JP2013093153A - ヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】切り換え制御用スイッチが搭載された制御基板を両面から覆うためのベース部材及びカバー部材を備えた、ヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造に関し、リモコン部の製造コストを低減できるヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造を実現する。
【解決手段】ベース部材10とカバー部材20とが、折曲可能な第1の薄肉ヒンジ部50でもって一体につながれるとともに、ベース部材10及びカバー部材20の何れか一方の部材と押釦部材30とが、折曲可能な第2の薄肉ヒンジ部60でもって一体につながれた状態の一部品として、ベース部材10とカバー部材20と押釦部材30とを一体に形成し、ベース部材10とカバー部材20とを第1の係止爪11,12にて折り畳み状態に保持し、ベース部材10及びカバー部材20の何れか一方の部材と押釦部材30とを第2の係止爪32にて遊びを持たせた折り畳み状態に保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末装置等に接続して使用されるヘッドセット装置におけるリモコン部の筐体構造に関するもので、特に、切り換え制御用スイッチが搭載された制御基板を両面から覆うためのベース部材及びカバー部材を備えた、ヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造に関する。
ヘッドセット装置は、電話機能を備えた携帯端末装置等に接続して使用されるものであり、そのリモコン部(リモートコントロール部)の筐体からは、少なくとも第1及び第2のコードが延びており、第1のコードの先端側には、携帯端末装置等に接続されるプラグが設けられ、第2のコードの先端側には、イヤホン(スピーカ)が設けられている。又、リモコン部には切り換え制御用スイッチも設けられ、このスイッチを用いることで、携帯端末装置等を操作できるようになっている。
例えば、携帯電話機に使用されるヘッドセット装置であって、ハンドフリー通話を可能にするものでは、音楽を聴いている時であっても、電話がかかってくると、リモコン部の切り換え制御用スイッチの押下でもって、電話音声に切り換えて通話を開始でき、逆に通話中においては、上記スイッチの押下でもって電話を切ることができるようになっている。
このリモコン部の筐体内には、切り換え制御用スイッチだけでなく、上記の切り換え制御を行うための制御基板が収納されている。また、通話に際しては、イヤホンだけでなくマイクロホンも必須であるが、このマイクロホンは、リモコン部の筐体内(制御基板上)や、イヤホン用のコードと並設したコードに設けられる(例えば、特許文献1参照)。
上記ヘッドセット装置におけるリモコン部の筐体は、制御基板が収納されるベース部材と、ベース部材の開口を塞ぐように取り付けられるカバー部材と、カバー部材に嵌合され、制御基板上の切り換え制御用スイッチを押下する押釦部材とで構成されている。
特開平5−103063号公報
上記従来技術のリモコン部において、筐体の組み立ては、制御基板を保持したベース部材にカバー部材を装着するとともに、切り換え制御用スイッチに対向するように、押釦部材をカバー部材に嵌合させることにより行っている。
この従来構成においては、ベース部材と、カバー部材と、押釦部材とは、独立部品であり、別々に製造しなければならなかった。また、こられの組み立て作業も面倒であった。このため、リモコン部の製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は、リモコン部の製造コストを低減できるヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造を実現しようとするものである。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、切り換え制御用スイッチが搭載された制御基板を両面から覆うためのベース部材及びカバー部材を備えた、ヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造であって、前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方には、前記切り換え制御用スイッチに対向する位置に開口部が設けられ、押釦部材が、該開口部を通して外側から前記切り換え制御用スイッチを押下可能に配置され、前記ベース部材と前記カバー部材とが、折曲可能な第1の薄肉ヒンジ部でもって一体につながれるとともに、前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