JP2013052725A - コネクター収納用ケースおよび自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】自転車のフレームの製作方法や材質の制限を抑制することができ、損傷を受け難いコネクター収納用ケースを提供する。
【解決手段】ハンドル5の前方にバスケット9が備えられ、ケーブル16a,16b,17a,17b同士がコネクターで接合されている自転車に設けられるコネクター収納用ケース20であって、コネクター収納用ケース20は、内部にコネクターを収納する収納空間を有し、バスケット9の背面に取付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ケーブル同士を接合するコネクターを収納するコネクター収納用ケースおよびこのケースを備えた自転車に関する。
従来、電動自転車等においては、複数本のケーブルがフレームに沿って取り付けられている。下記特許文献1には、図25に示すように、フレーム109のダウンチューブ110がパイプ部111とケーブル保持部112とを一体に有し、ケーブル保持部112はケーブル収納用の凹溝113を有し、凹溝113の開口部分にキャップ114が着脱自在に係合し、凹溝113内に複数本のケーブル115が収納されている構成が開示されている。
例えば、ブレーキスイッチ側に接続されているケーブル115とバッテリー側に接続されているケーブル115とがコネクター116によって接合されており、コネクター116も凹溝113に収納されている。
また、下記特許文献2には、図26に示すように、前輪(図示省略)を駆動するハブモーター122がフロントハブ123に設けられ、回り止めプレート124がフロントフォーク125に固定され、ハブモーター122のリード線126と延長コード127とがコネクター128で接合され、リード線126やコネクター128を収納するカバー129が回り止めプレート124に設けられている構成が開示されている。
特開2000−302074 特開2004−142631
しかしながら上記図25に示した従来形式のものでは、コネクター116をダウンチューブ110の凹溝113に収納しているため、ダウンチューブ110はパイプ部111とケーブル保持部112とを一体に有する構成となり、ダウンチューブ110の断面形状が複雑になり、ダウンチューブ110を押出加工により製作する必要があり、フレームの製作方法や材質が大幅に制限されてしまうといった問題がある。
また、上記図26に示した従来形式のものでは、カバー129がフロントフォーク125の下部に位置しているため、自転車の走行中にカバー129が障害物に接触したり、転倒した際にカバー129が地面に接触し易く、カバー129が損傷を受け易いといった問題がある。
本発明は、自転車のフレームの製作方法や材質の制限を緩和することができ、損傷を受け難いコネクター収納用ケースおよび自転車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、ハンドルの前方にバスケットが備えられ、ケーブル同士がコネクターで接合されている自転車に設けられるコネクター収納用ケースであって、
内部にコネクターを収納する収納空間を有し、
バスケットの背面に取り付け可能であるものである。
これによると、コネクター収納用ケースの収納空間にコネクターを収納し、このコネクター収納用ケースをバスケットの背面に取り付ける。これにより、自転車の走行中にコネクター収納用ケースが他の障害物に接触し難くなり、また、自転車が転倒した際にコネクター収納用ケースが地面に接触し難くなるため、コネクター収納用ケースが損傷を受け難くなる。
また、コネクターを自転車のフレーム内に収納する必要は無いため、フレームにコネクター収納用の凹溝等を形成する必要は無く、フレームの断面形状を簡素化された形状にすることができ、フレームの製作方法や材質の制限を緩和することができる。
本第2発明におけるコネクター収納用ケースは、ケースは、内部に収納空間を有するケース本体と、ケース本体をバスケットに固定する固定部材とを有し、
ケース本体はバスケットの外側に設けられ、
固定部材はバスケットの内側に設けられ、
バスケットの背面部分がケース本体と固定部材との間に挟まれた状態で、ケース本体が連結具によって固定部材に連結されるものである。
これによると、固定部材をバスケットの内側にし、ケース本体をバスケットの外側にした状態で、固定部材とケース本体との間にバスケットの背面部分を挟み、連結具によってケース本体を固定部材に連結することにより、コネクター収納用ケースをバスケットに取り付けることができる。
