JP2013085971A - イオン化傾向の差異を応用した健康器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
人体の痛み等を感じる部位に直接貼り付ける事でその症状を緩和させる健康器具を提供する。
【解決手段】
イオン化傾向が違う2種類の金属(例えばアルミと銅)を通電可能な状態で固着し、小さい方の金属を上にして医療用テープ等のシールに固定し、それを痛い所や人体のツボに貼る。一般にピンポイントでツボを刺激することは難しいが本発明はある程度の大きさがあるためツボを知らなくても大まかな位置で効果的に刺激することができる。それによって体の中を流れる微弱な電流が調整され、体のバランスも復活し自然治癒力が活性化して、体の痛みを癒して健康にする。
【選択図】 図2
人体の痛み等を感じる部位に直接貼り付ける事でその症状を緩和させる健康器具を提供する。
【解決手段】
イオン化傾向が違う2種類の金属(例えばアルミと銅)を通電可能な状態で固着し、小さい方の金属を上にして医療用テープ等のシールに固定し、それを痛い所や人体のツボに貼る。一般にピンポイントでツボを刺激することは難しいが本発明はある程度の大きさがあるためツボを知らなくても大まかな位置で効果的に刺激することができる。それによって体の中を流れる微弱な電流が調整され、体のバランスも復活し自然治癒力が活性化して、体の痛みを癒して健康にする。
【選択図】 図2
Description
本発明は外部から電気を供給することなく、金属のイオン化傾向の差異によって流れる体内微弱電流を使って体の不調を改善する健康器具に関するものである。
従来の発明はイオン化傾向が違う2種類の金属を単独で使用しているのが大半である。例えば、特許 3660005号を元にした商品はイオン化傾向の差によって流れる微弱電流(ガルバーニ電流)を使って骨盤を調整し腰痛を緩和しようとしているが、2種類の金属を単独の状態でそれぞれ離して使用している。
また、特許2907312号を元にした商品は医療用テープ等に2種類のイオン化傾向が違う金属(例えば銅とアルミ)等を粉状または粒状にして粘着面に散布し、それによって微弱電流を流して治療効果を高めようとしている。
このようなイオン化傾向の差を利用した微弱電流による治療は、1990年代にマスメディアによって取り上げられた「11円療法」によって多くの人が知ることとなり、治療家や研究者によって様々な工夫がなされ今日に至っている。
なお「11円療法」とは10円玉(銅製)と1円玉(アルミ製)をテープ等でツボ等に貼り付けることで体の痛みや骨格の歪みを取るという東洋医学の知見に基づいた療法であり、専門的には「PIA奇経療法」という。
なお「11円療法」とは10円玉(銅製)と1円玉(アルミ製)をテープ等でツボ等に貼り付けることで体の痛みや骨格の歪みを取るという東洋医学の知見に基づいた療法であり、専門的には「PIA奇経療法」という。
「不思議によく効く11円療法」伊藤修著 マキノ出版
「貼るだけで治る驚異のメタル健康法」石原綱吉著 KKロングセラーズ
人の体には、脳波計や心電図が測定できることからも明らかなように、微弱な電流が流れている。しかもそれは秩序だっていて、全体が絶妙なバランスを保っている。ところが、様々な外的要因(例えば衣食住の生活環境によるストレスや体の姿勢の悪さ)や内的要因(例えば心の持ち方等)によってバランスが崩れ、不健康な状態に陥ってしまう。それを改善するために古来、鍼灸やマッサージ等でツボを刺激し機能回復や痛みの解消を行ってきた。最近ではゲルマニウムや磁石を鍼灸の代わりとして使うことでツボを刺激し、痛みを取ったり機能の回復を図ったりしている。これはゲルマニウムや磁石によって体内の微弱電流が変化するからである。
