JP2013036454A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】低粘度の潤滑油を用いて長期間運転されるスラストボールベアリングを用いた圧縮機において、より多くの潤滑油をボールとレースの摺動部に供給し、信頼性を向上した圧縮機を提供する。
【解決手段】スラストボールベアリング276は、ホルダー部268に保持された複数のボール266と、ボール266の上下にそれぞれ配設された上レース264と下レース270を備え、下レース270におけるボール266が転動する部位に軌道溝271を備えたので、軌道溝271によりボール266表面に潤滑油を潤沢に供給することで、スラストボールベアリング276の摺動を良好な状態で維持し、信頼性が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主に電気冷凍冷蔵庫などの冷凍サイクルに使用される密閉型圧縮機(以下、圧縮機と称す)に関するものである。
従来、スラストボールベアリングを用いた圧縮機としては、主軸受の上部管状延長部の周囲に転がり軸受を配置したものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、大きな接触荷重や無潤滑といった厳しい潤滑状態で用いられるスラストボールベアリングとしては、上下の軌道輪に軌道溝を設けたものがある(例えば、特許文献2参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の圧縮機を説明する。
図6は、特許文献1に記載された従来の圧縮機の縦断面図、図7は、従来のスラストボールベアリングの要部拡大図、図8は、支持部材の斜視図を示したものである。
図6において、密閉容器2の底部には潤滑油4を貯留しており、圧縮機本体6は、サスペンションスプリング8によって密閉容器2に対して弾性的に支持されている。
圧縮機本体6は、電動要素10と、電動要素10の上方に配設される圧縮要素12から構成されている。電動要素10は、固定子14および回転子16とから構成されている。
圧縮要素12のシャフト18は、主軸部20と偏心軸部22を備えており、主軸部20は、シリンダブロック24の主軸受26に回転自在に軸支されるとともに、回転子16が固定されている。そして、荷重が作用する偏心軸部22に対して、偏心軸部22の下側のみに配置された主軸部20と主軸受26で支持する片持ち軸受の構成となっている。
また、シャフト18は、主軸部20表面に設けた螺旋状の溝などからなる給油機構28を備えている。
ピストン30は、シリンダブロック24に形成された略円筒形の内面を有するシリンダ34に往復自在に挿入される。また、連結手段36は、両端に設けた穴部がそれぞれピストン30に取付けられたピストンピン38と偏心軸部22に嵌挿されることで、偏心軸部22とピストン30とを連結している。
シリンダ34およびピストン30は、シリンダ34の開口端面に取り付けられるバルブプレート46とともに圧縮室48を形成する。さらに、バルブプレート46を覆って蓋をするようにシリンダヘッド50が固定されている。
吸入マフラ52は、PBTなどの樹脂で成型され、内部に消音空間を形成し、シリンダヘッド50に取り付けられている。
次に、スラストボールベアリングについて説明する。
図7において、主軸受26は、軸心と直角な平面部であるスラスト面60と、スラスト面60よりさらに上方に延長され、主軸部20に対向する内面を有する管状延長部62と
を有している。
そして、管状延長部62の外径側に、上レース64が配置され、上レース64の下側にホルダー部68に保持されたボール66、下レース70、および支持部材72が配置され、スラストボールベアリング76が構成されている。
上レース64および下レース70は、環状で金属製の平板であり、上下の面が平行である。また、ホルダー部68は環状の形状をなし、周方向に設けた複数の穴部にボール66を転動自在に収納している。
支持部材72は、図8に示すとおり、環状の金属板に下側の突起72a、72bと、上側の突起72c、72dを設けたものである。これらの突起は、同じ半径の曲面で形成され、下側の突起72a、72bの頂点を結ぶ線と、上側の突起72c、72dの頂点を結ぶ線とが直角になるように配置されている。