本第3発明におけるコネクター収納用ケースは、バスケットの背面部分をケース本体と固定部材との間に挟んだ状態で、ケース本体を固定部材に対して位置決めする位置決め手段が備えられているものである。
これによると、固定部材をバスケットの内側にし、ケース本体をバスケットの外側にした状態で、固定部材とケース本体との間にバスケットの背面部分を挟んだ際、位置決め手段によってケース本体が固定部材に対して位置決めされる。これにより、ケース本体の位置が固定部材の位置に対してずれることはなく、ケース本体を固定部材に連結する際に連結具を確実且つ正確に装着することができる。
本第4発明におけるコネクター収納用ケースは、ケース本体は、収納空間を有し且つ前面に開口部が形成された収納部材と、収納部材の開口部を閉じる蓋とを有し、
蓋は収納部材に着脱自在に取り付けられているものである。
これによると、コネクターを収納部材の収納空間に挿入し、収納部材に蓋を取り付けることによって、コネクターがケース本体内に収納される。
本第5発明におけるコネクター収納用ケースは、蓋を収納部材に取り付ける際にケーブルが蓋と収納部材との間に噛み込むことを防止する噛込防止手段が備えられているものである。
これによると、コネクターとケーブルの一部とを収納部材の収納空間に挿入し、収納部材に蓋を取り付けることによって、コネクターとケーブルの一部とがケース本体内に収納される。この際、噛込防止手段によって、ケーブルが蓋と収納部材との間に噛み込むのを防止することができるため、容易且つ確実に蓋を収納部材に取り付けることが可能になる。
本第6発明における自転車は、上記第1発明から第5発明のいずれか1項に記載のコネクター収納用ケースが、ハンドルの前方に備えられたバスケットの背面に取り付けられているものである。
本第7発明における自転車は、フレームのヘッドパイプの上部にヘッド部品が設けられ、
ヘッド部品に連結金具が固定され、
連結金具の先端部がコネクター収納用ケースと共にバスケットの背面に連結されているものである。
以上のように本発明によると、コネクター収納用ケースがバスケットの背面に取り付けられるため、コネクター収納用ケースが損傷を受け難くなる。また、コネクターを自転車のフレーム内に収納する必要は無いため、フレームの断面形状を簡素化された形状にすることができ、これにより、フレームの製作方法や材質の制限を緩和することができる。
本発明の第1の実施の形態における自転車の図 同、自転車のケーブルとコネクターとの図 同、自転車のバスケットの一部切欠き側面図 同、バスケットに取付けられたコネクター収納用ケースの斜視図 同、バスケットに取付けられたコネクター収納用ケースの正面図 同、バスケットに取付けられたコネクター収納用ケースの側面図 図5におけるX−X矢視図 図5におけるY−Y矢視図 図5におけるZ−Z矢視図 同、コネクター収納用ケースの分解斜視図 同、コネクター収納用ケースの収納部材の正面図 同、コネクター収納用ケースの収納部材の側面図 同、コネクター収納用ケースの蓋の正面図 同、コネクター収納用ケースの固定台座の背面図 同、コネクター収納用ケースの固定台座の平面図 同、コネクター収納用ケースの取付け手順を示す側面図 本発明の第2の実施の形態におけるコネクター収納用ケースの側面図 同、コネクター収納用ケースの分解斜視図 同、コネクター収納用ケースの平面図 同、コネクター収納用ケースの底面図 同、コネクター収納用ケースの背面図 図17におけるX−X矢視図 図19におけるX−X矢視図 同、コネクター収納用ケースの取付け手順を示す側面図 従来においてコネクターを収納したダウンチューブの断面図 従来におけるコネクター収納用カバーの図
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
先ず、第1の実施の形態を、図1〜図16を参照して説明する。図1〜図3に示すように、1は電動自転車であり、フレーム2と、前車輪3と、後車輪4と、ハンドル5と、前車輪3に補助回転力を付与するハブモーター6と、ハブモーター6に電力を供給するバッテリー7と、表示装置8と、ハンドル5の前方に備えられたバスケット9と、左右のブレーキレバー10a,10b等を備えている。