方の部材と前記押釦部材とが、折曲可能な第2の薄肉ヒンジ部でもって一体につながれた状態の一部品として、前記ベース部材と前記カバー部材と前記押釦部材とが一体に形成され、前記ベース部材と前記カバー部材とは第1の係止爪にて折り畳み状態に保持され、前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方の部材と前記押釦部材とは第2の係止爪にて折り畳み状態に保持され、前記第2の係止爪は、前記第2の薄肉ヒンジ部の弾性力でもって前記押釦部材が前記切り換え制御用スイッチから離れたオフ位置と、前記押釦部材が前記切り換え制御用スイッチを押下したオン位置との間で、前記押釦部材が移動することを許容する、ヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造である。
この発明において、ベース部材とカバー部材と押釦部材とが一体に形成されており、組み立て時は、ベース部材とカバー部材とは第1の係止爪にて折り畳み状態に保持され、ベース部材及びカバー部材の何れか一方の部材と押釦部材とは第2の係止爪にて折り畳み状態に保持される。この状態で、押釦部材は押下方向に移動可能であり、押釦部材を押下すれば、切り換え制御用スイッチをオンにすることができる。
又、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記ベース部材と前記カバー部材とは直線近似の基本形状が等脚台形であり、等脚台形の下底部分に、前記ベース部材と前記カバー部材とをつなぐ前記第1の薄肉ヒンジ部が形成され、上底部分に、前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方の部材と前記押釦部材とをつなぐ前記第2の薄肉ヒンジ部が形成され、前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方の部材の脚部分に、前記ベース部材と前記カバー部材とを係止する前記第1の係止爪が形成され、さらに、携帯端末装置に接続されるプラグが先端側に設けられた第1のコードと、イヤホンが先端側に設けられた第2のコードとを通すための挿通溝が、下底部分に沿って形成されていることを特徴とするものである。
この発明において、組み立て時に、ベース部材とカバー部材とは、下底部分の第1の薄肉ヒンジ部で折り畳まれ、ベース部材及びカバー部材の何れか一方の部材と押釦部材とは、上底部分の第2の係止爪にて折り畳まれ、脚部分にてベース部材とカバー部材が係止される。
請求項3に係る発明は、切り換え制御用スイッチが搭載された制御基板を両面から覆うためのベース部材及びカバー部材を備えた、ヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造であって、前記前記カバー部材には、前記切り換え制御用スイッチに対向する位置に押釦部が設けられ、前記ベース部材と前記カバー部材とが、折曲可能な第1の薄肉ヒンジ部でもって一体につながれた状態の一部品として、前記ベース部材と前記カバー部材とが一体に形成され、前記ベース部材と前記カバー部材とは第1の係止爪にて折り畳み状態に保持され、該第1の係止爪は、前記第1の薄肉ヒンジ部の弾性力でもって前記カバー部材の押釦部が前記切り換え制御用スイッチから離れたオフ位置と、前記カバー部材の押釦部が前記切り換え制御用スイッチを押下したオン位置との間で、前記カバー部材が移動することを許容する、ヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造である。
この発明において、ベース部材とカバー部材とが一体に形成されており、組み立て時は、ベース部材とカバー部材とは第1の係止爪にて折り畳み状態に保持される。この状態で、カバー部材は押下方向に移動可能であり、カバー部材を押下すれば、押釦部にて切り換え制御用スイッチをオンにすることができる。
又、請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、前記ベース部材と前記カバー部材とは直線近似の基本形状が等脚台形であり、下底部分に、前記ベース部材と前記カバー部材とをつなぐ前記第1の薄肉ヒンジ部が形成され、前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方の部材の上底部分及び脚部分に、前記ベース部材と前記カバー部材とを係止する前記第1の係止爪が形成され、さらに、携帯端末装置に接続されるプラグが先端側に設けられた第1のコードと、イヤホンが先端側に設けられた第2のコードとを通すための挿通溝が、下底部分に沿って形成されていることを特徴とするものである。この発明において、組み立て時に、ベース部材とカバー部材とは、下底部分の第1の薄肉ヒンジ部で折り畳まれる。