JP2013034783A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】停止テーブル181による停止制御を行うスロットマシン10であって、停止テーブル181として、全図柄位置に対応する停止位置に関する情報を共通に定めた共通テーブル181aを備え、所定の抽選結果のときに回転リール25を停止させる場合(第1の停止の場合)の回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置、及び、他の抽選結果のときに回転リール25を停止させる場合(第2の停止の場合)の回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が、共通テーブル181aに定められた停止位置と一致し、第1の停止の場合及び第2の停止の場合にはいずれも、共通テーブル181aに基づいて対応する回転リール25の停止制御を行うようにする。
【選択図】図6
Description
ここで、停止テーブルは、回転リールの停止位置を決定するためのテーブルであり、少なくとも役抽選手段による抽選の結果及びストップスイッチが操作されたときの当該ストップスイッチに対応する回転リールの図柄位置に応じて、当該回転リールの停止位置を予め定めたものである。また、回転リールの停止位置を決定するための情報としては、たとえば、ストップスイッチの操作タイミングに応じた直接的な停止位置や、ストップスイッチが操作されてから回転リールが停止するまでの移動図柄数(移動コマ数)等が挙げられる。
このようなスロットマシンは、下記の特許文献1に開示されている。
しかし、このように、役抽選手段による抽選の結果及び各回転リールごとにそれぞれ停止テーブルを設けることとすると、ROM等に記憶しておくべきデータの量が極めて大きなものとなってしまい、他の制御プログラム等を格納するために十分な記憶領域を割り当てることができず、ハードウェア資源を有効に利用することができないというおそれが生じていた。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(第1の発明)
第1の発明は、周囲に複数の図柄51を付した複数個の回転リール25と、回転リール25の回転を開始させるためのスタートスイッチ37と、各回転リール25の回転を停止させるためのストップスイッチ38と、スタートスイッチ37の操作に基づき、役の抽選を行うための役抽選手段140と、ストップスイッチ38が操作されたときの回転リール25の図柄位置に応じた回転リール25の停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブル181と、を備え、複数の停止テーブル181におけるいずれかの停止テーブル181に基づいて回転リール25の停止制御を行うスロットマシン10であって、停止テーブル181として、異なる複数の抽選結果のいずれの場合においても選択され得るものであって、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を共通に定めた共通テーブル181aを備え、役抽選手段140による抽選の結果が所定の抽選結果のときにいずれかの回転リール25を停止させる場合(以下、第1の停止の場合とする)の当該回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置、及び、前記所定の抽選結果と異なる他の抽選結果のときにいずれかの回転リール25を停止させる場合(以下、第2の停止の場合とする)の当該回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置のいずれもが、前記共通テーブル181aに定められた情報に基づく停止位置と一致しており、第1の停止の場合及び第2の停止の場合にはいずれも、前記共通テーブル181aに基づいて対応する回転リール25の停止制御を行うことを特徴とする。
また、停止テーブル181は、ストップスイッチ38が操作されたときの回転リール25の図柄位置に応じた回転リール25の停止位置に関する情報を定めたものである。
また、本発明に係るスロットマシン10は、前記停止の可否を定めた停止テーブル181又は移動コマ数を定めた停止テーブル181のいずれか一方を備えることができるし、前記両方の停止テーブル181を備えることもできる。
また、本発明に係るスロットマシン10は、停止テーブル181として、異なる複数の抽選結果のいずれの場合においても選択され得るものであって、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を共通に定めた共通テーブル181aを備えている。
また、異なる抽選結果でありかつ異なる回転リール25を停止させるとき、全図柄位置に対応する停止位置がすべて一致する場合には、共通テーブル181aに、この全図柄位置に対応する停止位置を共通に定め、前記いずれのときにも共通して、この共通テーブル181aが選択されるように設定することができる。
たとえば、役抽選手段140により抽選される役として、「ベル」「ベル」「ベル」という図柄51の組み合わせにより構成される第1ベル役と、「ベル」「ベル」「チェリー」という図柄51の組み合わせにより構成される第2ベル役とを有しているものとする。また、有効ライン90として、各回転リール25の中段位置を一直線に結んで構成される中段ライン91のみが設定されているものとする。
また、上述のように第1ベル役及び第2ベル役を有するとともに、有効ライン90として中段ライン91が設定されている場合において、左リール22の図柄配列及び中リール23の図柄配列はすべて一致しているものとする。
ここで、ベル役に当選した場合及び再遊技役に当選した場合、中段ライン91を構成する左リール22の中段位置に停止させる対象の図柄51はいずれも「ベル」となる。すると、上述のいずれの当選の場合にも、左リール22については、「ベル」の図柄51を中段ライン91上に引き込むことができる図柄位置でストップスイッチ38が操作されたときには「ベル」の図柄51を中段ライン91上に停止させ、それ以外のときには「ベル」の図柄51以外の予め定められた位置の図柄51を中段ライン91上に停止させるような同一の停止制御を行うことができる。したがって、いずれの当選の場合にも、左リール22については、ストップスイッチ38が操作されたときの図柄位置が同じであれば、同じ停止位置で停止させるように定めることができ、このような停止位置を定めた共通テーブル181aを備えることができる。これにより、上述のいずれの当選の場合にも、左リール22の全図柄位置に対応する停止位置は、前記共通テーブル181aに定められた停止位置と一致することとなる。
たとえば、上述の設定において、第1ベル役に当選した場合及び第2ベル役に当選した場合にはいずれも、左リール22の各図柄位置に対応する停止位置が一致するようになっているため、このときの全図柄位置に対応する停止位置を定めた共通テーブル181aを備える。そして、第1ベル役に当選した場合及び第2ベル役に当選した場合にはいずれも、前記共通テーブル181aに基づいて左リール22の停止制御が行われるため、上述の両場合には、ストップスイッチ38が操作されたときの図柄位置がいずれの図柄位置であっても、左リール22は同一の停止位置で停止することとなる。
本発明に係るスロットマシン10においては、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が一致することとなる場合が複数あるときには、前記内容を共通に定めた共通テーブル181aを備え、いずれの場合にも、この共通テーブル181aに基づいて回転リール25の停止制御を行う。したがって、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が一致する場合については、共通テーブル181aを設けることにより、それぞれの場合ごとに停止テーブル181を設ける必要が無くなるため、ROM等の記憶手段に記憶される停止テーブル181のデータ量を削減することが可能であって、ハードウェア資源を有効に利用することが可能となるのである。
第2の発明は、周囲に複数の図柄51を付した複数個の回転リール25と、回転リール25の回転を開始させるためのスタートスイッチ37と、各回転リール25の回転を停止させるためのストップスイッチ38と、スタートスイッチ37の操作に基づき、役の抽選を行うための役抽選手段140と、ストップスイッチ38が操作されたときの回転リール25の図柄位置に応じた回転リール25の停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブル181と、を備え、複数の停止テーブル181におけるいずれかの停止テーブル181に基づいて回転リール25の停止制御を行うスロットマシン10であって、停止テーブル181として、同一の抽選結果であって異なる複数の回転リール25のいずれを停止させる場合にも選択され得るものであって、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を共通に定めた共通テーブル181aを備え、役抽選手段140による抽選の結果が所定の抽選結果のときに所定の回転リール25を停止させる場合(以下、第1の停止の場合とする)の当該回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置、及び、前記所定の抽選結果のときに前記所定の回転リール25と異なる他の回転リール25を停止させる場合(以下、第2の停止の場合とする)の当該回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置のいずれもが、前記共通テーブル181aに定められた情報に基づく停止位置と一致しており、第1の停止の場合及び第2の停止の場合にはいずれも、前記共通テーブル181aに基づいて対応する回転リール25の停止制御を行うことを特徴とする。
たとえば、役抽選手段140により抽選される役として、「ベル」「ベル」「ベル」という図柄51の組み合わせにより構成されるベル役を有しているものとする。また、有効ライン90として、各回転リール25の中段位置を一直線に結んで構成される中段ライン91のみが設定されているものとする。さらに、左リール22の図柄配列及び中リール23の図柄配列はすべて一致しているものとする。
ここで、ベル役に当選した場合、中段ライン91を構成する左リール22の中段位置及び中リール23の中段位置に停止させる対象の図柄51はいずれも「ベル」となる。すると、ベル役に当選した場合には、左リール22及び中リール23のいずれについても、「ベル」の図柄51を中段ライン91上に引き込むことができる図柄位置でストップスイッチ38が操作されたときには「ベル」の図柄51を中段ライン91上に停止させ、それ以外のときには「ベル」の図柄51以外の予め定められた位置の図柄51を中段ライン91上に停止させるような同一の停止制御を行うことができる。そして、上述の如く、左リール22の図柄配列及び中リール23の図柄配列はすべて一致しているため、ベル役に当選した場合、左リール22及び中リール23はいずれも、ストップスイッチ38が操作されたときの図柄位置が同じであれば、同じ停止位置で停止させるように定めることができ、このような停止位置を定めた共通テーブル181aを備えることができる。これにより、ベル役に当選した場合には、左リール22の全図柄位置に対応する停止位置及び中リール23の全図柄位置に対応する停止位置はいずれも、前記共通テーブル181aに定められた停止位置と一致することとなる。
