JP2013035013A - 位置決め部材 - Google Patents

位置決め部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2013035013A
JP2013035013A JP2011172446A JP2011172446A JP2013035013A JP 2013035013 A JP2013035013 A JP 2013035013A JP 2011172446 A JP2011172446 A JP 2011172446A JP 2011172446 A JP2011172446 A JP 2011172446A JP 2013035013 A JP2013035013 A JP 2013035013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder member
pressing
elastic
pressing cylinder
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011172446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5835995B2 (ja
Inventor
Shigeru Ueno
繁 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UENO TEKKOSHO KK
Original Assignee
UENO TEKKOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UENO TEKKOSHO KK filed Critical UENO TEKKOSHO KK
Priority to JP2011172446A priority Critical patent/JP5835995B2/ja
Publication of JP2013035013A publication Critical patent/JP2013035013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5835995B2 publication Critical patent/JP5835995B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構成で形状が小さくて汎用性に優れた安価な位置決め部材を提供する。
【解決手段】位置決め部材10は、押圧筒部材11と、押圧筒部材11の内周面に挿嵌される筒状の弾性筒部材13と、押圧筒部材11の一端に同軸状に重ね合わされる筒状の固定部材18と、固定部材18の軸孔18a及び弾性筒部材13の複数の膨出凹部16の内側に密着状態で挿通され、ねじ部24によりダイプレートPに螺着されるボルト部材21とにより構成されている。弾性筒部材13は、薄肉の金属板の曲げ加工により形成され、軸心からの径方向長さが最大である頂点部分が膨出凸部14であり、また三辺のそれぞれが中間に軸心からの径方向長さが最小ある軸心側に向けて膨出した頂点部分が膨出凹部16になっている。弾性筒部材13は、押圧筒部材11からの径方向の押圧力を受けて弾性変形可能になっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、プレス加工等に用いられて、ワーク等の取扱品を基準位置に押し付けながら位置決めを行うために用いる位置決め部材に関する。
金型を用いてプレス装置によりワークにプレス加工を施す場合に、正確な位置にプレスを行うためにワークを金型の規定位置に立設された複数のピンで囲んで移動しないように固定する必要があるが、通常ワークの大きさには微妙にばらつきがあるため、予め金型に位置決め固定されたピンを用いるのみでは適正にワークを固定することができない。即ち、ワークが大きすぎるとピンで囲むことができなく、またワークが小さすぎると、ワークとピンの間に隙間が生じてワークにがたつきが生じるようになる。そのため、従来は、例えば非特許文献1に示すようなガイド部材が用いられている。このガイド部材1は、図13,図14に示すように、ボルト3により金型のダイプレートPに固定される基部2を有し、基部2から延びた棒状部4にコイルばね5が同軸状に巻き付けられており、基部2には押圧部6が長手方向に沿って摺動可能に取り付けられている。押圧部6は、コイルばね5に付勢されて規定位置に保たれると共に、コイルばね5を押して基部2の長手方向に沿って摺動できるようになっている。
