JP2016215297A - スクリュードライバーの螺子装着補助装置 - Google Patents

スクリュードライバーの螺子装着補助装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スクリュードライバーの先端が螺子の頭部からずれないようにする。【解決手段】心棒部材120に固定される固定部材10と、前記心棒部材の先端と前記固定部材との間を前記心棒部材の軸方向に沿って移動する可動部材3と、前記可動部材が前記固定部材から遠ざかる方向に弾性付勢するコイルバネ4と、前記可動部材が前記コイルバネの弾性力に抗して前記固定部材に近づくと、前記心棒部材の先端から遠ざかり、前記心棒部材の先端が螺子200の頭部200Aに嵌合しているとき、前記可動部材が前記コイルバネの弾性力に従って前記固定部材から遠ざかると、前記螺子の頭部の側面に当接するように前記心棒部材の先端に近づき、前記心棒部材の軸方向に沿うとともに前記心棒部材を囲む複数の板バネ5と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、スクリュードライバーの螺子装着補助装置に関する。
例えば、スクリュードライバーを用いて螺子を被装着物に装着する際に、スクリュードライバーの先端が螺子の頭部からずれないようにする構造が知られている(例えば特許文献1)。
特開2003−311640号公報
しかしながら、特許文献1において、スクリュードライバーを用いて螺子を被装着物に装着する場合、その構造上、スクリュードライバー側から見て、螺子の頭部よりも奥側の雄螺子の周囲を挟持しなければならないため、雄螺子の周囲を挟持したままの状態で、雄螺子を全長に亘って被装着物に螺合させることはできなかった。又、雄螺子を全長に亘って被装着物に螺合させる場合、雄螺子を被装着物に螺合させている途中で、雄螺子の周囲に対する挟持を解除しなければならないため、スクリュードライバーの操作が煩雑になるとともにスクリュードライバーの先端が螺子の頭部から外れやすくなる虞があった。
そこで、本発明は、螺子を被装着物に装着する際の操作が簡単で、心棒部材の先端が螺子の頭部からずれて外れることがなくなるスクリュードライバーの螺子装着補助装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本発明は、柄部材と、前記柄部材から延伸するとともに先端が螺子の頭部に嵌合する心棒部材と、を有するスクリュードライバーの螺子装着補助装置であって、前記心棒部材に固定される固定部材と、前記心棒部材の先端と前記固定部材との間を前記心棒部材の軸方向に沿って移動する可動部材と、前記可動部材が前記固定部材から遠ざかる方向に弾性付勢するコイルバネと、前記可動部材が前記コイルバネの弾性力に抗して前記固定部材に近づくと、前記心棒部材の先端から遠ざかり、前記心棒部材の先端が前記螺子の頭部に嵌合しているとき、前記可動部材が前記コイルバネの弾性力に従って前記固定部材から遠ざかると、前記螺子の頭部の側面に当接するように前記心棒部材の先端に近づき、前記心棒部材の軸方向に沿うとともに前記心棒部材を囲む複数の板バネと、を備える。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、スクリュードライバーを用いて螺子を被装着物に装着する際の操作が簡単であって、スクリュードライバーの先端が螺子の頭部からずれて外れることがなくなるため、螺子を被装着物に確実に装着することが可能になる。
本実施形態に係る螺子装着補助装置がスクリュードライバーに装着されている状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る螺子装着補助装置に適用される固定部材の一例を示す平面図である。 本実施形態に係る螺子装着補助装置に適用される固定部材の他の一例を示す平面図である。 本実施形態に係る螺子装着補助装置に適用される固定部材の他の一例を示す斜視図である。 本実施形態に係る螺子装着補助装置に適用される固定部材の他の一例を示す他の斜視図である。 本実施形態に係る螺子装着補助装置に適用される可動部材の一例を示す平面図である。 本実施形態に係る螺子装着補助装置に適用される板バネの一例を示す斜視図である。 本実施形態に係る螺子装着補助装置を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る螺子装着補助装置において、可動部材がコイルバネの弾性力に抗して固定部材に近づいた様子を示す側面図である。 本実施形態に係る螺子装着補助装置において、可動部材がコイルばねの弾性力に従って固定部材から遠ざかった様子を示す側面図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
