JP2013143355A - 電子装置 - Google Patents

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JP2013143355A
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Kenji Mochida
賢二 持田
Takahisa Osawa
貴久 大澤
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Abstract

【課題】大型化・複雑化させることなくキートップの脱落を防止可能な電子装置を提供すること。
【解決手段】電子装置は、押圧スイッチを有する配線基板と、対向させて合わせることにより配線基板を収容する第1筐体及び第2筐体と、操作者の押圧操作により押圧スイッチを押圧するキースイッチと、を備える。第1筐体は、一方の開口が押圧スイッチと対向すると共に、他方の開口が外部側に面する貫通孔と、外部側に面方向に沿って形成された溝と、を有する。キースイッチは、第1筐体から一部が露出すると共に、溝に差し込まれるキートップと、キートップと係合すると共に、少なくとも一部が貫通孔に挿入される中継体と、操作者のキートップの押圧操作により押圧スイッチを押圧する押子と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末等のキースイッチを備える電子装置に関する。
スマートフォン等の携帯端末は、広面積の表示部を配置しながらも小型化を実現するために、平板形状を有しているものが多い。また、折畳式の携帯電話機等、複数の筐体を有する携帯端末においても、表示部を配置しない筐体は、表示部を配置する筐体と同じ大きさに合わせるため、いずれの筐体も平板形を有しているものが多い。
平板形の筐体を有する携帯端末においては、メインのキースイッチは、通常、広面積の面に設けられるが、操作者の利便性を考慮して、狭面積の側面にもキースイッチ(例えばサイドキー)が設けられることがある(例えば、特許文献1参照)。
そして、キースイッチを有する携帯端末に防水性を付与する場合には、キースイッチのキートップの周囲の隙間から携帯端末内部に水が浸入しないように構成されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1に記載の押釦スイッチの防水構造においては、ケースに貫通孔が形成され、ケースの内側において貫通孔に相対する位置に押圧型スイッチが設けられ、弾性材からなるカップ部材がその開口をケースの外側とするよう貫通孔に嵌め込まれ、押釦から突出した軸部がカップ部材の開口に挿入されており、カップ部材の外周面の全周にわたって凸部が形成され、カップ部材が貫通孔に嵌め込まれることにより凸部が圧縮変形しており、カップ部材の開口側にフランジが設けられ、フランジがケースの外面に係止され、ケースの外面に凹部が形成され、凹部にフランジが嵌め込まれて凹部の底にフランジが係止され、押釦の外周にはフランジ状に突出した弾性シートが設けられ、ケースがカバーによって覆われ、カバーに形成された開口に押釦が露出し、ケースとカバーとの間に弾性シートが挟まれている。
特許文献2に記載の携帯型医療用電子機器の筐体は、内蔵される押圧スイッチと対向する部位に形成された貫通孔に、押圧することにより押圧スイッチを動作させる操作キー部が取り付けられたケース表面部を備え、ケース表面部には、貫通孔の内周面から内方に突出し、中央部分で開口する環状のフランジ部が設けられ、操作キー部は、貫通孔内で開口方向に昇降自在なキートップと、キートップを昇降自在に支持するとともに、貫通孔を閉塞する弾性体であるキー本体とを備え、キー本体は、上部にキートップが固定され、フランジ部の中央部分の開口内で、開口方向に延在し、当該開口方向に昇降自在に配置された押し子と、押し子の周囲に配置され、フランジ部を水密状態で挟持する挟持部と、挟持部の内周面から立ち上がり、押し子との間を閉塞するととともに、弾性変形して、押し子を、押圧方向に移動自在に支持する支持脚部と、を有し、キートップの外縁部は、挟持部においてフランジ部を挟持する部位と開口方向で対向して離間して配置され、キートップが押下された際に部位に当接する。
特開2006−344528号公報 特開2009−54380号公報
以下の分析は、本発明の観点から与えられる。
特許文献1に記載の押釦スイッチにおいては、筐体(カバー)の他にケースが必要となり、携帯端末が大型化及び複雑化することになる。