本発明に係るスロットマシン10においては、第1の発明と同様に、全図柄位置に対応する停止位置が一致することとなる場合が複数あるときには、前記内容を共通に定めた共通テーブル181aを備え、いずれの場合にも、この共通テーブル181aに基づいて回転リール25の停止制御を行う。したがって、全図柄位置に対応する停止位置が一致する場合については、一の共通テーブル181aを設けることにより、それぞれの場合ごとに停止テーブル181を設ける必要が無くなるため、ROM等の記憶手段に記憶される停止テーブル181のデータ量を削減することが可能であって、ハードウェア資源を有効に利用することが可能となるのである。
第3の発明は、周囲に複数の図柄51を付した複数個の回転リール25と、回転リール25の回転を開始させるためのスタートスイッチ37と、各回転リール25の回転を停止させるためのストップスイッチ38と、スタートスイッチ37の操作に基づき、役の抽選を行うための役抽選手段140と、ストップスイッチ38が操作されたときの回転リール25の図柄位置に応じた回転リール25の停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブル181と、を備え、複数の停止テーブル181におけるいずれかの停止テーブル181に基づいて回転リール25の停止制御を行うスロットマシン10であって、停止テーブル181として、異なる複数の抽選結果のいずれの場合においても選択され得るものであって、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を共通に定めた共通テーブル181aを備え、役抽選手段140による抽選の結果が所定の抽選結果のときにいずれかの回転リール25を停止させる場合(以下、第1の停止の場合とする)の当該回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置、及び、前記所定の抽選結果と異なる他の抽選結果のときにいずれかの回転リール25を停止させる場合(以下、第2の停止の場合とする)の当該回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置の少なくともいずれか一方が前記共通テーブル181aに定められた情報に基づく停止位置と異なり、他方は一致するものの、前記停止位置が異なる回転リール25における所定の図柄位置を、他の図柄位置に置き換えて前記共通テーブル181aを参照すれば、前記停止位置が異なる回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が前記共通テーブル181aに定められた情報に基づく停止位置と一致するようになっており、第1の停止の場合及び第2の停止の場合にはいずれも、前記共通テーブル181aに基づいて対応する回転リール25の停止制御を行うものの、前記停止位置が異なる回転リール25については、前記所定の図柄位置を前記他の図柄位置であるものとして、前記共通テーブル181aに基づいて停止制御を行うことを特徴とする。
ここで、ベル役に当選した場合には、中段ライン91を構成する左リール22の中段位置に停止させる対象の図柄51は「ベル」となる。すると、この場合には、左リール22については、「ベル」の図柄51を中段ライン91上に引き込むことができる図柄位置でストップスイッチ38が操作されたときには「ベル」の図柄51を中段ライン91上に停止させ、それ以外のときには「ベル」の図柄51以外の予め定められた位置の図柄51を中段ライン91上に停止させるような停止制御を行うことができる。
すなわち、ベル役に当選した場合と再遊技役に当選した場合とでは、中段ライン91上に停止させる対象の図柄51が「ベル」と「リプレイ」とで異なり、「ベル」の図柄51の下に「リプレイ」の図柄51が配置されているため、各図柄位置に対応する停止位置は一致しない(すなわち、異なる)ものの、「リプレイ」の図柄位置を「ベル」の図柄位置に置き換えれば全く同一の停止制御を行うことができる。換言すれば、「リプレイ」の図柄位置を「ベル」の図柄位置に置き換えることにより、ベル役に当選した場合の全図柄位置に対応する停止位置と、再遊技役に当選した場合の全図柄位置に対応する停止位置とを一致させることができる。
これに対して、再遊技役に当選した場合には、「リプレイ」の図柄51をできる限り中段ライン91に停止させるような停止制御を行うことから、このような停止制御を行うために定められる全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置は、前記共通テーブル181aに定められた停止位置とは異なることとなる。しかし、再遊技役に当選した場合には、左リール22における各図柄位置を1図柄分ずつ上にずらした図柄位置とすることにより「ベル」の図柄位置を1図柄分上にずらした「リプレイ」の図柄位置に置き換えて前記共通テーブル181aを参照すれば、「リプレイ」の図柄51をできる限り中段ライン91に停止させるような停止制御を行うこととなるため、この共通テーブル181aを参照して左リール22を停止させることができる。すなわち、左リール22における各図柄位置を1図柄分ずつ上にずらした図柄位置に置き換えて共通テーブル181aを参照すれば、再遊技役に当選した場合の左リール22の全図柄位置に対応する停止位置が共通テーブル181aに定められた停止位置と一致することとなる。
そして、この場合、共通テーブル181aには、「ベル」や「リプレイ」の図柄51ではなく「スイカ」の図柄51ができる限り中段ライン91に停止するように、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置を定めることもできる。この場合には、再遊技役に当選した場合の左リール22の全図柄位置に対応する停止位置も、ベル役に当選した場合の左リール22の全図柄位置に対応する停止位置も、共通テーブル181aに定められた停止位置と異なることとなる。しかし、ベル役に当選した場合には、左リール22における各図柄位置を1図柄分ずつ下にずらした図柄位置に置き換えて共通テーブル181aを参照すれば、ベル役に当選した場合の左リール22の全図柄位置に対応する停止位置が共通テーブル181aに定められた停止位置と一致することとなる。また、再遊技役に当選した場合には、左リール22における各図柄位置を1図柄分ずつ上にずらした図柄位置に置き換えて共通テーブル181aを参照すれば、再遊技役に当選した場合の左リール22の全図柄位置に対応する停止位置が共通テーブル181aに定められた停止位置と一致することとなる。
また、本発明に係るスロットマシン10においては、第1の停止の場合及び第2の停止の場合にはいずれも、前記共通テーブル181aに基づいて対応する回転リール25の停止制御を行うものの、前記停止位置が異なる回転リール25については、前記所定の図柄位置を前記他の図柄位置であるものとして、前記共通テーブル181aに基づいて停止制御を行うようになっている。
(作用・効果)
本発明に係るスロットマシン10においては、所定の図柄位置を他の図柄位置に置き換えることにより、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が一致することとなる場合が複数あるときには、前記内容を共通に定めた共通テーブル181aを備え、いずれの場合にも、この共通テーブル181aに基づいて回転リール25の停止制御を行う。したがって、所定の図柄位置を他の図柄位置に置き換えることにより、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が一致することとなる場合については、共通テーブル181aを設けることにより、それぞれの場合ごとに停止テーブル181を設ける必要が無くなるため、ROM等の記憶手段に記憶される停止テーブル181のデータ量を削減することが可能であって、ハードウェア資源を有効に利用することが可能となるのである。
第4の発明は、周囲に複数の図柄51を付した複数個の回転リール25と、回転リール25の回転を開始させるためのスタートスイッチ37と、各回転リール25の回転を停止させるためのストップスイッチ38と、スタートスイッチ37の操作に基づき、役の抽選を行うための役抽選手段140と、ストップスイッチ38が操作されたときの回転リール25の図柄位置に応じた回転リール25の停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブル181と、を備え、複数の停止テーブル181におけるいずれかの停止テーブル181に基づいて回転リール25の停止制御を行うスロットマシン10であって、停止テーブル181として、同一の抽選結果であって異なる複数の回転リール25のいずれを停止させる場合にも選択され得るものであって、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を共通に定めた共通テーブル181aを備え、役抽選手段140による抽選の結果が所定の抽選結果のときに所定の回転リール25を停止させる場合(以下、第1の停止の場合とする)の当該回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置、及び、前記所定の抽選結果のときに前記所定の回転リール25と異なる他の回転リール25を停止させる場合(以下、第2の停止の場合とする)の当該回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置の少なくともいずれか一方が前記共通テーブル181aに定められた情報に基づく停止位置と異なり、他方は一致するものの、前記停止位置が異なる回転リール25における所定の図柄位置を、他の図柄位置に置き換えて前記共通テーブル181aを参照すれば、前記停止位置が異なる回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が前記共通テーブル181aに定められた情報に基づく停止位置と一致するようになっており、第1の停止の場合及び第2の停止の場合にはいずれも、前記共通テーブル181aに基づいて対応する回転リール25の停止制御を行うものの、前記停止位置が異なる回転リール25については、前記所定の図柄位置を前記他の図柄位置であるものとして、前記共通テーブル181aに基づいて停止制御を行うことを特徴とする。
(作用・効果)
本発明に係るスロットマシン10においては、第3の発明と同様に、所定の図柄位置を他の図柄位置に置き換えることにより、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が一致することとなる場合が複数あるときには、前記内容を共通に定めた共通テーブル181aを備え、いずれの場合にも、この共通テーブル181aに基づいて回転リール25の停止制御を行う。したがって、所定の図柄位置を他の図柄位置に置き換えることにより、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が一致することとなる場合については、共通テーブル181aを設けることにより、それぞれの場合ごとに停止テーブル181を設ける必要が無くなるため、ROM等の記憶手段に記憶される停止テーブル181のデータ量を削減することが可能であって、ハードウェア資源を有効に利用することが可能となるのである。
