JP2018191421A - 住宅の電力管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡素な構成で第三者の不正な操作を回避することの可能な住宅の電力管理システムを提供する。【解決手段】住宅20の電力管理システム10は、充放電装置30と、HEMS装置26とを備える。充放電装置30は、車両40の被接続部42に接続される接続部31を有し、接続部31が車両40の被接続部42に接続されることにより車両40のバッテリ41の充電及び放電を実行することが可能である。HEMS装置26は、住宅の電力を管理する。HEMS装置26は、車両40の被接続部42に接続された状態で接続部31をロックすることの可能なロック機構43のロックが解除されたことを検知した際に、接続部31をロック機構43により再度ロックさせる。【選択図】図1

Description

本開示は、住宅の電力管理システムに関する。
従来、特許文献1に記載の車両の電源装置がある。特許文献1に記載の電源装置は、車両の駆動輪を駆動するモータに電力を供給するメインバッテリと、メインバッテリに車両外部から充電を行うために充電ケーブルを接続する接続部とを備えている。接続部は、充電ケーブルの端部に設けられたコネクタを接続部に接続した状態でロックするロック機構を含んでいる。ロック機構は、車両キーを認識するキー認識部を有している。ロック機構は、キー認識部により車両キーを認識することに基づいて、コネクタのロックを解除することが可能である。
特開2007−236172号公報
ところで、特許文献1に記載の電源装置では、コネクタのロック及びロックの解除を行うためにキー認識部が必要となるため、車両の部品点数が増加するおそれがある。
一方、車両からキー認識部を排除すれば、車両の部品点数の増加を回避することができる。しかしながら、車両からキー認識部を排除した場合、ロック機構のロックの解除を、例えばメインバッテリが満充電になった際に行う必要がある。この場合、第三者が車両の接続部からコネクタを取り外すことが可能であるため、コネクタに対して悪戯が行われたり、車両が盗難されたりする等の予測し得ない不正な操作が行われるおそれがある。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より簡素な構成で第三者の不正な操作を回避することの可能な住宅の電力管理システムを提供することにある。
上記課題を解決する住宅(20)の電力管理システム(10)は、充放電装置(30)と、管理装置(26)と、を備える。充放電装置は、車両(40)の被接続部(42)に接続される接続部(31)を有し、接続部が車両の被接続部に接続されることにより車両のバッテリの充電及び放電の少なくとも一方を実行することが可能である。管理装置は、住宅の電力を管理する。管理装置は、車両の被接続部に接続された状態で接続部をロックすることの可能なロック機構のロックが解除されたことを検知した際に、接続部をロック機構により再度ロックさせる。
この構成によれば、ロック機構による接続部のロックが解除された際に、管理装置が接続部をロック機構により再度ロックさせるため、第三者による接続部の不正な操作を回避することができる。また、住宅の電力を管理する管理装置を流用してロック機構を再ロックすることができるため、上記の特許文献1に記載されるようなキー認識部が不要である。よって、構成を簡素化することができる。
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、より簡素な構成で第三者の不正な操作を回避することの可能な住宅の電力管理システムを提供できる。
図1は、第1実施形態の住宅の電力管理システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の端末装置の概略構成を示す正面図である。 図3は、第1実施形態のHEMS装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図4は、第1実施形態のHEMS装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、第1実施形態の車両ECU、充放電装置、及びHEMS装置の動作例を示すシーケンスチャートである。 図6は、第1実施形態の車両ECU、充放電装置、及びHEMS装置の動作例を示すシーケンスチャートである。 図7は、第2実施形態のHEMS装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。
以下、住宅の電力管理システムの実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、第1実施形態の住宅の電力管理システムについて説明する。図1に示されるように、本実施形態の電力管理システム10は、住宅20の内部に設けられる太陽光発電装置21と、PCS(Power Conditioning System)22と、分電盤23と、蓄電装置24と、電気機器25と、HEMS(Home Energy Management System)装置26とを備えている。また、電力管理システム10は、住宅20の外部に設けられる充放電装置30を備えている。
太陽光発電装置21は、住宅の屋上に配置された図示しない太陽光パネルにより太陽光のエネルギを直流電力に変換することで発電する。
PCS22は、太陽光発電装置21により発電される直流電力を住宅で使用可能な交流電力に変換する。PCS22は、変換した交流電力を分電盤23に供給する。
