JP2013082369A - 車軸連結構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動源(電動モータ)20により回転する駆動源出力軸(ロータ回転軸)22aからの回転を、遊星歯車式変速機(減速機)30の複数のピニオンギヤ(段付きピニオン)33を回転自在に支持するプラネタリキャリア(キャリア)34を介してホイール51と一体に回転する車軸(ハブ軸)52に伝達する際、複数のピニオンギヤ33の径方向内側に、プラネタリキャリア34と車軸52とを連結する軸連結部材40を配置する。
【選択図】図2
Description
前記駆動源出力軸は、駆動源により回転する回転軸である。
前記車軸は、前記駆動源出力軸と同軸に配置され、車輪と一体に回転する回転軸である。
前記遊星歯車式変速機は、複数のピニオンギヤと、該複数のピニオンギヤを回転自在に支持するプラネタリキャリアと、を有し、前記プラネタリキャリアを介して前記駆動源出力軸からの回転を前記車軸に伝達する。
前記軸連結部材は、前記複数のピニオンギヤの径方向内側に配置され、前記プラネタリキャリアと前記車軸を連結する。
すなわち、軸連結部材の軸方向位置と複数のピニオンギヤの軸方向位置とが重複する配置となる。そのため、プラネタリキャリアと軸連結部材と車軸とが同軸上に配置された際、複数のピニオンギヤの径方向内側の領域を活用することで、車軸連結構造全体の軸長(軸方向長さ)の短縮化を図ることができる。
図1は、実施例1の車軸連結構造が適用されたインホイールモータユニットを示す縦断面図である。図2は、図1に示すインホイールモータユニットの要部を示す拡大図である。図3は、図2におけるA部拡大図である。
前記ロータ回転軸22aは、カバー12に貫通させて形成した開口12aの内側に嵌着された第1ロータ軸受23Aに一端が回転自在に支持され、減速機30の後述するキャリア34の内側に嵌着された第2ロータ軸受23Bに他端が回転自在に支持される。そして、このロータ回転軸22aから径方向に突出したフランジ部22bの外周に積層鋼板22cが固設され、この積層鋼板22cの外周に図示しない永久磁石が埋設される。また、このロータ回転軸22aの内部には、このロータ回転軸22aを軸方向に貫通し、図示しないオイルポンプから供給される冷却・潤滑用のオイルが流れるロータ油路22dが形成されている。
なお、このロータ22は、積層鋼板22cの外周に埋設した永久磁石がステータ21の内周面と正対する軸線方向位置に配置され、この位置を保ってロータ回転軸22aが支持される。
ここで、前記サンギヤ31と前記リングギヤ32は、異なる軸線方向位置に配置されている。また、大径ピニオン部分33aと小径ピニオン部分33bは、それぞれサンギヤ31又はリングギヤ32と正対するように、互いの軸線方向位置はずれている。
前記キャリア34は、キャリア本体34aと、一対のキャリアプレート34b,34cと、3本のピニオンシャフト34dと、を有している。
そして、この第1接続部34aAは、凸部分の先端が軸方向に沿って突出方向に湾曲すると共に、軸方向に沿って面取りされている。さらに、軸方向の側面は中高になったいわゆるクラウニング加工が施されている。
前記ハブ軸52は、一端がホイール51に固定されると共に、電動モータ20側に突出した他端に開口52aを有している。この開口52aは、軸連結部材40が挿入可能な内径寸法であり、内周面にセレーションからなる第2接続部53が形成されている。
そして、この第2接続部53は、凸部分の先端が軸方向に沿って突出方向に湾曲すると共に、軸方向に沿って面取りされている。さらに、軸方向の側面は中高になったいわゆるクラウニング加工が施されている。
前記軸連結部材40は、キャリア34及びハブ軸52と同軸上に配置され、このキャリア34とハブ軸52を同軸に連結する中空円筒形状の軸部材である。この軸連結部材40は、一端がキャリア34のキャリア本体34aの内側に挿入され、他端がハブ軸52の開口52aの内側に挿入されている。
前記第1連結部41は、キャリア34のキャリア本体34aの内周面に形成された第1接続部34aAと噛み合って結合する。前記第2連結部42は、ハブ軸52の開口52aの内周面に形成された第2接続部53と噛み合って結合する。
図4は、比較例の車軸連結構造が適用されたインホイールモータユニットの要部を示す拡大図である。
