JP2013083960A - 感光性樹脂組成物、その硬化皮膜およびプリント配線板 - Google Patents
感光性樹脂組成物、その硬化皮膜およびプリント配線板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013083960A JP2013083960A JP2012210195A JP2012210195A JP2013083960A JP 2013083960 A JP2013083960 A JP 2013083960A JP 2012210195 A JP2012210195 A JP 2012210195A JP 2012210195 A JP2012210195 A JP 2012210195A JP 2013083960 A JP2013083960 A JP 2013083960A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive
- resin
- epoxy resin
- acid
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/22—Secondary treatment of printed circuits
- H05K3/28—Applying non-metallic protective coatings
- H05K3/285—Permanent coating compositions
- H05K3/287—Photosensitive compositions
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/28—Nitrogen-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/34—Silicon-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L33/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L33/02—Homopolymers or copolymers of acids; Metal or ammonium salts thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L63/00—Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/027—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
- G03F7/032—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with binders
- G03F7/033—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with binders the binders being polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/038—Macromolecular compounds which are rendered insoluble or differentially wettable
Abstract
【解決手段】(A)酸変性感光性エポキシ樹脂、(B)非感光性カルボン酸樹脂、および、(C)液状2官能性エポキシ樹脂、を含むことを特徴とする感光性樹脂組成物である。前記(B)非感光性カルボン酸樹脂の重量平均分子量が10000以上30000以下であることが好ましい。
【選択図】なし
Description
上記(A)酸変性感光性エポキシ樹脂は、公知のエポキシ基を含む樹脂(多官能エポキシ化合物)を、カルボキシル基含有化合物、酸無水物等により酸変性したものであり、カルボキシル基の他に、分子内にエチレン性不飽和結合を有する。エチレン性不飽和結合としては、アクリル酸もしくはメタアクリル酸又はそれらの誘導体由来のものが好ましい。カルボキシル基の存在により、樹脂組成物をアルカリ現像性とすることができる。
これらのエポキシ樹脂は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(2)後述するような2官能(固形)エポキシ樹脂の水酸基を、さらにエピクロロヒドリンでエポキシ化した多官能エポキシ樹脂に、(メタ)アクリル酸を反応させ、生じた水酸基に2塩基酸無水物を付加させた酸変性感光性エポキシ樹脂。
上記(B)非感光性カルボン酸樹脂は、分子内にカルボキシル基を有し、エチレン性不飽和結合などの感光性基を有さない樹脂である。
(1)(メタ)アクリル酸等の不飽和カルボン酸と、スチレン、α−メチルスチレン、低級アルキル(メタ)アクリレート、イソブチレン等の不飽和基含有化合物との共重合により得られる非感光性カルボン酸樹脂。なお、低級アルキルとは、炭素原子数1〜5のアルキル基を指す。
また、本発明で用いる(B)非感光性カルボン酸樹脂の軟化点は高軟化点である。特にタックフリー性能への影響より、70℃以上であることが好ましい。
上記(C)液状2官能性エポキシ樹脂は、分子内にエポキシ基を2つ有する化合物であって、室温(25℃)で液状のものである。2官能性エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビキシレノール型エポキシ樹脂、ビフェノール型エポキシ樹脂等が挙げられる。また、水素添加された2官能エポキシ化合物であってもよい。
上記(C)液状2官能性エポキシ樹脂は、反応性や下地基材との濡れ性に優れることより、金めっき耐性、錫めっき耐性向上に寄与すると考えられる。
このような分子中に複数の環状(チオ)エーテル基を有する熱硬化性成分は、分子中に3、4又は5員環の環状エーテル基、又は環状チオエーテル基のいずれか一方又は2種類の基を2個以上有する化合物であり、例えば、分子中に2官能より多いエポキシ基を有する化合物、分子中に複数のオキセタニル基を有する化合物、すなわち多官能オキセタン化合物、分子中に複数のチオエーテル基を有する化合物、すなわちエピスルフィド樹脂などが挙げられる。
本発明の感光性樹脂組成物は、フィラーを加えることができる。中でもカオリンを含有することが好ましい。カオリンは、層状構造を持つ含水ケイ酸アルミニウムである。化学式(OH)8Si4Al4O10またはAl2O3・2SiO2・2H2Oで表される組成のものが好ましい。通常、天然に算出されるカオリンは、カオリナイト、ディッカイト、ナクライトの3つのタイプがあるが、いずれも使用できる。粒径は特に限定されず、いずれのものも使用できる。また、シランカップリング剤などで表面処理されたものも使用可能である。
カオリンは、屈折率が樹脂に近い値(n=1.55)であるため、光透過性を悪化させにくく、多量に配合しても組成物の解像性の悪化が問題になりにくい。また、塗膜の硬化収縮も低減するため、金めっき耐性、錫めっき耐性が向上するものと考えられる。
また、硫酸バリウム(比重:4.5)といった比重の大きいフィラーを用いると現像時に銅上にフィラーの残渣が確認される事があるのに対して、カオリンは比重が2.5と小さく、塗膜の下部に集まりにくいため、現像時に銅上にフィラーの残渣が残ることが抑制されることが確認された。
