッテリー11、第1の電力変換装置13およびコネクタ14と通信線を通して接続され、バッテリー11および第1の電力変換装置13の制御および監視を行うと共に、コネクタ14を通して充放電装置20(後述する第2のコントローラ22)との通信を行う。
一方、充放電装置20は、接続ケーブル26の先端に設けられたプラグ21、第2のコントローラ22、系統電力監視装置24および記憶領域25を備えている。プラグ21は、電動車両10のコネクタ14に接続ケーブル26を接続させるためのものであり、上記のコネクタ14と同様に、バッテリー11に対する電力需給を行うための充放電端子と、電動車両10との通信を行うための通信端子とを含んでいる。
系統電力監視装置24は、バッテリー11の放電の際に、充放電装置20から商用電力網43に繋がる電力線に出力される電力(放電電力)の状況を監視し、放電電力の状況を示す情報(放電電力情報)を取得する。具体的には、その電力線を流れる電力の電圧および周波数を計測する。記憶領域25は、充放電装置20が接続する商用電力網43の放電規制値を記憶している。
第2のコントローラ22は、住宅30のHEMS31と通信線を介して接続されている。当該第2のコントローラ22は、HEMS31からの指令に基づいて、電動車両10の第1のコントローラ12を通してバッテリー11の充放電制御を行う。特に、バッテリー11の放電時には、第2のコントローラ22は、HEMS31からの指令に加え、記憶領域25が保持する放電規制値と、系統電力監視装置24による電圧および周波数の計測値(放電電力情報)との比較結果を考慮して、第1のコントローラ12に指令を送る。
記憶領域25に記録される放電規制値は、充放電装置20の設置時に、その設置者もしくは電力会社の関係者によって入力される。記憶領域25は不揮発性メモリであり、停電時を含め充放電装置20に電力が供給されない間でも、放電規制値を保持することができる。よってユーザーは、通常使用の範囲では、記憶領域25に対して放電規制値の再入力を行う必要はない。
電動車両10の第1のコントローラ12と電動車両10の第2のコントローラ22とは、電動車両10のコネクタ14に充放電装置20のプラグ21が接続されると、コネクタ14、プラグ21および接続ケーブル26を通して相互に通信可能となる。その結果、第1のコントローラ12は、第2のコントローラ22を通して、住宅30のHEMS31から、バッテリー11の充放電に関する指令を受信することができるようになる。
なお、充放電装置20内の電力線は、住宅30の太陽光発電装置32や電力負荷33と並列に接続されており、充放電装置20は、商用電力網43を通して電力会社(発電所42)との間で電力の需給を行っている。
次に、図2に示した充放電システムの動作を説明する。当該充放電システムの動作は、電動車両10と充放電装置20との接続状態により、(a)電動車両10が充放電装置20に接続されていない状態、(b)電動車両10が充放電装置20に接続されてバッテリー11の充放電が行われている状態、(c)電動車両10と充放電装置20との間の接続および切断(接続解除)を行う状態の3つに分けられる。
上記のこのうち状態(a)および(c)においては、電動車両10と住宅30との間の電力需給が行われないため、本発明の特徴となる動作は行われないが、以下では連続した一連の動作を説明するためそのときの動作も含めて説明する。
まず、状態(a)における充放電システムの動作を説明する。例えばユーザが電動車両10を使用して外出している間など、電動車両10が充放電装置20に接続されていない状態では、プラグ21および接続ケーブル26は、充放電装置20内に格納されている。また、第2のコントローラ22は、電動車両10の第1のコントローラ12との通信が未成立であることを認識する。
第2のコントローラ22が第1のコントローラ12との通信の成立/未成立、すなわち電動車両10の接続の有無を認識する手段としては、例えば、接続ケーブル26内に車両認識用の信号線を設け、プラグ21がコネクタ14に接続された際にその信号線の電圧が変化するように、コネクタ14内または第1のコントローラ12内に電圧発生回路を設けることなどが考えられる。あるいは、第2のコントローラ22が一定の間隔で第1のコントローラ12への通信を繰り返し試みることによって、定期的に電動車両10の有無(通信の成立/未成立)を確認するようにする方法をとってもよい。
第2のコントローラ22は、電動車両10の不在(未接続)ことを認識すると、その情報を住宅30のHEMS31へ通知する。HEMS31は、電動車両10の不在を認識すると、電動車両10のバッテリー11が蓄電設備として使用できないと認識し、バッファとしてバッテリー11を使用しない電力需給の平衡化プランを策定し、それに基づいて太陽光発電装置32および電力負荷33に電力需給制御のための各種の指令を送る。
HEMS31は、例えば、太陽光発電装置32の発電量が多く、住宅30に余剰電力が生じていれば、太陽光発電装置32の発電量を抑制したり、電力負荷33による電力使用量をユーザーの使用に影響を与えない範囲で増加させたり、ユーザーの設定した電力負荷33の動作スケジュールを変更するなどして、積極的に電力を消費させる。
