JP2014236627A - サーバ装置、需要家の制御装置及び蓄電池の充放電制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】時間帯別電気料金に応じて適切に蓄電池システムを運用し、電力需要ピーク発生を抑制し、電力需要を平準化し、電力需要者の電気料金の低減を行い得る。【解決手段】需要家3は負荷11の消費電力を示す情報、時間帯別電気料金を示す情報等をサービス事業者2へ送信し、サービス事業者2は需要家3から受信した負荷11の消費電力を示す情報を用いて将来の消費電力を予測し、この予測値と時間帯別電気料金を示す情報等を用いて、蓄電池12の充放電制御スケジュールを生成して需要家3に送信し、需要家3において、充放電制御スケジュールを基に、電気料金レートが最も高い時間帯(X)と最も低い時間帯(Y)の料金差が一定以上である場合に、その電気料金が高い時間帯の予想消費電力に相当する電力を、他方の時間帯において蓄電池12に充電し、電気料金が高い時間帯において蓄電池12から放電して負荷11へ給電する。【選択図】図1
Description
本発明は、蓄電池システムで使用されるサーバ装置、需要家の制御装置、及び蓄電池の充放電制御方法に関する。
電力不足が中長期的に継続することが見込まれているなかで、電力需要ピーク発生を抑制し、電力需要の平準化を実現すべく、時間帯別電気料金が採用されつつある。
時間帯別電気料金制度のもとでは、例えば、電力需要が増加する昼間においては電気料金が高く設定され、電力需要が少ない深夜から早朝の時間帯においては電気料金を安く設定される。
時間帯別電気料金制度のもとでは、例えば、電力需要が増加する昼間においては電気料金が高く設定され、電力需要が少ない深夜から早朝の時間帯においては電気料金を安く設定される。
そこで、電力需要者としては、電気料金の高い時間帯において消費電力を抑制し、電気料金の増加を防止するする手段として、蓄電池システムを設置することが考えらえる。上記の例では、昼間においては宅内の電気機器への電力供給を蓄電池の放電によりまかなうことで商用系統からの電力購入を極力控え、放電分は深夜から早朝の充電により補うことにより、電気料金の抑制を図ることができる。
ここで、下記特許文献1、2の通り、電気機器へ電力を供給するための蓄電池システムが提案されている。
特許文献1には、第1の変換器と、蓄電装置と、第2の変換器と、切替器とを有し、切替器を介して商用系統からの電力を直接負荷に供給するバイパス動作と、商用系統からの電力を用いて蓄電装置を充電する充電動作と、蓄電装置が出力する電力を第2の変換器が変換し切替器を介して負荷に供給する放電動作とを行う電源システムにおいて、制御部が、バイパス動作の制御を行い、充電動作の制御、放電動作の制御のうちの少なくとも1つを行う電源システムが記載されている。
特許文献1には、第1の変換器と、蓄電装置と、第2の変換器と、切替器とを有し、切替器を介して商用系統からの電力を直接負荷に供給するバイパス動作と、商用系統からの電力を用いて蓄電装置を充電する充電動作と、蓄電装置が出力する電力を第2の変換器が変換し切替器を介して負荷に供給する放電動作とを行う電源システムにおいて、制御部が、バイパス動作の制御を行い、充電動作の制御、放電動作の制御のうちの少なくとも1つを行う電源システムが記載されている。
特許文献2には、組電池を複数組と、組電池を充電する充電器と、充電器の動作を制御する制御部とが具備され、組電池は、それぞれ、温度センサと温度スイッチとを具備し、温度センサの出力は制御部へ入力され、温度スイッチは充電器へ接続され、制御部は、温度センサから入力した温度が第1の温度以上のとき充電器1の動作を停止させ、或る組電池の温度が第2の温度以上のとき、その組電池に対応する温度スイッチが開放となって、充電器の動作は停止し、組電池の搭載を検知する搭載有無検知スイッチが、温度スイッチに並列接続され、組電池が非搭載のときに閉成されることを特徴とする電池システムが記載されている。
しかしながら、特許文献1、2のような蓄電池システムは停電時の負荷装置のバックアップを目的とするものである以上、蓄電池の放電により負荷へ電力供給が行われるのは商用系統が停電した場合に限られる。
このため、上記の、昼間において宅内の電気機器への電力供給を蓄電池の放電によりまかない放電分を深夜から早朝の充電により補うという、時間帯別電気料金への対応を行うことは困難であるという問題がある。
このため、上記の、昼間において宅内の電気機器への電力供給を蓄電池の放電によりまかない放電分を深夜から早朝の充電により補うという、時間帯別電気料金への対応を行うことは困難であるという問題がある。
本発明の目的は上記の問題に鑑みてなされたものであり、時間帯別電気料金に応じて適切に蓄電池システムを運用し、電力需要ピーク発生を抑制し、電力需要を平準化し、電力需要者の電気料金の低減を行い得るサーバ装置、需要家の制御装置及び蓄電池の充放電制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係るサーバ装置は、負荷及び蓄電池を備える需要家に対し通信網を介して接続可能で、需要家との間で通信網を介して通信を行うことにより蓄電池の充放電制御に関するサービスを提供するサービス事業者のサーバ装置であって、需要家から送られた情報に基づいて、電気料金レートが最も高い時間帯(X)と最も低い時間帯(Y)の料金差が一定以上である場合に、その電気料金が高い時間帯の予想消費電力に相当する電力を、他方の時間帯において蓄電池に充電し、電気料金が高い時間帯において放電して負荷へ給電するべく充放電制御スケジュールを生成して需要家に送信する手段を備えるようにしたものである。
このように構成すると、サービス事業者のサーバ装置と需要家側の制御装置との間が通信網を介して接続されているので、サービス事業者のサーバ装置において、需要家から送られた情報に基づいて、電気料金レートが最も高い時間帯(X)と最も低い時間帯(Y)の料金差が一定以上である場合に、その電気料金が高い時間帯の予想消費電力に相当する電力を、他方の時間帯において蓄電池に充電し、電気料金が高い時間帯において放電して負荷へ給電するべく充放電制御スケジュールを生成して通信網を介して需要家に送ることで蓄電池の充放電制御を行えるようになる。
従って、時間帯別電気料金に応じて適切に蓄電池システムを運用し、電力需要ピーク発生を抑制し、電力需要を平準化し、電力需要者の電気料金を低減することが可能となる。
また、本発明に係るサーバ装置の一観点は以下のような態様を備える。
第1の態様は、電気料金が高い時間帯(X)は、対象とする期間のなかで最も電気料金が高い時間帯であり、他方の時間帯(Y)は、前記対象とする期間のなかで最も電気料金が低い時間帯である。
また、本発明に係るサーバ装置の一観点は以下のような態様を備える。
第1の態様は、電気料金が高い時間帯(X)は、対象とする期間のなかで最も電気料金が高い時間帯であり、他方の時間帯(Y)は、前記対象とする期間のなかで最も電気料金が低い時間帯である。
