JP2013063616A - 抗アレルゲン性能を有する化粧シートの製造方法、及び転写シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材シート、プライマー層、及び抗アレルゲン機能層を順に有する抗アレルゲン性化粧シートの製造方法であって、剥離シート上に硬化性樹脂と抗アレルゲン剤とを含む抗アレルゲン機能層用樹脂組成物の硬化物である抗アレルゲン機能層を有する転写シートを用いて、抗アレルゲン機能層を設けることを特徴とする抗アレルゲン性化粧シートの製造方法、及び転写シートである。
【選択図】図1
Description
2.剥離シート上に、硬化性樹脂と抗アレルゲン剤とを含む抗アレルゲン機能層用樹脂組成物の硬化物からなる抗アレルゲン機能層を有することを特徴とする転写シート。
例えば、イソシアネート化合物を硬化剤として含む2液硬化型樹脂と、フェノール性水酸基を有する抗アレルゲン剤を組み合わせて使用した場合、従来の製造方法では該水酸基とイソシアネート化合物が反応することによって抗アレルゲン剤が失活する恐れがあったが、本発明によればこのような反応を抑制することができる。これにより、層間密着性、及び耐傷性などに優れる2液硬化型の樹脂からなるプライマー層と、フェノール性水酸基を含有する高性能な抗アレルゲン剤を、抗アレルゲン性能を損なうことなく組み合わせて使用できるため、優れた抗アレルゲン性能を有する化粧シートを得ることができる。
以下、図2を例にして、転写シート、及び被転写シートの構成、及び製造方法について、順次説明する。
転写シートは、剥離シート上に硬化性樹脂と抗アレルゲン剤とを含む抗アレルゲン機能層用樹脂組成物の硬化物である抗アレルゲン機能層を有するものである。
剥離シートとしては、通常転写シートに用いられる樹脂シートであれば特に制限はなく、ポリオレフィン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、エラストマー系樹脂などにより構成されるものが挙げられ、剥離性が良好である点から、ポリエステル系樹脂、特にポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。剥離フィルムの厚さとしては、取り扱いが容易であるとの観点から、25〜150μmの範囲が好ましく、さらに25〜75μmの範囲がより好ましい。
抗アレルゲン機能層は、本発明の製造方法により得られる化粧シートに抗アレルゲン性を付与するとともに、耐候性や耐汚染性に優れた耐久性を付与する層であり、該化粧シートの最表面に設けられる、抗アレルゲン剤を含む層である。抗アレルゲン機能層は、硬化性樹脂と抗アレルゲン剤とを含む抗アレルゲン機能層用樹脂組成物により形成される。
抗アレルゲン機能層の硬化後の厚さは通常5〜30μm程度であり、耐汚染性、耐傷性の観点から、好ましくは10〜20μmである。
重合性モノマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレート系モノマーが好適であり、中でも多官能性(メタ)アクリレートモノマーが好ましい。多官能性(メタ)アクリレートモノマーとしては、分子内にエチレン性不飽和結合を2個以上有する(メタ)アクリレートモノマーであればよく、特に制限はない。これらの(メタ)アクリレートモノマーは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
エポキシ(メタ)アクリレートオリゴマーは、例えば比較的低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラック型エポキシ樹脂のオキシラン環に、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。また、このエポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーを部分的に二塩基性カルボン酸無水物で変性したカルボキシル変性型のエポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーを用いることもできる。
ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、例えば多価カルボン酸と多価アルコールの縮合によって得られる両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより、あるいは、多価カルボン酸にアルキレンオキシドを付加して得られるオリゴマーの末端の水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
ポリエーテル(メタ)アクリレートオリゴマーは、ポリエーテルポリオールの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
また、アクリル(メタ)アクリレートオリゴマーは、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、これと共重合可能な、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルなどの官能基含有(メタ)アクリル系化合物、あるいは(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などのカルボン酸とを共重合してなるオリゴマーである。