このガイド部材1によれば、図14に示すように、ダイプレートPの規定位置に立設された4本のノックピン8と、これに対向して立設された4つのガイド部材1の間に長方形のワークWが載置されると、ワークWは2辺でノックピン8に当接し、他の2辺がガイド部材1を押しながら接触する。これによりガイド部材1の押圧部6が押されてコイルばね5の付勢力に対抗して基部2に沿って摺動すると共にコイルばね5からの弾性反力を受ける。そのため、ワークWはガイド部材1によってノックピン8に押し付けられることにより、ダイプレート上に7上に動かないように適正に位置決め固定される。しかし、ガイド部材1は、ノックピンと比べて構造が複雑なため高価であるという問題がある。また、ガイド部材1は横方向の長さが長いため、狭い金型内に取り付けるには制約があり、使い勝手が悪いという問題もある。
「MiSuMi プレス金型用標準部品 2009.6→2010.5」、株式会社ミスミ 発行、2009年6月
本発明は、上記問題を解決しようとするもので、簡易な構成で形状が小さくて汎用性に優れた安価な位置決め部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、台上に載置される取扱品に横方向の押圧力を加えて基準位置に位置決め固定させる位置決め部材であって、筒状の押圧筒部材と、押圧筒部材の内周面に同軸状に挿嵌され、径方向の押圧力を受けて弾性変形可能な筒状の弾性筒部材と、押圧筒部材の一端面に同軸状に重ね合わされる筒状の固定部材と、固定部材の軸孔及び弾性筒部材の内側に密着状態で挿通され、一端側のねじ部により台の取付孔に螺着され、他端側の頭部により押圧筒部材及び固定部材を挟んで軸方向の移動を抑えるボルト部材と、を設けたことにある。なお、取扱品としては、板材、筒状品、棒、積層品等、プレス加工、切断加工等の処理が施される物で、正確な位置合わせが求められる物である。
上記のように構成した本発明においては、位置決め部材がボルト部材により台上に取り付けられた状態で、取扱品が台上に載置されて位置決め部材に当接することにより、取扱品によって押圧筒部材が径方向に押圧力を受ける。これに応じて、弾性筒部材が弾性変形することにより押圧筒部材が径方向にわずかに移動できると共に、弾性筒部材の弾性反力により押圧筒部材が元に戻る押圧力を受ける。このような押圧筒部材の受ける押圧力のバランスにより、取扱品が基準位置に合わせて動かないように確実に押し付けられる。また、位置決め部材は、押圧筒部材と弾性筒部材と固定部材とボルト部材とにより簡易かつ安価に構成されている。
その結果、本発明においては、簡易な構造の安価な位置決め部材により取扱品を基準位置に簡単かつ確実に位置決めすることができる。また、位置決め部材は、全体として柱状で形状が小さく占有空間を非常に小さくできるため、台上の限られた狭い範囲内でも使用可能であり、また軸心を中心として回転対称形状であるため取り付けの方向性が無く位置決めが不要であるため、台上への取り付けが簡単である。その結果、本発明においては、位置決め部材の使い勝手がよく汎用性に優れたものとなっている。
本発明において、弾性筒部材の軸方向長さが押圧筒部材の軸方向長さよりわずかに短く、固定部材の押圧筒部材との接触面側で押圧筒部材内に同軸状にわずかに突出すると共に押圧筒部材の内周面から離間した板状凸部を設けることが好ましい。これにより、プレス加工等で生じる大きな衝撃等によって取扱品に横方向の力が加えられ、押圧筒部材が径方向へ大きく移動しようとしても、押圧筒部材の内周面が固定部材の板状凸部に当接することにより移動が制限されるため、取扱品の位置が過剰にずれるという不都合はない。
本発明において、弾性筒部材が、薄肉の金属板製で、周方向の等間隔な3か所以上で軸方向全長にわたって径方向外方に膨出した複数の膨出凸部になっていると共に、膨出凸部の間にて径方向内方に膨出した複数の膨出凹部になっていることが好ましい。これにより、弾性筒部材が、複数の膨出凸部によって押圧筒部材の内周面に密着状態で固定され、複数の膨出凹部によってボルト部材の基部に密着状態で固定される。弾性筒部材が、このような凹凸のある薄肉の金属板製の筒状になっていることにより、押圧筒部材を介して取扱品から径方向の押圧力を受けたとき、これに応じてスムーズに弾性変形でき、取扱品を基準位置に簡単かつ確実に位置決めすることができる。
本発明において、弾性筒部材を、弾性変形可能な素材で形成されたものとすることができる。弾性変形可能な素材としては、ゴム弾性体、熱可塑性エラストマー等である。これにより、弾性筒部材が、筒状の外周面によって押圧筒部材の内周面に密着状態で固定され、筒状の内周面によってボルト部材の基部に密着状態で固定される。弾性筒部材が、弾性変形可能な素材により形成されているため、押圧筒部材を介して取扱品から径方向の押圧力を受けたとき、これに応じてスムーズに弾性変形でき、取扱品を基準位置に簡単かつ確実に位置決めすることができる。