すなわち、本発明によれば、ROM等の記憶手段に記憶される停止テーブルのデータ量を削減することが可能であって、ハードウェア資源を有効に利用することが可能なスロットマシンを提供することができる。
以下、本発明を実施するための第1の形態を図面を参照しつつ説明する。
(スロットマシン10)
本形態に係るスロットマシン10は、遊技媒体として円板状の遊技メダルを使用するものである。
このスロットマシン10は、図2に示すように、正面側(スロットマシン10から見て、スロットマシン10と対向する遊技者の方向)に開口する箱状の筐体20と、この筐体20の正面開口を開閉可能に塞ぐ前扉30とから構成されている。
筺体20には、特に図示していないが、スロットマシン10の作動を制御するための基板を備えたメイン基板ユニット、複数の回転リール25を備えたリールユニット21、遊技メダルを貯留するとともに役を構成する図柄51の組み合わせの停止表示時等に遊技メダルを払い出すためのホッパーユニット27、スロットマシン10に備えられた各種装置に電力を供給するための電源装置等が設置されている。
メイン基板ユニットには、IC等の各種電子部品を搭載したメイン基板が収納されている。メイン基板は、スロットマシン10の作動を制御する制御装置100のうち、メイン制御装置101を構成するものであり、具体的には、スロットマシン10の遊技に関する制御を行うものとなっている。
前扉30の前面上部には、図2に示すように、遊技状態に応じて点灯したり、消灯したりする演出装置50としてのランプ52や、各種演出や報知を行うための演出装置50としての液晶表示装置53などを備えた装飾部31が設けられている。
また、前扉30の下部中央には、筐体20に設けられたホッパーユニット27から遊技メダルを払い出すためのメダル払出口40が設けられ、メダル払出口40の両側には、音声を出力するための演出装置50としてのスピーカー54がそれぞれ1つずつ設けられている。
また、前扉30の裏面には、特に図示していないが、IC等の各種電子部品を搭載したサブ基板が収納されたサブ基板ユニットが設けられている。サブ基板は、スロットマシン10の作動を制御する制御装置100のうち、演出に関する制御を行うためのサブ制御装置102を構成するものである。
操作部33の上面右端部には、遊技を開始するにあたり遊技メダルをベットすべく、遊技メダルを投入するためのメダル投入口44が設けられている。また、操作部33の上面左端部には、スロットマシン10に電子的に貯留されているメダルであるクレジットメダルを遊技メダルのベットに代えるためのベットスイッチが設けられている。ベットスイッチとしては、遊技メダル1枚のベットに代えることができるシングルベットスイッチ36a、及び、遊技を開始するためにベット可能な最大枚数である遊技メダル3枚のベットに代えることができるマックスベットスイッチ36bとを備えている。また、操作部33の前面左端部には、クレジットメダルを精算するための精算スイッチ39が設けられている。また、精算スイッチ39の右方には、3個すべての回転リール25の回転を開始させるためのレバー状のスタートスイッチ37が設けられている。また、操作部33の前面中央には、各回転リール25に対応するとともに、各回転リール25の回転をそれぞれ別個に停止させるための3個のストップスイッチ38が設けられている。
表示窓34は、3個の回転リール25の前方に設けられており、3個すべての回転リール25の回転が停止した際に、各回転リール25の周囲に表示されている21個の図柄51のうちの3個を表示、すなわち、視認できるようになっている。すなわち、3個すべての回転リール25が停止すると、図3に示すように、表示窓34内における、それぞれの回転リール25に対応する表示位置に、それぞれ3個の図柄51が縦並びに表示される。換言すれば、表示窓34内の上段、中段、及び下段にそれぞれ3個の図柄51が表示される。そして、表示窓34内に、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄51が表示されることとなる。
また、前扉30の裏面における、メダル投入口44の下部に対応する位置には、このメダル投入口44から投入された遊技メダルの正偽を判断するためのメダルセレクター(特に図示しておらず)、及び、このメダルセレクターにより適正な遊技メダルであると判断された遊技メダルを検知するためのメダルセンサー35が設けられている(図2参照)。
制御装置100は、上述の如く、スロットマシン10の作動を制御するためのものであり、メイン制御装置101及びサブ制御装置102から構成されるものとなっている。
そして、メイン制御装置101を構成するメイン基板、サブ制御装置102を構成するサブ基板にはそれぞれ、CPU、ROM、RWM、及び、I/O等、種々の電子部品などが備えられている。なお、CPUは、1個のみ備えることもできるし、複数のCPUを備えることもできる。また、CPU、ROM、RWM、及び、I/O等は一体に構成されたワンチップ型とすることもできる。
具体的には、メイン制御装置101は、スタートスイッチ37やストップスイッチ38の操作により、役の抽選、回転リール25の回転及び停止の制御、並びに遊技メダルの払出し等、遊技の進行に関する制御等を行い、また、サブ制御装置102は、メイン制御装置101から送信される信号やデータに基づき、これらの送信内容に対応した遊技に関する演出の制御等を行う。
制御装置100の入力手段としては、図1に示すように、次のセンサーやスイッチが接続されている。
(1)メダルセンサー35
(2)ベットスイッチ(シングルベットスイッチ36a、マックスベットスイッチ36b)
(3)スタートスイッチ37
(4)ストップスイッチ38
(5)精算スイッチ39
これら(1)から(5)までのスイッチ等はすべて、メイン制御装置101に接続されている。なお、入力手段としては、これら(1)から(5)までのスイッチ等に限定されるものではない。また、サブ制御装置102に接続される入力手段を設けてもよい。
メダルセンサー35は、メダル投入口44から投入された遊技メダルのうち、前述のメダルセレクターにより適正な遊技メダルとして判断されたものを検知するためのセンサーである。
(ベットスイッチ)
ベットスイッチは、クレジットメダル数を減算して遊技メダルのベットに代えるスイッチであり、遊技メダル1枚のベットに代えることができるシングルベットスイッチ36a、及び、遊技を開始するためにベット可能な最大枚数である遊技メダル3枚のベットに代えることができるマックスベットスイッチ36bが設けられている。
(スタートスイッチ37)
スタートスイッチ37は、遊技メダルがベットされることを条件に、又は、後述する再遊技役を構成する図柄51の組み合わせが停止表示したことを条件に、リールユニット21の駆動を開始させることが可能なレバー形状のスイッチである。
また、本形態に係るスロットマシン10は、前回の遊技のスタートスイッチ37が操作されてから所定の時間(いわゆるウェイト時間、たとえば4.1秒)が経過するまでは、次遊技を開始するためにスタートスイッチ37を操作したとしても、回転リール25が回転を開始しないか、若しくは、回転リール25が回転を開始してもストップスイッチ38の操作が無効となるように形成されている。換言すれば、スタートスイッチ37が操作された際には、前記の遊技の前回の遊技のスタートスイッチ37が操作されてから所定の時間が経過したことを条件に、回転リール25が回転開始するか、若しくは、ストップスイッチ38の操作が有効となるように形成されている。
(ストップスイッチ38)
ストップスイッチ38は、回転リール25の回転を停止させるためのスイッチである。具体的には、ストップスイッチ38は、図2に示すように、左リール22、中リール23、及び、右リール24のそれぞれに対応した3個のスイッチから構成されている。
また、ストップスイッチ38は、スタートスイッチ37が操作されることにより回転リール25が回転を開始してから、すべての回転リール25の回転速度が予め定められた一定速度に達することにより操作可能となるように形成されている。
具体的には、各ストップスイッチ38は、操作されることを契機として、メイン制御装置101に対して当該各ストップスイッチ38が操作された旨を示す停止信号を出力する。そして、この停止信号がメイン制御装置101に入力された後、メイン制御装置101が、この入力された停止信号を用いて、回転リール25の回転停止処理等を実行する。
精算スイッチ39は、クレジットされている遊技メダルを精算、すなわち、クレジットを解除して、クレジットメダルを払い出すためのスイッチである。
(制御装置100の出力手段)
制御装置100の出力手段としては、図1に示すように、次のものが接続されている。
(1)リールユニット21(回転リール25)
(2)ホッパーユニット27
(3)演出装置50(ランプ52、液晶表示装置53、スピーカー54)
また、(1)及び(2)の出力手段はメイン制御装置101に接続されており、(3)の出力手段はサブ制御装置102に接続されている。なお、出力手段としては、これら(1)から(3)までに限定されるものではない。
リールユニット21は、所定の枠体に固定された3個のステッピングモーター(図示しておらず)と、各ステッピングモーターの回転軸にそれぞれ固定された計3個の回転リール25とから構成されている。
また、各回転リール25の外周面には、回転方向へ向けてほぼ等間隔に、「赤7」「黄7」「黒BAR」「青BAR」「スイカ」「ベル」「チェリー」「リプレイ」等の複数種類の図柄51が所定の配列で計21個表示されている。具体的には、図4に示すように、左リール22、中リール23及び右リール24のそれぞれに、図柄51が21個ずつ配列されている。なお、各回転リール25の図柄配列における図柄51に対しては、便宜的に、図4の上側から下側へ向けて順番に「20番」から「0番」までの図柄番号を付している。
また、各回転リール25の所定箇所には、回転リール25の回転を検知するために用いられるインデックス(図示しておらず)が設けられるとともに、このインデックスの通過を検知する所定のセンサー(たとえば、フォトセンサー、磁気センサー、タッチセンサーなど)が設けられる。そして、各回転リール25が回転を開始し、インデックスを所定のセンサーがを検知した後に出力されるパルス信号に基づいて、ストップスイッチ38が操作された時点における回転リール25の回転位置を検出し、所定位置で回転リール25を停止させることによって、停止制御が行われるものとなっている。
ホッパーユニット27は、所定の役を構成する図柄51の組み合わせが停止表示されるなどの遊技結果に基づいて、遊技者に遊技メダルの払い出しを行うためのものである。
(演出装置50)
演出装置50は、演出を実行するためのものであり、具体的には、サブ制御装置102からの所定の演出制御信号の入力を契機として、遊技者に対して当選等を報知するなど種々の演出を行うためのものである。
具体的には、演出装置50としては、光源の点滅、点灯又は消灯により、遊技を盛り上げたり、所定の役が当選していることを報知したりするためのランプ52、文字や画像(静止画や動画)の表示により、遊技の演出や各種報知を行うための液晶表示装置53、所定の効果音やBGMの出力により、遊技の演出や各種報知を行うためのスピーカー54等を備えている。なお、演出装置50は、これらのものに限定されるわけではなく、CRT表示装置、ドットマトリクス表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置等の画像表示装置を備えることもできる。