さらに、上記のとおりカオリンの比重が小さいことより、フィラーを高充填しても、比重が大きいものに比べ、塗布面積の効率に優れることが確認された。なお、感光性樹脂組成物のうち、一般的なソルダーレジストインキの比重は1.3以上1.5以下である。1.5より大きいと塗布面積の効率が悪くなり、非経済的で好ましくない。以上より、インキの比重が上記範囲内に入るよう主にカオリンの充填量にて調整することが好ましい。
カオリンとしては、例えば、(株)イメリス ミネラルズ・ジャパン製のSpeswhite、Stocklite、Devolite、Polwhite、白石カルシウム社(THIELE社)の(商品名)Kaofine90、Kaobrite90、Kaogloss90、Kaofine、Kaobrite、Kaogloss、竹原化学工業(株)製のユニオンクレーRC−1、J.M.Huber社製のHuber35、Huber35B、Huber80、Huber80B、Huber90、Huber90B、HuberHG90、HuberTEK2001、Polygloss90、Lithosperse 7005CS、等を挙げることができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、光重合開始剤を含むことが好ましい。光重合開始剤としては、公知のいずれのものも用いることができるが、中でも、オキシムエステル基を有するオキシムエステル系光重合開始剤、α−アミノアセトフェノン系光重合開始剤、アシルホスフィンオキサイド系光重合開始剤が好ましい。光重合開始剤は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用して用いてもよい。
(式中、Xは、水素原子、炭素数1〜17のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、フェニル基、フェニル基(炭素数1〜17のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、アミノ基、炭素数1〜8のアルキル基を持つアルキルアミノ基又はジアルキルアミノ基により置換されている)、ナフチル基(炭素数1〜17のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、アミノ基、炭素数1〜8のアルキル基を持つアルキルアミノ基又はジアルキルアミノ基により置換されている)を表し、Y、Zはそれぞれ、水素原子、炭素数1〜17のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、ハロゲン基、フェニル基、フェニル基(炭素数1〜17のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、アミノ基、炭素数1〜8のアルキル基を持つアルキルアミノ基又はジアルキルアミノ基により置換されている)、ナフチル基(炭素数1〜17のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、アミノ基、炭素数1〜8のアルキル基を持つアルキルアミノ基又はジアルキルアミノ基により置換されている)、アンスリル基、ピリジル基、ベンゾフリル基、ベンゾチエニル基を表し、Arは、炭素数1〜10のアルキレン、ビニレン、フェニレン、ビフェニレン、ピリジレン、ナフチレン、チオフェン、アントリレン、チエニレン、フリレン、2,5−ピロール−ジイル、4,4’−スチルベン−ジイル、4,2’−スチレン−ジイルを表し、nは0又は1の整数である)
上記光重合開始剤の他、本発明の感光性樹脂組成物においては、光開始助剤または増感剤を好適に用いることができる。光開始助剤または増感剤としては、ベンゾイン化合物、アセトフェノン化合物、アントラキノン化合物、チオキサントン化合物、ケタール化合物、ベンゾフェノン化合物、3級アミン化合物、及びキサントン化合物などを挙げることができる。これらの化合物は、光重合開始剤として用いることができる場合もあるが、光重合開始剤と併用して用いることが好ましい。また、光開始助剤または増感剤は1種類を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ジアルキルアミノベンゾフェノン化合物としては、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノンが毒性が低いことから好ましい。ジアルキルアミノ基含有クマリン化合物は、最大吸収波長が350〜410nmと紫外線領域にあるため、着色が少なく、無色透明な感光性組成物はもとより、着色顔料を用い、着色顔料自体の色を反映した着色ソルダーレジスト膜を得ることが可能となる。特に、7−(ジエチルアミノ)−4−メチル−2H−1−ベンゾピラン−2−オンが、波長400〜410nmのレーザー光に対して優れた増感効果を示すことから好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物には、感度を向上するために連鎖移動剤として公知慣用のNフェニルグリシン類、フェノキシ酢酸類、チオフェノキシ酢酸類、メルカプトチアゾール等を用いることができる。連鎖移動剤としては、例えば、メルカプト琥珀酸、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸、メチオニン、システイン、チオサリチル酸及びその誘導体等のカルボキシル基を有する連鎖移動剤;メルカプトエタノール、メルカプトプロパノール、メルカプトブタノール、メルカプトプロパンジオール、メルカプトブタンジオール、ヒドロキシベンゼンチオール及びその誘導体等の水酸基を有する連鎖移動剤;1−ブタンチオール、ブチル−3−メルカプトプロピオネート、メチル−3−メルカプトプロピオネート、2,2−(エチレンジオキシ)ジエタンチオール、エタンチオール、4−メチルベンゼンチオール、ドデシルメルカプタン、プロパンチオール、ブタンチオール、ペンタンチオール、1−オクタンチオール、シクロペンタンチオール、シクロヘキサンチオール、チオグリセロール、4,4−チオビスベンゼンチオール等が挙げられる。
これらの市販品としては、例えばBMPA、MPM、EHMP、NOMP、MBMP、STMP、TMMP、PEMP、DPMP、及びTEMPIC(以上、堺化学工業(株)製)、カレンズMT−PE1、カレンズMT−BD1、及びカレンズ−NR1(以上、昭和電工(株)製)等を挙げることができる。
また、本発明の感光性樹脂組成物には、組成物の硬化性及び得られる硬化膜の強靭性を向上させるために1分子中に複数のイソシアネート基又はブロック化イソシアネート基を有する化合物を加えることができる。このような1分子中に複数のイソシアネート基又はブロック化イソシアネート基を有する化合物は、1分子中に複数のイソシアネート基を有する化合物、すなわちポリイソシアネート化合物、又は1分子中に複数のブロック化イソシアネート基を有する化合物、すなわちブロックイソシアネート化合物などが挙げられる。
このような1分子中に複数のイソシアネート基又はブロック化イソシアネート基を有する化合物の配合量は、(A)酸変性感光性エポキシ樹脂と(B)非感光性カルボン酸樹脂との合計100質量部に対して、1〜100質量部、より好ましくは、2〜70質量部である。前記配合量が、1質量部未満の場合、十分な塗膜の強靭性が得られないことがある。一方、100質量部を超えた場合、保存安定性が低下することがある。
