JP2015001213A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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大野 和彦
Kazuhiko Ono
和彦 大野
坪井 康祐
Kosuke Tsuboi
康祐 坪井
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Abstract

【課題】特定の運転条件下において、上レースに円周方向の揺動が発生し、フランジ部と上レースの上面がこすれることで損失が発生し、効率が低下する課題があった。
【解決手段】電動要素105と、電動要素からのシャフト120により駆動される圧縮要素106と、を備え、シャフト120を支持するスラストボールベアリング150の上レース154とシャフトのフランジ部123との間に、薄板160を設けたものである。これにより、負荷変動による上レース154とフランジ部123の間に隙間が生じたとしても、薄板により安定的に上レース154とボール153の接触を維持することができ、上レース154の円周方向の揺動を低減し損失を低くすることができ、高効率で、かつ、耐久性の高い密閉型圧縮機とすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は冷凍冷蔵装置等に用いられる密閉型圧縮機に関するものである。
近年、冷凍冷蔵庫等の冷凍装置に使用される密閉型圧縮機については、消費電力の低減のための高効率化や、低騒音化、並びに高信頼性化が望まれている。また、同時に低コスト化が要求されている。
その中でも高効率化は大きな課題となっており、従来はピストンを駆動するシャフトの支持にスラストボールベアリングを採用して、効率を向上させていた(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
図5は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図6は、同従来の密閉型圧縮機のスラストボールベアリングの要部拡大断面図である。
図5および図6において、密閉容器1内には潤滑油2を貯留するとともに、固定子3と回転子4とを備えた電動要素5と、電動要素5によって駆動される圧縮要素6と、が収容されている。
圧縮要素6は、回転子4が固定された主軸部10と偏心軸部11とを有するシャフト12と、圧縮室13を備えたシリンダブロック14と、圧縮室13内で往復運動するピストン15と、ピストン15と偏心軸部11とを連結する連結手段16と、シリンダブロック14に設けられ主軸部10を軸支する主軸受17と、主軸受17のスラスト面18に配設されたスラストボールベアリング19と、を備えている。
主軸受17は、図6に示すように、軸心と略直角な平面部であるスラスト面18と、スラスト面18よりさらに上方に延長され、主軸部10に対向する内面を有する軸受け延出部30と、を有している。
スラストボールベアリング19は、ホルダー部20に保持された複数のボール21と、ボール21の上に配設された上レース22と、ボール21の下に配設された下レース23と、で構成されている。
上レース22および下レース23は、環状で金属製の平板であり、上下の面が平行である。また、ホルダー部20は環状の形状をなし、周方向に設けた複数の穴部(図示せず)にボール21を転動自在に収納している。
スラスト面18の上に、支持部材29、下レース23、ボール21、上レース22の順に互いに接した状態で積み重なり、上レース22の上面にシャフト12のフランジ部31が着座し、軸受け延出部30の上端とシャフト12のフランジ部31との間に所定の軸方向隙間32を設けている。
以上のように構成された密閉型圧縮機は、電動要素5に通電されると、固定子3に発生する回転磁界により、回転子4とともにシャフト12が回転する。シャフト12の偏心軸部11の回転運動が連結手段16を介してピストン15に伝えられることで、ピストン1
5は圧縮室13内を往復運動する。これにより、冷却システム(図示せず)からの冷媒ガスは圧縮室13内へ吸入及び圧縮された後、再び冷却システムへと吐き出されるといったサイクルを繰返する。
シャフト12が回転する際、回転子4とシャフト12の自重による鉛直方向下向きのスラスト荷重を受けてシャフト12のフランジ部31と上レース22は、密着し摩擦により一体となって回転する。ボール21は上レース22と接触することでホルダー部20に案内されながら公転および自転運動を行う。
特開2010−255556号公報
しかしながら、前記従来の構成では、特定の運転条件下において、上レース22に円周方向の揺動が発生し、フランジ部31と上レース22の上面がこすれることで損失が発生し、効率が低下する可能性があった。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、上レースの円周方向の揺動による損失を低減して、効率の高い密閉型圧縮機を提供することを目的としたものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、上レースとフランジ部との間に薄板を備えた構成としてある。
これにより、負荷変動により生じる上レースの円周方向の揺動を薄板が抑制して安定的に上レースとボールの接触を維持することができ、その結果、上レースの円周方向の揺動による損失を低くすることなる。