微弱電流を整える方法として「2種類の金属」の「イオン化傾向の違い」を利用する方法が多数発明されている。ところがその多くは2つの金属を単独で使用するものが大半である。例えば、特許文献1の特許3660005は「11円療法」の応用のようなものであるが、イオン化傾向の差による微弱電流は2つの金属間にある体の中を通って流れ、効果がすぐに現れる反面、急激に人体に負荷を与えるため常時貼り付けておくことは逆効果になる。実際、非特許文献1によれば11円療法は30分くらいでアルミと銅を肌から取り外すように書かれてある。
また特許文献2の特許2907312は2種類の金属粒等をランダムに配置しているが、金属間で微弱電流が流れる為あちらこちらで微弱電流が流れることになり、本来の秩序ある流れが阻害されてしまう。人体にはいろいろなところにツボがあるが、単独では存在しておらず、相互に繋がっていてそれぞれが影響し合っている。これは東洋医学の解説書等を見れば明らかだが、各ツボは経絡という一つの流れの中で存在している。ところが、この特許を元にした商品を使用説明書の通りに貼ると、広い範囲でランダムな金属粒の間で微弱電流が流れることにより、本来の秩序ある微弱電流を乱すため長時間使用する事は体にとってあまり良くないのは明らかである。実際、発明者が試したところ貼ったところがすぐに重くなり、外せば軽くなるという体験をしている。
特許文献3の実用新案3157600は本発明と類似しているが、2種類の金属を電気的に絶縁した状態で使用しており、イオン化傾向が大きい金属を接着剤で肌に直接固定している。そのため接着剤による電気的絶縁のため金属間の電気が流れにくい構造であり効果が限定的である。
特許文献8の特開2004-051560によればアルミと銅の薄片を「コード等で繋いだ状態」と「絶縁した状態」で嘔吐の抑制に差が出るかを確認したところ有為な差が出ていることが示されている(発明の実施の形態 0015参照)。このことからもイオン化傾向の違う2種類の金属を電気的に繋いだ上で使用した方が、効果が高いことは明らかである。しかもイオン化傾向の違いによる微弱電流を流すには、金属を肌に直接接触させておかなければ効果が限定的である。これは車のバッテリーで喩えれば明らかである。バッテリーの電極を繋がなくても放電するのは、バッテリー内で電気が流れているからであるが、電極間をつなぐと大量の電気が流れる。ここで言うバッテリー内が体の中であり電極が2つのイオン化傾向が違う金属である。
これ以外の上記特許文献4〜7の実用新案の原理も特許文献1〜3と同様な傾向にあり、一定の効果は期待できるが改良の余地が残されている。
特許文献8の特開2004-051560によればアルミと銅の薄片を「コード等で繋いだ状態」と「絶縁した状態」で嘔吐の抑制に差が出るかを確認したところ有為な差が出ていることが示されている(発明の実施の形態 0015参照)。このことからもイオン化傾向の違う2種類の金属を電気的に繋いだ上で使用した方が、効果が高いことは明らかである。しかもイオン化傾向の違いによる微弱電流を流すには、金属を肌に直接接触させておかなければ効果が限定的である。これは車のバッテリーで喩えれば明らかである。バッテリーの電極を繋がなくても放電するのは、バッテリー内で電気が流れているからであるが、電極間をつなぐと大量の電気が流れる。ここで言うバッテリー内が体の中であり電極が2つのイオン化傾向が違う金属である。
これ以外の上記特許文献4〜7の実用新案の原理も特許文献1〜3と同様な傾向にあり、一定の効果は期待できるが改良の余地が残されている。
これらの問題点は2つのイオン化傾向が違う金属が離れることで、電極になった金属間で体内を導体として微弱電流が流れるため、急速な効果が見られる一方で体に負担をかける。このような治療効果の高い発明は、「イオン化傾向の大きい金属はツボA(一般に決まっているが便宜上「ツボA」という)に使用し、イオン化傾向が小さい金属ではツボB(これも決まっているが便宜上「ツボB」という)に貼る」というように決まっていて、逆に貼ると全く効果がないか逆効果になる場合が多かった(非特許文献1、参照)。これは本来人間が持っている体内微弱電流にはある一定の流れ方があり、イオン化傾向の違いによって流れる微弱電流と、体内微弱電流が混ざり合った結果、効果が発揮されているということが考えられる。
一方、本発明はイオン化傾向が大きい金属と小さい金属が隣り合っているのでツボ自体を刺激し、それによって本来流れている体内微弱電流を強化する。つまり、これまでの発明は体内微弱電流をイオン化傾向の違いによって流れる微弱電流で強化していたのであるが、本発明ではツボ自体を刺激することで、本来人間に備わっている微弱電流を強化するのである。したがって、微弱電流を使う点ではこれまでと同じだが、本発明はツボAでもツボBでも使用できることからも明らかように、微弱電流の使い方がこれまでとは違う点である。
一方、本発明はイオン化傾向が大きい金属と小さい金属が隣り合っているのでツボ自体を刺激し、それによって本来流れている体内微弱電流を強化する。つまり、これまでの発明は体内微弱電流をイオン化傾向の違いによって流れる微弱電流で強化していたのであるが、本発明ではツボ自体を刺激することで、本来人間に備わっている微弱電流を強化するのである。したがって、微弱電流を使う点ではこれまでと同じだが、本発明はツボAでもツボBでも使用できることからも明らかように、微弱電流の使い方がこれまでとは違う点である。
また、イオン化傾向が違う異種金属を広い範囲にランダムに配置することで体内の微弱電流がランダムに流れることになり、その結果、コリの原因を作っている微弱電流の流れが変化し一時的にコリの解消が認められる。しかし、ランダムな流れの微弱電流が本来の体内に流れている微弱電流の流れと一致することはほとんどありえず、その結果本来の秩序ある微弱電流を狂わしたことで体が重くなるといった現象が現れる。しかし本発明はイオン化傾向の違う2つの金属を1つにまとめ、なおかつ金属間を電気的に繋いだことでツボなどをピンポイントで刺激することができる点がこれまでの発明にはなかったことである。しかも直径が1cmくらいと鍼灸の針よりも大きいためツボの位置を正確に知らなくてもおおまかな位置でツボを刺激でき、かつ、隣のツボには届かないくらいの大きさであるので効果的な刺激をピンポイントで行うことができるのである。
本発明はイオン化傾向と直径の大きさが違う2種類の円盤状の金属が通電可能な状態で固着した構造を有しており、2つの金属を直接接触した状態で圧着したり、2つの金属を導電性の接着剤で貼り合わせたり、2つの金属を直に接触した状態でボンドやハンダを使って固着したり、2つの金属をロウ付けや溶接で固着する事によって製造されることを特徴とするものである。
本発明で使用する金属はアルミ、チタン、亜鉛、鉄、ニッケル、錫、銅、銀、白金、金のうち2つが組み合わさった構造であることを特徴とするものである。
本発明で使用する2つの金属の直径はいずれも4mm以上15mm以下であることを特徴とするものである。
本発明で使用する2つの金属の厚さはいずれも2mm以下であることを特徴とするものである。
本発明は大きさが15mm以下で、厚さも4mm以下(2mm+2mm)とコンパクトなのでどこに貼ってもあまり違和感がなく、しかも鍼のように点ではないのでツボを正確に知らなくてもおよその位置で貼ることができ、自宅で簡単に治療することができる。本発明を貼る時は市販の磁気等治療器の「貼りかえ用シール」や医療用テープを使用して、2つの金属が体に直接接触するように貼り付ける。それによって微弱電流が体内に流れるが、金属どうしが電気的に繋がっているので先行技術に比べ微弱電流が流れやすくなり、ツボを効果的に刺激し治療効果を高めることができる。
筋肉の反射を利用したオーリングテストを実施したところ次の様な結果を得た。1つは「11円療法」のように2つの金属を離して使用する場合と一箇所に集めて使用した場合では一箇所に集めた方が効果的であった。次に一箇所に集めた二つの金属を電気的に絶縁したものと繋いだものを比べてみると繋いだものの方が効果的であった。よって一番効果が高かったのは二つの金属を一箇所に集めて電気的に通電可能な状態にした本発明である。
実際、整体に利用しているが、顧客からの反応は大変良好である。
実際、整体に利用しているが、顧客からの反応は大変良好である。
更に本発明は、痛みを訴える人以外にもアスリートなどのスポーツ選手が使うことでパフォーマンスを向上させることが可能である。それは本発明が体内の微弱電流を本来人間が持っているものに近づけるからである。本発明はツボを直接刺激することで体内の微弱電流を強化することを上記で述べたが、これによって体のキレが良くなり動きが大変スムーズになる。実際に、どこにも痛みがない健康な発明者が試したところ、これまでにないくらいのスムーズな動きを体験することができた。
本発明を低価格で実現する為に2種類の金属は銅とアルミを使用する。直径が大きい方の金属はアルミを使用し、厚さ0.5mmのアルミ板に直径9mmで中心に2.1mmの穴を開ける。小さい方の金属は銅の平リベットを使用し規格が2×5を使う。
製作の方法は円盤状のアルミ板に銅の平リベットを挿入し、アルミ板から0.5mm位残して平リベットの足の部分をニッパー等で切断する。次に銅の平リベットをカシメてアルミ板に銅を固定する。この状況でも使用できるが様々な実験をしたところ、銅の平リベットの頭の部分が出っ張っていない方が良いと判明したのでプレスする等して出っ張らないように加工する。これは出っ張っていると皮膚に刺激が発生し、それによって微弱電流の流れに影響を与えるからである。微弱電流は肌ストレスにも影響を受けるのである。なお、プレスする前に紙ヤスリ等で銅の平リベットの頭の部分を一部削り取っても差し支えない。
2つの金属の直径の大きさは大きいのが9mmで小さいのが4mmとする。このように直径が9mmと小さいことで微弱電流がツボに集中し、常時鍼を打っているような刺激が与えられるのである。小さい方の金属の直径が4mmの理由は、平リベットの規格が4mm、6mm等であり実験をしたところ4mmの直径の平リベットが一番効果的だったことからこれを使用することにした。
実施するにあたり大きい金属はアルミ板とし小さい金属は銅の平リベットとしたが、逆にすると特定の人や状況を除き効果があまりなかった。ただ効果がある人も居たので厚さ0.5mmの銅板に直径9mmで中心に3.1mmの穴が開いた円盤状の銅板を使用し、アルミの平リベットは3×6の規格を使って上記の方法で製作する。
「アルミ板に銅の平リベット」の組み合わせと「銅板にアルミの平リベット」の組み合わせでは使用する平リベットの規格が異なるがこれは実験の結果このようにした方が、効果が高い人が多かったためそれぞれの規格に決定した。しかし、例外的に上記の規格ではない方が、効果が高い人も居たので大きい金属は直径9mmで固定し、平リベットは4mm、6mmの規格を使って効果を上げるようにする。
従って大きい金属の中心に開ける穴の大きさは平リベットの頭の部分の直径が4mm (2×5の規格)では2.1mmで、直径が6mm (3×6の規格)では3.1mmとする。
従って大きい金属の中心に開ける穴の大きさは平リベットの頭の部分の直径が4mm (2×5の規格)では2.1mmで、直径が6mm (3×6の規格)では3.1mmとする。
製作した金属の塊を平リベットの頭の部分が上になるようにして、磁気等治療器の「貼りかえ用シール(治療器粒直径8mm用)」等に貼付け、体の痛いところやツボ等に貼ることで体内に流れる微弱電流を整える。
本発明はイオン化傾向が違うアルミと銅を使用するが、金とチタンの組み合わせ等で実現しても差し支えない。ただ、もっとも低価格で加工もしやすく効果的なのはアルミと銅の組み合わせなのでこれを使用するのが望ましい。
金とチタンを使用する場合厚さ0.5mmのチタン板に金メッキした銅の平リベットを使用して上記の方法で製作する。
金とチタンを使用する場合厚さ0.5mmのチタン板に金メッキした銅の平リベットを使用して上記の方法で製作する。
本発明は大きい方の金属を直径9mmとしているが効果を上げる為に大きくしたり、小さくしたりすることも可能である。ただし、大きくすると装着感や使い勝手が悪い上に微弱電流が広い範囲で流れるためにかえって逆効果になる場合があり、小さくすると効果があまり出ないので特別な場合を除き直径9mmで使用するのが望ましい。
本発明を実施する第2の形態として導電性の接着剤を使用して2種類の金属を固着する方法がある。これにより2つの金属が通電可能な状態になるので上記のようにカシメることと同等の効果がある。具体的には、低価格でしかも誰にでも実施できるようにするために、厚さ0.5mmのアルミ板と銅板を使用するが、銅板は厚さ0.3mmのものを使っても差し支えない。厚さ0.3mmのものは0.5mmに比べ加工が容易であるというメリットがある。
アルミ板は直径9mmの円盤状に打ち抜き、銅板は直径5mmの円盤状に打ち抜く。打ち抜かれた金属はバリが出ているので紙ヤスリ等でバリを取っておく。
打ち抜いた円盤状のアルミ板に導電性の接着剤を塗布し、銅板を中心に固着する。このままでも使用できるが、第1の実施形態と同じく銅の出っ張りをなくすためにプレス等して平らにする。これらを前記貼りかえ用シール等を使って体の痛いところやツボ等に貼り付けることで体内に流れている微弱電流が整い、自然治癒力が高まって健康になる。
銅は平リベットの場合、直径4mmを使用したが、これは規格が4mm、6mm等と2mm刻みのためである。発明者がいくつかの直径が異なる銅板を試したところ、多くの人はアルミの直径9mmに対し銅の直径5mmが最良であったため、第二の実施形態では銅の直径を5mmとする。ただし、人によっては5mm以外で使用した方が有効な場合が存在しているので銅の直径は5mm以外でも良い。
第2の実施形態もアルミを外側にしているが銅を外側にした方が良い場合があるのは第一の実施形態と同じである。人の体は各人によって違うし、同じ人でもコンディションによっても違うので細かな調整を行えばそれだけ効果が出てくるからである。
第2の実施形態もアルミ板の直径を9mmとしているが、アルミ板を直径10mmより大きくしても差し支えないし、小さくしても差し支えない。ただし、直径10mmを超えると最適な粘着シールを見つけるのが難しい上に貼ったところが動かしにくかったりするので直径10mm以下が望ましい。また、あまりに小さくすると効果が期待できないし、銅が小さくなり過ぎて銅の加工が難しくなるのでアルミの直径は7mm以上が望ましい。なお、銅とアルミの面積の比率は実験により1対1.8から3が最良であるためこの比率で行うものとするが、特殊な使い方をする場合は比率を変えても差し支えない。
本発明の第2の実施形態も図4のように出っ張りをなくすためにプレスするが、これは出っ張りがあると皮膚刺激が体内の微弱電流に影響を与えるからであり、第1の実施形態と同じ理由による。また、プレスすることによって銅のバリで肌の傷つきを防止することもできる。銅が肌に出っ張る形で接触する場合、バリがあると肌を傷つけてしまうこともあるので、そのようなことが無いようにバリを取るように製造する。しかし、検査の見落とし等も考えられるのでその対策としてプレスすることにより出っ張りを無くし、仮に銅のバリがあったとしても影響が無いようにする。なお、アルミのバリも取るようにするが、仮に若干あっても粘着シールにより保護されるためかあまり影響がない。
本発明の第3の実施形態として、リベットに相当する物を図5の6ようにテーパー状に加工した物に置き換え、それを使うことで2種類の金属を接触した状態で固着する方法がある。具体的には金属加工会社にテーパー状の金属の丸棒を発注し、それをリベットの代わりとして中心に穴があいた円盤状の金属に差し込む。テーパー状の金属の直径は差し込まれる金属の直径より大きい為、プレスするだけで通電可能な状態で固着できる。
本発明の第4の実施形態として図6のように導電性の接着剤を使用せずにロウ付けや溶接をする事も可能である。アルミ等のロウ付けや溶接は高度な技術が必要だが、専門の会社に発注すれば実現可能であり、この方法でイオン化傾向の異なる2種類の金属を通電可能な状態で固着する事ができるのである。
本発明の第5の実施形態として図7のように中心に穴が開いた円盤状の金属板と穴の開いていない金属板を重ね、穴の部分にプラスチック系の棒を熱で溶かして流し込むと2つの金属を固着する事が可能であり、この方法によっても通電可能な状態で固着する事ができる。これは間に接着剤を挟まないことから電気抵抗をほぼゼロオームにする事ができる。なお、プラスチック系の棒以外にもハンダ等を使えば効果が同じであるが、瞬間接着剤などで接着すると接着剤が二つの金属間の隙間に流れ込むため通電可能な状態に固着できない。本発明は二つの金属間が通電可能な状態で固着することがこれまでになかった点なので接着には注意が必要である。
第3、第4、第5の実施形態ではプレス等して皮膚に接する面を平らにする図を記してないが、第1の実施形態のように小さい方の金属板を出っ張らないように平らにすることする。
本発明は上記の「発明を実施するための形態」に限定されること無く、「特許請求の範囲」に記された発明の範囲内で大きさや材質の様々な変更が可能であり、それらも本発明の範囲に包含されるのは言うまでもない。
例えば2つの金属を通電可能な状態で固着する方法として上記「発明を実施するための形態」以外にも半導体製造装置で応用されている真空蒸着技術を用いれば、アルミ板の上に銅の結晶を形成する事ができる。それを打ち抜く事で上記と同じ効果があるものを製造する事ができるので、これも本発明の範囲に包含される事は言うまでもない。
例えば2つの金属を通電可能な状態で固着する方法として上記「発明を実施するための形態」以外にも半導体製造装置で応用されている真空蒸着技術を用いれば、アルミ板の上に銅の結晶を形成する事ができる。それを打ち抜く事で上記と同じ効果があるものを製造する事ができるので、これも本発明の範囲に包含される事は言うまでもない。
1 平リベット(主に銅を使用)
2 中心に穴があいた円盤状の金属(主にアルミを使用)
3 円盤状の銅の薄板(アルミ等を使用する場合もある)
4 円盤状のアルミの薄板(銅等を使用する場合もある)
5 導電性の接着剤
6 テーパー状の銅の丸棒(アルミ等を使用する場合もある)
7 ロウ付けや溶接したときの材料
8 プラスチック系の棒を熱で溶かして穴があいている所に流し込んだところ。ただし、ハンダ等を使って流し込んでも良い。
2 中心に穴があいた円盤状の金属(主にアルミを使用)
3 円盤状の銅の薄板(アルミ等を使用する場合もある)
4 円盤状のアルミの薄板(銅等を使用する場合もある)
5 導電性の接着剤
6 テーパー状の銅の丸棒(アルミ等を使用する場合もある)
7 ロウ付けや溶接したときの材料
8 プラスチック系の棒を熱で溶かして穴があいている所に流し込んだところ。ただし、ハンダ等を使って流し込んでも良い。
Claims (4)
- イオン化傾向と直径の大きさが違う2種類の円盤状の金属が通電可能な状態で固着した構造を有しており、2つの金属を直接接触した状態で圧着したり、2つの金属を導電性の接着剤で貼り合わせたり、2つの金属をボンドやハンダを使って固着したり、2つの金属をロウ付けや溶接で固着する事によって製造されることを特徴とするものである。
- 前記2種類のイオン化傾向が違う金属は銅、アルミ、チタン、亜鉛、鉄、ニッケル、錫、銀、白金、金のうち2つの材料を組み合わせた構造である請求項1記載の健康器具。
- 前記2種類の金属の大きさは直径がいずれも4mm以上15mm以下の大きさである請求項1記載の健康器具。
- 前記2種類の金属の厚さはいずれも2mm以下である請求項1記載の健康器具。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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