JP2013047219A - 新規なナフタルアルデヒド化合物、その製造法、および該化合物からトリアリールアミン化合物を製造する方法 - Google Patents
新規なナフタルアルデヒド化合物、その製造法、および該化合物からトリアリールアミン化合物を製造する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013047219A JP2013047219A JP2012165263A JP2012165263A JP2013047219A JP 2013047219 A JP2013047219 A JP 2013047219A JP 2012165263 A JP2012165263 A JP 2012165263A JP 2012165263 A JP2012165263 A JP 2012165263A JP 2013047219 A JP2013047219 A JP 2013047219A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carbon atoms
- branched
- linear
- naphthalaldehyde
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 C*1[C@]2(CC*)C=CCC(*)=C(*)C=CC1C=C2 Chemical compound C*1[C@]2(CC*)C=CCC(*)=C(*)C=CC1C=C2 0.000 description 4
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C47/00—Compounds having —CHO groups
- C07C47/52—Compounds having —CHO groups bound to carbon atoms of six—membered aromatic rings
- C07C47/55—Compounds having —CHO groups bound to carbon atoms of six—membered aromatic rings containing halogen
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Pyridine Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
【解決手段】一般式(1)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物
(式中、R1は、水素原子、水酸基、炭素数1〜18の直鎖、分岐もしくは環状アルキル基、炭素数1〜18の直鎖、分岐もしくは環状アルコキシ基またはフェニル基を表す。Arは、炭素数1〜18の直鎖、分岐もしくは環状アルキル基、炭素数1〜18の直鎖、分岐もしくは環状アルコキシ基またはフェニル基を有しても良いフェニレン基またはナフチレン基を表す。X1はヨウ素原子、臭素原子または塩素原子を表す。)
【選択図】なし
Description
さらに、本発明は、酸存在下、下記一般式(6)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフチルアルジミン化合物を加水分解することを特徴とする、一般式(1)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物の製造方法を提供する。
さらに、本発明は、上記一般式(1)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物の別の製造方法として、遷移金属触媒および塩基の存在下、下記一般式(2)で表される1−ナフチルアルジミン化合物と下記一般式(3)で表されるジハロゲン化芳香族化合物を反応させ、次に、反応生成物を、酸存在下に加水分解することを特徴とする、一般式(1)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物の製造方法を提供する。
さらに、本発明は、一般式(1)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物から一般式(c)で表されるハロゲン化ベンゾフルオレン化合物またはハロゲン化ジベンゾフルオレン化合物を製造し、次いで、該ハロゲン化ベンゾフルオレン化合物または該ハロゲン化ジベンゾフルオレン化合物から一般式(Y)で表されるトリアリールアミン化合物を製造する方法を提供する。
上記一般式(6)において、R2は、炭素数1〜18の直鎖、分岐もしくは環状アルキル基、炭素数1〜18の直鎖、分岐もしくは環状アルコキシ基またはフェニル基を有しても良いフェニル基、炭素数1〜18の直鎖、分岐もしくは環状アルキル基、または炭素数7〜18のアリールアルキル基である。
一般式(2)で表される1−ナフチルアルジミン化合物としては、特に限定されないが、例えば、1−メチルイミノメチルナフタレン、1−イソプロピルイミノメチルナフタレン、1−(tert−ブチルイミノメチル)ナフタレン、1−(n−ヘキシルイミノメチル)ナフタレン、1−シクロヘキシルイミノメチルナフタレン、1−(n−オクチルイミノメチル)ナフタレン、1−(n−ドデシルイミノメチル)ナフタレン、1−ベンジルイミノメチルナフタレン、1−フェネチルイミノメチルナフタレン、1−フェニルイミノメチルナフタレン、1−(4−メトキシフェニルイミノメチル)ナフタレン等が挙げられる。