図1は、本実施形態に係る螺子装着補助装置がスクリュードライバーに装着されている状態を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る螺子装着補助装置に適用される固定部材の一例を示す平面図である。図3(図3A〜図3C)は、本実施形態に係る螺子装着補助装置に適用される固定部材の他の一例を示す図である。図4は、本実施形態に係る螺子装着補助装置に適用される可動部材の一例を示す平面図である。図5は、本実施形態に係る螺子装着補助装置に適用される板バネの一例を示す斜視図である。図6は、本実施形態に係る螺子装着補助装置を示す分解斜視図である。尚、X軸はスクリュードライバーの長手方向に沿う軸であり、Y軸はX軸に直交する軸であり、Z軸はX軸及びY軸に直交する軸である。以下、図1〜図6を参照しつつ、本実施形態に係る螺子装着補助装置の構成について説明する。
===スクリュードライバー===
スクリュードライバー100は、柄部材110と心棒部材120を含んで構成されている。柄部材110は、作業者がスクリュードライバー100を操作する際に握るグリップである。柄部材110は、例えば樹脂材料を用いて形成され、例えばX軸に沿う方向を長手方向とする円柱形状を呈している。柄部材110は、作業者が握った際に滑りにくくなるように、柄部材110の外周面(X軸に沿う軸周りの外周面)に対して、例えばX軸に沿う複数の長溝130を等間隔で有している。又、心棒部材120は、柄部材110から延伸し、柄部材110と軸を共有する部材である。心棒部材120は、例えば磁化可能な金属材料を用いて形成され、例えば柄部材110よりも細い円柱形状を呈している。心棒部材120の柄部材110とは反対側の先端140(+X側)は、被装着物(不図示)に装着されるべき螺子200の頭部200Aに切り込まれているプラス型やマイナス型の溝に嵌合する形状を呈している。
===螺子装着補助装置の構成===
螺子装着補助装置1は、螺子200を被装着物に装着する際に、スクリュードライバー100の心棒部材120の先端140が螺子200の頭部200Aからずれて外れることを防止する装置である。螺子装着補助装置1は、心棒部材120の周囲の一部を取り囲むように取り付けられ、心棒部材120の先端140が螺子200の頭部200Bに嵌合した状態において、螺子200の頭部200Bの側面を取り囲んで押圧する構造を有している。螺子装着補助装置1は、上記の構造として、固定部材2、可動部材3、コイルバネ4、板バネ5を有している。尚、本実施形態において、3枚の板バネ5を使用することとする。
<<固定部材>>
固定部材2は、心棒部材120の周面において、柄部材110に比較的近い位置Pに固定される部材である。固定部材2として、例えば、図2に示す形状を呈する固定部材10や、図3に示す形状を呈する固定部材20を適用することが可能である。
図2において、固定部材10は、例えば樹脂材料を用いて形成され、リング形状を呈している。固定部材10は、孔10A〜10D及び係止片10Eを有している。孔10Aは、心棒部材120を圧入するための孔である。孔10Aは、固定部材10の中心をX軸に沿って貫通している。YZ平面に沿う孔10Aの断面は、円形状を呈している。又、孔10B〜10Dは、3枚の板バネ5の支点となる一端を圧入するための孔である。孔10B〜10Dは、固定部材10の孔10Aの周囲をX軸に沿って等間隔(120度間隔)で貫通している。YZ平面に沿う孔10B〜10Dの断面は、矩形形状を呈している。又、係止片10Eは、コイルバネ4の一端を係止するための片である。係止片10Eは、固定部材10の柄部材110とは対向しない側(+X側)の面において孔10B,10Dの間に一体的に形成されている。尚、孔10Aの径は心棒部材120を圧入可能な程度の径であることとして説明したが、これに限定されない。例えば、孔10Aの径は心棒部材120を挿入可能な程度の径であって、孔10Aと心棒部材120との間に接着剤を塗布して固着してもよい。同様に、孔10B〜10Dの径は板バネ5の一端を圧入可能な程度の径であることとして説明したが、これに限定されない。例えば、孔10B〜10Dの径は板バネ5の一端を挿入可能な程度の径であって、孔10B〜10Dと3枚の板バネ5の一端との夫々の間に接着剤を塗布して固着してもよい。又、孔10B〜10Dは固定部材10を貫通する孔であることとして説明したが、これに限定されない。例えば、孔10B〜10Dは固定部材10の+X側の面に設けられる窪みであってもよい。
