JP2013026547A - パワーコンディショナ装置および太陽光発電システム - Google Patents

パワーコンディショナ装置および太陽光発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013026547A
JP2013026547A JP2011161925A JP2011161925A JP2013026547A JP 2013026547 A JP2013026547 A JP 2013026547A JP 2011161925 A JP2011161925 A JP 2011161925A JP 2011161925 A JP2011161925 A JP 2011161925A JP 2013026547 A JP2013026547 A JP 2013026547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling air
substrate
power conditioner
conditioner device
mounting surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011161925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5730700B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Nomura
量彦 野村
Shoichi Noguchi
昭一 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2011161925A priority Critical patent/JP5730700B2/ja
Publication of JP2013026547A publication Critical patent/JP2013026547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5730700B2 publication Critical patent/JP5730700B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】冷却風がはんだ面等の所定の領域に当たらない構造を有するパワーコンディショナ装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態によるパワーコンディショナ装置は、電子部品11が実装された実装面および電子部品11の端子が半田付けされたはんだ面を有する基板10と、基板10の実装面に沿って設けられた、冷却風の流路となる冷却風流路部60と、基板10の両端部10e,10eを挟むように対向して配置された吸気板40および排気板50とを備え、冷却風流路部60は、基部と、この基部から延びる放熱フィンとを含む2個のヒートシンク61,62を有するとともに、これら2個のヒートシンクの放熱フィン同士が向かい合うように組み合わせたものとして構成され、吸気板40は、冷却風流路部60の一端の開口に対向する位置に設けられた吸気口41を有し、排気板50は、冷却風流路部60の他端の開口に対向する位置に設けられた排気口51を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パワーコンディショナ装置および太陽光発電システムに関する。
太陽光発電システムには、太陽電池のほか、太陽電池により発電された直流電力を交流電力に変換(DC/AC変換)するパワーコンディショナ装置が用いられる。このパワーコンディショナ装置は屋外に設置されることが想定されるが、その場合、装置内の機器を冷却するために装置内に吸気される冷却空気に含まれる粉塵が基板に付着し、ショート等により故障の原因となるおそれがある。
従来、冷却空気の流路について様々な形態のものが開示されている。例えば、特許文献1では、電子ユニット4の温度を制御するための冷却用の流路形成手段が開示されている。この流路形成手段は、電子ユニット4に設けられた仕切り板51,61と、ケース3に設けられ、仕切り板51,61と当接し、シール領域を形成する仕切り受け板52,62とを備えたものとして構成されている。このように、シール領域を設けることで、流路から冷却風が流出すること等を防止し、温度制御性能の低下を抑制する。
特開2009−200230号公報
しかしながら、特許文献1に記載の冷却用の流路手段を設けた場合においても、冷却風に含まれる粉塵が基板に付着することは避けられず、装置の故障を引き起こす問題は解決されない。特に、基板に挿入実装された電子部品の端子が半田付けされる面(以下、「はんだ面」という。)に粉塵が付着することにより、端子間のショート等が発生するおそれが高まるという問題がある。
そこで、本発明は、はんだ面などの所定の領域に冷却風が当たらない構造を有するパワーコンディショナ装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るパワーコンディショナ装置は、