なお、これら遷移金属触媒は、公知の配位子を含んでいてもよい。 配位子としては、特に限定されないが、例えば、トリ(n−ブチル)ホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリ(o−トリル)ホスフィン、トリ(フリル)ホスフィン、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−ビフェニル、2−ジ(tert−ブチル)ホスフィノ−ビフェニル、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−ジメチルアミノビフェニル、2−ジメチルアミノメチル−1−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン、ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ナフチル、9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン等のホスフィン化合物、1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−4,5−ジヒドロイミダゾリウムテトラフルオロボレート、1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−4,5−ジヒドロイミダゾール−2−イリデン、1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリウムクロリド、1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン、1,3−ビス(1−アダマンチル)イミダゾリウムクロリド、1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)−4,5−ジヒドロイミダゾリウムテトラフルオロボレート、1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)イミダゾリウムクロリド等のカルベン化合物を挙げることができる。
塩基の使用量は、1−ナフチルアルジミン化合物1モルに対して1〜10倍モルの範囲が好ましく、1〜5倍モルの範囲がより好ましい。1倍モル以上であれば反応が十分に進行し、10倍モル以下であれば経済的に好ましい。
一般式(4)で表されるナフタルアルデヒド化合物としては、特に限定されないが、例えば、1−ナフタルアルデヒド、4−メトキシ−1−ナフタルアルデヒド、5,8−ジヒドロキシ−1−ナフタルアルデヒド、7−メトキシ−1−ナフタルアルデヒド、8−メトキシ−1−ナフタルアルデヒド、4−(ベンジルオキシ)−1−ナフタルアルデヒド等が挙げられる。
ベンゾ[a]フルオレノン誘導体およびその還元体であるベンゾ[a]フルオレン誘導体は、ハロゲン原子、ケトン基のような官能基を有することから、さらに有用な化合物、例えば、有機EL材料、液晶材料等の電子材料や医農薬化合物に変換可能である。
なお、ナフタレン〜1−ナフタルアルデヒドの反応(1工程)は、例えば、Journal of the Chemical Society,第339−346頁,1936年に記載されている。
本願発明の一般式(1)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物から、一般式(c)で表されるハロゲン化ベンゾフルオレン化合物またはハロゲン化ジベンゾフルオレン化合物を製造する方法、及び一般式(c)で表されるハロゲン化ベンゾフルオレン化合物またはハロゲン化ジベンゾフルオレン化合物から一般式(Y)で表されるトリアリールアミン化合物を製造する方法については、特に限定するものではないが、例えば、特許文献3、特許文献4等に記載の公知の方法を用いることが出来る。
工程B:工程Aで得られた一般式(a)で表される化合物を酸触媒と反応させて一般式(b)で表される化合物を得る工程;
工程C:工程Bで得られた一般式(b)で表される化合物をハロゲン化アルキルと反応させて一般式(c)で表される化合物を得る工程;および
工程D:工程Cで得られた一般式(c)で表される化合物をアリールアミン化合物と反応させて一般式(Y)で表される化合物を得る工程。
一般式(Y)において、Ar1、Ar2は、それぞれ独立して、炭素数1〜18の置換基若しくはハロゲン原子を有していても良い炭素数6〜40のアリール基、または炭素数1〜18の置換基若しくはハロゲン原子を有していても良い炭素数5〜40のヘテロアリール基を表す。当該炭素数1〜18の置換基とは、特に限定するものではないが、例えば、メチル基、エチル基、n-ブチル基、tert−ブチル基、ベンジル基、フェネチル基、トリフルオロメチル基(以上、炭素数1〜18のアルキル基)、メトキシ基、エトキシ基、n-ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ベンジルオキシ基、トリフルオロメトキシ基(以上、炭素数1〜18のアルコキシ基)、フェニル基、ビフェニリル基、ナフチル基、フルオレニル基(以上、炭素数1〜18の芳香族炭化水素基)、フェノキシ基、ナフトキシ基、フルオレニルオキシ基(以上、炭素数1〜18の芳香族オキシ基)、ピリジル基、キノリル基、ベンゾイミダゾリル基、フラニル基、ジベンゾフラニル基、チアゾリル基、チエニル基、ジベンゾチエニル基(以上、炭素数1〜18のヘテロ芳香族炭化水素基)、ジフェニルアミノ基、フェニルトリルアミノ基、ナフチルフェニルアミノ基、ビフェニリルフェニルアミノ基(以上、炭素数1〜18のジアリールアミノ基)、シアノ基等が挙げられる。当該ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