フレーム2は、前部にヘッドパイプ12を有するとともに、ヘッドパイプ12に接続された下パイプ38等を有している。また、ヘッドパイプ12の上部にはヘッド部品19が設けられている。表示装置8は、バッテリー7の残量、ハブモーター6によるアシスト率、走行速度、走行距離等の走行データを表示画面に表示するものであり、ハンドル5に取り付けられている。
バスケット9は、複数の線材13を縦横(又は斜め)に交差する格子状又は網状に形成したものであり、上面が開放された箱状構造を有している。バスケット9の背面には取付部材14が設けられており、取付部材14は、ヘッド部品19に固定された連結金具15(例えばランプ掛け)に連結されている。尚、取付部材14の材質には、例えばプラスチック等の樹脂又はステンレス等の金属が用いられている。
両ブレーキレバー10a,10bの取付部分にはブレーキスイッチ11a,11bが設けられている。ブレーキスイッチ11a,11bは、ブレーキレバー10a,10bが操作されるとオンに切り換り、ブレーキレバー10a,10bの操作が解除されるとオフに切り換る。左右両ブレーキスイッチ11a,11bにはそれぞれ一方のケーブル16a,16bが接続されている。
また、バッテリー7側には他方のケーブル17a,17bが接続されている。尚、これらケーブル16a,16b,17a,17bとしては、給電用ケーブルや電力線、通信用ケーブル等があり、電線や配線、コード、ワイヤー等も含んでいる。
一方のケーブル16aと他方のケーブル17aとは第1のコネクター18aで接合され、一方のケーブル16bと他方のケーブル17bとは第2のコネクター18bで接合されている。第1および第2のコネクター18a,18bはコネクター収納用ケース20に収納され、コネクター収納用ケース20は、バスケット9の背面に、着脱自在に取り付けられている。
図3〜図6に示すように、コネクター収納用ケース20は、内部に収納空間21(図7〜図9参照)を有するケース本体22と、ケース本体22をバスケット9の背面に固定する固定部材24とを有している。ケース本体22はバスケット9の後外側に設けられ、固定部材24はバスケット9の内側に設けられ、バスケット9の背面を構成する複数の線材13(以下、背面の線材13と記載)がケース本体22と固定部材24との間に挟まれた状態で、ケース本体22が複数のねじ25(連結具の一例)によって固定部材24に連結されている。
図10〜図12に示すように、ケース本体22は、内部に収納空間21を有し且つ前面に開口部27が形成された四角箱型の収納部材28と、収納部材28の開口部27を閉じる蓋29とを有している。収納部材28の内部すなわち収納空間21には、ねじ孔31を有する複数の突起部32が設けられている。尚、突起部32の先端は収納部材28の開口部27から僅かに前方へ突出している。また、第1および第2のコネクター18a,18bと各ケーブル16a,16b,17a,17bの一部とは収納空間21に収納されている。
収納部材28の左右両側板部40にはそれぞれ、各ケーブル16a,16b,17a,17bを収納空間21からケース本体22の外部へ引き出す引出口41が形成されている。両引出口41は、前後方向に長く、前端部41aが開放されている。
収納部材28の上板部33と下板部34にはそれぞれ、上向きおよび下向きに突出した複数の係止爪35が設けられている。また、図10,図13に示すように、蓋29の上部と下部にはそれぞれ複数の係止孔36が形成されている。蓋29は収納部材28に対して着脱自在であり、図4,図8に示すように、各係止爪35が各係止孔36に嵌まり込むことによって、蓋29が収納部材28に取り付けられ、また、図10に示すように、各係止爪35が各係止孔36から脱抜されることによって、蓋29が収納部材28から取り外される。
蓋29を収納部材28に取り付ける際に、引出口41から引き出されたケーブル16a,16b,17a,17bが蓋29と収納部材28との間に噛み込むことを防止する噛込防止片42(噛込防止手段の一例)が収納部材28の側板部40に設けられている。図10〜図12に示すように、噛込防止片42は、L形状をしており、引出口41の開放された前端部41aの外側方に位置している。
図10,図13に示すように、蓋29には、外部と収納空間21とに開口する複数の開口部37が形成されている。蓋29を収納部材28に取り付けた状態において、図13の仮想線で示すように、突起部32の先端が開口部37に挿入され、ねじ孔31が開口部37内に露出する。尚、収納部材28と蓋29との材質には、例えばプラスチック等の樹脂又はステンレス等の金属が用いられている。
