JP5469639B2 - 歯科用治療具 - Google Patents

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本願発明は歯科用治療具に関し、歯のう蝕部分を切削して形成される窩洞の修復に用いる歯科用治療具に関する。
う蝕した歯(以下「う蝕歯」という)の治療方法として、う蝕部分を切削して窩洞を形成し、その窩洞内に光硬化性樹脂(例えば、紫外線硬化性樹脂)のコンポジットレジン(以下「CR」という)を充填する方法がある。CRには、例えば、フロアブルコンポジットレジンが使用されている。窩洞は各種分類法により分類されており、G.V.Blackによる分類(I級窩洞〜V級窩洞)、Davidによる分類(VI級窩洞)がある。
う蝕歯を治療するには、図4(a)のようにう蝕歯(治療を要する歯:以下「要治療歯」という)Aに形成した窩洞B内に図4(b)のようにCRを充填し、充填されたCRの形状を整形して窩洞Bを図4(c)のように修復している。窩洞修復に使用される治療具として特許文献1、2があり、窩洞修復方法として非特許文献1が知られている。特許文献1、2は要治療歯Aの外周に宛がうフィルム状の歯科用部材Gに関するものであり、いずれも、その歯科用部材Gを図4(b)のように要治療歯Aの窩洞部分の外周に宛がって要治療歯Aの外周に壁を作り(辺縁封鎖し)、封鎖された(囲まれた)窩洞B内にCRを充填して、CRを所定の形態に整え、CRに光(例えば紫外線:UV)を照射してCRを硬化させて窩洞部分を修復するものである。
歯科治療、特に臼歯部のII級窩洞の修復治療においては、修復した歯(修復歯)と、それと隣接する歯(以下「隣接歯」という)Dの接触点同士が常時接触しているか、咬合時に接触する状態に回復することが望ましい。接触点同士の接触不良は、咀嚼や発音機能の障害、歯周組織の損傷、う蝕の発生、歯の傾斜・捻転・移動等の障害等を引き起こすとされている。窩洞の修復(回復)治療では樹脂フィルム製のテープ状(数μm〜50μm程度の厚さ)の治療具(ストリップスと呼ばれている)が使用されている。特許文献1、2の治療具を使用した窩洞修復方法は、要治療歯Aと隣接歯Dの間に挿入したテープ状の治療具を窩洞修復後も残す(配置したままにする)ため、窩洞修復した修復歯と隣接歯の接触点同士が直に接触せず、接触点の回復については必ずしも十分とはいえなかった。また、テープ状の治療具が噛み合いで位置ずれするという難点もあった。
本件発明者は、先に、隣接歯間の良好な接触点を回復できる窩洞回復方法を開発した(非特許文献1)。その回復方法は、予め、CR製の小片Hを何種類か用意しておき、図5(a)のように要治療歯Aに形成した窩洞Bの形状、深さ等に最も近いCR小片Hを選択し、CR小片Hの辺縁を窩洞Bに適合するように調整し、意図した位置で接触点を回復できるように、そのCR小片Hを図5(b)のようにピンセット(場合によっては指先)で挟んで要治療歯Aの隣接面側に押し付ける。この場合、要治療歯Aの歯頸側Kは後で充填されるCRが溢出しないように可及的に窩洞Bと接触させ、その状態で窩洞BとCR小片Hの間の空隙に咬合面側より光重合型CRを咬合面まで充填し、形態を付与してから、光重合照射器によりCRに光照射して、図5(c)のようにCR小片HとCRを重合させる方法である。
前記非特許文献1に記載の窩洞回復方法によれば、CR小片HとCRが重合して接着するのでCR小片Hを取外す必要がない。また、予め、窩洞Bの形状に合わせてあるCR小片Hを使用するため、治療者(歯科医師)の熟練度に起因する接触点の接触不良が生じにくい(バラツキがほとんどない)といった利点がある。
特許第3922996号公報 特開平7−75643号公報 日本歯科理工学会誌 Vol.29 No.3 260-269 (2010)