図3において、固定部材20は、例えば樹脂材料を用いて形成され、後述する分割片20A,20Bが結合されるとリング形状を呈する部材である。固定部材20は、分割片20A,20B、孔20C〜20F、係止片20G、回動軸20H、結合片20Iを有している。分割片20Aは、XY平面に沿う面が固定部材20の中心軸(X軸に沿う軸)を通るように固定部材20を分割した際に、固定部材20の上半分(+Z側)の領域に位置する蒲鉾形状を呈する片である。同様に、分割片20Bは、XY平面に沿う面が固定部材20の中心軸を通るように固定部材20を分割した際に、固定部材20の下半分(−Z側)の領域に位置する蒲鉾形状を呈する片である。分割片20A,20Bは、X軸に沿う回動軸20Hを中心に回動する。分割片20Aが回動軸20Hを中心に反時計方向に回動するか、分割片20Bが回動軸20Hを中心に時計方向に回動すると、分割片20A,20Bは、心棒部材120を孔20Cの中に配置できるように、結合片20I側(+Y側)の端が開いた状態になる。一方、分割片20Aが回動軸20Hを中心に時計方向に回動するか、分割片20Bが回動軸20Hを中心に反時計方向に回動すると、心棒部材120を孔20Cの中で挟持できるように、結合片20I側の端が閉じた状態になる。孔20Cは、分割片20A,20Bの結合片20I側の端が閉じた際に固定部材20の中心に形成される孔である。孔20Cは、固定部材20が心棒部材120に固定される程度に心棒部材120を挟持するための孔である。孔20Cは、固定部材20の中心をX軸に沿って貫通している。YZ平面に沿う孔20Cの断面は、円形状を呈している。又、孔20D〜20Fは、3枚の板バネ5の支点となる一端を圧入するための孔である。孔20D〜20Fは、固定部材20の孔20Cの周囲をX軸に沿って等間隔(120度間隔)で貫通している。孔20Dは分割片20Aを貫通し、孔20E,20Fは分割片20Bを貫通している。YZ平面に沿う孔20D〜20Fの断面は、矩形形状を呈している。又、係止片20Gは、コイルバネ4の一端を係止するための片である。係止片20Gは、固定部材20の柄部材110とは対向しない側(+X側)の面において孔20D,20Fの間に一体的に形成されている。結合片20Iは、分割片20A,20Bを閉じた状態に保持するための片である。結合片20Iは、分割片20A,20Bの一方に設けられる。例えば、結合片20Iは、内側(−Y側)に窪みを有し、分割片20A,20Bの他方に設けられる突起(不図示)が掛け止められる形状を呈している。尚、孔20Cの径は心棒部材120を挟持可能な程度の径であることとして説明したが、これに限定されない。例えば、孔20Cの径は心棒部材120を挿入可能な程度の径であって、孔20Cと心棒部材120との間に接着剤を塗布して固着してもよい。同様に、孔20D〜20Fの径は板バネ5の一端を圧入可能な程度の径であることとして説明したが、これに限定されない。例えば、孔20D〜20Fの径は板バネ5の一端を挿入可能な程度の径であって、孔20D〜20Fと3枚の板バネ5の一端との夫々の間に接着剤を塗布して固着してもよい。又、孔20D〜20Fは固定部材20を貫通する孔であることとして説明したが、これに限定されない。例えば、孔20D〜20Fは固定部材20の+X側の面に設けられる窪みであってもよい。
以下、説明の便宜上、図2の固定部材10を固定部材2として採用することとする。
<<可動部材>>
可動部材3は、心棒部材120の先端140と固定部材10との間において、心棒部材120の軸方向(X軸に沿う方向)に移動する部材である。
