JP2013076115A - 銀粉の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】銀含有液から簡単なプロセスで銀粉を製造できる方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る銀粉の製造方法は、亜硫酸銀塩を固体として含む銀含有溶液を加熱することに要旨を有する。
【選択図】なし

Description

本発明は銀粉の製造方法に関し、詳細には銀含有溶液から、粉末状の銀を簡単なプロセスで製造する方法に関するものである。
銀粉は、メッキ液、写真現像液、導電性材料など様々な用途で使用されている。例えば半導体などの導電性材料に用いられる導電性ペーストの原料となる銀粉には、微細かつ高密度な配線回路の形成に対応するため、粒子径分布の狭い微粒であることが望まれている。従来から銀粉の製造方法としてはアトマイズ法、電解法、湿式還元法などが知られている。湿式還元法として例えば、硝酸銀溶液とアンモニア水溶液を混合して銀アミン錯体含有液を製造し、これに有機還元剤(ヒドロキノン)を添加して接触反応させて銀粒子を還元析出させ、ろ過、洗浄、乾燥させて銀粉を製造する方法が知られている(特許文献1)。ところが、ヒドロキノン等の多価フェノールを含む廃水は難分解性であり、廃水処理コストが高くなるという問題がある。
そこで、有機還元剤として多価フェノールを使用しない銀粉の製造方法として例えば特許文献2には、還元剤としてヒドラジンまたはホルマリンを使用した製造方法が開示されている。しかしながらこの製造方法では、脂肪酸等の添加剤やキレート剤を添加しなければならないため、製造コストが高くなると共に、工程管理も複雑になるという問題がある。
特許文献3には、純水に亜硫酸ナトリウム、塩化銀、及び水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを混合した銀溶液と、窒素を含まない還元剤溶液とを混合して銀粉を製造する方法が開示されている。
しかしながら上記特許文献3では、銀を多量の亜硫酸塩で溶解して銀錯体(スルフィト錯体)とし、さらにホルマリンやアスコルビン酸などにより還元するため製造コストが高くなるという問題があった。
また、銀粉の製造技術ではないが、特許文献4には、難溶性銀化合物原料を、有機リン化合物の有機溶媒液と混合することにより、難溶性銀化合物を溶解すると同時に銀を有機相中に抽出し、次いで、銀を抽出した有機相から亜硫酸アルカリ水溶液により銀を逆抽出し、得られた逆抽出液から銀を還元析出させる銀の抽出回収方法が開示されている。
特開2005−48236号公報 特開2011−68932号公報 特開2010−24533号公報 特開平10−158752号公報
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、銀含有溶液から簡単なプロセスで銀粉を製造できる方法を提供することにある。特に、粒度分布の狭い均一な粒径を有する銀粉を低コストで製造できる方法を提供することにある。
上記課題を解決し得た本発明に係る銀粉の製造方法は、亜硫酸銀塩を固体として含む銀含有溶液を加熱することに要旨を有する。
本発明を実施するにあたっては、前記亜硫酸銀塩を固体として含む銀溶液は、銀イオンに対して0.5〜2.0モル当量の亜硫酸イオンを添加して得られるものである事が好ましく、また前記加熱は40℃以上であることが好ましい。
本発明に係る銀粉の製造方法によれば、銀含有溶液から銀粉を簡単なプロセスで製造することができる。また本発明の製造方法によれば、還元剤を添加しなくても銀粉を製造できるため、薬品コストを低減できる。しかも、分散剤を添加しなくてもよいなど、従来よりも使用する薬品数を低減できるため、廃水や排気ガスの処理も容易である。また本発明の製造方法では、亜硫酸銀塩を積極的に溶解させずに固体状態を維持したまま還元を行うため、粒度分布の狭い均一な粒径の銀粉を製造することが可能である。更に本発明の製造方法では、アンモニア等の錯化剤を添加して銀を溶解(錯化)する必要がないため、銀粉の製造工程を簡素化でき、また廃水の処理も容易である。
