JP2013034344A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石の内周面側から漏れる漏れ磁束を低減するとともに、永久磁石の内周面側の端部の不可逆減磁が発生するのを抑制することが可能な回転電機を提供する。
【解決手段】この電動機100(回転電機)は、ロータコア22と、ロータコア22の外周部に対向するように配置されたステータティース11と、ロータコア22の内部に設けられ、周方向の幅がロータコア22の内周部側から外周部側に向かって大きくなるように形成された永久磁石23aおよび23bとを備え、永久磁石23aおよび23bの内周面側には、空隙30が設けられている。
【選択図】図3

Description

この発明は、回転電機に関し、特に、永久磁石を備える回転電機に関する。
従来、永久磁石を備える回転電機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、積層鉄心(ロータコア)と、積層鉄心の内部に半径方向に延びるように埋め込まれた永久磁石とを備える埋め込み磁石式モータ(回転電機)が開示されている。この埋め込み磁石式モータでは、永久磁石の内周面が積層鉄心に密着するように形成されている。
特開2010−213457号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された埋め込み磁石式モータ(回転電機)では、永久磁石の内周面が積層鉄心(ロータコア)という軟磁性体に密着するように形成されているため、永久磁石の内周面側から磁束が漏れやすいという問題点がある。
また、上記特許文献1に開示されたような永久磁石がロータコアの内部に半径方向に延びるように設けられた従来の回転電機では、永久磁石をロータコアの内周部側から外周部側に向かって放射状に複数設ける場合に、ロータコアという軟磁性体を介して周方向に隣接する2つの永久磁石の内周面側の端部同士が互いに近接することに起因して、永久磁石の内周面側の端部の不可逆減磁が発生しやすいという問題点もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、永久磁石の内周面側から漏れる漏れ磁束を低減するとともに、永久磁石の内周面側の端部の不可逆減磁が発生するのを抑制することが可能な回転電機を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による回転電機は、ロータコアと、ロータコアの外周部に対向するように配置されたステータコアと、ロータコアの内部に設けられ、周方向の幅がロータコアの内周部側から外周部側に向かって大きくなるように形成された永久磁石とを備え、永久磁石の内周面側には、空隙が設けられている。
この一の局面による回転電機では、上記のように、永久磁石の内周面側に空隙を設けることによって、永久磁石をロータコアの内周部側から外周部側に向かって放射状に複数設ける場合に、ロータコアという軟磁性体を介して周方向に隣接する2つの永久磁石の内周面側の端部同士の間隔を大きくすることができるので、永久磁石の内周面側の端部の不可逆減磁が発生するのを抑制することができる。また、永久磁石の内周面をロータコアなどの軟磁性体に密着するように形成する場合と異なり、永久磁石の内周面側の空隙により、永久磁石の内周面側で形成される磁気回路の磁気抵抗を大きくすることができるので、永久磁石の内周面側から漏れる漏れ磁束を低減することもできる。
本発明の一実施形態による電動機のロータおよびステータを軸方向から見た図である。 図1の200−200線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による電動機のロータの軸方向と直交する方向に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による電動機の永久磁石の着磁方向を説明するための拡大断面図である。 本発明の一実施形態による電動機の複数のコア部と複数の永久磁石との配置関係を示した斜視図である。 本発明の一実施形態の第1変形例による電動機のロータの軸方向と直交する方向に沿った断面図である。 本発明の一実施形態の第2変形例による電動機のロータの軸方向と直交する方向に沿った断面図である。 本発明の一実施形態の第3変形例による電動機のロータの軸方向と直交する方向に沿った拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態による電動機100の構成について説明する。
図1および図2に示すように、電動機100は、固定部であるステータ1と、回転部であるロータ2とを備えている。なお、電動機100は、本発明の「回転電機」の一例である。
図1に示すように、ステータ1は、ステータティース11と、巻線12と、ステータヨーク13とにより構成されている。ステータティース11は、ロータ2の後述するロータコア22の外周部に対向するように所定の空間(ギャップ3)を隔てて配置されている。また、ステータティース11の内側には、複数(本実施形態では、12個)のスロット14が形成されている。なお、ステータティース11は、本発明の「ステータコア」の一例である。