図4において、可動部材3は、例えば樹脂材料を用いて形成され、リング形状を呈している。可動部材3は、孔3A及び係止片3Bを有している。孔3Aは、心棒部材120を挿入するための孔である。孔3Aは、可動部材3の中心をX軸に沿って貫通している。YZ平面に沿う孔3Aの断面は円形状を呈し、孔3Aの径は心棒部材120の径に比べて十分大きいこととする。係止片3Bは、コイルバネ4の他端を係止するための片である。係止片3Bは、可動部材3の柄部材110と対向する側(−X側)の面において一体的に形成されている。
<<コイルバネ>>
コイルバネ4は、固定部材10と可動部材3との間に配置されるバネ部材である。コイルバネ4の一端は固定部材10の係止片10Eに係止され、コイルバネ4の他端は可動部材3の係止片3Bに係止される。従って、可動部材3が固定部材10に近づく場合、コイルバネ4は弾性力に抗して縮む方向に作用し、一方、可動部材3が固定部材10から遠ざかる場合、コイルバネ4は弾性力に従って伸びる方向に作用する。
<<板バネ>>
3枚の板バネ5は、心棒部材120の先端140が螺子200の頭部200Aに嵌合した状態において、螺子200の頭部200Aの側面を取り囲んで押圧するバネ部材である。尚、3枚の板バネ5の構成は同一であるため、1枚の板バネ5の構成について説明する。板バネ5は、1枚の細長い金属板を折り曲げて形成される第1バネ部5A、第2バネ部5B、第3バネ部5Cが連続するように構成されている。第1バネ部5Aの先端5D(−X側)は、固定部材10の孔10B〜10Dに圧入される。第1バネ部5Aは、心棒部材120の先端140(+X側)に向かうにつれて心棒部材120の周面から遠ざかるように湾曲して形成される湾曲板である。つまり、第1バネ部5Aは、心棒部材120の周面から遠ざかる方向に弾性付勢されている。第2バネ部5Bは、第1バネ部5Aにおける心棒部材120の先端140側を折り曲げることによって、心棒部材120の先端140に向かうにつれて心棒部材120の周面に近づくように形成される平板である。第3バネ部5Cは、第2バネ部5Bにおける心棒部材120の先端140側を折り曲げることによって、螺子200の頭部200Aの側面に当接するように形成される平板である。第3バネ部5Cが螺子200の頭部200Aの側面に当接するとき、第3バネ部5Cの当接面である平面5Eは、心棒部材120の軸方向(X軸に沿う方向)に対して実質的に並行な状態になる。
<<螺子装着補助装置の組み立て方法>>
先ず、固定部材10の孔10Aに心棒部材120を圧入し、固定部材10を心棒部材120の柄部材110に比較的近い位置Pに固定する。尚、上記の位置Pは、第3バネ部5Cの平面が螺子200の頭部200Aの側面に確実に当接するように予め定められている位置である。
次に、コイルバネ4の中空の空間に心棒部材120を挿入し、コイルバネ4の一端を固定部材10の係止片10Eに掛け止める。次に、可動部材3の孔3Aに心棒部材120を挿入し、コイルバネ4の他端を可動部材3の係止片3Bに掛け止める。このようにして、コイルバネ4は固定部材10と可動部材3との間に接続され、可動部材3は固定部材10から遠ざかる方向に弾性付勢される。
次に、第1バネ部5Aが心棒部材120の先端140に向かうにつれて心棒部材120の周面から遠ざかるように、心棒部材120に対する板バネ5の向きを定め、可動部材3の孔3Aと心棒部材120の周面との隙間と、コイルバネ4の中空の空間と心棒部材120の周面との隙間とに、第1バネ部5Aを挿入し、第1バネ部5Aの先端5Dを固定部材10の孔10Bに圧入する。同様にして、他の2枚の板バネ5の先端5Dを固定部材10の孔10C,10Dに圧入する。この状態において、心棒部材120の周面に対向しない側の第1バネ部5Aの面は、第1バネ部5Aが心棒部材120の周面から遠ざかろうとする弾性力に従って、可動部材3に形成される孔3Aの内周面に常に押し当てられることになる。
以上より、螺子装着補助装置1の組み立てが完了する。
===螺子装着補助装置の動作===
図7Aは、本実施形態に係る螺子装着補助装置において、可動部材がコイルバネの弾性力に抗して固定部材に近づいた様子を示す側面図である。図7Bは、本実施形態に係る螺子装着補助装置において、可動部材がコイルばねの弾性力に従って固定部材から遠ざかった様子を示す側面図である。以下、図7A及び図7Bを参照しつつ、本実施形態に係る螺子装着補助装置を用いて螺子を被装着物に装着する際の動作について説明する。