具体的には、例えば電力負荷33がエアコンの場合、余剰電力が生じたとき、冷房の設定温度を一時的に下げたり、暖房の設定温度を一時的に上げたりする。また例えば、電力負荷33が電気温水器の場合には、通常は深夜にスケジュールされている湯沸かしや蓄湯の増量を、電力余剰が生じたときに一時的に行う。
逆に、太陽光発電装置32の発電量が少なく、住宅30内の電力が不足すれば、ユーザーの使用に影響を与えない範囲で電力負荷33の電力使用量を低下させたり、電力負荷33を停止させたり、ユーザーの設定した電力負荷33の動作スケジュールを変更するなどして、消費電力を下げる。
具体的には、例えば電力負荷33がエアコンの場合、冷房の設定温度を一時的に上げたり、暖房の設定温度を一時的に下げたり、運転モードを送風モードに変更したり、エアコンの運転自体を停止したりする。また例えば、電力負荷33が、動作スケジュールが設定された炊飯器や洗濯機等である場合には、設定されている炊き上げ時間や洗い上げ時間を逸脱しない範囲で、動作スケジュールを変更して住宅内の消費電力を下げる。また、電力負荷33に複数の機器が含まれている場合、各機器の動作時間が重ならないように、それらの動作スケジュールを変更することも有効である。
次に、状態(c)における充放電システムの動作について説明する。例えば、電動車両10が外出先から住宅30に戻り、ユーザーが充放電装置20からプラグ21を取り出して、電動車両10のコネクタ14に接続させたとする。すると、第2のコントローラ22は、電動車両10が充放電装置20に接続されたことを認識し、第1のコントローラ12と通信を行う。このとき第2のコントローラ22は、電動車両10の充放電機能に関する仕様(例えば充放電可能な最大電力)およびバッテリー11に関する仕様(電池総容量および電池残量)を取得し、それらの情報を住宅30のHEMS31へと通知する。
このとき電動車両10、充放電装置20およびHEMS31間で行われる通信の内容には、あらゆる情報が含まれていてもよい。例えば、電動車両10が充放電装置20に接続されたとき、第2のコントローラ22およびHEMS31が、第1のコントローラ12から、電動車両10固有の情報(例えば、電動車両10固有の番号や、ユーザーが第1のコントローラ12に予め設定した暗証番号など)を取得するようにしてもよい。その場合、特定の電動車両10が充放電装置20に接続された場合に限り、HEMS31がバッテリー11の充放電を許可するような動作が可能になり、他の車両のユーザーに無断で充放電装置20を使用されることを防止できる。
HEMS31は、充放電装置20に電動車両10が接続されたことを認識すると、電動車両10のバッテリー11が蓄電設備として使用可能と認識し、バッテリー11をバッファとして使用する電力需給の平衡化プランを策定し、太陽光発電装置32および電力負荷33に加えて、充放電装置20に対しても電力需給制御のための各種の指令を送る。
なお、電動車両10が充放電装置20に接続されたときに第2のコントローラ22が取得した、電動車両10の充放電機能に関する仕様やバッテリー11に関する仕様は、HEMS31が電力需給の平衡化プランを策定する際に使用される。
例えば、電動車両10が充放電可能な最大電力(本実施の形態では第1の電力変換装置13の電力変換能力に相当)や、バッテリー11の電池総容量は、電動車両10の蓄電設備としての能力指標となる。これらの値は、同一の車両では変化しない一定の値であるが、車両ごとに異なる値となり得る。そのため、様々な車両が充放電装置20に接続されることが想定される場合には、それらの値は接続する車両ごとに変化し得るものであり、HEMS31が平衡化プランを策定するたびに反映させるべき値となる。
またHEMS31は、電動車両10が充放電装置20に接続された時点でのバッテリー11の電池残量を取得する必要もある。HEMS31は、バッテリー11の電池残量と電池総容量から、電動車両10が充放電装置20に接続された時点におけるバッテリー11の放電可能な電力量と充電可能な電力量とを計算し、それらの値を平衡化プランに反映させる。それにより、HEMS31は、バッテリー11を過放電状態や過充電状態に至らせることなく使用することが可能となる。なお、バッテリー11の電池残量は、電動車両10の接続時だけでなく、バッテリー11の充放電時(後述する状態(b))においてもバッテリー11の状態を把握するために、HEMS31により常時取得される。
続いて、ユーザーが充放電装置20と電動車両10との接続解除を行う場合について説明する。例えばユーザーが電動車両10に乗って外出する場合など、電動車両10を充放電装置20から切り離す必要がある場合、ユーザーはHEMS31に対し、電動車両10と充放電装置20との接続解除の要求を入力する。これは、ユーザーが充放電装置20のプラグ21を電動車両10のコネクタ14から取り外すときの安全を図るための措置である。