図10,図14,図15に示すように、固定部材24は固定台座45と固定板46とを有している。固定台座45には、前後方向に貫通する複数のねじ挿通孔49が形成されている。固定板46には、表裏両面に開口し且つ上下方向に長い複数の長孔部50が形成されている。
図8に示すように、コネクター収納用ケース20には、バスケット9の背面の線材13をケース本体22の蓋29と固定部材24の固定板46との間に挟んだ状態で、ケース本体22を固定部材24に対して位置決めする位置決め手段53が備えられている。
図8,図10,図13〜図15に示すように、位置決め手段53は、固定台座45に設けられて後方へ突出する複数の位置決め突起54と、蓋29に形成された複数の位置決め孔55とを有している。各位置決め突起54は固定板46の長孔部50と蓋29の位置決め孔55とに挿脱自在である。また、位置決め孔55は開口部37の上部および下部に連通している。
以下、上記構成における作用を説明する。
先ず、コネクター収納用ケース20の取付け手順を説明する。
図11,図12に示すように、第1および第2のコネクター18a,18bと各ケーブル16a,16b,17a,17bの一部とを収納部材28の収納空間21に挿入し、各ケーブル16a,16b,17a,17bを引出口41から外部へ引き出す。
次に、蓋29を収納部材28に外嵌して開口部27を閉じる。この際、図4に示すように、各係止爪35が各係止孔36に嵌まり込むことによって、蓋29が収納部材28に取り付けられ、図16に示すようにケース本体22が組み立てられ、各コネクター18a,18bと各ケーブル16a,16b,17a,17bの一部とが収納空間21に収納される。
蓋29を収納部材28に取り付ける際、各ケーブル16a,16b,17a,17bは、引出口41の開放された前端部41aに向って一方向Dへ不用意に移動しようとしても、噛込防止片42に当接することで、一方向Dへの移動が阻止される。これにより、引出口41から引き出されたケーブル16a,16b,17a,17bが蓋29と収納部材28との間に噛み込むのを防止することができるため、容易且つ確実に蓋29を収納部材28に取り付けることができる。
固定台座45の位置決め突起54を固定板46の長孔部50に挿入して、図16に示すように、固定部材24を組み立て、固定部材24をバスケット9の内側に入れ、位置決め突起54をバスケット9の内側から背面の線材13間に挿通して後外側へ突出させる。また、ケース本体22をバスケット9の後外側からバスケット9の背面に当て付け、図6に示すように、固定部材24の固定板46とケース本体22の蓋29との間にバスケット9の背面の線材13を挟み込む。
この際、図8,図10に示すように、位置決め突起54を固定板46の長孔部50とバスケット9の背面の線材13間と蓋29の位置決め孔55とに差し込むことにより、ケース本体22が固定部材24に対して位置決めされる。これにより、ケース本体22の位置が固定部材24の位置に対してずれることはなく、ねじ挿通孔49と長孔部50と開口部37とねじ孔31との位置がずれることなく合致する。
その後、図10,図16に示すように、ねじ25を、ねじ挿通孔49から長孔部50と開口部37とに挿通し、ねじ孔31に螺合して締め込む。これにより、図3,図4,図6〜図8に示すように、ケース本体22と固定部材24とが連結されて、コネクター収納用ケース20が組立てられると共にバスケット9の背面に取付けられる。
このようにコネクター収納用ケース20をバスケット9の背面に取付けることにより、自転車1の走行中にコネクター収納用ケース20が他の障害物に接触し難くなり、また、自転車1が転倒した際にコネクター収納用ケース20が地面に接触し難くなるため、コネクター収納用ケース20が損傷を受け難くなる。
また、コネクター18a,18bをフレーム2の下パイプ38内に収納する必要は無いため、下パイプ38にコネクター収納用の凹溝等を形成する必要は無く、下パイプ38の断面形状を円形状や楕円形状の簡素化された形状にすることができ、フレーム2の製作方法や材質の制限を緩和することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を、図17〜図24を参照して説明する。図3,図17,図18に示すように、連結金具15(ランプ掛け)は、先端部に、上向きに起立した連結板15aを有している。また、図24(a)に示すように、バスケット9の背面の線材13には薄い平板状の取付金具65が備えられ、取付金具65には、バスケット9の内外に貫通する複数の取付孔64が形成されている。