先ず、作業者は、可動部材3を指で持ち、コイルバネ4の弾性力に抗して可動部材3を固定部材10に近づく方向(−X側)に移動させる。可動部材3が固定部材10に近づく方向に移動するにつれて、第1バネ部5Aに対する弾性力の規制が徐々に解除され、第1バネ部5Aは心棒部材120の周面から遠ざかる方向に移動する。同時に、第3バネ部5Cは心棒部材120の先端140から遠ざかる方向に移動する。この状態において、作業者は、心棒部材120の先端140を螺子200の頭部200Aに形成されているプラス型やマイナス型の溝に嵌合させる(図7A)。
次に、作業者は、可動部材3を指から離し、コイルバネ4の弾性力に従って可動部材3を固定部材10から遠ざかる方向(+X側)に移動させる。可動部材3が固定部材10から遠ざかる方向に移動するにつれて、第1バネ部5Aに対する弾性力の規制が徐々に行われ、第1バネ部5Aは心棒部材120の周面に近づく方向に移動する。同時に、第3バネ部5Cは心棒部材120の先端140に近づく方向に移動し、第3バネ部5Cの平面5Eは板バネ5の弾性力に従って螺子200の頭部200Aの側面に当接する。よって、3枚の板バネ5における第3バネ部5Cの平面5Eは、心棒部材120の軸方向に対して実質的に平行な状態で、螺子200の頭部200Aの側面を等間隔で取り囲んで螺子200の頭部200Aの側面に押し当てられるため、心棒部材120は螺子200の頭部200Aに確実に嵌合したまま、心棒部材120の先端140が螺子200の頭部200Aからずれて外れる不都合はなくなる(図7B)。
次に、作業者は、螺子200と一体になっているスクリュードライバー100を持ち、螺子200の雄螺子200Bの先端を被装着物の雌螺子の先端に押し当てながら、雄螺子200Bが螺合する方向に柄部材110を回転させる。柄部材110の回転に同期して心棒部材120も回転するため、雄螺子200Bは雌螺子に螺合する。そして、上記したように、第3バネ部5Cを螺子200の頭部200Bの側面に押し当てていることから、柄部材110を回転させる操作を続けるだけで、雄螺子200Bを全長に亘って雌螺子に螺合させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る螺子装着補助装置1は、柄部材110と、柄部材110から延伸するとともに先端140が螺子200の頭部200Aに嵌合する心棒部材120と、を有するスクリュードライバー100に装着される。そして、螺子装着補助装置1は、心棒部材120に固定される固定部材2(10,20)と、心棒部材120の先端140と固定部材2(10,20)との間を心棒部材120の軸方向に沿って移動する可動部材3と、可動部材3が固定部材2(10,20)から遠ざかる方向に弾性付勢するコイルバネ4と、可動部材3がコイルバネ4の弾性力に抗して固定部材2(10,20)に近づくと、心棒部材120の先端140から遠ざかり、心棒部材120の先端140が螺子200の頭部200Aに嵌合しているとき、可動部材3がコイルバネ4の弾性力に従って固定部材2(10,20)から遠ざかると、螺子200の頭部200Aの側面に当接するように心棒部材120の先端140に近づき、心棒部材120の軸方向に沿うとともに心棒部材120を囲む3枚の板バネ5と、を備える。そして、本実施形態によれば、3枚の板バネ5が螺子200の頭部200Aの側面を取り囲んで螺子200の頭部200Aの側面に押し当てられることから、スクリュードライバー100を用いて螺子200を被装着物に装着する際の操作が簡単であって、スクリュードライバー100の先端140が螺子200の頭部200Aからずれて外れることがなくなって、螺子200を被装着物に確実に装着することが可能になる。
又、本実施形態に係る螺子装着補助装置1において、3枚の板バネ5は、夫々、固定部材2(10,20)を支点として、心棒部材120から遠ざかる方向に弾性付勢されるように配置され、可動部材3は、心棒部材120を取り囲む形状を呈し、3枚の板バネ5の心棒部材120とは反対側の面に接しながら、心棒部材120の軸方向に沿って移動する。本実施形態によれば、可動部材3の移動に伴って、板バネ5に対する弾性力の規制の程度を調整することが可能になる。
又、本実施形態に係る螺子装着補助装置1において、3枚の板バネ5の先端は、夫々、螺子200の頭部200Aの側面に当接する平面5Eを有し、平面5Eが心棒部材120の軸(=螺子200の軸)と実質的に平行になるように、螺子200の頭部200Aの側面に当接する。又、本実施形態に係る螺子装着補助装置1において、3枚の板バネ5は、心棒部材120の周囲を等間隔(120度間隔)で囲む。本実施形態によれば、心棒部材120の先端140が螺子200の頭部200Aに形成されているプラス型やマイナス型の溝に嵌合した状態を確実に保持することが可能になる。