本発明は、高効率で、かつ、高い耐久性を有する密閉型圧縮機とすることができる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の要部拡大断面図 本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機のスラストボールベアリング周辺の分解斜視図 (a)本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の薄板の折曲部を外周一部に設けた例を示す斜視図(b)本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の薄板の折曲部を外周相対向する位置に設けた例を示す斜視図(c)本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の薄板の折曲部を外周相対向する位置の反対方向に設けた例を示す斜視図 従来の密閉型圧縮機の縦断面図 従来の密閉型圧縮機の要部拡大断面図
第1の発明は、密閉容器内に潤滑油を貯留するとともに、固定子と回転子とからなる電動要素と前記電動要素によって駆動される圧縮要素とを収容した密閉型圧縮機であって、前記圧縮要素は、前記回転子が固定された主軸部と偏心軸部とフランジ部とを有するシャフトと、圧縮室を備えたシリンダブロックと、前記圧縮室内で往復運動するピストンと、
前記ピストンと前記偏心軸部とを連結する連結手段と、前記シリンダブロックに設けられ前記主軸部を軸支する主軸受と、前記主軸受と前記フランジ部との間に配設されたスラストボールベアリングと、を備え、前記スラストボールベアリングは、ホルダー部に保持された複数のボールと、前記ボールの上下に配設した上レース及び下レースからなり、かつ、前記シャフトの前記フランジ部と前記上レースの間には薄板を設けたものである。
これにより、負荷変動によって生じる上レースの搖動を抑制して、上レースとフランジ部とのこすれによる損失を低くすることとなり、高効率で、かつ、高い耐久性を有する密閉型圧縮機とすることができるとともに、シャフトのフランジ部の加工精度の要求値を緩和でき、生産性も改善することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記薄板は弾性構造を有したものである。
これにより、負荷変動により上レースとフランジ部との間に隙間が生じた場合でも、弾性構造により、安定的に上レースとボールの接触を維持することができ、上レースの円周方向の揺動をより確実に低減して損失を低くすることとなり、高効率で、かつ、高い耐久性を有する密閉型圧縮機とすることができる。
以下、本発明による密閉型圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なおこの実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図、図2は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の要部拡大断面図、図3は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機のスラストボールベアリング周辺の分解斜視図、図4は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機に用いる各種薄板の斜視図である。
図1から図4において、密閉容器101内には潤滑油102が貯留され冷媒(図示せず)が封入されており、固定子103と回転子104とからなる電動要素105と、電動要素105によって駆動される圧縮要素106と、が収容されている。
電動要素105と圧縮要素106は、ともに密閉容器101に収容されスプリング110で支持されている。
密閉容器101に固定したターミナル111は、電気を供給するもので、リード線112を通して電動要素105に電気を供給する。
ターミナル111にはインバータ制御回路113が結線され、インバータ制御回路113には商用電源114が供給されている。
次に、圧縮要素106の構成について説明する。
シャフト120は、回転子104を固定した主軸部121と、主軸部121の上部に配設され主軸部121に対し偏心して形成された偏心軸部122と、主軸部121と偏心軸部122とを連結するフランジ部123と、を有する。
シリンダブロック130は、略円筒形の圧縮室131を有し、主軸部121を軸支する主軸受132が一体に加工されている。ピストン133は、シリンダブロック130の圧縮室131に往復摺動自在に挿入され、偏心軸部122との間を連結手段134によって連結されている。
シリンダブロック130の主軸受132の上端近傍には、図2に示すように、主軸受132の軸心と略直角に環状に形成されたスラスト面140と、スラスト面140よりさらに上方に延長され、主軸部121に対向する内面を有する軸受け延出部141と、を備えている。
スラストボールベアリング150は、スラスト面140の上に配設され、下レース151、ホルダー部152に保持された複数のボール153と、上レース154が、順に互いに接した状態で積み重なり、軸受け延出部141の上端と上レース154との間に所定の軸方向隙間155を設けており、スラストボールベアリング150への給油経路を構成している。