また、特許文献1に記載の押釦スイッチにおいては、キートップ(押釦)のフランジをカバーで係止することにより押釦の脱落を防止している。この場合、押釦スイッチの組み立ての際、押子(カップ部材)及びキートップをケースに側面方向から挿入してから、上方及び下方から表側筐体及び裏側筐体(表カバー及び裏カバー)でケースを収容するように挟み込み、キートップのフランジと筐体とを係合させる。このとき、キートップは、筐体に収容するまでの間に脱落してしまうおそれがある。また、キートップの脱落に留意しなければならないため、組立工程の作業性が悪くなる。
一方、特許文献2に記載の携帯型医療用電子機器の筐体によれば、筐体の外部からキートップを押子(押圧キー本体)に取り付けることが可能となる。しかしながら、押子がキートップに嵌合されているだけであるので、キートップの脱落を物理的に抑制するものが存在しない。特に、キートップと押子とを接着剤で接合したとしても、押子はゴム等の弾性材料であり、キートップは樹脂等の硬質材料であるので接着剥離の可能性は高く、キートップ脱落の危険性は解消されない。
本発明の第1視点によれば、押圧スイッチを有する配線基板と、対向させて合わせることにより配線基板を収容する第1筐体及び第2筐体と、操作者の押圧操作により押圧スイッチを押圧するキースイッチと、を備える電子装置が提供される。第1筐体は、一方の開口が押圧スイッチと対向すると共に、他方の開口が外部側に面する貫通孔と、外部側に面方向に沿って形成された溝と、を有する。キースイッチは、第1筐体から一部が露出すると共に、溝に差し込まれるキートップと、キートップと係合すると共に、少なくとも一部が貫通孔に挿入される中継体と、操作者のキートップの押圧操作により押圧スイッチを押圧する押子と、を有する。
本発明は、以下の効果のうち少なくとも1つを有する。
本発明においては、キートップと中継体の組み込み方向を異ならせることができる。これにより、中継体の組み込み方向からでは差し込むことはできない筐体の溝にキートップのフランジを係合させることができ、第1筐体と第2筐体とを組み合わせる前であってもキートップの脱落を防止することができる。また、第1筐体に溝を形成するだけであるので、キートップ脱落防止のために電子装置を大型化・複雑化させることを回避することができる。
本発明の第1実施形態に係る電子装置の概略部分斜視図。 本発明の第1実施形態に係る電子装置の概略部分分解図。 本発明の第1実施形態に係る電子装置の概略部分分解図。 本発明の第1実施形態に係る電子装置の概略部分断面図。 本発明の第1実施形態に係る電子装置の概略部分断面図。 本発明の第2実施形態に係る電子装置の概略部分断面図。 参考例に係る電子装置の概略部分平面図。 第1参考例に係る電子装置の概略部分分解図。 第2参考例に係る電子装置の概略部分分解図。 第3参考例に係る電子装置の概略部分分解図。
上記視点の好ましい形態を以下に記載する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、溝は、第1筐体の外部側において貫通孔の両側に形成される。キートップは、溝に収容される第1フランジ部を有する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、溝は、キースイッチが押圧されたときに第1フランジ部が押圧方向に移動可能な幅を有する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、キートップは、中継体と係合するための第1係合部を有する。中継体は、貫通孔に挿入される軸部と、キートップを溝に沿って組み込んだときに第1係合部と係合される第2係合部と、を有する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、押子は、軸部を被覆すると共に、貫通孔に挿入されるカップ部と、カップ部の外周面に形成され、貫通孔の内壁に当接し止水する止水部と、を有する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、押子は、操作者がキートップを押圧したときに押圧方向に弾性変形し、操作者がキートップの押圧を解除したときに、キートップを元の位置に戻す。