制御装置100は、メイン制御装置101及びサブ制御装置102から構成されており、上述の如く、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、図1に示すように、大別して、次の(1)から(7)までの制御手段として機能する。
(1)遊技制御手段120
(2)役抽選手段140
(3)回転開始制御手段160
(4)回転位置検出手段170
(5)回転停止制御手段180
(6)停止態様判定手段190
(7)演出制御手段200
また、メイン制御装置101は(1)から(6)までの制御手段として機能し、サブ制御装置102は(7)の制御手段として機能する。なお、制御装置100としては、上記した(1)から(7)までの制御手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。
遊技制御手段120は、遊技の進行を制御するためのものである。
ここで、本形態に係るスロットマシン10は、遊技として、一般的な遊技である通常遊技、通常遊技と異なる遊技であって通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与する特別遊技(BBゲーム、RBゲーム)を有している。
なお、遊技はこれらに限定されるものではなく、たとえば、再遊技役の当選確率が通常遊技中とは異なる値に設定されるリプレイタイム遊技(RTゲーム)、役抽選手段140による抽選の結果に関する情報を報知するアシストタイム遊技(ATゲーム)、リプレイタイム遊技とアシストタイム遊技とが同時に実行されるアシストリプレイタイム遊技(ARTゲーム)等、遊技者に対して所定の特典を付与可能な特殊遊技を有していてもよい。
(1)通常遊技制御手段121
(2)特別遊技制御手段122
また、遊技制御手段120としては、上記した(1)及び(2)の手段に限定されるものではない。
(通常遊技制御手段121)
通常遊技制御手段121は、一般的な遊技である通常遊技を制御するためのものである。
具体的には、遊技メダルの投入又はベットスイッチが操作されることにより、遊技メダルがベットされたことを条件に、スタートスイッチ37が操作されると、後述の役抽選手段140により、予め定められた複数の役のうちいずれかの役の当選又は非当選を決定するための抽選が行われる。そして、これに伴って、3個すべての回転リール25が回転を開始する。その後、所定のストップスイッチ38を1つ操作すると、このストップスイッチ38に対応した回転リール25の回転が停止する。そして、ストップスイッチ38を3個すべて操作し終わると、3個の回転リール25の回転がすべて停止する。このとき、中段ライン91上に、役抽選手段140により当選した役を構成する図柄51の組み合わせが停止すると、役に応じて予め定められた所定の利益が付与されるものとなっている。所定の利益の付与としては、図5に示すように、たとえば、予め定められた枚数の遊技メダルの払い出しや、上述の特別遊技の実行等とすることができる。そして、通常遊技制御手段121は、1回の遊技における上記一連の処理を制御するものである。
また、小役としては、図5に示すように、チェリー役、ベル役及びスイカ役を備えている。
具体的には、本形態に係るスロットマシン10は、再遊技役として、「リプレイ」「リプレイ」「リプレイ」という図柄51の組み合わせにより構成される第1再遊技役と、「ベル」「リプレイ」「リプレイ」という図柄51の組み合わせにより構成される第2再遊技役とを備えている。そして、中段ライン91上に、上記図柄51の組み合わせが停止すると、新たに遊技メダルを投入することなく、当該遊技と同じ条件で次遊技を行う(すなわち、再遊技を行う)ことができる。なお、再遊技役としては、上記図柄51の組み合わせにより構成されるものに限定されるのではなく、他の図柄51の組み合わせにより構成されるものを備えていてもよい。
また、本形態に係るスロットマシン10は、小役のうち、ベル役として、「ベル」「ベル」「ベル」という図柄51の組み合わせにより構成される第1ベル役と、「ベル」「ベル」「チェリー」という図柄51の組み合わせにより構成される第2ベル役とを備えている。そして、中段ライン91上に、上記図柄51の組み合わせが停止すると、所定枚数(本形態では13枚)の遊技メダルが払い出される。なお、ベル役としては、上記図柄51の組み合わせにより構成されるものに限定されるのではなく、他の図柄51の組み合わせにより構成されるものを備えていてもよい。
また、小役のうち、スイカ役は、「スイカ」の図柄51の組み合わせ(「スイカ」「スイカ」「スイカ」)により構成される。そして、中段ライン91上に「スイカ」「スイカ」「スイカ」の組み合わせが停止すると、所定枚数(本形態では6枚)の遊技メダルが払い出される。
また、本形態に係るスロットマシン10は、BBゲーム役として、「黒BAR」「黒BAR」「黒BAR」という図柄51の組み合わせにより構成される第1BBゲーム役、「赤7」「赤7」「赤7」という図柄51の組み合わせにより構成される第2BBゲーム役、「赤7」「赤7」「黒BAR」という図柄51の組み合わせにより構成される第3BBゲーム役、及び、「ベル」「赤7」「ベル」という図柄51の組み合わせにより構成される第4BBゲーム役を備えている。そして、中段ライン91上に上記図柄51の組み合わせが停止すると、BBゲームに移行する。
また、RBゲーム役は、「7」「黒BAR」「7」という図柄51の組み合わせにより構成される。本形態に係るスロットマシン10では、このRBゲーム役は、通常遊技中は抽選されず、後述のBBゲーム一般遊技中にのみ抽選されるようになっている。
そして、BBゲーム一般遊技中において、中段ライン91上に上記図柄51の組み合わせが停止すると、RBゲームに移行する。
(特別遊技制御手段122)
特別遊技制御手段122は、通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技(BBゲーム、RBゲーム)を制御するためのものである。
RBゲームは、予め定められた特定の役(本形態ではベル役)が高確率で当選する遊技を一定条件下で行わせる遊技である。また、BBゲームは、通常遊技と同様の遊技(BBゲーム一般遊技)を実行可能であるとともに、この遊技中に一定条件下でRBゲームに移行できるようにした遊技である。
また、本形態に係るスロットマシン10では、BBゲームが開始されると、BBゲーム一般遊技が実行され、このBBゲーム一般遊技中にRBゲーム役に当選し、中段ライン91上にRBゲーム役を構成する図柄51の組み合わせ(「赤7」「黒BAR」「赤7」)が停止すると、その後RBゲームへ移行する。そして、所定回数(本形態では2回)の遊技が行われるか、又は、所定回数(本形態では1回)、中段ライン91上に所定の役を構成する図柄51の組み合わせが停止するかのいずれかが満たされると、RBゲームが終了し、BBゲーム一般遊技に移行するようになっている。
そして、BBゲーム中において払い出された遊技メダルが所定の枚数(たとえば80枚)を超えることにより、BBゲームは終了する。また、BBゲームの終了条件としては、上述のような遊技メダルの払い出し枚数の累計ではなく、他の条件を設定することもできる。
(役抽選手段140)
役抽選手段140は、予め定められた複数の役のうちいずれかの役の当選又は非当選を抽選により決定するためのものであり、具体的には、予め定められた抽選確率に基づいて、いずれの役に当たったか又はハズレたかの抽選を行うものである。
なお、この当選フラグとしては、役抽選手段140の抽選結果が小役の当選である場合に成立する小役当選フラグや、抽選結果がBBゲームなどの特別遊技役の当選である場合に成立する特別当選フラグ等がある。
(回転開始制御手段160)
回転開始制御手段160は、回転リール25の回転の開始に関する制御を行うためのものであり、具体的には、回転開始制御手段160は、スタートスイッチ37の操作に基づいて出力される開始信号に基づき、各回転リール25に設けられているステッピングモーター(図示しておらず)に駆動開始信号を出力し、ステッピングモーターを駆動させることによりすべての回転リール25の開始を開始させるものである。
回転位置検出手段170は、ストップスイッチ38が操作された時点における回転リール25の回転位置を検出するためのものである。
具体的には、回転位置検出手段170は、特に図示していないが、出力されるパルス信号をカウントするためのカウント手段、カウント手段によるパルス信号のカウント値をリセットするためのリセット手段などを備えている。
より具体的には、各回転リール25が回転を開始し、すべての回転リール25が所定の速度で定速回転(定常回転)するようになった後、検知センサー(図示しておらず)によりインデックスの通過が検知されたことを契機として、前記カウント手段が、出力されるパルス信号のカウントを開始する。そして、ストップスイッチ38が操作された時点における前記カウント値に基づいて、インデックスの回転角度を算出し、これにより前記時点における回転リール25の回転位置を検出することとなる。また、前記カウント手段によるパルス信号のカウント値は、検知センサー(図示しておらず)によりインデックスの通過が検知される都度、前記リセット手段によりリセットされ、この時点から新たにパルス信号のカウントが行われるものとなっている。
回転停止制御手段180は、ストップスイッチ38の操作が行われた際に、対応する回転リール25の回転停止を制御するためのものである。
本形態における回転停止制御手段180は、ストップスイッチ38が操作された時点で、中段ライン91上に直ちに停止できる図柄51を基準として、この図柄51から回転方向に予め定められた最大移動図柄数(最大スベリコマ数、たとえば、4コマ)移動したときの図柄51までの範囲で、対応する回転リール25を停止させるように形成されている。
換言すれば、回転停止制御手段180は、ストップスイッチ38が操作された時点から対応する回転リール25が停止するまでに、この回転リール25が回転する回転量が予め定められたコマ数(0コマから4コマまで)の範囲内となるように制御する。
具体的には、回転停止制御手段180は、いずれかの役に係る当選フラグが成立しているときには、当該役を構成する図柄51の組み合わせが、中段ライン91上に停止するように、かつ、前記役以外のいずれの役を構成する図柄51の組み合わせも、中段ライン91上に停止しないように、対応する回転リール25の停止位置を上述の予め定められたコマ数の範囲内で決定する。
また、本形態に係るスロットマシン10では、回転停止制御として、図柄51の停止位置を定めた後述の停止テーブル181を用いて行うテーブル制御が用いられている。
(1)停止テーブル181(共通テーブル181a、個別テーブル181c)
(2)停止制御内容定義テーブル182
(3)選択手段183
(4)図柄位置補正手段184
(5)停止位置情報取得手段185
(6)停止実行手段186
なお、回転停止制御手段180としては、上記した(1)から(6)までの手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。