本発明者らは、銀含有溶液から銀粉を簡単なプロセスで製造する方法を提供するため、鋭意検討を重ねてきた。その結果、亜硫酸銀塩を固体として含む銀含有溶液を加熱することによって、簡単なプロセスで、しかも高収率、かつ低コストで銀粉を製造できることを見出し、本発明の製造方法を完成した。
本発明の製造方法は、銀イオンを含む液に亜硫酸塩を加えることによって得られる亜硫酸銀塩をできるだけ固体状態を維持したまま加熱、分解し、さらにその際発生する還元性ガス(SOガス)を利用して亜硫酸銀塩以外の銀も還元する点に特徴を有する。
なお、前述した特許文献4では、有機溶媒中に抽出された銀から多量の亜硫酸水溶液で銀を逆抽出し、次いで、水酸化ナトリウム等を加えてpH10以上にすることで、液中に溶けた銀スルフィト錯体から銀を還元、析出させて銀を回収するものである(化1)。特許文献4では、60℃以上に加熱することによって反応を促進させているが、この方法はあくまでも銀を高収率で回収する方法であり、また回収される銀の粒径は0.1〜1.0mmと大きい。従って、本発明とは技術分野も銀の還元方法も全く異なるものである。
(化1)
2Na[Ag(SO]+2NaOH→2Ag+NaSO+3NaSO+HO・・・(1)
また前述した特許文献3では、塩化銀に多量の亜硫酸塩水溶液を添加して銀スルフィト錯体を形成し、この銀スルフィト錯体溶液にホルマリンなどの還元剤を加えて、還元、析出させて銀粉末を得ている。本発明も製造過程で亜硫酸塩を使用しているが、亜硫酸銀塩(固体)を形成させる目的であって、特許文献3のように塩化銀から銀を溶解するために銀スルフィト錯体を積極的に形成させる技術とは異なる。
特に本発明では加熱時において、亜硫酸銀塩の分解による還元反応が進行しやすいように亜硫酸銀塩を固体のまま維持し、また亜硫酸銀塩を溶解させないために亜硫酸塩の添加量を低減させているのに対して、特許文献3、4では、銀スルフィト錯体が生成しやすいように、多量の亜硫酸塩を添加している。例えば、特許文献3に記載された実施例では、亜硫酸イオンは、銀イオンに対して3〜5倍モル当量(例えば実施例1では銀イオン0.04モルに対して亜硫酸イオン0.2モル)添加している。また特許文献4に記載された実施例では、亜硫酸イオンは、銀イオンに対して約4倍モル当量(例えば実施例1では銀イオン0.024モルに対して亜硫酸イオン0.099モル)添加している。このように本発明と特許文献3、4は、亜硫酸塩を利用する技術である点においては一致するが、還元反応に寄与する銀の形態(加熱前の形態)が全く相違しており、銀粉の製造方法は異なる。
なお、特許文献3、4はいずれも銀スルフィト錯体を還元・析出させて銀粉を得ているため、得られる銀粉の粒度分布も広くなっている。銀スルフィト錯体を還元・析出させて得られる銀粉の粒度分布が広くなる詳細な理由は不明であるが、核の生成と成長が同時に進行するために、得られる銀粉の粒度にバラツキが生じるものと考えられる。一方、本発明の製造方法で得られる銀粉は、亜硫酸銀塩の分解で生成した銀(固体)が核となり成長していくので、粒度分布の狭い均一な粒径の銀粉が得られると考えられる。
本発明の製造方法では、亜硫酸銀塩(固体)を加熱すると、分解反応によって、SOガスが発生する(化2)。
(化2)
2AgSO→2Ag+AgSO+SO・・・(2)
SOガスは還元性を有しているため、上記分解反応によって生成した硫酸銀(AgSO)を還元して高い収率で銀粉を得ることができる(化3)。
(化3)
AgSO+SO+2HO=2Ag+2HSO・・・(3)