バッテリー11の充放電中は、電動車両10と充放電装置20とを繋ぐ接続ケーブル26に電圧が印加されており、その状態でユーザがプラグ21をコネクタ14から取り外そうとすると感電する恐れがある。そのため、電動車両10が充放電装置20に接続された後は、コネクタ14とプラグ21との接続はロックされ、HEMS31の許可なしにユーザが取り外しできないようになっている。バッテリー11は、ユーザーからの接続解除の要求を受けると、バッテリー11の充放電中か否かを確認し、充放電中であればそれを停止した上で、プラグ21とコネクタ14とのロックを解除して、電動車両10と充放電装置20とを切り離せる状態にする。
ユーザーがHEMS31に対して接続解除の要求を入力する方法としては、例えば、充放電装置20に接続解除用の押しボタンを用意し、それを用いて入力する方法や、HEMS31の管理画面(不図示)や、HEMS31に接続された情報入力端末(例えばテレビ(TV)、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン等の携帯端末)を用いて入力する方法などが考えられる。
HEMS31は、電動車両10と充放電装置20とを切り離せる状態にした後、電力需要平衡化の平衡化プランを、蓄電設備としてバッテリー11を使用しないものに変更し、引き続き住宅30内の電力マネージメントを行う。
次に、状態(b)における充放電システムの動作について説明する。ここではHEMS31の動作も含めて説明するが、本実施の形態において、HEMS31は、充放電装置20に対してバッテリー11の充放電の指令を行うに過ぎず、本発明の特徴である充放電設定値の設定には直接関与していない。よってHEMS31は周知の構成のものでもよいし、あるいはHEMS31に代えて、充放電装置20に充放電の指令を送信する機能を有する任意の装置を用いてもよい。
HEMS31が電動車両10のバッテリー11を充放電させる場面は主に2つある。つまり、電動車両10の走行計画に応じた電力をバッテリー11に蓄積させる場面と、バッテリー11を電力需要平衡化のための蓄電設備(バッファ)として使用する場面とがある。さらに、バッテリー11を蓄電設備として使用する場面としては、住宅30で発生した余剰電力をバッテリー11に蓄える場合と、住宅30で電力不足が生じたときにバッテリー11を放電させて住宅30へ電力を供給する場合とがある。
バッテリー11を蓄電設備として使用する場面では、HEMS31は、住宅30内の発電設備(例えば太陽光発電装置32)の発電量と、電力負荷33の消費電力量の大きさを比較してバッテリー11の充電または放電の要否を判断する。バッテリー11の充電または放電が必要と判断された場合、HEMS31は充放電装置20に対してその実行を指令する。
HEMS31が充放電の要否の判断する材料としては、発電設備における現在の発電量と電力負荷33における現在の消費電力量との比較だけでなく、例えば太陽光発電装置32の今後の発電量を予測するために天気予報の情報も利用することも考えられる。例えば、天気予報から今後の天候悪化が予想される場合は、日射量の減少により太陽光発電装置32の発電量が減ると判断できる。その場合、日射量が多いうちに太陽光発電装置32が発電した電力をバッテリー11に蓄えておき、その後、太陽光発電装置32の発電量が低下したときにバッテリー11の放電を行い、バッテリー11から住宅30へ電力を供給して発電量の不足を補う。
また、HEMS31は、CEMS44が発する情報を取得して、それに基づき充放電装置20を制御し、街単位や都市単位での電力需要の平滑化のための動作を行うこともできる。例えば、CEMS44から、商用電力網43にて電力余剰が生じている情報を受信した場合、HEMS31は商用電力網43から積極的に電力を取得して、バッテリー11を充電させる。逆に、CEMS44から、商用電力網43にて電力不足が生じている情報を受信した場合には、HEMS31は、バッテリー11から住宅30へ電力を供給させて商用電力網43から取得する電力を減らしたり、さらには住宅30から商用電力網43へ電力を放出して他の需要家41へ電力を供給したりして、商用電力網43の電力不足を補う。
一方、電動車両10の走行計画に応じた電力をバッテリー11に蓄積させる場面では、HEMS31は、走行計画から得られる走行予定距離に必要な電力量を算出し、充放電装置20を制御して、ユーザによる電動車両10の使用予定時刻までにバッテリー11の電池残量がその必要な電力量以上にする。このときHEMS31は、電動車両10の充放電可能な最大電力を超えない範囲で、また可能な限り住宅30内の電力消費のピークが小さくなるように計画し、充放電装置20に対してバッテリー11の充電指令を行う。
なお、電動車両10の使用計画に関する情報としては、少なくとも、電動車両10の使用開始時間および行き先(走行予定距離)が含まれる。HEMS31は、予定された行き先までの往復に必要な電力量を算出し、バッテリー11の電池残量との差をとって、電池残量の不足量を求める。電動車両10の使用計画に関する情報は、予めユーザーがHEMS31に入力する必要があるが、その入力する方法としては、例えば、充放電装置20に情報入力用の画面や操作部を用意し、それを用いて入力する方法や、HEMS31の管理画面やHEMS31に接続された情報入力端末(TV、PC、携帯端末など)より入力する方法が考えられる。