本発明においては、取扱品によって押圧筒部材が径方向に押圧力を受けると、弾性筒部材が弾性変形することに応じて押圧筒部材が径方向にわずかに移動できると共に、弾性筒部材の弾性反力により押圧筒部材が元に戻る押圧力を受けるため、押圧筒部材の受ける押圧力のバランスにより、取扱品が基準位置に動かないように確実に押し付けられる。その結果、本発明においては、簡易な構造の安価な位置決め部材により取扱品を基準位置に簡単かつ確実に位置決めすることができる。また、本発明においては、位置決め部材は、全体として柱状で形状が小さく占有空間を非常に小さくできるため、台上の限られた狭い範囲内でも使用可能であり、また取り付けの方向性がないため、使い勝手がよく汎用性に優れている。また、本発明においては、固定部材に押圧筒部材内に同軸状にわずかに突出すると共に押圧筒部材の内周面から離間した板状凸部を設けることにより、取扱品からの大きな押圧力によって押圧筒部材が径方向へ大きく移動しようとしても、押圧筒部材の内周面が固定部材の板状凸部に当接することにより移動が制限されるため、取扱品の位置が過剰にずれるという不都合はない。
本発明の実施例1であるプレス加工用の位置決め部材の概略構成を示す正面図である。 同位置決め部材を示す平面図である。 図1のIII−III線方向の断面図である。 図1のIV−IV線方向の断面図である。 同位置決め部材の押圧筒部材を示す一部破断面図である。 同位置決め部材の弾性筒部材を示す平面図及び正面図である。 同位置決め部材の固定部材を示す一部破断面図である。 同位置決め部材の使用状態を説明する平面図である。 同位置決め部材の使用状態を概略的に示す軸線位置での断面図である。 変形例である弾性筒部材の使用状態を概略的に示す一部破断平面図である。 実施例2である位置決め部材を概略的に示す軸線位置での断面図である。 実施例3である位置決め部材を概略的に示す軸線位置での断面図である。 従来例であるプレス加工用のガイド部材(位置決め部材)を概略的に示す平面図及び一部破断面図である。 同ガイド部材の使用状態を説明する平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1,図2は、実施例1であるプレス装置の金型に用いるプレス加工用の位置決め部材を正面図及び平面図により示し、図3及び図4は位置決め部材を図1のIII−III線方向及びIV−IV線方向の断面図により示したものである。なお、位置決め部材10の上下については、図1における上下に合わせるものとする。
位置決め部材10は、押圧筒部材11と、押圧筒部材11の内周面11aに挿嵌される筒状の弾性筒部材13と、押圧筒部材11の一端に同軸状に重ね合わされる筒状の固定部材18と、固定部材18の軸孔18a及び弾性筒部材13の複数の膨出凹部16の内側に密着状態で挿通され、ねじ部24により台である金型のダイプレートPの取付孔P1に螺着されるボルト部材21とにより構成されている。押圧筒部材11は、図5に示すように、厚肉の金属パイプにより形成された円筒形の剛性部材であり、軸方向一端側(図示上端)が凸円弧状に切欠かれている。
弾性筒部材13は、図6に示すように、薄肉の金属板の曲げ加工により形成された軸直角断面が略正三角形状になっており、軸方向長さが正三角形状の各1辺とほぼ同一長さの三角筒形状であり、径方向の押圧力を受けて弾性変形可能になっている。弾性筒部材13は、軸心からの径方向長さが最大である三箇所の頂点部分が凸曲線状に膨出している膨出凸部14であり、また三辺のそれぞれ中間の2か所で外方に山状に膨出する中間凸部15になっていると共に、その間に軸心からの径方向長さが最小である軸心側に向けて膨出した凹曲線状になった膨出凹部16になっている。弾性筒部材13は、膨出凸部14の軸心からの径方向長さが上記押圧筒部材11の内周面11aの半径と略同一であり、膨出凹部16の軸心からの径方向長さが上記ボルト部材21の後述する基部22の半径と略同一であり、また軸方向長さが押圧筒部材11よりわずかに短くなっている。
固定部材18は、図7に示すように、金属製の厚肉円筒形の剛性部材であり、軸方向一端側(図示上端)が凸円弧状に切欠かれている。固定部材18は、外径が押圧筒部材11の外径より小さくまた内径よりわずかに大きく、軸孔18aの径がボルト部材21の基部22の外径と略同一であり、軸方向長さが押圧筒部材11の軸方向長さの略半分になっている。固定部材18は、軸方向他端(図示下端)が同軸状に突出した円形薄板状の板状凸部19になっている。板状凸部19の外径は押圧筒部材11の内径より所定寸法小さく、また板状凸部19の突出寸法は、弾性筒部材13と押圧筒部材11の軸方向長さの差よりわずかに短くなっている。
ボルト部材21は、図3に示すように、基部22の一端に頭部23を、他端に基部22より小径のねじ部24をそれぞれ設けている。基部22は、固定部材18の軸孔18aの径と略同一であり、また弾性筒部材13の膨出凸部14の径方向長さの2倍と略同一である。基部22の軸方向長さは、押圧筒部材11と固定部材18の板状凸部19を除いた部分を合わせた長さと略同一になっており、ねじ部24との間が段部25になっている。頭部23には、六角レンチを挿嵌する取付孔23aが設けられている。