ここで、上記スラストボールベアリング150の上レース154とシャフト120のフランジ部123との間には、薄板160が設けてある。この薄板160は、焼入れ処理された工具鋼板SK85材で形成され、かつ、弾性構造を有している。例えば、図4(a)に示すように、折曲部を薄板160の外周一部に設ける、あるいは、図4(b)に示すように、折曲部を薄板160の外周相対向する位置に設ける、さらには、図4(c)に示すように、薄板160の外周相対向する部分に設けた折曲部を反対方向に折曲する、等により弾性を持たせてある。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
電動要素105の回転子104は、シャフト120を回転させ、偏心軸部122の回転運動が連結手段134を介してピストン133に伝えられることで、ピストン133は圧縮室131内を往復運動する。それにより、冷媒は冷却システム(図示せず)から圧縮室131内へ吸入、圧縮された後、再び冷却システムへ吐き出される。
ここで、この密閉型圧縮機は、シャフト120を軸支する軸受が、圧縮室131の下側に備えられた主軸受132の一つのみであり、圧縮室131の上下方向に対して片持ちで軸支する構成となっている。
したがって、通常、シャフト120が回転する際、回転子104とシャフト120自体の自重による鉛直方向下向きのスラスト荷重を受けて、シャフト120のフランジ部123と薄板160と上レース154の上面は、密着し摩擦により一体となって回転する。
圧縮負荷が大きく変動する圧力差で運転すると、シャフト120は荷重により微小たわみを生じる。併せてシャフト120が挿管された主軸受132とのクリアランス分のシャフト120の倒れの為、上レース154に円周方向の揺動が生じてフランジ部123と上レース154の上面の間は隙間が生じ浮き上がろうとする。
しかしながら、本実施の形態で示した構成、すなわち、薄板160をフランジ部123と上レース154の上面との間に設けたものは、薄板160が上レース154の円周方向の揺動を抑制し、フランジ部123と上レース154の上面がこすれるのを低減する。
特に、本実施の形態では、薄板160は弾性構造を有するものであり、弾性構造をもった薄板160の調整機構により、フランジ部123と上レース154は、相対的に浮きあがることなく、安定して密着し一体となって回転する。
よって、圧縮負荷が大きく変動する圧力差で運転した場合であっても、安定的に上レース154とボール153の接触を維持し、負荷変動による上レース154の円周方向の揺
動を低減することができる。その結果、圧縮機の損失を低くすることができ、高効率で、かつ、耐久性の高い密閉型圧縮機とすることができる。併せて、シャフト120のフランジ部123の加工精度の要求値を緩和でき、生産性も改善することができる。
以上のように本発明は、高効率、かつ、高い耐久性を備えた密閉型圧縮機とすることができ、エアーコンディショナー、家庭用冷蔵庫、業務用冷蔵庫、自動販売機など、冷凍冷蔵装置等に用いられる密閉型圧縮機として幅広く適用することができる。
101 密閉容器
102 潤滑油
103 固定子
104 回転子
105 電動要素
106 圧縮要素
110 スプリング
111 ターミナル
112 リード線
113 インバータ制御回路
114 商用電源
120 シャフト
121 主軸部
122 偏心軸部
123 フランジ部
130 シリンダブロック
131 圧縮室
132 主軸受
133 ピストン
134 連結手段
140 スラスト面
141 軸受け延出部
150 スラストボールベアリング
151 下レース
152 ホルダー部
153 ボール
154 上レース
160 薄板

Claims (2)

  1. 密閉容器内に潤滑油を貯留するとともに、固定子と回転子とからなる電動要素と前記電動要素によって駆動される圧縮要素とを収容した密閉型圧縮機であって、
    前記圧縮要素は、前記回転子が固定された主軸部と偏心軸部とフランジ部とを有するシャフトと、圧縮室を備えたシリンダブロックと、前記圧縮室内で往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏心軸部とを連結する連結手段と、前記シリンダブロックに設けられ前記主軸部を軸支する主軸受と、前記主軸受と前記フランジ部との間に配設されたスラストボールベアリングと、を備え、
    前記スラストボールベアリングは、ホルダー部に保持された複数のボールと、前記ボールの上下に配設した上レース及び下レースからなり、かつ、前記フランジ部と前記上レース間には薄板を設けた密閉型圧縮機。
  2. 前記薄板は弾性構造を有した請求項1に記載の密閉型圧縮機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017012098A1 (zh) * 2015-07-17 2017-01-26 安徽美芝制冷设备有限公司 活塞式压缩机以及具有其的制冷系统
CN109469679A (zh) * 2018-11-23 2019-03-15 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 曲轴组件、泵体结构及压缩机

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