JP2013000181A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定の信号が入力される制御装置100を備え、一定の周期で繰り返されるメイン処理と、所定時間ごとにメイン処理に割り込んで開始される割込み処理と、を実行可能であり、所定の信号が入力されると実行中又はその後の割込み処理のいずれかで前記信号を記憶し、後のメイン処理において前記記憶された信号を用いた処理を実行するものの、特定の信号については、メイン処理において特定の信号の入力の有無を判断し、入力があったと判断された場合に特定の信号を用いた処理を実行する。
【選択図】図10
Description
また、従来のスロットマシンとしては、ストップスイッチの操作タイミングに基づいて、回転リールの停止制御を行うものが知られている。具体的には、スタートスイッチが操作された際に役抽選手段による役の抽選を行い、遊技者によりストップスイッチが操作されると、前記役抽選の結果、及び、ストップスイッチの操作タイミングに応じて回転リールの停止位置を決定し、この停止位置で回転リールを停止させるように制御している。
すると、回転速度が80rpm以下のステッピングモーターが、周囲に21個の図柄が付された回転リールを回転させる一般的なスロットマシンにおいて、前記所定時間が190msの場合の停止可能範囲(すなわち引き込み範囲)は、最大で5図柄分(190ms/((60s×1000/80rpm)/21個))となり、前記所定時間が75msの場合の停止可能範囲は、最大で2図柄分(75ms/((60s×1000/80rpm)/21個))となる。すなわち、前記所定時間が190msの場合には、ストップスイッチが操作されると、その時点で直ちに停止可能な図柄から5図柄目までの範囲内で回転リールを停止させることができ、前記所定時間が75msの場合には、ストップスイッチが操作されると、その時点で直ちに停止可能な図柄から2図柄目までの範囲内で回転リールを停止させることができるようになっている。
しかし、回転リールの図柄が大きくなると、1図柄あたりに割り当てられるステップ数が大きくなることから、特に前記所定時間が75msの場合において、ストップスイッチが操作された時点で直ちに停止可能な図柄から2図柄目で停止させようとしたときに、前記所定時間である75msを超えてしまい、2図柄目の図柄で停止させることができない可能性があった。
そこで、本発明のうち第1の発明は、上記した事情によりなされたものであり、特定の入力信号を用いて行う処理については、当該入力信号が入力された後の直近のメイン処理において確実に実行可能な遊技機を提供することを目的とする。また、本発明のうち第2、第3又は第4の発明は、ストップスイッチの操作に基づく停止信号を用いて行う停止処理については、ストップスイッチが操作された後の直近のメイン処理において確実に実行可能とするとともに、ストップスイッチが操作されてから回転リールが停止するまでの停止可能範囲は変えることなく、ストップスイッチが操作されてから回転リールが停止するまでの時間について課されている条件を遵守可能な遊技機を提供することを目的とする。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(第1の発明)
第1の発明は、遊技に用いられる複数の機器と、各機器と接続され、かつ、各機器や遊技に関する制御に用いられる所定の信号が入力される制御装置100(メイン制御装置101)と、を備え、制御装置100は、一定の周期で繰り返されるメイン処理と、所定時間ごとにメイン処理に割り込んで開始される割込み処理と、を実行可能であるとともに、所定の信号が入力されると、当該入力のタイミングに応じて、実行中の割込み処理又はその後開始される割込み処理のいずれかにおいて前記信号を記憶し、前記信号を記憶した割込み処理の後のメイン処理において、前記記憶された信号を用いた処理を実行するものの、所定の信号のうちの特定の信号については、メイン処理において、前記特定の信号の入力の有無を判断し、入力があったと判断された場合に当該特定の信号を用いた処理を実行することを特徴とする遊技機である。
また、遊技に用いられる機器としては、たとえば、スロットマシンやパロット(登録商標)等であれば、スタートスイッチ37、ストップスイッチ38、ベットスイッチ、精算スイッチ、ステッピングモーター26、ホッパーユニット27、演出装置(ランプ52、液晶表示装置53、スピーカー54)等が挙げられ、これらに限定されるものではない。また、パチンコ遊技機であれば、操作ハンドル、表示装置(液晶表示装置、7セグメント表示装置等)、大入賞口、各種センサー等が挙げられ、これらに限定されるものではない。
また、メイン処理は、所定の契機(たとえば、電源投入等)により開始され、一定の周期で繰り返されるものである。そして、このメイン処理においては予め定められた遊技に関する一連の処理が実行されるようになっている。
また、割込み処理は、所定時間ごとにメイン処理に割り込んで開始されるものである。そして、この割込み処理においては、メイン処理において実行される処理とは異なる一連の処理が実行されるようになっている。
なお、前記所定時間としては、回転リール25が1ステップ進む時間を設定することができる。たとえば、回転リール1回転あたりの総ステップ数として400ステップが設定されるとともに、1分間の回転数が80回転以下に設定されているスロットマシンでは、前記所定時間を1.875ms(=(60s×1000/80)/400)と設定することができる。
たとえば、割込み処理においては、「メダル検知信号又はベット信号の記憶処理」→「開始信号の記憶処理」→「停止信号の記憶処理」→「タイマー計測処理」→「所定の表示装置(LED等)の点灯処理」→「制御コマンド送信処理」→「異常入力のチェック処理」という順番で一連の処理が行われるように設定されているものとする。また、たとえば、メイン処理においては、「遊技状態を示すフラグのセット処理」→「記憶されているメダル検知信号又はベット信号に基づく遊技メダル投入処理」→「記憶されている開始信号に基づく抽選処理」→「記憶されている開始信号に基づく回転リール25の回転開始処理」→「記憶されている停止信号に基づく回転リール25の回転停止処理」→「判定処理」→「判定結果に基づく遊技メダル払出し処理」という周期の一連の処理が繰り返し行われるように設定されているものとする。
なお、特定の信号については、メイン処理において入力の有無の確認が行われた上で所定の処理が実行されるため、割込み処理において記憶しないようにすることもできる。
本発明に係る遊技機によれば、一定の周期で繰り返されるメイン処理と、所定時間ごとにメイン処理に割り込んで開始される割込み処理と、を実行可能となっている。そして、所定の信号が入力されると、当該入力のタイミングに応じて、実行中の割込み処理又はその後開始される割込み処理のいずれかにおいて前記信号が記憶され、前記信号を記憶した割込み処理の後のメイン処理において、前記記憶された信号を用いた処理が実行されるものの、特定の信号については、メイン処理において、前記特定の信号の入力の有無が判断され、入力があったと判断された場合に当該特定の信号を用いた処理が実行されるようになっている。
(第2の発明)
第2の発明は、上記第1の発明の特徴に加え、前記遊技機は、周囲に複数の図柄51が付され、所定の駆動手段(ステッピングモーター26)により回転する複数個の回転リール25と、駆動手段の駆動を停止して、回転リール25の回転を停止させるためのストップスイッチ38と、回転リール25が停止した状態で、回転リール25の図柄51が停止表示される図柄表示領域34aを有する図柄表示手段(表示窓34)と、回転リール25の回転に伴って、所定の基準点から駆動手段のステップ数をカウントし、ステップ数に対応する回転リール25の回転位置を検出する回転位置検出手段170と、各図柄が、ストップスイッチ25が操作された時点の回転リール25の回転位置からの1図柄目として、図柄表示領域34aの予め定められた所定の位置(以下、正規停止位置とする)に停止可能となるステップ数の範囲を正規ステップ範囲とし、ストップスイッチ38が操作された時点から予め定められた所定時間以内に、前記時点におけるステップ数(以下、操作時ステップ数とする)が属する正規ステップ範囲(以下、基準ステップ範囲とする)に対応する図柄51を基準として、n図柄(nは正の整数)の範囲内で、当該回転リール25を停止させる回転停止制御手段180と、を備え、回転停止制御手段180は、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数先までの間に属していた場合には、前記基準ステップ範囲に対応する図柄51ではなく、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を基準として、回転リール25を停止させるとともに、同場合においてストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置から1図柄目で回転リール25を停止させるときには、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数先までの範囲内で停止可能に形成されており、ストップスイッチ38が操作されることにより、回転リール25の回転を停止させるための停止信号が出力され、当該停止信号が制御装置100に入力される特定の信号であることを特徴とする。
また、回転リール25に付される図柄51の数は特に限定されるものではなく、たとえば、20個又は21個等とすることができる。また、本発明に係るスロットマシン10には、回転リール25を、たとえば3個(左リール22、中リール23、右リール24)設置することができる。なお、設置できる回転リール25の数は3個に限定されるものではなく、4個以上とすることもできる。また、駆動手段は、ステッピングモーター26とすることができる。
回転位置検出手段170は、回転リール25の回転に伴って、所定の基準点から駆動手段のステップ数をカウントし、ステップ数に対応する回転リール25の回転位置を検出するものである。ここで、ステップ数とは、駆動手段(ステッピングモーター26)が回転するためのパルス発振回数であり、1ステップは1パルスで回転リール25が回転する角度である。また、所定の基準点は、たとえば、回転リール25の所定箇所に設けられた回転リール25の回転を検知するために用いられるインデックスとすることができる。
回転停止制御手段180は、ストップスイッチ38の操作を契機として、当該ストップスイッチ38に対応する回転リール25の回転を停止させるものである。具体的には、ストップスイッチ38が操作された時点から予め定められた所定時間(たとえば、190ms又は75ms)以内に、前記時点におけるステップ数(操作時ステップ数)が属する正規ステップ範囲(基準ステップ範囲)に対応する図柄51を基準として、n図柄(所定時間が190msの場合には5図柄、所定時間が75msの場合には2図柄)の範囲内で、回転リール25を停止させるものである。
ここで、正規ステップ範囲とは、各図柄51が、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置からの1図柄目として、図柄表示領域34aの予め定められた所定の位置(正規停止位置)に停止可能となるステップ数の範囲を意味する。換言すれば、正規ステップ範囲は、回転リール25の各図柄51に対応して定められたステップ数の範囲であって、ストップスイッチ38が操作された時点のステップ数が属する範囲に対応する図柄51が1図柄目として正規停止位置に停止可能となるものである。
また、本発明に係る遊技機においては、操作時ステップ数が基準ステップ範囲に属しているものの、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数先までの間に属していた場合には、基準ステップ範囲に対応する図柄51ではなく、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を基準として、回転リール25を停止させるようになっている。すなわち、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を1図柄目として、n図柄の範囲内で、回転リール25を停止させるようになっている。
たとえば、一の回転リール25の一部において、回転下流方向に向けて「スイカ(図柄番号10番)」→「スイカ(図柄番号9番)」→「赤7(図柄番号8番)」→「ベル(図柄番号7番)」→「リプレイ(図柄番号6番)」という図柄51の配列となっていたものとする。また、正規停止位置として図柄表示領域34aにおける中段領域の中央位置が定められているものとする。そして、6番の「リプレイ」の正規ステップ範囲として1ステップから20ステップまで、7番の「ベル」の正規ステップ範囲として21ステップから40ステップまで、8番の「赤7」の正規ステップ範囲として41ステップから60ステップまで、9番の「スイカ」の正規ステップ範囲として61ステップから80ステップまで、及び、10番の「スイカ」の正規ステップ範囲として81ステップから100ステップまでの各数値範囲が定められていたものとする。さらに、前記所定ステップ数としては2ステップが定められ、前記所定時間は75msであって、停止可能範囲(n図柄)は2図柄の範囲であるとする。