電子部品が実装された実装面、および前記電子部品の端子が半田付けされたはんだ面を有する基板と、前記基板の両端部を挟むように対向して配置された吸気板および排気板とを備え、前記吸気板は、前記基板の前記実装面上に冷却風を通し、かつ前記基板の前記はんだ面に冷却風を通さない位置に設けられた吸気口を有し、前記排気板は、前記基板の前記実装面上を通った冷却風を排気する排気口を有することを特徴とする。
前記パワーコンディショナ装置において、
前記基板とは別の基板をさらに備え、
前記別の基板は、その両端部が前記吸気板と前記排気板とに挟まれ、かつ、そのはんだ面が前記基板の前記はんだ面に対向するように設けられてもよい。
前記パワーコンディショナ装置において、
前記吸気板は、前記別の基板の前記実装面上に冷却風を通し、かつ前記別の基板の前記はんだ面に冷却風を通さない位置に設けられた吸気口を有し、
前記排気板は、前記別の基板の前記実装面上を通った冷却風を排気する排気口を有してもよい。
前記パワーコンディショナ装置において、
前記排気口の近傍に設けられ、前記基板の前記実装面上を通った冷却風を吸引排気するファンをさらに備えてもよい。
前記パワーコンディショナ装置において、
前記ファンは、前記別の基板の前記実装面上を通った冷却風を吸引排気してもよい。
前記パワーコンディショナ装置において、
前記吸気板と前記排気板は、平行に配置されていてもよい。
本発明の一態様に係るパワーコンディショナ装置は、
電子部品が実装された実装面、および前記電子部品の端子が半田付けされたはんだ面を有する基板と、前記基板の前記実装面に沿って設けられた、冷却風の流路となる冷却風流路部と、前記基板の両端部を挟むように対向して配置された吸気板および排気板とを備え、
前記冷却風流路部は、基部と、前記基部から延びる放熱フィンとを含む複数のヒートシンクを有するとともに、前記複数のヒートシンクの前記放熱フィン同士が向かい合うように組み合わせたものとして構成され、前記吸気板は、前記冷却風流路部の一端の開口に対向する位置に設けられた吸気口を有し、前記排気板は、前記冷却風流路部の他端の開口に対向する位置に設けられた排気口を有することを特徴とする。
前記パワーコンディショナ装置において、
前記基板の前記実装面に実装され、かつ、前記冷却風流路部の外壁に接合された電子部品をさらに備えてもよい。
前記パワーコンディショナ装置において、
前記冷却風流路部に接合された電子部品と前記冷却風流路部との間には、放熱シートが介装されてもよい。
前記パワーコンディショナ装置において、
前記放熱シートは、絶縁性の材料からなり、前記冷却風流路部の外壁に接合された電子部品のリード部と、前記冷却風流路部とを絶縁してもよい。
前記パワーコンディショナ装置において、
前記基板とは別の基板をさらに備え、
前記別の基板は、その両端部が前記吸気板と前記排気板とに挟まれ、かつ、そのはんだ面が前記基板の前記はんだ面に対向するように設けられてもよい。
前記パワーコンディショナ装置において、
前記排気口の近傍に設けられ、前記基板の前記実装面上および前記冷却風流路部内を通った冷却風を吸引排気するファンをさらに備えてもよい。
前記パワーコンディショナ装置において、
前記吸気板は、前記基板の前記実装面上に冷却風を通し、かつ前記基板の前記はんだ面に冷却風を通さない位置に設けられた吸気口をさらに有し、
前記排気板は、前記基板の前記実装面上を通った冷却風を排気する排気口を有してもよい。
本発明の一態様に係る太陽光発電システムは、
本発明によるパワーコンディショナ装置に直流電力を供給する太陽電池と、
前記パワーコンディショナ装置から供給される交流電力を変圧する変圧装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第1の態様に係るパワーコンディショナ装置は、電子部品が実装された実装面と、電子部品の端子が半田付けされたはんだ面とを有する基板と、この基板の両端部を挟むように対向して配置された吸気板および排気板とを備える。そして、吸気板は、基板の実装面上に冷却風を通すが、基板のはんだ面には冷却風を通さない位置に設けられた吸気口を有し、また、排気板は、基板の実装面上を通った冷却風を排気する排気口を有する。このような構成により、吸気口から流入した冷却風は、基板の実装面上を通って排気口から流出し、はんだ面に当たることはない。このため、パワーコンディショナ装置内に吸気される空気に含まれる粉塵が基板のはんだ面に付着することを防止することができる。その結果、パワーコンディショナ装置の性能低下や故障を防止することができる。
本発明の第2の態様に係るパワーコンディショナ装置は、第1の態様と同様の基板、及び、この基板の両端部を挟むように対向して配置された吸気板および排気板を備え、さらに、基板の実装面に沿って設けられた冷却風の流路となる冷却風流路部を備える。吸気板は、冷却風流路部の一端の開口に対向して設けられた吸気口を有し、排気板は冷却風流路部の他端の開口に対向して設けられた排気口を有する。これにより、吸気板の吸気口から流入した冷却風は、冷却風流路部の開口に流入し、冷却風流路部の内部の流路を通った後、排気板の排気口から外部に流出する。この冷却風流路部は、基部と、この基部から延びる放熱フィンとを有する複数のヒートシンクを有し、これら複数のヒートシンクの放熱フィン同士が向かい合うように組み合わせたものとして構成されている。冷却風流路部を通る冷却風が放熱フィンから熱を吸収することにより、冷却風流路部がその外壁から熱を吸収して基板に実装された電子部品の発熱を抑制する冷却作用が増大する。