このように構成すると、真に必要な期間の中から時間帯(X)、時間帯(Y)を抽出することができ、時間帯(X)、時間帯(Y)を決定する効率を高めることができる。
第2の態様は、X、Y時間帯において充電又は放電する電力量(r)は、Xにおける予想購入電力、受電容量とY時間帯の予想購入電力の差、X時間帯の放電器出力残容量、Y時間帯の充電器出力残容量のうち最小値である。
第2の態様は、X、Y時間帯において充電又は放電する電力量(r)は、Xにおける予想購入電力、受電容量とY時間帯の予想購入電力の差、X時間帯の放電器出力残容量、Y時間帯の充電器出力残容量のうち最小値である。
このように構成すると、X、Y時間帯において充電又は放電する電力量(r)を、Xにおける予想購入電力、受電容量とY時間帯の予想購入電力の差、X時間帯の放電器出力残容量、Y時間帯の充電器出力残容量のうち最小値とすることにより、X時間帯の消費電力量を超えて蓄電池が放電することを防止でき、Y時間帯の消費電力量と充電電力量の合計が受電容量を超えることを防止でき、これにより充電又は放電における信頼性をさらに向上できる。
第3の態様は、X、Y時間帯において充電又は放電する電力量(r)を決定したとき、X時間帯の予想購入電力からrを減算し、Y時間帯の予想購入電力にrを加算し、X時間帯の放電出力容量及びY時間帯の充電出力容量からrを減算し、X時間帯の予想購入電力が零又は放電器出力容量が零の場合は、X時間帯を対象期間から除外し、Y時間帯の予想購入電力が受電容量に達し、又は充電器出力残容量が零の場合は、Y時間帯を対象期間から除外し、残りの対象期間について再びX、Y時間帯を求めて充電又は放電する電力量(r)を算出し、残りの対象期間について、電力量(r)を使用して対象期間から除外する前記X、Y時間帯が無くなるまで繰り返しX、Y時間帯を求めて充電又は放電する電力量(r)を算出する。
このように構成すると、対象期間におけるX時間帯、Y時間帯を候補として多く選択し、一方X、Y時間帯において充電又は放電する電力量(r)を利用して、X時間帯の予想購入電力が零又は放電器出力容量が零の場合は、X時間帯を対象期間から除外し、Y時間帯の予想購入電力が受電容量に達し、又は充電器出力残容量が零の場合は、Y時間帯を対象期間から除外することが可能となり、これによりX、Y時間帯を決定する際の効率をさらに高めることができる。
また、本発明に係る需要家の制御装置は、負荷及び蓄電池を備える需要家に設けられ、蓄電池の充放電制御を行う制御装置であって、電気料金レートが最も高い時間帯(X)と最も低い時間帯(Y)の料金差が一定以上である場合に、その電気料金が高い時間帯の予想消費電力に相当する電力を、他方の時間帯において蓄電池に充電し、電気料金が高い時間帯において放電して負荷へ給電する手段を備えるようにしたものである。
このように構成すると、需要家の制御装置内で、電力需要ピーク発生を抑制し、電力需要を平準化し、電力需要者の電気料金を低減することが可能となる。
また、本発明に係る需要家の制御装置は、負荷及び蓄電池を備える需要家に設けられ、蓄電池の充放電制御を行う制御装置であって、電気料金レートが最も高い時間帯(X)と最も低い時間帯(Y)の料金差が一定以上である場合に、その電気料金が高い時間帯の予想消費電力に相当する電力を、他方の時間帯において蓄電池に充電し、電気料金が高い時間帯において放電して負荷へ給電する手段を備えるようにしたものである。
このように構成すると、需要家の制御装置内で、電力需要ピーク発生を抑制し、電力需要を平準化し、電力需要者の電気料金を低減することが可能となる。
本発明に係るサーバ装置、需要家の制御装置及び蓄電池の充放電制御方法によれば、時間帯別電気料金に応じて適切に蓄電池システムを運用し、電力需要ピーク発生を抑制し、電力需要を平準化し、電力需要者の電気料金を低減することが可能となる。
本発明に係る蓄電池システムにおいては、電気料金レートが最も高い時間帯(X)と最も低い時間帯(Y)の料金差が一定以上である場合に、その電気料金が高い時間帯の予想消費電力に相当する電力を、他方の時間帯において充電し、前記電気料金が高い時間帯において放電して負荷へ給電する。
以下に、本発明の実施の形態について、電力事業者から通知される1時間ごとの時間帯電気料金に応じて充放電制御を行う場合を例として説明するが、本発明はこれに限られるものではない。
図1は、本発明の一実施形態を示す概略構成図である。例えば一般の家庭といった需要者所有の需要家3は電力事業者1の送電設備6から送配電網4を介して、受電装置10により交流電力の給電を受ける。受電装置10により受電した電力は、負荷11(家電機器)に供給されるか、充電器13を介して蓄電池12へ充電される。また、負荷11は放電器14を介して蓄電池12からも電力供給を受ける。
図1は、本発明の一実施形態を示す概略構成図である。例えば一般の家庭といった需要者所有の需要家3は電力事業者1の送電設備6から送配電網4を介して、受電装置10により交流電力の給電を受ける。受電装置10により受電した電力は、負荷11(家電機器)に供給されるか、充電器13を介して蓄電池12へ充電される。また、負荷11は放電器14を介して蓄電池12からも電力供給を受ける。
電力事業者1は、需要家3に電力を供給する事業者であり、需要家3に対し通信網5を介して接続可能であり、保有するサーバ7により、需要家3の制御装置としてのHEMS9に対して時間帯別電気料金を通知する。サービス事業者2は、電力事業者1及び需要家3に対し通信網5を介して接続可能であり、需要家3に様々なサービスを提供する事業者であるが、それらサービスの一つとして、需要家3に対して、通信網5を介して蓄電池12の充放電制御スケジュールを提供する。
受電装置10は、需要家3の宅内への電力の入口であり、少なくとも配線用遮断器を備える。充電器13は、受電装置10からの交流電力を直流電力に変換して蓄電池12を充電する。放電器14は、蓄電池12の放電電力(直流)を交流電力に変換して、負荷11へ出力する。
HEMS9は、Home Energy Management Systemであり、以下の機能を有する。
(a1) 受電容量P[W](需要家3が受電装置10により受電することができる最大電力)、充電器13の出力容量C[W]、放電器14の出力容量D[W]を取得し、サービス事業者2のサーバ8へ送信する。
(a2) 負荷11の消費電力(合計)p[W]を計測し、サービス事業者2のサーバ8へ送信する。
(a3) 電力事業者1のサーバ7から通知された時間帯別電気料金情報をサービス事業者2のサーバ8へ送信する。
(a4) サービス事業者2のサーバ8から蓄電池12の充放電制御スケジュールを受信し、保存する。
(a5) 当該充放電制御スケジュールに従って、蓄電池12(充電器13、放電器14)の充放電制御を行う。
(a1) 受電容量P[W](需要家3が受電装置10により受電することができる最大電力)、充電器13の出力容量C[W]、放電器14の出力容量D[W]を取得し、サービス事業者2のサーバ8へ送信する。
(a2) 負荷11の消費電力(合計)p[W]を計測し、サービス事業者2のサーバ8へ送信する。
(a3) 電力事業者1のサーバ7から通知された時間帯別電気料金情報をサービス事業者2のサーバ8へ送信する。
(a4) サービス事業者2のサーバ8から蓄電池12の充放電制御スケジュールを受信し、保存する。
(a5) 当該充放電制御スケジュールに従って、蓄電池12(充電器13、放電器14)の充放電制御を行う。
サービス事業者2のサーバ8は、以下の動作をする。
(b1) 需要家3のHEMS9から受信した情報を保存する。
(b2) 需要家3のHEMS9から受信した、負荷11の消費電力(合計)をもとに、将来の消費電力を予測する。
(b3) 需要家3から時間帯別電気料金を受信した場合、各時間帯の電気料金、消費電力の予測値、P、C及びDを基に蓄電池12の充放電制御スケジュールを作成する。
(b4) 作成した充放電制御スケジュールを需要家3のHEMS9へ送信する。
上記(b1)〜(b4)の処理は、サーバ8にセットされるプログラムにより実行可能である。
(b1) 需要家3のHEMS9から受信した情報を保存する。
(b2) 需要家3のHEMS9から受信した、負荷11の消費電力(合計)をもとに、将来の消費電力を予測する。
(b3) 需要家3から時間帯別電気料金を受信した場合、各時間帯の電気料金、消費電力の予測値、P、C及びDを基に蓄電池12の充放電制御スケジュールを作成する。
(b4) 作成した充放電制御スケジュールを需要家3のHEMS9へ送信する。
上記(b1)〜(b4)の処理は、サーバ8にセットされるプログラムにより実行可能である。
需要家3において、受電容量Pを3000[W]、充電器13の出力容量Cを1200[W]、放電器14の出力容量Dを2000[W]とする。これらの値は、HEMS9により取得され、通信網5を介してサービス事業者のサーバ8へ送信される。
ここで、電力事業者1が、需要家3に対して、n月m日(将来の日付)の時間帯別電気料金を図2に示す通り通知したとする。図2において、0時台から5時台までは10[円/kWh]であり、6時台から10時台まで及び22時台から23時台までは15[円/kWh]であり、11時台から12時台まで及び17時台は30[円/kWh]であり、13時台及び15時台から16時台までは40[円/kWh]であり、14時台は50[円/kWh]である。
ここで、電力事業者1が、需要家3に対して、n月m日(将来の日付)の時間帯別電気料金を図2に示す通り通知したとする。図2において、0時台から5時台までは10[円/kWh]であり、6時台から10時台まで及び22時台から23時台までは15[円/kWh]であり、11時台から12時台まで及び17時台は30[円/kWh]であり、13時台及び15時台から16時台までは40[円/kWh]であり、14時台は50[円/kWh]である。
図2の時間帯別電気料金情報を受信した需要家3のHEMS9は、この情報をサービス事業者2のサーバ8へ送信する。そして、サーバ8は蓄電池12の充放電制御スケジュールを作成して需要家3のHEMS9に送信することとなる。
サービス事業者2のサーバ8は、図3のフローチャートにより充放電制御スケジュールを作成する。
サービス事業者2のサーバ8は、図3のフローチャートにより充放電制御スケジュールを作成する。
処理を開始すると、サーバ8は、ステップS1において、対象期間のうち、料金最高値が出てくる最初の時間帯をX時台とし、料金最安値が出てくる最初の時間帯をY時台として、ステップS2へ進む。
ステップS2において、サーバ8は、X時台とY時台の料金差が30円/kWh以上である場合はステップS3へ進み、そうでない場合は処理を終了する。この30円/kWhは、充放電予約を設定するかどうかを判断する判定値である。すなわち、電気料金レートに差があるといっても、ある程度の金額の料金差がなければ、実際の充放電動作における不確定要素(需要家の予想外の電力消費行動など)のため電気料金の削減効果が見込めない場合もあるからである。
ステップS2において、サーバ8は、X時台とY時台の料金差が30円/kWh以上である場合はステップS3へ進み、そうでない場合は処理を終了する。この30円/kWhは、充放電予約を設定するかどうかを判断する判定値である。すなわち、電気料金レートに差があるといっても、ある程度の金額の料金差がなければ、実際の充放電動作における不確定要素(需要家の予想外の電力消費行動など)のため電気料金の削減効果が見込めない場合もあるからである。
ステップS3において、X時台においてr[Wh]の放電予約を設定し、Y時台においてr[Wh]の充電予約を設定し、ステップS4へ進む。ここで、ステップS3におけるr[Wh]は、(c1)X時台の予想購入電力、(c2)(受電容量)−(Y時台の予想購入電力)、(c3)X時台の放電器出力残容量、(c4)Y時台の充電器出力残容量のうち最小の値である。このようにrを求めるのは、(c1)X時台の消費電力量を超えて蓄電池12が放電することはできず、(c2)受電容量にも上限があり、Y時台の消費電力量と充電電力量の合計は受電容量を超えることはできず、(c3)放電器出力容量にも上限があり、これを超えて放電することはできず、(c4)充電器出力容量にも上限があり、これを超えて充電することができないからである。
ステップS4において、サーバ8は、X時台の予想購入電力からr[Wh]を減算したものをX時台の予想購入電力に代入し、Y時台の予想購入電力にr[Wh]を加算したものをY時台の予想購入電力に代入し、X時台の放電器出力残容量からr[Wh]を減算したものをX時台の放電器出力残容量に代入し、Y時台の充電器出力残容量からr[Wh]を減算したものをY時台の充電器出力残容量に代入し、ステップ5へ進む。すなわち、放電予約が設定されればその分予想購入電力は減少し、放電器出力容量が消費され、充電予約が設定されればその分予想購入電力は増加し、充電器出力容量は消費される。
ステップS5において、サーバ8は、X時台の予想購入電力がゼロ又は放電器出力残容量がゼロの場合に、X時台を対象期間から除外する。予想購入電力がゼロとなればその時間帯では放電する先の消費電力(負荷11)がなくなるからであり、放電器出力残容量がゼロとなれば放電することはできないからである。また、サーバ8は、Y時台の予想購入電力が受電容量に達し、又は充電器出力残容量がゼロの場合に、Y時台を対象期間から除外する。予想購入電力が受電容量に達してしまえばこれ以上充電しようとしても必要な電力を受けることができないからであり、充電器出力残容量がゼロとなれば充電することはできないからである。これらの処理後、ステップS6へ進む。
ステップS6において、サーバ8は、対象期間が残っている場合にステップS1へ戻り、そうでない場合は処理を終了する。
以下、具体的な例を図4乃至図9を参照して説明する。
サービス事業者2のサーバ8は、需要家3から受信した時間帯別電気料金(図2)に対応して、図4に示すように、時間帯ごとの予想購入電力を算出する。この時点での予想購入電力は、需要家3の負荷11における予想消費電力と同じであるが、後述する通り、放電予約・充電予約が入ると負荷11の予想消費電力値からの乖離が生じる。
以下、具体的な例を図4乃至図9を参照して説明する。
サービス事業者2のサーバ8は、需要家3から受信した時間帯別電気料金(図2)に対応して、図4に示すように、時間帯ごとの予想購入電力を算出する。この時点での予想購入電力は、需要家3の負荷11における予想消費電力と同じであるが、後述する通り、放電予約・充電予約が入ると負荷11の予想消費電力値からの乖離が生じる。
サーバ8から通知されたn月m日の時間帯別電気料金(図2)は、0〜23時台について設定されたものであり、この0〜23時台が「対象期間」となる。この「対象期間」は、後述する通り、充放電制御スケジュールの作成の過程で充放電余力のなくなった時間帯が除外されていく。
充放電制御スケジュールを作成する前に、サーバ8は、まず充放電を実施しない場合の電気料金を算出する。各時間帯の電気料金レート[円/kWh]と予想購入電力との積を合計すると、n月m日の電気料金は444円と見込まれる。
<1巡目>
図5は、1巡目におけるサーバ8の充放電制御スケジュールの作成手順を示す図である。まず、図5Aはステップ5−1における処理について示す。
(ステップ5−1)(図3のステップS1)対象期間(0〜23時)のうち、料金最高値が出てくる最初の時間帯をX時台とし、料金最安値が出てくる最初の時間帯をY時台とする。対象期間で最も電気料金が高いのは14時台の50円/kWhのみであるから、X=14となる。また、最も電気料金が安いのは0〜5時台の10円/kWhであるが、このうち最初の時間帯は0時台であるため、Y=0となる。
<1巡目>
図5は、1巡目におけるサーバ8の充放電制御スケジュールの作成手順を示す図である。まず、図5Aはステップ5−1における処理について示す。
(ステップ5−1)(図3のステップS1)対象期間(0〜23時)のうち、料金最高値が出てくる最初の時間帯をX時台とし、料金最安値が出てくる最初の時間帯をY時台とする。対象期間で最も電気料金が高いのは14時台の50円/kWhのみであるから、X=14となる。また、最も電気料金が安いのは0〜5時台の10円/kWhであるが、このうち最初の時間帯は0時台であるため、Y=0となる。
図5Bはステップ5−2及びステップ5−3における処理について示す。
(ステップ5−2)(図3のステップS2)サーバ8は、X時台とY時台の料金差が30円/kWh以上かどうかを判断する。X=14時台の電気料金レートは50円/kWh、Y=0時台の電気料金レートは10円/kWhである。よって、料金差は40円/kWhであり、判定値の30円/kWh以上であるから、次のステップへ進む。
(ステップ5−2)(図3のステップS2)サーバ8は、X時台とY時台の料金差が30円/kWh以上かどうかを判断する。X=14時台の電気料金レートは50円/kWh、Y=0時台の電気料金レートは10円/kWhである。よって、料金差は40円/kWhであり、判定値の30円/kWh以上であるから、次のステップへ進む。
(ステップ5−3)(図3のステップS3)サーバ8は、X=14時台において、r[Wh]の放電予約を設定し、Y=0時台において、r[Wh]の充電予約を設定する。(d1)X=14時台の予想購入電力は1200[Wh]、(d2)(受電容量)−(Y=0時台の予想購入電力)は2800[Wh]、(d3)X=14時台の放電器出力残容量は2000[Wh]、(d4)Y=0時台の充電器出力残容量は1200[Wh]であり、これらの最小値である1200[Wh]をrとする。よって、サーバ8は、図5Cに示すように、X=14時台において1200[Wh]の放電予約を設定し、Y=0時台において1200[Wh]の充電予約を設定する。
図5Dはステップ5−4における処理について示す。
(ステップ5−4)(図3のステップS4)サーバ8は、設定した充放電予約を予想購入電力に反映させるため、X=14時台の予想購入電力からr=1200[Wh]を減算し、Y=0時台の予想購入電力にr=1200[Wh]を加算する。また、放電器14、充電器13の出力残容量からそれぞれr=1200[Wh]を減算する。
(ステップ5−4)(図3のステップS4)サーバ8は、設定した充放電予約を予想購入電力に反映させるため、X=14時台の予想購入電力からr=1200[Wh]を減算し、Y=0時台の予想購入電力にr=1200[Wh]を加算する。また、放電器14、充電器13の出力残容量からそれぞれr=1200[Wh]を減算する。
図5Eはステップ5−5及びステップ5−6における処理について示す。
(ステップ5−5)(図3のステップS5)ステップ5−4の再計算後、X=14時台においては予想購入電力がゼロとなり、これ以上放電することができないため、X=14時台を対象期間から除外する。また、Y=0時台においては、充電器出力残容量がゼロとなり、これ以上充電することができないため、Y=0時台も対象期間から除外する。こうして、対象期間は1〜13時台と15〜23時台となる。
(ステップ5−5)(図3のステップS5)ステップ5−4の再計算後、X=14時台においては予想購入電力がゼロとなり、これ以上放電することができないため、X=14時台を対象期間から除外する。また、Y=0時台においては、充電器出力残容量がゼロとなり、これ以上充電することができないため、Y=0時台も対象期間から除外する。こうして、対象期間は1〜13時台と15〜23時台となる。
(ステップ5−6)(図3のステップS6)対象期間が残っているので、残りの期間に対して再び同様の手順を繰り返すこととなる。
<2巡目>
図6は、2巡目におけるサーバ8の充放電制御スケジュールの作成手順を示す図である。
1巡目と同様の手順により充放電制御スケジュールの計算を行うが、前記の通り、0時台と14時台は対象期間から除外されている。残りの1〜13時台と15〜23時台を対象として計算が行われる。
<2巡目>
図6は、2巡目におけるサーバ8の充放電制御スケジュールの作成手順を示す図である。
1巡目と同様の手順により充放電制御スケジュールの計算を行うが、前記の通り、0時台と14時台は対象期間から除外されている。残りの1〜13時台と15〜23時台を対象として計算が行われる。
図6Aはステップ6−1における処理について示す。
(ステップ6−1)(図3のステップS1)対象期間のうち最も電気料金レートが高いのは13、15、16時台の40円/kWhであるから、最先の時間帯である13時台をX時台とする。また、最も電気料金レートが安いのは1〜5時台の10円/kWhであるから、最先の時間帯である1時台をY時台とする。
(ステップ6−1)(図3のステップS1)対象期間のうち最も電気料金レートが高いのは13、15、16時台の40円/kWhであるから、最先の時間帯である13時台をX時台とする。また、最も電気料金レートが安いのは1〜5時台の10円/kWhであるから、最先の時間帯である1時台をY時台とする。
図6B及び図6Cはステップ6−2乃至ステップ6−4における処理について示す。
(ステップ6−2)(図3のステップS2)X=13時台とY=1時台の電気料金レートの差は30円/kWhであり、判定値30円/kWh以上(同値)であるから、次のステップへ進む。
(ステップ6−2)(図3のステップS2)X=13時台とY=1時台の電気料金レートの差は30円/kWhであり、判定値30円/kWh以上(同値)であるから、次のステップへ進む。
(ステップ6−3)(図3のステップS3)サーバ8は、X=13時台において、r[Wh]の放電予約を設定し、Y=1時台において、r[Wh]の充電予約を設定する。(e1)X=13時台の予想購入電力は1200[Wh]、(e2)(受電容量)−(Y=1時台の予想購入電力)は2800[Wh]、(e3)X=13時台の放電器出力残容量は2000[Wh]、(e4)Y=1時台の充電器出力残容量は1200[Wh]であり、これらの最小値である1200[Wh]をrとする。よって、サーバ8は、図6Cに示すように、X=13時台において1200[Wh]の放電予約を設定し、Y=1時台において1200[Wh]の充電予約を設定する。
(ステップ6−4)(図3のステップS4)サーバ8は、設定した充放電予約を予想購入電力に反映させるため、X=13時台の予想購入電力からr=1200[Wh]を減算し、Y=1時台の予想購入電力にr=1200[Wh]を加算する。また、サーバ8は、放電器14、充電器13の出力残容量からそれぞれr=1200[Wh]を減算する。
図6D及び図6Eは、ステップ6−5及びステップ6−6における処理について示す。
(ステップ6−5)(図3のステップS5)ステップ6−4の再計算後、X=13時台においては予想購入電力がゼロとなり、これ以上放電することができないため、X=13時台を対象期間から除外する。また、Y=1時台においては、充電器出力残容量がゼロとなり、これ以上充電することができないため、Y=1時台も対象期間から除外する。こうして、対象期間は2〜12時台と15〜23時台となる。
(ステップ6−5)(図3のステップS5)ステップ6−4の再計算後、X=13時台においては予想購入電力がゼロとなり、これ以上放電することができないため、X=13時台を対象期間から除外する。また、Y=1時台においては、充電器出力残容量がゼロとなり、これ以上充電することができないため、Y=1時台も対象期間から除外する。こうして、対象期間は2〜12時台と15〜23時台となる。
(ステップ6−6)(図3のステップS6)対象期間が残っているので、残りの期間に対して再び同様の手順を繰り返すこととなる。
<3巡目>
図7は、3巡目におけるサーバ8の充放電制御スケジュールの作成手順を示す図である。
2巡目と同様の手順により充放電制御スケジュールの計算を行うが、前記の通り、0、1、13、14時台は対象期間から除外されている。残りの2〜12時台と15〜23時台を対象として計算が行われる。
<3巡目>
図7は、3巡目におけるサーバ8の充放電制御スケジュールの作成手順を示す図である。
2巡目と同様の手順により充放電制御スケジュールの計算を行うが、前記の通り、0、1、13、14時台は対象期間から除外されている。残りの2〜12時台と15〜23時台を対象として計算が行われる。
図7Aは、ステップ7−1における処理について示す。
(ステップ7−1)(図3のステップS1)対象期間のうち最も電気料金レートが高いのは15、16時台の40円/kWhであるから、最先の時間帯である15時台をX時台とする。また、最も電気料金レートが安いのは2〜5時台の10円/kWhであるから、最先の時間帯である2時台をY時台とする。
(ステップ7−1)(図3のステップS1)対象期間のうち最も電気料金レートが高いのは15、16時台の40円/kWhであるから、最先の時間帯である15時台をX時台とする。また、最も電気料金レートが安いのは2〜5時台の10円/kWhであるから、最先の時間帯である2時台をY時台とする。
図7B及び図7Cは、ステップ7−2乃至ステップ7−4における処理について示す。
(ステップ7−2)(図3のステップS2)X=15時台とY=2時台の電気料金レートの差は30円/kWhであり、判定値30円/kWh以上(同値)であるから、次のステップへ進む。
(ステップ7−2)(図3のステップS2)X=15時台とY=2時台の電気料金レートの差は30円/kWhであり、判定値30円/kWh以上(同値)であるから、次のステップへ進む。
(ステップ7−3)(図3のステップS3)サーバ8は、X=15時台において、r[Wh]の放電予約を設定し、Y=2時台において、r[Wh]の充電予約を設定する。(f1)X=15時台の予想購入電力は1200[Wh]、(f2)(受電容量)−(Y=2時台の予想購入電力)は2800[Wh]、(f3)X=15時台の放電器出力残容量は2000[Wh]、(f4)Y=2時台の充電器出力残容量は1200[Wh]であり、これらの最小値である1200[Wh]をrとする。よって、サーバ8は、図7Cに示すように、X=15時台において1200[Wh]の放電予約を設定し、Y=2時台において1200[Wh]の充電予約を設定する。
(ステップ7−4)(図3のステップS4)設定した充放電予約を予想購入電力に反映させるため、X=15時台の予想購入電力からr=1200[Wh]を減算し、Y=2時台の予想購入電力にr=1200[Wh]を加算する。また、放電器14、充電器13の出力残容量からそれぞれr=1200[Wh]を減算する。
図7D及び図7Eは、ステップ7−5及びステップ7−6における処理について示す。
(ステップ7−5)(図3のステップS5)ステップ7−4の再計算後、X=15時台においては予想購入電力がゼロとなり、これ以上放電することができないため、サーバ8はX=15時台を対象期間から除外する。また、Y=2時台においては、充電器出力残容量がゼロとなり、これ以上充電することができないため、サーバ8はY=2時台も対象期間から除外する。こうして、対象期間は3〜12時台と16〜23時台となる。
(ステップ7−5)(図3のステップS5)ステップ7−4の再計算後、X=15時台においては予想購入電力がゼロとなり、これ以上放電することができないため、サーバ8はX=15時台を対象期間から除外する。また、Y=2時台においては、充電器出力残容量がゼロとなり、これ以上充電することができないため、サーバ8はY=2時台も対象期間から除外する。こうして、対象期間は3〜12時台と16〜23時台となる。
(ステップ7−6)(図3のステップS6)対象期間が残っているので、残りの期間に対して再び同様の手順を繰り返すこととなる。
<4巡目>
図8は、4巡目におけるサーバ8の充放電制御スケジュールの作成手順を示す図である。
1〜3巡目と同様の手順により充放電制御スケジュールの計算を行うが、前記の通り、0〜2、13〜15時台は対象期間から除外されている。残りの3〜12時台と16〜23時台を対象として計算が行われる。
<4巡目>
図8は、4巡目におけるサーバ8の充放電制御スケジュールの作成手順を示す図である。
1〜3巡目と同様の手順により充放電制御スケジュールの計算を行うが、前記の通り、0〜2、13〜15時台は対象期間から除外されている。残りの3〜12時台と16〜23時台を対象として計算が行われる。
図8Aは、ステップ8−1における処理について示す。
(ステップ8−1)(図3のステップS1)対象期間のうち最も電気料金レートが高いのは16時台の40円/kWhのみであるから、16時台をX時台とする。また、最も電気料金レートが安いのは3〜5時台の10円/kWhであるから、最先の時間帯である3時台をY時台とする。
(ステップ8−1)(図3のステップS1)対象期間のうち最も電気料金レートが高いのは16時台の40円/kWhのみであるから、16時台をX時台とする。また、最も電気料金レートが安いのは3〜5時台の10円/kWhであるから、最先の時間帯である3時台をY時台とする。
図8B及び図8Cは、ステップ8−2乃至ステップ8−4における処理について示す。
(ステップ8−2)(図3のステップS2)X=16時台とY=3時台の電気料金レートの差は30円/kWhであり、判定値30円/kWh以上(同値)であるから、次のステップへ進む。
(ステップ8−2)(図3のステップS2)X=16時台とY=3時台の電気料金レートの差は30円/kWhであり、判定値30円/kWh以上(同値)であるから、次のステップへ進む。
(ステップ8−3)(図3のステップS3)サーバ8は、X=16時台において、r[Wh]の放電予約を設定し、Y=3時台において、r[Wh]の充電予約を設定する。(g1)X=16時台の予想購入電力は1000[Wh]、(g2)(受電容量)−(Y=3時台の予想購入電力)は2800[Wh]、(g3)X=16時台の放電器出力残容量は2000[Wh]、(g4)Y=3時台の充電器出力残容量は1200[Wh]であり、これらの最小値である1000[Wh]をrとする。よって、サーバ8は、図8Cに示すように、X=16時台において1000[Wh]の放電予約を設定し、Y=3時台において1000[Wh]の充電予約を設定する。
(ステップ8−4)(図3のステップS4)サーバ8は、設定した充放電予約を予想購入電力に反映させるため、X=16時台の予想購入電力からr=1000[Wh]を減算し、Y=3時台の予想購入電力にr=1000[Wh]を加算する。また、放電器14、充電器13の出力残容量からそれぞれr=1000[Wh]を減算する。
図8D及び図8Eは、ステップ8−5及びステップ8−6における処理について示す。
(ステップ8−5)(図3のステップS5)サーバ8は、ステップ8−4の再計算後、X=16時台においては予想購入電力がゼロとなり、これ以上放電することができないため、X=16時台を対象期間から除外する。なお、Y=3時台においては、充電器出力残容量が残っており、他の除外条件も満たしていないため、Y=3時台は対象期間から除外されない。こうして、対象期間は3〜12時台と17〜23時台となる。
(ステップ8−5)(図3のステップS5)サーバ8は、ステップ8−4の再計算後、X=16時台においては予想購入電力がゼロとなり、これ以上放電することができないため、X=16時台を対象期間から除外する。なお、Y=3時台においては、充電器出力残容量が残っており、他の除外条件も満たしていないため、Y=3時台は対象期間から除外されない。こうして、対象期間は3〜12時台と17〜23時台となる。
(ステップ8−6)(図3のステップS6)対象期間が残っているので、残りの期間に対して再び同様の手順を繰り返すこととなる。
<5巡目>
図9は、5巡目におけるサーバ8の充放電制御スケジュールの作成手順を示す図である。
1〜4巡目と同様の手順により充放電制御スケジュールの計算を行うが、前記の通り、0〜2、13〜16時台は対象期間から除外されている。残りの3〜12時台と17〜23時台を対象として計算が行われる。
<5巡目>
図9は、5巡目におけるサーバ8の充放電制御スケジュールの作成手順を示す図である。
1〜4巡目と同様の手順により充放電制御スケジュールの計算を行うが、前記の通り、0〜2、13〜16時台は対象期間から除外されている。残りの3〜12時台と17〜23時台を対象として計算が行われる。
図9Aは、ステップ9−1における処理について示す。
(ステップ9−1)(図3のステップS1)対象期間のうち最も電気料金レートが高いのは11、12、17時台の30円/kWhであるから、最先の時間帯である11時台をX時台とする。また、最も電気料金レートが安いのは3〜5時台の10円/kWhであるから、最先の時間帯である3時台をY時台とする。
(ステップ9−1)(図3のステップS1)対象期間のうち最も電気料金レートが高いのは11、12、17時台の30円/kWhであるから、最先の時間帯である11時台をX時台とする。また、最も電気料金レートが安いのは3〜5時台の10円/kWhであるから、最先の時間帯である3時台をY時台とする。
図9Bは、ステップ9−2における処理について示す。
(ステップ9−2)(図3のステップS2)X=11時台とY=3時台の電気料金レートの差は20円/kWhであり、判定値30円/kWh以上ではないため、サーバ8は計算を終了し、充放電制御スケジュールの作成は終了する。
(ステップ9−2)(図3のステップS2)X=11時台とY=3時台の電気料金レートの差は20円/kWhであり、判定値30円/kWh以上ではないため、サーバ8は計算を終了し、充放電制御スケジュールの作成は終了する。
そして、サーバ8は、充放電制御スケジュール作成後の電気料金を算出する。各時間帯の電気料金レートと予想購入電力との積を合計すると、n月m日の電気料金は294円と見込まれ、スケジュール作成前(444円)と比べて電気料金の削減効果があることが分かる。
n月m日が到来すると、需要家3では、サーバ8で作成した充放電制御スケジュールに従って、充電器13、放電器14により充放電動作が実行される。0〜2時台においてはそれぞれ蓄電池12が充電器13により1200[Wh]充電され、3時台においては1000[Wh]充電される。そして、13〜15時台においてはそれぞれ蓄電池12が放電器14により1200[Wh]放電され、16時台においては1000[Wh]放電される。
以上のように上記実施形態では、サービス事業者2のサーバ8と需要家3のHEMS9との間が通信網5を介して接続されているので、需要家3のHEMS9は負荷11の消費電力を示す情報、時間帯別電気料金を示す情報等をサービス事業者2のサーバ8へ送信するだけでよく、サービス事業者2のサーバ8は需要家3から受信した負荷11の消費電力を示す情報を用いて将来の消費電力を予測し、この予測値と時間帯別電気料金を示す情報等を用いて、蓄電池12の充放電制御スケジュールを生成して需要家3のHEMS9に送信し、需要家3のHEMS9において、充放電制御スケジュールに基づいて、電気料金が高い時間帯の予想消費電力に相当する電力を、他方の時間帯において蓄電池12に充電し、電気料金が高い時間帯において蓄電池12から放電して負荷11へ給電できるようになる。
従って、時間帯別電気料金に応じて適切に蓄電池システムを運用し、電力需要ピーク発生を抑制し、電力需要を平準化し、電力需要者の電気料金を低減することが可能となる。
また、上記実施形態では、電気料金が高い時間帯(X)を、対象とする期間のなかで最も電気料金が高い時間帯のうち最先のものとし、他方の時間帯(Y)を、対象とする期間のなかで最も電気料金が低い時間帯のうち最先のものとして、必要な期間の中から時間帯(X)、時間帯(Y)を抽出することができ、サービス事業者2のサーバ8にとっては時間帯(X)、時間帯(Y)を決定する効率を高めることができる。
また、上記実施形態では、電気料金が高い時間帯(X)を、対象とする期間のなかで最も電気料金が高い時間帯のうち最先のものとし、他方の時間帯(Y)を、対象とする期間のなかで最も電気料金が低い時間帯のうち最先のものとして、必要な期間の中から時間帯(X)、時間帯(Y)を抽出することができ、サービス事業者2のサーバ8にとっては時間帯(X)、時間帯(Y)を決定する効率を高めることができる。
また、上記実施形態では、X、Y時間帯において蓄電池12の充電又は放電する電力量(r)を、Xにおける予想購入電力、受電容量とY時間帯の予想購入電力の差、X時間帯の放電器出力残容量、Y時間帯の充電器出力残容量のうち最小値とすることにより、X時間帯の消費電力量を超えて蓄電池12が放電することを防止でき、Y時間帯の消費電力量と充電電力量の合計が受電容量を超えることを防止でき、これにより蓄電池12の充電又は放電における信頼性をさらに向上できる。
さらに、上記実施形態では、サービス事業者2のサーバ8において、対象期間におけるX時間帯、Y時間帯を候補として多く選択し、一方X、Y時間帯において蓄電池12の充電又は放電する電力量(r)を利用して、X時間帯の予想購入電力が零又は放電器出力容量が零の場合は、X時間帯を対象期間から除外し、Y時間帯の予想購入電力が受電容量に達し、又は充電器出力残容量が零の場合は、Y時間帯を対象期間から除外することが可能となり、これによりX、Y時間帯を決定する際の効率をさらに高めることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について、電力事業者から通知される1時間ごとの時間帯電気料金に応じて充放電制御を行う場合を例として説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
本実施形態においては、時間帯別電気料金は1時間ごとに設定されているが、これに限らず、30分単位や2時間単位で料金が設定される場合も同様のスケジュール算出が可能である。
また、本実施形態では、サービス事業者2のサーバ8において、上記(b1)〜(b4)の処理により、充放電制御スケジュールを作成して需要家3のHEMS9へ送信する例について説明したが、需要家3のHEMS9により上記(b1)〜(b4)の処理を実行して充放電制御スケジュールを作成するようにしてもよい。この場合、需要家3のHEMS9は、サービス事業者2のサーバ8もしくは別の事業者のサーバから必要な情報を取得するだけでよい。また、需要家3のHEMS9は、需要家3に蓄積されている情報に基づいて、充放電制御スケジュールを作成してもよい。
さらに、本実施形態では、電気料金が高い時間帯(X)を、対象とする期間のなかで最も電気料金が高い時間帯のうち最先のものとし、他方の時間帯(Y)を、対象とする期間のなかで最も電気料金が低い時間帯のうち最先のものとして説明したが、最先のものに限ることなく、電気料金が高い時間帯(X)と電気料金が安い時間帯(Y)とのペアを作り、互いに充放電の時間としてもよい。このように、最先から選ばなくても本発明の時間帯別電気料金に応じて適切に蓄電池システムを運用し、電力需要ピーク発生を抑制し、電力需要を平準化し、電力需要者の電気料金の低減を行うことが可能となるという効果は得られるからである。
以上、本発明の実施形態について、電力事業者から通知される1時間ごとの時間帯電気料金に応じて充放電制御を行う場合を例として説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
本実施形態においては、時間帯別電気料金は1時間ごとに設定されているが、これに限らず、30分単位や2時間単位で料金が設定される場合も同様のスケジュール算出が可能である。
また、本実施形態では、サービス事業者2のサーバ8において、上記(b1)〜(b4)の処理により、充放電制御スケジュールを作成して需要家3のHEMS9へ送信する例について説明したが、需要家3のHEMS9により上記(b1)〜(b4)の処理を実行して充放電制御スケジュールを作成するようにしてもよい。この場合、需要家3のHEMS9は、サービス事業者2のサーバ8もしくは別の事業者のサーバから必要な情報を取得するだけでよい。また、需要家3のHEMS9は、需要家3に蓄積されている情報に基づいて、充放電制御スケジュールを作成してもよい。
さらに、本実施形態では、電気料金が高い時間帯(X)を、対象とする期間のなかで最も電気料金が高い時間帯のうち最先のものとし、他方の時間帯(Y)を、対象とする期間のなかで最も電気料金が低い時間帯のうち最先のものとして説明したが、最先のものに限ることなく、電気料金が高い時間帯(X)と電気料金が安い時間帯(Y)とのペアを作り、互いに充放電の時間としてもよい。このように、最先から選ばなくても本発明の時間帯別電気料金に応じて適切に蓄電池システムを運用し、電力需要ピーク発生を抑制し、電力需要を平準化し、電力需要者の電気料金の低減を行うことが可能となるという効果は得られるからである。
以下に、本発明によって生じる効果について説明する。
電気料金の高い時間帯において消費電力を抑制し、電気料金の増加を防止するする手段として、蓄電池システムを設置することが考えられるが、停電時の負荷装置のバックアップを目的とするものである以上、蓄電池の放電により負荷へ電力供給が行われるのは商用系統が停電した場合に限られるため、昼間において宅内の電気機器への電力供給を蓄電池の放電によりまかない放電分を深夜から早朝の充電により補うという、時間帯別電気料金への対応を行うことは困難であるという問題がある。
電気料金の高い時間帯において消費電力を抑制し、電気料金の増加を防止するする手段として、蓄電池システムを設置することが考えられるが、停電時の負荷装置のバックアップを目的とするものである以上、蓄電池の放電により負荷へ電力供給が行われるのは商用系統が停電した場合に限られるため、昼間において宅内の電気機器への電力供給を蓄電池の放電によりまかない放電分を深夜から早朝の充電により補うという、時間帯別電気料金への対応を行うことは困難であるという問題がある。
本発明により、時間帯別電気料金に応じて適切に蓄電池システムを運用し、電力需要ピーク発生を抑制し、電力需要を平準化し、電力需要者の電気料金の低減を行うことが可能となる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…電力事業者、2…サービス事業者、3…需要家、4…送配電網、5…通信網、6…送電設備、7,8…サーバ、9…HEMS、10…受電装置、11…負荷、12…蓄電池、13…充電器、14…放電器。
Claims (12)
- 負荷及び蓄電池を備える需要家に対し通信網を介して接続可能で、前記需要家との間で前記通信網を介して通信を行うことにより前記蓄電池の充放電制御に関するサービスを提供するサービス事業者のサーバ装置であって、
前記需要家から送られた情報に基づいて、電気料金レートが最も高い時間帯(X)と最も低い時間帯(Y)の料金差が一定以上である場合に、その電気料金が高い時間帯の予想消費電力に相当する電力を、他方の時間帯において前記蓄電池に充電し、前記電気料金が高い時間帯において放電して負荷へ給電するべく充放電制御スケジュールを生成して前記需要家に送信する手段を備えることを特徴とするサーバ装置。 - 前記電気料金が高い時間帯(X)は、対象とする期間のなかで最も電気料金が高い時間帯であり、
前記他方の時間帯(Y)は、前記対象とする期間のなかで最も電気料金が低い時間帯であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。 - 前記X、Y時間帯において充電又は放電する電力量(r)は、Xにおける予想購入電力、受電容量とY時間帯の予想購入電力の差、X時間帯の放電器出力残容量、Y時間帯の充電器出力残容量のうち最小値であることを特徴とする請求項1または2に記載のサーバ装置。
- X、Y時間帯において充電又は放電する電力量(r)を決定したとき、
X時間帯の予想購入電力からrを減算し、Y時間帯の予想購入電力にrを加算し、X時間帯の放電出力容量及びY時間帯の充電出力容量からrを減算し、
X時間帯の予想購入電力が零又は放電器出力容量が零の場合は、X時間帯を対象期間から除外し、
Y時間帯の予想購入電力が受電容量に達し、又は充電器出力残容量が零の場合は、Y時間帯を対象期間から除外し、
残りの対象期間について再びX、Y時間帯を求めて充電又は放電する電力量(r)を算出し、
前記残りの対象期間について、前記電力量(r)を使用して前記対象期間から除外する前記X、Y時間帯が無くなるまで繰り返しX、Y時間帯を求めて充電又は放電する電力量(r)を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のサーバ装置。 - 負荷及び蓄電池を備える需要家に設けられ、前記蓄電池の充放電制御を行う制御装置であって、
電気料金レートが最も高い時間帯(X)と最も低い時間帯(Y)の料金差が一定以上である場合に、その電気料金が高い時間帯の予想消費電力に相当する電力を、他方の時間帯において前記蓄電池に充電し、前記電気料金が高い時間帯において放電して負荷へ給電する手段を備えることを特徴とする需要家の制御装置。 - 前記電気料金が高い時間帯(X)は、対象とする期間のなかで最も電気料金が高い時間帯であり、
前記他方の時間帯(Y)は、前記対象とする期間のなかで最も電気料金が低い時間帯であることを特徴とする請求項5に記載の需要家の制御装置。 - 前記X、Y時間帯において充電又は放電する電力量(r)は、Xにおける予想購入電力、受電容量とY時間帯の予想購入電力の差、X時間帯の放電器出力残容量、Y時間帯の充電器出力残容量のうち最小値であることを特徴とする請求項5または6に記載の需要家の制御装置。
- X、Y時間帯において充電又は放電する電力量(r)を決定したとき、
X時間帯の予想購入電力からrを減算し、Y時間帯の予想購入電力にrを加算し、X時間帯の放電出力容量及びY時間帯の充電出力容量からrを減算し、
X時間帯の予想購入電力が零又は放電器出力容量が零の場合は、X時間帯を対象期間から除外し、
Y時間帯の予想購入電力が受電容量に達し、又は充電器出力残容量が零の場合は、Y時間帯を対象期間から除外し、
残りの対象期間について再びX、Y時間帯を求めて充電又は放電する電力量(r)を算出し、
前記残りの対象期間について、前記電力量(r)を使用して前記対象期間から除外する前記X、Y時間帯が無くなるまで繰り返しX、Y時間帯を求めて充電又は放電する電力量(r)を算出することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の需要家の制御装置。 - 負荷及び蓄電池を備える需要家側に設けられる制御装置と、前記需要家側の制御装置に対し通信網を介して接続可能で、前記蓄電池の充放電制御に関するサービスを提供するサービス事業者のサーバ装置との間で前記通信網を介して通信を行うことにより時間帯別電気料金に応じて蓄電池の充放電制御を行う蓄電池の充放電制御方法であって、
前記需要家側の制御装置が、前記需要家に蓄積されている情報または前記サーバ装置から送られた情報に基づいて、電気料金レートが最も高い時間帯(X)と最も低い時間帯(Y)の料金差が一定以上である場合に、その電気料金が高い時間帯の予想消費電力に相当する電力を、他方の時間帯において前記蓄電池に充電し、前記電気料金が高い時間帯において放電して負荷へ給電する工程とを備えることを特徴とする蓄電池の充放電制御方法。 - 前記電気料金が高い時間帯(X)は、対象とする期間のなかで最も電気料金が高い時間帯であり、
前記他方の時間帯(Y)は、前記対象とする期間のなかで最も電気料金が低い時間帯であることを特徴とする請求項9に記載の蓄電池の充放電制御方法。 - X、Y時間帯において充電又は放電する電力量(r)は、Xにおける予想購入電力、受電容量とY時間帯の予想購入電力の差、X時間帯の放電器出力残容量、Y時間帯の充電器出力残容量のうち最小値であることを特徴とする請求項9または10に記載の蓄電池の充放電制御方法。
- 前記需要家または前記サービス事業者のサーバ装置は、
X、Y時間帯において充電又は放電する電力量(r)を決定したとき、
X時間帯の予想購入電力からrを減算し、Y時間帯の予想購入電力にrを加算し、X時間帯の放電出力容量及びY時間帯の充電出力容量からrを減算し、
X時間帯の予想購入電力が零又は放電器出力容量が零の場合は、X時間帯を対象期間から除外し、
Y時間帯の予想購入電力が受電容量に達し、又は充電器出力残容量が零の場合は、Y時間帯を対象期間から除外し、
残りの対象期間について再びX、Y時間帯を求めて充電又は放電する電力量(r)を算出し、
前記残りの対象期間について、前記電力量(r)を使用して前記対象期間から除外する前記X、Y時間帯が無くなるまで繰り返しX、Y時間帯を求めて充電又は放電する電力量(r)を算出し、
前記算出した電力量(r)に基づいて、前記需要家側の制御装置は、他方の時間帯において前記蓄電池に充電し、前記電気料金が高い時間帯において放電して負荷へ給電することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の蓄電池の充放電制御方法。
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