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、一方の面に前記切り換え制御用スイッチが実装されるとともに他方の面にはマイクロホンが実装された制御基板を、収納対象の前記制御基板とし、前記ベース部材又は前記カバー部材の前記マイクロホンと対向する位置には、集音用の貫通穴が形成されていることを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、ベース部材とカバー部材と押釦部材とが一体に形成されているため、部品点数や製造工程を削減でき、製造コストを低減できる。しかも、組み立て時は、ベース部材とカバー部材とは第1の係止爪により容易に折り畳み状態に保持でき、ベース部材及びカバー部材の何れか一方の部材と押釦部材とは第2の係止爪にて容易に折り畳み状態に保持でき、同時に、押釦部材を押下方向に移動可能に構成できるため、組み立ても容易であり、この点からも製造コストを低減できる。
請求項2に係る発明によれば、組み立て時に、ベース部材とカバー部材とは、下底部分の第1の薄肉ヒンジ部で折り畳まれ、脚部分にてベース部材とカバー部材が係止されるため、ベース部材とカバー部材との安定した嵌合状態を確保可能である。又、第1の薄肉ヒンジ部と第2の薄肉ヒンジ部とが平行であるため、ベース部材とカバー部材と押釦部材との折り畳み作業が容易である。
請求項3に係る発明によれば、ベース部材とカバー部材とが一体に形成されているため、部品点数や製造工程を削減でき、製造コストを低減できる。しかも、組み立て時は、ベース部材とカバー部材とは第1の係止爪により容易に折り畳み状態に保持でき、同時に、カバー部材の押釦部を押下方向に移動可能に構成できるため、組み立ても容易であり、この点からも製造コストを低減できる。
請求項4に係る発明によれば、組み立て時に、ベース部材とカバー部材とは、下底部分の第1の薄肉ヒンジ部で折り畳まれ、脚部分にてベース部材とカバー部材が係止されるため、ベース部材とカバー部材との安定した嵌合状態を確保可能である。
請求項5に係る発明によれば、制御基板を小さくでき、ベース部材とカバー部材の平面形状を小さくできる
本発明の第1の実施の形態例における展開状態斜視図である。 図1の形態例における組み立て手順を示す図である。 図2(e)の切断線A−Aにおける断面を概念的に示した図である。 図3において押釦部材を押下した状態を示す概略断面図である。 本発明の第2の実施の形態例における展開状態斜視図である。 図5の形態例における組み立て手順を示す図である。 図5(c)の切断線B−Bにおける断面を概念的に示した図である。 図7においてカバー部材を押下した状態を示す概略断面図である。
(第1の実施の形態例)
まず、図1〜図4を用いて本発明の第1の実施の形態例を説明する。ベース部材10及びカバー部材20は、切り換え制御用スイッチ41が搭載された制御基板40を両側から覆うように配置されるものである。図2〜図4には、理解を容易にするために、制御基板40をも図示した。なお本形態例は、携帯電話機に使用されるヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造に関するもので、制御基板40のカバー部材20側の面には切り換え制御用スイッチ41が実装され、ベース部材10側の面にはマイクロホン42が実装されている。また、ベース部材10のマイクロホン42と対向する位置には、集音用の貫通穴17が形成されている。
ベース部材10及びカバー部材20は、直線近似の基本形状が等脚台形であり、等脚台形の下底部分に、ベース部材10とカバー部材20とをつなぐ第1の薄肉ヒンジ部50が形成され、上底部分に、ベース部材10と押釦部材30とをつなぐ第2の薄肉ヒンジ部60が形成されている。また、ベース部材10の脚部分に、ベース部材10とカバー部材20とを折り畳み状態に係止するための第1の係止爪11,12が形成され、カバー部材20には、第1の係止爪11,12と嵌合する係止穴22,23が形成されている。
第1の係止爪11,12は、一般的な形状を有するもので、先端部分がL字形をしており、先端面は係止穴22,23の壁部に摺接する傾斜面となっている。そして、係止穴22,23への挿入時に、進入方向と交差する方向に一度退避するように弾性変形し、先端部分の通過後、元に戻って、係止穴22,23にL字形先端部分が係合し、第1の係止爪11,12が抜け止め状態で係止されるものである。
さらに、ベース部材10には、携帯端末装置に接続されるプラグが先端側に設けられた第1のコード(図示せず)と、イヤホンが先端側に設けられた第2のコード(図示せず)とをそれぞれ通すための挿通溝13,14が、ベース部材10の下底部分に沿って形成されている。カバー部材20にも、同様な挿通溝が形成されている。
矩形の制御基板40には、対角位置に一対の位置決め用穴が穿設されており、この穴にベース部材10の突起15,16を圧入することにより、制御基板40がベース部材10の中央部に取り付けられ、さらに、ベース部材10及びカバー部材20に挟持される。
カバー部材20には、切り換え制御用スイッチ41に対向する位置に開口部21が設けられており、この開口部21を通して、押釦部材30の突起31がカバー部材20の外側から切り換え制御用スイッチ41を押下できるようになっている。
ベース部材10と押釦部材30とは、押釦部材30上に設けられた第2の係止爪32にて折り畳み状態に保持される。上記開口部21はこの第2の係止爪32と嵌合する係止穴の機能も有している。カバー部材20と押釦部材30とは、押釦部材30上に設けられた第2の係止爪32(第1の係止爪11,12と同様な形状を有している)にて折り畳み状態に保持されるが、第2の係止爪32の場合は、カバー部材20に対して一定の遊びをもって係合している。
すなわち、押釦部材30が、第2の薄肉ヒンジ部60の弾性力でもって切り換え制御用スイッチ41から離れたオフ位置と、突起31が切り換え制御用スイッチ41を押下したオン位置との間で、移動できるように、第2の係止爪32はカバー部材20に対して一定の遊びをもって係合している。そのため、オフ位置の押釦部材30は押下方向に移動可能であり、押釦部材30を押下すれば、切り換え制御用スイッチ41をオンにすることができる。
このように、ベース部材10とカバー部材20とが、折曲可能な第1の薄肉ヒンジ部50でもって一体につながれるとともに、ベース部材10と押釦部材30とが、折曲可能な第2の薄肉ヒンジ部60でもって一体につながれたことにより、ベース部材10,カバー部材20及び押釦部材30は合成樹脂等でなる一部品として一体に構成されたことになる。
そして、その組み立て手順は、図2に示す通りである。すなわち、制御基板40や等をセット後(図2(a))、カバー部材20を起こして(図2(b))、ベース部材10に重ね、ベース部材10とカバー部材20とを、第1の係止爪11,12にて折り畳み状態に保持する(図2(c))。次に、押釦部材30を起こして(図2(d))、カバー部材20に重ね、押釦部材30とカバー部材20とを、第2の係止爪32にて折り畳み状態に保持する(図2(e))。
この形態例によれば、ベース部材10とカバー部材20と押釦部材30とが一体に形成されているため、部品点数や製造工程を削減でき、製造コストを低減できる。しかも、組み立て時は、ベース部材10とカバー部材20とは第1の係止爪11,12により容易に折り畳み状態に保持でき、カバー部材20と押釦部材30とは第2の係止爪32にて容易に折り畳み状態に保持でき、同時に、押釦部材30を押下方向に移動可能に構成できるため、組み立ても容易であり、この点からも製造コストを低減できる。
さらに、組み立て時に、ベース部材10とカバー部材20とは、等脚台形の下底部分の第1の薄肉ヒンジ部50で折り畳まれ、脚部分にてベース部材10とカバー部材20が第1の係止爪11,12により係止されるため、ベース部材10とカバー部材20との安定した嵌合状態を確保可能である。又、第1の薄肉ヒンジ部50と第2の薄肉ヒンジ部60とが平行であるため、ベース部材10とカバー部材20と押釦部材30の折り畳み作業が容易であり、この点からも製造コストを低減できる。
(第2の実施の形態例)
図5〜図8を用いて本発明の第2の実施の形態例を説明する。図5〜図8において、図1〜図4(第1の実施の形態例)と共通する部分には、同一符号を付し、その説明を一部省略する。
本形態例でも、ベース部材10及びカバー部材20は、切り換え制御用スイッチ41が搭載された制御基板40を両側から覆うように配置される。また、本形態例も、携帯電話機に使用されるヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造に関するものであるため、制御基板40のカバー部材20側の面には切り換え制御用スイッチ41が実装され、ベース部材10側の面にはマイクロホン42が実装されている。ベース部材10のマイクロホン42と対向する位置には、集音用の貫通穴17が形成されている。
ベース部材10及びカバー部材20は、直線近似の基本形状が等脚台形であり、等脚台形の下底部分に、ベース部材10とカバー部材20とをつなぐ第1の薄肉ヒンジ部50が形成されている。第1の実施の形態例とは異なり、上底部分には、第2の薄肉ヒンジ部や押釦部材は設けられていない。一方、カバー部材20には、切り換え制御用スイッチ41に対向する位置に突起状の押釦部29が設けられており、この押釦部29で切り換え制御用スイッチ41を押下できるようになっている。
ベース部材10には、、第1の実施の形態例と同様、携帯端末装置に接続されるプラグが先端側に設けられた第1のコード(図示せず)と、イヤホンが先端側に設けられた第2のコード(図示せず)とをそれぞれ通すための挿通溝13,14が、ベース部材10の下底部分に沿って形成されている。カバー部材20にも、同様な挿通溝が形成されている。
