JP5358307B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
具体的には、下記の特許文献1の段落番号「0040」には、「内部当り抽選部11での抽選の結果内部当りとならなかった場合には、ドラム回転制御部12がドラム20に回転開始信号を出力し、三つのドラム20,20b,20cを一斉に回転開始させる。一方、内部当り抽選部11での抽選の結果内部当りとなった場合には、ドラム回転制御部12が通常の場合と異なる回転開始信号を出力し、三つのドラム20,20b,20cをそれぞれ異なる時期に回転開始させるようになっている。」との記載がある。
具体的には、下記の特許文献2の段落番号「0057」には、「各リール8a,8b,8cの回転動作の順序、もしくは回転方向の組合せによって、特別入賞用の『大当たり』に当選している確率が報知されるので、遊技者は、リールの始動操作を行った時点から各リール8a,8b,8cがどのような順序で始動するか、もしくはどのような方向に回転するかに注視するようになる。」との記載がある。
また、下記の特許文献3には、BB内部当たり状態が発生したにもかかわらず、BBゲーム入賞のシンボル組み合わせが停止表示されない場合に、各リールを逆回転させたり、ゆっくりしたスピードで回転させて、BBゲーム入賞のシンボル組み合わせを揃えることにより、BB内部当たり状態の発生を遊技者に報知する遊技機が開示されている。
そこで、本発明は、各回転リールの回転順序と、各回転リールにそれぞれ対応して設けた表示部への表示との組み合わせで、有利遊技への移行の有無を報知することにより、遊技者に対して強烈なインパクトを与えるとともに、回転リールを利用した演出のバリエーションを広げることを目的とする。
第1の発明は、遊技機に係るものであって、通常の遊技である通常遊技と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である有利遊技とを実行可能に形成され、周囲に複数の図柄が付されているn個(n≧2)の回転リール45と、各回転リール45にそれぞれ対応して設けられている表示部55と、有利遊技へ移行させるか否かを抽選で決定するための有利遊技抽選手段と、各回転リール45の回転が開始する順序を抽選で決定するための駆動順序抽選手段150と、有利遊技抽選手段による抽選で有利遊技へ移行させる旨が決定されたときには、駆動順序抽選手段150による抽選でm番目(n≧m≧1)に回転を開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55に、有利遊技へ移行することを示唆する情報を表示し、有利遊技抽選手段による抽選で有利遊技へは移行させない旨が決定されたときには、駆動順序抽選手段150による抽選でm番目に回転を開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55に、有利遊技へは移行しないことを示唆する情報を表示するための表示制御手段160と、表示制御手段160により表示部55への情報の表示が行われた後の所定時に、駆動順序抽選手段150による抽選で決定された順序に従って、各回転リール45の回転を順次開始させるための時間差駆動制御手段170と、有利遊技抽選手段による抽選で有利遊技へ移行させる旨が決定されたことを条件に、時間差駆動制御手段170により各回転リール45の回転が開始された後の所定時に、有利遊技を開始するための有利遊技制御手段と、を備えていることを特徴とする。
第2の発明は、上記に加え、有利さの度合いが異なる複数態様の有利遊技を実行可能に形成され、有利遊技抽選手段は、いずれの態様の有利遊技へ移行させるか又はいずれの態様の有利遊技へも移行させないかを抽選で決定するように形成され、表示制御手段160は、有利遊技抽選手段による抽選でいずれかの態様の有利遊技へ移行させる旨が決定されたときには、駆動順序抽選手段150による抽選でm番目に回転を開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55に、有利遊技抽選手段による抽選で決定された態様の有利遊技へ移行することを示唆する情報を表示し、有利遊技抽選手段による抽選でいずれの態様の有利遊技へも移行させない旨が決定されたときには、駆動順序抽選手段150による抽選でm番目に回転を開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55に、有利遊技へは移行しないことを示唆する情報を表示するように形成されていることを特徴とする。
第3の発明は、上記に加え、有利さの度合いが異なる複数態様の有利遊技を実行可能に形成され、有利遊技抽選手段は、いずれの態様の有利遊技へ移行させるか又はいずれの態様の有利遊技へも移行させないかを抽選で決定するように形成され、表示制御手段160は、有利遊技抽選手段による抽選でいずれかの態様の有利遊技へ移行させる旨が決定されたときには、駆動順序抽選手段150による抽選でm番目に回転を開始すると決定された回転リール45以外の回転リール45に対応する表示部55に、有利遊技抽選手段による抽選で決定された態様以外の態様の有利遊技へ移行することを示唆する情報又は有利遊技へは移行しないことを示唆する情報を表示し、有利遊技抽選手段による抽選でいずれの態様の有利遊技へも移行させない旨が決定されたときには、駆動順序抽選手段150による抽選でm番目に回転を開始すると決定された回転リール45以外の回転リール45に対応する表示部55に、いずれかの態様の有利遊技へ移行することを示唆する情報を表示するように形成されていることを特徴とする。