つぎに、位置決め部材10の使用方法について説明する。
押圧筒部材11の内部に弾性筒部材13が3か所の膨出凸部14にて密着した状態で挿嵌され、押圧筒部材11の一端に固定部材18が板状凸部19を内部に挿入した状態で重ね合わされる。図3に示すように、この状態でボルト部材21が、固定部材18の軸孔18aと、弾性筒部材13の膨出凹部16に挿通され、基部22が固定部材18の軸孔18aと弾性筒部材13の膨出凹部16に密着状態となり、先端のねじ部24によりダイプレートPの取付孔P1に螺着固定される。ここで、ボルト部材21の段部25が取付孔P1の周囲に当接することにより位置決めされ、弾性筒部材11と固定部材18が頭部23とダイプレートPに挟まれて、軸方向の移動が抑えられるようになっている。図8に示すように、位置決め部材10の取付状態で、押圧筒部材11とダイプレートPに固定されている基準位置を示すノックピン8との間の距離は、ワークWの通常寸法よりわずかに短くなっている。
上記のように構成した実施例1においては、位置決め部材10がボルト部材21により金型のダイプレートP上に取り付けられた状態で、ダイプレートP上にワークWが載置されることにより、ワークWは、ノックピン8と位置決め部材10の間に嵌め込まれ、小径の固定部材18に当接することなくそれより大径の押圧筒部材11に当接しつつ押し込まれる。押圧筒部材11がワークWによって径方向に押圧力を受けることにより、図9に示すように、弾性筒部材13が弾性変形し、これに応じて押圧筒部材11が径方向にわずかに移動でき、一方、弾性筒部材13の弾性反力により押圧筒部材11が元に戻る押圧力を受ける。このような押圧筒部材11の受ける押圧力のバランスにより、ワークWが基準位置であるノックピン8に動かないように確実に押し付けられる。
その結果、実施例1においては、簡易な構造の位置決め部材10によりワークWを基準位置に簡単かつ確実に位置決めすることができる。また、位置決め部材10は、簡易な構造で安価な押圧筒部材11、弾性筒部材13、固定部材18及びボルト部材21により構成されているため、安価に提供される。さらに、位置決め部材10は、全体として円柱状でダイプレートP上に立設されるため、形状が小さく占有空間を非常に小さくできるため、狭い金型上でも使用可能であり、また軸心を中心として回転対称形状であるため取り付けの方向性が無く位置決めが不要であるため、ダイプレートP上への取り付けが簡単である。その結果、実施例1においては、位置決め部材10の使い勝手がよく汎用性に優れたものとなっている。
また、実施例1においては、固定部材18の下端側に板状凸部19を設けていることにより、押圧筒部材11の径方向への移動がその内周面11aと板状凸部19外周面との間の距離内に制限される。例えば、プレス加工等で生じる大きな衝撃等によってワークWに横方向の力が加えられたり、弾性筒部材13が損傷を受けて弾性力が損なわれたようなとき、押圧筒部材11が径方向へ大きく移動しようとしても、押圧筒部材11の内周面11aが固定部材18の板状凸部19に当接することにより移動が制限される。そのため、ワークWの位置が過剰にずれて金型等が損傷を受けるという不具合もない。
つぎに、実施例1の弾性筒部材13の変形例について説明する。変形例においては、弾性筒部材31は、図10に示すように、薄肉の金属板の曲げ加工により形成された軸直角断面が略正方形状になっており、その四隅が軸心からの径方向寸法が最大である4か所の膨出凸部32になっており、4辺の中央に相当する部分が軸心からの寸法が最小である4か所の膨出凹部33になっている。この弾性筒部材31も、膨出凸部32によって押圧筒部材11の内周面11aに密着し、膨出凹部33によってボルト部材21の基部22に密着するものであり、これにより、上記弾性筒部材13と同様の効果が得られる。さらに、図示しないが、膨出凸部と膨出凹部を周方向の5か所以上に設けることも可能である。
また、弾性筒部材の他の変形例として、金属薄板をボルト部材21の基部22軸心を中心に径方向に所定の隙間を隔てて周方向に螺旋状に巻き付けて筒状に形成したものがあり、それによっても径方向の弾性変形が可能であり、上記弾性筒部材13と同様の効果が得られる。また、その他の弾性筒部材として、弾性を有する線材を巻いて筒状に形成した部材、金網状の材料を筒状に形成した部材、同軸状に配置した内外筒間を弾性を有するコイルばね等で連結すると共に周方向に間隔を隔てて配置した部材等、径方向の弾性変形が可能な種々な構造の部材を用いることが可能である。
つぎに、実施例2について図11により説明する。
実施例2においては、位置決め部材10Aの弾性筒部材35を、実施例1の金属製に代えて、材質としてゴム弾性体、熱可塑性エラストマーのような弾性変形可能な素材を用い、図11に示すように、円筒形状として、外径を上記押圧筒部材11の内周面の径と同一とし、中心孔35aの内径を上記ボルト部材21の基部22の外径と同一とし、さらに軸方向長さを上記弾性筒部材13と同一長さとしたものである。その他の構成については、上記位置決め部材10と同様である。実施例2の位置決め部材10Aを用いることによっても、上記弾性筒部材13と同様の効果が得られる。なお、弾性筒部材の形状としては、円筒形に限らず、実施例1のような凹凸のある筒状であってもよい。
つぎに、実施例3について図12により説明する。
実施例3においては、位置決め部材10Bの固定部材37を、実施例1の固定部材18において板状凸部19をなくして平坦面としたものである。また、弾性筒部材38について軸方向長さを押圧筒部材11の軸方向長さとほぼ同じにしたものである。その他の構成については、上記位置決め部材10と同様である。上記固定部材37を用いることによっても、弾性筒部材13の弾性変形によって押圧筒部材11が径方向に移動することによるワークWの基準位置への位置決めを行うことができる。また、固定部材37の価格を固定部材18に比べて安価にできる。ただし、固定部材37は板状凸部を有していないので、押圧筒部材11の径方向への過度の移動を抑えることはできない。そのため、この固定部材37を用いた位置決め部材10Bについては、ワークの移動が小さいような用途での使用が好ましく、ワークの移動が大きいような用途での使用は注意を要する。
なお、上記各実施例に示した位置決め部材は、プレス装置の金型におけるワーク等の位置決めに使用されているが、その他の加工装置や処理装置において取扱品の位置決め用として使用することが可能である。その他、上記各実施例,変形例に示した位置決め部材については一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施することができる。
10,10A…位置決め部材、11…押圧筒部材、13…弾性筒部材、14…膨出凸部、16…膨出凹部、18…固定部材、19…板状凸部、21…ボルト部材、22…基部、23…頭部、24…ねじ部、31…弾性筒部材、32…膨出凸部、33…膨出凹部、35…弾性筒部材、37…固定部材、38…弾性筒部材。

Claims (4)

  1. 台上に載置される取扱品に横方向の押圧力を加えて基準位置に位置決め固定させる位置決め部材であって、
    筒状の押圧筒部材と、
    該押圧筒部材の内周面に同軸状に挿嵌され、径方向の押圧力を受けて弾性変形可能な筒状の弾性筒部材と、
    前記押圧筒部材の一端面に同軸状に重ね合わされる筒状の固定部材と、
    該固定部材の軸孔及び前記弾性筒部材の内側に密着状態で挿通され、一端側のねじ部により前記台の取付孔に螺着され、他端側の頭部により前記押圧筒部材及び固定部材を挟んで軸方向の移動を抑えるボルト部材と、
    を設けたことを特徴とする位置決め部材。
  2. 前記弾性筒部材の軸方向長さが前記押圧筒部材の軸方向長さよりわずかに短く、前記固定部材の該押圧筒部材との接触面側で該押圧筒部材内に同軸状にわずかに突出すると共に該押圧筒部材の内周面から離間した板状凸部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の位置決め部材。
  3. 前記弾性筒部材が、薄肉の金属板製で周方向の等間隔な3か所以上で軸方向全長にわたって径方向外方に膨出した複数の膨出凸部になっていると共に、該膨出凸部の間にて径方向内方に膨出した複数の膨出凹部になっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置決め部材。
  4. 前記弾性筒部材が、弾性変形可能な素材で形成されたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置決め部材。
JP2011172446A 2011-08-06 2011-08-06 位置決め部材 Active JP5835995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011172446A JP5835995B2 (ja) 2011-08-06 2011-08-06 位置決め部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011172446A JP5835995B2 (ja) 2011-08-06 2011-08-06 位置決め部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013035013A true JP2013035013A (ja) 2013-02-21
JP5835995B2 JP5835995B2 (ja) 2015-12-24

Family