以下、本発明に係る充放電システムの構成要素である充放電装置20および電動車両10におけるバッテリー11の充放電動作を説明する。
まず、充放電装置20が、HEMS31からバッテリー11の充電指令を受けた場合の動作を説明する。なお、バッテリー11の充電動作の制御には、系統電力監視装置24および記憶領域25は関与しない。
充放電装置20がHEMS31から受けた充電指令は、第2のコントローラ22に入力される。第2のコントローラ22は、充放電装置20のプラグ21が電動車両10のコネクタ14に接続されていることを確認した上で、電動車両10の第1のコントローラ12に対して充電指令を送信する。
第1のコントローラ12は、第2のコントローラ22からの充電指令を受信すると、バッテリー11の状態(電池残量など)を検出し、充電可能な状態であるかを判断する。このとき、バッテリー11が満充電若しくは満充電に近い状態である場合や、バッテリー11の温度が充電に適さない場合などは、第1のコントローラ12は、バッテリー11が充電可能な状態でないと判断してバッテリー11の充電を行わない。
第1のコントローラ12は、バッテリー11が充電可能な状態と判断した場合には、第1の電力変換装置13を用いて、コネクタ14から供給される電力をバッテリー11に蓄える。コネクタ14から入力される電力は商用電力網43の電力形式であるため、第1の電力変換装置13は、それをバッテリー11の電力形式へ変換してからバッテリー11へ供給する。
例えば、日本国内の電力会社の場合、商用電力網43の電力形式は、電圧が100V若しくは200V、周波数が50Hz若しくは60Hzの単相交流である(いわゆる、日本国内の電力会社との従量電灯契約により受電する電力の形式)。またバッテリー11の電力形式は、電動車両10の種類によって異なるが、一般的には電圧300V〜600V程度の直流電力である。この例の場合、第1の電力変換装置13は、いわゆる交流−直流変換(AC/DC変換)を行うことになる。
第1のコントローラ12は、第2のコントローラ22およびHEMS31から充電停止の指令が受信されるか、又はバッテリー11が満充電若しくはそれに近い状態になるまで、第1の電力変換装置13を用いたバッテリー11の充電を行う。
次に、充放電装置20が、HEMS31からバッテリー11の放電指令を受けた場合の動作を説明する。充放電装置20がHEMS31から受けた放電指令は、第2のコントローラ22に入力される。第2のコントローラ22は、バッテリー11の放電指令を受信すると、充放電装置20のプラグ21が電動車両10のコネクタ14に接続されていることを確認した上で、バッテリー11の放電指令と共に、記憶領域25が保持している商用電力網43の放電規制値を、電動車両10の第1のコントローラ12へ送信する。
電動車両10の第1のコントローラ12は、充放電装置20の第2のコントローラ22より、バッテリー11の放電指令と商用電力網43の放電規制値を受信すると、バッテリー11の状態を検出し、放電可能な状態であるかを判断する。このとき、バッテリー11が過放電若しくは深放電である場合や、バッテリー11の温度が放電に適さない場合などには、第1のコントローラ12は、バッテリー11が放電可能でない状態と判断して、バッテリー11の放電を行わない。
第1のコントローラ12は、バッテリー11が放電可能な状態であると判断した場合には、第1の電力変換装置13を用いて、バッテリー11の放電を行う。このとき第1のコントローラ12は、第2のコントローラ22から取得した商用電力網43の放電規制値に基づいて、第1の電力変換装置13が出力する電力の形式(電圧および周波数)の設定値、すなわち放電設定値を、放電規制値に合わせて設定する。
第1の電力変換装置13は、バッテリー11の電力を、商用電力網43の電力形式に変換してコネクタ14から出力する。上記の例のように、商用電力網43の電力形式が交流、バッテリー11の電力形式が直流である場合には、第1の電力変換装置13は、いわゆる交流−直流変換(AC/DC変換)を行う。
コネクタ14から出力された電力は、接続ケーブル26を経て充放電装置20に入力される。充放電装置20が電動車両10から受けた電力は、HEMS31の制御のもと、住宅30や商用電力網43へと送られ、住宅30の電力負荷33や他の需要家41により消費される。
第1のコントローラ12は、第2のコントローラ22およびHEMS31から放電停止の指令が受信されるか、又はバッテリー11の電池残量が過放電若しくは深放電になるまで、第1の電力変換装置13を用いてバッテリー11の放電を行う。また、商用電力網43の停電を検出した場合も、第1のコントローラ12は第1の電力変換装置13を制御してバッテリー11の放電を停止する。
ここで、本実施の形態の充放電システムでは、充放電装置20が電動車両10から受けた電力は、系統電力監視装置24によって監視されており、その電力の電圧および周波数が計測される。第2のコントローラ22は、バッテリー11の放電中、それらの計測値(放電電力情報)を系統電力監視装置24から取得して、第1のコントローラ12へと送信する。