上記第1視点の好ましい形態によれば、キートップは、中継体と係合するための第1係合部を有する。中継体は、第1係合部と係合される第2係合部と、押子を収容する凹部と、外周面に形成され、貫通孔の内壁に当接し止水する止水部と、を有する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、中継体は、操作者がキートップを押圧したときに押圧方向に弾性変形し、操作者がキートップの押圧を解除したときに、キートップを元の位置に戻す。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第1筐体は、キートップを収容するための切欠部を有する。貫通孔は切欠部に通じるように形成されている。
上記第1視点の好ましい形態によれば、操作者に押圧されるキートップの被押圧部の平面形状は四辺形状である。第1筐体は、被押圧部の平面形状の三辺と面する。第2筐体は、被押圧部の平面形状の一辺と面する。
本発明の第1実施形態に係る電子装置について説明する。図1に、本発明の第1実施形態に係る電子装置の概略部分斜視図を示す。図1は、キースイッチを備える電子装置の一例としてスマートフォンの一部を示している。図2及び図3に、本発明の第1実施形態に係る電子装置の概略部分分解図を示す。図2は電子装置の外部から見た図であり、図3は、電子装置の内部から見た図である。図4及び図5に、本発明の第1実施形態に係る電子装置の概略部分断面図を示す。図4は図1のIV−IV線に沿った断面図であり、図5は図1のV−V線に沿った断面図である。なお、以下の説明において、図面参照符号は発明の理解のために付記しているものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。また、断面図においても、主要な要素にしかハッチングを付しておらず、ハッチングを付していない要素も存在する。
電子装置100は、対向させて合わせることにより、配線基板131等を収容する空間を形成する第1筐体121及び第2筐体122と、押圧スイッチ132を有し、筐体121,122に収容される配線基板131と、操作者が押圧スイッチ132を操作するためのキースイッチ101と、を備える。図1〜図5に示す形態において、キースイッチ101は、電子装置100の側面に設けられている。詳細には、キースイッチ101は、対向する第1筐体121及び第2筐体122の端面付近に設けられている。
キースイッチ101は、操作者が直接操作するキートップ102と、キートップ102の裏側に配置される中継体103と、中継体103と第1筐体121との間に介在される押子104と、を有する。
キートップ102は、外部に露出し、操作者が触れる被押圧部102aと、第1筐体121と係合し、第1筐体121から脱落を防止するための第1フランジ部102bと、中継体103と係合するための第1係合部102cと、を有する。キートップ102は、例えば、樹脂等で形成することができる。外部に露出する被押圧部102aの平面形状が四角形状である場合、第1フランジ部102bは、少なくとも対向する2辺に沿って形成されると好ましい。図1〜図5に示す形態においては、第1フランジ部102bは、厚みを有する被押圧部102aの裏面側に、被押圧部102aの四角形状のうち三辺に沿って形成されている。
中継体103は、キートップ102と係合するための第2係合部103aと、操作者がキートップ102を押圧した際の押圧力を押圧スイッチ132に伝導するための軸部103bと、を有する。軸部103bは、例えば、キートップ102から押圧スイッチ132方向へ延在する棒体とすることができる。中継体103は、例えば、樹脂等で形成することができる。
キートップ102の第1係合部102cと中継体103の第2係合部103aとが係合してキートップ102の脱落が防止される。係合の形態は、キートップ102を第1筐体121の溝部121b沿って組み込んだときに、その前に組み込んであった中継体103と係合できるものが好ましい。特に、キートップ102を組み込んだ後に、キートップ102が組み込み方向とは逆方向に抜け落ちないような係合であると好ましい。第1係合部102cと第2係合部103aは、例えば、鉤状の爪部と、当該爪部と係合する凹部ないし溝部とすることができる。