複数のスロット14は、ロータ2の回転方向(以下、周方向と呼ぶ)に沿って略等角度間隔(本実施形態では、約30°間隔)で配置されている。巻線12は、複数のスロット14の各々の内部に収納されている。ステータヨーク13は、ステータティース11の外周部を取り囲むように設けられている。
図1〜図3に示すように、ロータ2は、シャフト21と、ロータコア22と、複数の永久磁石23aおよび23bと、プレート24とにより構成されている。シャフト21は、ロータ2の中心を貫通してX方向(図2参照)(以下、軸方向と呼ぶ)に延びるように設けられている。ロータコア22は、シャフト21を取り囲むように設けられている。また、ロータコア22は、軸方向に積層された複数の電磁鋼板(図2参照)という軟磁性体により形成されている。なお、シャフト21は、本発明の「回転軸部」の一例であり、機械構造用炭素鋼のような軟磁性体により形成されている。
ここで、本実施形態では、図3〜図5に示すように、ロータコア22は、ロータ2のN極として機能する複数(本実施形態では、5つ)のコア部22aと、ロータ2のS極として機能する複数(本実施形態では、5つ)のコア部22bとにより構成されている。これら複数のコア部22aおよび22bは、図3に示すように、周方向に沿って略等角度間隔(本実施形態では、略36°間隔)で1つずつ交互に配置されている。また、これら複数のコア部22aおよび22bの各々の外周部近傍の周方向の中央部には、後述するバー50が挿入されるバー挿入穴22cが形成されている。
また、コア部22a(22b)の外周部の周方向の両端部には、周方向に突出する磁石被覆部22dが設けられている。磁石被覆部22dは、コア部22a(22b)と隣接する永久磁石23a(23b)の外周面のコア部22a(22b)側の端部近傍を覆うように形成されている。また、磁石被覆部22dは、コア部22a(22b)の外周に沿って周方向に延びるように形成されている。
図1〜図5に示すように、永久磁石23aおよび23bは、ロータコア22の内部に内周部側から外周部側に向かって放射状に複数設けられている。すなわち、複数の永久磁石23aおよび23bの各々は、ロータコア22の内周部側から外周部側に向かって半径方向に延びるように設けられている。なお、図3および図4に示すように、永久磁石23aおよび23bは、コア部22aおよび22bの間に、コア部22aおよび22bを介さずに周方向に2つ隣接するように配置されている。
ここで、図3〜図5に示すように、永久磁石23aおよび23bの内周面は、シャフト21の外周面と接しないように、シャフト21の外周面よりも半径方向の外側に離間した位置に配置されている。これにより、永久磁石23a(23b)の内周面側には、空隙30が設けられている。なお、この空隙30の半径方向の長さl(図4参照)は、シャフト21の外周面から磁石被覆部22dの内周面までの半径方向の長さL(図4参照)の約5分の1以下の長さに設定するのが好ましい。
本実施形態では、図2〜図4に示すように、空隙30の内部には、非磁性材料である接着剤からなる接着剤層40が充填されている。また、図2〜図4には図示していないが、周方向に隣接する永久磁石23a(22b)とコア部22a(22b)との間の隙間、周方向に隣接する永久磁石23aと永久磁石23bとの間の隙間、および、永久磁石23a(23b)の外周面とコア部22a(22b)の磁石被覆部22dの内周面との間の隙間にも、接着剤層が充填されている。
図3および図4に示すように、永久磁石23aおよび23bの内周面と、シャフト21の外周面とは、永久磁石23aおよび23bの内周面の周方向の全長に渡って離間している。また、永久磁石23aおよび23bの内周面の周方向の端部は、永久磁石23aおよび23bの内周面の周方向の中央部よりもシャフト21の外周面からより大きく離間している。具体的には、永久磁石23aおよび23bのそれぞれコア部22aおよび22bに隣接する側面の内周面側の端部(図4の点P1およびP2参照)は、永久磁石23aおよび23bの互いに隣接する側面の内周面側の端部(図4の点Q参照)よりもシャフト21の外周面からより大きく離間している。すなわち、空隙30は、永久磁石23aおよび23bの内周面の周方向の中央部から周方向の端部に向かって大きくなるように構成されている。また、円柱状のシャフト21の外周面に対向する永久磁石23aおよび23bの内周面は、曲面形状(曲線形状)ではなく、直線状に連続して延びる平坦面形状を有している。
また、図3〜図5に示すように、コア部22a(22b)を介して周方向に隣接する2つの永久磁石23a(23b)の互いに対向する側面同士は、永久磁石23a(23b)の外周面側から内周面側に向かって互いに徐々に近づき、かつ、内周面側の端部において互いに近接した状態で離間するように、半径方向に一直線状に延びるように形成されている。本実施形態では、図4に示すように、コア部22aを介して周方向に隣接する2つの永久磁石23aの互いに対向する側面同士は、内周面側の端部(点P1およびP3参照)において互いに所定の距離D1だけ離間している。同様に、図4には図示していないが、コア部22bを介して周方向に隣接する2つの永久磁石23bの互いに対向する側面同士も、内周面側の端部において互いに所定の距離D1だけ離間している。なお、この所定の距離D1は、約0.5mm以上に設定するのが好ましい。
また、図2および図5に示すように、永久磁石23aおよび23bの内周面と、シャフト21の外周面とは、ロータコア22の軸方向の全長に渡って離間している。すなわち、空隙30は、ロータコア22の軸方向の全長に渡って設けられている。なお、図5は、ロータコア22を構成する複数のコア部22a(22b)と、ロータコア22の内部に設けられる複数の永久磁石23a(23b)とを示した斜視図であるが、説明の便宜上、シャフト21および接着剤層40を図示していない。
また、図3および図4に示すように、永久磁石23aおよび23bは、周方向の幅がロータコア22(コア部22aおよび22b)の内周部から外周部に向かうにしたがって徐々に大きくなる矩形形状の断面を有するように形成されている。また、図4に示すように、永久磁石23a(23b)は、永久磁石23a(23b)のロータコア22の外周部側の端部のうちのコア部22a(22b)に隣接する角部と、永久磁石23a(23b)のロータコア22の内周部側の端部のうちの永久磁石23b(23a)に隣接する角部とが直角になるように形成されている。
また、図4に示すように、永久磁石23aおよび23bは、電動機100のq軸(主磁束に沿った方向の軸(d軸)と電気的に直交する方向の軸)と直交する方向(矢印A方向)に対して所定の角度θだけ傾いた方向に着磁されている。具体的には、コア部21aに隣接する永久磁石23aは、q軸と直交する方向(矢印A方向)に対して所定の角度θだけ外周側に傾いた方向に着磁されている一方、コア部21bに隣接する永久磁石23bは、q軸と直交する方向(矢印A方向)に対して所定の角度θだけ内周側に傾いた方向に着磁されている。すなわち、コア部22aおよびコア部22bの間で周方向に隣接する永久磁石23aおよび永久磁石23bの着磁方向は、q軸に対して略線対称になっている。
なお、図1および図4に示すように、本実施形態による電動機100のq軸は、周方向に隣接する永久磁石23aと永久磁石23bとが接している線に一致する。また、本実施形態による電動機100のq軸は、図4に示すコア部22aを基準磁極とした場合、ロータ2の回転中心O(図1参照)と、基準磁極と周方向に隣接する磁極(図4に示すコア部22b)との磁気的な境界とを結ぶ直線(磁極境界線)に一致する。
本実施形態では、上記永久磁石23a(23b)の着磁方向の傾き角度θは、0°<θ≦45°の範囲に設定されている。これにより、永久磁石23a(23b)をq軸と直交する方向(矢印A方向(図4参照))に着磁する場合に比べて、永久磁石23a(23b)の着磁方向に沿った方向の厚みを大きくすることが可能になるので、永久磁石23a(23b)の動作点を高くすることが可能になる。なお、この角度θは、電動機100の磁極数(コア部22aおよび22bの個数(本実施形態では、10個))を変更する場合でも、一定の範囲(0°<θ≦45°)に設定するのが好ましい。
なお、図2に示すように、永久磁石23aは、ロータコア22および永久磁石23a(23b)を軸方向の両側から挟み込む2つのプレート24の間に配置されているとともに、軸方向に延びるように形成されている。また、図5に示すように、永久磁石23bも、永久磁石23aと同様に軸方向に延びるように形成されている。図2および図5に示すように、永久磁石23aおよび23bの軸方向の長さは、ロータコア22の軸方向の長さと略等しくなるように形成されている。
図1および図2に示すように、プレート24は、軸方向から見て略円環形状を有する板状に形成されている。このプレート24は、ステンレスや樹脂などの非磁性材料により形成されている。なお、図1に示すように、プレート24の直径は、ロータ2の外径よりも小さくなるように形成されている。また、図2に示すように、プレート24は、ロータコア22および永久磁石23a(23b)の軸方向の両端面を露出させずに覆うように形成されている。
また、図1に示すように、プレート24の内周部(中央部近傍)には、開口からなるシャフト挿入部24aが設けられている。このシャフト挿入部24aには、歯車状の係合部24bが形成されている。ここで、シャフト21の外周面のロータコア22から軸方向にはみ出した部分(図2参照)には、プレート24の係合部24bに対応する歯車状(図1参照)の係合部21aが形成されている。本実施形態では、プレート24の歯車状の係合部24bと、シャフト21の歯車状の係合部21aとが係合(噛合)することにより、プレート24とシャフト21とが固定されている。なお、係合部21aは、本発明の「第1係合部」の一例であるとともに、係合部24bは、本発明の「第2係合部」の一例である。
また、プレート24の外周部近傍には、コア部22a(22b)のバー挿入穴22cに対応するようにバー挿入穴24cが複数(本実施形態では、10個)設けられている。これら複数のバー挿入穴24cは、プレート24の外周部近傍において周方向に沿って略等角度間隔(本実施形態では、約36°間隔)で設けられている。図2に示すように、このプレート24のバー挿入穴24cと、コア部22a(22b)のバー挿入穴22cとの内部には、軸方向に延びる円柱状のバー50が挿入されている。
次に、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態による電動機100のロータ2の組み立て手順について説明する。
まず、図3〜図5に示すように、複数のコア部22aと、複数のコア部22bとを1つずつ交互に周状に配置することにより、シャフト21の外周面上でロータコア22を構成し、ロータコア22の内部に、半径方向に延びるとともに軸方向に延びる複数の永久磁石23aおよび23bを取り付ける。具体的には、図3および図4に示すように、永久磁石23a(23b)の内周面とシャフト21の外周面とが半径方向に離間するとともに、永久磁石23a(23b)の外周面とコア部22a(22b)の磁石被覆部22dの内周面とが接するように、ロータコア22の内部に永久磁石23aおよび23bを取り付ける。そして、永久磁石23aおよび23bの内周面とシャフト21の外周面との間に形成される空間(空隙30)の内部に、接着剤層40を充填する。なお、このとき、周方向に隣接する永久磁石23a(22b)とコア部22a(22b)との間の隙間、周方向に隣接する永久磁石23aと永久磁石23bとの間の隙間、および、永久磁石23a(23b)の外周面とコア部22a(22b)の磁石被覆部22dの内周面との間の隙間にも、接着剤層(図示せず)を充填する。
次に、図2に示すように、上記のようにロータコア22と永久磁石23a(23b)とを取り付けたシャフト21に対して、円板状のプレート24を軸方向の両側から取り付ける。具体的には、まず、プレート24の内周部のシャフト挿入部24aにシャフト21を挿入する。そして、図1に示すように、シャフト21の外周部に設けられた歯車状の係合部21aと、プレート24のシャフト挿入部24aに設けられた歯車状の係合部24bとを係合させることにより、シャフト21とプレート24とを固定する。なお、このとき、プレート24のバー挿入穴24cと、コア部22a(22b)のバー挿入穴22cとの位置を合わせる。
最後に、図2に示すように、上記のように位置を合わせたプレート24のバー挿入穴24cと、コア部22a(22b)のバー挿入穴22cとに対して、バー50を軸方向に挿入し、プレート24とコア部22a(22b)とを固定する。このようにして、本発明の一実施形態による電動機100のロータ2の組み立てが行われる。
本実施形態では、上記のように、永久磁石23aおよび23bの内周面側に空隙30を設ける。これにより、永久磁石23aおよび23bをロータコア22の内周部側から外周部側に向かって放射状に複数設ける場合に、ロータコア22(軟磁性体)を介して周方向に隣接する2つの永久磁石23a(23b)の内周面側の端部同士の間隔(たとえば、図4の点P1と点P3との間の間隔D1)を大きくすることができるので、永久磁石23aおよび23bの内周面側の端部の不可逆減磁が発生するのを抑制することができる。また、永久磁石23aおよび23bの内周面をシャフト21(軟磁性体)の外周面に近接するように形成する場合と異なり、永久磁石23aおよび23bの内周面側の空隙30により、永久磁石23aおよび23bの内周面側で形成される磁気回路の磁気抵抗を大きくすることができるので、永久磁石23aおよび23bの内周面側から漏れる漏れ磁束を低減することもできる。
本実施形態では、上記のように、永久磁石23aおよび23bを、周方向の幅がロータコア22の内周部から外周部に向かうにしたがって徐々に大きくなる矩形形状の断面を有するように形成する。これにより、ロータコア22の外周部側の永久磁石23aおよび23bの端部の周方向の幅が大きくなる分、ロータコア22の外周部側の永久磁石23aおよび23bの端部の着磁方向(電動機100のq軸と交差する方向)に沿った方向の厚みが大きくなるので、永久磁石23aおよび23bの動作点を高くすることができる。その結果、電動機100の出力を高めることができるとともに、電機子反作用による反磁界の影響を受けやすいロータコア22の外周部側の永久磁石23aおよび23bの端部の不可逆減磁を抑制することができる。
また、永久磁石23aおよび23bの周方向の幅をロータコア22の内周部から外周部に向かうにしたがって徐々に大きくすることにより、ロータコア22の内周部側の永久磁石23aおよび23bの端部の周方向の幅が小さくなる分、ロータコア22の内周部に接する永久磁石23aおよび23bの表面積が増加するので、電動機100の出力をさらに高めることができる。また、永久磁石23aおよび23bを矩形形状の断面を有するように形成することにより、永久磁石23aおよび23bを矩形形状以外の形状(たとえば、周方向の幅がロータコア22の内周部から外周部に向かうにしたがって徐々に大きくなる扇形形状)の断面を有するように形成する場合に比べて、周方向の幅がロータコア22の内周部から外周部に向かうにしたがって徐々に大きくなる永久磁石23aおよび23bを容易に製造することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ロータコア22の内周部に取り付けるシャフト21を設け、永久磁石23aおよび23bの内周面の周方向の端部(図4の点P1〜P3参照)をシャフト21の外周面から半径方向の外側に離間した位置に配置することにより、永久磁石23aおよび23bの内周面側に空隙30を設ける。