また、「有利遊技抽選手段」とは、有利遊技へ移行させるか否かを抽選で決定するためのものをいう。特別遊技を有利遊技とする場合にあっては、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選を行うための「役抽選手段110」や、持ち越されている(ストックされている)特別遊技当選を放出するか否かの抽選を行うための「放出抽選手段」が、有利遊技抽選手段となり、また、特殊遊技を有利遊技とする場合にあっては、特殊遊技へ移行させるか否かを抽選で決定するための「特殊遊技抽選手段140」が、有利遊技抽選手段となる。
また、「n」は、2以上の正整数を意味する。つまり、本発明では、2個以上の回転リール45が備えられる。
また、「表示部55」は、各回転リール45にそれぞれ対応して設けられる。つまり、本発明では、n個の各回転リール45にそれぞれ対応して、n個の表示部55が設けられる。
また、例えば、n個の各回転リール45にそれぞれ対応してn個の液晶ディスプレイを設け、各液晶ディスプレイの画面をそれぞれ「表示部55」とすることができるし、また、1個の液晶ディスプレイを設け、この1個の液晶ディスプレイの画面をn個の各回転リール45にそれぞれ対応してn個の部分に分割し、分割した各部分をそれぞれ「表示部55」とすることもできる。
また、「m」は、1以上n以下の正整数を意味する。例えば、n=3の場合、mは、「1」としてもよく、また、「2」としてもよく、また、「3」としてもよい。つまり、n=3の場合、1番目(最初)に回転を開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55に、所定の情報(有利遊技へ移行することを示唆する情報や、有利遊技へは移行しないことを示唆する情報)を表示するようにしてもよく、また、2番目に回転を開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55に、所定の情報を表示するようにしてもよく、また、3番目(最後)に回転を開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55に、所定の情報に表示するようにしてもよい。
第1の発明によれば、m番目に回転を開始すると決定された回転リールに対応する表示部に、有利遊技への移行の有無を示唆する情報が表示され、その後、決定された順序に従って、各回転リールの回転が開始することから、遊技者から見れば、m番目に回転を開始した回転リールに対応する表示部に表示された情報が、有利遊技への移行の有無を示唆する情報となるので、遊技者に対して強烈なインパクトを与えることができるとともに、回転リールを利用した演出のバリエーションを広げることができる。
(第2の発明)
第2の発明によれば、m番目に回転を開始すると決定された回転リールに対応する表示部に、有利遊技への移行の有無を示唆するとともに、移行する有利遊技の有利さの度合いをも示唆する情報が表示され、その後、決定された順序に従って、各回転リールの回転が開始することから、遊技者から見れば、m番目に回転を開始した回転リールに対応する表示部に表示された情報が、有利遊技への移行の有無を示唆するとともに、移行する有利遊技の有利さの度合いをも示唆する情報となるので、遊技者に対してより強烈なインパクトを与えることができるとともに、回転リールを利用した演出のバリエーションをより広げることができる。
第3の発明によれば、m番目に回転を開始すると決定された回転リールに対応する表示部に、正しい情報が表示されるとともに、それ以外の回転リールに対応した表示部に、ガセの情報が表示され、その後、決定された順序に従って、各回転リールの回転が開始することから、遊技者から見れば、各回転リールの回転開始前は、いずれの表示部に表示された情報が正しい情報なのかわからず、その後、m番目に回転を開始した回転リールに対応する表示部に表示された情報が、正しい情報であり、それ以外の表示部に表示された情報は、ガセの情報であるとわかるので、回転リールを利用した演出が単調にならないようにすることができる。
以下、「前面」とは、遊技機において遊技を行う際に遊技者が向き合う面をいい、「右側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て右側をいい、「左側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て左側をいう。
(遊技機)
図2に示すように、遊技機としてのスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体11を備え、筐体11の前面には、開口部を塞ぐ前扉12を備え、筐体11の内部には、3個の回転リール45を横並びに配置したリールユニット40や、スロットマシン10を制御するための制御装置20や、メダルを払い出すためのホッパーユニットや、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどを備えている。
また、前扉12の上部には、上パネル13を備え、前扉12の下部には、下パネル14を備え、前扉12の前面における、上パネル13と下パネル14との間には、前方へ向けて突出する操作部16を備えている。