なお、回転停止制御手段180は、ストップスイッチ38が操作された時点から1図柄目で回転リール25を停止させる場合のみならず、n図柄目までのいずれかで回転リール25を停止させるときにも、正規停止位置から対応するステップ数分、回転方向にずれた位置で図柄51が停止するように、回転リール25を制御してもよい。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機においては、回転停止制御手段180は、ストップスイッチ38が操作された時点のステップ数(操作時ステップ数)が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数先までの間に属していた場合には、前記基準ステップ範囲に対応する図柄51ではなく、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を基準として、回転リール25を停止させる。また、同場合において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置から1図柄目で回転リール25を停止させるときには、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数先までの範囲内で停止できるようになっている。
したがって、本発明に係る遊技機によれば、ストップスイッチ38が操作されてから回転リール25が停止するまでの停止可能範囲はn図柄のまま変えることなく、ストップスイッチ38が操作されてから回転リール25が停止するまでの所定時間について課されている条件を遵守可能となるのである。
(第3の発明)
第3の発明は、上記第1の発明の特徴に加え、前記遊技機は、周囲に複数の図柄51が付され、所定の駆動手段(ステッピングモーター26)により回転する複数個の回転リール25と、駆動手段の駆動を停止して、回転リール25の回転を停止させるためのストップスイッチ38と、回転リール25が停止した状態で、回転リール25の図柄51が停止表示される図柄表示領域34aを有する図柄表示手段(表示窓34)と、回転リール25の回転に伴って、所定の基準点から駆動手段のステップ数をカウントし、ステップ数に対応する回転リール25の回転位置を検出する回転位置検出手段170と、各図柄が、ストップスイッチ25が操作された時点の回転リール25の回転位置からの1図柄目として、図柄表示領域34aの予め定められた所定の位置(以下、正規停止位置とする)に停止可能となるステップ数の範囲を正規ステップ範囲とし、ストップスイッチ38が操作された時点から予め定められた所定時間以内に、前記時点におけるステップ数(以下、操作時ステップ数とする)が属する正規ステップ範囲(以下、基準ステップ範囲)に対応する図柄51を基準として、n図柄(nは正の整数)の範囲内で、当該回転リール25を停止させる回転停止制御手段180と、を備え、回転停止制御手段180は、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の次の正規ステップ範囲から所定ステップ数手前までの間に属していた場合において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置からn図柄目で回転リール25を停止させるときには、前記基準ステップ範囲に対応する図柄51からn図柄目の図柄51を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数手前までの範囲内で停止可能に形成されており、ストップスイッチ38が操作されることにより、回転リール25の回転を停止させるための停止信号が出力され、当該停止信号が制御装置100に入力される特定の信号であることを特徴とする。
本発明に係る回転停止制御手段180は、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の次の正規ステップ範囲から所定ステップ数手前までの間に属していた場合において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置からn図柄目で回転リール25を停止させるときには、前記基準ステップ範囲に対応する図柄51からn図柄目の図柄51を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数手前までの範囲内で停止可能に形成されている。
すると、回転停止制御手段180は、7番の「ベル」を基準として回転リール25を停止させる。具体的には、前記ステップ数であったときは、ストップスイッチ38が操作された時点からの1図柄目として、正規停止位置に7番の「ベル」が停止するものと判定し、この「ベル」が正規停止位置に位置することとなる回転リール25の回転位置から2図柄目の図柄51で、回転リール25を停止させる。すなわち、8番の「赤7」が正規停止位置に停止して、回転リール25は停止することとなる。
そして、本発明に係る遊技機では、このように正規停止位置から対応するステップ数手前で、図柄51がずれて停止した場合にも、正規停止位置に前記図柄51が停止したものとして判定されるようになっている。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機においては、回転停止制御手段180は、ストップスイッチ38が操作された時点のステップ数(操作時ステップ数)が、基準ステップ範囲の次の正規ステップ範囲から所定ステップ数手前までの間に属していた場合において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置からn図柄目で回転リール25を停止させるときには、前記基準ステップ範囲に対応する図柄51からn図柄目の図柄51を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数手前までの範囲内で停止できるようになっている。
したがって、本発明に係る遊技機によれば、ストップスイッチ38が操作されてから回転リール25が停止するまでの停止可能範囲はn図柄のまま変えることなく、ストップスイッチ38が操作されてから回転リール25が停止するまでの所定時間について課されている条件を遵守可能となるのである。
また、本発明に係る遊技機によれば、ストップスイッチ38が操作されることにより出力される停止信号が特定の信号となっているため、この停止信号を用いた回転リール25の停止処理については、当該停止信号の入力タイミングと割込み処理の実行順序との先後によることなく、当該停止信号が入力された後のメイン処理において速やかに実行されることとなる。換言すれば、本発明に係る遊技機によれば、停止信号を用いて行う処理については、当該停止信号が入力された後の直近のメイン処理において確実に実行可能となるのである。
第4の発明は、上記第1の発明の特徴に加え、前記遊技機は、周囲に複数の図柄51が付され、所定の駆動手段(ステッピングモーター26)により回転する複数個の回転リール25と、駆動手段の駆動を停止して、回転リール25の回転を停止させるためのストップスイッチ38と、回転リール25が停止した状態で、回転リール25の図柄51が停止表示される図柄表示領域34aを有する図柄表示手段(表示窓34)と、回転リール25の回転に伴って、所定の基準点から駆動手段のステップ数をカウントし、ステップ数に対応する回転リール25の回転位置を検出する回転位置検出手段170と、各図柄が、ストップスイッチ25が操作された時点の回転リール25の回転位置からの1図柄目として、図柄表示領域34aの予め定められた所定の位置(以下、正規停止位置とする)に停止可能となるステップ数の範囲を正規ステップ範囲とし、ストップスイッチ38が操作された時点から予め定められた所定時間以内に、前記時点におけるステップ数(以下、操作時ステップ数とする)が属する正規ステップ範囲(以下、基準ステップ範囲とする)に対応する図柄51を基準として、n図柄(nは正の整数)の範囲内で、当該回転リール25を停止させる回転停止制御手段180と、を備え、回転停止制御手段180は、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数先までの間に属していた場合には、前記基準ステップ範囲に対応する図柄51ではなく、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を基準として、回転リール25を停止させるとともに、同場合においてストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置から1図柄目で回転リール25を停止させるときには、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数先までの範囲内で停止可能であるとともに、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の次の正規ステップ範囲から所定ステップ数手前までの間に属していた場合において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置からn図柄目で回転リール25を停止させるときには、前記基準ステップ範囲に対応する図柄51からn図柄目の図柄51を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数手前までの範囲内で停止可能に形成されており、ストップスイッチ38が操作されることにより、回転リール25の回転を停止させるための停止信号が出力され、当該停止信号が制御装置100に入力される特定の信号であることを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明と第3の発明とを組み合わせたものであるため、第2の発明及び第3の発明の作用・効果いずれをも奏するものである。
したがって、本発明に係る遊技機によれば、ストップスイッチ38が操作されてから回転リール25が停止するまでの停止可能範囲はn図柄のまま変えることなく、ストップスイッチ38が操作されてから回転リール25が停止するまでの所定時間について課されている条件を遵守可能となるのである。
また、本発明に係る遊技機によれば、ストップスイッチ38が操作されることにより出力される停止信号が特定の信号となっているため、この停止信号を用いた回転リール25の停止処理については、当該停止信号の入力タイミングと割込み処理の実行順序との先後によることなく、当該停止信号が入力された後のメイン処理において速やかに実行されることとなる。換言すれば、本発明に係る遊技機によれば、停止信号を用いて行う処理については、当該停止信号が入力された後の直近のメイン処理において確実に実行可能となるのである。
すなわち、本発明のうち第1の発明によれば、特定の入力信号を用いて行う処理については、当該入力信号が入力された後の直近のメイン処理において確実に実行可能な遊技機を提供することができる。また、本発明のうち第2、第3又は第4の発明によれば、ストップスイッチの操作に基づく停止信号を用いて行う停止処理については、ストップスイッチが操作された後の直近のメイン処理において確実に実行可能であるとともに、ストップスイッチが操作されてから回転リールが停止するまでの停止可能範囲は変えることなく、ストップスイッチが操作されてから回転リールが停止するまでの時間について課されている条件を遵守可能な遊技機を提供することができる。
(スロットマシン10)
本形態に係るスロットマシン10は、遊技媒体として円板状の遊技メダルを使用するものである。
このスロットマシン10は、図2に示すように、正面側(スロットマシン10から見て、スロットマシン10と対向する遊技者の方向)に開口する箱状の筐体20と、この筐体20の正面開口を開閉可能に塞ぐ前扉30とから構成されている。
(筐体20)
筺体20には、特に図示していないが、スロットマシン10の作動を制御するための基板を備えたメイン基板ユニット、複数の回転リール25を備えたリールユニット21、スロットマシン10に備えられた各種装置に電力を供給するための電源装置、遊技メダルを貯留するとともに役を構成する図柄51の組み合わせの停止表示時等に遊技メダルを払い出すためのホッパーユニット27等が設置されている。
リールユニット21は、スロットマシン10の遊技に用いられるメインの装置であり、枠体に固定された3個のステッピングモーター26と、各ステッピングモーター26の回転軸に固定された3個の回転リール25とから構成されている。具体的には、この回転リール25は、図2の向かって左側に位置する左リール22と、図2の向かって右側に位置する右リール24と、この左リール22及び右リール24の間に位置する中リール23とからなるものである。また、各回転リール25の周囲には、それぞれ20個の図柄51が付されている(図4参照)。また、これらの回転リール25は、前記ステッピングモーター26の回転軸を中心として、後述する図柄表示手段としての表示窓34における図柄表示領域34a内を回転リール25の図柄51が上側から下側へ向けて通過するように、回転する。
前扉30の前面上部には、図2に示すように、遊技状態に応じて点灯したり、消灯したりする演出装置50としてのランプ52や、各種演出や報知を行うための演出装置50としての液晶表示装置53などを備えた装飾部31が設けられている。
また、前扉30の下部中央には、筐体20に設けられたホッパーユニット27から遊技メダルを払い出すためのメダル払出口40が設けられ、メダル払出口40の両側には、音声を出力するための演出装置50としてのスピーカー54がそれぞれ1つずつ設けられている。