これにより、ロータコア22を介して周方向に隣接する2つの永久磁石23a(23b)の内周面側の端部(たとえば、図4の点P1およびP3参照)同士を容易に離間させることができるので、永久磁石23aおよび23bの内周面側の端部の不可逆減磁が発生するのを容易に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、永久磁石23aおよび23bの内周面の周方向の中央部(たとえば、図4の点Q参照)よりも周方向の端部(たとえば、図4の点P1およびP2参照)をシャフト21からより大きく離間させることにより、永久磁石23aおよび23bの内周面の中央部から周方向の端部に向かって空隙30を大きくするように、永久磁石23aおよび23bの内周面側に空隙30を設ける。これにより、永久磁石23aおよび23bの内周面の中央部と周方向の端部とで空隙30の大きさが変化しない場合に比べて、ロータコア22を介して周方向に隣接する2つの永久磁石23a(23b)の内周面側の端部同士の間隔(たとえば、図4の点P1と点P3との間の間隔D1)をより大きくすることができる。その結果、永久磁石23aおよび23bの内周面側の端部の不可逆減磁が発生するのをより抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ロータコア22を介して周方向に隣接する2つの永久磁石23a(23b)の互いに対向する側面同士を、ロータコア22の外周部側から内周部側に向かって互いに徐々に近づき、かつ、内周面側の端部(図4の点P1〜P3参照)において互いに近接した状態で離間するように、半径方向に一直線状に延びるように形成する。そして、永久磁石23a(23b)の側面の内周面側の端部近傍に空隙30を設ける。これにより、ロータコア22を介して周方向に隣接する2つの永久磁石23a(23b)の内周面側の端部(たとえば、図4の点P1およびP3参照)同士を確実に離間させることができるので、永久磁石23aおよび23bの内周面側の端部の不可逆減磁が発生するのを確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、周方向に間隔を隔てて配置される複数のコア部22aおよび22bを含むようにロータコア22を構成し、コア部22a(22b)の外周部に、コア部22a(22b)と隣接する永久磁石23a(23b)の外周面のコア部22a(22b)側の部分を覆う磁石被覆部22dを設ける。そして、永久磁石23aおよび23bの内周面側に空隙30を有するとともに、永久磁石23aおよび23bの外周面の磁石被覆部22dに覆われていない部分が露出するように、永久磁石23aおよび23bを隣接するコア部22aおよび22bの間に配置する。これにより、ロータコア22が周方向に間隔を隔てて配置された複数のコア部22aおよび22bに完全に別個に分離されるので、ロータコア22が外周部または内周部において連続するように形成されている場合と異なり、永久磁石23aおよび23bから発生する磁束の一部がステータティース11側に流れずにロータコア22の外周部または内周部の連続する部分を介して循環してしまうのを抑制することができる。その結果、漏れ磁束を低減することができるので、電動機100の出力をより高めることができる。
また、コア部22a(22b)の外周部に、コア部22a(22b)と隣接する永久磁石23a(23b)の外周面のコア部22a(22b)側の部分を覆う磁石被覆部22dを設けることによって、ロータ2が回転する際の遠心力によって永久磁石23a(23b)が外周側に外れるのを抑制しながら、ロータコア22(コア部22aおよび22b)の外周面上のステータティース11側に流れる磁束が通過する領域の面積を大きくすることができる。これにより、ロータ2が回転する際におけるロータコア22(コア部22aおよび22b)とステータティース11との間のギャップ3を流れる磁束の変化をより滑らかにすることができるので、電動機100のコギングトルクをより低減することができる。また、永久磁石23aおよび23bの外周面の磁石被覆部22dに覆われていない部分を露出させることによって、永久磁石23aおよび23bの外周面の磁石被覆部22dに覆われていない部分を磁性体などにより覆う場合に比べて、漏れ磁束をより低減することができる。これにより、電動機100の出力をより高めることができる。