また、上パネル13のほぼ中央には、各回転リール45の周囲に付されている図柄を遊技者に見せるための図柄表示窓15が設けられている。この図柄表示窓15は、3個すべての回転リール45の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。
また、図2に示すように、本実施の形態では、上パネル13における、図柄表示窓15の上方に相当する位置に、表示装置50としての1個の液晶ディスプレイが設けられている。この液晶ディスプレイは、図柄表示窓15の右端から左端まで至る横長の矩形に形成され、また、この液晶ディスプレイの画面は、3個の部分に分割されている。そして、分割された画面の各部分が、それぞれ表示部55とされている。具体的には、画面の左側の部分は、左リール46に対応する、表示部55としての左表示部56とされ、また、画面の中央の部分は、中リール47に対応する、表示部55としての中表示部57とされ、また、画面の右側の部分は、右リール48に対応する、表示部55としての右表示部58とされている。このようにして、本実施の形態では、左、中、右の3個の各回転リール45(46,47,48)にそれぞれ対応して、左、中、右の3個の各表示部55(56,57,58)が設けられている。
また、前扉12の下部中央には、メダルを払い出すためのメダル払出口37が設けられ、メダル払出口37の下方には、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのメダル受け皿38が設けられている。
リールユニット40は、横並びに設けた3個の回転リール45と、各回転リール45を回転させるためのものであって各回転リール45にそれぞれ対応しているステッピングモータと、これらを支持するためのフレームとを備えている。
また、各回転リール45の周囲には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。
また、各ステッピングモータの出力軸には、対応する回転リール45の回転軸がそれぞれ固定されている。具体的には、左側のステッピングモータの出力軸には、左リール46の回転軸が固定され、中央のステッピングモータの出力軸には、中リール47の回転軸が固定され、右側のステッピングモータの出力軸には、右リール48の回転軸が固定されている。
(制御装置20)
図1に示すように、制御装置20は、遊技の制御を行う遊技制御装置21と、遊技制御装置21からの信号を受信して演出の制御を行う演出制御装置22とを備えている。
また、遊技制御装置21は、メイン基板などとも呼ばれるものであって、CPU、RAM、ROM、およびI/Oなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成されている。CPUがROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、遊技制御装置21を構成するマイクロコンピュータが、遊技制御手段60、役抽選手段110、入賞判定手段120、停止制御手段130、駆動順序抽選手段150、および時間差駆動制御手段170などとして機能する。遊技制御装置21の入力手段としては、ベットスイッチ32や、スタートスイッチ33や、ストップスイッチ34や、精算スイッチ35や、リールユニット40の左センサー51、中センサー52および右センサー53などが接続され、遊技制御装置21の出力手段としては、リールユニット40のステッピングモータや、ホッパーユニットなどが接続されている。
遊技制御手段60は、通常遊技制御手段70と、特別遊技制御手段80とを備えている。通常遊技制御手段70は、通常遊技を制御するためのものであり、特別遊技制御手段80は、特別遊技を制御するためのものである。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を制御するためのものである。
以下、スロットマシン10における通常遊技について説明する。
1回の遊技につき、最小で1枚、最大で3枚のメダルのベットが可能である。メダルをベットすると、メダルのベット枚数に応じた本数の入賞ラインが有効になる。また、メダルのベットには、メダル投入口36からメダルを投入することによるベットと、ベットスイッチ32を操作することによるクレジットされているメダルのベットとがある。また、再遊技のときには、前回の遊技でベットした枚数と同数のメダルが自動的にベットされる。また、メダルのベットを条件に、スタートスイッチ33を操作すると、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)が行われるとともに、3個すべての回転リール45の回転が開始する。その後、3個のストップスイッチ34のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ34に対応した回転リール45の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ34の操作を終えると、3個すべての回転リール45の回転が停止する。このとき、いずれかの有効な入賞ライン上に、役抽選で当選した役に対応する図柄の組み合わせが揃うと、当該役に入賞となり、入賞態様に応じた枚数のメダルを獲得できる。また、獲得したメダルは、クレジットされ、クレジット数が上限値に達したときには、ホッパーユニットが駆動して、上限値を超えた分がメダル払出口37から払い出される。また、メダルの獲得に代えて、あるいはメダルの獲得とともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