図17に示すように、バスケット9の背面にはコネクター収納用ケース66が取り付けられており、連結金具15の連結板15a(先端部)がコネクター収納用ケース66と共にバスケット9の背面に連結されている。尚、コネクター収納用ケース66は、第1の実施の形態において図3に示したコネクター収納用ケース20と取付部材14とを兼用するものである。
図22,図23に示すように、コネクター収納用ケース66は、内部に第1および第2の収納空間68,69を有するケース本体70と、ケース本体70をバスケット9の取付金具65の背面に固定する固定部材71とを有している。
ケース本体70はバスケット9の後外側に設けられ、固定部材71はバスケット9の内側に設けられ、バスケット9の背面の取付金具65がケース本体70と固定部材71との間に挟まれた状態で、ケース本体70が複数のボルト73,ナット74(連結具の一例)によって固定部材71に連結されている。
ケース本体70は、外側の収納部材76と、外側の収納部材76の内部に挿入される内側の収納部材77(蓋の一例)と、裏当部材78とを有している。図18,図20,図23に示すように、外側の収納部材76は、前部に前開口部75を有すると共に底部に底開口部79を有する四角箱型の部材である。
また、図18に示すように、内側の収納部材77は、前部が開口した四角箱型の部材であり、外側の収納部材76内に前開口部75から挿脱自在であり、内部に第1の収納空間68を有している。図22,図23に示すように、外側の収納部材76の内部で且つ内側の収納部材77の後外方には、第2の収納空間69が形成されている。
第1および第2のコネクター18a,18bと各ケーブル16a,16b,17a,17bの一部とは第2の収納空間69に収納されている。図20〜図23に示すように、外側の収納部材76の底板部83には、各ケーブル16a,16b,17a,17bを第2の収納空間69からケース本体70の外部へ引き出す複数の引出口84が形成されている。尚、各引出口84は底開口部79に連通している。
裏当部材78は、図17,図22,図23に示すように、外側の収納部材76の前開口端部(前端部)に当接しており、図18に示すように、外縁部に、後方へ突出した複数の爪86を有している。また、外側の収納部材76の前開口端部の外縁部には、差込孔87を有する保持部88が複数設けられている。図17,図19に示すように、各爪86が各保持部88の差込孔87に差し込まれることにより、裏当部材78が外側の収納部材76の前開口端部に取り付けられる。また、図18に示すように、裏当部材78には、上下方向に長く且つ表裏両面に開口すると共に下端に開放された複数の開口部85が形成されている。
尚、固定部材71と収納部材76,77と裏当部材78との材質には、例えばプラスチック等の樹脂又はステンレス等の金属が用いられている。
図18,図22,図23に示すように、連結金具15の連結板15aは裏当部材78と内側の収納部材77の開口端部との間に挿入されて挟まれている。尚、連結板15aには複数のボルト挿通孔90が形成されている。
固定部材71は平板状の部材であり、複数のボルト73が、固定部材71に挿通され、カシメや溶接等により固定部材71に一体に取付け固定されている。図22,図23に示すように、各ボルト73は、取付金具65の取付孔64と裏当部材78の開口部85と連結板15aのボルト挿通孔90とに挿通されている。また、ナット74はボルト73の先端部に螺合され、これらナット74とボルト73の先端部とは第1の収納空間68に収納されている。
バスケット9の背面の線材13は、取付金具65と共に、固定部材71と裏当部材78との間に挟まれている。
以下、上記構成における作用を説明する。
先ず、コネクター収納用ケース66の取付け手順を説明する。
図24(a)に示すように、第1および第2のコネクター18a,18bと各ケーブル16a,16b,17a,17bの一部とを外側の収納部材76内の第2の収納空間69に挿入し、各ケーブル16a,16b,17a,17bを各引出口84から外部へ引き出す。その後、内側の収納部材77を外側の収納部材76の内部に挿入して外側の収納部材76の前開口部75を閉じておく。
次に、バスケット9の取付金具65と連結金具15の連結板15aとの間に裏当部材78を上方から指し込み、裏当部材78の開口部85を取付金具65の取付孔64と連結板15aのボルト挿通孔90とに一致させる。