第1のコントローラ12は、バッテリー11の放電を行っている間、系統電力監視装置24による電圧および周波数の計測値を参照し、それらの値が商用電力網43の放電規制値を逸脱しないように、第1の電力変換装置13の形式(電圧および周波数)の設定値、すなわち放電設定値を制御(再設定)する。例えば、系統電力監視装置24により計測された電圧が、放電規制値で定められた上限値に近づけば、第1のコントローラ12は第1の電力変換装置13の出力電圧を下げる、あるいは放電を停止させる。
このように本実施の形態では、電動車両10のバッテリー11の放電が行われるとき、電動車両10の第1のコントローラ12が、充放電装置20の記憶領域25が保持する商用電力網43の充電規制値を取得し、電動車両10が充放電装置20へ放出する電力の放電設定値を自動的に設定する。よって、ユーザーが放電設定値の設定を行う必要がないため、ユーザーの負担増大を防止できる。また商用電力網43の放電規制値は、充放電装置20の記憶領域25が保持しているため、これもユーザーが入力する必要はない。
また、充放電装置20においては、系統電力監視装置24が、電動車両10から受けた電力の電圧および周波数を計測し、その計測値が第2のコントローラ22を通して第1のコントローラ12へと送信される。第1のコントローラ12は、その計測値を参照し、第1の電力変換装置13が出力する電力の電圧および周波数(放電設定値)を、商用電力網43の放電規制値を逸脱しないように制御(再設定)する。つまり、第1のコントローラ12は、第1の電力変換装置13が出力する電力の電圧および周波数の目標値(制御目標値もしくは補正目標値)を演算し、それに基づいて第1の電力変換装置13の放電設定値を算出して再設定する。
この系統電力監視装置24による計測値の第1のコントローラ12へのフィードバックと、第1のコントローラ12による放電設定値の再設定が繰り返し行われることにより、電動車両10は常に商用電力網43の放電規制値に則った放電を行うことができる。その結果、電動車両10から、住宅30の電力負荷33や、他の需要家41へ、安定した電力を供給することが可能となる。
また、電動車両10が放電する系統電力監視装置24および商用電力網43の放電規制値を記憶する記憶領域25が、電動車両10側でなく、特定の場所(住宅30)に固定される充放電装置20側に設けられているため、電動車両10の車内空間の拡大や、重量低減による航続距離の延長にも寄与できる。
さらに、放電規制値を記憶する記憶領域25が充放電装置20側に設けられているため、他の商用電力網に属する充放電装置20に、電動車両10が接続する場合でも、電動車両10の第1のコントローラ12は、常に適切な充電規制値を取得することができる。よって、電動車両10が移動先の任意の充放電装置20に接続されても、ユーザが放電設定値の再設定を行うことなく、当該充放電装置20が属する商用電力網の放電規制値に則ったバッテリー11の放電を行うことができる。また、放電設定値を誤設定する危険性を無くすこともできる。さらに、電動車両10のメーカーが、放電規制値ごとの車両ラインナップを準備する必要もなくなり、車両のコストアップを抑えることができる。
本実施の形態では、充放電装置20が個人(電動車両10のユーザー)の住宅30に設置された例を示しているため、充放電装置20はHEMS31の管理下に置かれているが、充放電装置20の設置場所は住宅に限られない。例えば、充放電装置20が工場に設置される場合、充放電装置20は、工場内の電力需要を平滑化するファクトリーエネルギーマネージメントシステム(Factory Energy Management System;FEMS)の管理下に置かれる。同様に、ビルの駐車場に充放電装置20が設置される場合、充放電装置20は、ビルエネルギーマネージメントシステム(Building Energy Management System;BEMS)の管理下に置かれる。さらに、充放電装置20が公共の充放電スポットとして使用される場合、充放電装置20はCEMS44により直接制御される。充放電装置20が、FEMS、BEMSあるいはCEMSによって制御される場合でも、本実施の形態と同様の効果が得られる。
また、HEMS31が、充放電装置20の第2のコントローラ22に対してバッテリー11の少なくとも充放電の指令を行うことができればよく、その指令の目的は住宅30内の電力平滑化に限定されない。HEMS31が、住宅30内の電力平滑化以外の目的、例えば、街単位の電力平滑化の目的や、昼夜の電気料金の違いによる利益収受の目的で、バッテリー11に対し充放電の指令を行ったとしても、本実施の形態と同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態では、HEMS31は、充放電装置20の第2のコントローラ22に対しバッテリー11の充電若しくは放電の実行指令のみを行っており、第1の電力変換装置13による充電量および放電量の制御は、第1のコントローラ12が行っていたが、その充電量および放電量の制御もHEMS31が行うように構成してもよい。その場合でも、バッテリー11の放電時に、第1のコントローラ12が、系統電力監視装置24による計測値に基づいて、第1の電力変換装置13が出力する電力の放電設定値を制御することにより、本実施の形態と同様の効果が得られる。