また、役抽選でいずれかの役に当選すると、その役に対応したフラグが成立し、その役に対応した図柄の組み合わせがいずれかの有効な入賞ライン上に揃い得るようになるとともに、その役以外の役に対応した図柄の組み合わせについてはいずれの有効な入賞ライン上にも揃わないようになる。そして、すべての回転リール45の回転が停止したときに、当選した役に対応する図柄の組み合わせがいずれかの有効な入賞ライン上に揃うと、その役に入賞となり、入賞した役に応じた利益が遊技者に付与される。
また、役抽選で再遊技当選となると、再遊技フラグが成立して、いずれかの有効な入賞ライン上に「Replay」の図柄の組み合わせが揃い得るようになり、「Replay」の図柄の組み合わせが揃うと、再遊技入賞となり、新たにメダルを投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行える。
また、役抽選でハズレとなると、いずれの有効な入賞ライン上にも、いずれの役に対応した図柄の組み合わせも揃わなくなる。
なお、小役フラグおよび再遊技フラグは、成立した遊技で入賞しないとクリアされ、次回以降の遊技に持ち越されることはない。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技とは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技をいい、特別遊技制御手段80は、特別遊技を制御するためのものである。
特別遊技としては、特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム/BBゲーム)と、特定遊技(レギュラーボーナスゲーム/RBゲーム)とがある。BBゲームとは、所定の役の入賞確率が通常遊技よりも高い遊技を複数回実行可能な遊技であって、メダルの最大獲得枚数が所定枚数(例えば300枚)の遊技をいい、RBゲームとは、BBゲームと同じく、所定の役の入賞確率が通常遊技よりも高い遊技を複数回実行可能な遊技であるものの、メダルの最大獲得枚数がBBゲームよりも少ない所定枚数(例えば100枚)の遊技をいう。
BBゲームへ移行すると、役抽選で所定の役に当選する確率が通常遊技中よりも高くなり、そして、いずれかの有効な入賞ライン上に、当選した役に対応する図柄の組み合わせが揃うと、その役に入賞となり、入賞態様に応じた所定枚数のメダルが払い出される。
また、通常遊技において、役抽選の結果が特定遊技当選(レギュラーボーナス当選/RB当選)となると、レギュラーボーナスフラグ(RBフラグ)が成立して、いずれかの有効な入賞ライン上に、レギュラーボーナスに対応する「BAR」の図柄の組み合わせが揃い得るようになり、「BAR」の図柄の組み合わせが揃うと、特定遊技入賞(レギュラーボーナス入賞/RB入賞)となり、所定枚数(例えば15枚)のメダルが払い出され、その後、RBゲームへ移行する。
なお、BBゲームおよびRBゲームを総称してボーナスゲームとし、また、BB入賞およびRB入賞を総称してボーナス入賞とし、また、BBフラグおよびRBフラグを総称してボーナスフラグとする。
また、ボーナスフラグは、成立した遊技でボーナス入賞が引き当てられなかったとしても、クリアされることなく次回以降の遊技に持ち越され、この持ち越しは、ボーナス入賞が引き当てられるまで継続する。
役抽選手段110は、スタートスイッチ33の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。
役抽選手段110は、乱数発生手段と、乱数抽出手段と、役抽選テーブルと、判定手段とを備えている。
また、乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜65535)で発生させるためのものである。
また、乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機(例えば、スタートスイッチ33の操作)で抽出するためのものである。
また、役抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかをあらかじめ定めたものである。
また、判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、役抽選テーブルとを照合して、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの判定を行うためのものである。
(入賞判定手段120)
入賞判定手段120は、すべての回転リール45の回転が停止した際における入賞ライン上の図柄の組み合わせに基づいて、複数の役のいずれかに入賞か又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
(停止制御手段130)
停止制御手段130は、役抽選手段110の抽選結果と、各ストップスイッチ34が操作された際における対応する回転リール45の回転位置とに基づいて、各回転リール45の回転を停止させるためのものである。
特殊遊技とは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技であって、特別遊技とは異なる遊技をいう。
また、特殊遊技抽選手段140は、特殊遊技へ移行させるか否かを抽選で決定するためのものである。
本実施の形態では、特殊遊技を、有利遊技とするとともに、特殊遊技抽選手段140を、有利遊技抽選手段としている。
また、本実施の形態では、有利さの度合いが異なる複数態様の特殊遊技を実行可能とされ、また、特殊遊技としては、成立した小役を遊技者に対して告知するアシストタイム(AT)が実行される。
そして、本実施の形態では、特殊遊技抽選手段140は、いずれの態様の特殊遊技へ移行
させるか、又はいずれの態様の特殊遊技へも移行させないかを抽選で決定するように形成されている。
なお、本実施の形態では、特殊遊技抽選手段140による抽選でスーパーAT又はノーマルATへ移行させる旨が決定されると、ボーナスゲーム(BBゲーム又はRBゲーム)の終了後に、後述する特殊遊技制御手段180によりスーパーAT又はノーマルATが実行される。
駆動順序抽選手段150は、各回転リール45の回転が開始する順序を抽選で決定するためのものである。
具体的には、本実施の形態では、左、中、右の3個の回転リール45(46,47,48)を備えている。このため、各回転リール45の回転が開始する順序としては、「左→中→右」「左→右→中」「中→左→右」「中→右→左」「右→左→中」「右→中→左」の6通りある。
そして、本実施の形態では、駆動順序抽選手段150は、役抽選手段110の抽選結果がボーナス当選(BB当選又はRB当選)となった後の1回目(最初)の遊技で、スタートスイッチ33の操作を契機に、3個の回転リール45の回転が開始する順序を、「左→中→右」「左→右→中」「中→左→右」「中→右→左」「右→左→中」「右→中→左」の6通りのうちのいずれにするか、抽選で決定するように形成されている。
表示制御手段160は、表示部55に情報を表示させるためのものである。
本実施の形態では、表示制御手段160は、入賞判定手段120によりボーナス入賞(BB入賞又はRB入賞)と判定されたことを契機に、左、中、右の3個の各表示部55にそれぞれ所定の情報を表示させるように形成されている。つまり、本実施の形態では、表示制御手段160による表示部55への情報の表示は、入賞判定手段120によるボーナス入賞との判定時に行われる。
具体的には、本実施の形態では、表示制御手段160は、特殊遊技抽選手段140による抽選でいずれかの態様の特殊遊技へ移行させる旨が決定されたときには、駆動順序抽選手段150による抽選で1番目(最初)に回転を開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55に、特殊遊技抽選手段140による抽選で決定された態様の特殊遊技へ移行することを示唆する情報を表示させるとともに、同1番目(最初)に回転を開始すると決定された回転リール45以外の回転リール45に対応する表示部55に、特殊遊技抽選手段140による抽選で決定された態様以外の態様の特殊遊技へ移行することを示唆する情報、又は特殊遊技へは移行しないことを示唆する情報を表示させ、また、特殊遊技抽選手段140による抽選でいずれの態様の特殊遊技へも移行させない旨が決定されたときには、駆動順序抽選手段150による抽選で1番目(最初)に回転を開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55に、特殊遊技へは移行しないことを示唆する情報を表示させるとともに、同1番目(最初)に回転を開始すると決定された回転リール45以外の回転リール45に対応する表示部55に、いずれかの態様の特殊遊技へ移行することを示唆する情報を表示させるように形成されている。
ルATへ移行することを示唆する情報である「WIN」の文字を、他方に、特殊遊技へは移行しないことを示唆する情報である「LOSE」の文字を、それぞれ表示させる。
時間差駆動制御手段170は、表示制御手段160により表示部55への情報の表示が行われた後の所定時に、駆動順序抽選手段150による抽選で決定された順序に従って、各回転リール45の回転を順次開始させるためのものである。
上述したように、本実施の形態では、表示制御手段160による表示部55への情報の表示は、入賞判定手段120によるボーナス入賞との判定時に行われる。そして、本実施の形態では、ボーナス入賞後の1回目(最初)の遊技を、表示制御手段160により表示部55への情報の表示が行われた後の所定時としている。
例えば、駆動順序抽選手段150による抽選で、各回転リール45の回転開始順序が「左→中→右」と決定されたとする。この場合に、時間差駆動制御手段170は、ボーナス入賞後の1回目(最初)の遊技において、スタートスイッチ33の操作を契機に、左リール46、中リール47、右リール48の順に、これらの回転を順次開始させる。
(特殊遊技制御手段180)
特殊遊技制御手段180は、特殊遊技を制御するためのものである。
また、本実施の形態では、特殊遊技制御手段180は、特殊遊技抽選手段140による抽選で特殊遊技へ移行させる旨が決定されたことを条件に、時間差駆動制御手段170により各回転リール45の回転が開始された後の所定時に、特殊遊技を開始する。