本発明の感光性樹脂組成物には、水酸基やカルボキシル基とイソシアネート基との硬化反応を促進させるためにウレタン化触媒を加えることができる。ウレタン化触媒としては錫系触媒、金属塩化物、金属アセチルアセトネート塩、金属硫酸塩、アミン化合物、及びアミン塩よりなる群から選択される1種以上のウレタン化触媒を使用することが好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物は、メラミン誘導体、ベンゾグアナミン誘導体といったアミノ樹脂等の熱硬化成分を用いることができる。そのような熱硬化成分としては、例えばメチロールメラミン化合物、メチロールベンゾグアナミン化合物、メチロールグリコールウリル化合物、メチロール尿素化合物、アルコキシメチル化メラミン化合物、アルコキシメチル化ベンゾグアナミン化合物、アルコキシメチル化グリコールウリル化合物、アルコキシメチル化尿素化合物などが挙げられる。上記アルコキシメチル基の種類については特に限定されるものではなく、例えばメトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、ブトキシメチル基等とすることができる。特に人体や環境に優しいホルマリン濃度が0.2%以下のメラミン誘導体が好ましい。上記熱硬化成分は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記分子中に複数の環状(チオ)エーテル基を有する熱硬化性成分を使用する場合、熱硬化触媒を含有することが好ましい。そのような熱硬化触媒としては、例えば、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、4−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−(2−シアノエチル)−2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール誘導体;ジシアンジアミド、ベンジルジメチルアミン、4−(ジメチルアミノ)−N,N−ジメチルベンジルアミン、4−メトキシ−N,N−ジメチルベンジルアミン、4−メチル−N,N−ジメチルベンジルアミン等のアミン化合物、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド等のヒドラジン化合物;トリフェニルホスフィン等のリン化合物などが挙げられる。また、市販されているものとしては、例えば四国化成工業社製の2MZ−A、2MZ−OK、2PHZ、2P4BHZ、2P4MHZ(いずれもイミダゾール系化合物の商品名)、サンアプロ社製のU−CAT(登録商標)3503N、U−CAT3502T(いずれもジメチルアミンのブロックイソシアネート化合物の商品名)、DBU、DBN、U−CATSA102、U−CAT5002(いずれも二環式アミジン化合物及びその塩)などが挙げられる。特に、これらに限られるものではなく、エポキシ樹脂やオキセタン化合物の熱硬化触媒、もしくはエポキシ基及び/又はオキセタニル基とカルボキシル基の反応を促進するものであればよく、単独で又は2種以上を混合して使用してもかまわない。また、グアナミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、メラミン、2,4−ジアミノ−6−メタクリロイルオキシエチル−S−トリアジン、2−ビニル−2,4−ジアミノ−S−トリアジン、2−ビニル−4,6−ジアミノ−S−トリアジン・イソシアヌル酸付加物、2,4−ジアミノ−6−メタクリロイルオキシエチル−S−トリアジン・イソシアヌル酸付加物等のS−トリアジン誘導体を用いることもでき、好ましくはこれら密着性付与剤としても機能する化合物を前記熱硬化触媒と併用する。
本発明の感光性樹脂組成物には、層間の密着性、又は感光性樹脂層と基材との密着性を向上させるために密着促進剤を用いることができる。密着促進剤としては、例えば、ベンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール(商品名:川口化学工業(株)製アクセルM)、3−モルホリノメチル−1−フェニル−トリアゾール−2−チオン、5−アミノ−3−モルホリノメチル−チアゾール−2−チオン、2−メルカプト−5−メチルチオ−チアジアゾール、トリアゾール、テトラゾール、ベンゾトリアゾール、カルボキシベンゾトリアゾール、アミノ基含有ベンゾトリアゾール、シランカップリング剤などが挙げられる。
本発明の感光性樹脂組成物は、着色剤を含有することができる。使用する着色剤としては、赤、青、緑、黄、白などの慣用公知の着色剤を使用することができ、顔料、染料、色素のいずれでもよい。具体例として、下記のようなカラーインデックス(C.I.;ザ ソサイエティ オブ ダイヤーズ アンド カラリスツ(The Society of Dyers and Colourists)発行)番号が付されているものを挙げることができる。但し、環境負荷低減並びに人体への影響の観点からハロゲンを含有しないことが好ましい。
赤色着色剤としてはモノアゾ系、ジズアゾ系、アゾレーキ系、ベンズイミダゾロン系、ペリレン系、ジケトピロロピロール系、縮合アゾ系、アントラキノン系、キナクリドン系などがあり、具体的には以下のものが挙げられる。
モノアゾ系:PigmentRed 1, 2, 3, 4, 5, 6, 8, 9, 12, 14, 15,16, 17, 21, 22, 23, 31, 32, 112, 114, 146,147, 151, 170, 184, 187, 188, 193,210, 245, 253, 258, 266, 267, 268, 269。
ジスアゾ系:PigmentRed 37, 38, 41。
モノアゾレーキ系:Pigment Red 48:1, 48:2, 48:3, 48:4, 49:1,49:2, 50:1, 52:1, 52:2,53:1, 53:2, 57:1, 58:4, 63:1, 63:2, 64:1,68。
ベンズイミダゾロン系:Pigment Red 171、PigmentRed 175、Pigment Red 176、PigmentRed 185、Pigment Red 208。
ぺリレン系:SolventRed 135、SolventRed 179、PigmentRed 123、PigmentRed 149、PigmentRed 166、PigmentRed 178、PigmentRed 179、PigmentRed 190、PigmentRed 194、PigmentRed 224。
ジケトピロロピロール系:Pigment Red 254、PigmentRed 255、Pigment Red 264、PigmentRed 270、Pigment Red 272。
縮合アゾ系:PigmentRed 220、PigmentRed 144、PigmentRed 166、PigmentRed 214、PigmentRed 220、PigmentRed 221、PigmentRed 242。
アンスラキノン系:Pigment Red 168、PigmentRed 177、Pigment Red 216、SolventRed 149、Solvent Red 150、SolventRed 52、Solvent Red 207。
キナクリドン系:PigmentRed 122、PigmentRed 202、PigmentRed 206、PigmentRed 207、PigmentRed 209。
青色着色剤としてはフタロシアニン系、アントラキノン系があり、顔料系はピグメント(Pigment)に分類されている化合物、具体的には:Pigment Blue 15、Pigment Blue 15:1、Pigment Blue 15:2、Pigment Blue 15:3、Pigment Blue 15:4、Pigment Blue 15:6、Pigment Blue 16、Pigment Blue 60。