紫外線吸収剤の含有量は、硬化性樹脂100質量部に対して、好ましくは0.1〜10質量部、より好ましくは0.1〜5質量部である。
光安定剤の含有量は、硬化性樹脂100質量部に対して、好ましくは0.1〜10質量部、より好ましくは0.1〜5質量部である。
艶消し剤の配合量としては、硬化性樹脂100質量部に対して、4〜30質量部であり、10〜20質量部であることがより好ましい。
なお、硬化性樹脂として紫外線硬化型樹脂を用いる場合には、光重合用開始剤を硬化型樹脂100質量部に対して、0.1〜5質量部程度添加することが望ましい。
プライマー層は、本発明の製造方法により得られる化粧シートにおいて、必須の層であり、基材シートと抗アレルゲン機能層との間の密着性を向上させ、さらに本発明で得られる化粧シートに耐傷性などの表面特性をも付与する層である。
プライマー層の厚さは、通常0.5〜10μm程度、好ましくは0.5〜5μmである。プライマー層の厚さが上記範囲内であると、優れた層間密着性や、耐傷性などの表面特性が得られる。
ここで、アダクト変性体とは、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ヒマシ油などの低分子活性水素含有化合物と、前記各種のイソシアネート化合物との反応物である。
また、弾性変性ポリイソシアネートとは、前記のイソシアネート化合物をモノマーとして用い、これに弾性を有する活性水素含有化合物をウレタン反応させることで、NCO末端のプレポリマーとしたものである。
イソシアネート化合物を弾性変性するために用いられる弾性を有する活性水素含有化合物としては、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリオレフィンポリオール、動植物系ポリオール又はこれらのコポリオールなどが挙げられる。
本発明においては、硬化剤を1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
転写シートは、抗アレルゲン機能層を確実に被転写シートに設ける観点から、剥離シートと抗アレルゲン機能層との間に離型層を有することが好ましい。
厚みは0.1〜5μm程度が好ましい。
転写シートは、剥離シート上に、抗アレルゲン機能層用樹脂組成物を塗布し、硬化させて抗アレルゲン機能層を形成し、プライマー層を設ける場合は、その後、プライマー層形成用の樹脂組成物を塗布して製造する。
加熱によって硬化を行う場合、加熱温度は使用する樹脂に応じて適宜決定される。
照射線量は、電離放射線硬化型樹脂の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常5〜300kGy(0.5〜30Mrad)、好ましくは10〜50kGy(1〜5Mrad)の範囲で選定される。
電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型などの各種電子線加速器を用いることができる。
プライマー層は、転写シートに形成する場合と、被転写シートに形成する場合とがあるが、いずれの場合もその形成方法は同じよい。
また、転写シートに離型層を設ける場合、離型層は、抗アレルゲン機能層用樹脂組成物を塗布する前に、上記の離型剤に必要な添加剤を加えたものを適当な溶剤に溶解又は分散して調製したインキを、上記の抗アレルゲン機能層用樹脂組成物と同じように、公知の印刷方法により塗布し、乾燥して形成すればよい。
被転写シートは、少なくとも基材シートを有することを必須とし、転写シートがプライマー層を有さない場合は、該被転写シートの最表面にプライマー層を有するシートである。被転写シートは、必要に応じて、印刷層、接着剤層、裏面プライマー層などの層を有する。
基材シートとしては、熱可塑性樹脂からなる樹脂シートが好ましく挙げられ、熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン系樹脂やポリエチレン系樹脂のようなポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂のほか、(メタ)アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂などが好ましく挙げられる。本発明の製造方法で得られる化粧シートを用いて床材を作製する場合には、これらの基材シートのうち、コスト及びシート柔軟性の点でポリオレフィン系樹脂が好ましく、耐傷つき性といったシートとしての強度が求められる場合には、ポリエステル系樹脂が好ましく、求められる用途に応じて使い分けられる。
本発明の製造方法で用いられる被転写シートは、化粧シートの意匠性を向上させる目的で、所望により印刷層を有する。印刷層は、通常基材シートとプライマー層との間に設けられる。また、基材シートが上記した複層構成をとる場合、印刷層は、通常基材シート間に設けられる。