矩形の制御基板40には、対角位置に一対の位置決め用穴が穿設されており、この穴にベース部材10の突起15,16を圧入することにより、制御基板40がベース部材10の中央部に取り付けられ、さらに、ベース部材10及びカバー部材20に挟持される。
本形態例のベース部材10には、ベース部材10とカバー部材20とを折り畳み状態に係止するための第1の係止爪が3個設けられている。すなわち、ベース部材10の脚部分に第1の係止爪11,12が形成され、上底部分に第1の係止爪18が設けられている。カバー部材20には、第1の係止爪11,12,18と嵌合する係止穴22,23,28が形成されている。
第1の係止爪11,12,18は、一般的な形状を有するもので、先端部分がL字形をしており、先端面は係止穴22,23,28の壁部に摺接する傾斜面となっている。そして、係止穴22,23への挿入時に、進入方向と交差する方向に一度退避するように弾性変形し、先端部分の通過後、元に戻って、係止穴22,23,28にL字形先端部分が係合し、第1の係止爪11,12,18が抜け止め状態で係止されるものである。
本形態例では、第1の係止爪11,12,18がカバー部材20に対して一定の遊びをもって係合している。すなわち、カバー部材20が、第1の薄肉ヒンジ部50の弾性力でもって切り換え制御用スイッチ41から離れたオフ位置と、押釦部29が切り換え制御用スイッチ41を押下したオン位置との間で、移動できるように、第1の係止爪11,12,18はカバー部材20に対して一定の遊びをもって係合している。そのため、オフ位置のカバー部材20は押下方向に移動可能であり、カバー部材20を押下すれば、切り換え制御用スイッチ41をオンにすることができる。
このように、ベース部材10と押釦付きカバー部材20とが、折曲可能な第1の薄肉ヒンジ部50でもって一体につながれたことにより、ベース部材10及びカバー部材20は一部品として一体に構成されたことになる。
そして、その組み立ては、図6に示す通りである。すなわち、制御基板40や等をセット後(図6(a))、カバー部材20を起こして(図2(b))、ベース部材10に重ね、ベース部材10とカバー部材20とを、第1の係止爪11,12,18にて折り畳み状態に保持する(図2(c))ことにより完了する。
この形態例によれば、ベース部材10と押釦付きカバー部材20とが一体に形成されているため、部品点数や製造工程を削減でき、製造コストを低減できる。しかも、組み立て時は、ベース部材10とカバー部材20とは第1の係止爪11,12,18により容易に折り畳み状態に保持でき、同時に、カバー部材20を押下方向に移動可能に構成できるため、組み立ても容易であり、この点からも製造コストを低減できる。
さらに、組み立て時に、ベース部材10とカバー部材20とは、等脚台形の下底部分の第1の薄肉ヒンジ部50で折り畳まれ、脚部分及び上底部分にてベース部材10とカバー部材20が第1の係止爪11,12,18により係止されるため、ベース部材10とカバー部材20との安定した嵌合状態を確保可能である。
なお、本発明は上記形態例に限られるものではない。例えば、第1の実施の形態例において、切り換え制御用のスイッチが制御基板の反対側の面に配置された場合には、ベース部材に開口部を設ける必要があり、この場合には、押圧部材は、カバー部材に第2の薄膜ヒンジを用いてつながることになる。
さらに、上記二つの形態例では、係止爪をベース部材側或いは押釦部材側に設けたが、位置関係を逆にして、相手部材側に係止爪を設けてもよい。係止爪の数についても上記形態例に限るものではない。さらに、制御基板についても、カバー部材側に取り付けるようにしてもよい。
また、本発明の筐体構造は、上記形態例に示した制御基板だけを収納対象とするものではない。例えば、マイクロホンをリモコン部の筐体内に収納せず、イヤホン用のコードに並設したコードに設ける場合もある。
さらに、上記形態例の説明においては、ベース部材及びカバー部材の直線近似の基本形状が等脚台形であると表現したが、この意味は厳格なものではなく、上記形態例での形状からも明らかなように、上底部分や脚部分がなだらかに湾曲した形状をも包含するものである。
10 : ベース部材
11,12,18 : 係止爪
15 : 突起
20 : カバー部材
21 : 開口部
22,23,28 : 係止穴
29 : 押釦部
30 : 押釦部材
31 : 突起
32 : 係止爪
40 : 制御基板
41 : 切り換え制御用スイッチ
42 : マイクロホン
50 : 第1の薄肉ヒンジ部
60 : 第2の薄肉ヒンジ部

Claims (5)

  1. 切り換え制御用スイッチが搭載された制御基板を両面から覆うためのベース部材及びカバー部材を備えた、ヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造であって、