染料系としては、SolventBlue 35、SolventBlue 63、SolventBlue 68、SolventBlue 70、SolventBlue 83、SolventBlue 87、SolventBlue 94、SolventBlue 97、SolventBlue 122、SolventBlue 136、SolventBlue 67、SolventBlue 70等を使用することができる。上記以外にも、金属置換もしくは無置換のフタロシアニン化合物も使用することができる。
緑色着色剤としては、同様にフタロシアニン系、アントラキノン系、ペリレン系があり、具体的にはPigmentGreen 7、Pigment Green 36、SolventGreen 3、Solvent Green 5、SolventGreen 20、Solvent Green 28等を使用することができる。上記以外にも、金属置換もしくは無置換のフタロシアニン化合物も使用することができる。
黄色着色剤としてはモノアゾ系、ジスアゾ系、縮合アゾ系、ベンズイミダゾロン系、イソインドリノン系、アントラキノン系等があり、具体的には以下のものが挙げられる。
アントラキノン系:Solvent Yellow 163、PigmentYellow 24、Pigment Yellow 108、PigmentYellow 193、Pigment Yellow 147、PigmentYellow 199、Pigment Yellow 202。
イソインドリノン系:Pigment Yellow 110、PigmentYellow 109、Pigment Yellow 139、PigmentYellow 179、Pigment Yellow 185。
縮合アゾ系:PigmentYellow 93、PigmentYellow 94、PigmentYellow 95、PigmentYellow 128、PigmentYellow 155、PigmentYellow 166、PigmentYellow 180。
ベンズイミダゾロン系:Pigment Yellow 120、PigmentYellow 151、Pigment Yellow 154、PigmentYellow 156、Pigment Yellow 175、PigmentYellow 181。
モノアゾ系:PigmentYellow 1, 2, 3, 4, 5, 6, 9, 10, 12, 61,62, 62:1, 65, 73, 74, 75, 97, 100, 104,105, 111, 116, 167, 168, 169, 182, 183。
ジスアゾ系:PigmentYellow 12, 13, 14, 16, 17, 55, 63, 81,83, 87, 126, 127, 152, 170, 172, 174, 176,188, 198。
具体的に例示すれば、Pigment Violet 19、23、29、32、36、38、42、SolventViolet13、36、C.I.ピグメントオレンジ1、C.I.ピグメントオレンジ5、C.I.ピグメントオレンジ13、C.I.ピグメントオレンジ14、C.I.ピグメントオレンジ16、C.I.ピグメントオレンジ17、C.I.ピグメントオレンジ24、C.I.ピグメントオレンジ34、C.I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントオレンジ38、C.I.ピグメントオレンジ40、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントオレンジ46、C.I.ピグメントオレンジ49、C.I.ピグメントオレンジ51、C.I.ピグメントオレンジ61、C.I.ピグメントオレンジ63、C.I.ピグメントオレンジ64、C.I.ピグメントオレンジ71、C.I.ピグメントオレンジ73、C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメントブラウン25、C.I.ピグメントブラック1、C.I.ピグメントブラック7等がある。
本発明の感光性樹脂組成物は、分子中に1個以上のエチレン性不飽和基を有する化合物(感光性モノマー)を用いてもよい。分子中に1個以上のエチレン性不飽和基を有する化合物は、活性エネルギー線照射により、光硬化して、前記酸変性感光性エポキシ樹脂を、アルカリ水溶液に不溶化、又は不溶化を助けるものである。
本発明の感光性樹脂組成物には、得られる硬化物の物理的強度等を上げるために、必要に応じて、上記カオリン以外にもフィラーを配合することができる。このようなフィラーとしては、公知の無機又は有機フィラーが使用でき、例えば、硫酸バリウム、球状シリカ又はタルクを用いることができる。さらに、白色の外観や難燃性を得るために酸化チタンや金属酸化物、水酸化アルミなどの金属水酸化物を体質顔料フィラーとしても使用することができる。
さらに、本発明の感光性樹脂組成物は、前記酸変性感光性エポキシ樹脂の合成や組成物の調整のため、又は基板やキャリアフィルムに塗布するための粘度調整のため、有機溶剤を使用することができる。
このような有機溶剤としては、ケトン類、芳香族炭化水素類、グリコールエーテル類、グリコールエーテルアセテート類、エステル類、アルコール類、脂肪族炭化水素、石油系溶剤などを挙げることができる。より具体的には、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;トルエン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類;セロソルブ、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、カルビトール、メチルカルビトール、ブチルカルビトール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールブチルエーテルアセテートなどのエステル類;エタノール、プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルコール類;オクタン、デカン等の脂肪族炭化水素;石油エーテル、石油ナフサ、水添石油ナフサ、ソルベントナフサ等の石油系溶剤などが挙げられる。このような有機溶剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上の混合物として用いてもよい。
本発明の感光性樹脂組成物は、酸化を防ぐために、発生したラジカルを無効化するようなラジカル捕捉剤や、発生した過酸化物を無害な物質に分解し、新たなラジカルが発生しないようにする過酸化物分解剤などの酸化防止剤を含有することができる。本発明で用いられる酸化防止剤は、樹脂等の酸化劣化を防止し、黄変を抑制することができる。さらに、酸化防止剤の添加により、上記記載の効果のほかに、感光性樹脂組成物の光硬化反応によるハレーションの防止、開口形状の安定化など、感光性樹脂組成物作製にあたるプロセスマージンを向上させることが可能となる。酸化防止剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
一般に、高分子材料は光を吸収し、それにより分解・劣化を起こすことから、本発明の感光性樹脂組成物には、紫外線に対する安定化対策を行うために、上記酸化防止剤の他に、紫外線吸収剤を使用することができる。