被転写シートは、基材シートを複層構成とする場合は、例えば、一方の基材シートの裏面に裏面プライマー層を形成した後、該基材シートのおもて面に絵柄層を形成し、さらに接着剤層を形成した後に、他方の基材シートを積層して得られる。また、被転写シート側にプライマー層を設ける場合は、該他方の基材シートにプライマー層を形成する。
ここで、裏面プライマー層、絵柄層、接着剤層、及びプライマー層は、上記の抗アレルゲン機能層用樹脂組成物と同じように、公知の印刷方法により形成することができる。また、基材シート同士の積層は、押出ラミネーション、ドライラミネーション、ウェットラミネーション、サーマルラミネーションなどの方法により行うことができる。
本発明の製造方法により得られる化粧シートは、基板と貼着して化粧板として用いることができる。基板は限定的でなく、公知の化粧板と同様のものを用いることができ、例えば、木質材料、金属、セラミックス、プラスチックス、ガラスなどが挙げられる。
木質基板としては、木質系の板としては、杉、檜、欅、松、ラワン、チーク、メラピーなどの各種素材の突板、木材単板、木材合板、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF)などの木質材などが挙げられる。これらは単独で、または積層して用いることもできる。なお、木質基板には、木質板に限らず、紙粉入りのプラスチック板や、補強され強度を有する紙類も包含される。
接着剤は、スプレー、スプレッダー、バーコーターなどの塗布装置を用いて塗布すればよい。この接着剤は、一般に、接着剤は固形分を35〜80質量%とし、塗布量50〜300g/m2の範囲で基板表面に塗布される。
(1)層間密着性
各実施例及び比較例で作製された化粧シートについて、JIS K5400に準拠して、10マス×10マスの切り込みを入れた後、テープ剥離試験を100回実施して、試験後の化粧シート表面の変化について、以下の基準で評価した。
○ :剥離したマスの数が0〜2であった
△ :剥離したマスの数が3〜50であった
× :剥離したマスの数が51以上であった
(2)耐傷性(鉛筆硬度)
各実施例及び比較例で作製された化粧シートについて、JIS K5600−5−4に準拠して、鉛筆引っかき試験機を用いて、荷重750gの条件で鉛筆引っかき試験を行い、試験跡の化粧シートの表面の変化について、以下の基準で評価した。
○ :鉛筆硬度2B以上
△ :鉛筆硬度3B〜4B
× :鉛筆硬度5B以下
(3)抗アレルゲン性能
各実施例及び比較例で作製された化粧シートについて、ダニアレルゲン(「Derf1(商品名)」,和光純薬工業株式会社製)の水溶液を化粧シート上に400μl(ダニアレルゲンの初期濃度:50ng/mg)滴下して、24時間放置した後、該化粧シート上のダニアレルゲンを回収し、ダニアレルゲンの量を酵素免疫測定法(ELISA法)に準じて不活性化率を測定し、下記の基準で抗アレルゲン性を評価した。
○ :ダニアレルゲンの初期濃度からの不活性化率が50%以上のもの
△ :ダニアレルゲンの初期濃度からの不活性化率が20%以上50%未満のもの
× :ダニアレルゲンの初期濃度からの不活性化率が20%未満のもの
剥離フィルム(「S50(商品名)」,東レ株式会社製,ポリエチレンテレフタレートフィルム,厚さ:50μm)上に、6官能ウレタンアクリレートオリゴマー(重量平均分子量:1400)100質量部に、ポリフェノール化合物がジルコニウム化合物に担持された抗アレルゲン剤(「アレリムーブZTP−170(商品名)」,東亞合成株式会社製,以後「ハイブリッドタイプ」と称する。)10質量部、及び艶消し剤(不定形シリカ,粒径:5μm)16質量部を含む抗アレルゲン機能層用樹脂組成物を塗布量15g/m2で塗布し、電子線(加速電圧:165kV,照射量:50kGy(5Mrad))を照射し、抗アレルゲン機能層用樹脂組成物を硬化させた後、その表面にコロナ処理を施して、抗アレルゲン機能層を得た。次いで、該抗アレルゲン機能層のコロナ処理を施した面に、アクリル系のプライマー層形成用の1液タイプの樹脂組成物(「化X(NT)(商品名)」,株式会社昭和インク工業所製)を塗布量1.5g/m2でグラビア印刷してプライマー層を形成して転写シートを得た。
基材シートとして、ポリオレフィン系樹脂シート(60μm透明ポリプロピレンに対し、80μmの厚みで着色ポリエチレンを押し出して形成)を用い、これを被転写シートとし、該被転写シートの透明ポリプロピレンと、転写シートのプライマー層とを対向させて、160℃に加熱しながらロール転写を行い、転写シートと被転写シートとを貼着し、剥離シートを剥離して、抗アレルゲン性化粧シートを得た。得られた化粧シートについて、上記の評価方法に基づき評価して、評価結果を第1表に示した。
実施例1において、プライマー層形成用の樹脂組成物として、2液硬化型樹脂組成物(主剤として「E295タイプ(商品名)」(ポリエステルポリオール,大日精化株式会社製)を100質量部に対して、硬化剤(「C56(商品名)」,1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート,大日精化株式会社製)を15質量部添加したもの)を用いた以外は、実施例1と同様にして抗アレルゲン性化粧シートを得た。得られた化粧シートについて、上記の評価方法に基づき評価して、評価結果を第1表に示した。