このように本発明の製造方法では、SOガスを利用してAgSOを効率よく還元するため、従来のように還元剤を添加する必要がなく、低コストで銀粉を製造できる。また亜硫酸銀塩含有溶液中の固体で存在する亜硫酸銀塩濃度を高めると、発生するSOガス量も増大するため、効率的に銀粉を製造できる。
以下、本発明の方法を詳しく説明する。
(亜硫酸銀塩含有溶液の調製)
本発明において亜硫酸銀塩含有溶液とは、亜硫酸銀塩を固体として含む銀含有溶液である。亜硫酸銀塩含有溶液の調製方法は特に限定されないが、以下では銀含有液を亜硫酸塩水溶液と接触させて、亜硫酸銀塩含有溶液を調製する工程を例示する。
まず、銀含有材料を溶解し、銀含有液を調製する。銀含有材料の供給源としては、例えば、硫酸銀、硝酸銀、酸化銀、酢酸銀、シュウ酸銀、リン酸銀、クロム酸銀、亜セレン酸銀、ヨウ素酸銀、シアン酸銀、炭酸銀、金属銀などが例示される。
銀含有液に用いられる液は、銀含有材料を溶解できるものであれば特に限定されず、酸性液、中性液、アルカリ性液のいずれでもよい。例えば硝酸溶液などの酸性液、水(純水)などの中性液(pH6〜8)、水酸化ナトリウム溶液、アンモニア水溶液、水酸化カリウム溶液などのアルカリ性液などが例示される。
ただし、後記する亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀スルフィト錯体が多くなると銀粉の収率が低下する傾向にあるため、銀含有液を調製する場合、銀をできるだけ溶解させない液性が望ましい。例えば本発明では銀含有液の調製にpH11を超える強アルカリ性液を用いても、銀粉末を製造することができるが、このような液性の銀含有液に後記する亜硫酸塩水溶液を大量に添加すると、亜硫酸イオンによって固体状態の亜硫酸銀塩が溶解され銀スルフィト錯体となるための還元反応が起こり(化1)、特許文献4と同様に粒径が大きくなる。したがって銀含有液の調製には、亜硫酸塩水溶液と混合しても亜硫酸銀塩(固体)を溶解させない液性であることが望ましく、好ましくは弱アルカリ性液(pH11以下)、酸性液、中性液、より好ましくは、酸性液、中性液を用いることが望ましい。なお、銀含有液の液性は、別途、pH調整剤を添加して制御することも可能であり、また後記するように亜硫酸イオン添加量を制御することによって、亜硫酸銀塩(固体)の溶解を抑制することができる。
次に、銀含有液を亜硫酸塩水溶液と混合して亜硫酸銀塩を固体として含む亜硫酸銀塩含有溶液を得る。亜硫酸塩水溶液に用いられる亜硫酸塩としては、水溶性であれば特に限定されず、例えば、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウムなどの亜硫酸塩、亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウムなどの亜硫酸水素塩が例示される(以下、亜硫酸塩で代表する)。これらの中で、亜硫酸ナトリウムや亜硫酸カリウムは汎用性があり、コストの観点からより好ましい。
亜硫酸塩水溶液の調製方法としては、各種公知の方法を採用することができ、例えば亜硫酸塩を水に溶解することによって得ることができる。
本発明では亜硫酸塩水溶液の添加にあたり、亜硫酸銀塩を固体として存在させたうえで銀粉の粒径を均一にする観点からは、銀イオンに対する亜硫酸イオンのモル比(化学量論比)を制御することも望ましい。
好ましい化学量論比は、銀イオン1モルに対して亜硫酸イオン0.5モル以上、より好ましくは0.7モル以上である。本発明では、亜硫酸銀塩(固体)を形成するために少なくとも化学量論比以上を添加する。なお、亜硫酸イオンの添加量が多くなって、液性がアルカリ性であると、亜硫酸銀塩の一部が溶解して銀スルフィト錯体が多くなることから、好ましくは2.0モル以下、より好ましくは1.0モル以下である。