上記の紫外線吸収剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。前記酸化防止剤と併用することで本発明の感光性樹脂組成物より得られる硬化物の安定化が図れる。
本発明の感光性樹脂組成物は、さらに必要に応じて、微粉シリカ、有機ベントナイト、モンモリロナイト、ハイドロタルサイトなどのチキソ化剤を添加することができる。チキソ化剤としては、有機ベントナイト、ハイドロタルサイトが経時安定性に優れるので好ましく、特にハイドロタルサイトは電気特性に優れている為好ましい。また、熱重合禁止剤や、シリコーン系、フッ素系、高分子系などの消泡剤及び/又はレベリング剤、防錆剤、さらにはビスフェノール系、トリアジンチオール系などの銅害防止剤などのような公知慣用の添加剤類を配合することができる。
感光性樹脂組成物は、塗布し、溶剤を揮発乾燥した後に得られた塗膜に対し、露光(活性エネルギー線の照射)を行うことにより、露光部(活性エネルギー線により照射された部分)が硬化する。
攪拌機と冷却管を備えた2000mlのフラスコに、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル377gを入れ、窒素気流下で90℃に加熱した。
スチレン104.2g、メタクリル酸246.5g、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業(株)製:V−601)20.7gを混合溶解したものを、4時間かけてフラスコに滴下した。
このようにして、非感光性カルボン酸樹脂B1を得た。このB1は、固形分酸価が160mgKOH/g、固形分が50%である。
攪拌機と冷却管を備えた2000mlのフラスコに、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル431gを入れ、窒素気流下で90℃に加熱した。
スチレン104.2g、メタクリル酸296.6g、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業(株)製:V−601)23.9gを混合溶解したものを、4時間かけてフラスコに滴下した。
このようにして、非感光性カルボン酸樹脂B2を得た。このB2は、固形分酸価が140mgKOH/g、固形分が50%である。
攪拌機と冷却管を備えた2000mlのフラスコに、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル502gを入れ、窒素気流下で90℃に加熱した。
スチレン104.2g、メタクリル酸363.4g、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業(株)製:V−601)28.1gを混合溶解したものを、4時間かけてフラスコに滴下した。
このようにして、非感光性カルボン酸樹脂B3を得た。このB3は、固形分酸価が120mgKOH/g、固形分が50%である。
下記表1に示す化合物を、表中に記載の割合(質量部)にて配合し、攪拌機にて予備混合した後、3本ロールミルで混練し、感光性樹脂組成物を調製した。
*2:上記で合成した非感光性カルボン酸樹脂。カッコ内の数値は、固形分の値。
*3:エピコート828・・・2官能エポキシ樹脂(三菱化学社製)
*4:N−695・・・ノボラック型エポキシ樹脂 エピクロンN-695(DIC社製)
*5:有機顔料・・・Pigmen Blue15:3
*6:イルガキュア907・・・α-アミノアセトフェノン系光重合開始剤(BASFジャパン社製)
*7:DETX−S・・・2,4-ジエチルチオキサントン(日本化薬社製)
*8:DICY・・・ジシアンジアミド
*9:KS−66・・・シリコーン系消泡剤(信越化学工業社製)
*10:DPM・・・ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
*11:カオリン・・・Kaofine90(白石カルシウム社製)
*12:M−350・・・エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパンのアクリル酸エステル(東亜合成社製)
<指触乾燥性>
実施例及び比較例の感光性樹脂組成物を、それぞれパターン形成された銅箔基板上にスクリーン印刷で全面塗布し、80℃の熱風循環式乾燥炉で30分間乾燥させ、室温まで放冷した。この基板にPETフィルムを押し当て、その後、ネガフィルムを剥がしたときのフィルムの張り付き状態を評価した。得られた結果を下記表2に示す。
◎:フィルムを剥がすときに、全く抵抗が無く、塗膜に跡が残らない。
○:フィルムを剥がす時に、全く抵抗が無いが、塗膜に跡が少しついている。
×:フィルムを剥がす時に、抵抗があり、塗膜にはっきり跡がついている。
各実施例及び比較例の感光性樹脂組成物を、パターン形成された銅箔基板上に、乾燥膜厚が20μmになるようにスクリーン印刷で全面塗布し、80℃で30分間乾燥し、室温まで放冷した。この基板に高圧水銀灯を搭載した露光装置を用いて、最適露光量でパターンを露光した後、30℃の1wt%炭酸ナトリウム水溶液により、スプレー圧0.2MPaの条件で、60秒間現像を行い、パターンを得た。
◎:めっき後にしみ込みが全く見られず、テープピーリング後に剥がれはない。
○:めっき後にしみ込みが僅かな見られるが、テープピーリング後に剥がれはない。
△:めっき後に僅かなしみ込みが確認され、テープピーリング後に僅かに剥がれる。
×:めっき後にしみ込みが確認され、テープピーリング後に剥がれも見られる。
評価基板について、市販品の無電解錫めっき浴を用いて、錫1±0.2μmの条件でめっきを行った。メッキされた評価基板において、レジスト層の剥がれの有無やめっきのしみ込みの有無を評価した後、テープピーリングによりレジスト層の剥がれの有無を評価した。判定基準は以下のとおりである。得られた結果を下記表2に示す。
◎:めっき後にしみ込みが全く見られず、テープピーリング後に剥がれはない。
○:めっき後にしみ込みが僅かな見られるが、テープピーリング後に剥がれはない。
△:めっき後に僅かなしみ込みが確認され、テープピーリング後に僅かに剥がれる。
×:めっき後にしみ込みが確認され、テープピーリング後に剥がれも見られる。
ロジン系フラックスを塗布した評価基板を、予め260℃に設定したはんだ槽に浸漬し、変性アルコールでフラックスを洗浄した後、目視によるレジスト層の膨れ・剥がれについて評価した。判定基準は以下のとおりである。得られた結果を下記表2に示す。
○:10秒間浸漬後において、剥がれが認められない。
×:10秒間浸漬後において、レジスト層に膨れ、剥がれがある。
各実施例及び比較例の感光性樹脂組成物を、パターン形成された銅箔基板上に、乾燥膜厚が20μmになるようにスクリーン印刷で全面塗布し、80℃の熱風循環乾燥炉内で乾燥時間を、各々10分間隔で変えた基板を用意する。この基板を、30℃の1wt%の炭酸ナトリウム水溶液によりスプレー圧0.2MPaで1分間現像し、仮乾燥後の現像ライフ(現像可能な最長乾燥時間)を調べた。得られた結果を下記表2に示す。
一方、実施例のとおり、(A)酸変性感光性エポキシ樹脂、(B)非感光性カルボン酸樹脂、および、(C)液状2官能性エポキシ樹脂を用いると、指触乾燥性、無電解金めっき耐性、はんだ耐熱性、現像ライフの何れの特性においても良好な結果が得られた。特に(B)非感光性カルボン酸樹脂が高酸価であることより、指触乾燥性、現像ライフが良好であったことが推察される。
Claims (6)
- (A)酸変性感光性エポキシ樹脂、
(B)非感光性カルボン酸樹脂、および、