又、本実施形態に係る螺子装着補助装置1において、コイルバネ4は、心棒部材120に巻回されるように、固定部材2(10,20)と可動部材3との間に結合され、3枚の板バネ5の第1バネ部5Aは、心棒部材120とコイルバネ4との隙間を通って配置される。
又、本実施形態に係る螺子装着補助装置1において、固定部材20は、心棒部材120に対して着脱可能である。本実施形態によれば、汎用性の高い螺子装着補助装置1を提供することが可能になる。
尚、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、心棒部材120の先端140の形状をプラス型やマイナス型の形状として説明したが、心棒部材120の先端140の形状は如何なる形状であってよく、汎用性の高い螺子装着補助装置1を提供することが可能になる。
1 螺子装着補助装置
2,10,20 固定部材
3 可動部材
3A 孔
3B 係止片
4 コイルバネ
5 板バネ
5A 第1バネ部
5B 第2バネ部
5C 第3バネ部
5D 先端
5E 平面
10A〜10D 孔
10E 係止片
20A,20B 分割片
20C〜20F 孔
20G 係止片
20H 回動軸
20I 結合片
100 スクリュードライバー
110 柄部材
120 心棒部材
130 長溝
140 先端
200 螺子
200A 頭部
200B 雄螺子

Claims (7)

  1. 柄部材と、前記柄部材から延伸するとともに先端が螺子の頭部に嵌合する心棒部材と、を有するスクリュードライバーの螺子装着補助装置であって、
    前記心棒部材に固定される固定部材と、
    前記心棒部材の先端と前記固定部材との間を前記心棒部材の軸方向に沿って移動する可動部材と、
    前記可動部材が前記固定部材から遠ざかる方向に弾性付勢するコイルバネと、
    前記可動部材が前記コイルバネの弾性力に抗して前記固定部材に近づくと、前記心棒部材の先端から遠ざかり、前記心棒部材の先端が前記螺子の頭部に嵌合しているとき、前記可動部材が前記コイルバネの弾性力に従って前記固定部材から遠ざかると、前記螺子の頭部の側面に当接するように前記心棒部材の先端に近づき、前記心棒部材の軸方向に沿うとともに前記心棒部材を囲む複数の板バネと、
    を備えたことを特徴とするスクリュードライバーの螺子装着補助装置。
  2. 前記複数の板バネは、夫々、前記固定部材を支点として、前記心棒部材から遠ざかる方向に弾性付勢されるように配置され、
    前記可動部材は、前記心棒部材を取り囲む形状を呈し、前記複数の板バネの前記心棒部材とは反対側の面に接しながら、前記心棒部材の軸方向に沿って移動する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。
  3. 前記複数の板バネの先端は、夫々、前記螺子の頭部の側面に当接する平面を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。
  4. 前記複数の板バネの先端は、夫々、前記平面が前記螺子の軸と実質的に平行になるように、前記螺子の頭部の側面に当接する
    ことを特徴とする請求項3に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。
  5. 前記複数の板バネは、前記心棒部材の周囲を等間隔で囲む
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。
  6. 前記コイルバネは、前記心棒部材に巻回されるように、前記固定部材と前記可動部材の間に結合され、
    前記複数の板バネは、前記先端を除いて、前記心棒部材と前記コイルバネの間に配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。
  7. 前記固定部材は、前記心棒部材に対して着脱可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のスクリュードライバーの螺子装着補助装置。
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