また、前扉30の裏面には、特に図示していないが、IC等の各種電子部品を搭載したサブ基板が収納されたサブ基板ユニットが設けられている。サブ基板は、スロットマシン10の作動を制御する制御装置100のうち、主に演出に関する制御を行うためのサブ制御装置102を構成するものである。
操作部33の上面右端部には、遊技を開始するにあたり遊技メダルをベットすべく、遊技メダルを投入するためのメダル投入口44が設けられている。また、操作部33の上面左端部には、スロットマシン10に電子的に貯留されているメダルであるクレジットメダルを遊技メダルのベットに代えるためのベットスイッチが設けられている。ベットスイッチとしては、遊技メダル1枚のベットに代えることができるシングルベットスイッチ36a、及び、遊技を開始するためにベット可能な最大枚数である遊技メダル3枚のベットに代えることができるマックスベットスイッチ36bとを備えている。また、操作部33の前面左端部には、クレジットメダルを精算するための精算スイッチ39が設けられている。また、精算スイッチ39の右方には、ステッピングモーター26を駆動することにより、3個すべての回転リール25の回転を開始させるためのレバー状のスタートスイッチ37が設けられている。また、操作部33の前面中央には、各回転リール25に対応するとともに、ステッピングモーター26の駆動を停止することにより、各回転リール25の回転をそれぞれ別個に停止させるための3個のストップスイッチ38が設けられている。
この図柄表示手段としての表示窓34は、3個の回転リール25の前方に設けられており、3個すべての回転リール25の回転が停止した際に、各回転リール25の周囲に付されている20個の図柄51のうちの3個を表示、すなわち、視認することができる図柄表示領域34aを有している。
すなわち、3個すべての回転リール25が停止すると、図3に示すように、表示窓34の図柄表示領域34a内における、それぞれの回転リール25に対応する表示位置に、それぞれ3個の図柄51が縦並びに表示される。換言すれば、表示窓34の図柄表示領域34aにおける上段領域、中段領域、及び下段領域にそれぞれ3個の図柄51が表示される。そして、表示窓34の図柄表示領域34a内に、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄51が表示されることとなる。
また、本形態に係るスロットマシン10は、図3に示すように、左リール22、中リール23、及び、右リール24が停止した状態で、各回転リール25ごとの、表示窓34の図柄表示領域34a内におけるいずれか一の停止領域を一直線に結んで構成される計5本の停止表示ライン90を有している。
そして、1回の遊技を開始するために所定枚数の遊技メダルをベットすると、5本の停止表示ライン90のうち所定本数の停止表示ライン90が有効化される。そして、後述する役抽選手段140の抽選の結果、後述する所定の役に当選するとともに、有効化された停止表示ライン90のいずれかに、当該役を構成する図柄51の組み合わせが停止すると、役に応じた利益(たとえば、所定枚数の遊技メダルの払い出しや特別遊技の実行など)が付与される。
(制御装置100)
制御装置100は、上述の如く、スロットマシン10の作動を制御するためのものであり、メイン制御装置101及びサブ制御装置102から構成されるものとなっている。
そして、メイン制御装置101を構成するメイン基板、サブ制御装置102を構成するサブ基板にはそれぞれ、CPU、ROM、RWM、及び、I/O等、種々の電子部品などが備えられている。なお、CPUは、1個のみ備えることもできるし、複数のCPUを備えることもできる。また、CPU、ROM、RWM、及び、I/O等は一体に構成されたワンチップ型とすることもできる。
具体的には、メイン制御装置101は、主にスタートスイッチ37、及び、ストップスイッチ38の操作による回転リール25の回転及び停止の制御、遊技に関する制御等を行い、また、サブ制御装置102は、主に遊技に関する演出の制御等を行う。
制御装置100の入力手段としては、図1に示すように、次のセンサーやスイッチが接続されている。
(1)メダルセンサー35
(2)ベットスイッチ(シングルベットスイッチ36a、マックスベットスイッチ36b)
(3)スタートスイッチ37
(4)ストップスイッチ38
(5)精算スイッチ39
これら(1)から(5)までのスイッチ等はすべて、メイン制御装置101に接続されている。なお、入力手段としては、これら(1)から(5)までのスイッチ等に限定されるものではない。また、サブ制御装置102に接続される入力手段を設けてもよい。
メダルセンサー35は、メダル投入口44から投入された遊技メダルのうち、前述のメダルセレクター43により適正な遊技メダルとして判断されたものを検知するためのセンサーである。
具体的には、このメダルセンサー35は、遊技メダルを検知することを契機として、メイン制御装置101に対して遊技メダルを検知した旨を示すメダル検知信号を出力する。そして、このメダル検知信号がメイン制御装置101に入力されて記憶された後、メイン制御装置101が、記憶されたメダル検知信号を用いて、遊技メダルのベット処理(ベット枚数をカウントするためのカウンターのインクリメント処理等)等を実行する。
ベットスイッチは、クレジットメダル数を減算して遊技メダルのベットに代えるスイッチであり、遊技メダル1枚のベットに代えることができるシングルベットスイッチ36a、及び、遊技を開始するためにベット可能な最大枚数である遊技メダル3枚のベットに代えることができるマックスベットスイッチ36bが設けられている。
本形態に係るスロットマシン10は、メダル投入口44から遊技メダルを投入することで、1回の遊技につき、最大3枚の遊技メダルをベットすることができるように形成されている。また、スロットマシン10に投入された遊技メダルは、予め定められた規定枚数(たとえば、50枚)まで、電子的に貯留(クレジット)しておくことができるように形成されている。そして、遊技メダルがクレジットされている場合には、メダル投入口44に遊技メダルを投入する代わりに、ベットスイッチを操作することにより遊技メダルのベットを行うことができ、スタートスイッチ37を操作可能状態にすることができる。
(スタートスイッチ37)
スタートスイッチ37は、遊技メダルがベットされることを条件に、又は、後述する再遊技役を構成する図柄51の組み合わせが停止表示したことを条件に、リールユニット21の駆動を開始させることが可能なレバー形状のスイッチである。
また、本形態に係るスロットマシン10は、前回の遊技のスタートスイッチ37が操作されてから所定の時間(いわゆるウェイト時間、たとえば4.1秒)が経過するまでは、次遊技を開始するためにスタートスイッチ37を操作したとしても、回転リール25が回転を開始しないか、若しくは、回転リール25が回転を開始してもストップスイッチ38の操作が無効となるように形成されている。換言すれば、スタートスイッチ37が操作された際には、前記の遊技の前回の遊技のスタートスイッチ37が操作されてから所定の時間が経過したことを条件に、回転リール25が回転開始するか、若しくは、ストップスイッチ38の操作が有効となるように形成されている。
(ストップスイッチ38)
ストップスイッチ38は、ステッピングモーター26の駆動を停止することで、回転リール25の回転を停止させるためのスイッチである。具体的には、ストップスイッチ38は、図2に示すように、左リール22、中リール23、及び、右リール24のそれぞれに対応した3個のスイッチから構成されている。
また、ストップスイッチ38は、スタートスイッチ37が操作されることにより回転リール25が回転を開始してから、すべての回転リール25の回転速度が予め定められた一定速度に達することにより操作可能となるように形成されている。
具体的には、各ストップスイッチ38は、操作されることを契機として、メイン制御装置101に対して当該各ストップスイッチ38が操作された旨を示す停止信号を出力する。そして、この停止信号がメイン制御装置101に入力された後、メイン制御装置101が、この入力された停止信号を用いて、回転リール25の回転停止処理等を実行する。
精算スイッチ39は、クレジットされている遊技メダルを精算、すなわち、クレジットを解除して、クレジットメダルを払い出すためのスイッチである。
具体的には、精算スイッチ39は、操作されることを契機として、メイン制御装置101に対して当該精算スイッチ39が操作された旨を示す精算信号を出力する。そして、この精算信号がメイン制御装置101に入力されて記憶された後、メイン制御装置101が、この記憶された精算信号を用いて、クレジットされている遊技メダルの精算処理等を実行する。
(制御装置100の出力手段)
制御装置100の出力手段としては、図1に示すように、次のものが接続されている。
(2)ホッパーユニット27
(3)演出装置50(ランプ52、液晶表示装置53、スピーカー54)
また、(1)及び(2)の出力手段はメイン制御装置101に接続されており、(3)の出力手段はサブ制御装置102に接続されている。なお、出力手段としては、これら(1)から(3)までに限定されるものではない。
(リールユニット21(ステッピングモーター26))
リールユニット21は、所定の枠体に固定された3個のステッピングモーター26と、各ステッピングモーター26の回転軸にそれぞれ固定された計3個の回転リール25とから構成されている。
また、各回転リール25の所定箇所には、回転リール25の回転を検知するために用いられるインデックス(図示しておらず)が設けられるとともに、このインデックスの通過を検知する所定のセンサー(たとえば、フォトセンサー、磁気センサー、タッチセンサーなど)が設けられる。そして、各回転リール25が回転を開始し、前記所定のセンサーがインデックスを検知すると、この時点から、ステッピングモーター26を駆動させるために出力される駆動パルスの数、すなわちステップ数がカウントされる。そして、ストップスイッチ38が操作された時点のステップ数(すなわち、操作時ステップ数)に基づいて、当該時点における回転リール25の回転位置を検出し、所定位置で回転リール25を停止させることによって、停止制御が行われるものとなっている。
また、ステッピングモーター26には回転リール25の制御用に、回転リール1回転に対応する総ステップ数が定められており、回転リール25の各図柄51に対して所定範囲のステップ数が割り当てられることで、1図柄単位での停止を制御できるようになっている。また、ステッピングモーター26の回転速度は80rpm(すなわち、1分間に80回転)となっている。
また、図4に示すように、本形態に係るスロットマシン10では、回転リール25に付された各図柄51が、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置から1図柄目として、正規停止位置(すなわち、中段領域の中央)に停止可能となるステップ数の範囲である正規ステップ範囲(基準ステップ範囲)が定まっている。すなわち、操作時ステップ数が、いずれの正規ステップ範囲に属するかに基づき、前記時点から直ちに正規停止位置に停止可能な1図柄目の図柄51が定まることとなっている。そして、この図柄51を基準として、回転リール25の停止制御が行われる。
また、後述する如く、本形態に係るスロットマシン10では、2種BBゲーム以外の遊技状態(通常遊技、1種BBゲーム及びRBゲーム)においては、ストップスイッチ38が操作された時点から190ms以内に、かつ、当該時点の回転リール25の回転位置から5図柄目までの範囲内で、回転リール25の回転を停止させるようになっている。また、2種BBゲーム中においては、左リール22以外の回転リール25(中リール23及び右リール24)については、上述と同様に回転を停止させるようになっているものの、左リール22については、ストップスイッチ38が操作された時点から75ms以内に、かつ、当該時点の回転リール25の回転位置から2図柄目までの範囲内で、回転リール25の回転を停止させるようになっている。
ホッパーユニット27は、所定の役を構成する図柄51の組み合わせが停止表示されるなどの遊技結果に基づいて、遊技者に遊技メダルの払い出しを行うためのものである。
(演出装置50)
演出装置50は、演出を実行するためのものであり、具体的には、サブ制御装置102から出力される所定の演出制御信号の入力を契機として、遊技者に対して当選等を報知するなど種々の演出を行うためのものである。
具体的には、演出装置50としては、ランプ52、液晶表示装置53、スピーカー54等を備えている。なお、演出装置50は、これらのものに限定されるわけではなく、CRT表示装置、ドットマトリクス表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置等の画像表示装置を備えることもできる。
具体的には、所定の遊技(たとえば、1種BBゲーム、2種BBゲーム、RBゲーム等)が開始されたり、所定の役に当選したりすると、後述する遊技制御手段120が、後述するサブ制御装置102の演出制御手段300に1種BBゲーム開始信号や当選信号等を出力する。そして、演出制御手段300は、前記信号の入力を契機として、所定の演出データを選択し、この演出データに基づく制御信号を演出装置50に出力する。そして、演出装置50は、演出制御手段300により出力された制御信号の入力を契機として、前記演出データに基づく演出内容を出力する。