[変形例1]
実施の形態1では、バッテリー11の放電を行っている間、充放電装置20の第2のコントローラ22が、記憶領域25に記録されている商用電力網43の放電規制値と、系統電力監視装置24による計測値(放電電力情報)とを電動車両10の第1のコントローラ12に送信し、第1のコントローラ12が、それらの値に基づいて第1の電力変換装置13の放電設定値を制御するものとした。
実施の形態1では、バッテリー11の放電を行っている間、充放電装置20の第2のコントローラ22が、記憶領域25に記録されている商用電力網43の放電規制値と、系統電力監視装置24による計測値(放電電力情報)とを電動車両10の第1のコントローラ12に送信し、第1のコントローラ12が、それらの値に基づいて第1の電力変換装置13の放電設定値を制御するものとした。
これに代えて、例えば、第2のコントローラ22が、記憶領域25に記録されている商用電力網43の放電規制値と系統電力監視装置24による計測値とを比較して、バッテリー11の放電の可否を判定し、第1のコントローラ12に対してはその判定結果に応じた放電指令を送信するようにしてもよい。この場合、第1の電力変換装置13の放電設定値は、商用電力網43の放電設定値はバッテリー11の放電を開始するときのみに設定され、その後、系統電力監視装置24による計測値が商用電力網43の放電規制値から逸脱しそうになると、第2のコントローラ22が放電停止指令を発してバッテリー11の放電を停止させる。
この変形例によれば、第1のコントローラ12が、第1の電力変換装置13の放電設定値の制御(再設定)を行う必要がなく、第1のコントローラ12での処理を簡素化できるため、第1のコントローラ12を小型化でき、電動車両10の車内空間の拡大に寄与できる。なお、この場合も、ユーザの負担軽減の効果や、電動車両10から住宅30の電力負荷33や他の需要家41へ供給する電力の安定化という効果は得られる。
[変形例2]
実施の形態1では、バッテリー11の放電を行っている間、第1のコントローラ12が、商用電力網43の放電規制値および系統電力監視装置24による計測値に基づいて、第1の電力変換装置13が出力する電力の電圧および周波数の目標値(制御目標値もしくは補正目標値)を演算し、それに基づいて第1の電力変換装置13の放電設定値を制御(再設定)していた。
実施の形態1では、バッテリー11の放電を行っている間、第1のコントローラ12が、商用電力網43の放電規制値および系統電力監視装置24による計測値に基づいて、第1の電力変換装置13が出力する電力の電圧および周波数の目標値(制御目標値もしくは補正目標値)を演算し、それに基づいて第1の電力変換装置13の放電設定値を制御(再設定)していた。
それに代えて、例えば、第2のコントローラ22が、記憶領域25に記録されている商用電力網43の放電規制値と、系統電力監視装置24による計測値に基づき、第1の電力変換装置13がバッテリー11を放電させるときに出力する電力の形式(電圧および周波数)についての目標値を演算し、それを第1のコントローラ12に送信するようにしてもよい。その場合、第1のコントローラ12は、第2のコントローラ22から受信した目標値に基づいて、第1の電力変換装置13の放電設定値を制御(再設定)すればよく、自らそれらの演算をする必要がない。
この変形例によれば、実施の形態1と同様の効果を得つつ、第1のコントローラ12での処理を簡素化できるため、第1のコントローラ12を小型化でき、電動車両10の車内空間の拡大に寄与できる。
<実施の形態2>
図3は、実施の形態2に係る電動車両の充放電システムの構成図である。同図においては、図2に示したものと同様の機能を有する要素には同一符号を付してある。また図2と同様に、各ブロック間の太線は電力線、細線は通信線をそれぞれ示しており、接続ケーブル26は電力線と通信線の両方を備えるものとする。
図3は、実施の形態2に係る電動車両の充放電システムの構成図である。同図においては、図2に示したものと同様の機能を有する要素には同一符号を付してある。また図2と同様に、各ブロック間の太線は電力線、細線は通信線をそれぞれ示しており、接続ケーブル26は電力線と通信線の両方を備えるものとする。
実施の形態2の充放電システムは、図2の構成に対し、充放電装置20に第2の電力変換装置23を追加したものである。第2の電力変換装置23は、バッテリー11の放電時に第1の電力変換装置13から出力された電力を、さらに変換して、商用電力網43の放電規制値に適合した形式(電力の種類(直流/交流)、電圧、周波数)にするものであり、その動作は第2のコントローラ22により制御される。
以下、本実施の形態2の充放電システムの動作を説明するが、上記の状態(a),(c)の動作と、状態(b)におけるバッテリー11の充電時の動作は、実施の形態1と同様である。よって、ここではそれらの説明は省略し、状態(b)におけるバッテリー11の放電時の動作のみを説明する。