分電盤23は、電力系統50及びPCS22から供給される交流電力を蓄電装置24、充放電装置30、並びに各種の電気機器25等に供給する。電気機器25は、分電盤23から直接的に、あるいはコンセント等を介して供給される交流電力に基づいて駆動する住宅20内の機器である。電気機器25には、例えば電子錠250や外部スピーカ251等が含まれている。電子錠250は、住宅20の居住者の操作等に基づいて玄関ドアの施錠及び解錠を電気的に行う機器である。外部スピーカ251は、住宅20の外部に設けられており、住宅20の外部に向けて警報を発することにより、第三者を威嚇することが可能である。
分電盤23は、蓄電装置24、充放電装置30、及び電気機器25等の個別の消費電力、及び住宅20の全体の消費電力を検出する機能を有している。また、分電盤23は、PCS22から供給される電力、すなわち太陽光発電装置21の発電電力を検出する機能も有している。
蓄電装置24は、電力系統50及びPCS22から分電盤23を介して供給される交流電力を充電に適した電力に変換した上で充電する。蓄電装置24は、充電電力を、分電盤23を介して充放電装置30や各種の電気機器25に供給することが可能である。
充放電装置30は、電力系統50やPCS22、蓄電装置24等から分電盤23を介して供給される交流電力に基づいて、車両40のバッテリ41を充電する。また、充放電装置30は、車両40のバッテリ41の放電に基づいて、分電盤23を介して蓄電装置24や電気機器25に電力を供給することも可能である。
HEMS装置26は、演算装置や記憶装置等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。HEMS装置26は、分電盤23と通信可能に接続されている。本実施形態では、HEMS装置26が管理装置に相当する。HEMS装置26は、分電盤23から各種電力情報を取得するとともに、取得した電力情報に基づいて住宅20の電力を管理している。
例えば、HEMS装置26は、分電盤23から、蓄電装置24、電気機器25、及び充放電装置30のそれぞれの消費電力や、太陽光発電装置21の発電電力等の電力情報を取得する。HEMS装置26は、これらの電力情報に基づいて蓄電装置24、電気機器25、及び充放電装置30のそれぞれの動作を居住者の操作によらずに自動的に制御することにより、住宅20の全体の消費電力を節約する電力制御等を実行する。また、HEMS装置26にはスピーカ263が内蔵されており、このスピーカ263から各種報知を行うことが可能となっている。
HEMS装置26は、住宅20の居住者により操作される端末装置260,261を備えている。端末装置260,261は、HEMS装置26と無線通信可能に接続されている。
端末装置260は、例えばHEMS装置26専用の操作装置である。端末装置260は、図2に示されるように、入力操作及び表示の可能なタッチパネル262を有している。端末装置260は、ユーザの認証を行う認証機能を有している。ユーザを認証する方法としては、例えばログインID及びパスワードの入力に基づき認証を行う方法を用いることができる。端末装置260では、ユーザの認証の成立に基づいて、HEMS装置26に関する各種表示や操作を行うことが可能となる。
例えば、端末装置260は、認証の成立に基づいて、住宅20の全体の消費電力や、太陽光発電装置21の発電電力、蓄電装置24の充放電電力、電気機器25の消費電力、及び充放電装置30の充放電電力等をタッチパネル262に表示する。また、端末装置260では、タッチパネル262を操作することにより、太陽光発電装置21、蓄電装置24、電気機器25、及び充放電装置30を個別に操作することもできる。
図1に示される端末装置261は、例えば居住者が所持するスマートフォンやタブレット端末である。端末装置261では、端末装置260に類似のユーザ認証、各種表示、及び各種操作を行うことが可能となっている。
次に、充放電装置30及び車両40の具体的な構造について説明する。
車両40は、図示しないモータを走行用の動力源とするハイブリッド車両や電気自動車等である。車両40には、バッテリ41の他、被接続部42と、ロック機構43と、スイッチング素子44と、電力変換部45と、SOCセンサ46と、接続状態センサ47と、車両ECU(Electronic Control Unit)48とを備えている。
バッテリ41は、充電及び放電の可能なリチウムイオン電池等の二次電池からなる。バッテリ41は、車両40に搭載されているモータ等の各種電気機器の電力源として用いられている。
被接続部42は、充放電装置30の接続部31が接続される部分である。被接続部42に充放電装置30の接続部31が接続されることにより、充放電装置30と車両40との間で電力の授受が可能になるとともに、車両ECU48と充放電ECU32との間で通信が可能となる。
ロック機構43は、被接続部42に充放電装置30の接続部31が接続されているときに接続部31に引っ掛けることの可能な爪部430を有している。爪部430が接続部31に引っ掛けられることにより、被接続部42に接続された状態で接続部31をロックすることができる。また、ロック機構43は、爪部430が接続部31に引っ掛かっている状態を解除することにより、接続部31のロック状態を解除する。