また、本実施形態では、上記のように、空隙30の内部に非磁性材料(接着剤層40)を充填する。これにより、ロータコア22を介して周方向に隣接する2つの永久磁石23a(23b)の内周面側の端部同士の間隔(たとえば、図4の点P1と点P3との間の間隔D1)を所望の大きさに保ちながら、ロータ2が回転する際の遠心力によって永久磁石23aおよび23bが半径方向にずれるのを抑制することができる。また、非磁性材料として接着剤層40を用いることにより、永久磁石23aおよび23bをロータコア22の内部に接着することができるので、ロータ2が回転する際の遠心力によって永久磁石23aおよび23bが半径方向にずれるのをより抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、永久磁石23aおよび23bを、q軸と直交する方向に対して所定の角度θだけ傾いた方向に着磁する。これにより、永久磁石23aおよび23bをq軸と直交する方向(矢印A方向(図4参照))に着磁する場合に比べて、永久磁石23aおよび23bの着磁方向に沿った方向の厚みをより大きくすることができるので、永久磁石23aおよび23bの動作点をより高くすることができる。その結果、電動機100の出力をより高めることができるとともに、永久磁石23aおよび23bの不可逆減磁をより抑制することができる。また、永久磁石23aおよび23bの着磁方向をq軸と直交する方向(矢印A方向)に対して傾けることにより、ロータコア22が回転する際におけるロータコア22とステータティース11との間のギャップ3を流れる磁束の変化を滑らかにすることができる。その結果、電動機100のコギングトルクを低減することができる。
また、本実施形態では、上記のように、永久磁石23aおよび23bの着磁方向の傾き角度θを、0°<θ≦45°の範囲に設定する。この角度範囲に角度θを設定することにより、容易に、永久磁石23aおよび23bの着磁方向に沿った方向の厚みを大きくすることができるとともに、ロータコア22が回転する際におけるロータコア22とステータティース11との間のギャップ3を流れる磁束の変化を滑らかにすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、ロータコア22を軸方向に積層した複数の電磁鋼板により構成し、ロータコア22の軸方向の端面を覆うように取り付けるプレート24を設ける。そして、シャフト21の外周部に係合部21aを形成するとともに、シャフト21の係合部21aと係合する係合部24bをプレート24の内周部に形成する。これにより、シャフト21の係合部21aとプレート24の係合部24bとを係合させることによって、プレート24とシャフト21とを強固に固定することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、永久磁石の内周面側(永久磁石の内周面とシャフト(回転軸部)の外周面との間)にのみ空隙を設ける例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、永久磁石の内周面側と、永久磁石の外周面側(永久磁石の外周面と磁石被覆部の内周面との間)との両方に空隙を設けてもよい。
また、上記実施形態では、永久磁石の内周面とシャフト(回転軸部)の外周面とを永久磁石の内周面の周方向の全長に渡って離間させることにより空隙を構成する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、永久磁石の内周面と回転軸部の外周面とを永久磁石の内周面の周方向の全長に渡って離間させなくてもよい。たとえば、回転軸部の外周面を永久磁石の内周面に接触(当接)する部分を有するように凹凸形状に形成することにより、その凹凸形状の回転軸部の外周面のうちの永久磁石の内周面に当接する部分以外の部分と、永久磁石の内周面との間に空隙を構成してもよい。
また、上記実施形態では、周方向の幅がロータコアの内周部側から外周部側に向かうにしたがって徐々に大きくなる矩形形状の断面を有するように永久磁石を形成する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、周方向の幅がロータコアの内周部から外周部に向かうにしたがって徐々に大きくなる扇形形状の断面を有するように永久磁石を形成してもよい。
また、上記実施形態では、永久磁石の内周面の周方向の中央部から周方向の端部に向かって大きくなるように空隙を構成する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、永久磁石の内周面の周方向の中央部と周方向の端部とで大きさが等しくなるように空隙を構成してもよい。
また、上記実施形態では、永久磁石の内周面の周方向の全長に渡って空隙を設ける例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、少なくともロータコアを介して周方向に隣接する2つの永久磁石の互いに対向する側面の内周面側の端部近傍に空隙が設けられていればよい。すなわち、ロータコアを介して周方向に隣接する2つの永久磁石の互いに対向する側面の内周面側の端部近傍に空隙が設けられていれば、永久磁石の内周面とシャフトの外周面とを近接させてもよい。このように永久磁石の内周面とシャフトの外周面とを近接させる場合では、シャフトをステンレスなどの非磁性体により形成すれば、永久磁石の内周面側から漏れる漏れ磁束をより低減することができる。
また、上記実施形態では、図3および図4に示すように、非磁性材料である接着剤層40のみを用いて永久磁石23aおよび23bの内周面側の空隙30の内部を充填する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、図6に示す第1変形例のように、非磁性材料である接着剤層41に加えて、非磁性材料である樹脂からなるリング部材42をも用いて、永久磁石23aおよび23bの内周面側の空隙31の内部を充填してもよい(埋めてもよい)。