本発明において均一な粒径とは、銀粉の粒径(円相当直径)が好ましくは0.1μm以上、より好ましくは0.5μm以上であって、好ましくは5.0μm以下、より好ましくは2.0μm以下である。また平均粒径は好ましくは0.5μm以上、より好ましくは0.7μm以上であって、好ましくは2.0μm以下、より好ましくは1.0μm以下である。更に標準偏差が好ましくは1.0μm以下、より好ましくは0.5μm以下である。
本発明では亜硫酸銀塩含有溶液には、所望とする亜硫酸銀塩(固体)以外の銀(以下、不純物銀ということがある)が含まれていてもよい。上記亜硫酸銀塩含有溶液を調製する過程で、一部の銀が溶解して銀スルフィト錯体となったり、或いは銀酸化物(固体)などの銀化合物になることがある。このような銀化合物としては、銀スルフィト錯体、硝酸銀、酸化銀、シュウ酸銀、リン酸銀、クロム酸銀、亜セレン酸銀、ヨウ素酸銀、シアン酸銀、炭酸銀などが例示される。
亜硫酸銀塩含有溶液中の銀全量(100%)に対する亜硫酸銀塩(固体)の含有率は特に限定されない。不純物銀が含まれていても、亜硫酸銀塩(固体)の分解反応によって発生するSOガスによってこれら不純物銀も銀に還元されるため、高い収率を確保できる。例えば亜硫酸銀塩の溶解により生成する銀スルフィト錯体は、下記(化4)に示すようにSOガスによって還元される。
(化4)
2[Ag(SO3−+3SO+6HO=2Ag+3HSO+4SO 2−+6H ・・・(4)
もっとも、亜硫酸銀塩(固体)含有率が低下すると発生するSOガスが減少して還元反応が不十分となり、収率が低下することがある。したがって、亜硫酸銀塩含有溶液中の銀全量に対する亜硫酸銀塩(固体)含有率は、好ましくは70%以上、より好ましくは90%以上、更に好ましくは99.5%以上である。
亜硫酸銀塩含有溶液中の銀濃度(亜硫酸銀塩(固体)と不純物銀の合計)は、特に限定されず、例えば好ましくは180g/L以下、より好ましくは90g/L以下である。本発明では銀濃度を高くしても亜硫酸銀塩(固体)が上記割合で含まれていれば、高い収率で銀粉を製造できる。すなわち、銀濃度が高くても亜硫酸銀塩(固体)の割合が高ければ、亜硫酸銀塩含有溶液を加熱して発生するSOガス量も多いため、AgSOなどを効率的に還元できる。銀濃度の下限は特に限定されないが、銀濃度が低いと発生するSOガスも少なく、十分に還元できないため、銀粉末の収率が低下する。亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀濃度は、好ましくは1g/L以上、より好ましくは10g/L以上である。
銀粉の収率は生産性の観点から、90%以上となるようにすることが好ましい。
(加熱工程)
次に上記のようにして得られた亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀を回収するために、亜硫酸銀塩含有溶液を加熱する。既に述べたように、本発明の製造方法では、亜硫酸銀塩(固体)の加熱、分解反応によって、発生したSOガスによって、硫酸銀(AgSO)などを還元して銀粉を得ることができる(上記(化2)〜(化4)を参照)。
この際、加熱温度が高い方が、亜硫酸銀塩の上記分解反応・還元反応(以下、分解・還元反応ということがある)が促進され、これにより銀粉の反応速度が向上する。具体的に液温は、おおむね、40℃以上が好ましく、より好ましくは50℃以上、更に好ましくは75℃以上である。もっとも、温度を高くし過ぎると凝集することがあるため、好ましくは100℃以下、より好ましくは90℃以下、更に好ましくは85℃以下である。
加熱時間については特に限定されないが、上記亜硫酸銀塩の分解・還元反応が十分に行われる程度の時間、例えば1〜180分程度とすることが望ましい。
更に、加熱工程では、亜硫酸銀塩含有溶液のpHを9〜13.5に制御してもよい。亜硫酸銀塩含有溶液の液性をアルカリ性とすることにより、銀粉の収率を向上できる。その理由は、加熱時に亜硫酸銀塩含有溶液の液性が酸性であると、一部銀が溶解されるため、収率が低下すると考えられるからである。例えば、亜硫酸銀塩含有液中の硝酸が加熱されると、銀を溶解して硝酸銀を生成することがある。
