JP2013088914A - 経路探索システム、経路探索方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】経路探索の結果を表示する結果表示ウィンドウと経路探索条件の入力を受け付ける入力ウィンドウを連動することにより、入力ウィンドウにおいて出発地、目的地等に関する文字の入力又は削除が検知された時点で、ユーザからの探索の実行の指示を待つことなく、入力内容に応じて、自動的に経路探索が行われ、リアルタイムでその結果が結果表示ウィンドウに表示される。
【選択図】図1
Description
そして、ユーザは、経路探索条件の確定、探索処理の実行、探索結果の表示までの一連の処理が全て実行されるまでは、探索結果を確認することができなかった。そのため、探索結果を見てはじめて経路探索条件の入力の間違いに気付いた場合は、再探索を行うために、再度入力ページに戻り、経路探索条件の入力を行い、経路探索処理を実行する手順を繰り返す必要があった。また、探索結果を確認した後に特定の経由駅を通過する迂回経路を探索する等の経路探索条件の修正の必要を感じた場合にも、再探索を行うために再度入力ページに戻り、駅名等の経路探索条件を修正して探索を実行する必要があった。
例えば、特許文献1に開示されたシステムでは、案内された最適なバス、電車、列車などの交通手段の出発時刻前後の複数の交通手段の時刻が掲載される駅時刻表を表示することにより、出発時刻の変更や利用する交通手段の変更があった場合に再探索を容易にしている。しかし、経路探索条件の確定、探索処理の実行、探索結果の表示までの一連の処理が全て実行されるまでは、探索結果を確認できないという点は従来技術と同様であった。
他の実施の形態では、前記経路探索手段は、第1ノードと第2ノードが特定された状態で、前記ノード探索手段によって探索されたノードから第3ノードが特定された時点で、第2ノードを経由する第1ノードと第3ノードの間の経路の探索を開始するものとしてもよい。このような構成とする場合には、経路探索の実行後に新たなノードを追加することにより、迂回経路を探索することができ、その際にも、リアルタイムで探索結果を確認しながら、経路探索条件の入力を行うことができる。
本発明の経路探索方法は、ノード間の最適経路を探索する経路探索システムが実行する方法であって、ノードを特定するための文字の入力又は削除を検知すると、入力されている文字に対応するノードを探索するノード探索処理と、第1ノードが特定された状態で、前記ノード探索手段によって探索されたノードから第2ノードが特定された時点で、ユーザからの経路探索の実行指示を待たずに、第1ノードと第2ノードとの間の経路の探索を実行する経路探索処理と、前記文字の入力又は削除を受付可能な状態で、前記経路探索手段の探索結果を出力する出力処理とを有する経路探索方法である。
これらの経路探索方法及びコンピュータプログラムによって、上記経路探索システムと同様の効果を得ることができる。
経路探索装置10は、CPU(中央演算処理装置)にコンピュータプログラムが読み込まれて実行されることにより、ノード探索手段の一例となる駅探索エンジン120及び経路探索エンジン130として機能し、経路探索のための情報処理を実行可能とする。
この経路探索装置10は、駅名等の駅情報が記録された駅情報DB(DBはデータベースの略、以下同じ)140と路線網・時刻表・地図等の運行情報が記録された運行情報DB150を有している。また、この経路探索装置10は、データ通信用インタフェース110を有しており、ディジタルネットワークNを介して、ユーザが操作するユーザ端末装置20と接続されている。
なお、本実施形態で駅情報DB140と運行情報DB150は、経路探索装置10に内蔵されるものとしたが、駅情報及び運行情報を格納した外部のDBを利用してもよい。
「運行コスト」は、通常は時間を対象とする。すなわち、次の区間が最短時間となる経路候補を探索していく。但し、時間以外にも、距離、運賃を運行コストとしても良く、あるいは、これらの組み合わせを運行コストとしても良い。
次に、上記のように構成される経路探索システムにより実行される経路探索方法について説明する。
図2は、この経路探索方法の処理手順を示したシーケンス図である。図3及び図4(a)乃至10(a)及び図12(a)は、ユーザ端末装置20で表示される経路探索条件の入力ウィンドウの例、図4(b)乃至10(b)及び図12(b)は、入力内容に対する経路探索の結果表示ウィンドウの例を示す図である。