    前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方には、前記切り換え制御用スイッチに対向する位置に開口部が設けられ、押釦部材が、該開口部を通して外側から前記切り換え制御用スイッチを押下可能に配置され、
    前記ベース部材と前記カバー部材とが、折曲可能な第1の薄肉ヒンジ部でもって一体につながれるとともに、前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方の部材と前記押釦部材とが、折曲可能な第2の薄肉ヒンジ部でもって一体につながれた状態の一部品として、前記ベース部材と前記カバー部材と前記押釦部材とが一体に形成され、
    前記ベース部材と前記カバー部材とは第1の係止爪にて折り畳み状態に保持され、前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方の部材と前記押釦部材とは第2の係止爪にて折り畳み状態に保持され、
    前記第2の係止爪は、前記第2の薄肉ヒンジ部の弾性力でもって前記押釦部材が前記切り換え制御用スイッチから離れたオフ位置と、前記押釦部材が前記切り換え制御用スイッチを押下したオン位置との間で、前記押釦部材が移動することを許容する、ヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造。
  2. 前記ベース部材と前記カバー部材とは直線近似の基本形状が等脚台形であり、等脚台形の下底部分に、前記ベース部材と前記カバー部材とをつなぐ前記第1の薄肉ヒンジ部が形成され、上底部分に、前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方の部材と前記押釦部材とをつなぐ前記第2の薄肉ヒンジ部が形成され、前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方の部材の脚部分に、前記ベース部材と前記カバー部材とを係止する前記第1の係止爪が形成され、
    さらに、携帯端末装置に接続されるプラグが先端側に設けられた第1のコードと、イヤホンが先端側に設けられた第2のコードとを通すための挿通溝が、下底部分に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載のヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造。
  3. 切り換え制御用スイッチが搭載された制御基板を両面から覆うためのベース部材及びカバー部材を備えた、ヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造であって、
    前記前記カバー部材には、前記切り換え制御用スイッチに対向する位置に押釦部が設けられ、
    前記ベース部材と前記カバー部材とが、折曲可能な第1の薄肉ヒンジ部でもって一体につながれた状態の一部品として、前記ベース部材と前記カバー部材とが一体に形成され、
    前記ベース部材と前記カバー部材とは第1の係止爪にて折り畳み状態に保持され、
    該第1の係止爪は、前記第1の薄肉ヒンジ部の弾性力でもって前記カバー部材の押釦部が前記切り換え制御用スイッチから離れたオフ位置と、前記カバー部材の押釦部が前記切り換え制御用スイッチを押下したオン位置との間で、前記カバー部材が移動することを許容する、ヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造。
  4. 前記ベース部材と前記カバー部材とは直線近似の基本形状が等脚台形であり、下底部分に、前記ベース部材と前記カバー部材とをつなぐ前記第1の薄肉ヒンジ部が形成され、前記ベース部材及び前記カバー部材の何れか一方の部材の上底部分及び脚部分に、前記ベース部材と前記カバー部材とを係止する前記第1の係止爪が形成され、
    さらに、携帯端末装置に接続されるプラグが先端側に設けられた第1のコードと、イヤホンが先端側に設けられた第2のコードとを通すための挿通溝が、下底部分に沿って形成されていることを特徴とする請求項3記載のヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造。
  5. 一方の面に前記切り換え制御用スイッチが実装されるとともに他方の面にはマイクロホンが実装された制御基板を、収納対象の前記制御基板とし、前記ベース部材又は前記カバー部材の前記マイクロホンと対向する位置には、集音用の貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のヘッドセット装置用リモコン部の筐体構造。
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