[1H,13C−NMR測定]
測定装置:バリアン社製 Gemini200
[質量分析]
測定装置:日立製作所製 M−80B
[ガスクロマトグラフィー測定]
装置:島津製作所製 GC−17A
カラム:キャピラリーカラム(GL Science社製 NB−5)
キャリアガス:ヘリウム
カラム温度:150℃ → 10℃/min → 300℃
インジェクション:280℃
検出器:FID
[HPLC分析]
装置:東ソー社製 マルチステーション LC−8020
カラム:Inertsil ODS−3V(4.6mmΦ×250mm)
検出器:UV検出(波長 254nm)
溶離液:メタノール/テトラヒドロフラン=9/1(v/v比)
合成例1 1−(4−メトキシフェニルイミノメチル)ナフタレンの合成
1−ナフタルアルデヒド 10.89g(69.7mmol)、p−アニシジン 10.23g(69.7mmol)、およびエタノール 150mLを300mLナス型フラスコに窒素雰囲気下加え、4時間、加熱還流した。反応液を濃縮後、18.2gの淡褐色粘調油状物を得た(収率=100%、GC純度=97.5%。数日後、徐々に結晶化した)。1H−NMR(図1)により目的物(1−(4−メトキシフェニルイミノメチル)ナフタレン)であることを確認した。
実施例1 2−(4−クロロフェニル)−1−ナフタルアルデヒドの合成その1
合成例1で得られた1−(4−メトキシフェニルイミノメチル)ナフタレンの濃縮液 2.0g(7.42mmol)、p−ブロモクロロベンゼン 1.71g(8.91mmol)、ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)ダイマー 113mg(0.18mmol,1−(4−メトキシフェニルイミノメチル)ナフタレンの2.5mol%に相当)、トリフェニルホスフィン 194mg(0.74mmol)、炭酸カリウム 2.04g(14.8mmol)およびN−メチルピロリドン 20mLを100mLナス型フラスコに加え、窒素雰囲気下、20時間、100℃で反応させた。
13C−NMR(CDCl3)δ(ppm):194.01,146.29,137.03,134.65,134.02,132.98,131.64,130.20,129.32,128.82,128.51,128.22,127.85,126.90,125.65(図3参照)
実施例2 2−(4−クロロフェニル)−1−ナフタルアルデヒドの合成その2
実施例1で用いたジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)ダイマーの代わりに、ジクロロトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II) 71mg(0.07mmol,1−(4−メトキシフェニルイミノメチル)ナフタレンの1mol%に相当)を用い、更にトリフェニルホスフィンを用いずに、実施例1と同様の実験を行い、1.78gの2−(4−クロロフェニル)−1−ナフタルアルデヒドを得た(収率=90%)。
合成例1で得られた1−(4−メトキシフェニルイミノメチル)ナフタレンの濃縮液 2.0g(7.42mmol)、p−ジブロモベンゼン 7.0g(29.7mmol)、ジクロロトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II) 71mg(0.07mmol,1−(4−メトキシフェニルイミノメチル)ナフタレンの1mol%に相当)、炭酸カリウム 2.04g(14.8mmol)およびN−メチルピロリドン 40mLを100mLナス型フラスコに加え、窒素雰囲気下、20時間100℃で反応させた。
13C−NMR(CDCl3)δ(ppm):193.85,146.18,137.43,133.93,132.89,131.85,131.37,130.11,129.24,128.70,128.13,127.69,126.83,125.56,122.76(図5参照)
実施例4 2−(4−ブロモフェニル)−1−ナフタルアルデヒドの合成その2
実施例1で用いたp−ブロモクロロベンゼンの代わりに、p−ブロモヨードベンゼン 2.52g(8.91mmol)を用い、更にジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)ダイマー 45mg(0.07mmol,1−(4−メトキシフェニルイミノメチル)ナフタレンの1.0mol%に相当)、トリフェニルホスフィン 73mg(0.28mmol)を用いて実施例1と同様の実験を行い、2.01gの2−(4−ブロモフェニル)−1−ナフタルアルデヒドを得た(収率=87%)。
13C−NMR(CDCl3)δ(ppm):193.87,146.20,137.45,133.95,132.91,131.86,131.39,130.12,129.26,128.71,128.15,127.69,126.84,125.58,122.78
実施例5 9−クロロベンズ[a]フルオレン−11−オンの合成
実施例1で得られた2−(4−クロロフェニル)−1−ナフタルアルデヒド 0.5g(1.87mmol)、t−ブタノール 10mL、2−メチル−2−ブテン 0.56g(7.99mmol)、テトラハイドロフラン 8mL、H2O 2mL、亜塩素酸ナトリウム 0.54g(6.0mmol)、燐酸二水素ナトリウム 0.36g(3.0mmol)の混合物を室温で4時間攪拌した。濃縮後、トルエン 30mL、H2O 10mLを加えて分液した。有機層を濃縮後、得られた濃縮液に、ポリ燐酸 12.0gを仕込み、130℃で21時間加熱攪拌した。反応液を冷却後、トルエン80mlと水50mlを加えて分液した。得られた有機層は、中性になるまで水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、有機層を濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルで再結晶することにより、赤褐色結晶を0.28g得た。1H−NMR測定の結果、特開2009−114114記載の9−クロロベンズ[a]フルオレン−11−オンであることを確認した。
実施例1で得られた2−(4−クロロフェニル)−1−ナフタルアルデヒド 1.00g(3.74mmol)、テトラハイドロフラン 8mLを100mLナス型フラスコに窒素雰囲気下加え、反応液の温度を0℃に冷却した。その後、メチルマグネシウムブロミド(1.4mol/Lのトルエン/テトラハイドロフラン溶液)3.2mLを滴下した。更に、室温で2時間撹拌した後、5%塩酸水溶液 5mLを滴下して反応を終了させた。トルエンを加えて有機層を抽出した後、H2O、飽和食塩水で有機層を洗浄、硫酸マグネシウムによる乾燥処理の後、溶媒を留去して淡黄色の固体を1.01g得た。1H−NMR測定の結果、国際特許公報2007/119800パンフレットおよび特開2011−012047記載の1−(1−ヒドロキシ)エチル−2−(4−クロロフェニル)ナフタレンである事を確認した。
1−ナフタルアルデヒド 19.0g(122mmol)を出発物質として実施例4の方法で、2−(4−ブロモフェニル)−1−ナフタルアルデヒド 37.9g(HPLC純度93.5%)を合成した。
実施例7で用いたアニリンの代わりに、N−フェニル−N−4−ビフェニリルアミン 2.45g(9.98mmol)を用い、9−ブロモ−11,11−ジメチル−11H−ベンゾ[a]フルオレン 3.32g(10.3mmol)、酢酸パラジウム 16mg(0.07mmol,アニリンの0.7mol%に相当)、トリ−tert−ブチルホスフィン 57mg(0.28mmol)、o−キシレン 60mLを用いて実施例8と同様の実験を行い、淡黄色の結晶を2.23g(HPLC純度99.9%)得た。
実施例7で用いたアニリンの代わりに、p−トルイジン 1.07g(9.98mmol)を用いた以外は同様の実験を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、淡黄色の結晶を4.13g(HPLC純度99.9%)得た。
実施例7で用いたアニリンの代わりに、4−アミノピリジン 0.94g(9.98mmol)を用いた以外は同様の実験を行い、淡黄色の結晶を2.60g(HPLC純度99.9%)得た。
Claims (15)
- 一般式(1)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物。
- 一般式(1)において、R1が水素原子、水酸基、メチル基、メトキシ基、またはフェニル基であり、Arがフェニレン基又はナフチレン基であることを特徴とする、請求項1に記載の2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物。
- 一般式(1)において、R1が水素原子であり、Arがフェニレン基であることを特徴とする、請求項1に記載の2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物。
- 酸存在下、一般式(6)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフチルアルジミン化合物を加水分解することを特徴とする、一般式(1)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物の製造方法。
- 一般式(1)、および(6)において、Arがフェニレン基またはナフチレン基であり、R1が水素原子、水酸基、メチル基、メトキシ基またはフェニル基であることを特徴とする、請求項4に記載の2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物の製造方法。
- 一般式(1)、および(6)において、Arがフェニレン基またはナフチレン基であり、R1が水素原子であることを特徴とする、請求項4に記載の2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物の製造方法。
- 遷移金属触媒および塩基の存在下、一般式(2)で表される1−ナフチルアルジミン化合物と一般式(3)で表されるジハロゲン化芳香族化合物を反応させ、次に、反応生成物を、酸存在下に加水分解することを特徴とする、一般式(1)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物の製造方法。
- 一般式(1)、(2)、(3)、および(6)において、Arがフェニレン基またはナフチレン基であり、R1が水素原子、水酸基、メチル基、メトキシ基またはフェニル基であることを特徴とする、請求項7に記載の2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物の製造方法。
- 一般式(1)、(2)、(3)、および(6)において、Arがフェニレン基であり、R1が水素原子であることを特徴とする、請求項7に記載の2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物の製造方法。
- 遷移金属触媒がロジウム触媒またはルテニウム触媒である、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物の製造方法。
- 遷移金属触媒が、配位子としてトリフェニルホスフィンを含むルテニウム触媒である、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物の製造方法。
- 請求項3に記載の2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物から一般式(c)で表されるハロゲン化ベンゾフルオレン化合物またはハロゲン化ジベンゾフルオレン化合物を製造し、次いで、該ハロゲン化ベンゾフルオレン化合物またはハロゲン化ジベンゾフルオレン化合物から下記一般式(Y)で表されるトリアリールアミン化合物を得ることを特徴とする、一般式(Y)で表されるアリールアミン化合物の製造方法。
- 請求項4または7に記載の方法により式(1)で表される2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物を製造し、次いで、請求項12に記載の方法により、該2−ハロゲン化アリール−1−ナフタルアルデヒド化合物から、下記式(Y)で表されるトリアリールアミン化合物を製造することを特徴とする、式(Y)で表されるトリアリールアミン化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012165263A JP6024259B2 (ja) | 2011-07-25 | 2012-07-25 | 新規なナフタルアルデヒド化合物、その製造法、および該化合物からトリアリールアミン化合物を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011161932 | 2011-07-25 | ||
JP2011161932 | 2011-07-25 | ||
JP2012165263A JP6024259B2 (ja) | 2011-07-25 | 2012-07-25 | 新規なナフタルアルデヒド化合物、その製造法、および該化合物からトリアリールアミン化合物を製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013047219A true JP2013047219A (ja) | 2013-03-07 |
JP6024259B2 JP6024259B2 (ja) | 2016-11-16 |
Family
ID=47601178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012165263A Active JP6024259B2 (ja) | 2011-07-25 | 2012-07-25 | 新規なナフタルアルデヒド化合物、その製造法、および該化合物からトリアリールアミン化合物を製造する方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6024259B2 (ja) |
WO (1) | WO2013015340A1 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60500499A (ja) * | 1983-01-24 | 1985-04-11 | サンド・アクチエンゲゼルシヤフト | メバロノラクトン同族体とその誘導体、それらの製造法、それらを含む製薬学的組成物、及びその製薬剤としての使用法 |
JP2014528916A (ja) * | 2011-07-08 | 2014-10-30 | エルジー・ケム・リミテッド | 新規な化合物およびこれを用いた有機電子素子 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101421226B (zh) * | 2006-04-13 | 2013-05-22 | 东曹株式会社 | 苯并芴化合物及其用途 |
JP5320722B2 (ja) * | 2007-11-06 | 2013-10-23 | 東ソー株式会社 | ベンゾフルオレノン誘導体及びその製造方法 |
JP5382405B2 (ja) * | 2008-07-10 | 2014-01-08 | Dic株式会社 | 1−(トリフルオロメトキシ)ナフタレン誘導体 |
JP5523060B2 (ja) * | 2009-03-16 | 2014-06-18 | キヤノン株式会社 | 新規ビクリセン化合物及びこれを有する有機発光素子 |
JP5709382B2 (ja) * | 2009-03-16 | 2015-04-30 | キヤノン株式会社 | 新規クリセン化合物及びこれを有する有機発光素子 |
JP2011012047A (ja) * | 2009-06-05 | 2011-01-20 | Tosoh Corp | アミン誘導体及び有機エレクトロルミネッセンス素子 |
-
2012
- 2012-07-25 JP JP2012165263A patent/JP6024259B2/ja active Active
- 2012-07-25 WO PCT/JP2012/068894 patent/WO2013015340A1/ja active Application Filing
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60500499A (ja) * | 1983-01-24 | 1985-04-11 | サンド・アクチエンゲゼルシヤフト | メバロノラクトン同族体とその誘導体、それらの製造法、それらを含む製薬学的組成物、及びその製薬剤としての使用法 |
JP2014528916A (ja) * | 2011-07-08 | 2014-10-30 | エルジー・ケム・リミテッド | 新規な化合物およびこれを用いた有機電子素子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6024259B2 (ja) | 2016-11-16 |
WO2013015340A1 (ja) | 2013-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101978650B1 (ko) | 중수소화 방향족 화합물의 중간체 및 이를 이용한 중수소화 방향족 화합물의 제조 방법 | |
Li et al. | Synthesis and photophysical properties of pyrrole/polycyclic aromatic units hybrid fluorophores | |
US10246393B2 (en) | Method for producing aromatic compound | |
US11518756B2 (en) | Arylation method | |
DK3215481T3 (en) | PROCEDURE FOR PREPARING BIPHENYLAMINES OF AZOBENZENES USING RUTHENIUM CATALYZE | |
Wagh et al. | Cu (acac) 2 catalyzed oxidative C–H bond amination of azoles with amines under base-free conditions | |
Shen et al. | One-pot synthesis of 4 (3H)-quinazolinones from azides, alkynes, anilines, and carbon monoxide | |
WO2009136646A1 (ja) | 不飽和有機化合物の製造方法 | |
JP6024259B2 (ja) | 新規なナフタルアルデヒド化合物、その製造法、および該化合物からトリアリールアミン化合物を製造する方法 | |
JP2018070527A (ja) | 芳香族アミンの製造方法 | |
KR101772234B1 (ko) | 방향족 아미노 화합물의 제조 방법 | |
KR102060527B1 (ko) | 발광 특성을 가지는 4환 접합 n-헤테로고리 화합물 및 이의 제조방법 | |
JP5023683B2 (ja) | ベンゾフルオレン誘導体の製造方法およびその中間体 | |
Xu et al. | Gallium trichloride-catalyzed conjugate addition of indole and pyrrole to α, β-unsaturated ketones in aqueous media | |
CN109942433B (zh) | 一种3’,4’,5’-三氟-2-氨基联苯的化学合成方法 | |
JP6344063B2 (ja) | ジチエノベンゾジチオフェン誘導体の製造方法 | |
JP7088690B2 (ja) | 芳香族化合物の製造方法 | |
JP5998841B2 (ja) | アミン化合物、その製造方法及び用途、並びにその製造中間体及び製造中間体の製造方法 | |
CN107074699B (zh) | 用于制备5-溴-1,2,3-三氯苯的方法 | |
JP6477339B2 (ja) | ジアルキルジチエノベンゾジフランの製造方法 | |
WO2014073003A1 (en) | Single-step process for the preparation of aryl olefins | |
JP5284037B2 (ja) | ビスアリールアミン誘導体の製造方法 | |
CN108178737B (zh) | 4’-(4-溴萘-1-基)[1,1’-联苯基]-4-腈及其合成方法 | |
JP5577794B2 (ja) | ビベンゾイミダゾール化合物の製造方法 | |
JP3820827B2 (ja) | ケトンの製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150626 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160315 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160913 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160926 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6024259 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |