JP5773531B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
しかし、上述のようなスロットマシンの検索用テーブルには、役を構成する図柄の組み合わせ以外に、停止させてはいけない図柄の組み合わせが格納されている。そのため、回転リールの停止位置を決定するにあたり、上述のような検索用テーブルを用いて役を構成する図柄の組み合わせを取得(検索)する場合には、取得されたデータについて1件ずつ、役を構成する図柄の組み合わせであるのか、又は、停止させてはいけない図柄の組み合わせであるのかを判断する処理を行わなければならない。
また、上述の検索用テーブルは一のテーブルとなっており、この一のテーブル内に、回転リールに含まれる全図柄に対応する図柄の組み合わせが格納されている。そのため、所定の回転リールにおける所定の図柄位置に付された図柄について、当該図柄の組み合わせを取得場合には、当該図柄に対応する格納領域に辿り着くまで、検索用テーブル内の格納領域を順に検索する処理を行わなければならない。
特に近年、ストップスイッチの操作順番に応じて停止制御を変更するために、所定の役について、異なる当選状態(具体的には、重複して当選している役が異なっている状態)が発生し得るように設定されたスロットマシンが増えている。そして、このようなスロットマシンでは、多くの異なる当選状態を発生させるために、極めて多数の役が設定されている。すると、役の全体数が多くなることにより所定の図柄を含む役も多くなり、上述のような検索用テーブルでは、格納領域の検索にかかる時間も増えることとなるため、近年のスロットマシンでは上述のような問題点が顕著となっていた。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(第1の発明)
第1の発明は、周囲に複数種類の図柄51を付した複数個の回転リール25と、全ての回転リール25の回転を開始させるためのスタートスイッチ37と、を備え、スタートスイッチ37の操作を契機として、所定の図柄51の組み合わせにより構成される役の抽選が行われるスロットマシン10において、各回転リール25に付された図柄51の種類ごとに別個に設けられ、抽選される役のうち対応する図柄51が含まれている役のみについて、当該役を構成する図柄51の組み合わせを定めたリール図柄別組み合わせテーブル151と、回転リール25ごとに別個に設けられ、図柄51の種類に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151を定めた検索テーブル152と、所定の回転リール25における所定の図柄位置に付された図柄51(以下、検索図柄とする)について、当該回転リール25に対応する検索テーブル152に基づき、対応するリール図柄別組み合わせテーブル151を取得するテーブル取得手段153と、テーブル取得手段153により取得されたリール図柄別組み合わせテーブル151に基づき、検索図柄が含まれている役を構成する図柄51の組み合わせを取得する図柄組み合わせ取得手段154と、を備えていることを特徴とする。
回転リール25に付される図柄51の種類については、所定の上限数(たとえば、10種類等)以下であれば、特に限定されるものではない。また、全ての回転リール25において全種類の図柄51を付してもよいし、一部の回転リール25において付さない図柄51の種類があってもよい。具体的には、たとえば、回転リール25に付すことができる図柄51の種類として10種類が設定されていた場合、全回転リール25において10種類の図柄51全てを付してもよいし、また、たとえば、全回転リール25のうち一部の回転リール25については10種類の図柄51全てを付すものの、残りの回転リール25については10種類のうち8種類の図柄51を付すようにしてもよい。
リール図柄別組み合わせテーブル151は、抽選される役のうち対応する図柄51が含まれている役のみについて、当該役を構成する図柄51の組み合わせを定めたテーブルであって、各回転リール25に付された図柄51の種類ごとに別個に設けられているものである。
また、本発明に係るスロットマシン10における各リール図柄別組み合わせテーブル151には、対応する図柄51が含まれている役のみについて、当該役を構成する図柄51の組み合わせが格納される。
そして、左リール「ベル」用のリール図柄別組み合わせテーブル151には、左リール22に「ベル」の図柄51が含まれる役を構成する図柄51の組み合わせ、すなわち、「ベル」「ベル」「ベル」(第1ベル役)、「ベル」「ベル」「リプレイ」(第2ベル役)、及び、「ベル」「リプレイ」「ベル」(第2リプレイ役)が格納される。また、左リール「リプレイ」用のリール図柄別組み合わせテーブル151には、左リール22に「リプレイ」の図柄51が含まれる役を構成する図柄51の組み合わせ、すなわち、「リプレイ」「リプレイ」「ベル」(第3ベル役)、及び、「リプレイ」「リプレイ」「リプレイ」(第1リプレイ役)が格納される。
すなわち、本発明に係るスロットマシン10では、回転リール25の数だけ、検索テーブル152が設けられる。たとえば、3個(左リール22、中リール23、右リール24)の回転リール25が設けられている場合には、左リール用検索テーブル、中リール用検索テーブル、右リール用検索テーブルという3個の検索テーブル152が設けられる。
また、この検索テーブル152においては、上述の如く、図柄51の種類に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151が定められている。
また、中リール用検索テーブルにおいて、「ベル」の図柄51に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151として、中リール「ベル」用のリール図柄別組み合わせテーブル151が定められ、また、「リプレイ」の図柄51に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151として、中リール「リプレイ」用のリール図柄別組み合わせテーブル151が定められる。
テーブル取得手段153は、所定の回転リール25における所定の図柄位置に付された図柄51(検索図柄)について、当該回転リール25に対応する検索テーブル152に基づき、対応するリール図柄別組み合わせテーブル151を取得するものである。
たとえば、上述のように設定されたスロットマシン10において、検索図柄が右リール24の「ベル」であった場合には、テーブル取得手段153は、右リール用検索テーブルに基づき、当該検索図柄(右リール24の「ベル」)に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151として、右リール「ベル」用のリール図柄別組み合わせテーブル151を取得する。
たとえば、上述のように設定されたスロットマシン10において、検索図柄が右リール24の「ベル」であった場合には、上述の如く、テーブル取得手段153により、右リール「ベル」用のリール図柄別組み合わせテーブル151が取得される。そして、図柄組み合わせ取得手段154は、この右リール「ベル」用のリール図柄別組み合わせテーブル151に基づき、検索図柄(右リール24の「ベル」)が含まれている役を構成する図柄51の組み合わせ、すなわち、「ベル」「ベル」「ベル」(第1ベル役)、「リプレイ」「リプレイ」「リプレイ」(第3ベル役)、及び、「ベル」「リプレイ」「ベル」(第2リプレイ役)を取得する。
本発明に係るスロットマシン10においては、抽選される役のうち対応する図柄51が含まれている役のみについて、当該役を構成する図柄51の組み合わせを定めたリール図柄別組み合わせテーブル151が、各回転リール25に付された図柄51の種類ごとに別個に設けられている。また、図柄51の種類に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151を定めた検索テーブル152が、回転リール25ごとに別個に設けられている。
そして、本発明に係るスロットマシン10では、テーブル取得手段153により、検索図柄について、当該回転リール25に対応する検索テーブル152に基づき、対応するリール図柄別組み合わせテーブル151が取得され、さらに、テーブル取得手段153により取得されたリール図柄別組み合わせテーブル151に基づき、図柄組み合わせ取得手段154により、検索図柄が含まれている役を構成する図柄51の組み合わせが取得される。
さらに、上述の如く、リール図柄別組み合わせテーブル151には、対応する図柄51が含まれている役のみについて、当該役を構成する図柄51の組み合わせが格納されているため、格納されている全データを単に取得するだけで、当該役を構成する図柄51の組み合わせが全て取得されることとなる。したがって、本発明に係るスロットマシン10によれば、不要な判断処理等を行うことなく、役を構成する図柄51の組み合わせを迅速に取得することができるのである。
(第2の発明)
第2の発明は、上記第1の発明の特徴に加え、対応する回転リール25の回転を停止させるためのストップスイッチ38と、少なくとも、役の抽選の結果に基づき、回転リール25の図柄位置ごとに、回転ルール25を停止させることができない停止不可位置であるか、又は、回転リール25を停止させることができる停止可能位置であるかを定め、停止可能位置について優先順位を定めた停止ポイントデータを、スタートスイッチの操作を契機として作成する第1の停止ポイントデータ作成処理と、ストップスイッチの操作を契機として作成する第2の停止ポイントデータ作成処理とを実行する停止ポイントデータ作成手段163と、停止ポイントデータ作成手段163により作成された停止ポイントデータに基づき、回転リール25の一の図柄位置から当該回転リール25が停止するまでに移動可能な範囲内におけるいずれかの図柄位置を、一の図柄位置に対応する停止位置として決定する停止位置決定手段164と、ストップスイッチ38の操作を契機として、停止位置決定手段164により決定された停止位置のうち当該ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置に対応する停止位置で、当該回転リール25を停止させるための回転停止制御手段180と、を備え、図柄組み合わせ取得手段154は、停止ポイントデータ作成手段163が停止ポイントデータを作成するにあたり必要な回転リール25の図柄位置について、図柄51の組み合わせを取得し、停止ポイントデータ作成手段163は、図柄組み合わせ取得手段154により取得された図柄51の組み合わせ、及び、役の抽選の結果に基づき、回転リール25の図柄位置について、停止不可位置又は停止可能位置を決定することにより、停止ポイントデータを作成することを特徴とする。
また、第2の発明では、回転リールの各図柄位置について停止ポイントデータが作成されているか否かを判定可能な第1判定データと、回転リールの各図柄位置について停止位置が決定されているか否かを判定可能な第2判定データとが記憶される判定データ記憶手段と、ストップスイッチの操作を契機として、判定データ記憶手段に記憶される判定データに基づき、ストップスイッチが操作された時点の回転リールの図柄位置(受付図柄位置)から当該回転リールが停止するまでに移動可能な範囲内における各図柄位置について、停止ポイントデータの作成又は停止位置の決定が行われたか否かを判定する処理判定手段と、を備え、処理判定手段が受付図柄位置から当該回転リールが停止するまでに移動可能な範囲内における各図柄位置について停止ポイントデータが作成されていないと判定した場合は、停止ポイントデータ作成手段により受付図柄位置から当該回転リールが停止するまでに移動可能な範囲内における各図柄位置についてのみ停止ポイントデータが作成された後、停止位置決定手段により受付図柄位置についてのみ対応する停止位置が決定され、処理判定手段が受付図柄位置から当該回転リールが停止するまでに移動可能な範囲内における各図柄位置について停止ポイントデータが作成されている一方で停止位置が決定されていないと判定した場合は、停止位置決定手段により受付図柄位置についてのみ対応する停止位置が決定される。
ここで、停止ポイントデータは、少なくとも役の抽選の結果に基づき、ストップスイッチ38の操作が行われていない全ての回転リール25(すなわち、回転中の全ての回転リール25)について、回転リール25の各図柄位置に対応して、回転リール25を停止させることができない停止不可位置と、回転リール25を停止させることができる停止可能位置とを定め、停止可能位置について優先順位を定めたものである。
具体的には、停止ポイントデータは、回転リール25の各図柄位置(すなわち、周囲に付されている図柄51が中段に表示されることとなる各位置)が、回転リール25を停止させることができない停止不可位置(すなわち、蹴飛ばし位置)、又は、回転リール25を停止させることができる停止可能位置(すなわち、引き込み位置)のいずれであるかを判断して定めるとともに、停止可能位置については停止の有効性の高低に基づいて優先順位を定めたものである。
たとえば、左リール22の一部において、回転下流方向に向けて「スイカ(図柄番号7番)」→「リプレイ(図柄番号6番)」→「ベル(図柄番号5番)」→「チェリー(図柄番号4番)」→「赤7(図柄番号3番)」→「スイカ(図柄番号2番)」→「青7(図柄番号1番)」という図柄51の配列となっていたものとする。また、停止表示ライン90として、中段ライン91、上段ライン、下段ライン、右上りライン及び右下りラインの計5本が定められているものとする。
上記の場合には、スイカ役にのみ当選しているため、左リール22においては「チェリー」の図柄51をいずれの停止表示ライン90上にも停止表示させることはできない。
また、3番の「赤7」が中段に表示されることとなる図柄位置は、上段が「チェリー」、下段が「スイカ」となるため、「チェリー」の図柄51は停止表示ライン90(上段ライン、右下りライン)上に停止表示されてしまう。したがって、当該図柄位置は停止不可位置と定められる。
また、4番の「チェリー」が中段に表示されることとなる図柄位置は、当然「チェリー」の図柄51が停止表示ライン90(中段ライン91)上に停止表示されてしまう。したがって、当該図柄位置は停止不可位置と定められる。
また、6番の「リプレイ」が中段に表示されることとなる図柄位置は、上段が「スイカ」、下段が「ベル」となるため、「チェリー」の図柄51はいずれの停止表示ライン90上にも停止表示されない。したがって、当該図柄位置は停止可能位置と定められる。
すなわち、停止ポイントデータ作成手段163は、2番の「スイカ」が中段に表示されることとなる図柄位置、及び、6番の「リプレイ」が中段に表示されることとなる図柄位置を停止可能位置と定め、それ以外の図柄位置を停止不可位置と定めた停止ポイントデータを作成する。また、上記の場合には、「スイカ」「スイカ」「スイカ」により構成されるスイカ役、及び、「ベル」「ベル」「ベル」により構成されるベル役が重複して当選しているため、「スイカ」と「ベル」とが同時に停止表示ライン90上に停止表示される、6番の「リプレイ」が中段に表示されることとなる図柄位置のほうが、2番の「スイカ」が中段に表示されることとなる図柄位置よりも停止の有効性が高い。したがって、この停止ポイントデータでは、6番の「リプレイ」が中段に表示されることとなる図柄位置が優先順位の高い停止可能位置として定められることとなる。
なお、停止ポイントデータ作成手段163は、スタートスイッチ37又はストップスイッチ38の操作を契機として、停止ポイントデータを作成するように形成されているとともに、いまだストップスイッチ38の操作が行われていない全ての回転リール25の全図柄位置について、停止ポイントデータを作成してもよいし、ストップスイッチ38の操作を契機として、ストップスイッチ38が操作された時点における図柄位置から、移動可能な範囲までの図柄位置について、停止ポイントデータを作成してもよい。
具体的には、停止ポイントデータ作成手段163により作成された停止ポイントデータにおいて、回転リール25の一の図柄位置から当該回転リール25が停止するまでに移動可能な個数の図柄51の範囲内における最も高い優先順位が定められた停止可能位置を、前記一の図柄位置に対応する停止位置として決定する。
回転停止制御手段180は、ストップスイッチ38の操作を契機として、停止位置決定手段164により決定された停止位置のうち当該ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置に対応して定められた停止位置で、回転リール25を停止させるためのものである。すなわち、ストップスイッチ38が操作されると、このストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置に対応して、決定されている停止位置で、回転リール25は停止することとなる。
本発明に係るスロットマシン10においては、図柄組み合わせ取得手段154により、停止ポイントデータ作成手段163が停止ポイントデータを作成するにあたり必要な回転リール25の図柄位置について、図柄51の組み合わせが取得される。そして、図柄組み合わせ取得手段154により取得された図柄51の組み合わせ、及び、役の抽選の結果に基づき、回転リール25の図柄位置について、停止不可位置又は停止可能位置を決定することにより、停止ポイントデータが作成される。
すなわち、本発明に係るスロットマシン10においては、停止ポイントデータ作成手段163が停止ポイントデータを作成するにあたり、その前段階の処理として、図柄組み合わせ取得手段154による図柄51の組み合わせの取得が行われる。
すなわち、本発明によれば、回転リールの停止位置決定やその他の処理において行われる、役を構成する図柄の組み合わせの検索、取得の処理をより迅速に実行可能なスロットマシンを提供するができる。
以下、第1の形態を図面を参照しつつ説明する。
(スロットマシン10)
本形態に係るスロットマシン10は、遊技媒体として円板状の遊技メダルを使用するものである。
このスロットマシン10は、図2に示すように、正面側(スロットマシン10から見て、スロットマシン10と対向する遊技者の方向)に開口する箱状の筐体20と、この筐体20の正面開口を開閉可能に塞ぐ前扉30とから構成されている。
筺体20には、特に図示していないが、スロットマシン10の作動を制御するための基板を備えたメイン基板ユニット、複数の回転リール25を備えたリールユニット21、スロットマシン10に備えられた各種装置に電力を供給するための電源装置、遊技メダルを貯留するとともに役を構成する図柄51の組み合わせの停止表示時等に遊技メダルを払い出すためのホッパーユニット27等が設置されている。
メイン基板ユニットには、IC等の各種電子部品を搭載したメイン基板が収納されている。メイン基板は、スロットマシン10の作動を制御する制御装置100のうち、メイン制御装置101を構成するものであり、具体的には、スロットマシン10の遊技に関する制御を行うものとなっている。
前扉30の前面上部には、図2に示すように、遊技状態に応じて点灯したり、消灯したりする演出装置50としてのランプ52や、各種演出や報知を行うための演出装置50としての液晶表示装置53などを備えた装飾部31が設けられている。
また、前扉30の下部中央には、筐体20に設けられたホッパーユニット27から遊技メダルを払い出すためのメダル払出口40が設けられ、メダル払出口40の両側には、音声を出力するための演出装置50としてのスピーカー54がそれぞれ1つずつ設けられている。
また、前扉30の裏面には、特に図示していないが、IC等の各種電子部品を搭載したサブ基板が収納されたサブ基板ユニットが設けられている。サブ基板は、スロットマシン10の作動を制御する制御装置100のうち、演出に関する制御を行うためのサブ制御装置102を構成するものである。
操作部33の上面右端部には、遊技を開始するにあたり遊技メダルをベットすべく、遊技メダルを投入するためのメダル投入口44が設けられている。また、操作部33の上面左端部には、スロットマシン10に電子的に貯留されているメダルであるクレジットメダルを遊技メダルのベットに代えるためのベットスイッチが設けられている。ベットスイッチとしては、遊技メダル1枚のベットに代えることができるシングルベットスイッチ36a、及び、遊技を開始するためにベット可能な最大枚数である遊技メダル3枚のベットに代えることができるマックスベットスイッチ36bとを備えている。また、操作部33の前面左端部には、クレジットメダルを精算するための精算スイッチ39が設けられている。また、精算スイッチ39の右方には、ステッピングモーター26を駆動することにより、3個全ての回転リール25の回転を開始させるためのレバー状のスタートスイッチ37が設けられている。また、操作部33の前面中央には、各回転リール25に対応するとともに、ステッピングモーター26の駆動を停止することにより、各回転リール25の回転をそれぞれ別個に停止させるための3個のストップスイッチ38が設けられている。
表示窓34は、3個の回転リール25の前方に設けられており、3個全ての回転リール25の回転が停止した際に、各回転リール25の周囲に表示されている21個の図柄51のうちの3個を表示、すなわち、視認することができるものとなっている。すなわち、3個全ての回転リール25が停止すると、図3に示すように、表示窓34内における、それぞれの回転リール25に対応する表示位置に、それぞれ3個の図柄51が縦並びに表示される。換言すれば、表示窓34内の上段、中段、及び下段にそれぞれ3個の図柄51が表示される。そして、表示窓34内に、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄51が表示されることとなる。
また、図2に示すように、前扉30の裏面における、メダル投入口44の下部に対応する位置には、このメダル投入口44から投入された遊技メダルの正偽を判断するためのメダルセレクター43、及び、このメダルセレクター43により適正な遊技メダルであると判断された遊技メダルを検知するためのメダルセンサー35が設けられている。
制御装置100は、上述の如く、スロットマシン10の作動を制御するためのものであり、メイン制御装置101及びサブ制御装置102から構成されるものとなっている。
そして、メイン制御装置101を構成するメイン基板、サブ制御装置102を構成するサブ基板にはそれぞれ、CPU、ROM、RWM、及び、I/O等、種々の電子部品などが備えられている。なお、CPUは、1個のみ備えることもできるし、複数のCPUを備えることもできる。また、CPU、ROM、RWM、及び、I/O等は一体に構成されたワンチップ型とすることもできる。
具体的には、メイン制御装置101は、スタートスイッチ37、及び、ストップスイッチ38の操作により回転リール25の回転及び停止の制御、遊技に関する制御等を行い、また、サブ制御装置102は、遊技に関する演出の制御等を行う。
(制御装置100の入力手段)
制御装置100の入力手段としては、図1に示すように、次のセンサーやスイッチが接続されている。
(2)ベットスイッチ(シングルベットスイッチ36a、マックスベットスイッチ36b)
(3)スタートスイッチ37
(4)ストップスイッチ38
(5)精算スイッチ39
これら(1)から(5)までのスイッチ等は全て、メイン制御装置101に接続されている。なお、入力手段としては、これら(1)から(5)までのスイッチ等に限定されるものではない。また、サブ制御装置102に接続される入力手段を設けてもよい。
メダルセンサー35は、メダル投入口44から投入された遊技メダルのうち、前述のメダルセレクター43により適正な遊技メダルとして判断されたものを検知するためのセンサーである。
(ベットスイッチ)
ベットスイッチは、クレジットメダル数を減算して遊技メダルのベットに代えるスイッチであり、遊技メダル1枚のベットに代えることができるシングルベットスイッチ36a、及び、遊技を開始するためにベット可能な最大枚数である遊技メダル3枚のベットに代えることができるマックスベットスイッチ36bが設けられている。
(スタートスイッチ37)
スタートスイッチ37は、遊技メダルがベットされることを条件に、又は、後述する再遊技役を構成する図柄51の組み合わせが停止表示したことを条件に、リールユニット21の駆動を開始させることが可能なレバー形状のスイッチである。
また、本形態に係るスロットマシン10は、前回の遊技のスタートスイッチ37が操作されてから所定の時間(いわゆるウェイト時間、たとえば4.1秒)が経過するまでは、次遊技を開始するためにスタートスイッチ37を操作したとしても、回転リール25が回転を開始しないか、若しくは、回転リール25が回転を開始してもストップスイッチ38の操作が無効となるように形成されている。換言すれば、スタートスイッチ37が操作された際には、前記の遊技の前回の遊技のスタートスイッチ37が操作されてから所定の時間が経過したことを条件に、回転リール25が回転開始するか、若しくは、ストップスイッチ38の操作が有効となるように形成されている。
ストップスイッチ38は、ステッピングモーター26の駆動を停止することで、回転リール25の回転を停止させるためのスイッチである。具体的には、ストップスイッチ38は、図2に示すように、左リール22、中リール23、及び、右リール24のそれぞれに対応した3個のスイッチから構成されている。
そして、各回転リール25に対応したストップスイッチ38を操作することにより、対応した回転リール25が回転を停止するように形成されている。
また、ストップスイッチ38は、スタートスイッチ37が操作されることにより回転リール25が回転を開始してから、全ての回転リール25の回転速度が予め定められた一定速度に達することにより操作可能となるように形成されている。
精算スイッチ39は、クレジットされている遊技メダルを精算、すなわち、クレジットを解除して、クレジットメダルを払い出すためのスイッチである。
(制御装置100の出力手段)
制御装置100の出力手段としては、図1に示すように、次のものが接続されている。
(1)リールユニット21(ステッピングモーター26)
(2)ホッパーユニット27
(3)演出装置50(ランプ52、液晶表示装置53、スピーカー54)
また、(1)及び(2)の出力手段はメイン制御装置101に接続されており、(3)の出力手段はサブ制御装置102に接続されている。なお、出力手段としては、これら(1)から(3)までに限定されるものではない。
リールユニット21は、所定の枠体に固定された3個のステッピングモーター26と、各ステッピングモーター26の回転軸にそれぞれ固定された計3個の回転リール25とから構成されている。
また、各回転リール25は、円筒状に形成された回転ドラム(図示しておらず)と、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ(図示しておらず)とを備えている。そして、各回転リール25におけるリールテープの外周面には、回転方向へ向けてほぼ等間隔に、「金7」「赤7」「BAR」「チェリー」「ベル」「赤スイカ」「青スイカ」「リプレイA」「リプレイB」「リプレイC」という計10種類のうちの複数種類の図柄51が所定の配列で計21個表示されている。
なお、各回転リール25の図柄配列における図柄51に対しては、説明の便宜上、図4の上側から下側へ向けて順番に「0番」→「20番」→「19番」→・・・→「1番」までの図柄番号を付している。
また、各回転リール25の所定箇所には、回転リール25の回転を検知するために用いられるインデックス(図示しておらず)が設けられるとともに、このインデックスの通過を検知する所定のセンサー(たとえば、フォトセンサー、磁気センサー、タッチセンサーなど)が設けられる。そして、各回転リール25が回転を開始し、インデックスを所定のセンサーが検知した後にステッピングモーター26から出力されるパルス信号に基づいて、ストップスイッチ38が操作された時点における回転リール25の図柄位置(回転位置)を検出し、所定の図柄位置で回転リール25を停止させることによって、停止制御が行われるものとなっている。
また、ステッピングモーター26には回転リール25の制御用に所定のステップ数が定められており、回転リール25の各図柄51に対してステップ数を割り当てることで、1図柄単位での停止を制御するようになっている。
ホッパーユニット27は、所定の役を構成する図柄51の組み合わせが停止表示されるなどの遊技結果に基づいて、遊技者に遊技メダルの払い出しを行うためのものである。
(演出装置50)
演出装置50は、演出を実行するためのものであり、具体的には、サブ制御装置102から出力される所定の演出制御信号の入力を契機として、遊技者に対して当選等を報知するなど種々の演出を行うためのものである。
具体的には、演出装置50としては、ランプ52、液晶表示装置53、スピーカー54等を備えている。なお、演出装置50は、これらのものに限定されるわけではなく、CRT表示装置、ドットマトリクス表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置等の画像表示装置を備えることもできる。
具体的には、所定の遊技(たとえば、BBゲーム等)が開始されたり、所定の役に当選したりすると、後述する遊技制御手段120が、後述するサブ制御装置102の演出制御手段300にBBゲーム開始信号や当選信号を出力する。そして、演出制御手段300は、前記信号の入力を契機として、所定の演出データを選択し、この演出データに基づく制御信号を演出装置50に出力する。そして、演出装置50は、演出制御手段300により出力された制御信号の入力を契機として、前記演出データに基づく演出内容を出力する。
制御装置100は、メイン制御装置101及びサブ制御装置102から構成されており、上述の如く、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、図1に示すように、大別して、次の(1)から(13)までの制御手段として機能する。
(1)遊技制御手段120
(2)役抽選手段140
(3)回転開始制御手段150
(4)リール図柄別組み合わせテーブル151
(5)検索テーブル152
(6)テーブル取得手段153
(7)図柄組み合わせ取得手段154
(8)停止テーブル161
(9)停止位置データ作成手段162
(10)回転位置検出手段170
(11)回転停止制御手段180
(12)停止態様判定手段200
(13)演出制御手段300
また、メイン制御装置101は(1)から(12)までの制御手段として機能し、サブ制御装置102は(13)の制御手段として機能する。なお、制御装置100としては、上記した(1)から(13)までの制御手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。
遊技制御手段120は、遊技の進行を制御するためのものである。
ここで、本形態に係るスロットマシン10は、遊技として、一般的な遊技である通常遊技、通常遊技と異なる遊技であって通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与する特別遊技(BBゲーム、RBゲーム)を有している。
なお、遊技はこれらに限定されるものではなく、たとえば、通常遊技と異なり通常遊技中よりも再遊技役の当選確率が高くなるリプレイタイム遊技(RTゲーム)、役抽選手段140による抽選の結果に関する情報を報知するアシストタイム遊技(ATゲーム)、リプレイタイム遊技とアシストタイム遊技とが実行されるアシストリプレイタイム遊技(ARTゲーム)等、遊技者に対して所定の特典を付与可能な有利遊技を有していてもよい。
(1)通常遊技制御手段121
(2)特別遊技制御手段122
また、遊技制御手段120としては、上記した(1)及び(2)の手段に限定されるものではない。
(通常遊技制御手段121)
通常遊技制御手段121は、一般的な遊技である通常遊技を制御するためのものである。
具体的には、遊技メダルの投入又はベットスイッチが操作されることにより、遊技メダルがベットされたことを条件に、スタートスイッチ37が操作されると、後述の役抽選手段140により、予め定められた複数の役のうちいずれかの役の当選又は非当選を決定するための抽選が行われる。そして、これに伴って、3個全ての回転リール25が回転を開始する。その後、所定のストップスイッチ38を1つ操作すると、このストップスイッチ38に対応した回転リール25の回転が停止する。そして、ストップスイッチ38を3個全て操作し終わると、3個の回転リール25の回転が全て停止する。このとき、中段ライン91上に、役抽選手段140により当選した役を構成する図柄51の組み合わせが停止すると、役に応じた所定の利益が付与されるものとなっている。所定の利益の付与としては、たとえば、予め定められた枚数の遊技メダルの払い出しや、上述の特別遊技や有利遊技の実行等とすることができる。そして、通常遊技制御手段121は、1回の遊技における上記一連の処理を制御するものである。
また、小役としては、図5に示すように、ベル役、チェリー役及びスイカ役を備えている。
具体的には、再遊技役としては、「リプレイA」「リプレイA」「リプレイA」という図柄51の組み合わせにより構成される再遊技役A、「リプレイA」「リプレイA」「リプレイB」という図柄51の組み合わせにより構成される再遊技役B、「リプレイA」「リプレイA」「リプレイC」という図柄51の組み合わせにより構成される再遊技役C、「リプレイB」「リプレイA」「リプレイA」という図柄51の組み合わせにより構成される再遊技役D、「リプレイB」「リプレイA」「リプレイB」という図柄51の組み合わせにより構成される再遊技役E、「リプレイB」「リプレイA」「リプレイC」という図柄51の組み合わせにより構成される再遊技役F、「リプレイC」「リプレイA」「リプレイA」という図柄51の組み合わせにより構成される再遊技役G、「リプレイC」「リプレイA」「リプレイB」という図柄51の組み合わせにより構成される再遊技役H、「リプレイC」「リプレイA」「リプレイC」という図柄51の組み合わせにより構成される再遊技役I、及び、「BAR」「BAR」「BAR」という図柄51の組み合わせにより構成される再遊技役Jを有している。そして、中段ライン91上に、上述の図柄51の組み合わせのいずれかが停止すると、新たに遊技メダルを投入することなく、当該遊技と同じ条件で次遊技を行う(すなわち、再遊技を行う)ことができる。
また、小役のうち、チェリー役としては、「チェリー」「チェリー」「チェリー」という図柄51の組み合わせにより構成されるチェリー役A、「赤7」「ベル」「チェリー」という図柄51の組み合わせにより構成されるチェリー役B、及び、「青スイカ」「ベル」「チェリー」という図柄51の組み合わせにより構成されるチェリー役Cを有している。そして、中段ライン91上に、上述の図柄51の組み合わせのいずれかが停止すると、所定枚数(本形態では1枚)の遊技メダルが払い出される。
なお、本形態に係るスロットマシン10では、遊技メダルの払い出しを行うことなく、BBゲームに移行するようになっているが、所定枚数(たとえば15枚)の遊技メダルの払い出しを行った後に、BBゲームに移行するように設定してもよい。
なお、役としては、上述の内容に限定されるものではなく、他にも多数の役を設定してもよい。
(特別遊技制御手段122)
特別遊技制御手段122は、通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技(BBゲーム、RBゲーム)を制御するためのものである。
RBゲームは、予め定められた特定の役(本形態ではベル役)が高確率で当選する遊技を一定条件下で行わせる遊技である。また、BBゲームは、通常遊技と同様の遊技(BBゲーム一般遊技)を実行可能であるとともに、この遊技中に一定条件下でRBゲームに移行できるようにした遊技である。
また、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定の図柄51の組み合わせが中段ライン91上に停止した場合には、その後RBゲームに移行する。そして、RBゲームが終了した後は、また通常遊技と同様の抽選及び制御が行われる。なお、RBゲームへの移行は上述のような条件とすることなく、BBゲームが開始されるとすぐにRBゲームへ移行し、所定回数のRBゲームが終了するとすぐに再度RBゲームへ移行するように設定することもできる。すなわち、BBゲームが開始されたら常にRBゲーム状態での遊技が実行されるように設定することもできる。
また、RBゲームに移行すると、予め定められた特定の役(本形態ではベル役)を構成する図柄51の組み合わせが中段ライン91上に停止した場合に遊技メダルの払い出しが行われる遊技が行われる。なお、RBゲームは、上述の如く、通常遊技中に「赤7」「赤7」「BAR」又は「金7」「金7」「BAR」という図柄51の組み合わせが中段ライン91に停止することで、当該通常遊技からも移行するものとなっている。
役抽選手段140は、予め定められた複数の役のうちいずれかの役の当選又は非当選を抽選により決定するためのものであり、具体的には、予め定められた当選確率に基づいて、いずれの役に当たったか又はハズレたかの抽選を行うものである。
この役抽選手段140は、特に図示していないが、所定の数値範囲内(たとえば、0〜65535)で乱数を発生させるための乱数発生手段、乱数発生手段により発生した乱数をスタートスイッチ37の操作時に抽出するための乱数抽出手段、乱数発生手段により発生する乱数がとる数値領域の範囲内であって、前記役に対応した所定の数値領域を有する役当選領域を複数備えた抽選テーブル(通常遊技用抽選テーブル、BBゲーム用抽選テーブル、RBゲーム用抽選テーブル)、乱数抽出手段により抽出された乱数が抽選テーブルのいずれの役当選領域に属するか否かを判定するための当選判定手段、当選判定手段により所定の役に当選したと判定された場合に当該役に対応する当選フラグを成立させるためのフラグ成立手段等を備える。
なお、この当選フラグとしては、役抽選手段140の抽選結果が小役の当選である場合に成立する小役当選フラグや、抽選結果がBBゲームなどの特別遊技役の当選である場合に成立する特別当選フラグ等がある。
(回転開始制御手段150)
回転開始制御手段150は、回転リール25の回転の開始に関する制御を行うためのものであり、具体的には、回転開始制御手段150は、スタートスイッチ37の操作に基づいて出力されるスタート信号が入力されることで、各回転リール25に設けられているステッピングモーター26に回転開始信号を出力し、ステッピングモーター26を駆動させることにより全ての回転リール25の回転を開始させるものである。
リール図柄別組み合わせテーブル151は、各回転リール25に付された図柄51の種類ごとに別個に設けられたテーブルであって、役抽選手段140により抽選される役のうち、各テーブルに対応づけられた図柄51が役を構成する図柄51として含まれている役のみについて、当該役を構成する図柄51の組み合わせを定めたものであり、ROMの所定の記憶領域により構成されるものである。
すなわち、リール図柄別組み合わせテーブル151には、対応する図柄51が含まれる役についての図柄51の組み合わせが格納されるものとなっている。
具体的には、上述の如く、本形態における左リール22には、「金7」「赤7」「BAR」「チェリー」「ベル」「赤スイカ」「青スイカ」「リプレイA」「リプレイB」「リプレイC」という10種類の図柄51が付されており、中リール23には、「金7」「赤7」「BAR」「チェリー」「ベル」「赤スイカ」「青スイカ」「リプレイA」という8種類の図柄51が付されており、また、右リール24には、「金7」「赤7」「BAR」「チェリー」「ベル」「赤スイカ」「青スイカ」「リプレイA」という10種類の図柄51が付されている。
また、図7に示すように、中リール23の各種図柄に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151として、中リール金7用テーブル、中リール赤7用テーブル、中リールBAR用テーブル、中リールチェリー用テーブル、中リールベル用テーブル、中リール赤スイカ用テーブル、中リール青スイカ用テーブル、及び、中リールリプレイA用テーブルが設けられている。
そして、これらの各リール図柄別組み合わせテーブル151にはそれぞれ、各テーブルに対応する図柄51を含む役のみについて、当該役を構成する図柄51の組み合わせが格納されている。
検索テーブル152は、回転リール25ごとに別個に設けられたテーブルであって、図柄51の種類に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151を定めたものであり、ROMの所定の記憶領域により構成されるものである。
すなわち、検索テーブル152には、図柄51の種類に対応付けられたリール図柄別組み合わせテーブル151が格納されており、この検索テーブル152に基づき、所定の回転リール25における所定の図柄51に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151を抽出することができる。
本形態に係るスロットマシン10には、上述の如く、左リール22、中リール23及び右リール24の3個の回転リール25が設置されているため、検索テーブル152として、左リール用検索テーブル、中リール用検索テーブル、及び、右リール用検索テーブルが設けられている(図9参照)。
そして、各検索テーブル152には、対応する回転リール25に付された図柄51に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151が格納されている。
また同様に、中リール用検索テーブルにおいては、図9(b)に示すように、中リール23に付されている全8種類の図柄51について、それぞれ対応するリール図柄別組み合わせテーブル151が定められている。たとえば、「BAR」に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151として中リールBAR用テーブルが定められ、「ベル」に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151として中リールベル用テーブルが定められている。
(テーブル取得手段153)
テーブル取得手段153は、所定の回転リール25における所定の図柄位置(図柄番号)に付された図柄51(検索図柄)について、当該回転リール25に対応する検索テーブル152に基づき、対応するリール図柄別組み合わせテーブル151を取得するものである。
たとえば、検索図柄が、左リール22の「13番」の図柄51、すなわち「赤7」であった場合には、テーブル取得手段153により、左リール用検索テーブルに基づき、当該検索図柄(左リール22の「赤7」)に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151である左リール赤7用テーブルが取得される。
図柄組み合わせ取得手段154は、テーブル取得手段153により取得されたリール図柄別組み合わせテーブル151に基づき、検索図柄が含まれている役を構成する図柄51の組み合わせを取得するものである。
そして、この図柄組み合わせ取得手段154により取得された図柄51の組み合わせについては、RWMの所定の作業用記憶領域に格納されるようになっている。
たとえば、上述の場合(検索図柄が、左リール22の「赤7」であった場合)には、上述の如く、テーブル取得手段153により、リール図柄別組み合わせテーブル151として左リール赤7用テーブルが取得される。そして、この取得された左リール赤7用テーブルに基づき、図柄組み合わせ取得手段154により、検索図柄(左リール22の「赤7」)が含まれている役を構成する図柄51の組み合わせが取得される。すなわち、「赤7」「赤7」「赤7」(BBゲーム役B)、「赤7」「赤7」「BAR」(RBゲーム役B)、及び、「赤7」「ベル」「チェリー」(チェリー役A)が取得される。そして、この取得された図柄51の組み合わせが、RWMの所定の作業用記憶領域に格納される。
停止テーブル161は、役抽選手段140による抽選の結果及び回転リール25の図柄位置に応じて、回転リール25の停止位置を定めたものであり、具体的には、ストップスイッチ38を操作した時点の回転リール25の図柄位置(すなわち、中段に表示されている図柄51の図柄番号)に応じて、当該回転リール25の図柄位置から移動可能な図柄数の範囲(5個の範囲)でいずれの図柄位置で回転リール25を停止させるのかを、回転リール25の図柄位置ごとに定めたものである。
具体的には、停止テーブル161においては、当選フラグが成立していない役を構成する図柄51の組み合わせが中段ライン91にも停止しないようにしつつ、当選フラグが成立している役を構成する図柄51の組み合わせが中段ライン91に停止するように、上述の移動可能な図柄数の範囲(5個の範囲)内で停止位置を決定している。
本形態に係るスロットマシン10は、通常遊技における停止テーブル161として、特別遊技役(BBゲーム役、RBゲーム役)に当選した場合の停止テーブル161、再遊技役に当選した場合の停止テーブル161、チェリー役に当選した場合の停止テーブル161、ベル役に当選した場合の停止テーブル161、スイカ役A〜H及びBBゲーム役Cに重複して当選した場合の停止テーブル161(図10参照)、並びに、非当選の場合(すなわち、ハズレとなった場合)の停止テーブル161を備えている。
また、本形態に係るスロットマシン10では、特別遊技(BBゲーム、RBゲーム)における停止テーブル161も備えている。また、停止テーブル161としては、特別遊技役の当選フラグが持ち越されている状態における、特別当選フラグ持ち越し中の停止テーブル161等も備えることができる。なお、停止テーブル161はこれらに限定されるものではない。
(停止位置データ作成手段162)
停止位置データ作成手段162は、役抽選手段140による抽選の結果に基づき、ストップスイッチ38が操作された場合に回転リール25を停止させる停止位置を、回転リール25の図柄位置ごとに対応して定めた停止位置データを作成するためのものである。
この停止位置データ作成手段162は、スタートスイッチ37が操作されると、3個の回転リール25が全て定速回転状態となるまでの間に、3個の回転リール25の全図柄位置について、停止位置データを作成する。また、1個目のストップスイッチ38が操作された後)は、1個目のストップスイッチ38が操作されてから遅くとも2個目のストップスイッチ38が操作されるまで(すなわち、2個目のストップスイッチ38の操作を受け付けた時点まで)の間に、1個目のストップスイッチ38が操作された時点でストップスイッチ38の操作がいまだ行われていない2個の回転リール25(すなわち、1個目のストップスイッチ38が操作された時点で回転中の2個の回転リール25)の全図柄位置について、改めて停止位置データを作成しなおす。また、2個目のストップスイッチ38が操作された後は、2個目のストップスイッチ38が操作されてから遅くとも3個目のストップスイッチ38が操作されるまで(すなわち、3個目のストップスイッチ38の操作を受け付けた時点まで)の間に、2個目のストップスイッチ38が操作された時点でストップスイッチ38の操作がいまだ行われていない1個の回転リール25(すなわち、2個目のストップスイッチ38が操作された時点で回転中の1個の回転リール25)の全図柄位置について、改めて停止位置データを作成しなおす。
また、停止位置データ作成手段162は、前回のストップスイッチ38の操作後、次のストップスイッチ38が操作される時点までの間に、停止位置データを作成しなおすのではなく、前回のストップスイッチ38の操作後、次のストップスイッチ38の操作が可能となる時点(すなわち、次のストップスイッチ38の操作を受付可能な状態となる時点)までの間に、停止位置データを作成しなおすように形成してもよい。
(1)停止ポイントデータ作成手段163
(2)停止位置決定手段164
また、停止位置データ作成手段162としては、上記した(1)及び(2)の手段に限定されるものではない。
(停止ポイントデータ作成手段163)
停止ポイントデータ作成手段163は、図柄組み合わせ取得手段154により取得された図柄51の組み合わせ、及び、役抽選手段140による抽選の結果に基づき、回転リール25の各図柄位置が、回転リール25を停止させることができない停止不可位置であるか、又は、回転リール25を停止させることができる停止可能位置であるかを定め、停止可能位置について優先順位を定めた停止ポイントデータを作成するためのものである。
本形態に係るスロットマシン10においては、スタートスイッチ37又はストップスイッチ38が操作されると、いまだストップスイッチ38の操作が行われていない回転リール25の全図柄位置の図柄51について、図柄組み合わせ取得手段154により、当該図柄51を含む役の図柄51の組み合わせが取得され、RWMの所定の作業用記憶領域に格納される。
すると、この作業用記憶領域に格納された内容を参照することにより、いまだストップスイッチ38の操作が行われていない回転リール25の全図柄位置における図柄51について、当該図柄51が中段に停止した場合に停止表示され得る役(図柄51の組み合わせ)を検索することができる。
具体的には、図11(a)に示すように、RWMに、回転リール25の各図柄位置(図柄51)に対応してそれぞれ8ビットのデータ領域を設け、このデータ領域の各ビットを役抽選手段140により抽選される役と対応付けておく。
これに対して、回転リール25の図柄位置が、当選した役を構成する図柄51の組み合わせを停止表示可能な位置である場合には、当該回転リール25の図柄位置に対応するデータ領域における、前記当選した役が対応付けられたビットを「1」とする。
また、スイカ役A〜H及びBBゲーム役Cが重複して当選しており、回転リール25の図柄位置が、スイカ役A〜Hを構成する図柄51を停止表示可能な位置である場合には、当該回転リール25の図柄位置に対応するデータ領域は「00100001」となる。また、スイカ役A〜H及びBBゲーム役Cが重複して当選しており、回転リール25の図柄位置が、BBゲーム役Cを構成する図柄51を停止表示可能な位置である場合には、当該回転リール25の図柄位置に対応するデータ領域は「00000101」となる。
本形態に係るスロットマシン10において、スイカ役A〜H及びBBゲーム役Cが重複して当選した場合における、左リール22の停止ポイントデータは、図11(b)に示す通りとなる。この停止ポイントデータは、各図柄番号に対応する図柄51が左リール22の中段にあるときのデータ領域の値がそれぞれ定められたものとなっている。
たとえば、18番の「赤スイカ」が中段に位置することとなる図柄位置については、図柄組み合わせ取得手段154により、「赤スイカ」「赤スイカ」「赤スイカ」(スイカ役A)、「赤スイカ」「赤スイカ」「青スイカ」(スイカ役B)、「赤スイカ」「青スイカ」「赤スイカ」(スイカ役C)、及び、「赤スイカ」「青スイカ」「青スイカ」(スイカ役D)という図柄51の組み合わせが取得される(図6参照)。すなわち、取得された図柄51の組み合わせには、役抽選手段140による抽選で当選したスイカ役A〜Dを構成する図柄51の組み合わせが含まれており、この図柄位置はスイカ役A〜Dが停止可能な位置と判断されるため、データ領域の値は「00100001」となる。
そして、この停止ポイントデータにおいては、スイカ役A〜Hが停止可能な図柄位置に対応するデータ領域の値「00100001」が最も大きい値となるため、データ領域の値が「00100001」となっている図柄位置(たとえば、18番の「赤スイカ」が中段となる左リール22の図柄位置、3番の「赤スイカ」が中段となる左リール22の図柄位置等)が、優先順位の最も高い停止可能位置となる。
(停止位置決定手段164)
停止位置決定手段164は、停止ポイントデータ作成手段163により作成された停止ポイントデータに基づいて、回転リール25の各図柄位置に対応する停止位置を決定するものであり、換言すれば、停止位置決定手段164は、停止ポイントデータ作成手段163により作成された停止ポイントデータに基づき、回転リール25の一の図柄位置から当該回転リール25が停止するまでに移動可能な個数の図柄51の範囲内(5個の範囲内)におけるいずれかの図柄位置を、前記一の図柄位置に対応する停止位置として定めた停止位置データを作成するためのものである。
また、停止位置決定手段164は、前記範囲内に、最も高い優先順位が定められた停止可能位置が複数ある場合には、停止テーブル161を検索し、この停止テーブル161に定められた停止位置を、停止位置として定めた停止位置データを作成する。
以下、停止位置決定手段164による停止位置データの作成方法について、図10及び図11(b)を用いて具体的に説明する。なお、ここでは、停止位置データの作成方法の例として、スイカ役A〜H及びBBゲーム役Cが重複して当選した場合に作成される左リール22の停止ポイントデータ(図11(b)参照)から、5番の「ベル」が中段にあるときにストップスイッチ38が操作されるとした場合の停止位置データの作成、及び、16番の「赤スイカ」が中段にあるときにストップスイッチ38が操作されるとした場合の停止位置データの作成について説明する。
そして、本形態に係るスロットマシン10では、停止ポイントデータ作成手段163及び停止位置決定手段164により、各ストップスイッチ38が操作される前に、回転中の全ての回転リールについて、回転リール25の各図柄位置に応じた停止位置が決定されることとなる。
回転位置検出手段170は、ストップスイッチ38が操作された時点における回転リール25の図柄位置(停止操作が受け付けられた時点の回転位置)を検出するためのものである。
具体的には、回転位置検出手段170は、特に図示していないが、ステッピングモーター26から出力されるパルス信号をカウントするためのカウント手段、カウント手段によるパルス信号のカウント値をリセットするためのリセット手段などを備えている。
より具体的には、各回転リール25が回転を開始し、全ての回転リール25が所定の速度で定速回転するようになった後、検知センサー(図示しておらず)によりインデックスの通過が検知されたことを契機として、前記カウント手段が、ステッピングモーター26から出力されるパルス信号のカウントを開始する。そして、ストップスイッチ38が操作された時点における前記カウント値に基づいて、インデックスの回転角度を算出し、これにより前記時点における回転リール25の図柄位置(停止操作が受け付けられた時点の回転位置)を検出することとなる。また、前記カウント手段によるパルス信号のカウント値は、検知センサー(図示しておらず)によりインデックスの通過が検知される都度、前記リセット手段によりリセットされ、この時点から新たにパルス信号のカウントが行われるものとなっている。
回転停止制御手段180は、ストップスイッチ38の操作に基づき、停止位置データ作成手段162により作成された停止位置データにおいて当該ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置(停止操作が受け付けられた時点の回転位置)に対応して定められた停止位置で、回転リール25を停止させるためのものである。すなわち、ストップスイッチ38が操作されると、このストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置(停止操作が受け付けられた時点の回転位置)に対応して、停止位置データにおいて定められている停止位置で、回転リール25は停止することとなる。
停止態様判定手段200は、役抽選手段140による抽選の結果、所定の役に当選し、かつ、回転リール25が停止した状態で表示される図柄51の停止表示態様が、役に応じて予め定められた図柄51の組み合わせになっているか否かを判定し、この判定結果に基づいた制御を行うためのものである。すなわち、所定の役を構成する図柄51の組み合わせが停止した場合に、この停止に係る役に応じた制御信号を出力するように形成されている。
停止態様判定手段200は、各種制御手段に前記制御信号を出力する。そして、たとえば、所定の制御信号が入力された遊技制御手段120は、ホッパーユニット27が所定枚数の遊技メダルを払い出すように制御する。また、制御信号が入力された後述の演出制御手段300は、演出装置50により所定の演出が行われるように制御する。また、再遊技役に係る制御信号が入力された遊技制御手段120は、再遊技を行う。また、特別遊技役に係る制御信号が入力された特別遊技制御手段122は、特別遊技を開始する。
演出制御手段300は、各種制御手段から出力される信号が入力されることを契機として、遊技に関する演出を、ランプ52、液晶表示装置53、スピーカー54などの演出装置50により実行するためのものである。遊技に関する演出としては、たとえば、役抽選手段140により所定の役に当選した旨を報知するための当選報知演出、特別遊技(たとえば、BBゲーム)が開始した場合に、当該特別遊技を盛り上げるための演出などが挙げられる。
具体的には、演出制御手段300は、種々の演出データを記憶するための演出テーブル、入力された信号に基づいて、前記演出テーブルから所定の演出データを選択するための演出データ選択手段、演出データ選択手段により選択された演出データに基づいて、所定の演出装置50により演出を実行するための演出実行手段などを備えている。
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の動作の概略について、図12から図15までに示したフローを用いて説明する。
図12に示すステップ100において、未使用RWMの初期化や各種フラグのクリア等を行う遊技開始時処理が行われる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、遊技メダルの投入、又はベットスイッチの操作が行われたか否かが判定される。そして、前記投入又は前記操作が行われたと判定された場合、次のステップ102に進む。一方、前記投入又は前記操作が行われていないと判定された場合、ステップ101に戻る。
ステップ103において、前記カウンタの値が、遊技を開始するに必要な遊技メダルの枚数(すなわち規定数)と一致したか否かが判定される。そして、規定数と一致したと判定された場合、次のステップ104に進む。一方、規定数と一致しないと判定された場合、ステップ101に戻る。
ステップ104において、スタートスイッチ37が操作されたか否かが判定される。そして、スタートスイッチ37が操作されたと判定された場合、次のステップ105に進む。一方、スタートスイッチ37が操作されていないと判定された場合、ステップ104に戻る。
ステップ106において、役の抽選の結果に基づき、当選フラグをセットする。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、セットされた当選フラグに基づき、いわゆる引き込み等の制御を行う対象の図柄51をセットする。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、回転開始制御手段160により、全ての回転リール25が回転を開始する。そして、次のステップ109に進む。
ステップ110において、停止位置データを作成するための停止位置データ作成処理が行われる。そして、次のステップ111に進む。
ステップ111において、全ての回転リール25が定速回転状態となったか否かが判定される。そして、定速回転状態となったと判定された場合、次のステップ112に進む。一方、定速回転状態となっていないと判定された場合、ステップ111に戻る。
ステップ113において、作成された停止位置データから、操作されたストップスイッチ38に対応する回転リール25、及び、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置(停止操作が受け付けられた時点の回転位置)に応じた停止位置、すなわち、中段で停止させるべき図柄51の図柄番号が取得される。そして、次のステップ114に進む。
ステップ115において、停止位置データを作成するための停止位置データ作成処理が行われる。そして、次のステップ116に進む。
ステップ116において、3個全ての回転リール25が停止したか否かが判定される。そして、全ての回転リール25が停止したと判定された場合、次のステップ117に進む。一方、全ての回転リール25が停止していないと判定された場合、ステップ112に戻る。
ステップ118において、いずれかの役を構成する図柄51の組み合わせが中段ライン91に停止したと判定された場合、あらかじめ定められた所定枚数の遊技メダルが払い出される。そして、次のステップ119に進む。
ステップ119において、所定のランプを消灯する等の遊技終了時処理が行われる。そして、1回の遊技が終了する。
ステップ200において、回転中の所定の回転リール25について、対応する検索テーブル152が取得される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、当該回転リール25における最初の図柄位置(図柄番号)の図柄51が取得される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、テーブル取得手段153が、ステップ200において取得された検索テーブル152に基づき、取得された所定の回転リール25の図柄51に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151を取得する。そして、ステップ203に進む。
ステップ204において、取得された図柄51の組み合わせが、RWMの所定の作業用記憶領域に記憶される。そして、ステップ205に進む。
ステップ205において、上述の回転リール25における次の図柄位置(図柄番号)の図柄51が取得される。そして、次のステップ206に進む。
ステップ206において、上述の回転リール25における全ての図柄位置(図柄番号)の図柄51について、役を構成する図柄51の組み合わせの取得が終了したか否かが判定される。そして、終了したと判定された場合、次のステップ207に進む。一方、終了していないと判定された場合、ステップ202に戻る。
次に、上述したステップ110及びステップ115の停止位置データ作成処理について、図14のフローを用いて説明する。なお、この処理は、停止ポイントデータを作成した上で、停止位置データを作成するものとなっている。
ステップ300において、最初に停止ポイントデータを作成する回転リール25(右リール24)に対応する8ビットのデータ領域を設定するために、RWMのアドレスをセットする。そして、次のステップ301に進む。
ステップ302において、停止ポイントデータを作成するために、計21個の8ビットのデータ領域(配列データ)を取得する。そして、次のステップ303に進む。
ステップ303において、21個のデータ領域を初期化、すなわち、全てのデータ領域の値を「00000001」とする。そして、次のステップ304に進む。
ステップ304において、停止ポイントデータを作成する図柄51の図柄位置、すなわち、図柄番号として0番をセットする。そして、次のステップ305に進む。
ステップ307において、セットされた図柄番号の図柄51が中段に位置する場合に、役抽選手段140による抽選の結果に対応する役を構成する図柄51(いわゆる引き込み図柄)が停止表示されることとなるか否か、すなわち、当選した役を構成する図柄51の組み合わせが、セットされた図柄番号の図柄51について図柄組み合わせ取得手段154により取得された図柄51の組み合わせに含まれているか否かが判定される。そして、引き込み図柄が停止表示されると判定された場合、次のステップ308に進む。一方、引き込み図柄が停止表示されないと判定された場合、ステップ309に進む。
ステップ309において、次に停止ポイントデータを作成する図柄51の図柄番号をセットする。そして、次のステップ310に進む。
ステップ310において、21個分の図柄51の図柄位置(図柄番号)について、停止ポイントデータの作成が終了したか否かが判定される。そして、終了したと判定された場合、次のステップ311に進む。終了していないと判定された場合、ステップ305に戻る。
ステップ312において、次に停止ポイントデータを作成する回転リール25に対応する8ビットのデータ領域を設定するために、RWMのアドレスをセットする。そして、次のステップ313に進む。
ステップ313において、全ての回転リール25について停止ポイントデータが作成されたか否かが判定される。そして、作成されたと判定された場合、停止位置データ作成処理は終了する。一方、作成されていないと判定された場合、ステップ301に戻る。
ステップ400において、停止テーブル161を参照するために、当該停止テーブル161が記憶されているアドレスをセットする。そして、次のステップ401に進む。
ステップ401において、停止位置データを作成する回転リール25の図柄位置、すなわち、停止位置データ作成用図柄番号として0番をセットする。そして、次のステップ402に進む。
ステップ402において、停止位置データ作成用図柄番号としてセットされている番号の次の番号を、検査用図柄番号としてセットする。そして、次のステップ403に進む。
ステップ404において、回転リール25を停止させることが可能な停止可能位置を記憶しておくための停止可能位置記憶データ領域(8ビット)の値を初期化、すなわち、停止可能位置記憶データ領域の値を「00000000」とする。そして、次のステップ405に進む。
ステップ405において、作成された停止ポイントデータにおいて、セットされている検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が、最大値記憶データ領域に記憶されている値よりも大きいか否かが判定される。そして、大きいと判定された場合、次のステップ406に進む。一方、大きくないと判定された場合、すなわち、セットされている検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が、最大値記憶データ領域に記憶されている値以下であると判定された場合、ステップ408に進む。
ステップ407において、記憶されている停止可能位置記憶データ領域の値を初期化、すなわち、停止可能位置記憶データ領域の値を「00000000」とする。そして、次のステップ408に進む。
ステップ408において、セットされている検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が、記憶されている最大値データ記憶領域の値と等しく、かつ、最大値データ記憶領域の値が0より大きいか否かが判定される。そして、検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が最大値データ領域の値と等しく、かつ、最大値データ記憶領域の値が0より大きいと判定された場合、次のステップ409に進む。一方、検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が最大値データ領域の値と等しくない、又は、最大値データ記憶領域の値が0である場合、ステップ410に進む。
ステップ410において、検査用図柄番号として次の図柄番号をセットする。そして、次のステップ411に進む。
ステップ411において、セットされている停止位置データ作成用図柄番号から5図柄分について、上記処理が行われたか否かが判定される。そして、5図柄分について上記処理が行われたと判定された場合、次のステップ412に進む。一方、5図柄分について上記処理が行われていないと判定された場合、ステップ405に戻る。
ステップ413において、セットされているテーブル検査用図柄番号は、停止位置データ作成用図柄番号に対応する停止位置として停止テーブル161において定められており、かつ、停止可能位置記憶データ領域において、停止位置データ作成用図柄番号に対応する停止可能位置として記憶されているものか否かが判定される。そして、停止テーブル161において定められ、かつ、停止可能位置として記憶されていると判定された場合、ステップ417に進む。一方、停止テーブル161において定められておらず、又は、停止可能位置として記憶されていないと判定された場合、次のステップ414に進む。
ステップ415において、セットされている停止位置データ作成用図柄番号から5図柄分について、上記の停止テーブル161における検索が行われたか否かが判定される。そして、5図柄分について上記検索が行われたと判定された場合、次のステップ416に進む。一方、5図柄分について上記検索が行われていないと判定された場合、ステップ413に戻る。
ステップ416において、停止可能位置記憶データ領域において、停止位置データ作成用図柄番号に対応する停止可能位置として記憶されているもののうち、停止位置データ作成用図柄番号から最も遠い停止可能位置の図柄番号を取得する。そして、次のステップ417に進む。
ステップ419において、21図柄分の停止位置データが作成されたか否かが判定される。そして、作成されたと判定された場合、停止位置決定処理は終了する。一方、作成されていないと判定された場合、ステップ402に戻る。
(まとめ)
本形態に係るスロットマシン10においては、抽選される役のうち対応する図柄51が含まれている役のみについて、当該役を構成する図柄51の組み合わせを定めたリール図柄別組み合わせテーブル151が、各回転リール25に付された図柄51の種類ごとに別個に設けられている。また、図柄51の種類に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151を定めた検索テーブル152が、回転リール25ごとに別個に設けられている。
すなわち、本形態に係るスロットマシン10によれば、検索テーブル152に基づき、検索図柄に対応するリール図柄別組み合わせテーブル151が直接取得されるため、ダイレクトにリール図柄別組み合わせテーブル151にアクセスすることができる。したがって、本形態に係るスロットマシン10によれば、検索図柄に対応する役を構成する図柄51の組み合わせが格納されている格納領域を迅速に検索することができるのである。
また、本形態に係るスロットマシン10において、図柄51の種類が回転リール25にごとに異なっているような場合には、各回転リール25に付された図柄51の種類に応じた数のリール図柄別組み合わせテーブル151が設けられることとなるため、ROMに記憶されるデータの量が無駄に増えてしまうのを防止することができるとともに、図柄51の組み合わせの取得や検索が行われる範囲が無駄に広がってしまうのを防止することもできるのである。
すなわち、本形態に係るスロットマシン10においては、停止ポイントデータ作成手段163が停止ポイントデータを作成するにあたり、その前段階の処理として、図柄組み合わせ取得手段154による図柄51の組み合わせの取得が行われる。
(第2の形態)
第2の形態に係るスロットマシン10においては、各ストップスイッチ38が操作される前に、停止ポイント作成手段163により、回転中の全ての回転リール25の全図柄位置について停止ポイントデータが作成されるようになっている。そして、各ストップスイッチ38が操作されると、作成された停止ポイントデータに基づき、停止位置決定手段164により、停止位置を定めた停止位置データが作成され、この停止位置データに定められた停止位置で回転リール25を停止させるようになっている。
したがって、第2の形態に係るスロットマシン10は、処理の流れのみ第1の形態に係るスロットマシン10と異なるため、以下、スロットマシン10の動作の概略についてのみ説明する。
(スロットマシン10の動作)
上記構成を備えたスロットマシン10の動作の概略について、図16から図18までに示したフローを用いて説明する。
ステップ501において、遊技メダルの投入、又はベットスイッチの操作が行われたか否かが判定される。そして、前記投入又は前記操作が行われたと判定された場合、次のステップ502に進む。一方、前記投入又は前記操作が行われていないと判定された場合、ステップ501に戻る。
ステップ502において、ステップ501における遊技メダルの投入、又はベットスイッチの操作に基づいて、ベットされた遊技メダルの枚数を計数するカウンタの値が加算される。そして、次のステップ503に進む。
ステップ504において、スタートスイッチ37が操作されたか否かが判定される。そして、スタートスイッチ37が操作されたと判定された場合、次のステップ505に進む。一方、スタートスイッチ37が操作されていないと判定された場合、ステップ504に戻る。
ステップ505において、役抽選手段140により役の抽選が行われる。そして、次のステップ506に進む。
ステップ507において、セットされた当選フラグに基づき、いわゆる引き込み等の制御を行う対象の図柄51をセットする。そして、次のステップ508に進む。
ステップ508において、回転開始制御手段160により、全ての回転リール25が回転を開始する。そして、次のステップ509に進む。
ステップ509において、各回転リール25の各図柄位置に付された図柄51について、当該図柄51が含まれる役を構成する図柄51の組み合わせを取得する図柄組み合わせ取得処理が行われる。なお、この図柄組み合わせ取得処理は、第1の形態と同様であるため、説明を割愛する。そして、次のステップ510に進む。
ステップ511において、全ての回転リール25が定速回転状態となったか否かが判定される。そして、定速回転状態となったと判定された場合、次のステップ512に進む。一方、定速回転状態となっていないと判定された場合、ステップ511に戻る。
ステップ512において、ストップスイッチ38が操作されたか否かが判定される。そして、ストップスイッチ38が操作されたと判定された場合、次のステップ513に進む。一方、ストップスイッチ38が操作されていないと判定された場合、ステップ512に戻る。
ステップ514において、停止位置として、ステップ513で取得した図柄番号をセットする。これにより、回転停止制御手段180が、セットされた図柄番号の図柄51が中段にあることとなる位置で、回転リール25を停止させる。そして、次のステップ515に進む。
ステップ515において、停止ポイントデータを作成するための停止ポイントデータ作成処理が行われる。そして、次のステップ516に進む。
ステップ517において、停止態様判定手段200により、いずれかの役を構成する図柄51の組み合わせが中段ライン91に停止したか否かが判定される。そして、次のステップ518に進む。
ステップ518において、いずれかの役を構成する図柄51の組み合わせが中段ライン91に停止したと判定された場合、あらかじめ定められた所定枚数の遊技メダルが払い出される。そして、次のステップ519に進む。
次に、上述したステップ510及びステップ515の停止ポイントデータ作成処理について、図17のフローを用いて説明する。
ステップ600において、最初に停止ポイントデータを作成する回転リール25(右リール24)に対応する8ビットのデータ領域を設定するために、RWMのアドレスをセットする。そして、次のステップ601に進む。
ステップ601において、停止ポイントデータを作成する回転リール25が回転中であるか否かが判定される。そして、回転中であると判定された場合、次のステップ602に進む。一方、回転中でないと判定された場合、ステップ611に進む。
ステップ603において、21個のデータ領域を初期化、すなわち、全てのデータ領域の値を「00000001」とする。そして、次のステップ604に進む。
ステップ604において、停止ポイントデータを作成する図柄51の図柄位置、すなわち、図柄番号として0番をセットする。そして、次のステップ605に進む。
ステップ605において、セットされた図柄番号の図柄51について、図柄組み合わせ取得手段154により取得された図柄51の組み合わせ、及び、役抽選手段140による抽選の結果に基づき、セットされた図柄番号の図柄51が中段に表示されることとなる図柄位置が停止不可位置であるか否か、すなわち、いわゆる蹴飛ばし図柄(たとえば、いずれのチェリー役にも当選していない場合における、いずれかのチェリー役を構成する図柄51等)が中段に表示されるか否かが判定される。そして、蹴飛ばし図柄が停止表示されると判定された場合、次のステップ606に進む。一方、蹴飛ばし図柄が停止表示されないと判定された場合、ステップ607に進む。
ステップ607において、セットされた図柄番号の図柄51が中段に位置する場合に、役抽選手段140による抽選の結果に対応する役を構成する図柄51(いわゆる引き込み図柄)が停止表示されることとなるか否か、すなわち、当選した役を構成する図柄51の組み合わせが、セットされた図柄番号の図柄51について図柄組み合わせ取得手段154により取得された図柄51の組み合わせに含まれているか否かが判定される。そして、引き込み図柄が停止表示されると判定された場合、次のステップ608に進む。一方、引き込み図柄が停止表示されないと判定された場合、ステップ609に進む。
ステップ609において、次に停止ポイントデータを作成する図柄51の図柄番号をセットする。そして、次のステップ610に進む。
ステップ610において、21個分の図柄51の図柄位置(図柄番号)について、停止ポイントデータの作成が終了したか否かが判定される。そして、終了したと判定された場合、次のステップ611に進む。終了していないと判定された場合、ステップ605に戻る。
ステップ612において、全ての回転リール25について停止ポイントデータが作成されたか否かが判定される。そして、作成されたと判定された場合、停止位置データ作成処理は終了する。一方、作成されていないと判定された場合、ステップ601に戻る。
次に、上述したステップ513の停止位置決定処理について、図18のフローを用いて説明する。
ステップ701において、停止ポイントデータの最大値を記憶しておくための最大値記憶データ領域(8ビット)の値を初期化、すなわち、最大値記憶データ領域の値を「00000000」とする。そして、次のステップ702に進む。
ステップ702において、回転リール25を停止させることが可能な停止可能位置を記憶しておくための停止可能位置記憶データ領域(8ビット)の値を初期化、すなわち、停止可能位置記憶データ領域の値を「00000000」とする。そして、次のステップ703に進む。
ステップ704において、記憶されている最大値データ記憶領域の値が、セットされている停止位置データ作成用図柄番号に対応するデータ領域の値に更新される。そして、次のステップ705に進む。
ステップ706において、セットされている停止位置データ作成用図柄番号に対応するデータ領域の値が、記憶されている最大値データ記憶領域の値と等しく、かつ、最大値データ記憶領域の値が0より大きいか否かが判定される。そして、停止位置データ作成用図柄番号に対応するデータ領域の値が最大値データ領域の値と等しく、かつ、最大値データ記憶領域の値が0より大きいと判定された場合、次のステップ707に進む。一方、停止位置データ作成用図柄番号に対応するデータ領域の値が最大値データ領域の値と等しくない、又は、最大値データ記憶領域の値が0である場合、ステップ708に進む。
ステップ708において、停止位置データ作成用図柄番号として次の図柄番号をセットする。そして、次のステップ709に進む。
ステップ709において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄番号から5図柄分について、上記処理が行われたか否かが判定される。そして、5図柄分について上記処理が行われたと判定された場合、次のステップ710に進む。一方、5図柄分について上記処理が行われていないと判定された場合、ステップ703に戻る。
ステップ711において、停止位置データ作成用図柄番号として、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置(図柄番号)の次の図柄番号をセットする。そして、次のステップ712に進む。
ステップ712において、セットされている停止位置データ作成用図柄番号は、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄番号に対応する停止位置として停止テーブル161において定められており、かつ、停止可能位置記憶データ領域において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄番号に対応する停止可能位置として記憶されているものか否かが判定される。そして、停止テーブル161において定められ、かつ、停止可能位置として記憶されていると判定された場合、ステップ716に進む。一方、停止テーブル161において定められておらず、又は、停止可能位置として記憶されていないと判定された場合、次のステップ713に進む。
ステップ714において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄番号から5図柄分について、上記の停止テーブル161における検索が行われたか否かが判定される。そして、5図柄分について上記検索が行われたと判定された場合、次のステップ715に進む。一方、5図柄分について上記検索が行われていないと判定された場合、ステップ712に戻る。
ステップ715において、停止可能位置記憶データ領域において、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄番号に対応する停止可能位置として記憶されているもののうち、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄番号から最も遠くの停止可能位置の図柄番号を取得する。そして、次のステップ716に進む。
本形態に係るスロットマシン10においても、第1の形態と同様に、停止ポイントデータ作成手段163が停止ポイントデータを作成するにあたり、その前段階の処理として、図柄組み合わせ取得手段154による図柄51の組み合わせの取得が行われるため、第1の形態と同様の作用・効果を奏する。
(第3の形態)
第3の形態に係るスロットマシン10では、ストップスイッチ38が操作された後も常に、いまだ操作が行われていないストップスイッチ38の操作を受け付けるように形成されている。すなわち、本形態に係るスロットマシン10では、ストップスイッチ38の操作後に、次のストップスイッチ38の操作を受け付けない受付不可期間が設けられていない。このため、極めて短い時間間隔での連続的なストップスイッチ38の操作や、複数のストップスイッチ38の同時操作等が可能になっている。
そこで、本形態に係るスロットマシン10では、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置(受付図柄位置)について、停止ポイントデータが作成されているか否か、又は、停止位置が決定されているか否か(すなわち、停止位置データが作成されているか否か)を判定できるようになっているとともに、停止ポイントデータが作成されていないと判定された場合には、受付図柄位置についての停止位置を決定するために必要な停止ポイントデータのみを作成した上で、受付図柄位置についての停止位置のみを決定し、停止ポイントデータは作成されているものの停止位置が決定されていないと判定された場合には、受付図柄位置についての停止位置のみを決定するようになっている。
(停止ポイントデータ作成手段163、停止位置決定手段164)
本形態に係るスロットマシン10は、第1〜第2の形態に係るスロットマシン10と同様に、停止ポイントデータ作成手段163及び停止位置決定手段164を備えている(図19参照)。
ここで、本形態に係るスロットマシン10では、停止位置を決定する(すなわち、停止位置データを作成する)にあたり、「停止ポイントデータの作成」→「停止位置の決定(停止位置データの作成)」という一連の処理を図柄位置ごとに繰り返して、図柄位置ごとに停止位置を決定していくのではなく、第1段階として、停止ポイントデータ作成手段163が、いまだストップスイッチ38の操作が行われていない全ての回転リール25の全図柄位置についてまとめて停止ポイントデータを作成し、この後に、第2段階として、停止位置決定手段164が、作成された停止ポイントデータに基づいて、いまだストップスイッチ38の操作が行われていない全ての回転リール25の全図柄位置についてまとめて停止位置を決定する(すなわち、停止位置データを作成する)ようになっている。
また、本形態に係るスロットマシン10は、図19に示すように、メイン制御装置101の制御手段として、判定データ記憶手段210を備えている。
この判定データ記憶手段210は、回転リール25の図柄位置について、停止ポイントデータの作成が行われたか否か、又は、停止位置の決定が行われたか否か(すなわち、停止位置データの作成が行われたか否か)を判定可能な進行位置判定データを書き込むためのものであって、RWMにおける記憶領域の一部により構成される。
本形態に係るスロットマシン10では、進行位置判定データとして、各回転リール25の各図柄位置について、停止位置を決定するために必要な停止ポイントデータが作成されているか否かを示す第1状態フラグ、及び、各回転リール25の各図柄位置について、停止位置が決定されているか否か(すなわち、停止位置データが作成されているか否か)を示す第2状態フラグが、判定データ記憶手段210に記憶されるようになっている。
すなわち、所定の回転リール25における所定の図柄位置に対応する記憶領域に記憶されている第1状態フラグ及び第2状態フラグがいずれも「0」の場合には、前記図柄位置について、停止ポイントデータの作成及び停止位置の決定のいずれも行われていないこととなる。また、所定の回転リール25における所定の図柄位置に対応する記憶領域に記憶されている第1状態フラグが「1」、第2状態フラグが「0」の場合には、前記図柄位置について、停止ポイントデータの作成は行われているものの、停止位置の決定は行われていないこととなる。また、所定の回転リール25における所定の図柄位置に対応する記憶領域に記憶されている第1状態フラグ及び第2状態フラグがいずれも「1」の場合には、前記図柄位置について、停止ポイントデータの作成及び停止位置の決定のいずれも行われていることとなる。
(処理判定手段220)
また、本形態に係るスロットマシン10は、図19に示すように、メイン制御装置101の制御手段として、処理判定手段220を備えている。
この処理判定手段220は、ストップスイッチ38の操作を契機として、判定データ記憶手段210に書き込まれている進行位置判定データに基づき、ストップスイッチ38が操作された時点の回転リール25の図柄位置(受付図柄位置)について、停止ポイントデータの作成又は停止位置の決定が行われたか否かを判定するものである。
このとき、処理判定手段220は、この受付図柄位置に対応する、進行位置判定データとしての第1状態フラグ及び第2状態フラグを、判定データ記憶手段210から取得し、この値に基づいて、停止ポイントデータの作成又は停止位置の決定が行われたか否かを判定する。
ここで、たとえば、上述の受付図柄位置に対応する第1状態フラグ及び第2状態フラグがいずれも「0」であった場合には、処理判定手段220は、上述の受付図柄位置について、停止ポイントデータの作成が行われていないと判定する。したがって、停止ポイントデータ作成手段163が、上述の受付図柄位置について停止位置を決定するために必要な停止ポイントデータのみを作成した後、停止位置決定手段164が、上述の受付図柄位置についてのみ停止位置を決定する。そして、回転停止制御手段180は、決定された停止位置で右リール24の回転を停止させる。
また、上述の受付図柄位置に対応する第1状態フラグ及び第2状態フラグがいずれも「1」であった場合には、処理判定手段220は、上述の受付図柄位置について、停止位置の決定まで行われていると判定する。したがって、この場合は、停止位置の決定に係る処理は特に行われることなく、回転停止制御手段180が、既に決定されている停止位置で右リール24の回転を停止させる。
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の動作の概略について、図20から図23までに示したフローを用いて説明する。
図20は、本形態に係るスロットマシン10の遊技メイン処理の概略を示したものであるが、本形態に係るスロットマシン10の遊技メイン処理は、1ヶ所の処理を除いて、第1の形態における遊技メイン処理と同内容であるため、異なる点のみ説明し、他については説明を割愛する。
具体的には、第1の形態に係るスロットマシン10の遊技メイン処理では、ステップ112において、ストップスイッチ38が操作されたか否かが判定され、ストップスイッチ38が操作されたと判定された場合、次のステップ113に進み、このステップ113において、停止図柄番号が取得されるようになっている。
ステップ900において、判定データ記憶手段210としての全記憶領域に記憶される第1状態フラグ及び第2状態フラグが初期化される。すなわち、全記憶領域に、第1状態フラグ及び第2状態フラグの初期値である「0」がセットされる。そして、次のステップ901に進む。
ステップ901において、最初に停止ポイントデータを作成する回転リール25(右リール24)に対応する8ビットのデータ領域を設定するために、RWMのアドレスをセットする。そして、次のステップ902に進む。
ステップ903において、停止ポイントデータを作成するために、計21個の8ビットのデータ領域(配列データ)を取得する。そして、次のステップ904に進む。
ステップ904において、21個のデータ領域を初期化、すなわち、全てのデータ領域の値を「00000001」とする。そして、次のステップ905に進む。
ステップ905において、停止ポイントデータを作成する図柄51の図柄位置、すなわち、図柄番号として0番をセットする。そして、次のステップ906に進む。
ステップ908において、セットされた図柄番号が中段に位置する場合に、役抽選手段140による抽選の結果に対応する役を構成する図柄51(いわゆる引き込み図柄)が停止表示されることとなるか否か、すなわち、当選した役を構成する図柄51の組み合わせが、セットされた図柄番号の図柄51について図柄組み合わせ取得手段154により取得された図柄51の組み合わせに含まれているか否かが判定される。そして、引き込み図柄が停止表示されると判定された場合、次のステップ909に進む。一方、引き込み図柄が停止表示されないと判定された場合、ステップ910に進む。
ステップ910において、現時点においてセットされている図柄番号に対応する第1状態フラグを「1」に更新する。そして、次のステップ911に進む。
ステップ911において、次に停止ポイントデータを作成する図柄51の図柄番号をセットする。そして、次のステップ912に進む。
ステップ912において、21個分の図柄51の図柄位置(図柄番号)について、停止ポイントデータの作成が終了したか否かが判定される。そして、終了したと判定された場合、次のステップ913に進む。終了していないと判定された場合、ステップ906に戻る。
ステップ914において、全ての回転リール25について停止ポイントデータが作成されたか否かが判定される。そして、作成されたと判定された場合、次のステップ915に進む。一方、作成されていないと判定された場合、ステップ902に戻る。
ステップ915において、作成された停止ポイントデータに基づき、回転リール25の各図柄位置に対応する停止位置を定めた停止位置データを作成する停止位置決定処理が行われる。そして、停止位置データ作成処理は終了する。
ステップ1000において、最初に停止位置データを作成する回転リール25(右リール24)に対応するデータ領域を設定するために、RWMのアドレスをセットする。そして、次のステップ1001に進む。
ステップ1001において、停止テーブル161を参照するために、当該停止テーブル161が記憶されているアドレスをセットする。そして、次のステップ1002に進む。
ステップ1002において、停止位置データを作成する回転リール25が回転中であるか否かが判定される。そして、回転中であると判定された場合、次のステップ1003に進む。一方、回転中でないと判定された場合、ステップ1023に進む。
ステップ1004において、停止位置データ作成用図柄番号としてセットされている番号の次の番号を、検査用図柄番号としてセットする。そして、次のステップ1005に進む。
ステップ1005において、停止ポイントデータの最大値を記憶しておくための最大値記憶データ領域(8ビット)の値を初期化、すなわち、最大値記憶データ領域の値を「00000000」とする。そして、次のステップ1006に進む。
ステップ1007において、作成された停止ポイントデータにおいて、セットされている検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が、最大値記憶データ領域に記憶されている値よりも大きいか否かが判定される。そして、大きいと判定された場合、次のステップ1008に進む。一方、大きくないと判定された場合、すなわち、セットされている検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が、最大値記憶データ領域に記憶されている値以下であると判定された場合、ステップ1010に進む。
ステップ1009において、記憶されている停止可能位置記憶データ領域の値を初期化、すなわち、停止可能位置記憶データ領域の値を「00000000」とする。そして、次のステップ1010に進む。