制御装置100は、メイン制御装置101及びサブ制御装置102から構成されており、上述の如く、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、図1に示すように、大別して、次の(1)から(9)までの制御手段として機能する。
(1)遊技制御手段120
(2)役抽選手段140
(3)回転開始制御手段160
(4)停止テーブル161
(5)停止位置データ作成手段162
(6)回転位置検出手段170
(7)回転停止制御手段180
(8)停止態様判定手段200
(9)演出制御手段300
また、メイン制御装置101は(1)から(8)までの制御手段として機能し、サブ制御装置102は(9)の制御手段として機能する。なお、制御装置100としては、上記した(1)から(9)までの制御手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。
遊技制御手段120は、遊技の進行を制御するためのものである。
ここで、本形態に係るスロットマシン10は、遊技として、一般的な遊技である通常遊技、通常遊技と異なる遊技であって通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与する特別遊技(1種BBゲーム、2種BBゲーム、RBゲーム)を有している。
なお、遊技はこれらに限定されるものではなく、たとえば、再遊技役の当選確率が通常遊技中とは異なる値に設定されるリプレイタイム遊技(RTゲーム)、役抽選手段140による抽選の結果に関する情報を報知するアシストタイム遊技(ATゲーム)、リプレイタイム遊技とアシストタイム遊技とが同時に実行されるアシストリプレイタイム遊技(ARTゲーム)等、遊技者に対して所定の特典を付与可能な特殊遊技を有していてもよい。
(1)通常遊技制御手段121
(2)特別遊技制御手段122
また、遊技制御手段120としては、上記した(1)及び(2)の手段に限定されるものではない。
(通常遊技制御手段121)
通常遊技制御手段121は、一般的な遊技である通常遊技を制御するためのものである。
具体的には、本形態に係るスロットマシン10では、遊技メダルの投入又はベットスイッチが操作されることにより、遊技メダルがベットされたことを条件に、スタートスイッチ37が操作されると、後述の役抽選手段140により、予め定められた複数の役のうちいずれかの役の当選又は非当選を決定するための抽選が行われる。そして、これに伴って、3個すべての回転リール25が回転を開始する。その後、所定のストップスイッチ38を1つ操作すると、このストップスイッチ38に対応した回転リール25の回転が停止する。そして、ストップスイッチ38を3個すべて操作し終わると、3個の回転リール25の回転がすべて停止する。このとき、いずれかの停止表示ライン90上に、役抽選手段140により当選した役を構成する図柄51の組み合わせが停止すると、役に応じた所定の利益が付与されるものとなっている。所定の利益の付与としては、たとえば、予め定められた枚数の遊技メダルの払い出しや、上述の特別遊技や有利遊技の実行等とすることができる。そして、通常遊技制御手段121は、1回の遊技における上記一連の処理を制御するものである。
また、小役としては、図5に示すように、チェリー役、ベル役及びスイカ役を備えている。
具体的には、再遊技役は、「リプレイ」の図柄51の組み合わせ(「リプレイ」「リプレイ」「リプレイ」)により構成される。そして、いずれかの停止表示ライン90上に「リプレイ」「リプレイ」「リプレイ」の組み合わせが停止すると、新たに遊技メダルを投入することなく、当該遊技と同じ条件で次遊技を行う(すなわち、再遊技を行う)ことができる。
また、小役のうち、ベル役は、「ベル」の図柄51の組み合わせ(「ベル」「ベル」「ベル」)により構成される。そして、いずれかの停止表示ライン90上に「ベル」「ベル」「ベル」の組み合わせが停止すると、所定枚数(本形態では9枚)の遊技メダルが払い出される。
また、1種BBゲーム役は、「赤7」の図柄51の組み合わせ(「赤7」「赤7」「赤7」)により構成される。そして、いずれかの停止表示ライン90上に「赤7」「赤7」「赤7」の組み合わせが停止すると、1種BBゲームに移行する。
また、2種BBゲーム役は、「青7」の図柄51の組み合わせ(「青7」「青7」「青7」)により構成される。そして、いずれかの停止表示ライン90上に「青7」「青7」「青7」の組み合わせが停止すると、2種BBゲームに移行する。
また、RBゲーム役は、「BAR」の図柄51の組み合わせ(「BAR」「BAR」「BAR」)により構成される。そして、いずれかの停止表示ライン90上に「BAR」「BAR」「BAR」の組み合わせが停止すると、RBゲームに移行する。なお、本形態に係るスロットマシン10では、遊技メダルの払い出しを行うことなく、RBゲームに移行するようになっているが、所定枚数(たとえば15枚)の遊技メダルの払い出しを行った後に、RBゲームに移行するように設定してもよい。
(特別遊技制御手段122)
特別遊技制御手段122は、通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技(1種BBゲーム、2種BBゲーム、RBゲーム)を制御するためのものである。
RBゲームは、予め定められた特定の役(本形態ではベル役)が高確率で当選する遊技を一定条件下で行わせる遊技である。また、1種BBゲームは、通常遊技と同様の遊技(1種BBゲームの一般遊技)を実行可能であるとともに、この遊技中に一定条件下でRBゲームに移行できるようにした遊技である。
また、この1種BBゲームの一般遊技中にRBゲームに移行するための特定の図柄51の組み合わせが停止表示ライン90上に停止した場合には、その後RBゲームに移行する。そして、RBゲームが終了した後は、また通常遊技と同様の抽選及び制御が行われる。なお、RBゲームへの移行は上述のような条件とすることなく、1種BBゲームが開始されるとすぐにRBゲームへ移行し、所定回数のRBゲームが終了するとすぐに再度RBゲームへ移行するように設定することもできる。すなわち、1種BBゲームが開始されたら常にRBゲーム状態での遊技が実行されるように設定することもできる。
また、RBゲームに移行すると、予め定められた特定の役(本形態ではベル役)を構成する図柄51の組み合わせが所定の停止表示ライン90上に停止した場合に遊技メダルの払い出しが行われる遊技が行われる。なお、RBゲームは、通常遊技中に「BAR」「BAR」「BAR」という図柄51の組み合わせが停止表示ライン90に停止することで、当該通常遊技からも移行するものとなっている。
そして、上述の如く、本形態に係るスロットマシン10の2種BBゲーム中において、中リール23及び右リール24については、他の遊技中と同様に、ストップスイッチ38が操作された時点から190ms以内に、かつ、当該時点の回転リール25の回転位置から最大5図柄の範囲内で、回転リール25の回転を停止させるようになっているものの、左リール22については、ストップスイッチ38が操作された時点から75ms以内に、かつ、当該時点の回転リール25の回転位置から最大2図柄の範囲内で、回転リール25の回転を停止させるようになっている。
また、2種BBゲームも、1種BBゲームとほぼ同様に進行するようになっており、具体的には、2種BBゲームに移行すると、所定枚数の遊技メダルのベットによって遊技が開始され、3つの回転リール25の回転をすべて停止させた際に、停止表示ライン90上に役に対応する図柄51の組み合わせが停止しているか否かによって、遊技メダルの払い出しが行われる。
そして、2種BBゲーム中において払い出された遊技メダルが所定の枚数(たとえば253枚)を超えることにより、2種BBゲームは終了する。また、1種BBゲームと同様に、2種BBゲームの終了条件としては、上述のような遊技メダルの払い出し枚数の累計ではなく、他の条件を設定することもできる。
役抽選手段140は、予め定められた複数の役のうちいずれかの役の当選又は非当選を抽選により決定するためのものであり、具体的には、予め定められた当選確率に基づいて、いずれの役に当たったか又はハズレたかの抽選を行うものである。
この役抽選手段140は、特に図示していないが、所定の数値範囲内(たとえば、0〜65535)で乱数を発生させるための乱数発生手段、乱数発生手段により発生した乱数をスタートスイッチ37の操作時に抽出するための乱数抽出手段、乱数発生手段により発生する乱数がとる数値領域の範囲内であって、前記役に対応した所定の数値領域を有する役当選領域を複数備えた抽選テーブル(通常遊技用抽選テーブル、1種BBゲーム用抽選テーブル、2種BBゲーム用抽選テーブル、RBゲーム用抽選テーブル)、乱数抽出手段により抽出された乱数が抽選テーブルのいずれの役当選領域に属するか否かを判定するための当選判定手段、当選判定手段により所定の役に当選したと判定された場合に当該役に対応する当選フラグを成立させるためのフラグ成立手段等を備える。
なお、この当選フラグとしては、役抽選手段140の抽選結果が小役の当選である場合に成立する小役当選フラグや、抽選結果が1種BBゲームなどの特別遊技役の当選である場合に成立する特別当選フラグ等がある。
(回転開始制御手段160)
回転開始制御手段160は、回転リール25の回転の開始に関する制御を行うためのものであり、具体的には、回転開始制御手段160は、スタートスイッチ37の操作に基づいて出力される開始信号が入力されることで、各回転リール25に設けられているステッピングモーター26に所定の駆動信号を出力し、ステッピングモーター26を駆動させることによりすべての回転リール25の開始を開始させるものである。
(停止テーブル161)
停止テーブル161は、役抽選手段140による抽選の結果及び回転リール25の回転位置に応じて、回転リール25の停止位置を定めたものであり、より詳細には、ストップスイッチ38を操作した時点の回転リール25の回転位置に応じて、当該回転リール25の回転位置から移動可能なn図柄(190ms以内の停止の場合は5図柄、75ms以内の停止の場合は2図柄)の範囲におけるいずれの位置で回転リール25を停止させるのかを定めたものである。
また、本形態に係るスロットマシン10では、各遊技ごと、及び、役抽選手段140による抽選の結果ごとに、停止テーブル161が設けられている。なお、この停止テーブル161は、各遊技ごと、及び、役抽選手段140による抽選の結果ごとに、1つだけ設けることもできるし、複数個設けてもよい。
具体的には、図6は、スイカ役及びベル役に重複して当選した場合における、左リール22に対応する停止テーブル161である。この停止テーブル161においては、左リール22の各図柄番号に対応する図柄51が正規停止位置(中段領域の中央)にあるときを基準として、左リール22に対応するストップスイッチ38が操作された場合の停止位置が定められている。なお、説明を省略しているが、停止テーブル161には、中リール23及び右リール24についての停止位置も定められている。
また、データ量を削減すべく、一部の停止テーブル161を共用するようにしてもよい。
たとえば、役として複数の再遊技役を備え、役抽選手段140による1回の抽選で、複数の再遊技役に当選したこととなる重複再遊技役を有するように形成したスロットマシン10においては、この重複再遊技役について、ストップスイッチ38の操作順序に応じた停止テーブル161を設けることにより、遊技者がストップスイッチ38を操作した順序に応じて、いずれかの再遊技役が停止表示されるように形成することができる。そして、このようなスロットマシン10において、所定の操作順序については、独自の停止テーブル161を設けずに、他の操作順序について定められた停止テーブル161を共用するように設定することができる。
また、停止テーブル161には、図6や図8のように回転リール25の回転位置に応じた直接的な停止位置を定めてもよいし、回転リール25の回転位置からの移動図柄数(いわゆるスベリコマ数)を定めてもよい。
停止位置データ作成手段162は、役抽選手段140による抽選の結果に基づき、ストップスイッチ38が操作された場合に回転リール25を停止させる停止位置を、回転リール25の各位置(回転位置)ごとに対応して定めた停止位置データを作成するためのものである。
具体的には、本形態における停止位置データ作成手段162は、各図柄番号に対応する図柄51が正規停止位置にあるときを基準として、そのときにストップスイッチ38が操作された場合の停止位置を、各図柄番号に対応する図柄51(すなわち、回転リール25の位置(回転位置))ごとに定めた停止位置データを作成するようになっている。
また、停止位置データ作成手段162は、前回のストップスイッチ38の操作後、次のストップスイッチ38が操作される時点までの間に、停止位置データを作成しなおすのではなく、前回のストップスイッチ38の操作後、次のストップスイッチ38の操作が可能となる時点(すなわち、次のストップスイッチ38の操作を受付可能な状態となる時点)までの間に、停止位置データを作成しなおすように形成してもよい。
(1)停止ポイントデータ作成手段163
(2)停止位置決定手段164
また、停止位置データ作成手段162としては、上記した(1)及び(2)の手段に限定されるものではない。
(停止ポイントデータ作成手段163)
停止ポイントデータ作成手段163は、少なくとも役抽選手段140による抽選の結果に基づき、回転リール25の各位置(回転位置)が、回転リール25を停止させることができない停止不可位置であるか、又は、回転リール25を停止させることができる停止可能位置であるかを定め、停止可能位置について優先順位を定めた停止ポイントデータを作成するためのものである。