本発明では、銀イオンの生成を抑制して銀粉の収率を高める観点からは、上記亜硫酸銀塩含有溶液の調整時には液性を酸性または中性とし、亜硫酸銀塩含有溶液の加熱時にはアルカリ性とすることが望ましい。
pHを調製するには、任意のpH調整剤を用いてpHを調整すればよく、例えば塩酸や硝酸などの酸溶液、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのアルカリ溶液を用いればよい。
還元後、銀粉はスラリー中に含まれているため、各種公知の方法で、固液分離して銀粉を適切に分離すればよい。例えばろ過によって固液分離し、ろ物(ろ過ケーキ)を洗浄、乾燥させれば銀粉が得られる。
本発明の製造方法では、銀イオンと亜硫酸塩との反応によって生じる亜硫酸銀塩を前述した特許文献3や4のように積極的に溶解させるのではなく、できるだけ固体状態を維持したまま還元を行うため、固体の亜硫酸銀塩が核の役割を果たし、粒度分布の狭い均一な粒径の銀粉を製造することが可能である。
また本発明の製造方法によれば、固体状態で存在する亜硫酸銀塩以外に不純物銀が含まれていても、上記したようにSOガスによって還元されるため、適切に製造条件を制御することによって、簡単なプロセスで、しかも高収率で製造できる。
上記本発明の製造方法では、アンモニア等の錯化剤を添加して銀を錯化する必要がないため、従来の製法と比べて銀粉の製造工程の簡素化を図ることができる。しかも、還元剤や分散剤を添加しなくてもよいなど、従来よりも使用する薬品数を低減できるため、廃水や排気ガスの処理も容易である。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
実施例1
(亜硫酸銀塩含有溶液の調製)
硝酸銀塩142gを純水500mLに溶解し、銀含有液を得た。また、亜硫酸ナトリウム74gを純水500mlに溶解し、亜硫酸ナトリウム水溶液を得た。この銀含有液と亜硫酸ナトリウム水溶液を混合し、亜硫酸銀塩含有溶液を作製した(モル比は銀イオン:亜硫酸イオン=1:0.7)。
亜硫酸銀塩含有溶液中の沈殿物を固液分離し、固体分(ろ物)を乾燥させた後、X線回折分析(XRD)した結果、沈殿物が亜硫酸銀塩(固体)であることを確認した。また亜硫酸銀塩含有溶液中の銀イオン濃度をICP発光分光分析によって測定した結果、亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀全量(100%)のうち、0.1%が溶液中に溶解して銀イオンとして存在し、99.9%が固体(亜硫酸銀塩)として存在していることがわかった。
(加熱工程)
亜硫酸銀塩含有溶液を50℃で3時間加熱し、得られた沈殿物をろ過してろ物を洗浄、乾燥させて銀粉末を得た。
(銀粉の粒径)
得られた銀粉の粒径をSEM観察して測定した結果、粒径はいずれも0.5〜1.0μmの範囲内で、平均粒子径は0.8μm、標準偏差は0.1μmであった。
(回収率)
上記固液分離後のろ液中の銀濃度をICP発光分光分析して算出し、上記亜硫酸銀塩含有溶液中に含まれる全銀量から銀粉の回収率を求めたところ、亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀全量(100%)のうち、99.6%を回収できたことが分かった。
以上の結果から、本発明によれば亜硫酸銀塩含有溶液中に含まれる銀を、銀粉として極めて高い回収率で回収できると共に、得られた銀粉末の粒径もおおよそ均一であることが確認できた。
実施例2
亜硫酸銀塩含有溶液の調製にあたり、原料として使用した銀イオンに対する亜硫酸イオンの添加量を表1に示すように変更して銀粉の製造を行った。
試験No.2−1
(亜硫酸銀塩含有溶液の調製)