ステップ1010において、セットされている検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が、記憶されている最大値データ記憶領域の値と等しく、かつ、最大値データ記憶領域の値が0より大きいか否かが判定される。そして、検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が最大値データ領域の値と等しく、かつ、最大値データ記憶領域の値が0より大きいと判定された場合、次のステップ1011に進む。一方、検査用図柄番号に対応するデータ領域の値が最大値データ領域の値と等しくない、又は、最大値データ記憶領域の値が0である場合、ステップ1012に進む。
ステップ1012において、検査用図柄番号として次の図柄番号をセットする。そして、次のステップ1013に進む。
ステップ1013において、セットされている停止位置データ作成用図柄番号から5図柄分について、上記処理が行われたか否かが判定される。そして、5図柄分について上記処理が行われたと判定された場合、次のステップ1014に進む。一方、5図柄分について上記処理が行われていないと判定された場合、ステップ1007に戻る。
ステップ1015において、セットされているテーブル検査用図柄番号は、停止位置データ作成用図柄番号に対応する停止位置として停止テーブル161において定められており、かつ、停止可能位置記憶データ領域において、停止位置データ作成用図柄番号に対応する停止可能位置として記憶されているものか否かが判定される。そして、停止テーブル161において定められ、かつ、停止可能位置として記憶されていると判定された場合、ステップ1019に進む。一方、停止テーブル161において定められておらず、又は、停止可能位置として記憶されていないと判定された場合、次のステップ1016に進む。
ステップ1017において、セットされている停止位置データ作成用図柄番号から5図柄分について、上記の停止テーブル161における検索が行われたか否かが判定される。そして、5図柄分について上記検索が行われたと判定された場合、次のステップ1018に進む。一方、5図柄分について上記検索が行われていないと判定された場合、ステップ1015に戻る。
ステップ1018において、停止可能位置記憶データ領域において、停止位置データ作成用図柄番号に対応する停止可能位置として記憶されているもののうち、停止位置データ作成用図柄番号から最も遠い停止可能位置の図柄番号を取得する。そして、次のステップ1019に進む。
ステップ1021において、停止位置データ作成用図柄番号として次の図柄番号をセットする。そして、次のステップ1022に進む。
ステップ1022において、21図柄分の停止位置データが作成されたか否かが判定される。そして、作成されたと判定された場合、次のステップ1023に進む。一方、作成されていないと判定された場合、ステップ1004に戻る。
ステップ1024において、全ての回転リール25について停止位置データが作成されたか否かが判定される。そして、作成されたと判定された場合、停止位置決定処理が終了する。一方、作成されていないと判定された場合、ステップ1102に戻る。
次に、上述したステップ813の停止位置決定判定処理について、図23のフローを用いて説明する。
ステップ1101において、処理判定手段220により、判定データ記憶手段210に記憶されている受付図柄位置に対応する第1状態フラグが「1」であるか否か、すなわち、受付図柄位置に対応する停止ポイントデータが作成されているか否かが判定される。そして、第1状態フラグが「1」であると判定された場合、ステップ1103に進む。一方、第1状態フラグが「1」でない、すなわち、「0」であると判定された場合、次のステップ1102に進む。
ステップ1103において、処理判定手段220により、判定データ記憶手段210に記憶されている受付図柄位置に対応する第2状態フラグが「1」であるか否か、すなわち、受付図柄位置に対応する停止位置データが作成されているか否かが判定される。そして、第2状態フラグが「1」であると判定された場合、停止位置決定判定処理が終了する。一方、第2状態フラグが「1」でない、すなわち、「0」であると判定された場合、次のステップ1104に進む。
(まとめ)
本形態に係るスロットマシン10においても、第1又は第2の形態と同様に、停止ポイントデータ作成手段163が停止ポイントデータを作成するにあたり、その前段階の処理として、図柄組み合わせ取得手段154による図柄51の組み合わせの取得が行われるため、第1又は第2の形態と同様の作用・効果を奏する。
すなわち、本形態に係るスロットマシン10によれば、原則的には、各ストップスイッチ38が操作される前に、いまだストップスイッチ38の操作が行われていない全ての回転リール25(すなわち、回転中の全ての回転リール25)の全図柄位置について停止位置が決定される。そのため、ストップスイッチ38が操作された後は、停止位置決定手段164により決定された停止位置で回転リール25を停止する処理を行えばよいこととなる。
さらに、ストップスイッチ38が操作されてから回転リール25が停止するまでの処理時間が短縮されることから、ストップスイッチが操作されてから所定の制限時間内に回転リールが停止することを確実に遵守することができるのである。
ここで、本形態に係るスロットマシン10においては、上述の如く、「停止ポイントデータの作成」→「停止位置の決定」という一連の処理を繰り返して、図柄位置ごとに停止位置を決定していくのではなく、第1段階として、いまだストップスイッチ38の操作が行われていない全ての回転リール25の全図柄位置について、まとめて停止ポイントデータを作成し、この後に、第2段階として、作成された停止ポイントデータに基づいて、いまだストップスイッチ38の操作が行われていない全ての回転リール25の全図柄位置について、まとめて停止位置を決定する。したがって、対象となる図柄位置について、停止位置の決定までは終了していなくとも、停止ポイントデータの作成は終了している可能性が高い。そして、対象となる図柄位置について、停止ポイントデータの作成が終了していれば、この停止ポイントデータに基づいて停止位置の決定のみを行えばよいため、上述のような事態においても、所定の制限時間内で回転リールが停止することを、より確実に遵守することができるのである。
(本形態の変形例)
進行位置判定データとしては、停止ポイントデータの作成や停止位置の決定の処理ルーチンが繰り返された回数(処理プログラムが実行された回数)等を用いてもよい。すなわち、停止ポイントデータの作成や停止位置の決定は、上述の如く、いずれかの回転リール25のいずれかの図柄位置から予め定められた順番に従って実行されるため、上述の処理ルーチン(処理プログラム)が繰り返された回数により、所定の回転リール25の所定の図柄位置について、停止ポイントデータの作成又は停止位置の決定が終了しているかを判断することができる。
(第1、第2又は第3の形態の変形例)
第1、第2又は第3の形態に係るスロットマシン10においては、スタートスイッチ37又はストップスイッチ38が操作されると、いまだストップスイッチ38の操作が行われていない全ての回転リール25について、停止ポイントデータを作成するように形成されていたが、これに限定されるものではなく、ストップスイッチ38の操作を契機として、当該操作時点における当該ストップスイッチ38に対応する回転リール25の図柄位置から、当該回転リール25が停止するまでに移動可能な範囲内(5コマの範囲内)についてのみ停止ポイントデータを作成するように形成してもよい。
このように形成することで、上記形態の効果に加え、ROMに記憶されるデータ量を削減することができ、ひいては、ハードウェア資源の経済的な利用を図ることができるという効果も奏するのである。
20 筐体 21 リールユニット
22 左リール 23 中リール
24 右リール 25 回転リール
26 ステッピングモーター 27 ホッパーユニット
28 電源装置 30 前扉
31 装飾部 33 操作部
34 表示窓 35 メダルセンサー
36a シングルベットスイッチ
36b マックスベットスイッチ
37 スタートスイッチ 38 ストップスイッチ
39 精算スイッチ 40 メダル払出口
43 メダルセレクター 44 メダル投入口
50 演出装置 51 図柄
52 ランプ 53 液晶表示装置
54 スピーカー 90 停止表示ライン
91 中段ライン
100 制御装置 101 メイン制御装置
102 サブ制御装置 120 遊技制御手段
121 通常遊技制御手段 122 特別遊技制御手段
140 役抽選手段 150 回転開始制御手段
151 リール図柄別組み合わせテーブル
152 検索テーブル 153 テーブル取得手段
154 図柄組み合わせ取得手段
161 停止テーブル 162 停止位置データ作成手段
163 停止ポイントデータ作成手段
164 停止位置決定手段 170 回転位置検出手段
180 回転停止制御手段 200 停止態様判定手段
210 判定データ記憶手段 220 処理判定手段
300 演出制御手段
Claims (1)
- 周囲に複数種類の図柄を付した複数個の回転リールと、
全ての回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
対応する回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、を備え、
スタートスイッチの操作を契機として、所定の図柄の組み合わせにより構成される役の抽選が行われるスロットマシンにおいて、
各回転リールに付された図柄の種類ごとに別個に設けられ、抽選される役のうち対応する図柄が含まれている役のみについて、当該役を構成する図柄の組み合わせを定めたリール図柄別組み合わせテーブルと、
回転リールごとに別個に設けられ、図柄の種類に対応するリール図柄別組み合わせテーブルを定めた検索テーブルと、
所定の回転リールにおける所定の図柄位置に付された図柄(以下、検索図柄とする)について、当該回転リールに対応する検索テーブルに基づき、対応するリール図柄別組み合わせテーブルを取得するテーブル取得手段と、
テーブル取得手段により取得されたリール図柄別組み合わせテーブルに基づき、検索図柄が含まれている役を構成する図柄の組み合わせを取得する図柄組み合わせ取得手段と、
少なくとも、役の抽選の結果に基づき、回転リールの図柄位置ごとに、回転リールを停止させることができない停止不可位置であるか、又は、回転リールを停止させることができる停止可能位置であるかを定め、停止可能位置について優先順位を定めた停止ポイントデータを、スタートスイッチの操作を契機として作成する第1の停止ポイントデータ作成処理と、ストップスイッチの操作を契機として作成する第2の停止ポイントデータ作成処理とを実行する停止ポイントデータ作成手段と、
停止ポイントデータ作成手段により作成された停止ポイントデータに基づき、回転リールの一の図柄位置から当該回転リールが停止するまでに移動可能な範囲内におけるいずれかの図柄位置を、一の図柄に対応する停止位置として決定する停止位置決定手段と、
回転リールの各図柄位置について停止ポイントデータが作成されているか否かを判定可能な第1判定データと、回転リールの各図柄位置について停止位置が決定されているか否かを判定可能な第2判定データとが記憶される判定データ記憶手段と、
ストップスイッチの操作を契機として、判定データ記憶手段に記憶される判定データに基づき、ストップスイッチが操作された時点の回転リールの図柄位置(以下、受付図柄位置とする)から当該回転リールが停止するまでに移動可能な範囲内における各図柄位置について、停止ポイントデータの作成又は停止位置の決定が行われたか否かを判定する処理判定手段と、
ストップスイッチの操作を契機として、停止位置決定手段により決定された停止位置のうち受付図柄位置に対応する停止位置で、当該回転リールを停止させるための回転停止制御手段と、を備え、
図柄組み合わせ取得手段は、停止ポイントデータ作成手段が停止ポイントデータを作成するにあたり必要な回転リールの図柄位置についての、図柄の組み合わせを取得し、
停止ポイントデータ作成手段は、図柄組み合わせ取得手段により取得された図柄の組み合わせ、及び、役の抽選の結果に基づき、回転リールの図柄位置について、停止不可位置又は停止可能位置を決定することにより、停止ポイントデータを作成し、
処理判定手段が受付図柄位置から当該回転リールが停止するまでに移動可能な範囲内における各図柄位置について停止ポイントデータが作成されていないと判定した場合は、停止ポイントデータ作成手段により受付図柄位置から当該回転リールが停止するまでに移動可能な範囲内における各図柄位置についてのみ停止ポイントデータが作成された後、停止位置決定手段により受付図柄位置についてのみ対応する停止位置が決定され、
処理判定手段が受付図柄位置から当該回転リールが停止するまでに移動可能な範囲内における各図柄位置について停止ポイントデータが作成されている一方で停止位置が決定されていないと判定した場合は、停止位置決定手段により受付図柄位置についてのみ対応する停止位置が決定されることを特徴とするスロットマシン。
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-
2012
- 2012-06-07 JP JP2012129597A patent/JP5773531B2/ja active Active
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