そして、ボルト73と一体に固定部材71をバスケット9の内側に入れ、ボルト73をバスケット9の内側から取付孔64と開口部85とボルト挿通孔90とに挿通する。その後、図24(b)に示すように、各ボルト73にナット74を締め込む。これにより、バスケット9の背面が連結金具15に連結され、裏当部材78がバスケット9の背面の線材13と連結板15aとの間に挟まれて固定される。
その後、内側の収納部材77を内蔵した外側の収納部材76の前開口端部をバスケット9の後外側から裏当部材78に当接させ、裏当部材78の各爪86を各保持部88の差込孔87に差し込む。これにより、図23に示すように、各ナット74とボルト73の先端部とが第1の収納空間68に収納されるとともに、外側の収納部材76が裏当部材78に取り付けられ、コネクター収納用ケース66が組立てられると共にバスケット9の背面に取り付けられる。
本第2の実施の形態におけるコネクター収納用ケース66は、第1の実施の形態において図3に示したコネクター収納用ケース20と取付部材14とを兼用するため、第1の実施の形態のようにコネクター収納用ケース20と取付部材14とを個別に分けて設ける必要はなく、これにより、部品点数を減らすことができる。
上記各実施の形態では、コネクター収納用ケース20,66を電動自転車1のバスケット9に取り付けているが、電動自転車1に限定されるものではなく、ハブモータ6やバッテリー7等の補助駆動装置を備えていない汎用タイプの自転車のバスケット9にコネクター収納用ケース20,66を取り付けてもよい。
本発明は、自転車の複数の線材でできた格子状構造又は網状構造のバスケットを挙げたが、樹脂等の板材でできたバスケットにも適用可能である。
1 電動自転車
2 フレーム
5 ハンドル
9 バスケット
12 ヘッドパイプ
15 連結金具
16a,16b,17a,17b ケーブル
18a,18b コネクター
19 ヘッド部品
20 コネクター収納用ケース
21 収納空間
22 ケース本体
24 固定部材
25 ねじ(連結具)
27 開口部
28 収納部材
29 蓋
42 噛込防止片(噛込防止手段)
53 位置決め手段
66 コネクター収納用ケース
69 第2の収納空間
70 ケース本体
71 固定部材
73 ボルト(連結具)
74 ナット(連結具)
76 外側の収納部材(収納部材)
77 内側の収納部材(蓋)

Claims (7)

  1. ハンドルの前方にバスケットが備えられ、ケーブル同士がコネクターで接合されている自転車に設けられるコネクター収納用ケースであって、
    内部にコネクターを収納する収納空間を有し、
    バスケットの背面に取り付け可能であることを特徴とするコネクター収納用ケース。
  2. ケースは、内部に収納空間を有するケース本体と、ケース本体をバスケットに固定する固定部材とを有し、
    ケース本体はバスケットの外側に設けられ、
    固定部材はバスケットの内側に設けられ、
    バスケットの背面部分がケース本体と固定部材との間に挟まれた状態で、ケース本体が連結具によって固定部材に連結されることを特徴とする請求項1記載のコネクター収納用ケース。
  3. バスケットの背面部分をケース本体と固定部材との間に挟んだ状態で、ケース本体を固定部材に対して位置決めする位置決め手段が備えられていることを特徴とする請求項2記載のコネクター収納用ケース。
  4. ケース本体は、収納空間を有し且つ前面に開口部が形成された収納部材と、収納部材の開口部を閉じる蓋とを有し、
    蓋は収納部材に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のコネクター収納用ケース。
  5. 蓋を収納部材に取り付ける際にケーブルが蓋と収納部材との間に噛み込むことを防止する噛込防止手段が備えられていることを特徴とする請求項4記載のコネクター収納用ケース。
  6. 上記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコネクター収納用ケースが、ハンドルの前方に備えられたバスケットの背面に取り付けられていることを特徴とする自転車。
  7. フレームのヘッドパイプの上部にヘッド部品が設けられ、
    ヘッド部品に連結金具が固定され、
    連結金具の先端部がコネクター収納用ケースと共にバスケットの背面に連結されていることを特徴とする請求項6記載の自転車。
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