電力変換部45は、バッテリ41を充電する場合には、充放電装置30から被接続部42を介して供給される交流電力を直流電力に変換してバッテリ41に供給する。また、電力変換部45は、バッテリ41を放電させる場合には、バッテリ41に蓄えられている直流電力を交流電力に変換するとともに、変換した交流電力を被接続部42及び接続部31を介して充放電装置30に供給する。
スイッチング素子44は、被接続部42と電力変換部45とを接続する電力線W1の途中に設けられている。スイッチング素子44は、オン状態になることにより、被接続部42と電力変換部45とを接続状態にする。これにより、充放電装置30とバッテリ41との間での電力の授受が許可された状態となる。また、スイッチング素子44は、オフ状態になることにより、被接続部42と電力変換部45とを遮断状態にする。これにより、充放電装置30とバッテリ41との間での電力の授受が禁止された状態となる。
SOCセンサ46は、バッテリ41のSOC(State Of Charge)値を検出するとともに、検出したSOC値に応じた信号を車両ECU48に出力する。SOC値は、バッテリ41の完全放電状態を「0[%]」と定義し、バッテリ41の満充電状態を「100[%]」と定義した上で、バッテリ41の充電状態を「0[%]〜100[%]」の範囲で表したものである。
接続状態センサ47は、被接続部42に接続部31が接続されているか否かを検出するとともに、検出された接続部31の接続状態に応じた信号を車両ECU48に出力する。
車両ECU48は、演算装置や記憶装置等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。本実施形態では、車両ECU48が車両制御部に相当する。車両ECU48は、SOCセンサ46及び接続状態センサ47のそれぞれの出力信号に基づいてバッテリ41のSOC値及び接続部31の接続状態を検出する。車両ECU48は、バッテリ41のSOC値、接続部31の接続状態、並びに充放電ECU32との間で授受される各種信号に基づいてスイッチング素子44及び電力変換部45を制御することにより、バッテリ41の充放電制御を実行する。
充放電装置30は、接続部31及び充放電ECU32の他、スイッチング素子33と、操作部34とを備えている。
スイッチング素子33は、接続部31と分電盤23とを接続する電力線W2の途中に設けられている。スイッチング素子33は、オン状態になることにより、分電盤23と接続部31とを接続状態にする。これにより、分電盤23と接続部31との間での電力の授受が許可された状態となる。また、スイッチング素子33は、オフ状態になることにより、分電盤23と接続部31とを遮断状態にする。これにより、分電盤23と接続部31との間での電力の授受が禁止された状態となる。
操作部34は、充放電装置30の各種操作を行う部分である。操作部34では、例えば車両40のバッテリ41の充電の開始及び停止、並びにバッテリ41の放電の開始及び停止等を操作することができる。
次に、充放電装置30及び車両40の動作例について説明する。
居住者は、バッテリ41の充電を行う際には、車両40の被接続部42に充放電装置30の接続部31を接続した後、充放電装置30の操作部34に対して充電開始操作を行う。充放電ECU32は、操作部34に対して充電開始操作が行われたことを検知した場合には、充電開始信号を車両ECU48に送信する。
車両ECU48は、接続状態センサ47の出力信号に基づいて被接続部42に充放電装置30の接続部31が接続されたことを検知する。車両ECU48は、被接続部42に充放電装置30の接続部31が接続されていることが検知されている状態で、充放電ECU32から送信される充電開始信号を受信すると、準備処理を実行する。具体的には、車両ECU48は、ロック機構43により充放電装置30の接続部31をロックするとともに、スイッチング素子44をオン状態にする。車両ECU48は、準備処理が完了した場合には、準備完了信号を充放電ECU32に送信する。
充放電ECU32は、車両ECU48から送信される準備完了信号を受信すると、スイッチング素子33をオン状態にする。充放電ECU32は、スイッチング素子33をオン状態にした後、準備完了信号を車両ECU48に送信する。車両ECU48は、充放電ECU32から送信される準備完了信号を受信すると、バッテリ41の充電を自動的に制御する充電制御を実行する。具体的には、車両ECU48は、充放電装置30から車両40に供給される電力によりバッテリ41が充電されるように電力変換部45を制御する。
車両ECU48は、充電制御として、バッテリ41を充電している間、SOCセンサ46によりバッテリ41のSOC値を検出することにより、バッテリ41が満充電になったか否かを監視している。車両ECU48は、バッテリ41が満充電になった場合には、充電完了処理を実行する。
具体的には、車両ECU48は、充電完了処理として、スイッチング素子44をオフ状態にした後、充電終了信号を充放電ECU32に送信する。充放電ECU32は、充電終了信号を受信すると、スイッチング素子33をオフ状態にした後、電力遮断信号を車両ECU48に送信する。車両ECU48は、充放電ECU32から送信される電力遮断信号を受信すると、ロック機構43による接続部31のロックを解除する。
なお、充放電装置30の操作部34に対して充電終了操作が行われた場合、その旨の信号が充放電ECU32から車両ECU48に送信される。この場合にも、車両ECU48は同様の充電完了処理を実行する。
また、充放電装置30では、操作部34の操作により、充電時のバッテリ41のSOC値の上限値を設定することが可能となっている。本実施形態では、充電時のバッテリ41のSOC値の上限値がバッテリ41の所定の充電状態に相当する。充放電装置30は、充電時のバッテリ41のSOC値の上限値が設定されている場合、充電状態監視制御を実行する。