押子104は、スイッチ動作に寄与するのみならず、キートップ102の周囲から内部へ水が浸入することを防止するパッキンの機能も有する。押子104は、第2筐体と係合する第2フランジ部104aと、凹部104bと、凹部104bを形成し、押圧スイッチ132を操作するためのカップ部104cと、カップ部104cの外周面に、水が内部に浸入することを防止する止水部104dと、を有する。カップ部104cはカップ(椀)形状を有している。カップ部104c(凹部104b)の開口側に第2フランジ部104aが一体的に接合されている。押子104のカップ部104cが形成する凹部104bには、中継体103の軸部103bが挿入される。すなわち、軸部103bはカップ部104cで被覆される。押子104のカップ部104cは、第1筐体121に形成された貫通孔121cに挿入される。止水部104dは、例えば、カップ部104cを部分的に拡径するように、全外周に沿って連続的に形成された峰状となっている。押子104において、少なくとも止水部104dはゴム等の弾性材料であると好ましい。押子104の第2フランジ部104a及び止水部104d以外のカップ部104cは樹脂等で形成することも可能であるが、止水部104dと共に弾性材料で一体的に形成すると好ましい。
第1筐体121は、外部に面する領域に、キートップ102及び中継体103を載置するための切欠部121aと、一方の開口が押圧スイッチ132と対向し、他方の開口が切欠部121aに面する貫通孔121cと、貫通孔121cの両側に、切欠部121aに連通して形成された溝部121bと、を有する。図1〜図5に示す形態においては、さらに、押子104の第2フランジ部104aを収容するための凹部が貫通孔121c周りに形成されている。溝部121bは、第1筐体121の外面が延在する方向に沿って形成されている。溝部121bの延在方向と貫通孔121cの延在方向は同一方向ではない。好ましくは、溝部121bの延在方向と貫通孔121cの延在方向は直交するような関係にある。溝部121bには、キートップ102の第1フランジ部102bが収容される。溝部121bの幅は、操作者がキートップ102を押圧した際にキートップ102が押圧方向に移動できるように、第1フランジ部102bの厚さより広く形成されている。例えば、押圧スイッチ132のストロークが0.1mmである場合、第1フランジ部102bと第1筐体121との間隔d(図5)は、0.3mmに設定することができる。
貫通孔121cには、押子104のカップ部104c及びカップ部104cで被覆された中継体103の軸部103bが挿入される。押子104の止水部104dの外径は、第1筐体121の貫通孔121cの内径よりも大きいと好ましい。この場合、カップ部104c及び止水部104dの弾性を利用して、カップ部104c及び軸部103bが貫通孔121cに挿入されると、止水部104dと貫通孔121cとの内壁とを隙間なく密着させることができる。これにより、キートップ102周囲から流入した水が、貫通孔121cを通って内部に浸入することを防止することができる。
切欠部121aは、キートップ102の四角状の平面形状のうち、3辺と面するように形成すると好ましい。この場合、第2筐体122は、キートップ102の四角状の平面形状のうち、1辺と面するように形成される。したがって、第1筐体121と対向する第2筐体122の端面は、略直線状に形成することができる。すなわち、第1筐体121と第2筐体122とを合わせたときに、第1筐体121と第2筐体122との当接線が、大きな段を生じることなく、図1に示すように電子装置100に沿って略直線的に形成されることになる。
配線基板131は、その面が第1筐体121の外面(側面)に沿うように配置される。押圧スイッチ132は、貫通孔121cの開口に対向するように配置される。
次に、電子装置100の組み立てについて説明する。カップ部104c及び軸部103bが貫通孔121cに挿入され、軸部103bが凹部104bに挿入されるように、押子104及び中継体103は、第1筐体121の側面方向から(矢印A及び矢印B方向へ)第1筐体121に取り付けられる。次に、第1フランジ部102bを溝部121bに差し込むように、キートップ102は、第1筐体121の上方向から(矢印C方向へ)第1筐体121に取り付けられる。このとき、第1係合部102cと第2係合部103aとを係合させる。例えば、第2係合部103aとして形成された凸部と、第1係合部102cとして形成された凹部とを嵌合させる。次に、第2筐体122と第1筐体121とを組み合わせる。このとき、キートップ102の第2筐体122側に第1フランジ部102bが形成されている場合には、第1フランジ部102と第2筐体122とを係合させる。
操作者がキートップ102の被押圧部102aを押圧すると、キートップ102は押圧方向に移動する。これに伴い、キートップ102に押圧されて中継体103も押圧方向に移動する。そして、軸部103bがカップ部104cの内側より押圧することにより、押子104のカップ部104cの先端は、押圧スイッチ132を押圧操作する。押子104のカップ部104cは弾性を有し、操作者の押圧力によりスイッチ動作時には変形されるが、スイッチ動作後には元の形状に復元すると共に、キートップ102及び中継体103を元の位置に戻すと好ましい。スイッチ動作時には押圧スイッチ132も弾性変形するが、キートップ102及び中継体103は、押圧スイッチ132の復元力によって、又は押圧スイッチ132及び押子104の両方の復元力によって元の位置に戻ってもよい。
本発明においては、キートップ102と中継体103とで組み立て方向が異なる。すなわち、中継体103を第1筐体121の貫通孔121cに挿入しながらも、キートップ102の第1フランジ部102bを、中継体103の挿入方向とは異なる方向から溝部121bに差し込みことができる。したがって、本発明によれば、キートップ102を取り付けた際、第1筐体121の溝部121bとキートップ102の第1フランジ部102bとの係合、キートップ102の第1係合部102cと中継体103の第2係合部103aとの係合、及び中継体103の軸部103bと第1筐体121の貫通孔121cとの嵌合により、第2筐体122を取り付ける前の段階においても、キートップ102が脱落することを防止することができる。これにより、電子装置100の生産性を向上させることができる。
ここで、第1参考例を図7及び図8に示す。図7は、第1参考例に係る電子装置の概略部分平面図である。図8は、第1参考例に係る電子装置の概略部分分解図である。電子装置900は、キースイッチ901と、第1筐体921と、第2筐体922と、を備える。キースイッチ901は、キートップ902と、押子903と、を有する。キートップ902は、フランジ部902aと、押子903を押圧する軸部902bと、を有する。軸部902bがキートップ902に設けられている点は本発明と異なる。第1筐体921には、キートップ902のフランジ部902aと係合するための溝部は設けられていない。また、第2筐体922は、キートップ902の脱落を防止するためにフランジ部902aと係合する係合部922aを有する。
電子装置900の組み立てにおいては、押子903及びキートップ902の軸部902bを側面方向から(矢印D方向へ)第1筐体921の貫通孔921aへ挿入する。このとき、キートップ902は、フランジ部902aが何とも係合していないので脱落しやすい状態にある。第1筐体921と第2筐体922とを組み合わせることによって、フランジ部902aは係合部922aと係合して、脱落が防止されることになる。したがって、第2筐体922を組み合わせるまではキートップ902及び押子903は脱落しやすい状態にあり、作業性を悪化させる。しかしながら、本発明によれば、キートップ102を組み込んだときに、キートップ901、中継体103及び押子104の脱落を防止することができる。
本発明においては、キートップ102と中継体103の2つの部品に分割し、第1筐体121に溝部121bを形成するだけであるので、例えばキートップ脱落防止用のカバーが不要であるなど、電子装置100を大型化及び複雑化することなく、キートップ102及び中継体103の脱落を防止することができる。
ここで、第2参考例を図9に示す。図9は、第2参考例に係る電子装置の概略部分分解図である。図9において、第1参考例と同じ要素には同じ符号を付してある。電子装置800は、第1参考例における第2筐体922のフランジ部922aの代わりに、キートップ902のフランジ部902aと係合して、キートップ902の脱落を防止するカバー801を備える。この場合、新たな部品であるカバー801を追加することになり、電子装置800は複雑化することになる。また、カバー801は、第1筐体821及び第2筐体822と係合してカバー801の脱落を防止するためのフランジ部801aを有しており、電子装置800が大型化してしまう。一方、本発明によれば、上述のように、これらの弊害を回避することができる。
第3参考例を図10に示す。図10は、第3参考例に係る電子装置の概略部分分解図である。電子装置700においては、キートップ702は、脱落を防止するための爪部702aを有する。爪部702aは、第1筐体721の係合部721aと係合する。この場合、爪部702a及び係合部721aは、キートップにフランジ部を設ける場合に比べて大きなスペースを要することになる。すなわち、電子装置700が大型化してしまうことになる。一方、本発明によれば、上述のように、このような弊害を回避することができる。