以下、より具体的に、停止ポイントデータ作成手段163による停止ポイントデータの作成方法について説明する。
上述の如く、停止ポイントデータ作成手段163は、回転リール25の20個の図柄51がそれぞれ正規停止位置にあるときを基準として、その位置が、停止不可位置であるか又は停止可能位置であるかを定める。また、停止可能位置については、停止の有効性の高低に基づいて優先順位を定める。
これに対して、前記回転リール25の位置が、当選した役を構成する図柄51を停止表示ライン90上に停止表示可能な位置である場合には、当該回転リール25の位置に対応するデータ領域における、前記当選した役を構成した図柄51に対応するビットを「1」とする。
また、スイカ役及びベル役が重複して当選しており、前記回転リール25の位置が「スイカ」の図柄51及び「ベル」の図柄51のいずれも停止表示ライン上90に停止表示可能な位置である場合には、当該回転リール25の位置に対応するデータ領域は「01100001」となる。これに対して、スイカ役及びベル役が重複して当選していても、前記回転リール25の位置が「スイカ」の図柄51のみを停止表示ライン90上に停止表示可能な位置である場合には、当該回転リール25の位置に対応するデータ領域は「00100001」となる。また、前記回転リール25の位置が「ベル」の図柄51のみを停止表示ライン90上に停止表示可能な位置である場合には、当該回転リール25の位置に対応するデータ領域は「01000001」となる。
たとえば、11番の「リプレイ」が正規停止位置にあるときには、左リール22には「ベル」「リプレイ」「スイカ」が停止表示されることとなり、「スイカ」及び「ベル」のいずれをも停止表示ライン90上に停止表示可能な位置となるため、データ領域の値は「01100001」となる。また、12番の「ベル」が正規停止位置にあるときには、左リール22には「BAR」「ベル」「リプレイ」が停止表示されることとなり、「ベル」のみを停止表示ライン90上に停止表示可能な位置となるため、データ領域の値は「01000001」となる。また、13番の「BAR」が正規停止位置にあるときには、左リール22には「チェリー」「BAR」「ベル」が停止表示ライン90上に停止表示されることとなり、当選していないチェリー役を構成する「チェリー」の図柄51が停止表示ライン90上に停止表示される停止不可位置となるため、データ領域の値は「00000000」となる。
なお、特に図示していないが、停止ポイントデータ作成手段163は、役抽選手段140による抽選の結果に基づき、回転中のすべての回転リール25について停止ポイントデータを作成する。したがって、停止ポイントデータ作成手段163は、中リール23、右リール24が回転中であれば、これらの回転リール25についても停止ポイントデータを作成する。
このように定めることにより、ストップスイッチ38の操作順序に応じて、停止表示されやすい図柄51を変化させることができる。
(停止位置決定手段164)
停止位置決定手段164は、停止ポイントデータ作成手段163により作成された停止ポイントデータに基づき、回転リール25の各位置(回転位置)について、当該位置から当該回転リール25が停止するまでに移動可能なn図柄の範囲内におけるいずれの位置で、回転リール25を停止させるかを定めた停止位置データを作成するためのものである。
(停止位置データの作成方法の具体例)
以下、停止位置決定手段164による停止位置データの作成方法について、より具体的に説明する。
ここでは、通常遊技中にスイカ役及びベル役が重複して当選したときに、左リール22について作成される停止ポイントデータ(図7(b)参照)に基づき、10番の「スイカ」が正規停止位置にあるときを基準とした停止位置データの作成、及び、7番の「ベル」が正規停止位置にあるときを基準とした停止位置データの作成について説明する。
本形態に係るスロットマシン10では、通常遊技中、1種BBゲーム中又はRBゲーム中において回転リール25を停止させる場合、2種BBゲーム中において中リール23又は右リール24を停止させる場合に、ストップスイッチ38が操作された時点から190ms以内で回転リール25を停止させることとなっている。
すると、10番の「スイカ」が正規停止位置にあるときを基準(1図柄目)とすると、11番の「リプレイ」が正規停止位置にあるとき(2図柄目)、12番の「ベル」が正規停止位置にあるとき(3図柄目)、13番の「BAR」が正規停止位置にあるとき(4図柄目)、又は、14番の「チェリー」が正規停止位置にあるとき(5図柄目)のいずれかの位置で、左リール22は停止することとなる。ここで、停止ポイントデータにおいては、図7(b)に示すように、11番の「リプレイ」が正規停止位置にある場合のデータ領域の値のみが「01100001」となっているため、当該位置のみが最も優先順位の高い停止可能位置となっている。したがって、停止位置決定手段164は、11番の「リプレイ」が正規停止位置にあるときの位置を停止位置として定めた停止位置データを作成する。
ここでは、2種BBゲーム中の左リール22について作成される停止ポイントデータ(図9参照)に基づき、3番の「リプレイ」が正規停止位置にあるときを基準とした停止位置データの作成、及び、5番の「スイカ」が正規停止位置にあるときを基準とした停止位置データの作成について説明する。
本形態に係るスロットマシン10では、2種BBゲーム中において左リール22を停止させる場合に、ストップスイッチ38が操作された時点から75ms以内で当該回転リール25を停止させることとなっている。
すると、3番の「リプレイ」が正規停止位置にあるときを基準(1図柄目)とすると、この位置、又は、4番の「ベル」が正規停止位置にあるとき(2図柄目)のいずれかの位置で、左リール22は停止することとなる。ここで、停止ポイントデータにおいては、図9に示すように、3番の「リプレイ」が正規停止位置にある場合のデータ領域の値は「01000001」となっており、4番の「ベル」が正規停止位置にある場合のデータ領域の値は「01100001」となっているため、4番の「ベル」が正規停止位置にあるときが優先順位の高い停止可能位置に該当することとなる。したがって、停止位置決定手段164は、4番の「ベル」が正規停止位置にあるときの位置を停止位置として定めた停止位置データを作成する。
たとえば、上述の場合において、停止テーブル161に、5番の「スイカ」が正規停止位置にある場合、及び、6番の「リプレイ」が正規停止位置にある場合の両方の位置が定められていたとする。そして、停止テーブル161にも両方の停止位置が定められていたときは、ストップスイッチ38が操作された時点から1図柄目として正規停止位置にある図柄番号の図柄51から遠いほうを、停止位置とすることがプログラムより予め定められていたものとする。すると、このの場合には、停止位置決定手段164は、5番の「スイカ」から遠いほうの6番の「リプレイ」が正規停止位置に停止する回転リール25の位置(回転位置)を停止位置として定めた停止位置データを作成することとなる。
そして、特に図示していないが、停止位置決定手段164は、停止ポイントデータに基づいて、上述以外の左リール22の各位置についてもすべて、停止位置を定めた停止位置データを作成する。また、特に図示していないが、停止位置決定手段164は、回転中の回転リール25のすべてについて、停止位置データを作成する。したがって、停止位置決定手段164は、中リール23、右リール24が回転中であれば、これらの回転リール25について作成された停止ポイントデータに基づき、これらの回転リール25についても停止位置データを作成する。
(回転位置検出手段170)
回転位置検出手段170は、回転リール25の回転に伴って、所定の基準点から駆動手段としてのステッピングモーター26のステップ数をカウントし、ステップ数に対応する回転リール25の回転位置を検出するものである。
より具体的には、各回転リール25が回転を開始し、すべての回転リール25が所定の速度で定速回転するようになった後、所定のセンサー(図示しておらず)が、各回転リール25に設けられたインデックス(所定の基準点)の通過を検知したことを契機として、前記カウント手段が、前記駆動パルスのカウントを開始する。なお、この駆動パルスの数がステップ数に相当する。そして、前記カウント値(ステップ数)に基づいて、インデックスの回転角度を算出し、これにより回転リール25の回転位置を検出することとなる。また、前記カウント手段による駆動パルスのカウント値(ステップ数)は、前記所定のセンサー(図示しておらず)によりインデックスの通過が検知される都度、前記リセット手段によりリセットされ、この時点から新たに駆動パルスのカウントが行われるものとなっている。
回転停止制御手段180は、ストップスイッチ38の操作を契機として、当該ストップスイッチ38に対応する回転リール25の回転を停止させるものである。
本形態に係るスロットマシン10では、2種BBゲームと、それ以外の遊技とでは、停止制御の内容が異なる。以下、それぞれについて具体的に説明する。
(1)2種BBゲーム以外の遊技(通常遊技、1種BBゲーム、RBゲーム)の場合
2種BBゲーム以外の遊技、すなわち、通常遊技、1種BBゲーム、RBゲームの場合には、いずれの回転リール25も、ストップスイッチ38が操作された時点から190ms以内で回転リール25を停止させることとなっている。
たとえば、通常遊技中にスイカ役及びベル役が重複して当選した場合に左リール22について作成された停止位置データにおいて、左リール22の8番の「赤7」が正規停止位置にあるときを基準(1図柄目)とすると、4図柄目の11番の「リプレイ」が正規停止位置に停止するように、停止位置が定められていたものとする。そして、この停止位置データが作成された場合に、左リール22に対応するストップスイッチ38が操作された時点のステップ数(操作時ステップ数)が、175ステップであったものとする。
(2−1)左リール22を停止させる場合
2種BBゲーム中に左リール22を停止させる場合には、ストップスイッチ38が操作された時点から75ms以内で回転リール25を停止させることとなっている。
この場合にも、原則として、上述した(1)と同様の停止制御が行われるようになっているが、ストップスイッチ38が操作された時点のステップ数が、基準ステップ範囲の閾値近傍となっているときには、下記のような制御が実行されるようになっている。
(イ)操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数先までの間に属している場合
具体的には、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数(本形態では2ステップ)先までの間に属していた場合には、基準ステップ範囲に対応する図柄51を基準とするのではなく、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を基準として、回転リール25を停止させる。
すなわち、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲内に属していた場合には、原則として、前記回転位置検出手段170は、当該基準ステップ範囲に対応する図柄51を検出するものの、前記操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数(2ステップ)以内に属していた場合には、前記回転位置検出手段170は、基準ステップ範囲に対応する図柄51ではなく、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を検出する。そして、回転停止制御手段180が、停止位置データ作成手段162により作成された停止位置データにおいて前記検出された図柄51について定められた停止位置で、回転リール25を停止させるようになっている。
たとえば、2種BBゲーム中の左リール22について作成された停止位置データにおいて、左リール22の11番の「リプレイ」が正規停止位置にあるときを基準(1図柄目)とすると、この1図柄目の11番の「リプレイ」が正規停止位置に停止するように、停止位置が定められており、また、左リール22の12番の「ベル」が正規停止位置にあるときを基準(1図柄目)とすると、2図柄目の13番の「BAR」が正規停止位置に停止するように、停止位置が定められていたものとする。
具体的には、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の次の正規ステップ範囲よりも所定ステップ数(本形態では2ステップ)手前までの間に属していた場合には、原則通り、基準ステップ範囲に対応する図柄51を基準として、回転リール25を停止させるものの、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置からn図柄目(すなわち、2図柄目)で回転リール25を停止させるときには、このn図柄目(2図柄目)の図柄51を、正規停止位置よりも所定ステップ数(2ステップ)に対応するステップ数(本形態では2ステップ)手前で停止させるようになっている。
また、この場合において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置からn図柄目(2図柄目)で回転リール25を停止させるときには、対応する図柄51(すなわち、基準ステップ範囲に対応する図柄51)を、正規停止位置よりも手前の所定ステップ数に対応するステップ数(2ステップ)で、停止させるようになっている。
ここで、左リール22に対応するストップスイッチ38が操作された時点のステップ数(操作時ステップ数)が、262ステップであったものとする。すると、この場合には、図4に示すように、前記操作時ステップ数が左リール22の12番の「ベル」に対応する正規ステップ範囲である「246ステップ〜265ステップ」に属し、13番の「BAR」に対応する正規ステップ範囲である「266ステップ〜285ステップ」から2ステップ(所定ステップ)より手前の値となっているため、原則通り、この時点から1図柄目として正規停止位置に停止可能な図柄51は、12番の「ベル」となる。そして、上述のように、停止位置データにおいて、左リール22の12番の「ベル」が正規停止位置にあるときを基準とすると、2図柄目の13番の「BAR」が正規停止位置に停止するように、停止位置が定められているため、回転停止制御手段180は、13番の「BAR」が正規停止位置に停止するように、左リール22を1図柄分移動させて停止させることとなる。
(2−2)中リール23又は右リール24を停止させる場合
本形態に係るスロットマシン10において、2種BBゲーム中に中リール23又は右リール24を停止させる場合には、ストップスイッチ38が操作された時点から190ms以内で回転リール25を停止させることとなっている。
ただし、上述のように、対応する図柄51が正規停止位置よりも2ステップ先又は2ステップ手前にずれた状態で左リール22が停止した場合であって、この後に、中リール23又は右リール24が停止する場合には、回転停止制御手段180は、中リール23又は右リール24も、左リール22と同方向及び同ステップ数ずれた状態で、停止させるようになっている。
具体的には、対応する図柄51が正規停止位置よりも2ステップ先にずれた状態で左リール22が停止した場合、中リール23又は右リール24を、ストップスイッチ38が操作された時点から1図柄目、2図柄目、3図柄目又は4図柄目のいずれかの図柄51で停止させるときには、回転停止制御手段180は、対応する図柄51が正規停止位置よりも2ステップ先にずれた状態で、中リール23又は右リール24を停止させる。
これに対して、ストップスイッチ38が操作された時点から1図柄目の図柄51で停止させるときは、操作時ステップ数に基づき、当該1図柄目の図柄51を正規停止位置よりも2ステップ手前にずれた位置で停止させることが可能であると判定される場合に、回転停止制御手段180は、対応する図柄51が正規停止位置よりも2ステップ手前にずれた状態で、中リール23又は右リール24を停止させる。一方、1図柄目の図柄51を前記位置で停止させることができないと判定される場合(たとえば、1図柄目の図柄51が既に前記位置を超えているような場合)には、前記位置から正規停止位置までの範囲内で、中リール23又は右リール24を停止させる。
停止態様判定手段200は、役抽選手段140による抽選の結果、所定の役に当選し、かつ、回転リール25が停止した状態で表示される図柄51の停止表示態様が、役に応じて予め定められた図柄51の組み合わせになっているか否かを判定し、この判定結果に基づいた制御を行うためのものである。すなわち、所定の役を構成する図柄51の組み合わせが停止した場合に、この停止に係る役に応じた制御信号を出力するように形成されている。
ここで、本形態に係るスロットマシン10では、上述の如く、対応する図柄51が正規停止位置よりも手前又は先に所定ステップ数(2ステップ)ずれた状態で、回転リール25が停止する場合があるが、この場合には、停止態様判定手段200は、前記対応する図柄51が正規停止位置に停止したものと判断するようになっている。なお、この場合には、前記回転リール25においては、図柄表示領域34aの上段領域、中段領域、下段領域のいずれにおいても、図柄51が通常の停止位置からずれた位置に停止するが、停止態様判定手段200は、いずれの図柄51についても通常の停止位置に停止したものと判断する
そして、停止態様判定手段200は、各種制御手段に前記制御信号を出力する。たとえば、所定の制御信号が入力された遊技制御手段120は、ホッパーユニット27が所定枚数の遊技メダルを払い出すように制御する。また、制御信号が入力された後述の演出制御手段300は、演出装置50により所定の演出が行われるように制御する。また、再遊技役に係る制御信号が入力された遊技制御手段120は、再遊技を行う。また、特別遊技役に係る制御信号が入力された特別遊技制御手段122は、特別遊技を開始する。
演出制御手段300は、各種制御手段から出力される信号が入力されることを契機として、遊技に関する演出を、ランプ52、液晶表示装置53、スピーカー54などの演出装置50により実行するためのものである。遊技に関する演出としては、たとえば、役抽選手段140により所定の役に当選した旨を報知するための当選報知演出、特別遊技(たとえば、1種BBゲーム、2種BBゲーム)が開始した場合に、当該特別遊技を盛り上げるための演出などが挙げられる。
具体的には、演出制御手段300は、種々の演出データを記憶するための演出テーブル、入力された信号に基づいて、前記演出テーブルから所定の演出データを選択するための演出データ選択手段、演出データ選択手段により選択された演出データに基づいて、所定の演出装置50により演出を実行するための演出実行手段などを備えている。
ここで、メイン制御装置101における処理の流れについて説明する。
本形態に係るスロットマシン10では、メイン制御装置101には、上述のような入力手段としての各種スイッチやセンサー等の機器が接続されている。また、メイン制御装置101にはこれらの機器から出力される上述の信号(たとえば、開始信号や停止信号等)が入力され、また、メイン制御装置101内で各種信号が生成されるようになっており、メイン制御装置101は、上述のように、これらの信号を用いて、接続されている機器や遊技に関する制御を行うようになっている。
なお、前記所定時間は、割込み処理が開始されてから次の割込み処理が開始されるまでの時間となっている。すなわち、割込み処理が開始されてから所定時間が経過すると、次の割込み処理が開始されるようになっている。
このようにして、割込み処理は所定時間ごとにメイン処理に割り込んで開始される。また、メイン処理については、割込み処理に割り込まれながらも、予め定められた一連の処理が終了すると、当該一連の処理がまた最初から開始されることとなる。このようにして、メイン処理は前記一連の処理が繰り返し実行されるようになっている。
また、本形態に係るスロットマシン10のメイン処理では、「遊技開始時処理」→「記憶されているメダル検知信号又はベット信号に基づく遊技メダル投入処理(ベットカウンタ加算処理)」→「記憶されている開始信号に基づく役抽選処理」→「記憶されている開始信号に基づく回転リール25の回転開始処理」→「記憶されている停止信号に基づく回転リール25の回転停止処理」→「判定処理」→「判定結果に基づく遊技メダル払出し処理」→「遊技終了時処理」という一連の処理が繰り返し行われるように設定されている。なお、メイン処理で行われる処理についてもこれらに限定されるものでなく、他の処理が含まれていてもよい。
具体的には、本形態に係るスロットマシン10では、所定の信号として、メダル検知信号、ベット信号、開始信号及び停止信号が入力されるものとなっている。そして、これらの所定の信号のうち、停止信号が特定の信号に相当するものとなっている。
以下、所定の信号の入力に基づく処理を、スタートスイッチ37が操作されることにより出力される開始信号を例に、具体的に説明する。
たとえば、メイン処理に割り込んで開始された割込み処理の「メダル検知信号又はベット信号の記憶処理」の実行中に、スタートスイッチ37が操作され、開始信号がメイン制御装置101に入力されたものとする。この場合には、当該割込み処理において「メダル検知信号又はベット信号の記憶処理」の次に実行される「開始信号の記憶処理」により、入力された開始信号が記憶される。そして、当該割込み処理が終了した後のメイン処理において実行される「記憶されている開始信号に基づく役抽選処理」及び「記憶されている開始信号に基づく回転リール25の回転開始処理」により、前記割込み処理において記憶された開始信号を用いて、前記抽選処理及び前記回転開始処理が行われることとなる。
次に、特定の信号に相当する、ストップスイッチ38が操作されることにより出力される停止信号の入力に基づく処理について、説明する。
この停止信号は、割込み処理の「停止信号の記憶処理」において記憶されるものの、この記憶とは無関係に、メイン処理の「記憶されている停止信号に基づく回転リール25の回転停止処理」において、当該停止信号の入力があったか否かが判断され、入力があったと判断された場合に、前記回転リール25の回転停止処理が実行されるようになっている。したがって、割込み処理において「停止信号の記憶処理」の後に停止信号が入力された場合であっても、次回の割込み処理の「停止信号の記憶処理」において停止信号が記憶されることを待つことなく、その後のメイン処理において速やかに前記回転停止処理を実行することができるようになっている。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の動作の概略について、図12から図17までに示したフローを用いて説明する。
図12に示すステップ100において、未使用RWMの初期化や各種フラグのクリア等を行う遊技開始時処理が行われる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、遊技メダルの投入、又はベットスイッチの操作が行われたか否か(すなわち、メダル検知信号又はベット信号が記憶されているか否か)が判定される。そして、前記投入又は前記操作が行われたと判定された場合、次のステップ102に進む。一方、前記投入又は前記操作が行われていないと判定された場合、ステップ101に戻る。
ステップ103において、前記カウンタの値が、遊技を開始するに必要な遊技メダルの枚数(すなわち規定数)と一致したか否かが判定される。そして、規定数と一致したと判定された場合、次のステップ104に進む。一方、規定数と一致しないと判定された場合、ステップ101に戻る。
ステップ104において、スタートスイッチ37が操作されたか否か(すなわち、開始信号が記憶されているか否か)が判定される。そして、スタートスイッチ37が操作されたと判定された場合、次のステップ105に進む。一方、スタートスイッチ37が操作されていないと判定された場合、ステップ104に戻る。
ステップ106において、役抽選処理の結果に基づき、当選フラグをセットする。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、セットされた当選フラグに基づき、いわゆる引き込み等の制御を行う対象の図柄51をセットする。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、回転開始制御手段160により、すべての回転リール25が回転を開始する。そして、次のステップ109に進む。
ステップ110において、すべての回転リール25が定速回転状態となったか否かが判定される。そして、定速回転状態となったと判定された場合、次のステップ111に進む。一方、定速回転状態となっていないと判定された場合、ステップ110に戻る。
ステップ111において、ストップスイッチ38が操作されたか否か(すなわち、停止信号が入力されたか否か)が判定される。そして、ストップスイッチ38が操作されたと判定された場合、次のステップ112に進む。一方、ストップスイッチ38が操作されていないと判定された場合、ステップ111に戻る。
ステップ113において、停止位置として、ステップ112で取得した図柄番号をセットする。そして、次のステップ114に進む。
ステップ114において、回転停止制御手段180により、回転リール25を停止させるための回転リール停止処理が行われる。そして、次のステップ115に進む。
ステップ116において、3個すべての回転リール25が停止したか否かが判定される。そして、すべての回転リール25が停止したと判定された場合、次のステップ117に進む。一方、すべての回転リール25が停止していないと判定された場合、ステップ111に戻る。
ステップ117において、停止態様判定手段200により、いずれかの役を構成する図柄51の組み合わせがいずれかの停止表示ライン90に停止したか否かが判定される。そして、次のステップ118に進む。
ステップ119において、所定のランプを消灯する等の遊技終了時処理が行われる。そして、1回の遊技が終了する。
次に、上述したステップ109及びステップ115の停止位置データ作成処理について、図13のフローを用いて説明する。なお、この処理は、停止ポイントデータを作成した上で、停止位置データを作成するものとなっている。
ステップ201において、停止ポイントデータを作成する回転リール25が回転中であるか否かが判定される。そして、回転中であると判定された場合、次のステップ202に進む。一方、回転中でないと判定された場合、ステップ212に進む。
ステップ202において、停止ポイントデータを作成するために、計20個の8ビットのデータ領域(配列データ)を取得する。そして、次のステップ203に進む。
ステップ204において、停止ポイントデータを作成する最初の図柄51の停止位置、すなわち、図柄番号として0番をセットする。そして、次のステップ205に進む。
