JP2016215297A - スクリュードライバーの螺子装着補助装置 - Google Patents
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Description
スクリュードライバー100は、柄部材110と心棒部材120を含んで構成されている。柄部材110は、作業者がスクリュードライバー100を操作する際に握るグリップである。柄部材110は、例えば樹脂材料を用いて形成され、例えばX軸に沿う方向を長手方向とする円柱形状を呈している。柄部材110は、作業者が握った際に滑りにくくなるように、柄部材110の外周面(X軸に沿う軸周りの外周面)に対して、例えばX軸に沿う複数の長溝130を等間隔で有している。又、心棒部材120は、柄部材110から延伸し、柄部材110と軸を共有する部材である。心棒部材120は、例えば磁化可能な金属材料を用いて形成され、例えば柄部材110よりも細い円柱形状を呈している。心棒部材120の柄部材110とは反対側の先端140(+X側)は、被装着物(不図示)に装着されるべき螺子200の頭部200Aに切り込まれているプラス型やマイナス型の溝に嵌合する形状を呈している。
螺子装着補助装置1は、螺子200を被装着物に装着する際に、スクリュードライバー100の心棒部材120の先端140が螺子200の頭部200Aからずれて外れることを防止する装置である。螺子装着補助装置1は、心棒部材120の周囲の一部を取り囲むように取り付けられ、心棒部材120の先端140が螺子200の頭部200Bに嵌合した状態において、螺子200の頭部200Bの側面を取り囲んで押圧する構造を有している。螺子装着補助装置1は、上記の構造として、固定部材2、可動部材3、コイルバネ4、板バネ5を有している。尚、本実施形態において、3枚の板バネ5を使用することとする。
固定部材2は、心棒部材120の周面において、柄部材110に比較的近い位置Pに固定される部材である。固定部材2として、例えば、図2に示す形状を呈する固定部材10や、図3に示す形状を呈する固定部材20を適用することが可能である。
可動部材3は、心棒部材120の先端140と固定部材10との間において、心棒部材120の軸方向(X軸に沿う方向)に移動する部材である。
コイルバネ4は、固定部材10と可動部材3との間に配置されるバネ部材である。コイルバネ4の一端は固定部材10の係止片10Eに係止され、コイルバネ4の他端は可動部材3の係止片3Bに係止される。従って、可動部材3が固定部材10に近づく場合、コイルバネ4は弾性力に抗して縮む方向に作用し、一方、可動部材3が固定部材10から遠ざかる場合、コイルバネ4は弾性力に従って伸びる方向に作用する。
3枚の板バネ5は、心棒部材120の先端140が螺子200の頭部200Aに嵌合した状態において、螺子200の頭部200Aの側面を取り囲んで押圧するバネ部材である。尚、3枚の板バネ5の構成は同一であるため、1枚の板バネ5の構成について説明する。板バネ5は、1枚の細長い金属板を折り曲げて形成される第1バネ部5A、第2バネ部5B、第3バネ部5Cが連続するように構成されている。第1バネ部5Aの先端5D(−X側)は、固定部材10の孔10B〜10Dに圧入される。第1バネ部5Aは、心棒部材120の先端140(+X側)に向かうにつれて心棒部材120の周面から遠ざかるように湾曲して形成される湾曲板である。つまり、第1バネ部5Aは、心棒部材120の周面から遠ざかる方向に弾性付勢されている。第2バネ部5Bは、第1バネ部5Aにおける心棒部材120の先端140側を折り曲げることによって、心棒部材120の先端140に向かうにつれて心棒部材120の周面に近づくように形成される平板である。第3バネ部5Cは、第2バネ部5Bにおける心棒部材120の先端140側を折り曲げることによって、螺子200の頭部200Aの側面に当接するように形成される平板である。第3バネ部5Cが螺子200の頭部200Aの側面に当接するとき、第3バネ部5Cの当接面である平面5Eは、心棒部材120の軸方向(X軸に沿う方向)に対して実質的に並行な状態になる。
先ず、固定部材10の孔10Aに心棒部材120を圧入し、固定部材10を心棒部材120の柄部材110に比較的近い位置Pに固定する。尚、上記の位置Pは、第3バネ部5Cの平面が螺子200の頭部200Aの側面に確実に当接するように予め定められている位置である。
図7Aは、本実施形態に係る螺子装着補助装置において、可動部材がコイルバネの弾性力に抗して固定部材に近づいた様子を示す側面図である。図7Bは、本実施形態に係る螺子装着補助装置において、可動部材がコイルばねの弾性力に従って固定部材から遠ざかった様子を示す側面図である。以下、図7A及び図7Bを参照しつつ、本実施形態に係る螺子装着補助装置を用いて螺子を被装着物に装着する際の動作について説明する。