実施例1において、抗アレルゲン機能層にコロナ処理を施さなかった以外は、実施例1と同様にして、抗アレルゲン性化粧シートを得た。得られた化粧シートについて、上記の評価方法に基づき評価して、評価結果を第1表に示した。
実施例2において、抗アレルゲン機能層にコロナ処理を施さなかった以外は、実施例2と同様にして、抗アレルゲン性化粧シートを得た。得られた化粧シートについて、上記の評価方法に基づき評価して、評価結果を第1表に示した。
実施例1において、抗アレルゲン剤としてポリフェノール化合物(「マルカリンカーS−2P(商品名)」、丸善石油化学株式会社製、以後「有機タイプ」と称する)を用いた以外は、実施例1と同様にして抗アレルゲン性化粧シートを得た。得られた化粧シートについて、上記の評価方法に基づき評価して、評価結果を第1表に示した。
実施例2において、抗アレルゲン剤として有機タイプを用いた以外は、実施例2と同様にして抗アレルゲン性化粧シートを得た。得られた化粧シートについて、上記の評価方法に基づき評価して、評価結果を第1表に示した。
実施例3において、抗アレルゲン剤として有機タイプを用いた以外は、実施例3と同様にして抗アレルゲン性化粧シートを得た。得られた化粧シートについて、上記の評価方法に基づき評価して、評価結果を第1表に示した。
実施例4において、抗アレルゲン剤として有機タイプを用いた以外は、実施例4と同様にして抗アレルゲン性化粧シートを得た。得られた化粧シートについて、上記の評価方法に基づき評価して、評価結果を第1表に示した。
基材シートとして、ポリオレフィン系樹脂シート(60μm透明ポリプロピレンに対し、80μmの厚みで着色ポリエチレンを押し出して形成)を用い、プライマー層形成用の樹脂組成物として主剤(「EBRプライマー(商品名)」,アクリルウレタン共重合体,DICグラフィックス株式会社製)を100質量部に対し、硬化剤(「FG700(商品名)」,1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート,DICグラフィックス株式会社製)を5質量部添加したものを塗布量1.5g/m2でグラビア印刷し、実施例1で用いた抗アレルゲン機能層形成用樹脂組成物を塗布量15g/m2で塗布した。次いで、電子線(加速電圧:165kV,照射量:50kGy(5Mrad))を照射し、抗アレルゲン機能層用樹脂組成物を硬化させて、抗アレルゲン機能層を形成し、抗アレルゲン性化粧シートを得た。得られた化粧シートについて、上記の評価方法に基づき評価して、評価結果を第1表に示した。
比較例1において、抗アレルゲン剤として有機タイプを用いた以外は、比較例1と同様にして抗アレルゲン性化粧シートを得た。得られた化粧シートについて、上記の評価方法に基づき評価して、評価結果を第1表に示した。
1a.基材シート
1b.基材シート
2.印刷層
3.接着剤層
4.プライマー層
5.抗アレルゲン機能層
6.裏面プライマー層
10.抗アレルゲン性化粧シート
11.被転写シート
12.転写シート
13.剥離シート
20.剥離シート付き抗アレルゲン性化粧シート
Claims (9)
- 基材シート、プライマー層、及び抗アレルゲン機能層を順に有する抗アレルゲン性化粧シートの製造方法であって、剥離シート上に硬化性樹脂と抗アレルゲン剤とを含む抗アレルゲン機能層用樹脂組成物の硬化物である抗アレルゲン機能層を有する転写シートを用いて、抗アレルゲン機能層を設けることを特徴とする抗アレルゲン性化粧シートの製造方法。
- 前記プライマー層を形成する樹脂組成物が、主剤と硬化剤としてイソシアネート化合物を含む2液硬化型樹脂組成物である請求項1に記載の化粧シートの製造方法。
- 前記抗アレルゲン剤が、フェノール性水酸基を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧シートの製造方法。
- 前記硬化性樹脂が、電離放射線硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の化粧シートの製造方法。
- 前記電離放射線硬化性樹脂が、電子線硬化性樹脂であることを特徴とする請求項4に記載の化粧シートの製造方法。
- 前記転写シートが、前記剥離シート上に硬化性樹脂と抗アレルゲン剤とを含む抗アレルゲン機能層用樹脂組成物を塗布し硬化させて抗アレルゲン機能層を形成し、該抗アレルゲン機能層上にプライマー層を設けて得られることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の化粧シートの製造方法。
- 前記転写シートにおける前記抗アレルゲン機能層上にコロナ処理を施すことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の化粧シートの製造方法。
- 剥離シート上に、硬化性樹脂と抗アレルゲン剤とを含む抗アレルゲン機能層用樹脂組成物の硬化物からなる抗アレルゲン機能層を有することを特徴とする転写シート。
- 前記抗アレルゲン剤が、フェノール性水酸基を有するものである請求項8に記載の転写シート。
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