停止テーブル181は、ストップスイッチ37が操作されたときの回転リール25の図柄位置に応じた回転リール25の停止位置に関する情報を定めたものであり、より具体的には、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置に応じて、当該回転リール25の図柄位置から移動可能な最大移動可能図柄数(最大スベリコマ数、4コマ)の範囲におけるいずれの位置で回転リール25を停止させるのかを定めたものである。
換言すれば、停止テーブル181においては、回転リール25の各図柄51が中段ライン91に位置しているときを基準の図柄位置として、この基準の図柄位置から移動可能なコマ数(0コマから4コマまで)の範囲内のいずれかの図柄位置が停止位置として定められている。
なお、前記停止テーブル181を両方備えるのではなく、いずれか一方のみを備えるようにしてもよい。
ここで、共通テーブル181aは、異なる複数の抽選結果において同一の回転リール25を停止させる場合に共通に選択され得るものであって、回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を定めた停止テーブル181である。
また、個別テーブル181cは、複数の場合に共通して選択されることはなく、抽選結果及び停止対象の回転リール25に応じて個々に選択されるものであって、回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を定めた停止テーブル181である。
本形態に係るスロットマシン10では、図6に示すように、共通テーブル181として、共通テーブルA及び共通テーブルBを備えている。
(1)共通テーブルA
共通テーブルAは、第1ベル役に当選したときに左リール22を停止させる場合、第2ベル役に当選したときに左リール22を停止させる場合、及び第2再遊技役に当選したときに左リール22を停止させる場合に共通に選択されるものである。そして、この共通テーブルAは、上述の場合に共通した停止制御を行うようにするために(ここでは、中段ライン91上に「ベル」の図柄51を停止させるために)、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置を定めたものである。
そして、第1テーブルにおいては、回転リール25が停止したとき中段ライン91上に停止表示できる図柄番号に対してビットを設定することで、当該図柄番号に係る図柄51が中段ライン91に停止表示されることとなる位置が停止可能である旨を定めている。すなわち、この第1テーブルによれば、回転リール25は、ビットが設定された図柄番号に係る図柄51が中段ライン91上に停止表示される位置で停止するように制御されることとなる。
したがって、ストップスイッチ38が操作された時点で、中段ライン91上に位置する図柄51(すなわち、ストップスイッチ38が操作された時点の図柄位置)が、たとえば、13番の図柄51であったときは、上述のようにこの位置が停止位置として設定されているため、回転リール25は、13番の図柄51が中段ライン91上に停止表示される当該停止位置で停止する。
たとえば、図6に示すように、共通テーブルAの第2テーブルには、13番の図柄51に対して移動コマ数「0」が、12番の図柄51に対して移動コマ数「1」が、11番の図柄51に対して移動コマ数「2」が、10番の図柄51に対して移動コマ数「3」が、9番の図柄51に対して移動コマ数「4」がそれぞれ設定されている。
これに対して、ストップスイッチ38が操作された時点で、中段ライン91上に位置する図柄51が(ストップスイッチ38が操作された時点の図柄位置)が、たとえば、12番の図柄51であったときは、上述のように移動コマ数「1」が設定されているため、回転リール25は1コマ移動して、13番の図柄51が中段ライン91上に停止表示される当該位置を停止位置として停止する。同様に、11番の図柄51であったときは、設定されている移動コマ数である2コマ移動して、10番の図柄51であったときは、設定されている移動コマ数である3コマ移動して、9番の図柄51であったときは、設定されている移動コマ数である4コマ移動して、いずれも13番の図柄51が中段ライン91上に停止表示される当該位置を停止位置として停止する。
共通テーブルBは、第1ベル役に当選したときに中リール23を停止させる場合、第2ベル役に当選したときに中リール23を停止させる場合、第1再遊技役に当選したときに中リール23を停止させる場合、及び、第2再遊技役に当選したときに中リール23を停止させる場合に共通に選択されるものである。そして、この共通テーブルBは、上述の場合に共通した停止制御を行うようにするために、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置を定めたものである。
具体的には、共通テーブルBは、共通テーブルAと同様に、停止位置に関する情報として、各図柄位置に対応する直接的な停止位置が定められた第1テーブルと、停止するまでの移動コマ数が定められた第2テーブルとを備えている(図6参照)。
しかし、本形態に係るスロットマシン10の中リール23は、図4に示すように、その全範囲にわたって、「リプレイ」→「ベル」→「チェリー」という順で連続して配置された(すなわち、一定の位置関係となるように配置された)図柄配列が含まれるようになっている。
すなわち、中リール23の各図柄位置を1図柄分ずつ上にずらして、前記共通テーブルBを参照して停止制御を行うとするならば、第1ベル役及び第2ベル役に当選した場合における中リール23の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置は、共通テーブルBに定められた停止位置と一致させることができることとなる。これにより、第1ベル役及び第2ベル役に当選した場合にも、当該共通テーブルBを選択するものの、中リール23の各図柄位置を1図柄分ずつ上にずらした図柄位置とみなすことにより、共通テーブルBに定められた停止位置で中リール23を停止させることができることとなる。
たとえば、第1ベル役に当選した場合において、中リール23に対応するストップスイッチ38が操作された時点の図柄位置が15番の「ベル」であったものする。すると、図柄位置補正手段184により、前記図柄位置が1図柄上の図柄位置である16番とみなされた上で、共通テーブルBを参照することとなる。そして、共通テーブルBには、16番の図柄51についてはビタ止まり、すなわち、当該番号の図柄51がそのまま中段ライン91上に停止表示されるような停止位置が定められているため、この場合には、15番の「ベル」が中段ライン91上に停止表示される位置が停止位置となる。したがって、15番の「ベル」が中段ライン91上に停止表示されて、中リール23が停止することとなる。
このように定めたときには、第1ベル役及び第2ベル役に当選した場合には、共通テーブルBに定められた停止位置で中リール23を停止させることができるものの、第1再遊技役及び第2再遊技役に当選した場合には、中リール23の各図柄位置を1図柄分ずつ下にずらした図柄位置とみなすことにより、共通テーブルBに定められた停止位置で中リール23を停止させることができることとなる。
このように定めたときには、第1ベル役及び第2ベル役に当選した場合には、中リール23の各図柄位置を1図柄分ずつ上にずらした図柄位置とみなすことにより、共通テーブルBに定められた停止位置で中リール23を停止させることができ、また、第1再遊技役及び第2再遊技役に当選した場合には、中リール23の各図柄位置を2図柄分ずつ上にずらした図柄位置とみなすことにより、共通テーブルBに定められた停止位置で中リール23を停止させることができることとなる。
個別テーブル181cは、上記共通テーブル181aが選択されることとなる場合以外の、各抽選結果及び各回転リール25ごとに、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を定めたものである。
たとえば、個別テーブル181cとしては、チェリー役に当選したときの各回転リール25(左リール22、中リール23及び右リール24)の停止位置を定めた個別テーブル181c、スイカ役に当選したときの各回転リール25の停止位置を定めた個別テーブル181c、BBゲーム役に当選したときの各回転リール25の停止位置を定めた個別テーブル181c、ハズレのときの各回転リール25の停止位置を定めた個別テーブル181c、BBゲーム役の当選フラグ持ち越し中の当選状況に応じた各回転リール25の停止位置を定めた個別テーブル181c、BBゲーム中の当選状況に応じた各回転リール25の停止位置を定めた個別テーブル181c等を備えることができる。なお、個別テーブル181cとしてはこれらに限定されるものではない。
(停止制御内容定義テーブル182)
停止制御内容定義テーブル182は、図7に示すように、役抽選手段140による抽選の結果及び回転リール25に応じて選択される停止テーブル181や、共通テーブルBが選択された場合に後述の図柄位置補正手段184により置き換えられる(補正される)所定の図柄位置及び置き換えの内容などを定めたものである。
選択手段183は、ストップスイッチ38が操作されることを契機に、停止制御内容定義テーブル182を参照して、役抽選手段140による抽選の結果及び操作されたストップスイッチ38に対応する回転リール25に応じた停止テーブル181の選択や、後述の図柄位置補正手段184により置き換えられる(補正される)内容の取得を行うためのものである。
たとえば、選択手段183は、第2ベル役に当選したときであって左リール22に対応するストップスイッチ38が操作された場合には、この操作を契機として、停止制御内容定義テーブル182を参照し、停止テーブル181として共通テーブルAを選択する。また、第2ベル役に当選したときであって中リール23に対応するストップスイッチ38が操作された場合には、この操作を契機として、停止制御内容定義テーブル182を参照し、停止テーブル181として共通テーブルBを選択するとともに、後述の図柄位置補正手段184により置き換えられる内容として、全図柄位置について図柄番号を「+1」する旨(すなわち、各図柄位置を1図柄分上にずらした図柄位置とみなす旨)を取得する。
図柄位置補正手段184は、前記選択手段183により、停止制御内容定義テーブル183から置き換えの内容が取得された場合に、この取得された内容に基づいて、ストップスイッチ38が操作された時点における図柄位置の置き換えを行うためのものである。
たとえば、第2ベル役に当選したときであって中リール23に対応するストップスイッチ38が操作されると、上述のように、選択手段183により、共通テーブルBが選択されるとともに、図柄位置の置き換えの内容として、全図柄位置について図柄番号を「+1」する旨(すなわち、各図柄位置を1図柄分上にずらした図柄位置とみなす旨)を取得する。そして、このストップスイッチ38が操作された時点の図柄位置が、たとえば、11番の「リプレイ」であった場合には、図柄位置補正手段184は、この図柄番号「11番」を「12番(=11+1)」に置き換える。
停止位置情報取得手段185は、選択手段183により選択された停止テーブル181、及び、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置に基づいて、当該回転リール25の停止位置に関する情報を取得するためのものである。すなわち、停止位置情報取得手段185は、第1テーブルからは、各図柄位置における停止の可否(すなわち、停止可能位置)を取得し、第2テーブルからは、移動コマ数を取得する。