純水に代えてpH3に調整した硝酸酸性溶液(500mL)を使用すると共に、亜硫酸ナトリウム水溶液に代えて亜硫酸カリウム93gを添加した亜硫酸カリウム水溶液を使用した以外は実施例1と同様にして亜硫酸銀塩含有溶液を作製した。
実施例1と同様にしてX線回折分析によって亜硫酸銀塩含有溶液には亜硫酸銀塩が固体で存在していることを確認すると共に、ICP発光分光分析した結果、亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀全量(100%)のうち、0.05%が溶液中に溶解して銀イオンとして存在し、99.95%が固体(亜硫酸銀塩)として存在していることがわかった。
(加熱工程)
亜硫酸銀塩含有溶液を60℃で1時間加熱し、得られた沈殿物をろ過、洗浄、乾燥して銀粉末を得た。
(銀粉の粒径、及び回収率)
得られた銀粉の粒径、及び回収率を実施例1と同様にして測定した。結果を表1に示す。
試験No.2−2
(亜硫酸銀塩含有溶液の調製)
亜硫酸カリウムの添加量を66gにした以外は試験No.2−1と同様にして亜硫酸銀塩含有溶液を作製した。
実施例1と同様にしてX線回折分析によって亜硫酸銀塩含有溶液には亜硫酸銀塩が固体で存在していることを確認すると共に、ICP発光分光分析した結果、亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀全量(100%)のうち、13.5%が溶液中に溶解して銀イオンとして存在し、86.5%が固体(亜硫酸銀塩)として存在していることがわかった。
(加熱工程)
亜硫酸銀塩含有溶液を60℃で1時間加熱し、得られた沈殿物をろ過、洗浄、乾燥して銀粉末を得た。
(銀粉の粒径、及び回収率)
得られた銀粉の粒径、及び回収率を実施例1と同様にして測定した。結果を表1に示す。
試験No.2−3
(亜硫酸銀塩含有溶液の調製)
亜硫酸カリウムの添加量を264gにした以外は試験No.2−1と同様にして亜硫酸銀塩含有溶液を作製した。
実施例1と同様にしてX線回折分析によって亜硫酸銀塩含有溶液には亜硫酸銀塩が固体で存在していることを確認すると共に、ICP発光分光分析した結果、亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀全量(100%)のうち、26.7%が溶液中に溶解して銀イオンとして存在し、73.3%が固体(亜硫酸銀塩)として存在していることがわかった。
(加熱工程)
亜硫酸銀塩含有溶液を60℃で1時間加熱し、得られた沈殿物をろ過、洗浄、乾燥して銀粉末を得た。
(銀粉の粒径、及び回収率)
得られた銀粉の粒径、及び回収率を実施例1と同様にして測定した。結果を表1に示す。
Figure 2013076115
表1に示すように、亜硫酸イオンの添加量が、亜硫酸銀塩含有溶液中の銀に対して0.5モル当量以上、2.0モル当量以下であれば、銀粉末を高い収率で回収できた。
実施例3
(亜硫酸銀塩含有溶液の調製)
純水に代えてpH13に調整した水酸化ナトリウムの強アルカリ性溶液(500mL)を使用した以外は、実施例1と同様にして亜硫酸銀塩含有溶液を作製した。
亜硫酸銀塩含有溶液中の沈殿物を分析(X線回折分析に加えて酸素・窒素・炭素・硫黄分析も行った)した結果、沈殿物の70%は亜硫酸銀塩(固体)であり、残りの30%は酸化銀(固体)であることを確認した。
また実施例1と同様にICP発光分光分析した結果、亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀全量(100%)のうち、2.5%が溶液中に溶解して銀イオンとして存在し、97.5%が固体(亜硫酸銀塩と酸化銀)として存在していることがわかった。
(加熱工程)
亜硫酸銀塩含有溶液を60℃で1時間加熱し、得られた沈殿物をろ過、洗浄、乾燥して銀粉末を得た。
(銀粉の粒径、及び回収率)