(C)液状2官能性エポキシ樹脂、を含むことを特徴とする感光性樹脂組成物。 - 前記(B)非感光性カルボン酸樹脂の重量平均分子量が10000以上30000以下である請求項1記載の感光性樹脂組成物。
- 前記(B)非感光性カルボン酸樹脂の酸価が120mgKOH/g以上である請求項1または2記載の感光性樹脂組成物。
- さらに、カオリンを含む請求項1から3までのいずれか一項記載の感光性樹脂組成物。
- 請求項1から4までのいずれか一項記載の感光性樹脂組成物を硬化してなることを特徴とする硬化皮膜。
- 請求項5記載の硬化皮膜を備えることを特徴とするプリント配線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012210195A JP6185227B2 (ja) | 2011-09-30 | 2012-09-24 | プリント配線板用感光性樹脂組成物、硬化皮膜およびプリント配線板 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011218750 | 2011-09-30 | ||
JP2011218750 | 2011-09-30 | ||
JP2012210195A JP6185227B2 (ja) | 2011-09-30 | 2012-09-24 | プリント配線板用感光性樹脂組成物、硬化皮膜およびプリント配線板 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013083960A true JP2013083960A (ja) | 2013-05-09 |
JP2013083960A5 JP2013083960A5 (ja) | 2015-09-10 |
JP6185227B2 JP6185227B2 (ja) | 2017-08-23 |
Family
ID=47993195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012210195A Active JP6185227B2 (ja) | 2011-09-30 | 2012-09-24 | プリント配線板用感光性樹脂組成物、硬化皮膜およびプリント配線板 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20130085208A1 (ja) |
JP (1) | JP6185227B2 (ja) |
KR (1) | KR101662353B1 (ja) |
CN (2) | CN104035280B (ja) |
TW (2) | TWI537678B (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9868873B2 (en) | 2012-05-17 | 2018-01-16 | Xerox Corporation | Photochromic security enabled ink for digital offset printing applications |
US20130310517A1 (en) | 2012-05-17 | 2013-11-21 | Xerox Corporation | Methods for manufacturing curable inks for digital offset printing applications and the inks made therefrom |
US10113076B2 (en) | 2014-09-30 | 2018-10-30 | Xerox Corporation | Inverse emulsion acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing |
US9815992B2 (en) | 2015-01-30 | 2017-11-14 | Xerox Corporation | Acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing |
US9890291B2 (en) | 2015-01-30 | 2018-02-13 | Xerox Corporation | Acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing |
US10323154B2 (en) * | 2015-02-11 | 2019-06-18 | Xerox Corporation | White ink composition for ink-based digital printing |
US9751326B2 (en) | 2015-02-12 | 2017-09-05 | Xerox Corporation | Hyperbranched ink compositions for controlled dimensional change and low energy curing |
US9956757B2 (en) | 2015-03-11 | 2018-05-01 | Xerox Corporation | Acrylate ink compositions for ink-based digital lithographic printing |
JP6785551B2 (ja) * | 2015-04-03 | 2020-11-18 | 三菱製紙株式会社 | エッチング方法 |
CN105038194A (zh) * | 2015-06-05 | 2015-11-11 | 苏州珍展科技材料有限公司 | 一种用于人造大理石的聚氨酯丙烯酸酯复合材料及其制备方法 |
TWI591119B (zh) | 2016-06-16 | 2017-07-11 | 臻鼎科技股份有限公司 | 感光性樹脂組合物、覆蓋膜及電路板 |
US9744757B1 (en) | 2016-08-18 | 2017-08-29 | Xerox Corporation | Methods for rejuvenating an imaging member of an ink-based digital printing system |
CN108628093A (zh) * | 2017-03-23 | 2018-10-09 | 株式会社田村制作所 | 感光性树脂组合物 |
US11939478B2 (en) | 2020-03-10 | 2024-03-26 | Xerox Corporation | Metallic inks composition for digital offset lithographic printing |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09157574A (ja) * | 1995-12-13 | 1997-06-17 | Taiyo Ink Mfg Ltd | 光硬化性・熱硬化性艶消しレジストインキ組成物 |
JPH11240930A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-09-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物及びこれを用いた感光性エレメント |
JP2006162897A (ja) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Toagosei Co Ltd | 感光性組成物及びソルダーレジスト |