ステップ205において、セットされた図柄番号に対応する図柄51が正規停止位置にある場合に、役抽選手段140による抽選の結果に基づき、いわゆる蹴飛ばし図柄(たとえば、チェリー役に当選していない場合の、左リール22におけるチェリー図柄)が停止表示されることとなるか否かが判定される。そして、蹴飛ばし図柄が停止表示されると判定された場合、次のステップ206に進む。一方、蹴飛ばし図柄が停止表示されないと判定された場合、ステップ207に進む。
ステップ207において、セットされた図柄番号に対応する図柄51が正規停止位置にある場合に、役抽選手段140による抽選の結果に対応する役を構成する図柄51(いわゆる引き込み図柄)が停止表示されることとなるか否かが判定される。そして、引き込み図柄が停止表示されると判定された場合、次のステップ208に進む。一方、引き込み図柄が停止表示されないと判定された場合、ステップ209に進む。
ステップ209において、次に停止ポイントデータを作成する図柄51の図柄番号をセットする。そして、次のステップ210に進む。
ステップ210において、20個分の図柄51の位置(図柄番号)について、停止ポイントデータの作成が終了したか否かが判定される。そして、終了したと判定された場合、次のステップ211に進む。終了していないと判定された場合、ステップ205に戻る。
ステップ211において、作成された停止ポイントデータに基づき、回転リール25の各位置(回転位置)に対応する停止位置を定めた停止位置データを作成する停止位置決定処理が行われる。そして、次のステップ212に進む。
ステップ213において、すべての回転リール25について停止ポイントデータが作成されたか否かが判定される。そして、作成されたと判定された場合、停止位置データ作成処理は終了する。一方、作成されていないと判定された場合、ステップ201に戻る。
次に、上述したステップ211の停止位置決定処理について、図14のフローを用いて説明する。
ステップ301において、停止位置データを作成する最初の回転リール25の位置、すなわち、停止位置データ作成用図柄番号として0番をセットする。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、停止位置データ作成用図柄番号としてセットされている番号の次の番号を、検査用図柄番号としてセットする。そして、次のステップ303に進む。
ステップ303において、停止ポイントデータの最大値を記憶しておくための最大値記憶データ領域(8ビット)の値を初期化、すなわち、最大値記憶データ領域の値を「00000000」とする。そして、次のステップ304に進む。
ステップ305において、作成された停止ポイントデータにおいて、セットされている検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が、最大値記憶データ領域に記憶されている値よりも大きいか否かが判定される。そして、大きいと判定された場合、次のステップ306に進む。一方、大きくないと判定された場合、すなわち、セットされている検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が、最大値記憶データ領域に記憶されている値以下であると判定された場合、ステップ308に進む。
ステップ307において、記憶されている停止可能位置記憶データ領域の値を初期化、すなわち、停止可能位置記憶データ領域の値を「00000000」とする。そして、次のステップ308に進む。
ステップ308において、セットされている検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が、記憶されている最大値データ記憶領域の値と等しく、かつ、最大値データ記憶領域の値が0より大きいか否かが判定される。そして、検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が最大値データ領域の値と等しく、かつ、最大値データ記憶領域の値が0より大きいと判定された場合、次のステップ309に進む。一方、検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が最大値データ領域の値と等しくない、又は、最大値データ記憶領域の値が0である場合、ステップ310に進む。
ステップ310において、検査用図柄番号として次の図柄番号をセットする。そして、次のステップ311に進む。
ステップ311において、セットされている停止位置データ作成用図柄番号からn図柄分(すなわち、ストップスイッチ38の操作時点から190ms以内に回転リール25を停止させる場合には5図柄分、75ms以内に回転リール25を停止させる場合には2図柄分)について、上記処理が行われたか否かが判定される。そして、n図柄分について上記処理が行われたと判定された場合、次のステップ312に進む。一方、n図柄分について上記処理が行われていないと判定された場合、ステップ305に戻る。
ステップ313において、セットされているテーブル検査用図柄番号は、停止位置データ作成用図柄番号に対応する停止位置として停止テーブル161において定められており、かつ、停止可能位置記憶データ領域において、停止位置データ作成用図柄番号に対応する停止可能位置として記憶されているものか否かが判定される。そして、停止テーブル161において定められ、かつ、停止可能位置として記憶されていると判定された場合、ステップ317に進む。一方、停止テーブル161において定められておらず、又は、停止可能位置として記憶されていないと判定された場合、次のステップ314に進む。
ステップ315において、セットされている停止位置データ作成用図柄番号からn図柄分について、上記の停止テーブル161における検索が行われたか否かが判定される。そして、n図柄分について上記検索が行われたと判定された場合、次のステップ316に進む。一方、n図柄分について上記検索が行われていないと判定された場合、ステップ313に戻る。
ステップ316において、停止可能位置記憶データ領域において、停止位置データ作成用図柄番号に対応する停止可能位置として記憶されているもののうち、停止位置データ作成用図柄番号から最も離れている停止可能位置の図柄番号を取得する。そして、次のステップ317に進む。
ステップ319において、20図柄分の停止位置データが作成されたか否かが判定される。そして、作成されたと判定された場合、停止位置決定処理は終了する。一方、作成されていないと判定された場合、ステップ302に戻る。
次に、上述したステップ112の停止図柄番号取得処理について、図15のフローを用いて説明する。
ステップ400において、2種BBゲーム中であるか否かが判定される。そして、2種BBゲーム中であると判定された場合、次のステップ401に進む。一方、2種BBゲーム中でないと判定された場合、ステップ404に進む。
ステップ402において、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数(2ステップ)先までの間に属しているか否かが判定される。そして、所定ステップ数先までの間に属していると判定された場合、次のステップ403に進む。一方、所定ステップ数先までの間に属していないと判定された場合、ステップ404に進む。
ステップ404において、基準ステップ範囲に対応する図柄51が取得され、作成された停止位置データから、前記取得された図柄51に対応する図柄番号が取得される。そして、停止図柄番号取得処理が終了する。
次に、上述したステップ114の回転リール停止処理について、図16のフローを用いて説明する。
ステップ501において、停止させる回転リール25が左リール22であるか否かが判定される。そして、左リール22であると判定された場合、次のステップ502に進む。一方、左リール22でないと判定された場合、ステップ509に進む。
ステップ502において、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数(2ステップ)先までの間に属しているか否かが判定される。そして、所定ステップ数先までの間に属していると判定された場合、次のステップ503に進む。一方、所定ステップ数先までの間に属していないと判定された場合、ステップ506に進む。
ステップ504において、停止位置としてセットされている図柄番号に対応する図柄51が、正規停止位置から所定ステップ数に対応するステップ数先(2ステップ先)、すなわち、正規停止位置から2ステップ下側に位置した状態で、左リール22を停止させる。そして、回転リール停止処理が終了する。
ステップ506において、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の次の正規ステップ範囲よりも所定ステップ数(2ステップ)手前までの間に属しているか否かが判定される。そして、所定ステップ数手前までの間に属していると判定された場合、次のステップ507に進む。一方、所定ステップ数手前までの間に属していないと判定された場合、ステップ505に進む。
ステップ508において、停止位置としてセットされている図柄番号に対応する図柄51が、正規停止位置から所定ステップ数に対応するステップ数手前(2ステップ手前)、すなわち、正規停止位置から2ステップ上側に位置した状態で、左リール22を停止させる。そして、回転リール停止処理が終了する。
ステップ509において、左リール22は既に停止しているか否かが判定される。そして、既に停止していると判定された場合、次のステップ510に進む。一方、まだ停止していないと判定された場合、ステップ512に進む。
ステップ511において、中リール23及び右リール24を停止させる他リール変則停止処理が行われる。そして、回転リール停止処理が終了する。
次に、上述したステップ511の他リール変則停止処理について、図17のフローを用いて説明する。
ステップ600において、左リール22は正規停止位置よりも先で停止したか否かが判定される。そして、正規停止位置よりも先で停止したと判定された場合、次のステップ601に進む。一方、正規停止位置よりも先で停止しなかったと判定された場合、すなわち、正規停止位置よりも手前で停止したと判定された場合、ステップ605に進む。
ステップ602において、5図柄目が、正規停止位置から2ステップ先にずれた位置で停止できるか否かが判定される。そして、停止できると判定された場合、次のステップ603に進む。一方、停止できないと判定された場合、ステップ604に進む。
ステップ603において、停止位置としてセットされている図柄番号に対応する図柄51が、正規停止位置から所定ステップ数に対応するステップ数先(2ステップ先)、すなわち、正規停止位置から2ステップ下側に位置した状態で、対応する回転リール25(中リール23又は右リール24)を停止させる。そして、他リール変則停止処理が終了する。
ステップ605において、対応する回転リール25(中リール23又は右リール24)の停止位置が、ストップスイッチ38の操作時点から1図柄目であるか否かが判定される。そして、1図柄目であると判定された場合、次のステップ606に進む。一方、1図柄目でないと判定された場合、ステップ607に進む。
ステップ607において、停止位置としてセットされている図柄番号に対応する図柄51が、正規停止位置から所定ステップ数に対応するステップ数手前(2ステップ手前)、すなわち、正規停止位置から2ステップ上側に位置した状態で、対応する回転リール25(中リール23又は右リール24)を停止させる。そして、他リール変則停止処理が終了する。
ステップ608において、停止位置としてセットされている図柄番号に対応する図柄51(すなわち、1図柄目の図柄51)が、正規停止位置から所定ステップ数に対応するステップ数(2ステップ)手前にずれた位置にできる限り近い位置に停止した状態で、対応する回転リール25(中リール23又は右リール24)を停止させる。そして、他リール変則停止処理が終了する。
本形態に係るスロットマシン10の回転停止制御手段180は、2種BBゲーム中の左リール22について、ストップスイッチ38が操作された時点のステップ数(操作時ステップ数)が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数先までの間に属していた場合に、前記基準ステップ範囲に対応する図柄51ではなく、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を基準として停止させる。また、同場合において、ストップスイッチ38が操作された時点の左リール22の回転位置から1図柄目で当該左リール22を停止させるときには、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数先までの範囲内で停止できるようになっている。
したがって、本形態に係るスロットマシン10によれば、ストップスイッチ38が操作されてから左リール22が停止するまでの停止可能範囲はn図柄(2図柄)のまま変えることなく、ストップスイッチ38が操作されてから左リール22が停止するまでの所定時間について課されている条件(75ms以内)を遵守可能となるのである。
すなわち、本形態に係るスロットマシン10によれば、2種BBゲーム中の左リール22について、n図柄目(2図柄目)の図柄51を正規停止位置に停止させるのに必要なステップ数を少なくすることができるため、ストップスイッチ38が操作されてから左リール22が停止するまでの時間をより短縮することができるのである。
また、本形態に係るスロットマシン10によれば、回転停止制御手段180が、上述のように左リール22を、図柄51が正規停止位置から所定方向にずれた位置で停止するように、停止させた場合には、その後に停止する中リール23及び右リール24も、図柄51が正規停止位置から同方向に同ステップ数分ずれた位置で停止するように、停止させる。