得られた銀粉末の粒径を実施例1と同様にして測定した結果、粒径はいずれも0.5〜1.0μmの範囲内で、平均粒子径は0.7μm、標準偏差は0.1μmであった。また、得られた銀粉末の回収率を実施例1と同様にして測定した。その結果、銀の回収率は、99.9%であった。
以上より、本発明によれば、亜硫酸銀塩含有溶液に酸化銀や銀イオンがなど亜硫酸銀塩以外のものが含まれていても、亜硫酸銀塩の還元時にSOガスにより酸化銀等も還元されて銀粉末として回収できるため、高い収率で銀を回収できることがわかった。
実施例4
本実施例では、銀濃度を変化させた実験を行った。
試験No.4−1
(亜硫酸銀塩含有溶液の調製)
硝酸銀塩284gをpH3に調整した硝酸酸性溶液(500mL)に溶解し、銀含有液を得た。また、亜硫酸カリウム185gを純水500mlに溶解し、亜硫酸カリウム水溶液を得た。この銀含有液と亜硫酸カリウム水溶液を混合し、亜硫酸銀塩含有溶液を作製した。
実施例1と同様にしてX線回折分析によって亜硫酸銀塩含有溶液には亜硫酸銀塩が固体で存在していることを確認した。また亜硫酸銀塩含有溶液中の銀イオン濃度をICP発光分光分析によって測定した結果、亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀量(100%)のうち、0.05%が溶液中に溶解して銀イオンとして存在し、99.95%が固体(亜硫酸銀塩)として存在していることがわかった(モル比は銀イオン:亜硫酸イオン=1:0.7)。
(加熱工程)
亜硫酸銀塩含有溶液を水酸化ナトリウムでpH13に調整した後、75℃で1時間加熱し、得られた沈殿物をろ過して固液分離し、洗浄、乾燥して銀粉末を得た。
(銀粉の粒径、及び回収率)
得られた銀粉の粒径、及び回収率を実施例1と同様にして測定した。結果を表2に示す。
試験No.4−2
(亜硫酸銀塩含有溶液の調製)
硝酸銀塩を142g、亜硫酸カリウムを93gとした以外は、試験No.4−1と同様にして亜硫酸銀塩含有溶液を作製した。
試験No.4−1と同様にして沈殿物をX線回折分析した結果、沈殿物が亜硫酸銀塩であることを確認すると共に、IPC発光分光分析によって亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀量(100%)のうち、0.05%が溶液中に溶解して銀イオンとして存在し、99.95%が固体(亜硫酸銀塩)として存在していることがわかった。
(加熱工程)
亜硫酸銀塩含有溶液を水酸化ナトリウムでpH13に調整した後、75℃で1時間加熱し、得られた沈殿物をろ過して固液分離し、固体分(ろ物)を洗浄、乾燥して銀粉末を得た。
(銀粉の粒径、及び回収率)
得られた銀粉の粒径、及び回収率を実施例1と同様にして測定した。結果を表2に示す。
試験No.4−3
(亜硫酸銀塩含有溶液の調製)
硝酸銀塩を16g、亜硫酸カリウムを10gとした以外は、試験No.4−1と同様にして亜硫酸銀塩含有溶液を作製した。
試験No.4−1と同様にして沈殿物をX線回折分析した結果、沈殿物が亜硫酸銀塩であることを確認すると共に、IPC発光分光分析によって亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀量(100%)のうち、0.05%が溶液中に溶解して銀イオンとして存在し、99.95%が固体(亜硫酸銀塩)として存在していることがわかった。
(加熱工程)
亜硫酸銀塩含有溶液を水酸化ナトリウムでpH13に調整した後、75℃で1時間加熱し、得られた沈殿物をろ過して固液分離し、固体分(ろ物)を洗浄、乾燥して銀粉末を得た。
(銀粉の粒径、及び回収率)
得られた銀粉の粒径、及び回収率を実施例1と同様にして測定した。結果を表2に示す。
試験No.4−4
(亜硫酸銀塩含有溶液の調製)
硝酸銀塩を1.6g、亜硫酸カリウムを1.0gとした以外は、試験No.4−1と同様にして亜硫酸銀塩含有溶液を作製した。