充放電装置20の第2のコントローラ22は、住宅30のHEMS31からバッテリー11の放電指令を受信すると、充放電装置20のプラグ21が電動車両10のコネクタ14に接続されていることを確認した上で、電動車両10の第1のコントローラ12に対して第1の電力変換装置13から出力される電力の形式を問い合わせる。
第1のコントローラ12は、第2のコントローラ22からの問い合わせを受信すると、第2のコントローラ22に対し、第1の電力変換装置13から出力される電力の形式の情報を返答する。
このとき、第1の電力変換装置13が出力可能な電力の形式が複数ある場合、第1のコントローラ12はその全ての形式の情報を第2のコントローラ22に返答する。その場合、第2のコントローラ22は、それらの電力形式の中から、記憶領域25に記憶されている商用電力網43の放電規制値に適合するもの(適合するものがなければ放電規制値に比較的近い電力形式)を選択し、第1の電力変換装置13からその電力形式で出力させるように、第1のコントローラ12に指令する。
その後、第2のコントローラ22は、第1のコントローラ12に、バッテリー11の放電指令および記憶領域25に記憶されている商用電力網43の放電規制値を送信する。また、第2のコントローラ22は、それらの情報とをもとに、第2の電力変換装置23で必要な変換処理を求める。具体的には、第2の電力変換装置23でいかなる変換処理を行えば、電動車両10が出力する電力を、商用電力網43の放電規制値に適合した形式のものに変換することができるかを演算により求める。そして第2のコントローラ22は、その求めた変換処理を行うように、第2の電力変換装置23に指令する。
第1のコントローラ12は、第2のコントローラ22からの放電指令を受信すると、バッテリー11の状態(バッテリー11の電池残量など)を検出し、バッテリー11が放電可能な状態か否かを判断する。
第1のコントローラ12は、バッテリー11の状態を検出し放電可能な状態であると判断した場合、バッテリー11の電力を、第1の電力変換装置13を用いて、第2のコントローラ22から指定された電力形式に変換し、コネクタ14から充放電装置20へと出力させる。
電動車両10から入力された電力は、充放電装置20の第2の電力変換装置23へ入力される。第2の電力変換装置23は、電動車両10から入力された電力に対し、第2のコントローラ22が指定した変換処理を行い、変換処理後の電力を系統電力監視装置24を通して住宅30に供給する。
このとき、第2のコントローラ22は、商用電力網43の放電規制値と、系統電力監視装置24が取得した電圧および周波数の計測値(放電電力情報)を参照し、系統電力監視装置24による計測値が商用電力網43の放電規制値を逸脱しないように、第2の電力変換装置23が出力する電力の電圧および周波数、すなわち放電設定値を制御(再設定)する。つまり、第2のコントローラ22は、第2の電力変換装置23が出力する電圧および周波数の目標値(制御目標値もしくは補正目標値)を演算し、それに基づいて第2の電力変換装置23の放電設定値を算出して再設定する。
このように実施の形態2では、実施の形態1にて第1のコントローラ12が第1の電力変換装置13に対して行っていた放電設定値の制御を、第2のコントローラ22が第2の電力変換装置23に対して行う。
第2の電力変換装置23が出力した電力は、住宅30の電力負荷33や、商用電力網43に接続した他の需要家41において消費される。なお、第1のコントローラ12は、第2のコントローラ22およびHEMS31から放電停止の指令を受けるか、あるいはバッテリー11の電池残量が過放電若しくは深放電になるまで、第1の電力変換装置13を用いたバッテリー11の放電を行う。
このように本実施の形態では、系統電力監視装置24が第2の電力変換装置23が出力する電力の電圧および周波数を計測し、第2のコントローラ22がその計測値を参照して、第2の電力変換装置23が出力する電力の電圧および周波数(放電設定値)を、商用電力網43の放電規制値を逸脱しないように制御(再設定)する。この系統電力監視装置24による計測値の第2のコントローラ22へのフィードバックと、第2のコントローラ22による放電設定値の再設定が繰り返し行われることにより、バッテリー11の放電の際、常に商用電力網43の放電規制値に則った電力を、充放電装置20から住宅30および商用電力網43へと供給することができる。その結果、電動車両10から、住宅30の電力負荷33や、他の需要家41へ、安定した電力を供給することが可能となる。
また、実施の形態2では、電動車両10の第1のコントローラ12では、第1の電力変換装置13の放電設定値の再設定を行う必要がないので、実施の形態1と比較して、第1のコントローラ12および第1の電力変換装置13の構成を簡略化することができ、電動車両10の製造コストを下げることができる。第1のコントローラ12および第1の電力変換装置13の小型化による電動車両10の重量低減により、航続距離の延長にも寄与できる。
なお、本実施の形態では、バッテリー11の放電時に充放電装置20から住宅30および商用電力網43に供給される電力の形式は、第2の電力変換装置23の変換処理によって決まる。そのため、基本的には第1の電力変換装置13が出力する電力の形式は任意でよい。