この第1変形例では、図6に示すように、永久磁石23aおよび23bの内周面側の空隙31の内部に、シャフト21の外周面に接する内周面を有する円環形状のリング部材42が設けられている。なお、リング部材42の外周面は、ロータコア122を構成する複数のコア部122aおよび122bの内周面と、永久磁石23aおよび23bの内周面の一部とに接するように配置されている。そして、リング部材42の外周面と永久磁石23aおよび23bの内周面との間に形成される空間(空隙31)の内部に、接着剤層41が充填されている。
第1変形例では、永久磁石23aおよび23bの内周面側の空隙31の内部を充填する際に、一定の形状(円環形状)を有する樹脂からなるリング部材42を用いることによって、硬化前においては一定の形状を有さない接着剤層41のみを用いて空隙31の内部を充填する場合と異なり、空隙31の内部を効果的に充填することができる。
また、上記実施形態では、ロータコア22を複数のコア部22aおよび22bに分割可能に構成する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、図7に示す第2変形例のように、複数のコア部222aおよび222bの内周部を連結することによって、ロータコア222を一部品として構成してもよい。
この第2変形例では、図7に示すように、ロータコア222を構成する複数のコア部222aおよび222bの内周部に、周方向に隣接するコア部222aおよび222bの内周部同士をロータコア222の内周に沿って連結する円環形状の連結コア部222eが設けられている。なお、連結コア部222eの内周面は、シャフト21の外周面に接するように配置されている。また、連結コア部222eの外周面は、永久磁石23aおよび23bの内周面から半径方向の内側に離間した位置に配置されている。そして、連結コア部222eの外周面と永久磁石23aおよび23bの内周面との間に形成される空間(空隙32)の内部に、接着剤層43が充填されている。
第2変形例では、周方向に隣接するコア部222aおよび222bをロータコア222の内周に沿って連結する連結コア部222eを設けることによって、ロータコア222の強度を高めることができる。また、連結コア部222eの半径方向の厚みの分、永久磁石23aおよび23bの内周面側の空隙32を小さくすることができるので、空隙32の内部に充填する接着剤層43に用いる接着剤の量を減らすことができる。
また、上記実施形態では、図3および図4に示すように、半径方向に延びる矩形形状の断面を有する永久磁石23a(23b)の内周面側に空隙30を設ける例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、図8に示す第3変形例のように、ロータコア22の内周部側の端部のうちのコア部22a(22b)側の角部が面取りされた永久磁石123a(123b)の内周面側に空隙33を設けてもよい。
この第3変形例では、図8に示すように、面取り部分123cと非面取り部分123dとにより構成される永久磁石123aおよび123bの内周面と、シャフト21の外周面との間に形成される空間(空隙33)の内部に、非磁性材料である接着剤層44が充填されている。また、第3変形例では、コア部22aを介して周方向に隣接する2つの永久磁石123aの互いに対向する側面同士は、内周面側の端部(面取り部分123cとコア部22aとが接する部分(図8の点P4およびP5参照))において互いに所定の距離D2だけ離間している。同様に、図8には図示していないが、コア部22bを介して周方向に隣接する2つの永久磁石123bの互いに対向する側面同士も、内周面側の端部において互いに所定の距離D2だけ離間している。
第3変形例では、永久磁石123a(123b)の内周面を面取り部分123cと非面取り部分123dとにより構成する。これにより、ロータコア22を介して周方向に隣接する2つの永久磁石123a(123b)の内周面側の端部(面取り部分123cとコア部22aとが接する部分(たとえば、図8の点P4およびP5参照))同士の間隔D2を所望の大きさに保ちながら、永久磁石123a(123b)の内周面とシャフト21の外周面との間に形成される空隙33のうちの非面取り部分123dに対応する部分を小さくすることができる。その結果、永久磁石123a(123b)の内周面側の端部の不可逆減磁が発生するのを抑制しながら、空隙33の内部に充填する接着剤層44に用いる接着剤の量を減らすことができる。
また、上記実施形態では、永久磁石を電動機(回転電機)のq軸と直交する方向に対して傾いた方向に着磁する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、永久磁石を回転電機のq軸と直交する方向に着磁してもよい。
また、上記実施形態では、複数のコア部のうちの隣接する2つのコア部の間に、周方向の幅がロータコアの内周部から外周部に向かうにしたがって徐々に大きくなる2つの永久磁石を配置する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、隣接する2つのコア部の間に配置する永久磁石を1つとしてもよいし、3つ以上としてもよい。