このように、本発明の第2の態様によれば、基板上の電子部品を効率的に冷却できるとともに、基板のはんだ面だけでなく実装面にも冷却風を当てることなく、基板上の電子部品を冷却することができる。このため、冷却風に含まれる粉塵が基板のはんだ面および実装面に付着することが防止され、パワーコンディショナ装置の性能低下や故障を防止することができる。
本発明の実施形態に係るパワーコンディショナ装置のD/D部の斜視図である。 吸気板を取り外した状態における、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナ装置のD/D部の斜視図である。 パワーコンディショナ装置の筐体、および該筐体の中に設置されたD/D部およびファンの側面図である。 (a)は電子部品および冷却風流路部が実装された基板の上面図であり、(b)は当該基板の右側面図であり、(c)は当該基板の下側面図である。 太陽光発電システムの概略的な構成図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
(太陽光発電システム)
まず、図5を用いて、パワーコンディショナ装置を含む太陽光発電システムの構成について説明する。図5に示すように、太陽光発電システム500は、パワーコンディショナ装置100と、このパワーコンディショナ装置100に直流電力(例えばDC200〜500V)を供給する太陽電池200とを備える。パワーコンディショナ装置100は、太陽電池200から供給された直流電圧を三相交流(例えば200V)に変換して出力する。この交流電力は、パワーコンディショナ装置100の出力端と接続された変圧装置300により高圧(例えば6600V)に変圧されて商用配電網に供給される。
(パワーコンディショナ装置)
次に、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナ装置について説明する。
図1は、本実施形態に係るパワーコンディショナ装置100のD/D部1の斜視図を示している。図2は、吸気板40を取り外した状態のD/D部1の斜視図を示している。図3は、パワーコンディショナ装置100の筐体2の中に設置されたD/D部1およびファン70の側面図を示している。なお、図1〜図3においては、後述の放熱シート17、パワーMOSFET18およびダイオード19は図示していない。
D/D部1は、入力した直流電圧をDC−ACコンバータで交流電圧に変換し、変換された交流電圧を所定の交流電圧に変圧する機能を有する。図1に示すように、D/D部1は、DC−ACコンバータを含む基板10と、交流電圧を所定の電圧に変圧するためのトランスを含む基板20と、吸気口となる開口部が設けられた吸気板40と、排気口となる開口部が設けられた排気板50と、冷却風の流路となる冷却風流路部60と、を備えている。
基板10および基板20は、両端部(上下2つの端部10e,20e)が吸気板40と排気板50とに挟まれていており、互いのはんだ面が対向するように背中合わせに配置されている。
即ち、基板10および基板20は、スペーサ(図示せず)を介して、所定の間隔で平行に設けられている。なお、図3に示すように、基板10と基板20の間には、絶縁性のシートである絶縁板30が挿入されている。
図2に示すように、基板20の実装面には、コンデンサ等の電子部品21、および交流電圧を変圧するためのトランス22が実装されている。
吸気板40および排気板50は、図1に示すように、基板10の両端部(2つの端部10e)を挟むように対向して平行に配置されている。
吸気板40は、図1に示すように、吸気口41及び42を有する。吸気口41は、外部からの冷却風を冷却風流路部60に流すために、冷却風流路部60の一端の開口に対向する位置に設けられている。吸気口42は、冷却風を基板10の実装面上に通し且つ基板10のはんだ面には通さない位置に設けられている。即ち、吸気口42は、吸気板40が基板10に固定された状態において基板10の実装面側(図1では左下側)に設けられる。
排気板50は、図2に示すように、排気口51及び52を有する。排気口51は、冷却風流路部60を通った空気を外部に排出するために、冷却風流路部60の他端の開口に対向する位置に設けられている。排気口52は基板10の実装面上を通った冷却風を外部に排出する。
上記のように吸気口41,42および排気口51,52を構成することで、基板10のはんだ面に冷却風が当たらず、従って冷却風に含まれる粉塵等が基板10のはんだ面に付着することが防止される。また、吸気口41は、冷却風が後述の放熱フィン61b、62bに当たるように設けられることにより、放熱フィンから効率良く熱を放出させることができる。
図1および図2に示すように、吸気板40は、基板20の実装面上に冷却風を通し、かつ基板20のはんだ面には冷却風を通さない位置に設けられた吸気口43を有してもよい。この吸気口は、図1に示すように、吸気板40が基板20に固定された状態において基板20の実装面側(図1では右上側)に設けられる。排気板50は、基板20の実装面上を通った冷却風を外部に排気する排気口53を有してもよい。これにより、基板20のはんだ面に冷却風を当てることなく、基板20の実装面上の電子部品21およびトランス22についても冷却することができる。
上述したところから理解されるように、吸気板40の吸気口41,42および43は、吸気板40が基板10,20に固定された状態において、基板10の上側の端部10eと、基板20の上側の端部20eとで挟まれた領域には設けられない。よって、基板10と基板20とで挟まれた領域には気流は発生しない。なお、図1及び図2からわかるように、排気口51,52及び53は、吸気口41,42及び43と対向する位置にそれぞれ設けられることが好ましい。
ここで、図3を用いて、パワーコンディショナ装置100内を流れる冷却風について説明する。図3に示すように、D/D部1を冷却する冷却風は筐体2に設けられた吸気口3を介して筐体2内に入り、吸気板40の吸気口を通って基板10,20の実装面上および冷却風流路部60内を流れて電子部品等を冷却した後、排気板50の排気口を通ってD/D部1から排気される。
図3に示すように、D/D部1の下方には、D/D部1から排出された冷却風を吸引排気するためのファン70が設けられている。これにより、より効果的にD/D部1を冷却することができる。このように、ファン70は、排気口51の近傍に設けられ、基板10の実装面上および冷却風流路部60内を通った冷却風を吸引排気する。また、ファン70は、基板10だけでなく、基板20の実装面上を通った冷却風も吸引排気するように構成してもよい。
次に、基板10の実装状態について、図4(a)〜(c)を用いて詳細に説明する。図4(a)は基板10の上面図であり、(b)は基板10の右側面図であり、(c)は基板10の下側面図を示している。なお、図4(a)では、放熱シート17は図示していない。
基板10の実装面10Aには、挿入実装型のコンデンサ等の電子部品11、基板10に対して垂直に取り付けられたドライブ基板12、冷却風流路部60、パワーMOSFET18、およびダイオード19が実装されている。一方、基板10のはんだ面10Bにおいて、電子部品11、パワーMOSFET18およびダイオード19の端子が半田付けされている。
図4(a)に示すように、2つの冷却風流路部60が、実装面10Aに沿って、上側の端部10eから下側の端部10eへの方向に設けられている。この冷却風流路部60は、ヒートシンク61およびヒートシンク62を組み合わせることで冷却風用のダクトとして構成されたものであり、吸気口41から吸気されて排気口51から排気される冷却風の流路となる。
冷却風流路部60を構成するヒートシンク61(62)は、基部61a(62a)と、この基部61a(62a)から延びる複数の放熱フィン61b(62b)とを含む。これらのヒートシンク61および62は、図4(c)に示すように、筒状の絶縁支持体(絶縁ブッシュ)13を介してネジ14により基板10に固定される。ネジ14は、基板10のはんだ面10B側から挿入され、絶縁性の材料からなる絶縁支持体13の孔を通ってヒートシンク61(62)に形成されたネジ穴に螺合する。
図4(a)および(c)に示すように、冷却風流路部60は、2つのヒートシンク61および62の放熱フィン61bおよび62b同士が向かい合うように組み合わせたものとして構成されている。これにより、基部61a,62aおよび放熱フィン61b、62bで囲われた風洞Sが、冷却風流路部60の内部に複数形成される。この風洞Sに冷却風を流すことで、冷却風を放熱フィン61b、62bに効率良く当てることができる。
なお、図4(a)および(c)では、放熱フィン61bおよび62bの間に隙間が空いているが、好ましくは、隙間が生じないように、放熱フィン61bおよび62bを当接させたり、テープや接着剤等で隙間を塞ぐことが好ましい。また、冷却風流路部60は、2個に限らず3個以上のヒートシンクを組み合わせて構成してもよい。
ここで、冷却風流路部60による、基板10の実装面に実装された部材(電子部品11、ドライブ基板12、パワーMOSFET18およびダイオード19等)の冷却について説明する。吸気口41を通って冷却風流路部60の一端から冷却風流路部60の内部に入った冷却風は、風洞Sを流れて放熱フィン61b、62bの熱を吸収した後、冷却風流路部60の他端から排気口51を通って外部に排気される。これにより、冷却風流路部60の周囲が冷却され、基板10の実装面10A上の部材を冷却される。このように、冷却風流路部60により、冷却する部材に直接冷却風を当てることなく、当該部材を冷却することができる。
また、冷却風流路部60の外壁に電子部品を接合させて、熱除去効率を高めてもよい。図4(a)〜(c)に示すように、冷却風流路部60の側壁(ヒートシンク61,62の基部61a,62a)には、パワーMOSFET18およびダイオード19といった電子部品が接合されている。このパワーMOSFET18およびダイオード19は、ネジ15により冷却風流路部60に固定されている。このように、基板10の実装面10Aに実装され、かつ、冷却風流路部60の外壁に接合された電子部品を備えることにより、その電子部品を効果的に冷却することができる。
なお、図4(b)及び(c)に示すように、冷却風流路部60に接合されたパワーMOSFET18と冷却風流路部60との間には、放熱シート17が介装されていることが好ましい。これにより、冷却風流路部60の外壁に接合された電子部品の熱を、さらに効果的に除熱することができる。
また、放熱シート17は、例えばシリコーンなどの絶縁性で且つ熱伝導性の良い材料からなり、冷却風流路部60の外壁に接合されたパワーMOSFET18のリード部と、冷却風流路部60とを絶縁するものであることが好ましい。これにより、パワーMOSFET18のリード部と、導電性のヒートシンク61(62)との間でショートすることを防止することができる。
また、上述の実施形態では、吸気口41と吸気口42の両方を設けたが、冷却風流路部60による冷却で十分な場合には、吸気口42を設けなくともよい。その他、冷却風流路部60を設けない実施形態であって、吸気口42を設け、吸気口41を設けない実施形態も想定可能である。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1 D/D部
2 筐体
3 吸気口
10 基板
10A 実装面
10B はんだ面
10e 端部
11 電子部品
12 ドライブ基板
13 絶縁支持体
14,15 ネジ
17 放熱シート
18 パワーMOSFET
19 ダイオード
20 基板
20e 端部
21 電子部品
22 トランス
30 絶縁板
40 吸気板
41,42,43 吸気口
50 排気板
51,52,53 排気口
60 冷却風流路部
61,62 ヒートシンク
61a,62a 基部
61b,62b 放熱フィン
70 ファン
100 パワーコンディショナ装置
200 太陽電池
300 変圧装置
500 太陽光発電システム
S 風洞

Claims (14)

  1. 電子部品が実装された実装面、および前記電子部品の端子が半田付けされたはんだ面を有する、基板と、
    前記基板の両端部を挟むように対向して配置された、吸気板および排気板と、
    を備え、
    前記吸気板は、前記基板の前記実装面上に冷却風を通し、かつ前記基板の前記はんだ面に冷却風を通さない位置に設けられた吸気口を有し、
    前記排気板は、前記基板の前記実装面上を通った冷却風を排気する排気口を有することを特徴とするパワーコンディショナ装置。
  2. 前記基板とは別の基板をさらに備え、
    前記別の基板は、その両端部が前記吸気板と前記排気板とに挟まれ、かつ、そのはんだ面が前記基板の前記はんだ面に対向するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ装置。
  3. 前記吸気板は、前記別の基板の前記実装面上に冷却風を通し、かつ前記別の基板の前記はんだ面に冷却風を通さない位置に設けられた吸気口を有し、
    前記排気板は、前記別の基板の前記実装面上を通った冷却風を排気する排気口を有することを特徴とする請求項2に記載のパワーコンディショナ装置。
  4. 前記排気口の近傍に設けられ、前記基板の前記実装面上を通った冷却風を吸引排気するファンをさらに備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のパワーコンディショナ装置。
  5. 前記ファンは、前記別の基板の前記実装面上を通った冷却風を吸引排気することを特徴とする請求項4に記載のパワーコンディショナ装置。
  6. 前記吸気板と前記排気板は、平行に配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のパワーコンディショナ装置。
  7. 電子部品が実装された実装面、および前記電子部品の端子が半田付けされたはんだ面を有する、基板と、
    前記基板の前記実装面に沿って設けられた、冷却風の流路となる冷却風流路部と、
    前記基板の両端部を挟むように対向して配置された、吸気板および排気板と、
    を備え、
    前記冷却風流路部は、基部と、前記基部から延びる放熱フィンとを含む複数のヒートシンクを有するとともに、前記複数のヒートシンクの前記放熱フィン同士が向かい合うように組み合わせたものとして構成され、
    前記吸気板は、前記冷却風流路部の一端の開口に対向する位置に設けられた吸気口を有し、
    前記排気板は、前記冷却風流路部の他端の開口に対向する位置に設けられた排気口を有する、
    ことを特徴とするパワーコンディショナ装置。
  8. 前記基板の前記実装面に実装され、かつ、前記冷却風流路部の外壁に接合された電子部品をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のパワーコンディショナ装置。
  9. 前記冷却風流路部に接合された電子部品と前記冷却風流路部との間には、放熱シートが介装されていることを特徴とする請求項8に記載のパワーコンディショナ装置。
  10. 前記放熱シートは、絶縁性の材料からなり、前記冷却風流路部の外壁に接合された電子部品のリード部と、前記冷却風流路部とを絶縁することを特徴とする請求項9に記載のパワーコンディショナ装置。
  11. 前記基板とは別の基板をさらに備え、
    前記別の基板は、その両端部が前記吸気板と前記排気板とに挟まれ、かつ、そのはんだ面が前記基板の前記はんだ面に対向するように設けられていることを特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載のパワーコンディショナ装置。
  12. 前記排気口の近傍に設けられ、前記基板の前記実装面上および前記冷却風流路部内を通った冷却風を吸引排気するファンをさらに備えることを特徴とする請求項7ないし11のいずれかに記載のパワーコンディショナ装置。
  13. 前記吸気板は、前記基板の前記実装面上に冷却風を通し、かつ前記基板の前記はんだ面に冷却風を通さない位置に設けられた吸気口をさらに有し、
    前記排気板は、前記基板の前記実装面上を通った冷却風を排気する排気口を有することを特徴とする請求項7ないし12のいずれかに記載のパワーコンディショナ装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載のパワーコンディショナ装置と、
    前記パワーコンディショナ装置に直流電力を供給する太陽電池と、
    前記パワーコンディショナ装置から供給される交流電力を変圧する変圧装置と、
    を備えることを特徴とする太陽光発電システム。
JP2011161925A 2011-07-25 2011-07-25 パワーコンディショナ装置および太陽光発電システム Active JP5730700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011161925A JP5730700B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 パワーコンディショナ装置および太陽光発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011161925A JP5730700B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 パワーコンディショナ装置および太陽光発電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013026547A true JP2013026547A (ja) 2013-02-04
JP5730700B2 JP5730700B2 (ja) 2015-06-10

Family

ID=47784508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011161925A Active JP5730700B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 パワーコンディショナ装置および太陽光発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5730700B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016073201A (ja) * 2014-09-28 2016-05-09 サングロー パワー サプライ カンパニー リミテッド インバータ放熱装置及びインバータ
WO2016178352A1 (ja) * 2015-05-07 2016-11-10 富士電機株式会社 スタック放熱構造及び該スタック放熱構造を有するスタックを備えた電力変換装置
JP2019110711A (ja) * 2017-12-20 2019-07-04 株式会社日立製作所 電力変換器の制御装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5426631U (ja) * 1977-07-27 1979-02-21
JPH07243782A (ja) * 1994-03-02 1995-09-19 Hitachi Ltd ヒートパイプ式放熱器
US20040036563A1 (en) * 2002-04-04 2004-02-26 Seaton David W. Heat dissipation system for audio amplifier
JP2004357474A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Sharp Corp 屋外設置パワーコンディショナ装置
JP2009044842A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Panasonic Corp 電力変換装置
US20090323282A1 (en) * 2005-04-27 2009-12-31 Paul Holdredge Air inlet diffuser