たとえば、上述の場合のように、図柄位置補正手段184により図柄番号が「12番」に置き換えられた場合には、停止位置情報取得手段185は、選択手段183により選択された共通テーブルBの図柄番号「12番」に定められた停止位置に関する情報、すなわち、4コマの移動コマ数(図柄番号「16番」で停止可能、すなわち4コマ先が停止可能位置)が取得される。
(停止実行手段186)
停止実行手段186は、停止位置情報取得手段185により取得された停止位置に関する情報に基づいて、対応する回転リール25を停止させるものである。
また、上述のように、第2再遊技役に当選したときに左リール22に対応するストップスイッチ38が操作され、このストップスイッチ38が操作された時点の図柄位置が15番の「リプレイ」であった場合には、停止位置情報取得手段185により2コマの移動コマ数が取得される。したがって、停止実行手段186は、ストップスイッチ38が操作された時点(15番の「リプレイ」)から2コマ先、すなわち、17番の「ベル」が中段ライン91上に表示されることとなる停止位置で、左リール22を停止させる。
停止態様判定手段190は、役抽選手段140による抽選の結果、所定の役に当選し、かつ、回転リール25が停止した状態で表示される図柄51の停止表示態様が、役に応じて予め定められた図柄51の組み合わせになっているか否かを判定し、この判定結果に基づいた制御を行うためのものである。すなわち、所定の役を構成する図柄51の組み合わせが停止した場合に、この停止に係る役に応じた制御信号を出力するように形成されている。
具体的には、停止態様判定手段190は、各種制御手段に前記制御信号を出力する。そして、たとえば、所定の制御信号が入力された遊技制御手段120は、ホッパーユニット27が所定枚数の遊技メダルを払い出すように制御する。また、制御信号が入力された後述の演出制御手段200は、演出装置50により所定の演出が行われるように制御する。また、再遊技役に係る制御信号が入力された遊技制御手段120は、再遊技を行う。また、特別遊技役に係る制御信号が入力された特別遊技制御手段122は、特別遊技を開始する。
演出制御手段200は、各種制御手段から出力される信号が入力されることを契機として、遊技に関する演出を、ランプ52、液晶表示装置53、スピーカー54などの演出装置50により実行するためのものである。
また、遊技に関する演出としては、たとえば、役抽選手段140により所定の役に当選した旨を報知するための当選報知演出、特別遊技(たとえば、BBゲーム)が開始した場合に、当該特別遊技を盛り上げるための演出などが挙げられる。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の動作の概略について、図8から図10までに示したフローを用いて説明する。
ステップ101において、スタートスイッチ37の操作に基づき、当該スタートスイッチ37がONとなる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、役抽選手段140により役抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ104において、ストップスイッチ38が操作されたか否かが判定される。そして、ストップスイッチ38が操作されたと判定された場合、次のステップ105に進む。一方、ストップスイッチ38が操作されていないと判定された場合、ステップ104に戻る。
ステップ105において、ストップスイッチ38の操作に基づき、当該ストップスイッチ38がONとなる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、回転停止制御手段180により、回転リール停止処理が行われる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ108において、停止態様判定手段190により、いずれかの役を構成する図柄51の組み合わせが中段ライン91に停止したか否かが判定される。そして、いずれかの役を構成する図柄51の組み合わせが中段ライン91に停止した場合には、対応する役に基づいて、所定枚数の遊技メダルの払い出し、特別遊技の開始等が行われる。そして、遊技が終了する。
ステップ200において、乱数発生手段により発生した乱数の中から、乱数抽出手段により乱数が取得される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、取得された乱数が所定のメモリに記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、現時点で実行されている遊技が取得される。そして、次のステップ203に進む。
ステップ204において、前記抽出された乱数が、選択された抽選テーブルのいずれかの役当選領域に属するか否かの判定が、当選判定手段により行われる。そして、前記乱数がいずれかの役当選領域に属すると判定された場合、次のステップ205に進む。一方、前記乱数がいずれの役当選領域にも属さない、すなわち、前記乱数がハズレ領域に属すると判定された場合、役抽選処理が終了する。
ステップ205において、フラグ成立手段が、前記役当選領域に対応する役の当選フラグを成立させ、役抽選処理が終了する。
ステップ300において、役抽選手段140による抽選の結果、及び、操作されたストップスイッチ38に基づいて、選択手段183により、停止制御内容定義テーブル182が参照される。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、停止制御内容定義テーブル182の参照結果に基づいて、選択手段183により、対応する停止テーブル181が選択される。また、停止制御内容定義テーブル182に図柄位置の置き換えについて定められていた場合には、選択手段183により、前記図柄位置の置き換え内容が取得される。そして、ステップ302に進む。
ステップ303において、図柄位置補正手段184により、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置が、前記図柄位置の置き換え内容に基づいて置き換えられる。そして、ステップ304に進む。
ステップ304において、選択手段183により選択された停止テーブル181、及び、現時点における図柄位置(すなわち、図柄位置の置き換えが行われた場合には置き換え後の図柄位置、図柄位置の置き換えが行われていない場合にはストップスイッチ38が操作された時点の図柄位置)に基づいて、停止位置情報取得手段185により、停止位置に関する情報が取得される。そして、ステップ305に進む。
(まとめ)
本形態に係るスロットマシン10においては、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が一致することとなる場合が複数あるとき(第1ベル役当選時における左リール22の停止、第2ベル役当選時における左リール22の停止、及び、第2再遊技役当選時における左リール22の停止の場合)には、前記内容を共通に定めた共通テーブル181a(共通テーブルA)を備え、いずれの場合にも、この共通テーブル181aに基づいて回転リール25の停止制御を行う。したがって、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が一致する場合については、共通テーブル181aを設けることにより、それぞれの場合ごとに停止テーブル181を設ける必要が無くなるため、ROM等の記憶手段に記憶される停止テーブル181のデータ量を削減することが可能であって、ハードウェア資源を有効に利用することが可能となるのである。
上記形態に係るスロットマシン10では、共通テーブル181aとして、共通テーブルA及び共通テーブルBを備えていたが、これに限定されるものではなく、複数の場合において共通に選択し、共通的に停止制御を行えるような設定が可能であれば、他の共通テーブルを備えることもできる。
具体的には、同一の抽選結果であって異なる回転リール25を停止させるときや、異なる抽選結果であって異なる回転リール25を停止させるときに、全図柄位置それぞれに対応する停止位置を共通化できる場合には、当該内容を定めた共通テーブル181aを設けることができる。
そして、この場合に、「ベル」の図柄51を中段ライン91上に停止させるような、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置を定めた共通テーブル181aを設けておく。
なお、上述のような設定の場合には、共通テーブル181aに、「リプレイ」の図柄51を中段ライン91上に停止させるような、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置を定めてもよい。このように定めたときは、中段ライン91上に「リプレイ」の図柄51を停止させるような停止制御を行う場合(たとえば、第1再遊技役当選時に左リール22を停止する場合等)には、図柄位置は置き換えることなく、前記共通テーブル181aを参照して、対象の回転リール25を停止させることができるものの、中段ライン91上に「ベル」の図柄51を停止させるような停止制御を行う場合(たとえば、第1ベル役当選時に左リール22を停止する場合等)には、各図柄位置を1図柄分下にずらした図柄位置に置き換えて、前記共通テーブル181aを参照することで、対象の回転リール25を停止させることができる。
また、上記形態に係るスロットマシン10において、中段ライン91にいずれの役を構成する図柄51も停止しないような所定の停止パターンを定めた共通テーブル181aを設けておき、役抽選手段140による抽選の結果がハズレとなった場合には、前記共通テーブル181aを選択して、回転リール25を停止させることもできる。また、中段ライン91に所定の役(上記形態では第1ベル役)を構成する図柄51の組み合わせを停止させるためのストップスイッチ38の操作順序が対応付けられており、当該操作順序以外でストップスイッチ38が操作されることにより、中段ライン91にいずれの役を構成する図柄51の組み合わせも停止しない(いわゆる取りこぼし出目が停止する)ように回転リール25を停止させる場合にも、前記共通テーブル181aを用いることができる。
(変形例2)
上記形態に係るスロットマシン10では、第1ベル役当選時及び第2ベル役当選時には、中リール23の全図柄位置をそれぞれ1図柄分上にずらした図柄位置に置き換えて、共通テーブルBを参照していたが、図柄位置の置き換えについてはこれに限定されるものではない。
具体的には、所定の回転リール25における図柄位置全体の置き換え(すなわち、回転リール25に依存した置き換え)ではなく、所定の回転リール25における一部の図柄位置の置き換え(すなわち、図柄番号に依存した置き換え)を行ってもよい。
すなわち、抽選結果Aのときの停止位置と、抽選結果Bのときの停止位置とでは、図柄番号「8番」から図柄番号「10番」までの図柄位置に対応する停止位置のみ異なり、それ以外は一致している(図11参照)。
すると、抽選結果Aのときに左リール22を停止させる場合には、前記共通テーブル181aを選択して、この共通テーブル181aに定められた停止位置で停止させることができる。 これに対して、抽選結果Bのときに左リール22を停止させる場合には、図柄番号「8番」から図柄番号「10番」までの図柄位置については、「8番」を「16番」に、「9番」を「17番」に、「10番」を「18番」にそれぞれ置き換えて、前記共通テーブル181aを参照することで、この共通テーブル181aに定められた停止位置で停止させることができる。
そして、このように設定した場合にも、上記形態に係るスロットマシン10と同様の効果を奏することとなる。
(第2の形態)
以下、本発明を実施するための第2の形態を図面を参照しつつ説明する。
第1の形態に係るスロットマシン10は、回転リール25の全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置を定めた共通テーブル181aを備えていたが、第2の形態に係るスロットマシン10は、回転リール25の全図柄位置については一致していないものの、全図柄位置のうち一部の図柄位置について停止位置を共通化できる場合には、この一部の図柄位置のそれぞれに対応する停止位置を定めた共通テーブル181aを備えている。そして、第2の形態に係るスロットマシン10は、共通テーブル181aの構成が第1の形態に係るスロットマシン10と異なるものの、その他の構成については第1の形態に係るスロットマシン10と同一である。以下、第1の形態に係るスロットマシン10との相違点について詳述する。
本形態に係るスロットマシン10は、停止テーブル181として、共通テーブル181aと、固有テーブル181bと、個別テーブル181cとを備えている。
ここで、本形態における共通テーブル181aは、異なる複数の抽選結果において同一又は異なる回転リール25停止させる場合や、同一の抽選結果において異なる回転リール25を停止させる場合に共通に選択され得るものであって、回転リール25の全図柄位置のうち一部の図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を定めた停止テーブル181である。すなわち、本形態における共通テーブル181aは、一部の図柄位置についてそれぞれ対応する停止位置を決定するためのものである。
また、個別テーブル181cは、第1の形態と同様である。
(共通テーブル181a)
本形態に係るスロットマシン10では、図12及び図13に示すように、共通テーブル181aとして、共通テーブルC及び共通テーブルDを備えている。
本形態に係るスロットマシン10では、第1BBゲーム役(「黒BAR」「黒BAR」「黒BAR」)に当選したときの左リール22については、図12(a)に示すような停止位置で停止させるようになっている。また、第2BBゲーム役(「赤7」「赤7」「赤7」)に当選したときの左リール22については、図12(b)に示すような停止位置で停止させるようになっている。また、第2BBゲーム役に当選したときの中リール23については、図12(c)に示すような停止位置で停止させるようになっている。
これらの場合にはいずれも、図柄番号「0番」から図柄番号「13番」までの各図柄位置に対応する停止位置、及び、図柄番号「18番」から図柄番号「20番」までの各図柄位置に対応する停止位置が共通し、図柄番号「14番」から図柄番号「17番」までの各図柄位置に対応する停止位置は異なっている(図12参照)。
すなわち、上記の場合において、停止の対象となる回転リール25に対応するストップスイッチ38が操作された時点の図柄位置が、図柄番号「0番」から図柄番号「13番」までのいずれかの図柄位置、又は、図柄番号「18番」から図柄番号「20番」までのいずれかの図柄位置であったときには、前記共通テーブルCを選択して、この共通テーブルCに定められた停止位置で、停止の対象の回転リール25を停止させることができる。
そして、この場合には、図柄番号「0番」から図柄番号「12番」までの各図柄位置に対応する停止位置、並びに、図柄番号「19番」及び図柄番号「20番」の各図柄位置に対応する停止位置は、前記共通テーブルCに定められた停止位置とは異なるものの、図柄番号「0番」から図柄番号「12番」までの各図柄位置、並びに、図柄番号「17番」から図柄番号「20番」までの各図柄位置をそれぞれ1図柄分上にずらした図柄位置に置き換えて、共通テーブルCを参照すれば、前記一部の図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が、共通テーブルCに定められた前記図柄位置のそれぞれに対応する停止位置と一致することとなる。
なお、共通テーブルCには、上述の内容ではなく、図12(d)に示すような、第3BBゲーム役に当選したときの中リール23における前記一部の図柄位置に対応する停止位置を定めてもよい。このように定めたときは、第1BBゲーム役に当選したときに左リール22を停止させる場合等において、対象となる一部の図柄位置をそれぞれ1図柄下の図柄位置に置き換えて、共通テーブルCを参照して、対象となる回転リール25を停止させればよい。
本形態に係るスロットマシン10では、スイカ役(「スイカ」「スイカ」「スイカ」)に当選したときの左リール22については、図13(a)に示すような停止位置で停止させるようになっている。また、スイカ役に当選したときの右リール24については、図13(b)に示すような停止位置で停止させるようになっている。
これらの場合にはいずれも、図柄番号「0番」及び図柄番号「1番」の各図柄位置に対応する停止位置、図柄番号「7番」から図柄番号「14番」までの各図柄位置に対応する停止位置、並びに、図柄番号「20番」の図柄位置に対応する停止位置が共通し、図柄番号「2番」から図柄番号「6番」までの各図柄位置に対応する停止位置、並びに、図柄番号「15番」から図柄番号「19番」までの各図柄位置に対応する停止位置は異なっている(図13参照)。
すなわち、上記の場合において、停止の対象となる回転リール25に対応するストップスイッチ38が操作された時点の図柄位置が、図柄番号「0番」及び図柄番号「1番」のいずれかの図柄位置、図柄番号「7番」から図柄番号「14番」までのいずれかの図柄位置、又は、図柄番号「20番」の図柄位置であったときには、前記共通テーブルDを選択して、この共通テーブルDに定められた停止位置で、停止の対象の回転リール25を停止させることとなる。
(固有テーブル181b)
本形態に係るスロットマシン10では、図12及び図13に示すように、固有テーブル181bとして、固有テーブルA、固有テーブルB、固有テーブルC、固有テーブルD、固有テーブルE、及び、固有テーブルFを備えている。
固有テーブルA、固有テーブルB、固有テーブルC、及び、固有テーブルDはいずれも、全図柄位置のうち、共通テーブルCを用いて停止位置が決定される図柄位置以外の残りの図柄位置について、対応する停止位置を定めたものである。
具体的には、固有テーブルAは、第1BBゲーム役に当選したときの左リール22における図柄番号「14番」から図柄番号「17番」までの各図柄位置に対応する停止位置を定めたものである。また、固有テーブルBは、第2BBゲーム役に当選したときの左リール22における図柄番号「14番」から図柄番号「17番」までの各図柄位置に対応する停止位置を定めたものである。また、固有テーブルCは、第2BBゲーム役に当選したときの中リール23における図柄番号「14番」から図柄番号「17番」までの各図柄位置に対応する停止位置を定めたものである。また、固有テーブルDは、第3BBゲーム役に当選したときの中リール23における図柄番号「13番」から図柄番号「16番」までの各図柄位置に対応する停止位置を定めたものである(図12(f)参照)。
なお、複数の固有テーブルがいずれも、各図柄位置に対応する停止位置が共通となっている場合には、複数の固有テーブル181bを備えるのではなく、これらの内容を共通に定めた1つの共通テーブル181aを備えるようにしてもよい。
(2)固有テーブルE、及び、固有テーブルF
固有テーブルE及び固有テーブルFはいずれも、全図柄位置のうち、共通テーブルDに定められた一部の図柄位置以外の各図柄位置について、対応する停止位置を定めたものである。
たとえば、スイカ役に当選したときに右リール24に対応するストップスイッチ38が操作された時点の図柄位置が、図柄番号「5番」であったときには、固有テーブルFを選択して、この固有テーブルFに定められた停止位置で、右リール24を停止させることとなる。
個別テーブル181cは、第1の形態と同様であり、上記共通テーブル181aが選択されることとなる場合以外の、各抽選結果及び各回転リール25ごとに、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を定めたものである。
(停止制御内容定義テーブル182)
本形態に係る停止制御内容定義テーブル182では、図14に示すように、役抽選手段140による抽選の結果、回転リール25及び図柄位置に応じて、選択される停止テーブル181や図柄位置の置き換えの内容等が定められるようになっている。
また、第3BB役に当選したときの中リール23について、図柄番号「0番」から図柄番号「12番」までの図柄位置、及び、図柄番号「17番」から図柄番号「20番」までの図柄位置に対しては、選択される停止テーブル181として共通テーブルCが定められ、図柄番号「13番」から図柄番号「16番」までの図柄位置に対しては、選択される停止テーブル181として固有テーブルDが定められる。さらに、図柄位置の置き換えの内容として、図柄番号「0番」から図柄番号「12番」までの図柄位置、並びに、図柄番号「17番」から図柄番号「20番」までの図柄位置に対して、各図柄位置を1図柄分上にずらした図柄位置に置き換える旨(図柄番号を「+1」する旨)が定められる。
(まとめ)
本発明に係るスロットマシン10においては、全図柄位置のうち一部の図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が一致することとなる場合が複数あるとき(第1BBゲーム役当選時における左リール22の停止、第2BBゲーム役当選時における左リール22の停止、及び、第2BBゲーム役当選時における中リール23の停止の場合や、スイカ役当選時における左リール22の停止及びスイカ役当選時における右リール24の停止の場合)には、前記内容を共通に定めた共通テーブル181a(共通テーブルC、共通テーブルD)を備え、いずれの場合にも、前記一部の図柄位置については、この共通テーブル181aに基づいて回転リール25の停止制御を行う。したがって、全図柄位置のうち一部の図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が一致する場合については、当該内容について定めた共通テーブル181aを設けることにより、それぞれの場合ごとに停止テーブル181を設ける必要が無くなるため、ROM等の記憶手段に記憶される停止テーブル181のデータ量を削減することが可能であって、ハードウェア資源を有効に利用することが可能となるのである。
上記形態に係るスロットマシン10では、図14(a)及び(b)に示すように、スイカ役に当選したときの左リール22及びスイカ役に当選したときの中リール23は、図柄番号「0番」及び図柄番号「1番」、図柄番号「7番」から図柄番号「14番」まで、並びに、図柄番号「20番」の図柄位置に対応する停止位置が共通している。
そして、上記形態における共通テーブルDにおいて、図14(c)に示すように、停止位置が共通する部分として、図柄番号「0番」及び図柄番号「1番」、図柄番号「7番」から図柄番号「14番」まで、並びに、図柄番号「20番」が定められている。すなわち、共通テーブルDに定められている停止位置が共通する部分は、3つのブロックに分かれており、図柄番号が連続していない。
