JP2013049838A - 加硫ゴムの動倍率低下方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、加硫ゴムの動倍率低下方法等に関する。
自動車分野においては、近年、振動防止、騒音低減、操縦安定性等の点から、防振ゴムの重要性が増している。防振ゴムに対する要求特性の中でも、特に振動吸収特性の改良が求められている。振動吸収特性は、加硫ゴムの動倍率によって評価することができる(非特許文献1参照)。
「ゴム工業便覧<第四版>」社団法人日本ゴム協会、848頁
加硫ゴムの動倍率を低下させる方法について様々な検討がなされていた。
本発明の加硫ゴムの動倍率低下方法によれば、得られる加硫ゴムの動倍率を低下させることができる。
「動倍率」とは、小振幅・高振動数時のばね定数の、大振幅・低振動数時のばね定数に対する比を示し、この値が1に近いほど、防振ゴムとして望ましい材料である。
<第1工程>
第1工程では、ゴム成分、充填剤、及び、式(I)で表される化合物又はその塩を混練する。第1工程では、ゴム成分、充填剤、式(I)で表される化合物又はその塩、ステアリン酸及び酸化亜鉛を混練することが好ましい。
第1工程は、80〜200℃で行なわれることが好ましく、110〜180℃がより好ましい。
第1工程は、1〜10分間行なわれることが好ましく、2〜7分間がより好ましい。
第1工程では、ゴム成分、充填剤、及び、式(I)で表される化合物又はその塩を混練する。第1工程では、ゴム成分、充填剤、式(I)で表される化合物又はその塩、ステアリン酸及び酸化亜鉛を混練することが好ましい。
第1工程は、80〜200℃で行なわれることが好ましく、110〜180℃がより好ましい。
第1工程は、1〜10分間行なわれることが好ましく、2〜7分間がより好ましい。
<ゴム成分>
ゴム成分としては、天然ゴム、エポキシ化天然ゴム、脱蛋白天然ゴムおよびその他の変性天然ゴムのほか、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン・ブタジエン共重合ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム(NBR)、イソプレン・イソブチレン共重合ゴム(IIR)、エチレン・プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、ハロゲン化ブチルゴム(HR)等の各種の合成ゴムが例示され、天然ゴム、スチレン・ブタジエン共重合ゴム、ポリブタジエンゴム等の高不飽和性ゴムが好ましく用いられる。特に好ましくは天然ゴムである。また、天然ゴムとスチレン・ブタジエン共重合ゴムの併用、天然ゴムとポリブタジエンゴムの併用等、数種のゴム成分を組み合わせることも有効である。
ゴム成分としては、天然ゴム、エポキシ化天然ゴム、脱蛋白天然ゴムおよびその他の変性天然ゴムのほか、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン・ブタジエン共重合ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム(NBR)、イソプレン・イソブチレン共重合ゴム(IIR)、エチレン・プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、ハロゲン化ブチルゴム(HR)等の各種の合成ゴムが例示され、天然ゴム、スチレン・ブタジエン共重合ゴム、ポリブタジエンゴム等の高不飽和性ゴムが好ましく用いられる。特に好ましくは天然ゴムである。また、天然ゴムとスチレン・ブタジエン共重合ゴムの併用、天然ゴムとポリブタジエンゴムの併用等、数種のゴム成分を組み合わせることも有効である。
天然ゴムの例としては、RSS#1、RSS#3、TSR20、SIR20等のグレードの天然ゴムを挙げることができる。エポキシ化天然ゴムとしては、エポキシ化度10〜60モル%のものが好ましく、例えばクンプーラン ガスリー社製ENR25やENR50が例示できる。脱蛋白天然ゴムとしては、総窒素含有率が0.3重量%以下である脱蛋白天然ゴムが好ましい。変性天然ゴムとしては天然ゴムにあらかじめ4−ビニルピリジン、N,N,−ジアルキルアミノエチルアクリレート(例えばN,N,−ジエチルアミノエチルアクリレート)、2−ヒドロキシアクリレート等を反応させた極性基を含有する変性天然ゴムが好ましく用いられる。
SBRの例としては、日本ゴム協会編「ゴム工業便覧<第四版>」の210〜211頁に記載されている乳化重合SBRおよび溶液重合SBRを挙げることができる。また、乳化重合SBRおよび溶液重合SBRに重合後プロセスオイルやアロマオイル等のオイルを添加した油展SBRや、日本ゼオン社製「ニッポール(登録商標)NS116」等の4,4’−ビス−(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノンを用いて分子末端を変性した溶液重合SBR、JSR社製「SL574」等のハロゲン化スズ化合物を用いて分子末端を変性した溶液重合SBR、旭化成社製「E10」、「E15」等シラン変性溶液重合SBRの市販品や、ラクタム化合物、アミド化合物、尿素系化合物、N,N−ジアルキルアクリルアミド化合物、イソシアネート化合物、イミド化合物、アルコキシ基を有するシラン化合物(トリアルコキシシラン化合物等)、アミノシラン化合物のいずれかを単独で用いて、または、スズ化合物とアルコキシ基を有するシラン化合物や、アルキルアクリルアミド化合物とアルコキシ基を有するシラン化合物等、異なる複数の化合物を2種以上用いて、それぞれ分子末端を変性して得られる分子末端に窒素、スズ、ケイ素のいずれか、またはそれら複数の元素を有する溶液重合SBRが、好ましく用いられる。さらに、加硫ゴムの硬度向上させることを目的として、スチレン含有量 40%〜70%の乳化重合SBRが好ましく用いられる。
BRの例としては、シス1,4結合が90%以上の高シスBRやシス結合が35%前後の低シスBR等の溶液重合BRが例示され、高シスBRは好ましく用いられる。また、4,4’−ビス−(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノン、ハロゲン化スズ化合物、ラクタム化合物、アミド化合物、尿素系化合物、N,N−ジアルキルアクリルアミド化合物、イソシアネート化合物、イミド化合物、アルコキシ基を有するシラン化合物(トリアルコキシシラン化合物等)、アミノシラン化合物のいずれかを単独で用いて、または、スズ化合物とアルコキシ基を有するシラン化合物や、アルキルアクリルアミド化合物とアルコキシ基を有するシラン化合物等、異なる複数の化合物を2種以上用いて、それぞれ分子末端を変性して得られる分子末端に窒素、スズ、ケイ素のいずれか、またはそれら複数の元素を有する溶液重合BRも好ましく用いられる。これらBRは、防振ゴム用組成物として好ましく用いることができ、通常は天然ゴムとのブレンドで使用される。ブレンド比率は、総ゴム重量に対して、天然ゴムが30〜100重量%、BRは70〜0重量%が好ましく、更には総ゴム重量に対し、天然ゴム40〜70重量%、BR60〜30重量%のブレンドが特に好ましい。この場合、変性SBRと非変性SBRとのブレンドや、変性BRと非変性BRとのブレンドも好ましい。
<充填剤>
充填剤としては、ゴム分野で通常使用されているカーボンブラック、シリカ、タルク、クレイ、水酸化アルミニウム、酸化チタン等が例示され、カーボンブラック及びシリカが好ましく用いられ、更にはカーボンブラックが特に好ましく使用される。カーボンブラックとしては、例えば、日本ゴム協会編「ゴム工業便覧<第四版>」の494頁に記載されるものが挙げられ、HAF(High Abrasion Furnace)、SAF(Super Abrasion Furnace)、ISAF(Intermediate SAF)、ISAF-HM(Intermediate SAF-High Modulus)、FEF(Fast Extrusion Furnace)、MAF、GPF(General Purpose Furnace)、SRF(Semi-Reinforcing Furnace)等のカーボンブラックが好ましい。防振ゴム用組成物にはCTAB表面積5〜250m2/g、窒素吸着比表面積5〜200m2/g、粒子径10〜100nmのカーボンブラックが好ましく用いられ、CTAB表面積5〜100m2/gであるカーボンブラックが更に好ましく、その例としてはASTMの規格において、N326、N330、N330T、N339、N343、N351、N539、N550、N630、N642、N650、N660、N754、N762、N765、N774、N907、N990等である。またカーボンブラックの表面にシリカを0.1〜50重量%付着させた表面処理カーボンブラックも好ましい。更には、カーボンブラックとシリカの併用等、数種の充填剤を組み合わせることも有効であり、カーボンブラック単独あるいはカーボンブラックとシリカの両方を用いることが好ましい。充填剤の使用量は、ゴム成分100重量部あたり5〜100重量部の範囲が好ましい。特に好ましくはカーボンブラックのみを充填剤として使用する場合には20〜70重量部である。
充填剤としては、ゴム分野で通常使用されているカーボンブラック、シリカ、タルク、クレイ、水酸化アルミニウム、酸化チタン等が例示され、カーボンブラック及びシリカが好ましく用いられ、更にはカーボンブラックが特に好ましく使用される。カーボンブラックとしては、例えば、日本ゴム協会編「ゴム工業便覧<第四版>」の494頁に記載されるものが挙げられ、HAF(High Abrasion Furnace)、SAF(Super Abrasion Furnace)、ISAF(Intermediate SAF)、ISAF-HM(Intermediate SAF-High Modulus)、FEF(Fast Extrusion Furnace)、MAF、GPF(General Purpose Furnace)、SRF(Semi-Reinforcing Furnace)等のカーボンブラックが好ましい。防振ゴム用組成物にはCTAB表面積5〜250m2/g、窒素吸着比表面積5〜200m2/g、粒子径10〜100nmのカーボンブラックが好ましく用いられ、CTAB表面積5〜100m2/gであるカーボンブラックが更に好ましく、その例としてはASTMの規格において、N326、N330、N330T、N339、N343、N351、N539、N550、N630、N642、N650、N660、N754、N762、N765、N774、N907、N990等である。またカーボンブラックの表面にシリカを0.1〜50重量%付着させた表面処理カーボンブラックも好ましい。更には、カーボンブラックとシリカの併用等、数種の充填剤を組み合わせることも有効であり、カーボンブラック単独あるいはカーボンブラックとシリカの両方を用いることが好ましい。充填剤の使用量は、ゴム成分100重量部あたり5〜100重量部の範囲が好ましい。特に好ましくはカーボンブラックのみを充填剤として使用する場合には20〜70重量部である。
シリカとしては、CTAB比表面積50〜180m2/gや、窒素吸着比表面積50〜300m2/gのシリカが例示され、東ソー・シリカ(株)社製「AQ」、「AQ−N」、デグッサ社製「ウルトラジル(登録商標)VN3」、「ウルトラジル(登録商標)VN3−G」、「ウルトラジル(登録商標)360」、「ウルトラジル(登録商標)7000」、ローディア社製「ゼオシル(登録商標)115GR」、「ゼオシル(登録商標)1115MP」、「ゼオシル(登録商標)1205MP」、「ゼオシル(登録商標)Z85MP」、日本シリカ社製「ニップシール(登録商標)AQ」等の市販品が好ましく用いられる。また、pHが6〜8であるシリカやナトリウムを0.2〜1.5重量%含むシリカ、真円度が1〜1.3の真球状シリカ、ジメチルシリコーンオイル等のシリコーンオイルやエトキシシリル基を含有する有機ケイ素化合物、エタノールやポリエチレングリコール等のアルコールで表面処理したシリカ、二種類以上の異なった窒素吸着比表面面積を有するシリカを配合することも好ましく用いられる。
充填剤の使用量は、ゴム成分100重量部あたり10〜120重量部の範囲が好ましい。またシリカを配合する場合、カーボンブラックを5〜50重量部配合することが好ましく、シリカ/カーボンブラックの配合比率は0.7/1〜1/0.1が特に好ましい。また通常充填剤としてシリカを用いる場合にはビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(デグッサ社製「Si−69」)、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド(デグッサ社製「Si−75」)、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)ジスルフィド、オクタンチオ酸S−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]エステル(ジェネラルエレクトロニックシリコンズ社製「NXTシラン」)、オクタンチオ酸S−[3−{(2−メチル−1,3−プロパンジアルコキシ)エトキシシリル}プロピル]エステル及びオクタンチオ酸S−[3−{(2−メチル−1,3−プロパンジアルコキシ)メチルシリル}プロピル]エステルフェニルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、n−オクチルトリメトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ(メトキシエトキシ)シラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリアセトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)トリメトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)トリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチルトリエトキシシラン、3−イソシアナートプロピルトリメトキシシランおよび3−イソシアナートプロピルトリエトキシシランからなる群から選択される1種以上のシランカップリング剤等、シリカと結合可能なケイ素等の元素またはアルコシキシラン等の官能基を有する化合物を添加することが好ましく、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(デグッサ社製「Si−69」)、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド(デグッサ社製「Si−75」)、3−オクタノイルチオプロピルトリエトキシシラン(ジェネラルエレクトロニックシリコンズ社製「NXTシラン」)が特に好ましい。これらの化合物の添加時期は、シリカと同時期にゴムに配合することが好ましく、配合量はシリカに対して、好ましくは2〜10重量%、更に好ましくは7〜9重量%である。配合する場合の配合温度は80〜200℃が好ましく、更に好ましくは110〜180℃の範囲である。更には充填剤としてシリカを用いる場合には、シリカ、シリカと結合可能なケイ素等の元素またはアルコシキシラン等の官能基を有する化合物に加えて、エタノール、ブタノール、オクタノール等の1価アルコールやエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ペンタエリスリトール、ポリエーテルポリオール等の2価以上のアルコール、N−アルキルアミン、アミノ酸、分子末端がカルボキシル変性またはアミン変性された液状ポリブタジエン、等を配合することも好ましい。
水酸化アルミニウムとしては、窒素吸着比表面積5〜250m2/g、DOP給油量50〜100ml/100gの水酸化アルミニウムが例示される。
<式(I)で表される化合物(以下、「化合物(I)」という場合がある。)又はその塩>
化合物(I)は、例えば、モノハロアルキルアミン塩酸塩とチオ硫酸の金属塩又はアンモニウム塩とを反応させて製造することができる。化合物(I)の塩を、例えば塩酸や硫酸等のプロトン酸で中和して、化合物(I)を得てもよい。化合物(I)の塩は、例えば、モノハロアルキルアミンとチオ硫酸の金属塩又はアンモニウム塩とを反応させる方法や、フタルイミドカリウム塩とジハロアルカンとを反応させ、得られた化合物とチオ硫酸の金属塩又はアンモニウム塩とを反応させる方法、等の方法により製造することができる。
化合物(I)の具体例としては、2−アミノエチルチオ硫酸、3−アミノプロピルチオ硫酸、4−アミノブチルチオ硫酸、5−アミノペンチルチオ硫酸、6−アミノヘキシルチオ硫酸、7−アミノヘプチルチオ硫酸、8−アミノオクチルチオ硫酸、9−アミノノニルチオ硫酸、10−アミノデシルチオ硫酸、11−アミノウンデシルチオ硫酸、12−アミノドデシルチオ硫酸が挙げられ、3−アミノプロピルチオ硫酸、6−アミノヘキシルチオ硫酸が好ましく、3−アミノプロピルチオ硫酸がさらに好ましい。
化合物(I)の具体例としては、2−アミノエチルチオ硫酸、3−アミノプロピルチオ硫酸、4−アミノブチルチオ硫酸、5−アミノペンチルチオ硫酸、6−アミノヘキシルチオ硫酸、7−アミノヘプチルチオ硫酸、8−アミノオクチルチオ硫酸、9−アミノノニルチオ硫酸、10−アミノデシルチオ硫酸、11−アミノウンデシルチオ硫酸、12−アミノドデシルチオ硫酸が挙げられ、3−アミノプロピルチオ硫酸、6−アミノヘキシルチオ硫酸が好ましく、3−アミノプロピルチオ硫酸がさらに好ましい。
化合物(I)の塩は、例えば式(II)で表される塩である。
(式(II)中、nは0〜10の整数を表す。
mは、1又は2を表す。
Mm+は、Li+、Na+、K+、NH4 +、Ca2+又はBa2+を表す。)
(式(II)中、nは0〜10の整数を表す。
mは、1又は2を表す。
Mm+は、Li+、Na+、K+、NH4 +、Ca2+又はBa2+を表す。)
化合物(I)の塩としては、化合物(I)の金属塩及びアンモニウム塩が挙げられる。
化合物(I)又はその塩は、例えば、濃縮、晶析等の操作により固体として単離することができる。単離された化合物(I)又はその塩は、0.1%〜5%程度の水分を含むことがある。
化合物(I)又はその塩の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.1〜10重量部が好ましく、0.3〜3重量部がより好ましい。
化合物(I)又はその塩の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.1〜10重量部が好ましく、0.3〜3重量部がより好ましい。
化合物(I)又はその塩は、予め担持剤と配合しておくことも可能である。担持剤としては先に例示した充填剤および日本ゴム協会編「ゴム工業便覧<第四版>」の510〜513頁に記載されている「無機充てん剤、補強剤」が挙げられる。カーボンブラック、シリカ、焼成クレー、水酸化アルミニウムが好ましい。担持剤の使用量は、化合物(I)又はその塩100重量部あたり10〜1000重量部の範囲が好ましい。
<ステアリン酸>
ステアリン酸の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.5〜5重量部が好ましく、0.5〜3量部がより好ましい。
<酸化亜鉛>
酸化亜鉛の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.5〜10重量部が好ましく、2〜7重量部がより好ましい。
ステアリン酸の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.5〜5重量部が好ましく、0.5〜3量部がより好ましい。
<酸化亜鉛>
酸化亜鉛の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.5〜10重量部が好ましく、2〜7重量部がより好ましい。
<第2工程>
第2工程では、第1工程で得られた混練物、硫黄成分及び加硫促進剤を混練する。
第2工程は、30〜100℃で行なわれることが好ましく、50〜90℃がより好ましい。
第2工程は、1〜10分間行なわれることが好ましく、2〜8分間がより好ましい。
<硫黄成分>
硫黄成分としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、及び高分散性硫黄等が挙げられ、通常は粉末硫黄が好ましい。
硫黄成分の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.1〜10重量部が好ましく、0.3〜3重量部がより好ましい。
第2工程では、第1工程で得られた混練物、硫黄成分及び加硫促進剤を混練する。
第2工程は、30〜100℃で行なわれることが好ましく、50〜90℃がより好ましい。
第2工程は、1〜10分間行なわれることが好ましく、2〜8分間がより好ましい。
<硫黄成分>
硫黄成分としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、及び高分散性硫黄等が挙げられ、通常は粉末硫黄が好ましい。
硫黄成分の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.1〜10重量部が好ましく、0.3〜3重量部がより好ましい。
<加硫促進剤>
加硫促進剤としては、ゴム工業便覧<第四版>(平成6年1月20日社団法人 日本ゴム協会発行)の412〜413ページに記載されているチアゾール系加硫促進剤、スルフェンアミド系加硫促進剤、グアニジン系加硫促進剤が挙げられる。
加硫促進剤としては、ゴム工業便覧<第四版>(平成6年1月20日社団法人 日本ゴム協会発行)の412〜413ページに記載されているチアゾール系加硫促進剤、スルフェンアミド系加硫促進剤、グアニジン系加硫促進剤が挙げられる。
加硫促進剤としては、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(BBS)、N,N−ジシクロへキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DCBS)、2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、ジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)、ジフェニルグアニジン(DPG)が挙げられる。充填剤としてカーボンブラックを用いる場合には、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(BBS)、N,N−ジシクロへキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DCBS)、またはジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)とジフェニルグアニジン(DPG)とを併用することが好ましく、充填剤としてシリカとカーボンブラックとを併用する場合には、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(BBS)、N,N−ジシクロへキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DCBS)、ジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)のいずれかとジフェニルグアニジン(DPG)とを併用することが好ましい。
硫黄と加硫促進剤との比率は、重量比で硫黄/加硫促進剤=2/1〜1/2の範囲が好ましい。また天然ゴムを主とするゴム部材において耐熱性を向上させる方法である硫黄/加硫促進剤の比を1以下にするEV加硫は、好ましく用いられる。
ゴム分野で通常用いられている粘弾性特性を改善させる剤を、第1工程及び/又は第2工程において、配合し混錬することも可能である。粘弾性特性を改善させる剤としては、N,N’−ビス(2−メチル−2−ニトロプロピル)−1,6−ヘキサンジアミン(住友化学社製「スミファイン(登録商標)1162」)、特開昭63−23942号公報記載のジチオウラシル化合物、特開昭60−82406号公報記載の5−ニトロソ−8−ヒドロキシキノリン(NQ−58)等のニトロソキノリン化合物、田岡化学製「タッキロール(登録商標)AP、V−200」、ペンウォールト社製「バルタック2、3、4、5、7、710」等の特開2009−138148号公報記載のアルキルフェノール・塩化硫黄縮合物、およびビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(デグッサ社製「Si−69」)、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド(デグッサ社製「Si−75」)、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)ジスルフィド、オクタンチオ酸S−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]エステル、オクタンチオ酸S−[3−{(2−メチル−1,3−プロパンジアルコキシ)エトキシシリル}プロピル]エステル及びオクタンチオ酸S−[3−{(2−メチル−1,3−プロパンジアルコキシ)メチルシリル}プロピル]エステルフェニルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、n−オクチルトリメトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ(メトキシエトキシ)シラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリアセトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)トリメトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)トリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチルトリエトキシシラン、3−イソシアナートプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン等のシランカップリング剤、1,6−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサン(バイエル社製「KA9188」)、1,6−ヘキサメチレンジチオサルフェート2ナトリウム塩2水和物、1,3−ビス(シトラコンイミドメチル)ベンゼン(フレキシス社製「パーカリンク900」)、1−ベンゾイル−2−フェニルヒドラジド、1−又は3−ヒドロキシ−N’−(1−メチルエチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、特開2004−91505号公報記載の1−又は3−ヒドロキシ−N’−(1−メチルプロピリデン)−2−ナフトエン酸ヒドラジド、1−又は3−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド及び1−又は3−ヒドロキシ−N’−(2−フリルメチレン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド等のカルボン酸ヒドラジド誘導体、特開2000−190704号公報記載の3−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、3−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジフェニルエチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド及び3−ヒドロキシ−N’−(1−メチルエチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、特開2006−328310号公報記載のビスメルカプトオキサジアゾール化合物、特開2009−40898号公報記載のピリチオン塩化合物、特開2006−249361号公報記載の水酸化コバルト化合物が挙げられる。
中でも、N,N’−ビス(2−メチル−2−ニトロプロピル)−1,6−ヘキサンジアミン(住友化学社製「スミファイン(登録商標)1162」)、5−ニトロソ−8−ヒドロキシキノリン(NQ−58)、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(デグッサ社製「Si−69」)、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド(デグッサ社製「Si−75」)、1,6−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)−ヘキサン(バイエル社製「KA9188」)、ヘキサメチレンビスチオサルフェート2ナトリウム塩2水和物、1,3−ビス(シトラコンイミドメチル)ベンゼン(フレキシス社製「パーカリンク900」)、田岡化学製「タッキロール(登録商標)AP、V−200」等のアルキルフェノール・塩化硫黄縮合物が好ましい。
ゴム分野で通常用いられている配合剤を、第1工程及び/又は第2工程において、配合し、混練することも可能である。配合剤としては、住友化学株式会社製「アンチゲン(登録商標)6C」等の老化防止剤;オイル;ステアリン酸等の脂肪酸類;日鉄化学(株)のクマロン樹脂NG4(軟化点81〜100℃)、神戸油化学工業(株)のプロセスレジンAC5(軟化点75℃)等のクマロン・インデン樹脂;テルペン樹脂、テルペン・フェノール樹脂、芳香族変性テルペン樹脂等のテルペン系樹脂;三菱瓦斯化学(株)「ニカノール(登録商標)A70」(軟化点70〜90℃)等のロジン誘導体;水素添加ロジン誘導体;ノボラック型アルキルフェノール系樹脂;レゾール型アルキルフェノール系樹脂;C5系石油樹脂;液状ポリブタジエン;が挙げられる。
オイルとしては、プロセスオイル、植物油脂等が挙げられる。プロセスオイルとしては、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイル等が挙げられ、例えば、アロマチックオイル(コスモ石油社製「NC−140」)、プロセスオイル(出光興産社製「ダイアナプロセスPS32」)等が挙げられる。
老化防止剤としては、例えば日本ゴム協会編「ゴム工業便覧<第四版>」の436〜443頁に記載されるものが挙げられる。中でもN−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD)、アニリンとアセトンの反応生成物(TMDQ)、ポリ(2,2,4−トリメチル−1,2−)ジヒドロキノリン)(松原産業社製「アンチオキシダントFR」)、合成ワックス(パラフィンワックス等)、植物性ワックスが好ましく用いられる。
ワックスとしては、大内新興化学工業社製の「サンノック(登録商標)ワックス」、日本精蝋製の「OZOACE−0355」等が挙げられる。
ワックスとしては、大内新興化学工業社製の「サンノック(登録商標)ワックス」、日本精蝋製の「OZOACE−0355」等が挙げられる。
ゴム分野で通常用いられているモルフォリンジスルフィド等の加硫剤を、第1工程及び/又は第2工程において、配合し、混練することも可能である。
また、第1工程及び/又は第2工程において、しゃく解剤やリターダーを配合し、混練してもよく、さらには、一般の各種ゴム薬品や軟化剤等を必要に応じて配合し、混練してもよい。
リターダーとしては、無水フタル酸、安息香酸、サリチル酸、N−ニトロソジフェニルアミン、N−(シクロヘキシルチオ)−フタルイミド(CTP)、スルホンアミド誘導体、ジフェニルウレア、ビス(トリデシル)ペンタエリスリトール−ジホスファイト等が例示され、N−(シクロヘキシルチオ)−フタルイミド(CTP)が好ましく用いられる。
リターダーの使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.01〜1重量部の範囲が好ましい。特に好ましくは0.05〜0.5重量部である。
<第3工程>
第3工程では、第2工程で得られた混練物を熱処理する。
熱処理における温度は、120〜180℃が好ましい。熱処理は、通常、常圧又は加圧下で行われる。
第3工程の処理時間は、例えば、JIS K 6300−2に準拠して、第2工程で得られた混練物の90%加硫時間(tc(90))を求め、これよりも5〜10分長い時間を設定することが好ましい。
第3工程では、第2工程で得られた混練物を熱処理する。
熱処理における温度は、120〜180℃が好ましい。熱処理は、通常、常圧又は加圧下で行われる。
第3工程の処理時間は、例えば、JIS K 6300−2に準拠して、第2工程で得られた混練物の90%加硫時間(tc(90))を求め、これよりも5〜10分長い時間を設定することが好ましい。
本発明の方法は、第2工程で得られた混練物を第3工程に供する前に、第2工程で得られた混練物を特定の状態に加工する工程を含むことが好ましい。
本発明の方法で動倍率が低下された加硫ゴムは、各種防振ゴム用途として使用できる。防振ゴムとしては、例えば、エンジンマウント、ストラットマウント、ブッシュ、エグゾーストハンガー等の自動車用防振ゴム等が挙げられる。防振ゴムは、通常、第2工程で得られた混練物を防振ゴムが有する形状に加工した後に、第3工程の熱処理に供することにより得られる。
以下、実施例等を挙げて本発明を具体的に説明する。
製造例1:S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸
窒素置換された反応容器に3−クロロプロピルアミン塩酸塩100g(0.77mol)、水180mLおよびチオ硫酸ナトリウム五水和物200.4g(0.81mol)を仕込み、得られた混合物を浴温70〜80℃で5時間攪拌した。反応混合物を一晩放冷し、結晶をろ取した後、水、メタノールで洗浄した。得られた結晶を、50℃で4時間乾燥することにより、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を得た。結晶の取得量は97.8gであった。
1H−NMR(270.05MHz,D2O)δppm:3.0−3.1(4H,m),2.0−2.1(2H,m)
窒素置換された反応容器に3−クロロプロピルアミン塩酸塩100g(0.77mol)、水180mLおよびチオ硫酸ナトリウム五水和物200.4g(0.81mol)を仕込み、得られた混合物を浴温70〜80℃で5時間攪拌した。反応混合物を一晩放冷し、結晶をろ取した後、水、メタノールで洗浄した。得られた結晶を、50℃で4時間乾燥することにより、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を得た。結晶の取得量は97.8gであった。
1H−NMR(270.05MHz,D2O)δppm:3.0−3.1(4H,m),2.0−2.1(2H,m)
得られたS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸のメディアン径(50%D)を、島津製作所製SALD−2000J型を用いてレーザー回折法により測定したところ、185μmであった。得られたS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を粉砕し、そのメディアン径(50%D)が29.2μmであるS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を調製した。メディアン径(50%D)が29.2μmであるS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を実施例1で使用した。
<測定操作>
得られたS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を分散溶媒(トルエン)と分散剤(10重量%スルホこはく酸ジ−2−エチルヘキシルナトリウム/トルエン溶液)との混合溶液に室温で分散させ、得られた分散液に超音波を照射しながら、分散液を5分間攪拌して試験液を得た。試験液を回分セルに移し、1分後に測定した。(屈折率:1.70−0.20i)
<測定操作>
得られたS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を分散溶媒(トルエン)と分散剤(10重量%スルホこはく酸ジ−2−エチルヘキシルナトリウム/トルエン溶液)との混合溶液に室温で分散させ、得られた分散液に超音波を照射しながら、分散液を5分間攪拌して試験液を得た。試験液を回分セルに移し、1分後に測定した。(屈折率:1.70−0.20i)
実施例1
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、天然ゴム(RSS#1)100重量部、HAF(旭カーボン社製、商品名「旭#70」)45重量部、ステアリン酸3重量部、酸化亜鉛5重量部、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)1重量部および製造例1で得たS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸0.5重量部を混練し、混練物を得た。該工程は、各種薬品及び充填剤投入後5分間、ミキサー設定温度120℃、ミキサー回転数50rpmで混練した。混練終了時の混練物の温度は163℃であった。
<第2工程>
ロール設定温度60℃のオープンロール機で、第1工程で得られた混練物と、加硫促進剤N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)1重量部と、硫黄2重量部とを混練配合し、未加硫ゴム組成物を得た。
<第3工程>
第2工程で得た未加硫ゴム組成物を145℃で熱処理することにより加硫ゴム組成物を得た。
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、天然ゴム(RSS#1)100重量部、HAF(旭カーボン社製、商品名「旭#70」)45重量部、ステアリン酸3重量部、酸化亜鉛5重量部、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)1重量部および製造例1で得たS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸0.5重量部を混練し、混練物を得た。該工程は、各種薬品及び充填剤投入後5分間、ミキサー設定温度120℃、ミキサー回転数50rpmで混練した。混練終了時の混練物の温度は163℃であった。
<第2工程>
ロール設定温度60℃のオープンロール機で、第1工程で得られた混練物と、加硫促進剤N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)1重量部と、硫黄2重量部とを混練配合し、未加硫ゴム組成物を得た。
<第3工程>
第2工程で得た未加硫ゴム組成物を145℃で熱処理することにより加硫ゴム組成物を得た。
参考例1
実施例1において、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を用いない以外は、実施例1と同様にして未加硫ゴム組成物および加硫ゴム組成物を得た。第1工程の混練終了後の混練物の温度は160℃であった。
実施例1において、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を用いない以外は、実施例1と同様にして未加硫ゴム組成物および加硫ゴム組成物を得た。第1工程の混練終了後の混練物の温度は160℃であった。
試験例1
以下のとおり、実施例1の第3工程で得られた加硫ゴム組成物の動的粘弾性特性を測定し、動倍率を算出した。
(1)動的粘弾性特性
TA INSTRUMENTS製 粘弾性測定装置 RSA-3を用いて測定した。
条件:温度 −40〜80℃
動的歪0.1%、周波数1〜10Hz
(2)動倍率
(1)より得られた結果から、基準温度23℃における周波数依存性(マスターカーブ)を求め、周波数が1Hz時の複素弾性率を静的弾性率、100Hz時の複素弾性率を動的弾性率として、式(1)より算出した。
動倍率=動的弾性率(Pa)/ 静的弾性率(Pa) ・・・式(1)
以下のとおり、実施例1の第3工程で得られた加硫ゴム組成物の動的粘弾性特性を測定し、動倍率を算出した。
(1)動的粘弾性特性
TA INSTRUMENTS製 粘弾性測定装置 RSA-3を用いて測定した。
条件:温度 −40〜80℃
動的歪0.1%、周波数1〜10Hz
(2)動倍率
(1)より得られた結果から、基準温度23℃における周波数依存性(マスターカーブ)を求め、周波数が1Hz時の複素弾性率を静的弾性率、100Hz時の複素弾性率を動的弾性率として、式(1)より算出した。
動倍率=動的弾性率(Pa)/ 静的弾性率(Pa) ・・・式(1)
参考例1で得た加硫ゴム組成物を対照とした場合、実施例1の第3工程で得られた加硫ゴム組成物の動倍率は6%低下しており、動倍率の改善が確認された。
実施例2
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、天然ゴム(RSS#1)80重量部、ポリブタジエンゴム(JSR社製、商品名『BR01』)20重量部、FEF(旭カーボン社製、商品名「旭#60」)40重量部、重質炭酸カルシウム40重量部、ステアリン酸3重量部、酸化亜鉛5重量部、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)1重量部、老化防止剤Polymreized−2.2.4−trimethy−1.2−dihydroquinoline(TMDQ)1重量部および製造例1で得たS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸2.0重量部を混練し、混練物を得た。該工程は、各種薬品及び充填剤投入後5分間、ミキサー設定温度120℃、ミキサー回転数50rpmで混練した。混練終了時の混練物の温度は154℃であった。実施例1と同様に第2工程を経て、未加硫ゴムを、第3工程を経て、加硫ゴム組成物を得た。
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、天然ゴム(RSS#1)80重量部、ポリブタジエンゴム(JSR社製、商品名『BR01』)20重量部、FEF(旭カーボン社製、商品名「旭#60」)40重量部、重質炭酸カルシウム40重量部、ステアリン酸3重量部、酸化亜鉛5重量部、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)1重量部、老化防止剤Polymreized−2.2.4−trimethy−1.2−dihydroquinoline(TMDQ)1重量部および製造例1で得たS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸2.0重量部を混練し、混練物を得た。該工程は、各種薬品及び充填剤投入後5分間、ミキサー設定温度120℃、ミキサー回転数50rpmで混練した。混練終了時の混練物の温度は154℃であった。実施例1と同様に第2工程を経て、未加硫ゴムを、第3工程を経て、加硫ゴム組成物を得た。
参考例2
実施例2において、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を用いない以外は、実施例2と同様にして未加硫ゴム組成物および加硫ゴム組成物を得た。第1工程の混練終了後の混練物の温度は152℃であった。
実施例2において、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を用いない以外は、実施例2と同様にして未加硫ゴム組成物および加硫ゴム組成物を得た。第1工程の混練終了後の混練物の温度は152℃であった。
試験例2
試験例1と同様に測定を行ったこところ、参考例2で得た加硫ゴム組成物を対照とした場合、実施例2の第3工程で得られた加硫ゴム組成物の動倍率は5%低下しており、動倍率の改善が確認された。
試験例1と同様に測定を行ったこところ、参考例2で得た加硫ゴム組成物を対照とした場合、実施例2の第3工程で得られた加硫ゴム組成物の動倍率は5%低下しており、動倍率の改善が確認された。
実施例3
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、エチレン・プロピレン−ジエン共重合ゴム(住友化学株式会社製、商品名『エスプレン505A』)100重量部、HAF(旭カーボン社製、商品名「旭#70」)45重量部、ステアリン酸3重量部、酸化亜鉛5重量部、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)1重量部および製造例1で得たS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸0.5重量部を混練し、混練物を得た。該工程は、各種薬品及び充填剤投入後5分間、ミキサー設定温度120℃、ミキサー回転数50rpmで混練した。混練終了時の混練物の温度は152℃であった。
<第2工程>
ロール設定温度60℃のオープンロール機で、第1工程で得られた混練物と、加硫促進剤N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)1重量部と、硫黄2重量部とを混練配合し、未加硫ゴム組成物を得た。
<第3工程>
第2工程で得た未加硫ゴム組成物を145℃で熱処理することにより加硫ゴム組成物を得た。
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、エチレン・プロピレン−ジエン共重合ゴム(住友化学株式会社製、商品名『エスプレン505A』)100重量部、HAF(旭カーボン社製、商品名「旭#70」)45重量部、ステアリン酸3重量部、酸化亜鉛5重量部、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)1重量部および製造例1で得たS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸0.5重量部を混練し、混練物を得た。該工程は、各種薬品及び充填剤投入後5分間、ミキサー設定温度120℃、ミキサー回転数50rpmで混練した。混練終了時の混練物の温度は152℃であった。
<第2工程>
ロール設定温度60℃のオープンロール機で、第1工程で得られた混練物と、加硫促進剤N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)1重量部と、硫黄2重量部とを混練配合し、未加硫ゴム組成物を得た。
<第3工程>
第2工程で得た未加硫ゴム組成物を145℃で熱処理することにより加硫ゴム組成物を得た。
参考例3
実施例3において、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を用いない以外は、実施例3と同様にして未加硫ゴム組成物および加硫ゴム組成物を得た。第1工程の混練終了後の混練物の温度は152℃であった。
実施例3において、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を用いない以外は、実施例3と同様にして未加硫ゴム組成物および加硫ゴム組成物を得た。第1工程の混練終了後の混練物の温度は152℃であった。
試験例3
試験例1と同様に測定を行ったこところ、参考例3で得た加硫ゴム組成物を対照とした場合、実施例3の第3工程で得られた加硫ゴム組成物の動倍率は8%低下しており、動倍率の改善が確認された。
試験例1と同様に測定を行ったこところ、参考例3で得た加硫ゴム組成物を対照とした場合、実施例3の第3工程で得られた加硫ゴム組成物の動倍率は8%低下しており、動倍率の改善が確認された。
本発明の加硫ゴムの動倍率低下方法によれば、得られる加硫ゴムの動倍率を低下させることができる。
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