JP2010128317A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性樹脂組成物、並びにこれを用いた感光性フィルム、レジストパターンの形成方法、ソルダーレジスト、層間絶縁膜、プリント配線板の製造方法及びプリント配線板 |
JP2010230944A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 光導波路形成用エポキシ樹脂組成物、光導波路形成用硬化性フィルム、光伝送用フレキシブルプリント配線板、及び電子情報機器 |
JP2011075787A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Sekisui Chem Co Ltd | 感光性組成物 |
JP2012145699A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | タッチパネル用着色感光性樹脂組成物、タッチパネル、及び表示装置 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61243869A (ja) | 1985-04-19 | 1986-10-30 | Taiyo Ink Seizo Kk | レジストインキ組成物 |
JP2862313B2 (ja) | 1990-02-28 | 1999-03-03 | 山栄化学株式会社 | ソルダーレジストインキ組成物及びその硬化物 |
US6583198B2 (en) * | 1997-11-28 | 2003-06-24 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Photo curable resin composition and photosensitive element |
KR100634341B1 (ko) * | 2000-02-14 | 2006-10-16 | 타이요 잉크 메뉴펙츄어링 컴퍼니, 리미티드 | 윤기를 없앤 피막 형성용 광경화성·열경화성 조성물 |
JP4034555B2 (ja) | 2001-11-28 | 2008-01-16 | 太陽インキ製造株式会社 | 光硬化性熱硬化性導電組成物及びそれを用いた導電回路の形成方法 |
KR100522738B1 (ko) * | 2002-11-29 | 2005-10-20 | 엘에스전선 주식회사 | 우수한 저장안정성과 가공성을 갖는 무연계에피클로로히드린 고무 조성물 |
JP2007279489A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性樹脂組成物、レジストパターンの製造方法、フレキシブル基板及び電子部品 |
WO2007119651A1 (ja) * | 2006-04-13 | 2007-10-25 | Taiyo Ink Mfg. Co., Ltd. | アルカリ現像型ソルダーレジスト及びその硬化物並びにそれを用いて得られるプリント配線板 |
CN101105626A (zh) * | 2006-07-10 | 2008-01-16 | 太阳油墨制造株式会社 | 光固化性·热固化性树脂组合物、其固化物及印刷电路板 |
JP5291893B2 (ja) * | 2007-05-08 | 2013-09-18 | 太陽ホールディングス株式会社 | 光硬化性樹脂組成物およびその硬化物 |
JP5285257B2 (ja) * | 2007-09-21 | 2013-09-11 | 太陽ホールディングス株式会社 | 光硬化性・熱硬化性樹脂組成物及びその硬化物 |
CN100566540C (zh) * | 2007-10-17 | 2009-12-02 | 太阳油墨(苏州)有限公司 | 印刷电路板的外观检查方法 |
CN101464632A (zh) * | 2007-12-21 | 2009-06-24 | 太阳油墨制造株式会社 | 光固化性热固化性树脂组合物和干膜以及使用这些的印刷线路板 |
US9075307B2 (en) * | 2008-09-04 | 2015-07-07 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Photosensitive resin composition for protective film of printed wiring board for semiconductor package |
JP5183540B2 (ja) * | 2009-03-23 | 2013-04-17 | 太陽ホールディングス株式会社 | 硬化性樹脂組成物、それを用いたドライフィルム及びプリント配線板 |
JP5377020B2 (ja) * | 2009-03-23 | 2013-12-25 | 太陽ホールディングス株式会社 | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物、そのドライフィルム及び硬化物並びにそれらを用いたプリント配線板 |
JP2011164516A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性樹脂組成物及びこれを用いた感光性エレメント |
JP6061449B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2017-01-18 | 太陽インキ製造株式会社 | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物、そのドライフィルム及び硬化物並びにそれらを用いたプリント配線板 |
-
2012
- 2012-09-14 TW TW101133762A patent/TWI537678B/zh active
- 2012-09-14 TW TW103119016A patent/TW201435495A/zh unknown
- 2012-09-24 JP JP2012210195A patent/JP6185227B2/ja active Active
- 2012-09-28 CN CN201410266087.7A patent/CN104035280B/zh active Active
- 2012-09-28 CN CN201210371449.XA patent/CN103034053B/zh active Active
- 2012-09-28 KR KR1020120108867A patent/KR101662353B1/ko active IP Right Grant
- 2012-09-28 US US13/630,682 patent/US20130085208A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09157574A (ja) * | 1995-12-13 | 1997-06-17 | Taiyo Ink Mfg Ltd | 光硬化性・熱硬化性艶消しレジストインキ組成物 |
JPH11240930A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-09-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物及びこれを用いた感光性エレメント |