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5426631U (ja) * 1977-07-27 1979-02-21
JPH07243782A (ja) * 1994-03-02 1995-09-19 Hitachi Ltd ヒートパイプ式放熱器
US20040036563A1 (en) * 2002-04-04 2004-02-26 Seaton David W. Heat dissipation system for audio amplifier
JP2004357474A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Sharp Corp 屋外設置パワーコンディショナ装置
US20090323282A1 (en) * 2005-04-27 2009-12-31 Paul Holdredge Air inlet diffuser
JP2009044842A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Panasonic Corp 電力変換装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016073201A (ja) * 2014-09-28 2016-05-09 サングロー パワー サプライ カンパニー リミテッド インバータ放熱装置及びインバータ
WO2016178352A1 (ja) * 2015-05-07 2016-11-10 富士電機株式会社 スタック放熱構造及び該スタック放熱構造を有するスタックを備えた電力変換装置
JPWO2016178352A1 (ja) * 2015-05-07 2017-12-14 富士電機株式会社 スタック放熱構造及び該スタック放熱構造を有するスタックを備えた電力変換装置
JP2019110711A (ja) * 2017-12-20 2019-07-04 株式会社日立製作所 電力変換器の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5730700B2 (ja) 2015-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9270199B2 (en) Power conversion apparatus with a laminated bus bar comprising an exposed heat radiating portion
JP5634904B2 (ja) パワーコンディショナ
WO2006001273A1 (ja) アーク溶接制御装置
JP2005328659A (ja) 電子負荷装置および電源装置の防塵冷却構造
JP5827513B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2011167049A (ja) 電力変換装置
JP2013093364A (ja) 強制空冷式ヒートシンク
JP6303130B2 (ja) 電力変換装置
EP3255782B1 (en) Motor drive device and air conditioner
JP2012164878A (ja) パワーコンディショナ
JP4093479B2 (ja) 電源装置
JP2008061375A (ja) 電力変換装置
JP5730700B2 (ja) パワーコンディショナ装置および太陽光発電システム
US10206310B2 (en) Electronics assemblies incorporating three-dimensional heat flow structures
US9320179B2 (en) Gas cooled traction drive inverter
JP5962326B2 (ja) 強制空冷式ヒートシンク
JP6074346B2 (ja) 配電盤装置
JP6319074B2 (ja) 電力変換装置
WO2018173379A1 (ja) 電力変換装置
WO2016147345A1 (ja) 電源モジュールおよびそれを用いたエアコンディショナ室外機
WO2014162652A1 (ja) 電力変換装置
JP2019176534A (ja) 蓄電池システム
JP2013252006A (ja) モータ駆動装置及びそれを備えた空気調和機
JP2018054499A (ja) 負荷装置、及び負荷付与方法
JP6575914B2 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140220

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20140311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5730700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150