また、本形態に係るスロットマシン10によれば、ストップスイッチ38が操作されることにより出力される停止信号が特定の信号となっているため、この停止信号を用いた回転リール25の停止処理については、当該停止信号の入力タイミングと割込み処理の実行順序との先後によることなく、当該停止信号が入力された後のメイン処理において速やかに実行されることとなる。すなわち、本形態に係るスロットマシン10によれば、停止信号を用いて行う処理については、当該停止信号が入力された後の直近のメイン処理において確実に実行可能となるのである。
上記形態に係るスロットマシン10においては、回転停止制御手段180は、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数先までの間に属していた場合に、前記基準ステップ範囲に対応する図柄51ではなく、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を基準として回転リール25を停止させ、同場合において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置から1図柄目で当該回転リール25を停止させるときには、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数先までの範囲内で停止するという第1の停止制御、及び、操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数先までの間に属していた場合に、前記基準ステップ範囲に対応する図柄51ではなく、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を基準として停止させ、同場合において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の回転位置から1図柄目で当該回転リール25を停止させるときには、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄51を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数先までの範囲内で停止するという第2の停止制御のいずれをも実行できるように形成されている。
また、上記形態に係るスロットマシン10においては、各ストップスイッチ38が操作される前に停止位置データが作成されるようになっていたが、各ストップスイッチ38が操作される前に、停止ポイント作成手段163により、回転中のすべての回転リール25の全位置(図柄51)について停止ポイントデータのみを作成しておき、各ストップスイッチ38が操作されると、作成された停止ポイントデータに基づき、停止位置決定手段164により、停止位置を定めた停止位置データを作成し、この停止位置データに定められた停止位置で回転リール25を停止させるように形成することもできる。
20 筐体 21 リールユニット
22 左リール 23 中リール
24 右リール 25 回転リール
26 ステッピングモーター 27 ホッパーユニット
30 前扉
31 装飾部 33 操作部
34 表示窓 34a 図柄表示領域
35 メダルセンサー
36a シングルベットスイッチ
36b マックスベットスイッチ
37 スタートスイッチ 38 ストップスイッチ
39 精算スイッチ 40 メダル払出口
43 メダルセレクター 44 メダル投入口
50 演出装置 51 図柄
52 ランプ 53 液晶表示装置
54 スピーカー 90 停止表示ライン
91 中段ライン 92 上段ライン
93 下段ライン 94 右上りライン
95 右下りライン
100 制御装置 101 メイン制御装置
102 サブ制御装置 120 遊技制御手段
121 通常遊技制御手段 122 特別遊技制御手段
140 役抽選手段 160 回転開始制御手段
161 停止テーブル 162 停止位置データ作成手段
163 停止ポイントデータ作成手段
164 停止位置決定手段 170 回転位置検出手段
180 回転停止制御手段 200 停止態様判定手段
300 演出制御手段
Claims (4)
- 遊技に用いられる複数の機器と、
各機器と接続され、かつ、各機器や遊技に関する制御に用いられる所定の信号が入力される制御装置と、を備え、
制御装置は、
一定の周期で繰り返されるメイン処理と、
所定時間ごとにメイン処理に割り込んで開始される割込み処理と、を実行可能であるとともに、
所定の信号が入力されると、当該入力のタイミングに応じて、実行中の割込み処理又はその後開始される割込み処理のいずれかにおいて前記信号を記憶し、前記信号を記憶した割込み処理の後のメイン処理において、前記記憶された信号を用いた処理を実行するものの、
所定の信号のうちの特定の信号については、メイン処理において、前記特定の信号の入力の有無を判断し、入力があったと判断された場合に当該特定の信号を用いた処理を実行することを特徴とする遊技機。 - 前記遊技機は、
周囲に複数の図柄が付され、所定の駆動手段により回転する複数個の回転リールと、
駆動手段の駆動を停止して、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
回転リールが停止した状態で、回転リールの図柄が停止表示される図柄表示領域を有する図柄表示手段と、
回転リールの回転に伴って、所定の基準点から駆動手段のステップ数をカウントし、ステップ数に対応する回転リールの回転位置を検出する回転位置検出手段と、
各図柄が、ストップスイッチが操作された時点の回転リールの回転位置からの1図柄目として、図柄表示領域の予め定められた所定の位置(以下、正規停止位置とする)に停止可能となるステップ数の範囲を正規ステップ範囲とし、ストップスイッチが操作された時点から予め定められた所定時間以内に、前記時点におけるステップ数(以下、操作時ステップ数とする)が属する正規ステップ範囲(以下、基準ステップ範囲とする)に対応する図柄を基準として、n図柄(nは正の整数)の範囲内で、当該回転リールを停止させる回転停止制御手段と、を備え、
回転停止制御手段は、
操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数先までの間に属していた場合には、前記基準ステップ範囲に対応する図柄ではなく、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄を基準として、回転リールを停止させるとともに、同場合においてストップスイッチが操作された時点の回転リールの回転位置から1図柄目で回転リールを停止させるときには、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数先までの範囲内で停止可能に形成されており、
ストップスイッチが操作されることにより、回転リールの回転を停止させるための停止信号が出力され、当該停止信号が制御装置に入力される特定の信号であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記遊技機は、
周囲に複数の図柄が付され、所定の駆動手段により回転する複数個の回転リールと、
駆動手段の駆動を停止して、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
回転リールが停止した状態で、回転リールの図柄が停止表示される図柄表示領域を有する図柄表示手段と、
回転リールの回転に伴って、所定の基準点から駆動手段のステップ数をカウントし、ステップ数に対応する回転リールの回転位置を検出する回転位置検出手段と、
各図柄が、ストップスイッチが操作された時点の回転リールの回転位置からの1図柄目として、図柄表示領域の予め定められた所定の位置(以下、正規停止位置とする)に停止可能となるステップ数の範囲を正規ステップ範囲とし、ストップスイッチが操作された時点から予め定められた所定時間以内に、前記時点におけるステップ数(以下、操作時ステップ数とする)が属する正規ステップ範囲(以下、基準ステップ範囲とする)に対応する図柄を基準として、n図柄(nは正の整数)の範囲内で、当該回転リールを停止させる回転停止制御手段と、を備え、
回転停止制御手段は、
操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の次の正規ステップ範囲から所定ステップ数手前までの間に属していた場合において、ストップスイッチが操作された時点の回転リールの回転位置からn図柄目で回転リールを停止させるときには、前記基準ステップ範囲に対応する図柄からn図柄目の図柄を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数手前までの範囲内で停止可能に形成されており、
ストップスイッチが操作されることにより、回転リールの回転を停止させるための停止信号が出力され、当該停止信号が制御装置に入力される特定の信号であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記遊技機は、
周囲に複数の図柄が付され、所定の駆動手段により回転する複数個の回転リールと、
駆動手段の駆動を停止して、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
回転リールが停止した状態で、回転リールの図柄が停止表示される図柄表示領域を有する図柄表示手段と、
回転リールの回転に伴って、所定の基準点から駆動手段のステップ数をカウントし、ステップ数に対応する回転リールの回転位置を検出する回転位置検出手段と、
各図柄が、ストップスイッチが操作された時点の回転リールの回転位置からの1図柄目として、図柄表示領域の予め定められた所定の位置(以下、正規停止位置とする)に停止可能となるステップ数の範囲を正規ステップ範囲とし、ストップスイッチが操作された時点から予め定められた所定時間以内に、前記時点におけるステップ数(以下、操作時ステップ数とする)が属する正規ステップ範囲(以下、基準ステップ範囲とする)に対応する図柄を基準として、n図柄(nは正の整数)の範囲内で、当該回転リールを停止させる回転停止制御手段と、を備え、
回転停止制御手段は、
操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の直前の正規ステップ範囲から所定ステップ数先までの間に属していた場合には、前記基準ステップ範囲に対応する図柄ではなく、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄を基準として、回転リールを停止させるとともに、同場合においてストップスイッチが操作された時点の回転リールの回転位置から1図柄目で回転リールを停止させるときには、前記直前の正規ステップ範囲に対応する図柄を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数先までの範囲内で停止可能であるとともに、
操作時ステップ数が、基準ステップ範囲の次の正規ステップ範囲から所定ステップ数手前までの間に属していた場合において、ストップスイッチが操作された時点の回転リールの回転位置からn図柄目で回転リールを停止させるときには、前記基準ステップ範囲に対応する図柄からn図柄目の図柄を、正規停止位置から前記所定ステップ数に対応するステップ数手前までの範囲内で停止可能に形成されており、
ストップスイッチが操作されることにより、回転リールの回転を停止させるための停止信号が出力され、当該停止信号が制御装置に入力される特定の信号であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011131504A JP2013000181A (ja) | 2011-06-13 | 2011-06-13 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011131504A JP2013000181A (ja) | 2011-06-13 | 2011-06-13 | 遊技機 |
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---|---|
JP2013000181A true JP2013000181A (ja) | 2013-01-07 |
Family
ID=47669429
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011131504A Pending JP2013000181A (ja) | 2011-06-13 | 2011-06-13 | 遊技機 |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017006471A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | Kpe株式会社 | 遊技機 |
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- 2011-06-13 JP JP2011131504A patent/JP2013000181A/ja active Pending
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