ユーザは、ユーザ端末装置20を操作して経路探索装置10にアクセスし、経路探索条件となる文字を入力する。文字の入力は、経路探索装置10から提供される図3の入力ウィンドウ210を通じて行う。
入力ウィンドウ210には、日時設定欄211、駅名入力欄212、ユーザが、自動ではなく、マニュアルによる各種処理の実行を指示する実行ボタン213が形成されている。日時設定欄211には、出発時刻、到着時刻、現在日時等が入力可能となる。
なお、これらの駅の入力欄は、「経由駅」から「目的駅」、あるいはその逆に事後的に修正ができる。また、本実施形態では、「出発駅」から入力したが、「目的地」から入力することも可能である。
次に迂回経路を探索する場合の例について説明する。迂回経路を探索するときの一つの手法は、駅名入力欄212の「未入力」又は実行ボタンの「経由駅」をクリックし、経由駅の駅名の入力欄を表示することである。この場合の処理は、上記例の場合と同様、図2に示した手順で実行される。
図6(a)に示される例では、出発駅として「高円寺」、目的駅として「新大阪」がそれぞれ入力されている状態で、経由駅として「永田町」が追加入力されている。「永田町」は、「な」→「なが」→「ながた」の順に文字が入力され、最終的に「永田町」が選ばれたものである(ステップS107:Yes、S101〜S103)。すでに2以上のノードが入力されているため(ステップS104:Yes)、経路探索エンジン130は、「高円寺」と「新大阪」の間で「永田町」を経由駅とする経路をリアルタイム探索し(ステップS105)、その探索結果を図6(b)の結果表示ウィンドウ220に表示させる(ステップS106)。
駅名入力欄212に既に出発駅と目的駅とが入力されている状態で、新たな目的駅が追加入力される場合の例を説明する。この場合の処理もまた、図2に従う手順で実行される。
例えば、図7(a)のように、出発駅として「高円寺」、目的駅として「新大阪」が入力されている状態で、さらに新たな目的駅として「はか」が入力されたとする(ステップS101)。このとき、駅探索エンジン120は、候補の駅として「博多」から始まる駅をリストアップ表示する(ステップS102、S103)。最上位の「博多」を目的駅とみなすと、すでに2以上のノードが入力されているため(ステップS104:Yes)、経路探索エンジン130は、最適経路の探索を直ちに開始するが、それまで目的地として入力されていた「新大阪」は「博多」までの途中に存在するので、「経由駅」に自動的に変更し、出発駅である「高円寺」と新たな目的駅である「博多」との間の経路をリアルタイム探索し(ステップS105)、その探索結果を図7(b)の結果表示ウィンドウ220に表示させる(ステップS106)。
一度入力された駅名入力欄212の文字を上書き・削除して修正する場合も、経路探索結果がリアルタイムに変化する。
例えば、図8(a)には、目的駅を「新大阪」から「なごや」に上書きする場合の例が示されている。上書きされた後、目的駅が「な」→「なご」→「なごや」の順に文字が追加される度に、駅探索エンジン120は候補となる駅をリストアップ表示し、経路探索エンジン130は、それぞれ最上位の駅を目的駅とみなして、出発駅である「高円寺」から「永田町」を経由して、みなした駅を目的駅とするリアルタイム探索を実行する。図8(b)の結果表示ウィンドウ220には、最終的に「名古屋」を目的駅とする経路の探索結果が表示されている。
次に、よりユーザの志向に応じた経路探索を可能にするために、さらに詳細な探索条件を設定する場合の例について説明する。
通常の経路探索処理では、利用交通手段の制限なく、所要時間が最も小さくなる経路を求めることが多いが、例えば、ユーザが、飛行機は一般的に運賃が高くなるため、多少時間がかかっても鉄道を利用したい場合もある。そのような場合には、詳細な探索条件で利用交通手段を制限する設定を行うことにより、ユーザが希望する交通手段のみを利用する経路を探索することができる。
例えば、図10(a)及び(b)のように、利用交通手段の制限なく「東京」から「博多」までの経路を探索した場合、飛行機を利用する経路の探索結果が表示される。その場合に、飛行機の利用を希望しないユーザは、さらに、入力ウィンドウの実行ボタン213のうち、「探索条件」をクリックすることにより、より詳細な探索条件を設定するための探索条件設定ウィンドウ230を表示させることができる。
探索条件設定ウィンドウ230では、図11のように、利用交通手段、乗り換え、出発駅乗車の待ち時間、特急始発駅の利用の有無等の各項目を設定可能なラジオボタンが表示される。例えば、利用交通手段のうち、飛行機に関する項目で、「気軽に利用」を選択すると飛行機を利用する経路が優先的に探索され、「普通に利用」を選択すると飛行機と他の交通機関に優劣をつけることなく経路が探索され、「極力利用しない」を選択すると飛行機を利用しない経路が優先的に探索されることとなる。そして、この探索条件の設定ウィンドウで設定の変更が行われると、設定変更の内容を反映したうえで、リアルタイム探索が行われ、結果表示ウィンドウ220に、あらたな経路探索結果が表示される。
例えば、図11の例では、飛行機に関する項目は「普通に利用」の設定になっているが、ユーザがこれを「極力利用しない」の設定に変更すると、飛行機を利用しない経路が優先的にリアルタイム探索され、経路探索結果が図12(b)の結果表示ウィンドウ220のように変わる。
これにより、ユーザは、意図しない経路探索結果を見ることで入力間違いに直ちに気付くことができ、また、その際の経路探索条件の入力内容を修正するだけで検索結果がリアルタイムに変化するので、再探索のための作業を軽減させることができる。
本実施形態では、経路探索のノードを路線網の構成要素となる駅とした場合の例を示したが、空港、フェリー港、網目状に繋がる道路の拠点をノードとする場合にも、同様に適用が可能である。
110 データ通信用インタフェース
120 駅探索エンジン
130 経路探索エンジン
140 駅情報DB
150 運行情報DB
20 ユーザ端末装置
210 入力ウィンドウ
220 結果表示ウィンドウ
230 探索条件設定ウィンドウ
Claims (6)
- ノードを特定するための文字の入力又は削除を検知すると、入力されている文字に対応するノードを探索するノード探索手段と、
第1ノードが特定された状態で、前記ノード探索手段によって探索されたノードから第2ノードが特定された時点で、ユーザからの経路探索の実行指示を待たずに、第1ノードと第2ノードとの間の経路の探索を実行する経路探索手段と、
前記文字の入力又は削除を受付可能な状態で、前記経路探索手段の探索結果を出力する出力手段と、
を有する経路探索システム。 - 前記経路探索手段は、第1ノードと第2ノードが特定された状態で、前記ノード探索手段によって探索されたノードから第3ノードが特定された時点で、第3ノードを経由する前記経路の探索を開始する、
請求項1記載の経路探索システム。 - 前記経路探索手段は、第1ノードと第2ノードが特定された状態で、前記ノード探索手段によって探索されたノードから第3ノードが特定された時点で、第2ノードを経由する第1ノードと第3ノードの間の経路の探索を開始する、
請求項1記載の経路探索システム。 - 前記経路探索手段は、第3ノードが削除された時点で、第1ノードと第2ノードとの間の経路を再探索する、
請求項2記載の経路探索システム。 - ノード間の最適経路を探索する経路探索システムが実行する方法であって、
ノードを特定するための文字の入力又は削除を検知すると、入力されている文字に対応するノードを探索するノード探索処理と、
第1ノードが特定された状態で、前記ノード探索手段によって探索されたノードから第2ノードが特定された時点で、ユーザからの経路探索の実行指示を待たずに、第1ノードと第2ノードとの間の経路の探索を実行する経路探索処理と、
前記文字の入力又は削除を受付可能な状態で、前記経路探索手段の探索結果を出力する出力処理と、を実行することを特徴とする、
経路探索方法。 - 経路探索の探索結果を表示可能なユーザ端末装置と通信路を介して接続されるコンピュータを、経路探索装置として動作させるためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータを、
ノードを特定するための文字の入力又は削除を検知すると、入力されている文字に対応するノードを探索するノード探索手段、
第1ノードが特定された状態で、前記ノード探索手段によって探索されたノードから第2ノードが特定された時点で、ユーザからの経路探索の実行指示を待たずに、第1ノードと第2ノードとの間の経路の探索を実行する経路探索手段、
前記文字の入力又は削除を受付可能な状態で、前記経路探索手段の探索結果を前記ユーザ端末装置に出力する出力手段、
として機能させる、コンピュータプログラム。
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