具体的には、図14(e)に示すように、停止位置が共通する部分である、図柄番号「20番」、図柄番号「14番」から図柄番号「7番」まで、並びに、図柄番号「1番」及び図柄番号「0番」の3つのブロックを1つにまとめ、連続した1のブロックに再配置した共通テーブルEを設けることができる。
また、このように停止位置の共通部分の再配置を行う場合には、図14(g)に示すように、再配置前の図柄番号と再配置後の図柄番号との対応関係を定めた変換テーブル187を設けることができる。この変換テーブル187によれば、再配置前の図柄番号「20番」は再配置後の図柄番号「20番」に相当し、再配置前の図柄番号「14番」から図柄番号「7番」までは再配置後の図柄番号「19番」から図柄番号「12番」までに相当し、再配置前の図柄番号「1番」及び図柄番号「0番」は再配置後の図柄番号「11番」及び図柄番号「10番」に相当するものとなっている。
たとえば、スイカ役に当選したときであって左リール22を停止させるときに、ストップスイッチ38が操作された時点の図柄位置が、図柄番号「10番」であったものとする。すると、まず、停止制御内容定義テーブル182が参照されて、選択手段183により、共通テーブルEが選択される。そして、変換テーブル187に基づいて、この図柄番号「10番」の再配置後の図柄番号「15番」が取得される(図14(g)参照)。その後、共通テーブルEに基づいて、停止位置情報取得手段185により、再配置後の図柄番号「15番」に対応する停止位置に関する情報(「4コマ」の移動コマ数)が取得される。そして、停止実行手段187が、この取得された停止位置に関する情報(「4コマ」の移動コマ数)に基づき、図柄番号「10番」から4コマ先の図柄番号「14番」の図柄51である「スイカ」が中段ライン91上に表示される位置で、左リール22を停止させる。
そして、このように設定した場合にも、上記形態に係るスロットマシン10と同様の効果を奏するとともに、図柄番号が不連続で複数のブロックに分かれて定められていた共通部分のデータが、連続した1のブロックにまとめて定められることとなるため、当該データをROM等の記憶手段に記憶する上でのデータの圧縮効率を高めることができ、停止テーブル181のデータ量をより効果的に削減することが可能となるのである。
20 筐体 21 リールユニット
22 左リール 23 中リール
24 右リール 25 回転リール
27 ホッパーユニット 30 前扉
31 装飾部 33 操作部
34 表示窓 35 メダルセンサー
36a シングルベットスイッチ
36b マックスベットスイッチ
37 スタートスイッチ 38 ストップスイッチ
39 精算スイッチ 40 メダル払出口
44 メダル投入口 50 演出装置
51 図柄 52 ランプ
53 液晶表示装置 54 スピーカー
90 停止表示ライン 91 中段ライン
100 制御装置 101 メイン制御装置
101 サブ制御装置
120 遊技制御手段 121 通常遊技制御手段
122 特別遊技制御手段 140 役抽選手段
160 回転開始制御手段 170 回転位置検出手段
180 回転停止制御手段 181 停止テーブル
181a 共通テーブル 181b 固有テーブル
181c 個別テーブル 182 停止制御内容定義テーブル
183 選択手段 184 図柄位置補正手段
185 停止位置情報取得手段
186 停止実行手段 187 変換テーブル
190 停止態様判定手段 200 演出制御手段
Claims (4)
- 周囲に複数の図柄を付した複数個の回転リールと、
回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
スタートスイッチの操作に基づき、役の抽選を行うための役抽選手段と、
ストップスイッチが操作されたときの回転リールの図柄位置に応じた回転リールの停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブルと、を備え、
複数の停止テーブルにおけるいずれかの停止テーブルに基づいて回転リールの停止制御を行うスロットマシンであって、
停止テーブルとして、
異なる複数の抽選結果のいずれの場合においても選択され得るものであって、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を共通に定めた共通テーブルを備え、
役抽選手段による抽選の結果が所定の抽選結果のときにいずれかの回転リールを停止させる場合(以下、第1の停止の場合とする)の当該回転リールの全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置、及び、前記所定の抽選結果と異なる他の抽選結果のときにいずれかの回転リールを停止させる場合(以下、第2の停止の場合とする)の当該回転リールの全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置のいずれもが、前記共通テーブルに定められた情報に基づく停止位置と一致しており、
第1の停止の場合及び第2の停止の場合にはいずれも、前記共通テーブルに基づいて対応する回転リールの停止制御を行うことを特徴とするスロットマシン。 - 周囲に複数の図柄を付した複数個の回転リールと、
回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
スタートスイッチの操作に基づき、役の抽選を行うための役抽選手段と、
ストップスイッチが操作されたときの回転リールの図柄位置に応じた回転リールの停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブルと、を備え、
複数の停止テーブルにおけるいずれかの停止テーブルに基づいて回転リールの停止制御を行うスロットマシンであって、
停止テーブルとして、
同一の抽選結果であって異なる複数の回転リールのいずれを停止させる場合にも選択され得るものであって、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を共通に定めた共通テーブルを備え、
役抽選手段による抽選の結果が所定の抽選結果のときに所定の回転リールを停止させる場合(以下、第1の停止の場合とする)の当該回転リールの全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置、及び、前記所定の抽選結果のときに前記所定の回転リールと異なる他の回転リールを停止させる場合(以下、第2の停止の場合とする)の当該回転リールの全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置のいずれもが、前記共通テーブルに定められた情報に基づく停止位置と一致しており、
第1の停止の場合及び第2の停止の場合にはいずれも、前記共通テーブルに基づいて対応する回転リールの停止制御を行うことを特徴とするスロットマシン。 - 周囲に複数の図柄を付した複数個の回転リールと、
回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
スタートスイッチの操作に基づき、役の抽選を行うための役抽選手段と、
ストップスイッチが操作されたときの回転リールの図柄位置に応じた回転リールの停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブルと、を備え、
複数の停止テーブルにおけるいずれかの停止テーブルに基づいて回転リールの停止制御を行うスロットマシンであって、
停止テーブルとして、
異なる複数の抽選結果のいずれの場合においても選択され得るものであって、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を共通に定めた共通テーブルを備え、
役抽選手段による抽選の結果が所定の抽選結果のときにいずれかの回転リールを停止させる場合(以下、第1の停止の場合とする)の当該回転リールの全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置、及び、前記所定の抽選結果と異なる他の抽選結果のときにいずれかの回転リールを停止させる場合(以下、第2の停止の場合とする)の当該回転リールの全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置の少なくともいずれか一方が前記共通テーブルに定められた情報に基づく停止位置と異なり、他方は一致するものの、前記停止位置が異なる回転リールにおける所定の図柄位置を、他の図柄位置に置き換えて前記共通テーブルを参照すれば、前記停止位置が異なる回転リールの全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が前記共通テーブルに定められた情報に基づく停止位置と一致するようになっており、
第1の停止の場合及び第2の停止の場合にはいずれも、前記共通テーブルに基づいて対応する回転リールの停止制御を行うものの、
前記停止位置が異なる回転リールについては、前記所定の図柄位置を前記他の図柄位置であるものとして、前記共通テーブルに基づいて停止制御を行うことを特徴とするスロットマシン。 - 周囲に複数の図柄を付した複数個の回転リールと、
回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
スタートスイッチの操作に基づき、役の抽選を行うための役抽選手段と、
ストップスイッチが操作されたときの回転リールの図柄位置に応じた回転リールの停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブルと、を備え、
複数の停止テーブルにおけるいずれかの停止テーブルに基づいて回転リールの停止制御を行うスロットマシンであって、
停止テーブルとして、
同一の抽選結果であって異なる複数の回転リールのいずれを停止させる場合にも選択され得るものであって、全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置に関する情報を共通に定めた共通テーブルを備え、
役抽選手段による抽選の結果が所定の抽選結果のときに所定の回転リールを停止させる場合(以下、第1の停止の場合とする)の当該回転リールの全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置、及び、前記所定の抽選結果のときに前記所定の回転リールと異なる他の回転リールを停止させる場合(以下、第2の停止の場合とする)の当該回転リールの全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置の少なくともいずれか一方が前記共通テーブルに定められた情報に基づく停止位置と異なり、他方は一致するものの、前記停止位置が異なる回転リールにおける所定の図柄位置を、他の図柄位置に置き換えて前記共通テーブルを参照すれば、前記停止位置が異なる回転リールの全図柄位置のそれぞれに対応する停止位置が前記共通テーブルに定められた情報に基づく停止位置と一致するようになっており、
第1の停止の場合及び第2の停止の場合にはいずれも、前記共通テーブルに基づいて対応する回転リールの停止制御を行うものの、
前記停止位置が異なる回転リールについては、前記所定の図柄位置を前記他の図柄位置であるものとして、前記共通テーブルに基づいて停止制御を行うことを特徴とするスロットマシン。
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