また、本実施の形態では、特殊遊技制御手段180は、特殊遊技として、表示装置50としての液晶ディスプレイに、役抽選手段110の抽選結果を示唆する情報を表示させることにより、成立した小役を遊技者に対して告知する、という態様の遊技を行う。このような態様の特殊遊技は、アシストタイム(AT)などと呼ばれるものである。また、遊技者は、液晶ディスプレイに表示された情報を見て、成立した小役に対応する図柄をいずれかの入賞ライン上に停止させるようタイミングを図ってストップスイッチ33を操作することにより、告知がない場合と比較してより多くの小役入賞を引き当てることができ、ひいてはより多くの枚数のメダルを獲得することができる。これにより、特殊遊技としてのアシストタイム(AT)は、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技となっている。
知する遊技の回数を異ならせることにより、有利さの度合いが異なる複数態様の特殊遊技を実行可能とされている。
また、本実施の形態では、特殊遊技抽選手段140による抽選で特殊遊技としての「スーパーAT」へ移行させる旨が決定されると、特殊遊技制御手段180は、特殊遊技としての「スーパーAT」を実行し、また、特殊遊技抽選手段140による抽選で特殊遊技としての「ノーマルAT」へ移行させる旨が決定されると、特殊遊技制御手段180は、特殊遊技としての「ノーマルAT」を実行する。
また、本実施の形態では、スーパーATの終了条件は、成立した小役を遊技者に対して告知する遊技が100回実行されたことであり、また、ノーマルATの終了条件は、成立した小役を遊技者に対して告知する遊技が50回実行されたことである。
例えば、特殊遊技抽選手段140による抽選でスーパーATへ移行させる旨が決定され、その後、ボーナス入賞が引き当てられてボーナスゲームへ移行し、その後、所定の終了条件が満たされることによりボーナスゲームが終了すると、特殊遊技制御手段180は、その後の1回目(最初)の遊技から、特殊遊技としてのスーパーATを開始し、その後、所定の終了条件が満たされると、特殊遊技としてのスーパーATを終了する。
以下、図3に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。
ステップ101において、遊技制御手段60により、スタートスイッチ33が操作されたか否かの判断が行われる。ここで、操作されたと判断されると、次のステップ102に進む。一方、操作されていないと判断されると、再度ステップ101となる。
ステップ102において、役抽選手段110により、役抽選が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ104において、特殊遊技抽選手段140により、いずれの態様の特殊遊技へ移行させるか又はいずれの態様の特殊遊技へも移行させないかが抽選で決定される。そして、次のステップ105に進む。
ステップ106において、駆動順序抽選手段150により、各回転リール45の回転を開始させる順序が抽選で決定される。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、時間差駆動制御手段170により、ボーナス入賞(BB入賞又はRB入賞)後の1回目(最初)の遊技か否かの判断が行われる。ここで、ボーナス入賞後の1回目の遊技であると判断されると、次のステップ108に進む。一方、ボーナス入賞後の1回目の遊技ではないと判断されると、ステップ108をスキップして、ステップ109に進む。
ステップ109において、遊技制御手段60により、各回転リール45の回転が同時に開始される。そして、ステップ110に進む。
ステップ110において、遊技制御手段60により、ストップスイッチ34が操作されたか否かの判断が行われる。ここで、ストップスイッチ34が操作されたと判断されると、次のステップ111に進む。一方、ストップスイッチ34が操作されていないと判断されると、再度ステップ110となる。
ステップ112において、遊技制御手段60により、3個すべての回転リール45の回転が停止したか否かの判断が行われる。ここで、3個すべての回転リール45の回転が停止したと判断されると、次のステップ113に進む。一方、まだ回転中の回転リール45があると判断されると、ステップ110に戻る。
ステップ113において、表示制御手段160により、ボーナス入賞(BB入賞又はRB入賞)が引き当てられたか否かの判断が行われる。ここで、ボーナス入賞が引き当てられたと判断されると、次のステップ114に進む。一方、ボーナス入賞が引き当てられなかったと判断されると、ステップ114からステップ116をスキップして、ステップ117に進む。
ステップ115において、表示制御手段160により、駆動順序抽選手段150による抽選で1番目に回転を開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55に、特殊遊技抽選手段140による抽選で決定された態様の特殊遊技への移行を示唆する情報が表示される。
そして、ステップ117に進む。
ステップ117において、入賞判定手段120により、いずれかの役に入賞したか否かの判断が行われる。ここで、いずれかの役に入賞したと判断されると、次のステップ118に進む。一方、いずれの役にも入賞していないと判断されると、つまり、入賞なしと判断されると、ステップ118をスキップして、1回の遊技に係る処理は終了する。
ステップ118において、遊技制御手段60により、入賞した役に対応する枚数のメダルの払い出しが行われる。そして、1回の遊技に係る処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、各回転リール45にそれぞれ対応して表示部55が設けられている。
また、役抽選手段110の抽選結果がボーナス当選(BB当選又はRB当選)となると、特殊遊技抽選手段140により、いずれの態様の特殊遊技へ移行させるか、又はいずれの態様の特殊遊技へも移行させないかの抽選が行われる。
また、ボーナス当選後の1回目の遊技で、駆動順序抽選手段150により、各回転リール45の回転開始順序が抽選で決定される。
また、いずれの特殊遊技へも移行しない旨が決定されたときには、ボーナス入賞時に、1番目に回転開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55に、特殊遊技へは移行しない旨を示唆する情報が表示されるとともに、2番目に回転開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55、および3番目に回転開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55のうち、一方には、一の特殊遊技へ移行することを示唆する情報が、他方には、他の特殊遊技へ移行することを示唆する情報が、それぞれ表示される。
そして、いずれかの態様の特殊遊技へ移行させる旨が決定されたときには、ボーナスゲーム(BBゲーム又はRBゲーム)が終了すると、決定された態様の特殊遊技が開始される。
このように、本実施の形態では、1番目に回転を開始すると決定された回転リール45に対応する表示部55には、特殊遊技への移行の有無を示唆するとともに、移行する特殊遊技の有利さの度合いをも示唆する、正しい情報が表示され、それ以外の回転リール45に対応する表示部55には、ガセの情報が表示され、その後、決定された順序に従って、各回転リール45の回転が開始することから、遊技者から見れば、各回転リール45の回転開始前は、いずれの表示部55に表示された情報が正しい情報なのかわからず、その後、1番目に回転を開始した回転リール45に対応する表示部55に表示された情報が、特殊遊技への移行の有無を示唆するとともに、移行する特殊遊技の有利さの度合いをも示唆する、正しい情報であり、それ以外の表示部55に表示された情報は、ガセの情報であるとわかるので、遊技者に対してより強烈なインパクトを与えることができるとともに、回転リール45を利用した演出のバリエーションをより広げることができ、その上、回転リール45を利用した演出が単調にならないようにすることができる。
なお、上記実施の形態では、特殊遊技を有利遊技としたが、これに限られるものではなく、例えば、特別遊技を有利遊技としてもよい。また、特別遊技を有利遊技とする場合にあっては、例えば、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選を行うための「役抽選手段110」や、持ち越されている(ストックされている)特別遊技当選を放出するか否かの抽選を行うための「放出抽選手段」が、有利遊技抽選手段となるとともに、特別遊技を制御するための「特別遊技制御手段80」が、有利遊技制御手段となる。
また、上記実施の形態では、役抽選手段110の抽選結果がボーナス当選(BB当選又はRB当選)となった後の1回目(最初)の遊技で、スタートスイッチ33の操作を契機に、駆動順序抽選手段150により、各回転リール45の回転開始順序が抽選で決定され、その後、入賞判定手段120によりボーナス入賞(BB入賞又はRB入賞)と判定されたことを契機に、表示制御手段160により、左、中、右の3個の各表示部55にそれぞれ所定の情報が表示され、その後、ボーナス入賞後の1回目(最初)の遊技で、スタートスイッチ33の操作を契機に、駆動順序抽選手段150による抽選で決定された順序に従って、時間差駆動制御手段170により、各回転リール45の回転が順次開始されるとしたが、これに限られるものではない。
具体的には、例えば、入賞判定手段120によりボーナス入賞(BB入賞又はRB入賞)と判定されたことを契機に、駆動順序抽選手段150により、各回転リール45の回転開始順序が抽選で決定され、その後、表示制御手段160により、左、中、右の3個の各表示部55にそれぞれ所定の情報が表示され、その後、ボーナス入賞後の1回目(最初)の遊技で、スタートスイッチ33の操作を契機に、駆動順序抽選手段150による抽選で決定された順序に従って、時間差駆動制御手段170により、各回転リール45の回転が順次開始されるようにしてもよい。
また、例えば、特殊遊技抽選手段140による抽選で特殊遊技へ移行させる旨が決定されたときには、表示制御手段160が、左、中、右のすべての各表示部55に、特殊遊技へ移行する旨を示唆する情報を表示することで、特殊遊技へ移行することが確定していることを示唆するようにしてもよい。
また、時間差駆動制御手段170は、例えば、駆動順序抽選手段150による抽選で1番目に回転開始すると決定された回転リール45について回転を開始させた後に、同2番目に回転開始すると決定された回転リール45と同3番目に回転開始すると決定された回転リール45とについて同時に回転を開始させるようにしてもよい。
ここで、「事前演出動作」とは、各回転リール45の演出としての動作であって有利遊技への移行の有無の報知には関わらない動作をいい、また、「本演出動作」とは、各回転リール45の演出としての動作であって有利遊技への移行の有無の報知に関わる動作をいい、また、「通常動作」とは、すべての回転リール45を通常の方向(正方向)に通常の速度で回転させる動作をいう。
そして、本演出動作の後、「通常動作」になると、各ストップスイッチ34の操作が有効、つまり、「停止可」の状態になり、このとき、いずれかのストップスイッチ34を操作すると、当該ストップスイッチ34に対応した回転リール45の回転が停止する。
また、時間差駆動制御手段170は、「事前演出動作」として、例えば、(1)複数個の回転リール45のうちの全部又は一部を上下にガクガクと揺らす、(2)複数個の回転リール45のうちの全部又は一部を通常の方向(正方向)に通常とは異なる速度(通常よりも低速、または通常よりも高速)で回転させる、(3)複数個の回転リール45のうちの全部又は一部(一部の場合、少なくとも2個以上)を通常の方向にそれぞれ異なる速度で回転させる、(4)複数個の回転リール45のうちの全部又は一部を通常とは反対方向(逆方向)にいずれかの速度で回転させる、などの動作を行うことができる。
また、「本演出動作」として、上記の(1)で示したように、通常の方向かつ通常の速度での回転を開始させたり、上記の(3)および(4)で示したように、通常の方向かつ通常の速度での回転に変化させる場合があるが、この場合には、「本演出動作」と「通常動作」とが一体的・連続的に行われることとなる。
以下更に、時間差駆動制御手段170による各回転リール45の動作パターンを示す。
また、時間差駆動制御手段170は、例えば、「事前演出動作」として、一部の回転リール45だけを上下にガクガクと揺らして、その回転リール45があたかも回転し始めるかのような煽りを行い、その後、「本演出動作」として、駆動順序抽選手段150による抽選で決定された順序に従って、各回転リール45の通常の方向かつ通常の速度での回転を「順次開始」させ、その後、この本演出動作と一体的・連続的に「通常動作」へと移行させることができる。
また、時間差駆動制御手段170は、例えば、「事前演出動作」として、各回転リール45を通常の方向にそれぞれ異なる速度で回転させ、その後、同じく「事前演出動作」として、各回転リール45を通常とは反対方向にいずれかの速度で回転させ、その後、「本演出動作」として、駆動順序抽選手段150による抽選で決定された順序に従って、各回転リール45の回転を通常の方向かつ通常の速度での回転に「順次変化(順次反転)」させ、その後、この本演出動作と一体的・連続的に「通常動作」へと移行させることができる。
また、時間差駆動制御手段170は、例えば、「事前演出動作」として、各回転リール45を通常の方向にそれぞれ異なる速度で回転させ、その後、「本演出動作」として、駆動順序抽選手段150による抽選で決定された順序に従って、各回転リール45の通常とは反対方向の回転を「順次開始(順次反転)」させ、その後、「通常動作」として、各回転リール45を通常の方向に通常の速度で回転させることができる。
また、各回転リール45の回転方向について、通常の方向(正方向)とは、遊技機の前面に向かって左側から見て右回り(時計回り)、同右側から見て左回り(反時計回り)を意味し、通常とは反対方向(逆方向)とは、遊技機の前面に向かって左側から見て左回り(反時計回り)、同右側から見て右回り(時計回り)を意味するものである。
また、上記実施の形態では、アシストタイム(AT)は、成立した小役を遊技者に対して告知する遊技であるとしたが、これに限られるものではない。アシストタイム(AT)としては、例えば、成立した小役が入賞可能となるストップスイッチ34の操作順序(いわゆる「押し順」)を報知するタイプのものもある。
また、上記実施の形態では、表示部55として、液晶ディスプレイを用いたが、液晶ディスプレイに限られるものではなく、例えば、7セグメントLEDや、ドットマトリクスなどを用いてもよい。
また、上記実施の形態では、1個の液晶ディスプレイを設け、この1個の液晶ディスプレイの画面を3個の各回転リール45にそれぞれ対応して3個の部分に分割し、分割した各部分をそれぞれ表示部55としたが、これに限られるものではなく、例えば、3個の各回転リール45にそれぞれ対応して3個の液晶ディスプレイを設け、各液晶ディスプレイの画面をそれぞれ表示部55としてもよい。
55 表示部
140 特殊遊技抽選手段
150 駆動順序抽選手段
160 表示制御手段
170 時間差駆動制御手段
180 特殊遊技制御手段
Claims (1)
- 通常の遊技である通常遊技と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である有利遊技とを実行可能に形成され、
周囲に複数の図柄が付されているn個(n≧2)の回転リールと、
各回転リールにそれぞれ対応して設けられている表示部と、
少なくとも有利遊技へ移行させるか否かを抽選で決定するための有利遊技抽選手段と、
各回転リールの回転が開始する順序を抽選で決定するための駆動順序抽選手段と、
駆動順序抽選手段による抽選でm番目(n≧m≧1)に回転を開始すると決定された回転リールに対応する表示部に、有利遊技抽選手段による抽選結果に対応した情報を表示し、それ以外の回転リールに対応する表示部に、有利遊技抽選手段による抽選結果に対応しない情報を表示するための表示制御手段と、
表示制御手段により表示部への情報の表示が行われた後の所定時に、駆動順序抽選手段による抽選で決定された順序に従って、各回転リールの回転を順次開始させるための時間差駆動制御手段と、
有利遊技抽選手段による抽選結果に基づいて、有利遊技を制御するための有利遊技制御手段と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
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