また、上記実施形態では、シャフト21(回転軸部)の外周部の係合部21a(第1係合部)と、プレート24の内周部の係合部24b(第2係合部)とを歯車状に形成する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、第1係合部と第2係合部とを歯車状以外の形状に形成してもよい。
11 ステータティース(ステータコア)
21 シャフト(回転軸部)
21a 係合部(第1係合部)
22、122、222 ロータコア
22a、22b、122a、122b、222a、222b コア部
22d 磁石被覆部
23a、23b、123a、123b 永久磁石
24 プレート
24b 係合部(第2係合部)
30、31、32、33 空隙
40、41、43、44 接着剤層(非磁性材料)
42 リング部材(非磁性材料)
100 電動機(回転電機)

Claims (13)

  1. ロータコアと、
    前記ロータコアの外周部に対向するように配置されたステータコアと、
    前記ロータコアの内部に設けられ、周方向の幅が前記ロータコアの内周部側から外周部側に向かって大きくなるように形成された永久磁石とを備え、
    前記永久磁石の内周面側には、空隙が設けられている、回転電機。
  2. 前記永久磁石は、周方向の幅が前記ロータコアの内周部側から外周部側に向かうにしたがって徐々に大きくなる略矩形形状の断面を有するように形成されている、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記ロータコアの内周部に取り付けられる回転軸部をさらに備え、
    前記永久磁石の内周面の少なくとも周方向の端部が前記回転軸部の外周面から半径方向の外側に離間した位置に配置されることにより、前記永久磁石の内周面側に前記空隙が設けられている、請求項1または2に記載の回転電機。
  4. 前記永久磁石の内周面の周方向の中央部よりも周方向の端部が前記回転軸部からより大きく離間することにより、前記永久磁石の内周面の中央部から周方向の端部に向かって前記空隙が大きくなるように、前記永久磁石の内周面側に前記空隙が設けられている、請求項3に記載の回転電機。
  5. 前記永久磁石は、前記ロータコアを介して周方向に隣接する2つの永久磁石を含み、
    前記ロータコアを介して周方向に隣接する2つの永久磁石の互いに対向する側面同士は、前記ロータコアの外周部側から内周部側に向かって互いに徐々に近づき、かつ、内周面側の端部において互いに近接した状態で離間するように、半径方向に一直線状に延びており、
    前記空隙は、少なくとも前記永久磁石の側面の内周面側の端部近傍に設けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機。
  6. 前記ロータコアは、周方向に間隔を隔てて配置される複数のコア部を含むように構成されており、
    前記コア部の外周部には、前記コア部と隣接する前記永久磁石の外周面の前記コア部側の部分を覆う磁石被覆部が設けられており、
    前記永久磁石は、前記複数のコア部のうちの隣接するコア部の間に、前記永久磁石の内周面側に前記空隙を有するするとともに、前記永久磁石の外周面の前記磁石被覆部に覆われていない部分が露出するように配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機。
  7. 前記永久磁石は、前記複数のコア部のうちの隣接するコア部の間に、前記コア部を介さずに周方向に2つ隣接するように設けられている、請求項6に記載の回転電機。
  8. 前記空隙の内部には、非磁性材料が充填されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の回転電機。
  9. 前記非磁性材料は、接着剤層を含む、請求項8に記載の回転電機。
  10. 前記永久磁石は、前記回転電機のq軸と交差する方向に着磁されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の回転電機。
  11. 前記永久磁石は、前記q軸と直交する方向に対して所定の角度θだけ傾いた方向に着磁されている、請求項10に記載の回転電機。
  12. 前記所定の角度θは、0°<θ≦45°の範囲に設定されている、請求項11に記載の回転電機。
  13. 前記ロータコアは、軸方向に積層された複数の電磁鋼板からなり、
    前記ロータコアの内周部に取り付けられる回転軸部と、
    前記回転軸部を取り囲むとともに、前記複数の電磁鋼板からなるロータコアの軸方向の端面を覆うように取り付けられるプレートとをさらに備え、
    前記回転軸部の外周部には、第1係合部が形成されており、
    前記プレートの内周部には、前記回転軸部の前記第1係合部と係合する第2係合部が形成されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の回転電機。
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