本願発明の解決課題は、咬合面側より充填する光重合型CRの漏洩を防止でき、窩洞部を治療し易く、要治療歯と隣接歯の接触点同士の接触が確実な窩洞回復ができ、窩洞修復の完成度にバラツキが少ない歯科用治療具を提供することにある。
本願発明の歯科用治療具は、要治療歯の外周に宛がって窩洞の修復治療に使用されるものであり、窩洞の外周に宛がう樹脂フィルム製のテープ状の支持材と、前記支持材に取付けられて窩洞に収容可能な小片を備え、支持材は開口部を備え、小片は予め窩洞の形状やサイズに合わせて成型されて豊隆部(窩洞修復後に隣接歯と接触する接触点)を備え、その豊隆部が前記開口部から小片取付け面と反対側に突出して、窩洞が形成された要治療歯と隣接する隣接歯の接触点と接触でき且つ窩洞に収容できるように支持材に取付けられたものである。
前記支持材の開口部は、小片の豊隆部が支持材の小片取付け面と反対側に突出できる孔又は支持材の縦幅方向上縁に開口する切り欠き部としてある。支持材は、それに取付けられた小片を窩洞に収容し、支持材を要治療歯の外周面に宛がって要治療歯の外周を辺縁封鎖すると要治療歯の外周面と支持材との間に、窩洞にCRを充填して窩洞回復処置をすることのできる充填空隙が形成されるようにしてある。
支持材は、前記充填空隙に充填した光硬化性CRが光照射により硬化してから、長手方向外側に引いて小片を窩洞部に残して小片から取外すことができる。この場合、支持材に分離部を設けて、支持材を長手方向に引くと、支持材が分離部から分離されて小片から外れ易くなるようにすることができる。
前記いずれの場合も、小片はCRと接着可能な材質製としてあり、例えば、CR製、ポーセレン(セラミック)製、金属製といった各種材質製とすることができる。小片は要治療歯に宛がう面を粗面にしてCRが接着し易くなるようにするとか、二次カリエス(再発)防止を考慮して化学的に結合し易くするのが望ましい。小片がCR製の場合は、CRに未重合モノマーを残してCRと接着し易くすることもできる。
本願発明の歯科用治療具は、次のような効果がある。
(1)小片が、その豊隆部が開口部から小片取付け面と反対側に突出して支持材に取付けられているため、小片を要治療歯の窩洞に収容すると小片の豊隆部(修復後の接触点)が要治療歯の接触点と直に接触して接触点同士の接触が確実になり、咀嚼、発音機能の障害、歯周組織の損傷、う蝕の発生、歯の傾斜・捻転・移動等の障害発生を回避できる治療が可能となる。
(2)小片が、予め、所定の形状、サイズに成形されているため、治療者の熟練度によって接触点の完成度がばらついたり、接触不良が生じたりし難く、窩洞部回復の仕上りがバラツキにくい。
(3)予め形成された小片が窩洞に収容されるため、窩洞内の空隙に注されるCRの注入(充填)量が少なくてすみ、治療時間を短縮できるため治療中の患者の負担が少なくなる。
(4)小片が窩洞内の空隙に注入されるCRと接着し易い樹脂製である場合、小片と注入されるCRとの重合が確実になる。
(5)テープ状の支持材は分離部が無くても、咬合面側でも頬舌側方向でも引き抜く(小片から取り外す)ことができるが、支持材に分離部を設けた場合は、支持材の横長方向両端部を長手方向外側に引っ張るだけで容易に引き抜くことができるので、窩洞修復後の支持材の除去が容易になる。
(6)小片の内面を粗面にすればCRが小片に食いつき(接着し)易くなる。小片がCR製の場合、CRに未重合モノマーが残っていれば(未重合(未硬化)状態或いは半重合(半硬化)状態)、一層、CRと接着し易くなる。
(a)は本願発明の歯科用治療具における支持材であり、開口部が支持材の上縁に開口する切り欠き部の場合を示す斜視図、(b)は(a)の支持材に小片を取付けた本願発明の歯科用治療具の斜視図、(c)は(b)のX−X断面図。 (a)は本願発明の歯科用治療具における支持材であり、開口部が孔の場合を示す斜視図、(b)は(a)の支持材に小片を取付けた本願発明の歯科用治療具の斜視図、(c)は支持材を分離部から切り離して小片から取り外す場合の説明図。 (a)は窩洞を形成した要治療歯と隣接歯の位置関係を示す正面図、(b)は本願発明の歯科用治療具を要治療歯にセットした状態を示す斜視図、(c)は支持材を分離部から切り離して小片から除去する場合の説明図、(d)は支持材を除去した後の正面図。 従来の歯科用治療具の一例を示すものであって、(a)は窩洞を形成した要治療歯の平面図、(b)は従来のテープ状の歯科用治療具(ストリップス)を要治療歯に宛がって辺縁封鎖した状態を示す斜視図、(c)は窩洞部にCRを充填して窩洞修復した状態を示す斜視図。 従来の歯科用治療具を使用して窩洞を修復する場合の説明図であり、(a)は窩洞を形成した要治療歯の平面図、(b)は小片をピンセットで保持して窩洞に宛がった状態を示す斜視図、(c)は窩洞部と小片の間の空隙にCRを充填して窩洞修復した修復歯の斜視図。
本願発明の歯科用治療具の実施形態の一例について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1(a)〜(c)に示す歯科用治療具1は、図4(a)のように窩洞Bが形成された要治療歯Aの外周面に宛がうテープ状の支持材2に、要治療歯Aの窩洞B内に収容可能な大きさの小片3を取付け、小片3の豊隆部4(図3(b))を支持材2の開口部5から小片取付け面6と反対側に突出させたものである。
(支持材1)
前記支持材2は樹脂フィルムを細長テープ状に成形したものであり、その長手方向中央部に開口部5が形成され、開口部5の上部を支持材2の縦方向上縁7に開口させてある。支持材2の厚さは5μm〜50μm程度(人間が口内で存在を感じても特に問題は無いが、感じにくい厚さ又は感じない厚さが好ましい)とすることができる。その横幅寸法は要治療歯Aの外周に沿って湾曲させて宛がうことのできる長さ、例えば40〜70mm程度が適し、縦幅は7mm〜20mm程度が適するが、そのサイズは任意に変更することができる。
支持材2は湾曲させて要治療歯Aの周壁に宛がうことのできる可撓性を有する材質製としてあり、例えば、ポリエステル製が適するが、他の樹脂製であってもよく、樹脂以外の材質製でもよく、例えば、金属製でもよい。
図1(a)の開口部5は支持材2の縦幅方向中央よりも多少下の位置から支持材2の縦方向上縁7に開口する縦長である。支持材2のうち開口部5の下と開口部5の外周部には取付け部8がある。取付け部8は小片3の下部(歯頸側)及び外周部を取付け可能な広さにしてある。開口部5の横幅方向両側には要治療歯Aの外周に宛がうことのできる長さの宛がい部がある。
図1(a)では支持材2に分離部10が形成されている。分離部10はテープ状の支持材2を図2(b)のように2分して切り離すためのものである。図1(a)の分離部10はミシン目であるが、分離部10は窩洞修復作業終了後に、支持材2の横幅方向両端部9を外側に引っ張ることで、支持材2を左右に2分して切り離すことができる構造であればミシン目以外であってもよく、例えば、分離部10を薄肉にするとか、数個の小孔を縦一列に開口する等することができる。分離部10は設けなくてもよい。
小片3は窩洞B内に収容可能な形状及びサイズに成形されており、隣接歯Dの接触点dに接触する豊隆部(接触点)4が形成されている。小片3の材質は窩洞修復時に充填するCRと同じ光硬化型のCRにして(CR小片にして)、CRと重合(接着)し易くするのが望ましい。小片3は例えば次のようにして成型することができる。
(1)下顎右側第2小臼歯及び第1大臼歯の人工歯(切削用複製根模型歯B20-500,ニッシン)或いは天然歯の遠心面及び近心面を、付加型シリコーンゴム印象材(エグザファインパテタイプ,ジーシーの他、アルギン酸系、石膏系の印象材でも可)にて印象採得し(印象材とトレーを使用して歯の型を採ること)、十分硬化してから人工歯を取外す。
(2)前記印象面に1.0mm前後の厚みになるように光重合型低粘度CRを流し込み、そのCRに、光照射器にて数秒〜数十秒間(LED照射器では10秒程度、キセノン照射器では3秒程度、ハロゲンでは照射器では40秒程度)照射して光重合させる。このCRをピンセットにて取り出す。小片3の形状やサイズは窩洞の形状やサイズに応じて数種類のものを予め用意しておくことが望ましい。前記肉厚の数値は一例であり、それ以上に厚くても薄くてもよく、厚い場合は強度が増す。
(3)小片3の内面(注入されるCRに接する側の面)は未重合部(未硬化状態)或いは半重合部(半硬化状態)としておくこともできる。未重合部或いは半重合部とすることにより、窩洞修復時に注入されるCRと重合し易くなる。小片3の内面は粗面にすることもできる。粗面にすることにより、そのCRが小片3の粗面の凹凸に食い込んでCRと小片3が重合して接着し易くなる。
前記した小片3は支持材2の取付け部8に接着剤により取付けられる。この場合、小片3の豊隆部4(図3(b))が開口部5から小片取付け面6と反対側に突出するように取付けられる。
(支持材2)
支持材2は図2(a)に示すようなものであってもよい。この支持材2は材質、形状、サイズ等が図1(a)の場合と同じ又はほぼ同じであり、異なるのは開口部5を支持材2の表裏面に貫通する孔(貫通孔)にしたことである。図2(a)の孔は縦長であり、孔の外周部全周に取付け部8が設けられ、貫通孔の上下の箇所に縦方向にミシン目状の分離部10が設けられている。貫通孔の形状や大きさは小片3の大きさや形状等に応じて任意に選択することができるが、いずれの場合も、小片3の豊隆部4が支持材2の外側に突出或いは露出する位置や大きさとしてある。分離部10は貫通孔の下にだけ或いは上にだけ設けることもできる。この場合の分離部10もミシン目に限らず他の形状とすることができる。分離部10は設けなくてもよい。
支持材2は重合性単量体(モノマー)を含む材質製としたり重合性単量体(モノマー)がコーティングされたものとして、修復作業時に注入されるCRと重合して一体化するようにすることもできる。この場合、窩洞修復作業終了後に支持材2を除去する必要がないため、作業性が向上する。
(使用例1)
本願発明の歯科用治療具1の使用例について、図3(a)〜(c)に基づいて説明する。ここでの使用例は、図1(b)に示す歯科用治療具1をII級窩洞の修復に使用する場合を一例とする。
(1)図1(b)に示すように支持材2に取付けられた小片3を、要治療歯Aの窩洞B(図3(a))内に収容し、小片3の豊隆部4を隣接歯Dの接触点dに接触させる。
(2)小片3の両外側に突出する支持材2の横長方向両端部9を、図3(b)のように湾曲させて要治療歯Aの外周に添わせる。その両端部9を指先やピンセットで摘んで要治療歯Aの周壁に添わせて湾曲させ、要治療歯Aの外周を辺縁封鎖する。
(3)要治療歯Aの咬合面E(図3(b))側から、小片3を配置した窩洞内にCR(例えば、光重合型低粘度CR)を咬合面Eの高さまで注入し、窩洞B内の隙間を埋める(図3(b))。
(4)CRを注入した修復部分及び咬合面Eを整形してから、光照射器によりCRに紫外線、その他の光を照射してCRと小片3を重合させて要治療歯Aに接着(固定)する。
(5)CRの硬化後、支持材2の横幅方向両端部9を広げて、指で摘んで、図3(c)のように外側方向に引っ張って、支持材2を分離部10から分離させ(切り離し)、要治療歯Aの外周から除去する(図3(d))。
充填するCR(重合可能なモノマー)には各種のものを使用可能であるが、歯科用モノマーとして汎用されているものを使用することができる。
(使用例2)
図2(b)に示す治療具の場合も、使用例1の場合と同様に使用することができる。図2(b)の治療具の場合は、小片3の豊隆部4を孔から突出させて、隣接歯Dの接触点dに接触させる。その他の工程は使用例1と同様である。
(使用例3)
使用例1、2のいずれの場合も、治療後に支持材2を取り外す場合であるが、支持材2は必ずしも取外す必要はなく、要治療歯Aの外周に残しておくこともできる。この場合は、要治療歯Aの外周に沿わせた支持材2を要治療歯Aの外周に密着させる。そのためには、要治療歯Aの外周に沿わせた支持材2を、重合性単量体(モノマー)を含む材質製としたりそのモノマーがコーティングされたものとして、窩洞修復作業時に注入されるCRと重合して一体化するようにすると、要治療歯Aの外周に密着し易くなり、支持材2があっても違和感がない。また、支持材2があっても、小片3の豊隆部4は隣接歯Dの接触点dに確実に接触する。
前記使用例では、本願発明の歯科用治療具1をII級窩洞Bの修復に用いる場合を一例として説明したが、本願発明の歯科用治療具1は、それ以外の窩洞Bの修復に用いることもできる。
1 歯科用治療具
2 支持材
3 小片
4 小片の豊隆部
5 開口部
6 小片取付け面
7 支持材の縦方向上縁
8 取付け部
9 支持材の両端部
10 分離部
A 要治療歯
B 窩洞
D 隣接歯
d 隣接歯の接触点
E 咬合面
G 歯科用部材
H CR小片
K 歯頸側

Claims (7)

  1. 要治療歯に形成された窩洞の外周に宛がって窩洞の修復治療に使用されるものであり、窩洞の外周に宛がう樹脂フィルム製のテープ状の支持材と、前記支持材に取付けられて窩洞に収容可能な小片を備え、支持材は開口部を備え、小片は予め窩洞の形状やサイズに合わせて成型されて窩洞修復後に隣接歯と接触する豊隆部を備え、その豊隆部が前記開口部から小片取付け面と反対側に突出して、窩洞が形成された要治療歯と隣接する隣接歯の接触点と接触でき且つ窩洞に収容できるように支持材に取付けられたことを特徴とする歯科用治療具。
  2. 請求項1記載の歯科用治療具において、支持材の開口部が、小片の豊隆部が支持材の小片取付け面と反対側に突出できる孔又は支持材の縦幅方向上縁に開口する切り欠き部であることを特徴とする歯科用治療具。
  3. 請求項1又は請求項2記載の歯科用治療具において、支持材は、小片を窩洞に収容して窩洞の外周部に宛がって要治療歯の外周を辺縁封鎖すると、要治療歯の外周面と支持材との間に、窩洞にCRを充填して窩洞回復処置をすることのできる充填空隙が形成されるようにテープ状にしたことを特徴とする歯科用治療具。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の歯科用治療具において、支持材に分離部を設けられ、当該支持材の長手方向端部をその長手方向外側に引くと、支持材が分離部から分離されて小片から外れるようにしたことを特徴とする歯科用治療具。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の歯科用治療具において、小片がコンポジッットレジン製、ポーセシン製、又は金属製であることを特徴とする歯科用治療具。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の歯科用治療具において、小片の内側面が、CRが接着し易い粗面であることを特徴とする歯科用治療具。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の歯科用治療具において、小片の内側面が、未重合部或いは半重合部であることを特徴とする歯科用治療具。
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