2,10,20 固定部材
3 可動部材
3A 孔
3B 係止片
4 コイルバネ
5 板バネ
5A 第1バネ部
5B 第2バネ部
5C 第3バネ部
5D 先端
5E 平面
10A〜10D 孔
10E 係止片
20A,20B 分割片
20C〜20F 孔
20G 係止片
20H 回動軸
20I 結合片
100 スクリュードライバー
110 柄部材
120 心棒部材
130 長溝
140 先端
200 螺子
200A 頭部
200B 雄螺子
Claims (7)
- 柄部材と、前記柄部材から延伸するとともに先端が螺子の頭部に嵌合する心棒部材と、を有するスクリュードライバーの螺子装着補助装置であって、
前記心棒部材に固定される固定部材と、
前記心棒部材の先端と前記固定部材との間を前記心棒部材の軸方向に沿って移動する可動部材と、
前記可動部材が前記固定部材から遠ざかる方向に弾性付勢するコイルバネと、
前記可動部材が前記コイルバネの弾性力に抗して前記固定部材に近づくと、前記心棒部材の先端から遠ざかり、前記心棒部材の先端が前記螺子の頭部に嵌合しているとき、前記可動部材が前記コイルバネの弾性力に従って前記固定部材から遠ざかると、前記螺子の頭部の側面に当接するように前記心棒部材の先端に近づき、前記心棒部材の軸方向に沿うとともに前記心棒部材を囲む複数の板バネと、
を備えたことを特徴とするスクリュードライバーの螺子装着補助装置。 - 前記複数の板バネは、夫々、前記固定部材を支点として、前記心棒部材から遠ざかる方向に弾性付勢されるように配置され、
前記可動部材は、前記心棒部材を取り囲む形状を呈し、前記複数の板バネの前記心棒部材とは反対側の面に接しながら、前記心棒部材の軸方向に沿って移動する
ことを特徴とする請求項1に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。 - 前記複数の板バネの先端は、夫々、前記螺子の頭部の側面に当接する平面を有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。 - 前記複数の板バネの先端は、夫々、前記平面が前記螺子の軸と実質的に平行になるように、前記螺子の頭部の側面に当接する
ことを特徴とする請求項3に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。 - 前記複数の板バネは、前記心棒部材の周囲を等間隔で囲む
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。 - 前記コイルバネは、前記心棒部材に巻回されるように、前記固定部材と前記可動部材の間に結合され、
前記複数の板バネは、前記先端を除いて、前記心棒部材と前記コイルバネの間に配置される
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。 - 前記固定部材は、前記心棒部材に対して着脱可能である
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。
Priority Applications (1)
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JP2015101007A JP2016215297A (ja) | 2015-05-18 | 2015-05-18 | スクリュードライバーの螺子装着補助装置 |
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JP2015101007A Pending JP2016215297A (ja) | 2015-05-18 | 2015-05-18 | スクリュードライバーの螺子装着補助装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109015498A (zh) * | 2017-06-08 | 2018-12-18 | 昆山市苞蕾众创投资管理有限公司 | 螺丝钉夹带器 |
CN111451972A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-07-28 | 广东电网有限责任公司东莞供电局 | 拆卸工具 |
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-
2015
- 2015-05-18 JP JP2015101007A patent/JP2016215297A/ja active Pending
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