試験No.4−1と同様にして沈殿物をX線回折分析した結果、沈殿物が亜硫酸銀塩であることを確認すると共に、IPC発光分光分析によって亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀量(100%)のうち、0.05%が溶液中に溶解して銀イオンとして存在し、99.95%が固体(亜硫酸銀塩)として存在していることがわかった。
(加熱工程)
亜硫酸銀塩含有溶液を水酸化ナトリウムでpH13に調整した後、75℃で1時間加熱し、得られた沈殿物をろ過して固液分離し、固体分(ろ物)を洗浄、乾燥して銀粉末を得た。
(銀粉の粒径、及び回収率)
得られた銀粉の粒径、及び回収率を実施例1と同様にして測定した。結果を表2に示す。
Figure 2013076115
表2より、亜硫酸銀塩含有溶液中の銀濃度を低くすると収率が低下することが分かった。銀濃度が低くなると、亜硫酸銀塩の分解により生成したSOガス発生量が少なく、SOガスが亜硫酸銀塩含有溶液中で硫酸銀と接触せずに大気に放出されるため、収率が低くなると考えられる。一方、銀濃度が高い場合、発生するSOガス量が多いため、SOガスが大気に放出するまでに亜硫酸銀塩含有溶液中で硫酸銀と接触して、効率的に還元できるため、収率が高くなると考えられる。
本発明の製造方法によれば、1回の操作で銀粉を高収率で製造できるため、簡素なプロセスで効率的に銀粉を製造でき、しかも銀濃度が高いほど収率も良くなるため、少ない廃水量で銀粉を製造することができた。
参考例
本参考例では比較試験として、亜硫酸塩の添加量を増やすことにより亜硫酸銀塩(固体)を積極的に溶解し、スルフィト錯体から銀を還元、析出させた。
(亜硫酸銀塩含有溶液の調製)
硝酸銀塩142gをpH7に調整した硝酸酸性溶液(500mL)に溶解し、銀含有液を得た。また、亜硫酸ナトリウム420gを純水500mlに溶解し、亜硫酸ナトリウム水溶液を得た。この銀含有液と亜硫酸ナトリウム水溶液を混合し、さらに溶解を促進するために4.0gの水酸化ナトリウムを添加して、銀スルフィト錯体溶液を作製した。
実施例1と同様にして銀スルフィト錯体溶液中の銀イオン濃度をICP発光分光分析によって測定した結果、亜硫酸銀塩含有溶液に含まれる銀量の全量が溶液中に溶解して銀イオンとして存在していることがわかった。
(加熱工程)
銀スルフィト錯体溶液を75℃で1時間加熱し、得られた沈殿物をろ過して固液分離し、洗浄、乾燥して銀粉末を得た。
(銀粉の粒径、及び回収率)
得られた銀粉の粒径、及び回収率を実施例1と同様にして測定した結果、粒径は0.5〜6.0μmの範囲内で、平均粒子径は2.5μm、標準偏差は1.8μmであった。また、得られた銀粉末の回収率を実施例1と同様にして測定した。その結果、銀の回収率は、52.1%であった。
亜硫酸銀塩を固体として存在させずに銀粉を生成した場合、粒径のばらつきが大きくなり、収率も低下した。本発明によれば亜硫酸銀塩(固体)の分解により銀粉を生成することで、粒度分布が均一になり、さらに効率的にSOガスを利用することにより高い収率で銀を回収できることが確認できた。

Claims (3)

  1. 亜硫酸銀塩を固体として含む銀含有溶液を加熱することを特徴とする銀粉の製造方法。
  2. 前記亜硫酸銀塩を固体として含む銀含有溶液は、銀イオンに対して0.5〜2.0モル当量の亜硫酸イオンを添加して得られるものである請求項1に記載の銀粉の製造方法。
  3. 前記加熱は40℃以上である請求項1または2に記載の銀粉の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63274705A (ja) * 1987-04-20 1988-11-11 カネマツ・ゴーショー ド ブラジル エス・エイ 球形超微粒子状の金属銀の製造法

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