本発明においては、キースイッチ101及び配線基板131を第1筐体121に収容することができる。これにより、品質を安定させることができる。また、第1筐体121と第2筐体122との境界線を直線状に構成することができ、デザイン選択の幅を広げることができる。例えば、図7に示す第1参考例に係る電子装置900において、第1筐体921と第2筐体922の境界線は、係合部922aによって大きな段を形成せざるを得ない。この場合、電子装置900のデザインは大きな制約を受けることになる。同様に、図9に示す第2参考例に係る電子装置800においても、カバー801の存在によって電子装置800のデザインは大きな制約を受けることになる。
本発明においては、キートップ102と中継体103とが1つの部品で構成されている場合に比べて、軸部103bがない分、キートップ102の肉厚が均一化されている。これにより、キートップの射出成形に伴うキートップの外観不良の発生を抑制することができる。
次に。本発明の第2実施形態に係る電子装置について説明する。図6に、本発明の第2実施形態に係る電子装置の概略部分断面図を示す。図6は、第1実施形態における図4に対応する図面である。図6において、第1実施形態と同じ要素には同じ符号を付してある。第1実施形態においては押子に防水機能を付与していたが、第2実施形態においては中継体に防水機能を付与している。
第2実施形態に係る電子装置200は、キースイッチ201を備える。キースイッチ201は、操作者が直接操作するキートップ202と、キートップ202の裏側に配置される中継体203と、中継体203と押圧スイッチ132との間に介在される押子204と、を有する。
キートップ202は、外部に露出し、操作者が触れる被押圧部202aと、第1筐体121と係合し、第1筐体121から脱落を防止するための第1フランジ部202bと、中継体203と係合するための第1係合部202cと、を有する。
中継体203は、第1筐体121の貫通孔121cに挿入される。中継体203は、キートップ202と係合するための第2係合部203aと、押子204を収容するための凹部203bと、外周面に、水が内部に浸入することを防止する止水部203cと、を有する。中継体103は、例えば、ゴム等の弾性材料で形成すると好ましい。
押子204は、中継体203の凹部203bに収容され、押圧スイッチ132を操作する。押子204は、樹脂で形成してもよいし、ゴム等の弾性材料で形成してもよい。
キートップ202の第1係合部202cと中継体203の第2係合部203aとが係合してキートップ202の脱落が防止される。係合の形態は、特に限定されずに、種々の態様をとることができる。第1係合部202cと第2係合部203aは、例えば、凹部と、当該凹部に嵌合する凸部とすることができる。
中継体203の止水部203cの形態は、第1実施形態における押子の止水部と同様とすることができる。
電子装置200の組み立てにおいては、配線基板131を組み込む前に、中継体203及び押子204を、第1筐体121の内部側から貫通孔121cに挿入する。キートップ202の組み込みは、中継体203及び押子204の組み込み前であってもよいし、組み込み後であってもよい。
第2実施形態における上記以外の形態は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の電子装置は、上記実施形態に基づいて説明されているが、上記実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内において、かつ本発明の基本的技術思想に基づいて、種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)に対し種々の変形、変更及び改良を含むことができることはいうまでもない。また、本発明の請求の範囲の枠内において、種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ・置換ないし選択が可能である。
本発明のさらなる課題、目的及び展開形態は、請求の範囲を含む本発明の全開示事項からも明らかにされる。
図面においては、携帯端末の一例としてスマートフォンを図示している。しかしながら、本発明のキースイッチを適用可能な携帯端末は、電子機器であればいずれでもよく、例えば、携帯電話機、携帯型ゲーム機、ポータブルオーディオ、ノート型パソコン、タブレット型パソコン等に適用することができる。
100,200 電子装置
101,201 キースイッチ
102,202 キートップ
102a,202a 被押圧部
102b,202b 第1フランジ部