ID=47885137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011172446A Active JP5835995B2 (ja) 2011-08-06 2011-08-06 位置決め部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5835995B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103920825A (zh) * 2014-04-08 2014-07-16 安徽江淮汽车股份有限公司 冲压模定位装置
CN105215211A (zh) * 2015-10-12 2016-01-06 天津伟创达自动化技术有限公司 一种汽车门盖制造过程中的上模定位锁紧装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5881037U (ja) * 1981-11-24 1983-06-01 日本電気株式会社 プレス加工機の位置出し機構
JPS61133235U (ja) * 1985-02-08 1986-08-20
JPH081259A (ja) * 1994-06-16 1996-01-09 Sankyo Alum Ind Co Ltd プレス金型

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5881037U (ja) * 1981-11-24 1983-06-01 日本電気株式会社 プレス加工機の位置出し機構
JPS61133235U (ja) * 1985-02-08 1986-08-20
JPH081259A (ja) * 1994-06-16 1996-01-09 Sankyo Alum Ind Co Ltd プレス金型

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103920825A (zh) * 2014-04-08 2014-07-16 安徽江淮汽车股份有限公司 冲压模定位装置
CN103920825B (zh) * 2014-04-08 2015-09-16 安徽江淮汽车股份有限公司 冲压模定位装置
CN105215211A (zh) * 2015-10-12 2016-01-06 天津伟创达自动化技术有限公司 一种汽车门盖制造过程中的上模定位锁紧装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5835995B2 (ja) 2015-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010256251A5 (ja)
CN107209073B (zh) 力传感器单元
CN101543863B (zh) 连接装置
JP2013151953A (ja) リング状ワークの組付け方法及び組付け治具
JP5835995B2 (ja) 位置決め部材
JP4971075B2 (ja) ソケット端子
JP2014237169A (ja) パンチプレス機及びパンチプレス機用弾発ユニット
US20160107280A1 (en) Press mechanism
JP2007216273A (ja) かしめ装置
JP2006196226A (ja) バッテリターミナル
US20080236356A1 (en) Punching device
CN216461055U (zh) 一种汽车零件冲压模具翻孔冲头
JP5058079B2 (ja) 力検知センサの製造方法
JP2015145292A (ja) エアシャフト
CN203076866U (zh) 一种用于转向器齿轮轴与扭杆的压装装置
JP5942976B2 (ja) 加工装置及び曲げ加工方法
CN201149040Y (zh) 一种轴承防尘盖装配模具
KR20170140917A (ko) 패널 튜브 벤딩장치
JP6502952B2 (ja) クリンチ・タイプの接合を作成するためのツール
JP2015020179A (ja) ダイス及びその製造方法
JP2016215297A (ja) スクリュードライバーの螺子装着補助装置
US9453553B2 (en) Spring retainer for a torsional vibration damper and method of producing a spring retainer
JP3193682U (ja) コンクリート天端表示具
CN210996127U (zh) 铆接机构和铆接套筒
JP2007181855A (ja) 組み合わせ部材およびプレス金型

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5835995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250