JP2006162897A (ja) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Toagosei Co Ltd | 感光性組成物及びソルダーレジスト |
JP2010128317A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性樹脂組成物、並びにこれを用いた感光性フィルム、レジストパターンの形成方法、ソルダーレジスト、層間絶縁膜、プリント配線板の製造方法及びプリント配線板 |
JP2010230944A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 光導波路形成用エポキシ樹脂組成物、光導波路形成用硬化性フィルム、光伝送用フレキシブルプリント配線板、及び電子情報機器 |
JP2011075787A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Sekisui Chem Co Ltd | 感光性組成物 |
JP2012145699A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | タッチパネル用着色感光性樹脂組成物、タッチパネル、及び表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN104035280A (zh) | 2014-09-10 |
CN103034053B (zh) | 2015-08-05 |
KR20130035951A (ko) | 2013-04-09 |
CN104035280B (zh) | 2017-10-24 |
TW201435495A (zh) | 2014-09-16 |
TWI537678B (zh) | 2016-06-11 |
US20130085208A1 (en) | 2013-04-04 |
CN103034053A (zh) | 2013-04-10 |
KR101662353B1 (ko) | 2016-10-04 |
TW201324036A (zh) | 2013-06-16 |
JP6185227B2 (ja) | 2017-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6185227B2 (ja) | プリント配線板用感光性樹脂組成物、硬化皮膜およびプリント配線板 | |
JP5415923B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、そのドライフィルム及びそれらを用いたプリント配線板 | |
JP5349113B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、それを用いたドライフィルム及びプリント配線板 | |
JP6061449B2 (ja) | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物、そのドライフィルム及び硬化物並びにそれらを用いたプリント配線板 | |
JP5619443B2 (ja) | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物、そのドライフィルム及び硬化物並びにそれらを用いたプリント配線板 | |
JP5829035B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物、ドライフィルム、硬化物及びプリント配線板 | |
JP5875821B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、その硬化皮膜およびプリント配線板 | |
WO2012141153A1 (ja) | 光硬化性樹脂組成物、ドライフィルム、硬化物及びプリント配線板 | |
WO2010125721A1 (ja) | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物 | |
WO2011001485A1 (ja) | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物 | |
JP6359824B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、その硬化被膜およびプリント配線板 | |
US20130081858A1 (en) | Photosensitive resin composition, cured film thereof and printed circuit board | |
WO2011001484A1 (ja) | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物 | |
WO2010134314A1 (ja) | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物、そのドライフィルム及び硬化物並びにそれらを用いたプリント配線板 | |
JPWO2011122025A1 (ja) | 光硬化性樹脂組成物 | |
JP5520509B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物 | |
WO2011122027A1 (ja) | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物 | |
JP5107960B2 (ja) | ソルダーレジスト組成物、それを用いたドライフィルム及びプリント配線板 | |
JP5439256B2 (ja) | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物 | |
JP5422319B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、そのドライフィルム及び硬化物並びにそれらを用いたプリント配線板 | |
WO2010125720A1 (ja) | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物 | |
JP2011053421A (ja) | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物、そのドライフィルム及び硬化物並びにそれらを用いたプリント配線板 | |
WO2016052653A1 (ja) | 感光性樹脂組成物、そのドライフィルム及び硬化被膜並びにそれらを用いたプリント配線板 | |
JP5520510B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物 | |
JP5439255B2 (ja) | 光硬化性熱硬化性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150723 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150723 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170727 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6185227 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |