JP2013048664A - 歯科用治療具の製造方法と、歯科用治療具用支持材と、歯科用治療具 - Google Patents

歯科用治療具の製造方法と、歯科用治療具用支持材と、歯科用治療具 Download PDF

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Abstract

【課題】 窩洞回復時に注入する光重合型CRの漏洩を防止でき、窩洞の治療が容易で、要治療歯の豊隆部と隣接歯の接触点の接触が確実な窩洞回復ができる歯科用治療具の製造方法、歯科用治療具用支持材、歯科用治療具を提供する。
【解決手段】 窩洞の外周に宛がうことのできるテープ状の支持材に形成された凹部内の全域又は一部の領域に歯科用レジンを充填し、その歯科用レジンを硬化させて、前記凹部内で、窩洞内に収容可能な小片を成型する歯科用治療具の製造方法である。この場合、凹部内で小片を成型してから、支持材及び凹部の一部を縦幅方向に分離して除去し、残された残余支持材の残余凹部内に小片の下部を残し、小片の上部を残余凹部の上方に突出させることができる。窩洞の外周に宛がうことのできるテープ状の支持材に凹部が形成され、その凹部は歯科用レジンを充填してそのレジンを硬化させると要治療歯の窩洞に収容可能な小片が成型される形状、サイズとした歯科用治療具用支持材である。
【選択図】図1

Description

本願発明は、歯のう蝕部分を切削して形成される窩洞の修復に用いる歯科用治療具の製造方法と、歯科用治療具に使用される支持材(歯科用治療具用支持材)と、歯科用治療具に関する。
う蝕した歯(以下「う蝕歯」という)の治療方法として、う蝕部分を切削して窩洞を形成し、その窩洞内に歯科用の光硬化性樹脂のコンポジットレジン(以下「CR」という)を充填する方法がある。CRには、例えば、フロアブルコンポジットレジンが使用されている。窩洞は各種分類法により分類されており、G.V.Blackによる分類(I級窩洞〜V級窩洞)、Davidによる分類(VI級窩洞)がある。
う蝕歯を治療するには、図7(a)のようにう蝕歯(治療を要する歯:以下「要治療歯」という)Aに形成した窩洞B内に図7(b)のようにCRを充填し、充填されたCRの形状を整形して窩洞Bを図7(c)のように修復している。窩洞修復に使用される治療具として特許文献1、2があり、窩洞修復方法として非特許文献1が知られている。特許文献1、2は要治療歯Aの外周に宛がうフィルム状の歯科用治療具Gに関するものであり、いずれも、その歯科用治療具Gを図7(b)のように、要治療歯Aの窩洞部分の外周に宛がって要治療歯Aの外周に壁を作り(辺縁封鎖し)、封鎖された(囲まれた)窩洞B内にCRを充填して、CRを所定の形態に整え、CRに光を照射してCRを硬化させて窩洞部分を修復するものである。
歯科治療、特に臼歯部のII級窩洞の修復治療においては、図6(d)のように、修復した歯(修復歯)Aと、それと隣接する歯(以下「隣接歯」という)Dの接触点同士が常時接触しているか、咬合時に接触する状態に回復することが望ましい。接触点同士の接触不良は、咀嚼や発音機能の障害、歯周組織の損傷、う蝕の発生、歯の傾斜・捻転・移動等の障害等を引き起こすとされている。窩洞の修復(回復)治療では樹脂フィルム製のテープ状(数μm〜50μm程度の厚さ)の治療具(ストリップスと呼ばれている)が使用されている。特許文献1、2の治療具を使用した窩洞修復方法は、要治療歯Aと隣接歯Dの間に挿入したテープ状の治療具を窩洞修復後も残す(配置したままにする)ため、窩洞修復した修復歯と隣接歯の接触点同士が直に接触せず、接触点の回復については必ずしも十分とはいえなかった。また、テープ状の治療具が噛み合いで位置ずれするという難点もあった。
本件発明者は、先に、隣接歯間の良好な接触点を回復できる窩洞回復方法を開発した(非特許文献1)。その回復方法は、予め、CR製の小片Hを何種類か用意しておき、図8(a)のように要治療歯Aに形成した窩洞Bの形状、深さ等に最も近いCR小片Hを選択し、CR小片Hの辺縁を窩洞Bに適合するように調整し、意図した位置で接触点を回復できるように、そのCR小片Hを図8(b)のようにピンセット(場合によっては指先)で挟んで要治療歯Aの隣接面側に押し付ける。この場合、要治療歯Aの歯頸側Kは後で充填されるCRが溢出しないように可及的に窩洞Bと接触させ、その状態で窩洞BとCR小片Hの間の空隙に咬合面側より光重合型CRを咬合面まで充填し、形態を付与してから、光重合照射器によりCRに光照射して、図7(c)のようにCR小片HとCRを重合させる方法である。
前記非特許文献1に記載の窩洞回復方法によれば、CR小片HとCRが重合して接着するのでCR小片Hを取外す必要がない。また、予め、窩洞Bの形状に合わせてあるCR小片Hを使用するため、治療者(歯科医師)の熟練度に起因する接触点の接触不良が生じにくい(バラツキがほとんどない)といった利点がある。
本件発明者は、更に、新たな歯科用治療具を開発して特許出願(未公開)した(特許文献3)。
特許第3922996号公報 特開平7−75643号公報 特願2011−130494 日本歯科理工学会誌 Vol.29 No.3 260-269 (2010)
本願発明の解決課題は、咬合面側より充填する光重合型CRの漏洩を防止でき、窩洞を治療し易く、要治療歯と隣接歯の接触点同士の接触が確実な窩洞回復ができ、窩洞修復の完成度にバラツキが少ない歯科用治療具の製造方法と、歯科用治療具用支持材と、歯科用治療具を提供することにある。
(歯科用治療具の製造方法)
本願発明の歯科用治療具の製造方法は、要治療歯の窩洞の修復治療に使用される歯科用治療具の製造方法であり、窩洞の外周に宛がうことのできるテープ状の支持材に形成された凹部内の全域又は一部の領域に歯科用レジンを充填し、その歯科用レジンを硬化させて、前記凹部内で、窩洞内に収容可能な小片を成型する方法である。
本願発明は前記歯科用治療具の製造方法において、凹部内で小片を成型してから、支持材及び凹部の一部を縦幅方向に分離して除去し、残された支持材(残余支持材)の凹部(残余凹部)内に小片の下部(歯頸側)を残し、小片の上部(噛合面側)を残余凹部の上方に突出させることができる。
本願発明は前記製造方法において、残余凹部の上方に突出した小片を加工して、小片を要治療歯の窩洞に収容又は宛がい易い形状、サイズにすることができる。
本願発明は前記製造方法において、残余凹部の上方に突出した小片を加工して、小片に要治療歯と隣接する隣接歯の接触点と接触する豊隆部を設けることができる。
本願発明は前記製造方法において、凹部に豊隆部成型部を設けておき、凹部内に歯科用レジンを充填して硬化させることにより凹部内での小片成型時に、要治療歯と隣接する隣接歯の接触点と接触する豊隆部を小片に成型することもできる。
(歯科用治療具用支持材)
本願発明の歯科用治療具用支持材は、要治療歯の窩洞の修復治療に使用される歯科用治療具用支持材であり、窩洞の外周に宛がうことのできるテープ状の支持材に凹部が形成され、その凹部は歯科用レジンを充填してそのレジンを硬化させると要治療歯の窩洞に収容可能な小片が成型される形状、サイズとしてある。支持材は樹脂製、金属製といった各種材質製とすることができる。
本願発明は前記歯科用治療具用支持材において、支持材及び凹部の一部を縦幅方向に分離可能な縦分離部を支持材及び凹部に設け、支持材及び凹部の縦幅方向の一部をその縦分離部から分離除去すると、凹部内で成型される小片の下部が残余支持部の残余凹部内に残り、小片の上部が残余凹部から上方に突出するようにしてある。
本願発明は前記歯科用治療具用支持材において、残余支持材及び残余凹部に、それらを横幅方向に分離可能な横分離部を設けることもできる。
本願発明は前記歯科用治療具用支持材において、凹部は歯科用レジンを充填すると、要治療歯と隣接する隣接歯の接触点と接触する豊隆部が成型される豊隆部成型部を備えたものすることができる。
本願発明は前記歯科用治療具用支持材において、凹部のうち、少なくとも、残余凹部となる部分の内面を粗面加工するか又は接着剤が塗布されたものとして、歯科用レジンを凹部内面に付着し易くすることができる。
(歯科用治療具)
本願発明の歯科用治療具は、要治療歯の窩洞の修復治療に使用されるものであり、窩洞の外周に宛がうことのできるテープ状の支持材に小片が設けられ、支持材及び凹部にはそれらの一部を縦幅方向に分離可能な縦分離部が設けられ、小片は前記支持材の凹部に歯科用レジンを充填して成型され、支持材及び凹部の一部を前記縦分離部から分離して除去すると小片の下部が残余支持部の残余凹部内に残され、小片の上部が残余凹部から突出するようにしたものである。
本願発明は前記歯科用治療具において、残余支持材及び残余凹部にそれらを横幅方向に分離可能な横分離部を設け、残余支持材及び残余凹部は前記横分離部から横幅方向に分離すると小片から取外しできるものとすることができる。
本願発明は前記歯科用治療具において、小片を、窩洞に収容可能な形状、サイズとすることができる。
本願発明は前記歯科用治療具において、小片を、窩洞修復後に要治療歯と隣接する隣接歯の接触点と接触できる豊隆部を備えたものとすることができる。
本願発明は前記歯科用治療具において、小片を、窩洞修復時に窩洞に注入される歯科用レジンと接着可能な材質製、例えば、コンポジットレジン(CR)製、ポーセレン(セラミック)製、金属製といった各種材質製とすることができる。
本願発明の前記歯科用治療具は、小片の要治療歯に宛がう面を粗面にしてレジンが接着し易くなるようにするとか、二次カリエス(再発)防止を考慮して化学的に結合し易くするのが望ましい。小片がCR製の場合は、CRに未重合モノマーを残して、窩洞修復時に小片が収容された窩洞に注入されるレジンと接着し易くすることもできる。
本願発明の歯科用治療具の製造方法は次のような効果がある。
(1)支持材の凹部に歯科用レジンを充填して小片を成型するので、支持材に小片を備えた歯科用治療具を容易に製作することができる。
(2)歯科用レジンを凹部の全域又は一部の領域に充填することにより、一つの凹部で形状、サイズの異なる小片を成型することができる。
(3)支持材の凹部に歯科用レジンを充填して小片を成型してから、支持材及び凹部の一部を分離して除去し、小片の下部を残余支持材の残余凹部内に残し、上部を残余凹部から突出させるので、残余支持材を要治療歯の外周に宛がうと要治療歯の窩洞内に収容できる小片を備えた歯科用治療具を容易に製作することができる。
(4)豊隆部成型部を備えた凹部内に歯科用レジンを充填して小片を成型すれば、窩洞修復後に要治療歯と隣接する隣接歯の接触点と接触する豊隆部を備えた小片付きの歯科用治療具を容易に製作することができる。
本願発明の歯科用治療具用支持材は次のような効果がある。
(1)窩洞部に収容可能な小片を成型可能な凹部を備えているので、凹部内に歯科用レジンを充填することにより、前記小片を備えた歯科用治療具を手軽に製作することができる。
(2)支持材及び凹部に縦分離部を設ければ、支持材及び凹部の一部をその縦分離部から分離して除去すれば、残余支持部の残余凹部内に小片が収容された歯科用治療具を製作することができる。
(3)残余支持材及び残余凹部に横分離部を設ければ、窩洞修復後に残余支持材及び残余凹部を横幅方向に分離して要治療歯の外周から容易に外すことができる。
(4)凹部が豊隆部成型部を備えるので、凹部内に歯科用レジンを充填して小片を成型すれば、窩洞修復後に隣接歯の接触点と接触する豊隆部付きの小片を備えた歯科用治療具を製作することができる。
(5)凹部の内面を粗面にするか、凹部内面に接着剤や粘着剤を塗布しておけば、凹部内に充填される歯科用レジンが凹部内面に固定し易くなる。
本願発明の歯科用治療具は次のような効果がある。
(1)支持材が窩洞に収容できる形状、サイズの小片を備えているので、支持材を要治療歯の窩洞の外周に宛がって小片を窩洞内に容易に収容して、容易に窩洞修復することができる。
(2)小片が豊隆部を備えているので、小片を要治療歯の窩洞に収容して、小片の豊隆部が要治療歯の接触点と確実に接触するように修復することができ、咀嚼、発音機能の障害、歯周組織の損傷、う蝕の発生、歯の傾斜・捻転・移動等の障害発生を回避できる治療が可能となる。
(3)小片が、凹部に歯科用レジンを充填して成型されているので、小片の形状、サイズが一定し、治療者の熟練度によって接触点の完成度がばらついたり、接触不良が生じたりし難く、窩洞部回復の仕上りがばらつきにくい。
(4)凹部内で予め成型された小片を窩洞に収容できるため、窩洞修復時に窩洞内の空隙に注されるレジンの充填量が少なくてすみ、治療時間を短縮でき、治療中の患者の負担が少なくなる。
(5)テープ状の支持材は分離部がなくても、咬合面側でも頬舌側方向でも引き抜く(小片から取り外す)ことができるが、支持材に横分離部を設けた場合は、支持材の横幅方向両端部を外側に引くだけで、要治療歯の外周から容易に引き抜くことができるので、窩洞修復後の支持材の除去が容易になる。
(6)小片を、窩洞修復時に窩洞内の空隙に注入されるレジンと接着し易い材質製とすれば、小片と注入されるレジンとの重合(接着)が確実になる。
(7)小片の内面を粗面にしてあるので、窩洞内に充填されるレジンが小片に食いつき(接着し)易くなる。
(8)小片がレジン製の場合、レジンに未重合モノマーが残っていれば(未重合(未硬化)状態或いは半重合(半硬化)状態)、窩洞修復時に窩洞内に充填されるレジンとの接着が確実になる。
(a)は本願発明の歯科用治療具における支持材を、凹部の正面側から見た斜視図、(b)は(a)のX−X断面図。 (a)は本願発明の歯科用治療具に歯科用レジンを充填する場合の説明図、(b)は凹部の断面図、(c)は凹部内の上部と下部に歯科用レジンを充填して小片を成型する場合の説明図、(d)は凹部内で成型した小片を窩洞修復時に窩洞に宛がった場合の一例を示す側面図、(e)は(d)の平面図。 (a)は本願発明の歯科用治療具を凹部の背面側から見た斜視図、(b)は(a)のY−Y断面図。 (a)は本願発明の歯科用治療具における支持材及び凹部の上方部を分離した状態の斜視図、(b)は(a)のZ−Z断面図。 (a)は本願発明の歯科用治療具における支持材及び凹部の上方部を分離した状態の一例を示す正面概要図、(b)は支持材及び凹部の上方部を分離した状態の他例を示す正面概要図。 (a)は窩洞を形成した要治療歯と隣接歯の位置関係を示す正面図、(b)は本願発明の歯科用治療具を要治療歯にセットした状態を示す斜視図、(c)は支持材を横分離部から切り離して小片から除去する場合の説明図、(d)は支持材を除去した後の要治療歯と隣接歯の正面図。 従来の歯科用治療具の一例を示すものであって、(a)は窩洞を形成した要治療歯の平面図、(b)は従来のテープ状の歯科用治療具(ストリップス)を要治療歯に宛がって辺縁封鎖した状態を示す斜視図、(c)は窩洞部にCRを充填して窩洞修復した状態を示す斜視図。 従来の歯科用治療具を使用して窩洞を修復する場合の説明図であり、(a)は窩洞を形成した要治療歯の平面図、(b)は小片をピンセットで保持して窩洞に宛がった状態を示す斜視図、(c)は窩洞部と小片の間の空隙にCRを充填して窩洞修復した修復歯の斜視図。
本願発明の歯科用治療具の製造方法、歯科用治療具用支持材、歯科用治療具の実施形態の一例を、図1〜図5を参照して説明する。
(歯科用治療具の製造方法)
本願発明の歯科用治療具の製造方法は、図1(a)、(b)に示す樹脂フィルム製のテープ状の支持材1を使用し、その凹部2内に図2(a)のように歯科用レジン(CR)を充填し、その歯科用レジンに光(可視光線)を照射して凹部2内で硬化させて図3(b)のように小片3を成型する。充填するCR(以下「充填CR」という。)には光硬化型の光重合型低粘度のレジン(フロアブルレジン)が適する。
小片3の材質(充填CRの材質)は、窩洞修復時に注入するレジン(通常、光硬化型の光重合型低粘度レジン:フロアブルレジン:以下「注入CR」という。)と同じレジンにして、注入CRと重合(接着)し易くし、光(可視光線)を照射して硬化させることができるようにするのが望ましいが、自然硬化型であってもよい。この小片3は凹部2の内面に結合(固定)されて凹部2から容易に外れない。小片3の内面(注入CRに接する側の面)は未重合部(未硬化状態)或いは半重合部(半硬化状態)としておくこともできる。未重合部或いは半重合部とすることにより、窩洞修復時の注入CRと重合し易くなる。小片3の内面は粗面にすることもできる。粗面にすることにより、注入CRが小片3の粗面の凹凸に食い込んで注入CRと小片3が重合して接着し易くなる。
充填CRは図2(a)のように、凹部2の全域に充填することもできるが、成型する小片3の形状、サイズ等を考慮しながら凹部2の一部の領域にだけ充填することもできる。例えば、図2(c)のように、凹部2の上方約1/3程度を残した領域に充填して断面形状をほぼ三日月形に成型したり、逆に、凹部2の下方約1/3程度を残した領域に充填して断面形状を三日月形に成型したり、中央部領域にのみ充填したり、その他の領域に充填したりすることができる。この場合、図2(b)に示すように凹部2の中心部に目印Pをマーキングしておくと充填箇所の特定に便利である。成型された小片3は図2(d)(e)のように要治療歯Aの窩洞に宛がったり、収納したりすることができる。
本願発明では、小片3の成型後に、図3(a)に示すように支持材1及び凹部2をそれらに設けられている縦分離部5から図4(a)のように縦幅方向に二分して支持材1及び凹部2の一方(上方部)1aを除去し、他方(下方部:残余支持材)1bの凹部(残余凹部)2b内に小片3の下部(歯頸側)3bを残し、その小片3の上部3aを残余凹部2bの上方に突出させることができる。凹部2内には図6(a)のように要治療歯Aと隣接する隣接歯Dの接触点dと接触する豊隆部4を成型するための豊隆部成型部、例えば、窪みを設けておいて、凹部2内に充填CRを充填して小片3を成型すると、その小片3に豊隆部4(図4)が成型されるようにすることもできる。
図4(b)のように残余凹部2bの上方に突出した小片3は加工して、要治療歯の窩洞に収容し易い、或いは宛がい易い形状、サイズにするとか、窩洞修復後に図6(a)のように要治療歯と隣接する隣接歯Dの接触点dと接触できる豊隆部4を、図4(a)のように設けることもできる。
(歯科用治療具用支持材の実施形態)
本願発明の歯科用治療具用支持材は、図1(a)、(b)のように、窩洞の外周に宛がうことのできる樹脂フィルム製のテープ状の支持材1に凹部2を備えたものである。凹部2はその内部に充填CRを充填すると窩洞に収容或いは宛がうことのできる小片3を成型可能な形状、サイズとしてある。
前記凹部2は各種方法で成型できるが、例えば、樹脂フィルム製のテープ状の支持材1を、凸状の上型と凹状の下型で挟んで支持材1をその表面又は裏面に突出させて(窪ませて)成型することができる。この場合、凹部2の形状、サイズは要治療歯の窩洞の形状、サイズに合わせて各種のものを用意することができる。凹部2に豊隆部成型部を設けることもできる。
前記凹部2の内面は、粗面加工するとか、接着剤や粘着剤を塗布するとかして、凹部2内にCRが充填されて成型される小片3が凹部2に固定し易くなる(不用意に脱落しにくくなる)ようにしておくのが望ましい。
前記支持材1及び凹部2にはそれらを上下に分離可能な縦分離部5(図1(a)、(b))が形成されている。縦分離部5は支持材1の横幅方向一端から他端まで凹部2を横断して形成してある。縦分離部5はミシン目とか、支持材1を分離し易い切り込み、V溝等であってもよい。縦分離部5を設けることにより、図4(a)、(b)のように、支持材1及び凹部2の上部を縦分離部5から分離して上方部1aを除去すると、凹部2内で成型された小片3の下部3bが、支持材1の凹部(残余凹部)2b内に残り、小片3の上部3aが残余凹部2bから上方に突出するようにしてある。テープ状の残余支持材1bのうち残余凹部2bの左右両外側には図6(b)のように要治療歯Aの外周に宛がうことのできる宛がい部1c、1d(図4(a))が設けられている。縦分離部5の形状は図1(a)に示す形状以外であってもよく、例えば、支持材1及び凹部2の上部を縦分離部5から分離して上方部1aを除去すると、残余支持部1bの形状が図5(a)、(b)に示すような形状になるようにすることもできる。
テープ状の残余支持材1b及び残余凹部2bには、それらを横幅方向左右に分離可能な横分離部6(図1(a))を設けることもできる。横分離部6は残余支持材1b及び残余凹部2bを縦断して設けて、窩洞修復作業終了後に、残余支持材1bを図6(c)のように左右に切り離すためのものである。図示した横分離部6はミシン目であるが、横分離部6は窩洞修復作業終了後に、残余支持材1bの横幅方向両端部を外側(図4(a)の左右)に引っ張ることで、残余支持材1b及び残余凹部2bを左右に二分して切り離すことができる構造であればミシン目以外であってもよく、例えば、薄肉にするとか、数個の小孔を縦一列に開口する等することができる。支持材1を左右に二分して切り離すことができれば横分離部6は設けなくてもよい。
支持材1は、図6(b)のように、湾曲させて要治療歯Aの周壁に宛がうことのできる可撓性を有する材質製としてあり、例えば、ポリエステル製が適するが、他の樹脂製であってもよく、樹脂以外の材質製でもよく、例えば、金属製でもよい。支持材1の厚さは5μm〜50μm程度(人間が口内で存在を感じても特に問題はないが、感じにくい厚さ又は感じない厚さが好ましい)とすることができる。残余支持材1bは、図6(b)のように、要治療歯Aの外周に沿って湾曲させて宛がうと、要治療歯Aの外周を辺縁封鎖できる長さと縦幅が適する。その寸法は要治療歯Aのサイズに合わせて任意に選定することができる。支持材1は重合性単量体(モノマー)を含む材質製にするとか、重合性単量体(モノマー)がコーティングされたものとして、修復作業時に注入されるCRと重合して一体化し易くなるようにすることもできる。
(歯科用治療具の実施形態)
歯科用治療具は、図7(a)のように窩洞Bが形成された要治療歯Aの外周面に宛がうテープ状の支持材1に、要治療歯Aの窩洞B内に収容可能な大きさの小片3が取付けられている。歯科用治療具は図3(a)のように、支持材1を上下に分離する前の状態のものであってもよく、図4(a)のように支持材1を上下に分離して、残余支持材1bの残余凹部2bに小片3が残されたものであってもよい。支持材1には前記した本願発明の歯科用治療具用支持材(例えば、図1(a)に示すもの)が使用され、その支持材1の凹部2内に前記した本願発明の歯科用治療具の製造方法で小片3を成型してある。支持材1は前記した縦分離部5、横分離部6を備え、残余支持材1bは宛がい部1c、1d(図4(a))、横分離部6を備えている。支持材1の材質は前記した歯科用治療具用支持材の材質と同じ樹脂製としてあるが、他の材質製にすることもできる。小片3は豊隆部4(図4(b))を備えている。小片3の材質は前記した光硬化型のCRとしてある。支持材1、小片3の材質は他の材質であってもよく、小片3の形状、サイズは他の形状、サイズであってもよい。
(歯科用治療具の使用例1)
本願発明の歯科用治療具の使用例の一例を以下に説明する。この使用例は図4(a)に示す歯科用治療具をII級窩洞の修復に使用する場合を一例とする。
(1)図6(b)に示すように残余支持材1b(図4(a))に取付けられている小片3を、要治療歯Aの窩洞B(図6(a))内に図6(b)のように収容し、小片3の豊隆部4を隣接歯Dの接触点dに接触させる。
(2)小片3の両外側に突出する残余支持材1bの宛がい部1c、1dを、図6(b)のように湾曲させて要治療歯Aの外周に添わせる。その宛がい部1c、1dを指先やピンセットで摘んで要治療歯Aの周壁に添わせて湾曲させ、要治療歯Aの外周を辺縁封鎖する。
(3)要治療歯Aの咬合面E(図6(b))側から、小片3を配置した窩洞内に注入CR、例えば、光重合型低粘度CRを咬合面Eの高さまで注入し、窩洞B内の隙間を埋める(図6(b))。
(4)前記注入CRを注入した修復部分及び咬合面Eを整形してから、光照射器により注入CRに光を照射して注入CRと小片3を重合させて要治療歯Aに接着(固定)する。
(5)注入CRの硬化後、残余支持材1bの宛がい部1c、1dを広げ、指で摘んで、図6(c)のように外側方向(左右)に引っ張って、残余支持材1bを横分離部6(図4(a))から分離させ(切り離し)、要治療歯Aの外周から除去する(図6(d))。
前記注入CR(重合可能なモノマー)には各種のものを使用可能であるが、歯科用モノマーとして汎用されている光重合型低粘度CRが適する。
前記使用例は、窩洞修復後に残余支持材1bを取外す場合であるが、残余支持材1bは必ずしも取り外す必要はなく、要治療歯Aの外周に残しておくこともできる。この場合は、要治療歯Aの外周に沿わせた支持材1の宛がい部1c、1dを要治療歯Aの外周に密着させる。そのためには、要治療歯Aの外周に沿わせた残余支持材1bを、重合性単量体(モノマー)を含む材質製にするとか、そのモノマーをコーティングするなどして、窩洞修復作業時に注入されるCRと重合して一体化するようにすると、要治療歯Aの外周に密着し易くなり、残余支持材1bがあっても違和感がない。また、残余支持材1bがあっても、小片3の豊隆部4は図6(d)のように隣接歯Dの接触点dに確実に接触する。
前記使用例では、本願発明の歯科用治療具をII級窩洞Bの修復に用いる場合を一例として説明したが、本願発明の歯科用治療具は、それ以外の窩洞Bの修復に用いることもできる。
1 支持材
1a (支持材の)上方部
1b 残余支持材
1c、1d 宛がい部
2 凹部
2a (凹部の)上方部
2b 残余凹部
3 小片
3a (小片の)上部
3b (小片の)下部
4 小片の豊隆部
5 縦分離部
6 横分離部
A 要治療歯
B 窩洞
D 隣接歯
d 隣接歯の接触点
E 咬合面
G 歯科用治療具
H CR小片
K 歯頸側
P 目印

Claims (17)

  1. 要治療歯の窩洞の修復治療に使用される歯科用治療具の製造方法であり、窩洞の外周に宛がうことのできるテープ状の支持材に形成された凹部内の全域又は一部の領域に歯科用レジンを充填し、その歯科用レジンを硬化させて、前記凹部内で、窩洞内に収容可能な小片を成型することを特徴とする歯科用治療具の製造方法。
  2. 請求項1記載の歯科用治療具の製造方法において、凹部内で小片を成型してから、支持材及び凹部の一部を縦幅方向に分離して除去し、残された支持材(残余支持材)の凹部(残余凹部)内に小片の下部(歯頸側)を残し、小片の上部(噛合面側)を残余凹部の上方に突出させることを特徴とする歯科用治療具の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の歯科用治療具の製造方法において、残余凹部の上方に突出した小片を加工して、小片を要治療歯の窩洞に収容又は宛がい易い形状、サイズにすることを特徴とする歯科用治療具の製造方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の歯科用治療具の製造方法において、残余凹部の上方に突出した小片を加工して、小片に要治療歯と隣接する隣接歯の接触点と接触する豊隆部を設けることを特徴とする歯科用治療具の製造方法。
  5. 請求項1又は請求項2記載の歯科用治療具の製造方法において、凹部に豊隆部成型部を設けておき、凹部内に歯科用レジンを充填して硬化させることにより凹部内での小片成型時に、要治療歯と隣接する隣接歯の接触点と接触する豊隆部を小片に成型することを特徴とする歯科用治療具の製造方法。
  6. 要治療歯の窩洞の修復治療に使用される歯科用治療具用支持材であり、窩洞の外周に宛がうことのできるテープ状の支持材に凹部が形成され、その凹部は歯科用レジンを充填してそのレジンを硬化させると要治療歯の窩洞に収容可能な小片が成型される形状、サイズとしたことを特徴とする歯科用治療具用支持材。
  7. 請求項6記載の歯科用治療具用支持材において、支持材及び凹部の一部を縦幅方向に分離可能な縦分離部を支持材及び凹部に設け、支持材及び凹部の縦幅方向の一部をその縦分離部から分離除去すると、凹部内で成型される小片の下部が残余支持部の残余凹部内に残り、小片の上部が残余凹部から上方に突出するようにしたことを特徴とする歯科用治療具用支持材。
  8. 請求項6又は請求項7記載の歯科用治療具用支持材において、残余支持材及び残余凹部に、それらを横幅方向に分離可能な横分離部を設けたことを特徴とする歯科用治療具用支持材。
  9. 請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の歯科用治療具用支持材において、凹部は歯科用レジンを充填すると、要治療歯と隣接する隣接歯の接触点と接触する豊隆部が成型される豊隆部成型部を備えたことを特徴とする歯科用治療具用支持材。
  10. 請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の歯科用治療具用支持材において、凹部のうち、少なくとも、残余凹部となる部分の内面を粗面加工するか又は接着剤が塗布されたものとしたことを特徴とする歯科用治療具用支持材。
  11. 要治療歯の窩洞の修復治療に使用される歯科用治療具において、窩洞の外周に宛がうことのできるテープ状の支持材に小片が設けられ、支持材及び凹部にはそれらの一部を縦幅方向に分離可能な縦分離部が設けられ、小片は前記支持材の凹部に歯科用レジンを充填して成型され、支持材及び凹部の一部を前記縦分離部から分離して除去すると小片の下部が残余支持部の残余凹部内に残され、小片の上部が残余凹部から突出するようにしたことを特徴とする歯科用治療具。
  12. 請求項11記載の歯科用治療具において、残余支持材及び残余凹部にそれらを横幅方向に分離可能な横分離部を設け、残余支持材及び残余凹部は前記横分離部から横幅方向に分離すると小片から取外しできるようにしたことを特徴とする歯科用治療具。
  13. 請求項11又は請求項12記載の歯科用治療具において、小片が、窩洞に収容可能な形状、サイズであることを特徴とする歯科用治療具。
  14. 請求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載の歯科用治療具において、小片が、小片を、窩洞修復後に要治療歯と隣接する隣接歯の接触点と接触できる豊隆部を備えたことを特徴とする歯科用治療具。
  15. 請求項11ないし請求項14のいずれか1項に記載の歯科用治療具において、小片が、窩洞修復時に窩洞に注入される歯科用レジンと接着可能な材質製であることを特徴とする歯科用治療具。
  16. 請求項11ないし請求項14のいずれか1項に記載の歯科用治療具において、小片の要治療歯に宛がう面を粗面にして、窩洞修復時に小片が収容された窩洞に注入されるレジンと接着し易くしたことを特徴とする歯科用治療具。
  17. 請求項11ないし請求項14のいずれか1項に記載の歯科用治療具において、小片がCR製であり、そのCRに未重合モノマーを残して、窩洞修復時に小片が収容された窩洞に注入されるレジンと接着し易くしたことを特徴とする歯科用治療具。
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