102c,202c 第1係合部
103,203 中継体
103a,203a 第2係合部
103b 軸部
104,204 押子
104a 第2フランジ部
104b 凹部
104c カップ部
104d 止水部
121 第1筐体
121a 切欠部
121b 溝部
121c 貫通孔
122 第2筐体
131 配線基板
132 押圧スイッチ
203b 凹部
203c 止水部
900,800,700 電子装置
801 カバー
901 キースイッチ
902,702 キートップ
702a 爪部
902a フランジ部
902b 軸部
903,703 押子
921,821,721 第1筐体
721a 係合部
921a 貫通孔
922,822 第2筐体
922a 係合部
931 配線基板
932 押圧スイッチ

Claims (10)

  1. 押圧スイッチを有する配線基板と、
    対向させて合わせることにより前記配線基板を収容する第1筐体及び第2筐体と、
    操作者の押圧操作により前記押圧スイッチを押圧するキースイッチと、を備え、
    前記第1筐体は、一方の開口が前記押圧スイッチと対向すると共に、他方の開口が外部側に面する貫通孔と、外部側に面方向に沿って形成された溝と、を有し、
    前記キースイッチは、前記第1筐体から一部が露出すると共に、前記溝に差し込まれるキートップと、
    前記キートップと係合すると共に、少なくとも一部が前記貫通孔に挿入される中継体と、
    操作者の前記キートップの押圧操作により前記押圧スイッチを押圧する押子と、を有することを特徴とする電子装置。
  2. 前記溝は、前記第1筐体の外部側において前記貫通孔の両側に形成され、
    前記キートップは、前記溝に収容される第1フランジ部を有することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記溝は、前記キースイッチが押圧されたときに前記第1フランジ部が押圧方向に移動可能な幅を有することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記キートップは、前記中継体と係合するための第1係合部を有し、
    前記中継体は、前記貫通孔に挿入される軸部と、前記キートップを前記溝に沿って組み込んだときに前記第1係合部と係合される第2係合部と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子装置。
  5. 前記押子は、前記軸部を被覆すると共に、前記貫通孔に挿入されるカップ部と、前記カップ部の外周面に形成され、前記貫通孔の内壁に当接し止水する止水部と、を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子装置。
  6. 前記押子は、操作者が前記キートップを押圧したときに押圧方向に弾性変形し、操作者が前記キートップの押圧を解除したときに、前記キートップを元の位置に戻すことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子装置。
  7. 前記キートップは、前記中継体と係合するための第1係合部を有し、
    前記中継体は、前記第1係合部と係合される第2係合部と、前記押子を収容する凹部と、外周面に形成され、前記貫通孔の内壁に当接し止水する止水部と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子装置。
  8. 前記中継体は、操作者が前記キートップを押圧したときに押圧方向に弾性変形し、操作者が前記キートップの押圧を解除したときに、前記キートップを元の位置に戻すことを特徴とする請求項1〜3及び7のいずれか一項に記載の電子装置。
  9. 前記第1筐体は、前記キートップを収容するための切欠部を有し、
    前記貫通孔は前記切欠部に通じるように形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電子装置。
  10. 操作者に押圧される前記キートップの被押圧部の平面形状は四辺形状であり、
    前記第1筐体は、前記被押圧部の前記平面形状の三辺と面し
    前記第2筐体は、前記被押圧部の前記平面形状の一辺と面することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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