特に、駆動源である電動モータ20をホイール51の内側に配置するインホイールモータユニットMUでは、軸長が長くなってしまうと電動モータ20がホイール51から大きく突出してしまい、インホイールモータユニットMUとして適切なものにならないという問題が生じる。
実施例1のインホイールモータユニットMUにおいて、ハブ軸52を保持するハブ軸受外方部材13とホイールハブ54と複数の転動体55からなるハブベアリングに過大な外力の入力や泥水等の浸入があり、このハブベアリグにがたつきが発生して、ハブ軸52が傾いたり振れ回ったりする場合を考える。
図2及び図3に示すように、実施例1の車軸連結構造では、キャリア34とハブ軸52を連結する軸連結部材40が、段付きピニオン33の径方向内側に配置されている。
ここで、3個の段付きピニオン33は、大径ピニオン部分33aがサンギヤ31に噛合し、小径ピニオン部分33bがリングギヤ32に噛合する。すなわち、大径ピニオン部分33aの内側にはサンギヤ31が形成されたロータ回転軸22aが挿入されるが、リングギヤ32と噛合する小径ピニオン部分33bの内側にはロータ回転軸22aは挿入する必要がない。そのため、軸連結部材40は、ロータ回転軸22aが挿入される必要がない段付きピニオン33の小径ピニオン部分33bの径方向内側位置という、いわゆるデットスペースに配置されている。
図5は、実施例1の車軸連結構造における潤滑油の流路を示す説明図である。
図6は、車軸連結構造におけるがたつき吸収作用を説明する説明図であり、(a)は比較例の車軸連結構造の要部を模式的に示し、(b)は実施例1の車軸連結構造の要部を模式的に示す。
実施例1の車軸連結構造にあっては、下記に挙げる効果を得ることができる。
前記駆動源出力軸22aと同軸に配置され、車輪50と一体に回転する車軸(ハブ軸)52と、
複数のピニオンギヤ(段付きピニオンギヤ)33と、該複数のピニオンギヤ33を回転自在に支持するプラネタリキャリア(キャリア)34と、を有し、前記プラネタリキャリア34を介して前記駆動源出力軸22aからの回転を前記車軸52に伝達する遊星歯車式変速機(減速機)30と、
前記複数のピニオンギヤ33の径方向内側に配置され、前記プラネタリキャリア34と前記車軸52を連結する軸連結部材40と、
を備えた構成とした。
このため、車軸連結構造全体の軸方向長さの短縮化を図ることができる。
このため、既存の潤滑機構を有効利用することができると共に、潤滑グリースのメンテナンスが不要となる。
このため、車軸連結構造全体の径方向寸法が拡大することを防止できる。
さらに、実施例1のピニオンギヤとして、段付きピニオン33としたが、サンギヤ31に噛合する部分のピニオンギヤ径と、リングギヤ32に噛合する部分でのピニオンギヤ径を同一の大きさにした通常のピニオンギヤであってもよい。
11 ケース本体
12 カバー
13 ハブ軸受外方部材
20 電動モータ(駆動源)
22a ロータ回転軸(駆動源出力軸)
30 減速機(遊星歯車式変速機)
33 段付きピニオン(ピニオンギヤ)
33a 大径ピニオン部分
33b 小径ピニオン部分
34 キャリア(プラネタリキャリア)
34a キャリア本体
34aA 第1接続部
40 軸連結部材
41 第1連結部
42 第2連結部
50 車輪
51 ホイール
52 ハブ軸(車軸)
53 第2接続部
Claims (3)
- 駆動源により回転する駆動源出力軸と、
前記駆動源出力軸と同軸に配置され、車輪と一体に回転する車軸と、
複数のピニオンギヤと、該複数のピニオンギヤを回転自在に支持するプラネタリキャリアと、を有し、前記プラネタリキャリアを介して前記駆動源出力軸からの回転を前記車軸に伝達する遊星歯車式変速機と、
前記複数のピニオンギヤの径方向内側に配置され、前記プラネタリキャリアと前記車軸を連結する軸連結部材と、
を備えたことを特徴とする車軸連結構造。 - 請求項1に記載された車軸連結構造において、
前記軸連結部材は、前記駆動源出力軸の内部から、前記複数のピニオンギヤへと潤滑するオイルの潤滑経路上に配置されたことを特徴とする車軸連結構造。 - 請求項1又は請求項2に記載された車軸連結構造において、
前記軸連結部材は、一方の端部外周面に前記プラネタリキャリアの内周面に連結する第1連結部を有し、他方の端部外周面に前記車軸の内周面に連結する第2連結部を有することを特徴とする車軸連結構造。
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