具体的には、充放電装置30は、充電状態監視制御として、バッテリ41の充電が行われている際に、車両ECU48からバッテリ41のSOC値の情報を取得することにより、バッテリ41のSOC値を監視している。そして、充放電装置30は、バッテリ41のSOC値が上限値に達した際に車両ECU48との通信により充電完了処理を実行することで、バッテリ41の充電を完了する。また、充放電装置30は、車両ECU48に対して解除指令信号を送信することにより、ロック機構43による接続部31のロックを解除する。
一方、居住者は、バッテリ41の放電を行う際には、車両40の被接続部42に充放電装置30の接続部31を接続した後、充放電装置30の操作部34に対して放電開始操作を行う。それ以降、充放電ECU32から送信される準備完了信号を受信するまでに車両ECU48により実行される処理は、バッテリ41の充電が行われる場合と同様である。
車両ECU48は、準備完了信号を受信すると、バッテリ41の放電を自動的に制御する放電制御を実行する。具体的には、車両ECU48は、バッテリ41を放電させるように電力変換部45を制御する。
車両ECU48は、放電制御として、バッテリ41を放電している間、SOCセンサ46によりバッテリ41のSOC値を検出することにより、バッテリ41が完全放電状態になったか否かを監視している。本実施形態では、放電時のバッテリ41のSOC値の下限値もバッテリ41の所定の充電状態に相当する。車両ECU48は、バッテリ41が完全放電状態になった場合には、放電完了処理を実行する。放電完了処理の具体的な手順は、充電完了処理と同様の手順であるため、その詳細な説明は割愛する。なお、充放電装置30の操作部34に対して放電終了操作が行われた場合、その旨の信号が充放電ECU32から車両ECU48に送信される。この場合にも、車両ECU48は同様の放電完了処理を実行する。車両ECU48は、放電完了処理として、ロック機構43による接続部31のロックを解除する処理を同様に実行する。
また、充放電装置30では、操作部34の操作により、放電時のバッテリ41のSOC値の下限値を設定することが可能となっている。充放電装置30は、放電時のバッテリ41のSOC値の下限値が設定されている場合には、放電状態監視制御を実行する。具体的には、充放電装置30は、放電状態監視制御として、バッテリ41の放電が行われている際に、車両ECU48からバッテリ41のSOC値の情報を取得することにより、バッテリ41のSOC値を監視している。そして、充放電装置30は、バッテリ41のSOC値が下限値に達した際に車両ECU48との通信により放電完了処理を実行することで、バッテリ41の放電を完了する。また、充放電装置30は、車両ECU48に対して解除指令信号を送信することにより、ロック機構43による接続部31のロックを解除する。
ところで、このような電力管理システム10では、バッテリ41の充電又は放電が完了すると、ロック機構43のロックが解除されるため、第三者により車両40の被接続部42から接続部31が取り外されるおそれがある。また、第三者が充放電装置30に対して充電終了操作又は放電終了操作を行った場合にも、ロック機構43のロックが解除されるため、第三者により車両の被接続部42から接続部31が取り外されるおそれがある。車両40の被接続部42から接続部31が容易に取り外されると、接続部31に対して悪戯が行われたり、車両40が盗難されたりする等の予測し得ない不正な操作が行われるおそれがある。
そこで、本実施形態の電力管理システム10では、ロック機構43のロックが解除された際に、HEMS装置26がロック機構43を再度ロックするようにしている。また、端末装置260のタッチパネル262では、ロック機構43のロックを解除する解除操作を行うことが可能となっている。電力管理システム10では、端末装置260のタッチパネル262において解除操作を行うことにより、ロック機構43のロックを解除することが可能となっている。
次に、図3及び図4を参照して、HEMS装置26により実行されるロック機構43の再ロック処理の手順について詳しく説明する。まず、図3を参照して、端末装置260のタッチパネル262において解除操作が行われた際にHEMS装置26により実行される処理の手順について説明する。なお、HEMS装置26は、図3に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。
図3に示されるように、HEMS装置26は、まず、ステップS10の処理として、端末装置260に対して解除操作が行われたか否かを判断する。具体的には、端末装置260は、タッチパネル262のタッチ操作により解除操作が行われた場合には、その旨を示す解除操作検知信号をHEMS装置26に送信する。HEMS装置26は、端末装置260から送信される解除操作検知信号を受信することをもって、端末装置260に対して解除操作が行われたと判断する。
HEMS装置26は、ステップS10の処理で肯定判断した場合には、すなわち端末装置260に対して解除操作が行われた場合には、ステップS11の処理として、解除指令信号を、充放電ECU32を介して車両ECU48に送信する。車両ECU48は、解除指令信号を受信すると、ロック機構43のロックを解除する。
HEMS装置26は、ステップS11の処理を実行した後、ステップS12の処理として、解除許可フラグF1をオン状態に設定して、図3に示される一連の処理を一旦終了する。また、HEMS装置26は、ステップS10の処理で否定判断した場合にも、すなわち端末装置260に対して解除操作が行われていない場合にも、図3に示される一連の処理を一旦終了する。
次に、図4を参照して、HEMS装置26により実行されるロック機構43の再ロック処理の手順について説明する。なお、HEMS装置26は、図4に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。
図4に示されるように、HEMS装置26は、まず、ステップS20の処理として、充放電ECU32から送信される解除完了信号を受信したか否かを判断する。具体的には、車両ECU48は、ロック機構43のロックを解除した際に、解除完了信号を充放電ECU32に送信する。充放電ECU32は、車両ECU48から送信される解除完了信号を受信すると、これをHEMS装置26に送信する。これにより、HEMS装置26は、充放電ECU32から送信される解除完了信号を受信する。
HEMS装置26は、ステップS20の処理で肯定判断した場合には、すなわち解除完了信号を受信した場合には、ステップS21の処理として、解除許可フラグF1がオン状態であるか否かを判断する。HEMS装置26は、ステップS21の処理で否定判断した場合には、すなわち解除許可フラグF1がオフ状態である場合には、ステップS22の処理として、再ロック指令信号を、充放電ECU32を介して車両ECU48に送信する。車両ECU48は、再ロック指令信号を受信すると、ロック機構43により接続部31を再度ロックする。車両ECU48は、ステップS22の処理を実行した後、図4に示される処理を一旦終了する。
HEMS装置26は、ステップS21の処理で肯定判断した場合には、すなわち解除許可フラグF1がオン状態である場合には、充放電ECU32に再ロック指令信号を送信することなく、ステップS23の処理として、解除許可フラグF1をオフ状態に設定した後、図4に示される処理を一旦終了する。
HEMS装置26は、ステップS20の処理で否定判断した場合には、すなわち解除完了信号を受信していない場合には、図4に示される処理を一旦終了する。
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態の電力管理システム10の動作例について説明する。
図5に示されるように、例えば車両ECU48は、バッテリ41の充電を行っている際に、ステップS30の処理として、SOCセンサ46によりバッテリ41が満充電になったことを検知すると、ステップS31の処理として、ロック機構43のロックを解除する。また、車両ECU48は、ステップS32の処理として、解除完了信号を、充放電装置30を介してHEMS装置26に送信する。これにより、HEMS装置26は、ステップS33の処理として、解除完了信号を受信する。
この場合、解除許可フラグF1がオフ状態であるため、HEMS装置26は、ステップS34の処理として、再ロック指令信号を、充放電装置30を介して車両ECU48に送信する。車両ECU48は、ステップS35の処理として、再ロック指令信号を受信すると、ステップS36の処理として、ロック機構43により接続部31を再度ロックする。
一方、居住者が端末装置260において解除操作を行った場合には、図6に示されるように、HEMS装置26が、ステップS40の処理として、解除操作を検知した後、ステップS41の処理として、解除指令信号を、充放電装置30を介して車両ECU48に送信する。また、HEMS装置26は、ステップS42の処理として、解除許可フラグF1をオン状態に設定する。
この場合、車両ECU48は、ステップS43の処理として、解除指令信号を受信すると、ステップS44の処理として、ロック機構43のロックを解除する。また、車両ECU48は、ステップS45の処理として、解除完了信号を、充放電装置30を介してHEMS装置26に送信する。したがって、HEMS装置26は、ステップS46の処理として、解除完了信号を受信する。
この場合、解除許可フラグF1がオン状態であるため、HEMS装置26は、再ロック指令信号を車両ECU48に送信することなく、ステップS47の処理として、解除許可フラグF1をオフ状態に設定する。すなわち、ロック機構43による接続部31の再度のロックが行われない。
以上説明した本実施形態の電力管理システム10によれば、以下の(1)及び(2)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)HEMS装置26は、ロック機構43による接続部31のロックが解除されたことを検知した際に、接続部31をロック機構43により再度ロックさせる。これにより、第三者による接続部31の不正な操作を回避することができる。また、住宅20の電力を管理するHEMS装置26を流用してロック機構43を再度ロックすることができるため、上記の特許文献1に記載されるようなキー認識部が不要である。よって、構成を簡素化することができる。
(2)電力管理システム10は、認証の成立に基づいてHEMS装置26及びロック機構43を操作することの可能な端末装置260を備える。HEMS装置26は、端末装置260の操作に基づいてロック機構43による接続部31のロックを解除した場合には、ロック機構43による接続部31の再度のロックを禁止する。このような構成によれば、住宅20の居住者による端末装置260の正当な操作を通じてロック機構43のロックが解除される場合には、ロック機構43の再ロックが行われないため、居住者は車両40の被接続部42から充放電装置30の接続部31を取り外すことができる。よって、住宅20の居住者の利便性を確保することができる。
<第2実施形態>
次に、電力管理システム10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の電力管理システム10との相違点を中心に説明する。
図2に示されるように、本実施形態の端末装置260のタッチパネル262には、HEMS装置26の警戒モードの設定及び解除を行うことの可能な操作部264が表示されている。HEMS装置26は、その動作モードが警戒モードに設定されると、住宅20に対する不正な操作が行われているか否かを監視する状態となる。具体的には、HEMS装置26では、タッチパネル262を操作することにより、不正な操作を監視する監視対象機器を選択することが可能となっている。
例えば、タッチパネル262の操作により、監視対象機器として充放電装置30及び電子錠250が選択されている場合、HEMS装置26は、警戒モードに設定されている期間、充放電装置30又は電子錠250が操作されたか否かを監視する。そして、HEMS装置26は、警戒モードに設定されている間に充放電装置30又は電子錠250が操作された場合には、警報発信処理を実行する。例えば、HEMS装置26は、警報発信処理として、メールによる端末装置261への通知や、HEMS装置26のスピーカ263からの音の発信等により、居住者に対して警報を発する。また、HEMS装置26は、警報発信処理として、外部スピーカ251からの音の発信等により、第三者に対して警報を発する。本実施形態では、端末装置261やHEMS装置26のスピーカ263、外部スピーカ251が警報部に相当する。
また、HEMS装置26では、端末装置260,261を操作することにより、警戒モードに設定される時間帯を任意に変更できるようになっている。HEMS装置26は、設定された時間帯内で動作モードを自動的に警戒モードに設定するとともに、設定された時間外で警戒モードを自動的に解除する。
さらに、警戒モードに設定する必要のある状況は、居住者の外出中や就寝中であるため、HEMS装置26は、警戒モードの設定及び解除を自動的に行うことが可能なものであってもよい。例えば、HEMS装置26は、住宅20の全体の消費電力が閾値以下である場合には、居住者の外出中又は就寝中であると判断して、その動作モードを自動的に警戒モードに設定してもよい。また、HEMS装置26は、電子錠250の施錠及び解錠、並びに開閉動作を検出することに基づいて、警戒モードを一定時間だけ解除してもよい。
また、HEMS装置26は、警戒モードに設定されている期間にロック機構43のロックが解除された場合には、ロック機構43を再ロックするとともに、外部スピーカ251等から警報を発信する。
なお、HEMS装置26が警戒モードに設定されている期間にロック機構43のロックが解除された際に外部スピーカ251等から常に警報を発信すると、例えば居住者が夜間に就寝している間にバッテリ41の充電又は放電が完了した際に外部スピーカ251等から警報が発せられるおそれがある。このような警報は居住者に違和感を与える可能性が高い。そこで、本実施形態のHEMS装置26は、充放電装置30や車両ECU48の都合によりバッテリ41の充電又は放電が完了した場合には、外部スピーカ251等から警報を発信しないようになっている。
次に、ロック機構43のロックが解除された際にHEMS装置26により実行される処理の具体的な手順について図7を参照して説明する。なお、HEMS装置26は、図7に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。また、図7に示される処理において、図4に示される処理と同一の処理については同一の符号を付すことにより重複する説明を割愛する。
図7に示されるように、HEMS装置26は、まず、ステップS20の処理で肯定判断した場合には、すなわち解除完了信号を受信した場合には、ステップS50の処理として、動作モードが警戒モードであるか否かを判断する。HEMS装置26は、ステップS50の処理で否定判断した場合には、すなわち動作モードが警戒モードに設定されていない場合には、図7に示される処理を一旦終了する。
HEMS装置26は、ステップS50の処理で肯定判断した場合には、すなわち動作モードが警戒モードに設定されている場合には、ステップS51の処理として、車両ECU48の充電制御又は放電制御によりロック機構43のロックが解除された状況であるか否かを判断する。
具体的には、HEMS装置26は、バッテリ41の充電が行われている期間、分電盤23から充放電装置30の充電電力の情報を取得している。HEMS装置26は、取得した充放電装置30の充電電力の情報に基づいて、車両ECU48の充電制御においてバッテリ41の充電が完了したか否かを判断する。例えば、HEMS装置26は、充放電装置30の充電電力の変化パターンが、予め記憶装置に記憶されている満充電時の充放電装置30の充電電力の変化パターンと一致する場合には、車両ECU48の充電制御においてバッテリ41の充電が完了したと判断する。HEMS装置26は、このような状況で解除完了信号を受信した場合には、車両ECU48の充電制御によりロック機構43のロックが解除された状況であると判定する。
また、HEMS装置26は、バッテリ41の放電が行われている期間、分電盤23から充放電装置30の放電電力の情報を取得している。HEMS装置26は、取得した充放電装置30の放電電力の情報に基づいて、車両ECU48の放電制御においてバッテリ41の放電が完了したか否かを判断する。例えば、HEMS装置26は、充放電装置30の放電電力の変化パターンが、予め記憶装置に記憶されている完全放電時の充放電装置30の放電電力の変化パターンと一致する場合には、車両ECU48の放電制御においてバッテリ41の放電が完了したと判断する。HEMS装置26は、このような状況で解除完了信号を受信した場合には、車両ECU48の放電制御によりロック機構43のロックが解除された状況であると判定する。
HEMS装置26は、ステップS51の処理で肯定判断した場合には、すなわち車両ECU48の充電制御又は放電制御によりロック機構43のロックが解除された状況である場合には、ステップS52の処理として、再ロック指令信号を、充放電ECU32を介して車両ECU48に送信した後、図7に示される処理を一旦終了する。したがって、この場合には、ロック機構43の再ロックは行われるが、外部スピーカ251等からの警報の発信は行われない。
HEMS装置26は、ステップS51の処理で否定判断した場合には、ステップS53の処理として、充放電装置30の充電状態監視制御又は放電状態監視制御によりロック機構43のロックが解除された状況であるか否かを判断する。
具体的には、充放電ECU32は、充電状態監視制御においてバッテリ41のSOC値が上限値に達することによりバッテリ41の充電を停止するとともに、ロック機構43のロックを解除した場合には、HEMS装置26に充電完了信号を送信する。この場合、HEMS装置26は、充電完了信号の受信に基づいて、充放電装置30の充電状態監視制御によりロック機構43のロックが解除された状況であると判定する。
また、充放電ECU32は、放電状態監視制御においてバッテリ41のSOC値が下限値に達することによりバッテリ41の放電を停止するとともに、ロック機構43のロックを解除した場合には、HEMS装置26に放電完了信号を送信する。この場合、HEMS装置26は、放電完了信号の受信に基づいて、充放電装置30の放電状態監視制御によりロック機構43のロックが解除された状況であると判定する。
HEMS装置26は、ステップS53の処理で肯定判断した場合には、すなわち充放電装置30の充電状態監視制御又は放電状態監視制御によりロック機構43のロックが解除された状況である場合には、ステップS52の処理として、再ロック指令信号を、充放電ECU32を介して車両ECU48に送信した後、図7に示される処理を一旦終了する。したがって、この場合には、ロック機構43の再ロックは行われるが、外部スピーカ251等からの警報の発信等は行われない。
HEMS装置26は、ステップS53の処理で否定判断した場合には、ステップS54の処理として、警報発信処理を実行した後、ステップS52の処理として、再ロック指令信号を、充放電ECU32を介して車両ECU48に送信する。したがって、この場合には、外部スピーカ251等からの警報の発信、及びロック機構43の再ロックが共に行われる。
以上説明した本実施形態の電力管理システム10によれば、以下の(3)〜(6)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(3)HEMS装置26は、ロック機構43による接続部31のロックが解除されたことを解除完了信号により検知した際に、動作モードが警戒モードに設定されている場合には、ロック機構43により接続部31を再度ロックさせる。また、HEMS装置26は、ロック機構43による接続部31のロックが解除されたことを解除完了信号により検知した際に、動作モードが警戒モードに設定されていない場合には、ロック機構43による接続部31の再度のロックを行わない。これにより、居住者はHEMS装置26の動作モードを切り替えるだけで、ロック機構43の再ロックの許可及び禁止を切り替えることができる。
(4)電力管理システム10は、HEMS装置26の動作モードが警戒モードに設定されている際にロック機構43のロックが解除されたことを検知した場合に警報を発信する警報部として、外部スピーカ251、端末装置261、及びスピーカ263を備えている。これにより、HEMS装置26の動作モードが警戒モードに設定されている期間に第三者がロック機構43のロックを解除した場合には、外部スピーカ251等から警報が発せられるため、第三者の不正な操作を防止し易くなる。
(5)HEMS装置26は、その動作モードが警戒モードに設定されている際に、車両ECU48の充電制御又は放電制御に基づいてロック機構43が接続部31のロックを解除した場合には、外部スピーカ251等からの警報の発信を禁止する。これにより、車両ECU48の都合によりロック機構43のロックが解除された場合には、ロック機構43の再ロックが行われる一方で、外部スピーカ251等から警報が発信されないため、居住者に違和感を与え難くなる。
(6)HEMS装置26は、その動作モードが警戒モードに設定されている際に、充放電装置30の充電状態監視制御又は放電状態監視制御に基づいてロック機構43が接続部31のロックを解除した場合には、外部スピーカ251等からの警報の発信を禁止する。これにより、充放電装置30の都合によりロック機構43のロックが解除された場合には、ロック機構43の再ロックが行われる一方で、外部スピーカ251等から警報が発信されないため、居住者に違和感を与え難くなる。
<他の実施形態>
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・充放電装置30は、車両40のバッテリ41の充電及び放電のいずれか一方のみを行うものであってもよい。
・HEMS装置26、充放電ECU32、及び車両ECU48が提供する手段及び/又は機能は、実体的な記憶装置に記憶されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組み合わせにより提供することができる。例えば制御装置がハードウェアである電子回路により提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路により提供することができる。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:電力管理システム
20:住宅
26:HEMS装置(管理装置)
30:充放電装置
31:接続部
40:車両
41:バッテリ
42:被接続部
48:車両ECU(車両制御部)
251:外部スピーカ(警報部)
260:端末装置
261:端末装置(警報部)
263:スピーカ(警報部)

Claims (8)

  1. 車両(40)の被接続部(42)に接続される接続部(31)を有し、前記接続部が前記車両の被接続部に接続されることにより前記車両のバッテリ(41)の充電及び放電の少なくとも一方を実行することの可能な充放電装置(30)と、
    住宅の電力を管理する管理装置(26)と、を備え、
    前記管理装置は、
    前記車両の被接続部に接続された状態で前記接続部をロックすることの可能なロック機構のロックが解除されたことを検知した際に、前記接続部を前記ロック機構により再度ロックさせる
    住宅の電力管理システム。
  2. 認証の成立に基づいて前記管理装置及び前記ロック機構を操作することの可能な端末装置(260,261)を更に備え、
    前記管理装置は、
    前記端末装置の操作に基づいて前記ロック機構による前記接続部のロックを解除した場合には、前記ロック機構による前記接続部の再度のロックを禁止する
    請求項1に記載の住宅の電力管理システム。
  3. 前記管理装置は、
    その動作モードが警戒モードに設定されることに基づいて、前記住宅に対して不正な操作を監視する状態になるものであり、
    前記ロック機構による前記接続部のロックが解除されたことを検知した際に、前記管理装置の動作モードが前記警戒モードに設定されている場合には、前記接続部を前記ロック機構により再度ロックさせ、
    前記ロック機構による前記接続部のロックが解除されたことを検知した際に、前記管理装置の動作モードが前記警戒モードに設定されていない場合には、前記ロック機構による前記接続部の再度のロックを行わない
    請求項1又は2に記載の住宅の電力管理システム。
  4. 前記管理装置の動作モードが前記警戒モードに設定されている際に、前記ロック機構による前記接続部のロックが解除されたことを検知した場合に警報を発する警報部(251,261,263)を更に備える
    請求項3に記載の住宅の電力管理システム。
  5. 前記バッテリの充電を自動的に制御する充電制御を実行する車両制御部(48)を更に備え、
    前記ロック機構は、
    前記充電制御において前記バッテリの充電が完了した際に前記接続部のロックを解除するものであり、
    前記管理装置は、
    その動作モードが警戒モードに設定されている際に、前記車両制御部の充電制御に基づいて前記ロック機構が前記接続部のロックを解除した場合には、前記警報部からの警報の発信を禁止する
    請求項4に記載の住宅の電力管理システム。
  6. 前記バッテリの放電を自動的に制御する放電制御を実行する車両制御部(48)を更に備え、
    前記ロック機構は、
    前記放電制御において前記バッテリの放電が完了した際に前記接続部のロックを解除するものであり、
    前記管理装置は、
    その動作モードが警戒モードに設定されている際に、前記車両制御部の放電制御に基づいて前記ロック機構が前記接続部のロックを解除した場合には、前記警報部からの警報の発信を禁止する
    請求項4に記載の住宅の電力管理システム。
  7. 前記充放電装置は、
    前記バッテリの充電が行われている際に前記バッテリの充電状態を監視しつつ、前記バッテリの充電状態が所定の状態になった際に前記バッテリの充電を完了するとともに、前記接続部のロックを解除する充電状態監視制御を実行するものであり、
    前記管理装置は、
    その動作モードが警戒モードに設定されている際に、前記充放電装置の充電状態監視制御に基づいて前記ロック機構が前記接続部のロックを解除した場合には、前記警報部の警報の発信を禁止する
    請求項4に記載の住宅の電力管理システム。
  8. 前記充放電装置は、
    前記バッテリの放電が行われている際に前記バッテリの充電状態を監視しつつ、前記バッテリの充電状態が所定の状態になった際に前記バッテリの放電を完了するとともに、前記接続部のロックを解除する放電状態監視制御を実行するものであり、
    前記管理装置は、
    その動作モードが警戒モードに設定されている際に、前記充放電装置の放電状態監視制御に基づいて前記ロック機構が前記接続部のロックを解除した場合には、前記警報部の警報の発信を禁止する
    請求項4に記載の住宅の電力管理システム。
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