日本国内のように、バッテリー11の電力形式が直流であり、商用電力網43の電力形式が交流である場合、例えば、第1の電力変換装置13が直流−交流変換(DC/AC変換)を行い、第2の電力変換装置23が交流−交流変換(AC/AC変換)を行ってもよいし、第1の電力変換装置13が直流−直流変換(DC/DC変換)を行い、第2の電力変換装置23が直流−交流変換(DC/AC変換)を行ってもよい。後者の場合には、電動車両10内部では全ての電力経路で交流電力を扱う必要がなくなり、第1の電力変換装置13では直流電圧の変換(昇圧若しくは降圧)のみが行われ、接続ケーブル26内は直流電力が送電される。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
10 電動車両、11 バッテリー、12 第1のコントローラ、13 第1の電力変換装置、14 コネクタ、20 充放電装置、21 プラグ、22 第2のコントローラ、23 第2の電力変換装置、24 系統電力監視装置、25 記憶領域、26 接続ケーブル、30 住宅、31 HEMS、32 太陽光発電装置、33 電力負荷、41 需要家、42 発電所、43 商用電力網、44 CEMS。
Claims (7)
- バッテリーを有する電動車両と、
商用電力網に接続し、前記電動車両の外部から前記バッテリーの充放電を行う充放電装置とを含み、
前記充放電装置は、
前記バッテリーの放電時に、前記商用電力網に繋がる電力線へ出力する放電電力の状況を監視し、前記放電電力の状況を示す情報である放電電力情報を取得する系統電力監視装置を備え、
前記充放電装置が前記バッテリーの放電を行う間、前記充放電装置が前記電力線に出力する前記放電電力の形式の設定値が、前記放電電力情報に基づいて制御される
ことを特徴とする電動車両の充放電システム。 - 前記電動車両は、
前記充放電装置による前記バッテリーの放電時に、当該バッテリーの電力を前記商用電力網の電力形式に変換して前記充放電装置内の前記電力線へ出力する電力変換装置と、
前記電力変換装置の動作を制御する第1のコントローラとをさらに有し、
前記充放電装置は、
前記第1のコントローラと通信可能な第2のコントローラをさらに有し、
前記充放電装置が前記バッテリーの放電を行う間、前記第2のコントローラは、前記放電電力情報を前記第1のコントローラに送信し、前記第1のコントローラは、前記放電電力情報に基づいて、前記電力変換装置が出力する電力の形式の設定値を制御する
請求項1記載の電動車両の充放電システム。 - 前記電動車両は、
前記充放電装置による前記バッテリーの放電時に、当該バッテリーの電力を前記商用電力網の電力形式に変換して前記充放電装置内の前記電力線へ出力する電力変換装置と、
前記電力変換装置の動作を制御する第1のコントローラとをさらに有し、
前記充放電装置は、
前記第1のコントローラと通信可能な第2のコントローラをさらに有し、
前記充放電装置が前記バッテリーの放電を行う間、前記第2のコントローラは、前記放電電力情報に基づいて、前記電力変換装置が出力する電力の形式の設定値についての目標値を算出して前記第1のコントローラに送信し、前記第1のコントローラは、前記目標値に基づいて前記電力変換装置が出力する電力の形式の設定値を制御する
請求項1記載の電動車両の充放電システム。 - 前記充放電装置は、
前記充放電装置による前記バッテリーの放電時に、前記電動車両から入力された電力を前記商用電力網の電力形式に変換して前記電力線へ出力する電力変換装置と、
前記電力変換装置の動作を制御するコントローラとをさらに有し、
前記充放電装置が前記バッテリーの放電を行う間、前記コントローラは、前記放電電力情報に基づいて、前記電力変換装置が出力する電力の形式の設定値を制御する
請求項1記載の電動車両の充放電システム。 - 前記バッテリーの放電を行う間、前記放電電力が、前記商用電力網の放電規制値から逸脱しないように制御される
請求項1から請求項4のいずれか一項記載の電動車両の充放電システム。 - 前記充放電装置は、
前記放電規制値を記憶した記憶領域をさらに備える
請求項5記載の電動車両の充放電システム。 - バッテリーを有する電動車両と、
商用電力網に接続し、前記電動車両の外部から前記バッテリーの充放電を行う充放電装置とを含み、
前記電動車両は、
前記充放電装置による前記バッテリーの放電時に、当該バッテリーの電力を前記商用電力網の電力形式に変換して前記充放電装置内の前記電力線へ出力する電力変換装置と、
前記電力変換装置の動作を制御する第1のコントローラとをさらに有し、
前記充放電装置は、
前記商用電力網の放電規制値を記憶した記憶領域と、
前記第1のコントローラと通信可能な第2のコントローラとを有し、
前記充放電装置が前記バッテリーの放電を開始するとき、前記第2のコントローラは、前記放電規制値を前記第1のコントローラに送信し、前記第1のコントローラは、前記放電規制値に基づいて、前記第電力変換装置が出力する電力の形式の設定値を設定する
ことを特徴とする電動車両の充放電システム。
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