そして、スラスト面60の上に、支持部材72、下レース70、ボール66、上レース64の順に互いに接した状態で積み重なり、上レース64の上面にシャフト18のフランジ部74が着座している。そして、支持部材72は、下側の突起72a、72bが線接触の状態でスラスト面60と接し、上側の突起72c、72dが線接触の状態で下レース70と接している。
以上のように構成された圧縮機について、以下にその動作を説明する。
電動要素10に通電されると、固定子14に発生する回転磁界により、回転子16は主軸部20とともに回転する。主軸部20の回転により、偏心軸部22が偏心運動し、偏心軸部22の偏心運動が連結手段36を介してピストン30に伝えられ、ピストン30はシリンダ34内で往復動する。
密閉容器2外の冷凍サイクル(図示せず)より戻った冷媒は、吸入マフラ52を経由して圧縮室48内へ導入され、圧縮室48内でピストン30により圧縮され、圧縮された冷媒は、密閉容器2から冷凍サイクル(図示せず)へ送出される。
また、シャフト18下端は潤滑油4に浸漬しており、シャフト18が回転することにより、潤滑油4が給油機構28により圧縮要素12各部に供給され、摺動部の潤滑を行う。
次に、スラストボールベアリング76について説明する。
スラストボールベアリング76は、ボール66が上レース64および下レース70と点接触の状態で転がる転がり軸受であり、シャフト18や回転子16の自重などの垂直方向の荷重を支持しながら回転が可能である。転がり軸受は、一般的に用いられている滑り軸受の形式のスラストベアリングより摩擦が少なく、近年高効率化を目的に採用されることが増えてきている。
管状延長部62の外径面により内径部が位置決めされたホルダー部68により、ボール66は、一定の半径上にて上レース64と下レース70の上を転動する。上レース64と下レース70は、ともに平板状なので水平方向の位置を規制する機能はないため、上レース64と下レース70の水平方向の位置が若干ずれても、水平方向に余分な作用力を生じることはない。
また、片持ち軸受の構成では、シャフト18は圧縮による荷重などにより、主軸部20
と主軸受26の隙間の範囲でわずかに傾斜することが避けられない。そのため、支持部材72により上レース64と下レース70は平行な状態を維持して、各ボール66へ作用する荷重を均等にし、スラストボールベアリング76の寿命の低下を防止している。
図9は、特許文献2に記載された従来のスラストボールベアリングの断面図である。
図9において、ボール166がホルダー部168により保持され、上レース164と下レース170の間に配置されることで、スラストボールベアリング176を構成している。上レース164と下レース170のボール166との接触部には、それぞれ軌道溝165、171を設けており、ボール166はこれらの軌道溝165、171の底部を転動する。その結果、ボール166と軌道溝165、171の接触点の接触面積が実質的に大きくなり、面圧が低い状態になることから、スラスト方向に大きな荷重が作用した際の耐久性が向上する。したがって、この種のスラストボールベアリングは、通常の冷蔵庫用圧縮機のスラスト軸受に作用する荷重10〜20Nに比べ、遥かに大きな荷重が作用する用途に用いられる場合が多い。
特開2005−500476号公報 特開2004−340290号公報
しかしながら、上記従来の圧縮機の構成では、スラストボールベアリング76の信頼性を確保するための給油に課題があった。
スラストボールベアリング76への給油方法について、以下に説明する。
第1には、潤滑油4が、主軸受26の上端の管状延長部62と上レース64の隙間78から、上レース64の下側のボール66との摺動部へ供給されることに起因している。
ところが、潤滑油4をスラストボールベアリング76より上方の偏心軸部22へ確実に、しかも潤沢に供給するため、隙間78を小さく設定する必要があり、隙間78からスラストボールベアリング76へ供給される潤滑油4の量は少ないものになる。
さらに、上レース64がシャフト18とともに高速で回転しているため、上レース64の下面にわずかに付着した潤滑油4は、上レース64の下側表面にほとんど留まることなく、遠心力で外側へ飛散する。したがって、ボール66との接触部に供給される潤滑油は少なくなる。
第2には、偏心軸部22の上端などから飛散した潤滑油4が、シリンダブロック24などの部品に跳ね返り、スラストボールベアリング76の外径側に付着することである。
ところが、偏心軸部22上端からの潤滑油4の飛散の方向には、ある程度のバラツキが生じる上に、スラストボールベアリング76の内、上レース64とホルダー部68が回転しているため、これらの外径側に潤滑油4が付着しても、遠心力で外側へ飛散する。
一方、下レース70は回転しないので、潤滑油4の飛沫が下レース70表面に付着した場合、遠心力は作用せず、表面に潤滑油4が留まることになる。ボール66は、ホルダー部68によって、主軸部20の中心から同じ半径の位置に配置されるので、下レース70
とボール66の接触は、環状の非常に小さい幅に限られる。したがって、下レース70のボール66が転動する部位に付着した少ない潤滑油4のみが潤滑に寄与することになる。
以上のように、冷蔵庫用の圧縮機に用いたスラストボールベアリングは、長期間に亘ってメンテナンス無しで使用されるため、高い耐久性が要求されるにもかかわらず、少量の潤滑油4にて潤滑される構成になっていた。
しかも、近年、圧縮機の摺動損失低減を目的に、主軸部や偏心軸部、ピストンなどの摺動部の粘性摩擦を低減するため、低粘度の潤滑油の採用が進んでいる。このような低粘度の潤滑油を用いた場合、スラストボールベアリングの摺動部の油膜維持が困難になることから、スラストボールベアリングの信頼性確保のためには、潤沢に潤滑油を供給することが課題となっていた。
また、特許文献2に記載のスラストボールベアリング176のように、上レース164と下レース170に軌道溝165、171を設けたものでは、ボール166が軌道溝165、171の底を転動するため、上レース164と下レース170の取付け位置や軌道溝165、171の位置にずれが生じると、半径方法に作用力が生じることになる。かかる場合は、スラストボールベアリングの耐久性に悪影響を与えるばかりではなく、他の摺動部での摩擦や摩耗の原因となるという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、より多くの潤滑油をボールとレースの摺動部に供給し、スラストボールベアリングの摺動部の温度上昇を防止することで、摺動部の潤滑油の粘度低下を防止し、信頼性の高い圧縮機を実現することを目的とする。
また、水平方向の位置ずれよる作用力の発生を防止し、摩擦や摩耗の発生を低減することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機のスラストボールベアリングは、ホルダー部に保持された複数のボールと、ボールの上下にそれぞれ配設された上レースと下レースとを備え、ボールが下レースを転動する部位に軌道溝を設けたものである。
したがって、軌道溝によって下レース表面に付着した潤滑油がボールと下レースの接触部へ集められ、ボール表面へ潤沢に潤滑油を供給することができる。その結果、スラストボールベアリングの摺動部の温度上昇を防止し、摺動部の潤滑油の粘度低下を防止してボールベアリングの摩耗を防止することができる。
本発明の密閉型圧縮機は、下レース表面に設けた軌道溝により、ボール表面に潤滑油を潤沢に供給することで、スラストボールベアリングの摺動を良好な状態で維持し、また、スラストボールベアリングの水平方向の位置ずれによる作用力の発生を防止することで、摩耗の発生を防止し、信頼性の高い圧縮機を実現することができる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の図1のA部拡大断面図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の支持部材の外観図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の異なる構成を示す縦断面図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の図4のB部拡大断面図 従来例を示す密閉型圧縮機の縦断面図 同密閉型圧縮機の要部拡大断面図 同密閉型圧縮機における支持部材の外観図 異なる従来例における密閉型圧縮機に用いられるスラストボールベアリングの断面図
第1の発明は、密閉容器内に、潤滑油を貯溜するとともに、固定子と回転子を備えた電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素を、前記回転子が固定された主軸部と偏心軸部とを有するシャフトと、圧縮室を備えたシリンダブロックと、前記圧縮室内で往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏心軸部とを連結する連結手段と、前記シリンダブロックに設けられ、かつ前記主軸部を軸支する主軸受と、前記主軸受のスラスト面に配設されたスラストボールベアリングを備えた構成とし、さらに、前記スラストボールベアリングを、ホルダー部に保持された複数のボールと、前記ボールの上下にそれぞれ配設された上レースと下レースを備えた構成とし、さらに、前記下レースにおける前記ボールが転動する部位に軌道溝を設けたものである。
かかる構成とすることにより、下レース表面に設けた軌道溝によってボール表面に潤滑油を潤沢に供給することができ、スラストボールベアリングの摺動を良好な状態で維持することができる。また、スラストボールベアリングの水平方向の精度不良に起因する作用力の発生を防止し、摩耗の発生を防止して信頼性の高い圧縮機を実現することができる。
第2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記下レースとスラスト面との間に、前記下レースの傾斜を許容する支持部材を配設したものである。
かかることにより、請求項1に記載の発明の効果に加えて、下レースの軌道溝以外の部分の板厚が大きいことから曲げ剛性が高く、支持部材により下レースが一部分しか支持されない状態となった場合でも、下レースのたわみを軽減し、ボールと上レースおよび下レースを均一に接触させることができるので、スラストボールベアリングの信頼性を向上することができる。
第3の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記スラストボールベアリングの周囲に、前記密閉容器内の空間に飛散した潤滑油の一部を前記下レース側へ導く傾斜面を設けたもので、シリンダブロックに付着した潤滑油が傾斜面に沿って下レースに供給されるので、ボールベアリングへの給油量が増加することで、ボールと下レースの接触部に常に新しい潤滑油を潤沢に供給できるので、スラストボールベアリングの信頼性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図である。図2は、図1のA部であるスラストボールベアリングの要部拡大図である。
図1および図2において、密閉容器202の内部には、底部に潤滑油204を貯留し、さらに、圧縮機本体206が、サスペンションスプリング208によって懸架されている。また、密閉容器202には、温暖化係数の低い冷媒であるR600a(イソブタン)が充填されている。
圧縮機本体206は、電動要素210と、これによって駆動される圧縮要素212とか
らなり、密閉容器202には、電動要素210に電源を供給するための電源端子213が取り付けられている。
まず、電動要素210について説明する。
電動要素210は、薄板を積層した鉄心に銅製の巻線が巻かれて形成される固定子214と、固定子214の内径側に配置される回転子216を備え、固定子214の巻線が電源端子213を経由して圧縮機外の電源(図示せず)と導線によって接続されている。
次に、圧縮要素212について説明する。
圧縮要素212は、電動要素210の上方に配設されている。
圧縮要素212を構成するシャフト218は、主軸部220と、主軸部220と平行な偏心軸部222を備えている。また、主軸部220には、回転子216が焼きばめなどの適宜手段によって固定されている。
シリンダブロック224は、円筒形の内面を有する主軸受226を備え、その主軸受226に、主軸部220が回転自在な状態で挿入され、支持されている。そして、圧縮要素212は、偏心軸部222に作用した荷重を、偏心軸部222の下側に配置された主軸部220と主軸受226で支持する片持ち軸受の構成になっている。
また、シャフト218は、主軸部220表面に設けた螺旋状の溝などからなる給油機構228を備えている。
また、シリンダブロック224は、円筒状の穴部であるシリンダ234を備えており、ピストン230がシリンダ234に往復自在に挿入されている。
また、連結手段236は、両端に設けた穴部が、それぞれピストン230に取付けられたピストンピン238と偏心軸部222に嵌挿されることで、偏心軸部222とピストン230と連結している。
シリンダ234の端面には、バルブプレート246が取り付けられ、シリンダ234およびピストン230とともに圧縮室248を形成する。さらに、バルブプレート246を覆って蓋をするようにシリンダヘッド250が固定されている。吸入マフラ252は、PBTなどの樹脂で成型され、内部に消音空間を形成し、シリンダヘッド250に取り付けられている。
次に、スラストボールベアリングについて説明する。
主軸受226は、軸心と直角な平面部であるスラスト面260と、スラスト面260よりさらに上方に延長され、主軸部220に対向する内面を有する管状延長部262とを有している。
そして、管状延長部262の上側に上レース264が配置され、管状延長部262の外径側かつ上レース264の下側に、ホルダー部268に保持されたボール266、下レース270、および支持部材272が配置され、スラストボールベアリング276が構成されている。
上レース264は、環状で金属製の平板であり、望ましくは熱処理を行ったバネ鋼など
で形成され、上下の面が平行で、かつ表面は平滑に仕上げられている。
下レース270も同じく環状の平板であるが、ボール266が転動する部位に環状の軌道溝271を設けている。軌道溝271は、ボール266の半径よりわずかに大きい円弧状の断面を有している。
ホルダー部268は、ポリアミドなどの樹脂材料で形成され、環状の形状をなし、ボール266が転動自在に収納される複数の穴部を有している。
支持部材272は、図3に示すとおり、環状の金属板に下側の突起272a、272bと、上側の突起272c、272dを設けたものである。これらの突起272a、272b、272c、272dは、同じ半径の曲面で形成され、下側の突起272a、272bの頂点を結ぶ線と、上側の突起272c、272dの頂点を結ぶ線とが直角になるように配置されている。
そして、スラスト面260の上に、支持部材272、下レース270、ボール266、上レース264の順に互いに接した状態で積み重なり、上レース264の上面にシャフト218のフランジ部274が着座している。そして、支持部材272は、下側の突起272a、272bが線接触の状態でスラスト面260と接し、上側の突起272c、272dが線接触の状態で下レース270と接している。
シリンダブロック224は、スラストボールベアリング276が配置されるスラスト面260の外径側に、すり鉢状の傾斜面280を形成している。傾斜面280の内周部280aは、下レース270の上面外周部に近接している。
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電源端子213より電動要素210に通電されると、固定子214に発生する磁界により、回転子216がシャフト218とともに回転する。主軸部220の回転に伴う偏心軸部222の偏心回転は、連結手段236によって往復運動に変換され、ピストン230をシリンダ234内で往復運動させる。そして、圧縮室248が容積変化することで、密閉容器202内の冷媒を圧縮室248内に吸入し、圧縮する圧縮動作を行う。
この圧縮動作に伴う吸入行程において、密閉容器202内の冷媒は、吸入マフラ252を介して圧縮室248内に間欠的に吸入され、圧縮室248内で圧縮された後、高温高圧の冷媒となり、吐出配管254などを経由して密閉容器202からの冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
また、シャフト218下端は、潤滑油204に浸漬している。したがって、潤滑油204は、シャフト218が回転することにより、給油機構228によって圧縮要素212の上方に搬送され、一部が偏心軸部222の上端から放出される。
次に、スラストボールベアリング276について説明する。
スラストボールベアリング276は、同じ大きさのボール266を、平らな上レース264と下レース270の間に複数個配置して、それぞれを点接触の状態で転がるようにすることで、摩擦を非常に小さくするものである。したがって、摺動損失の低減により圧縮機の効率が向上できる。
スラストボールベアリング276への潤滑油204の供給は、主に偏心軸部222の上
端などから飛散した潤滑油204が、シリンダブロック224などの部品に跳ね返るなどして、スラストボールベアリング276の外径(外周)側より供給されることで達成される。
次に、スラストボールベアリング276への潤滑油204の供給について説明する。
シリンダブロック224にすり鉢状の傾斜面280を形成することで、偏心軸部222の上端から飛散し、シリンダブロック224に付着した潤滑油204は、シリンダブロック224表面より傾斜面280を流れ落ち、最終的に傾斜面280の内周部280aより下レース270の上面に供給される。また、空間を飛散した潤滑油204も、下レース270の上面近くに配置された傾斜面280に跳ね返り、下レース270上面に供給されやすくなっている。
下レース270上面に多量に供給された潤滑油204は、下レース270の外径側から下レース270の下側へ流れ落ちるものもあるが、一定の割合は下レース270の上面の内径側へ流れ、軌道溝271へ流入し、軌道溝271の中央部へ集まる。
軌道溝271内は、ボール266が常に転動しているので、軌道溝271の中央部分に集められた潤滑油204はボール266などに付着したり、ボール266により軌道溝271の外に押し出されたりする。
そのため、軌道溝271では潤滑油204の流入と排出を繰り返すので、軌道溝271には常に新しい潤滑油204が供給されることになる。したがって、ボール266と下レース270および上レース264の摺動部の温度を低く維持でき、摺動部の潤滑油204の粘度低下を防止できるので、油膜の破断が起こりにくくなり、スラストボールベアリング276の摩耗の発生を防止し、信頼性を向上することができる。
さらに、軌道溝271を設けることで、圧縮機が停止中であっても潤滑油204が軌道溝271内に留まっているため、再び圧縮機が運転する際に、起動初期からスラストボールベアリング276のボール266を潤滑することができる。したがって、無潤滑状態での運転を回避することができ、摺動部の損傷を防止してスラストボールベアリング276の信頼性をさらに高めることができる。
一方、上レース264には、下レース270のような軌道溝271を設けていないが、上レース264側に軌道溝を設けた場合、溝を下向きに設けることになる。その上に、上レース264は、シャフト218と共に回転しているため、上レース264に付着した潤滑油204には遠心力が作用し、外側に跳ね飛ばされる。したがって、上レース264に軌道溝を設けた構成は、潤滑油204が溜まらないことから、スラストボールベアリング276の潤滑には寄与しないことになる。
以上のように、下レース270に軌道溝271を設けることで、ボール266表面に潤滑油204を潤沢に供給することができ、スラストボールベアリング276の摺動を良好な状態で維持し、スラストボールベアリング276の信頼性を向上することができる。
また、上レース264に、下レース270のような軌道溝271を設けないことで、上レース264と下レース270の水平方向の相対位置に自由度を持たせることができる。
すなわち、上レース264と下レース270は、概ね同心になるように組み立てられているが、各部品の精度や組み付けの誤差により、互いの中心に位置ずれが生じる場合がある。
また、圧縮荷重が作用してシャフト218が傾斜した場合に、上レース264に対して下レース270が平行になり、ボール266と均等に接触するように、下レース270は支持部材272により支持されている。ところが、下レース270が傾斜する場合には、支持部材272の上下面に設けた曲面と下レース270およびスラスト面260との接点において互い転がるように傾斜するため、下レース270の中心位置が、当初の位置からずれてしまうことになる。
上レース264と下レース270の双方に軌道溝を設けた場合、ボール266が両方の軌道溝内で転動するためには、上レース264と下レース270は双方の軌道溝が平行かつ共通の中心軸を有している必要がある。ところが、上述のように軌道溝同士の中心がずれた場合、スラストボールベアリング276のボール266と上レース264、および下レース270の間の接触荷重が増大したり、下レース270に対して上レース264が、互いの軌道溝が同心になるように移動しようとして、シャフト218に半径方向の荷重を作用させたりすることで、各摺動部における摩擦や磨耗の原因になる可能性があった。
ところが、本実施の形態1の構成であれば、下レース270に軌道溝271を設けており、ボール266は軌道溝271内を転動するので、下レース270に対してボール266の転動する位置は変化しない。
一方、上レース264には軌道溝がないため、ボール266は上レース264上の任意の位置を転動可能である。したがって、上レース264とボール266との間には鉛直方向の力は作用するが、水平方向の力は作用しない。その結果、スラストボールベアリング276全体としては、水平方向の誤差を吸収できる自由度を有することになる。
このように、スラストボールベアリング276における水平方向の位置ずれによる作用力の発生を防止することで、摩耗の発生を防止し、信頼性の高い圧縮機を実現することができる。
また、下レース270は、支持部材272と2箇所で線接触した状態で支持されているが、下レース270が仮に単純な薄板で形成され、曲げ剛性が低い場合には、支持部材272によって支持されない部分が大きく変形し、ボール266と上レース264や下レース270の接触荷重が不均一になることで、一部のボール266に大きな荷重が作用して損傷の原因になり得る。
ところが、本実施の形態1の構成によれば、下レース270の軌道溝271を設けているので、軌道溝271の底の部分に比べ、軌道溝271以外の部分は板厚が大きく、下レース270は全体として曲げ剛性が高くなる。その結果、支持部材272によって下レース270が一部分しか支持されない状態となった場合でも、下レース270のたわみを防止しながら傾きを吸収し、ボール266と上レース264および下レース270を均一に接触させることができる。したがって、スラストボールベアリング276の信頼性を向上することができる。
なお、上述の構成においては、シリンダブロック224の管状延長部262の周囲に形成した環状の凹部内にスラストボールベアリング276を配置し、その周囲に傾斜面280を形成する構成としたが、図4、図5に示すように、傾斜面280を形成したすり鉢状のガイド部材300を、スラストボールベアリング276を囲むように配置してもよい。
ここで、図1乃至図3と同じ構成要件については、同一の符号を付して説明を省略する。
かかる構成の場合は、傾斜面280より潤滑油をスラストボールベアリング276へ導くことができ、潤滑については、上述の構成と同様の作用効果が期待できる。
また、図4、図5の構成は、スラスト面260が、広く確保されているシリンダブロック224の構成に適している。しかも、シリンダブロック224と別部材であるため、異なる材料から形成することができ、汎用性も得られ、安価にして潤滑油によるスラストボールベアリング276の潤滑状態を確保し、信頼性を高めることができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、スラストボールベアリングを用いて、性能と信頼性を向上できるので、家庭用電気冷凍冷蔵庫に限らず、エアーコンディショナー、自動販売機やその他の冷凍装置等に広く適用できる。
202 密閉容器
204 潤滑油
210 電動要素
212 圧縮要素
214 固定子
216 回転子
218 シャフト
220 主軸部
222 偏心軸部
224 シリンダブロック
226 主軸受
230 ピストン
236 連結手段
248 圧縮室
260 スラスト面
264 上レース
266 ボール
268 ホルダー部
270 下レース
271 軌道溝
272 支持部材
276 スラストボールベアリング
280 傾斜面

Claims (3)

  1. 密閉容器内に、潤滑油を貯溜するとともに、固定子と回転子を備えた電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素を、前記回転子が固定された主軸部と偏心軸部とを有するシャフトと、圧縮室を備えたシリンダブロックと、前記圧縮室内で往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏心軸部とを連結する連結手段と、前記シリンダブロックに設けられ、かつ前記主軸部を軸支する主軸受と、前記主軸受のスラスト面に配設されたスラストボールベアリングを備えた構成とし、さらに、前記スラストボールベアリングを、ホルダー部に保持された複数のボールと、前記ボールの上下にそれぞれ配設された上レースと下レースを備えた構成とし、さらに、前記下レースにおける前記ボールが転動する部位に軌道溝を設けた密閉型圧縮機。
  2. 前記下レースとスラスト面との間に、前記下レースの傾斜を許容する支持部材を配設した請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記スラストボールベアリングの周囲に、前記密閉容器内の空間に飛散した潤滑油の一部を前記下レース側へ導く傾斜面を設けた請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
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