JP2013018140A - 印字ラベル作成装置、印字ラベル作成プログラム、及び印字ラベル作成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印字ラベル作成装置1は、カバーフィルム103に印字を行うサーマルヘッド23と、所定のラベル長さと印字内容とを備え、搬送方向に伸張又は縮小加工が可能な長さ可変部mと当該加工が不可能な長さ固定部sとを含む複数種類のラベルイメージMを、記憶するラベルイメージメモリ220と、ラベルイメージをMを選択可能に表示する表示部5とを有し、選択された特定のラベルイメージMに対する長さの変更指示を取得し、上記長さ可変部mの少なくとも1つを当該変更指示に基づく変更量に従って伸張又は縮小するイメージ補正処理を行い、処理後のラベルイメージMを用いて、変更指示に対応した印字ラベルが作成されるように、送りローラ27及びサーマルヘッド23を連携して制御する。
【選択図】図4
Description
図1に示すように、印字ラベル作成装置1は、外郭を構成する筐体1Aを備えている。筺体1Aは、装置下面及び装置側面を構成する樹脂製の下カバー15と、装置上面を構成する樹脂製の上カバー17とからなる。上カバー17は、後部側にカートリッジボルダ9(図2参照)を覆うカートリッジカバー17aを備え、カートリッジカバー17aは、後端部を支点として開閉可能である。上カバー17の前部側には、カートリッジカバー17aに隣接した例えば矩形開口状の開口部6と、この開口部6を塞ぐように装着された透明パネル7とが設けられ、開口部6の内側には、入力した文字や記号等を表示するための液晶ディスプレイ5が配置されている。開口部6の周囲には操作部2が設けられている。操作部2には、上カバー17の前方向から後方向に向けて、文字入力等の種々の操作が行われるキーボード3と、電源スイッチや印刷キー等の印字ラベル作成装置1の各種機能を実行させるための機能キー群4とが配置されている。
図3を用いて、印字ラベル作成装置1の制御系を説明する。図3において、印字ラベル作成装置1には、上記サーマルヘッド23の発熱素子23aへの通電を行う印刷駆動回路205と、上記送りローラ駆動軸108(図2参照)及びリボン巻取りローラ駆動軸107(図2参照)を駆動するローラ駆動用モータ208を制御するローラ駆動回路209と、カッタ40を切断動作させるカッタソレノイド280への通電を制御するカッタソレノイド駆動回路300と、印刷駆動回路205、ローラ駆動回路209、カッタソレノイド駆動回路300等を介し、印字ラベル作成装置1全体の動作を制御するための制御回路210と、が設けられている。操作部2は制御回路210に接続され、操作部2の上記キー基板に設けられキーボード3及び機能キー群4の操作に対応して閉成されるキー用接点からの操作信号が入力される。制御回路210は、操作部2による各設定に応じて、制御回路210を通じて印刷駆動回路205、ローラ駆動回路209、ローラ駆動用モータ208、カッタソレノイド駆動回路300等を制御する。
上記構成の印字ラベル作成装置1において、カートリッジ8が上記カートリッジホルダ9に装着されると、カバーフィルム103及びインクリボン105がサーマルヘッド23とプラテンローラ26との間に狭持されるとともに、基材テープ101及びカバーフィルム103が送りローラ27と圧着ローラ28との間に狭持される。そして、送りローラ駆動軸108の駆動に伴い、リボン巻取りローラ106及び送りローラ27が図2中矢印B及び矢印Cで示す方向にそれぞれ同期して回転駆動される。送りローラ27の回転により圧着ローラ28が回転し、第1ロール102から基材テープ101が繰り出されて送りローラ27へ供給され、リボン巻取りローラ106の回転によりリボン供給ローラ111からインクリボン105が繰り出される。また、インクリボン105の繰り出しによりプラテンローラ26が回転し、送りローラ27、圧着ローラ28及びプラテンローラ26の回転により第2ロール14からカバーフィルム103が繰り出されて送りローラ27へ供給される。一方、印刷駆動回路205によりサーマルヘッド23の複数の発熱素子23aが通電され、第2ロール104から繰り出されたカバーフィルム103の裏面に所望の印字が印刷される。
以上において、本実施形態では、制御回路210に、ラベルイメージメモリ220(記憶手段)が設けられている。このラベルイメージメモリ220には、予め作成された複数種類のラベルイメージ(例えばビットマップデータにより構成されている)が書き換え不能に記憶されている。これらラベルイメージは、所定のラベル長さと所定の印字内容とをそれぞれ備えている。各ラベルイメージは、操作者が操作部2の機能キー群4のうちの例えばラベルキー4c(図5参照)を押すことによって、ラベルイメージメモリ220から読み出され、表示部5(表示手段)に1つずつ選択可能に切り替えて表示される。操作者は、そのようにして表示部5に表示された複数のラベルイメージの中から、操作部2での操作によって、所望の印字内容とラベル長さとを有する特定のラベルイメージを選択する。そして、操作者がその選択したラベルイメージのラベル作成指示をすることで、カバーフィルム103に選択した特定のラベルイメージの印字内容と同一の所望の印字が印刷された印字ラベルを生成することができる。
上記のようにして、予め用意されたラベルイメージに対応した印字ラベルを操作者が作成する際、ラベルイメージの印字内容等のデザインはなるべくそのままにしつつ、ラベル長さを(予め設定されたラベル長さから)増減変更したい場合がある。そこで、本実施形態では、ラベルイメージメモリ220に記憶される上記ラベルイメージが、カバーフィルム103の搬送方向であるラベル長さ方向に伸張加工又は縮小加工が可能な少なくとも1つの長さ可変部と、当該伸張加工及び縮小加工が不可能な少なくとも1つの長さ固定部と、を含んでいる。そして、操作者は、上記のように特定のラベルイメージを選択した後、操作部2を介し当該ラベルイメージの長さ変更を指示することで、上記長さ可変部の長さの伸張・縮小を行うことができる。この結果、操作者は、選択した特定のラベルイメージを用いつつ、所望にラベル長さを増減した印字ラベルを作成することができる。以下、その詳細を、順を追って説明する。
各ラベルイメージに含まれる上記長さ可変部と長さ固定部について、図4(a)〜(c)を用いて説明する。これら図4(a)〜(c)において、多数の格子により印字領域が表されており、黒く塗りつぶされている格子が印字形成される1ドット(以下適宜、「黒ドット」という)を表しており、塗られていない格子は印字形成されない1ドット(以下適宜、「白ドット」という)を表している。
操作者が上記のようなラベルイメージの拡大・縮小を行うときの操作例を図5及び図6により説明する。図5に示すように、印字ラベル装置1の表示部5を設置した開口部6周囲の操作部2には、機能キー群4の個々の機能キーとして、開口部6の下側位置にディスプレイキー4a、テキストキー4b、ラベルキー4c等が配置されている。また、開口部6の右寄り位置には上下左右キー4dが配置され、その下側位置にOKキー4eが配置されている。
上記の表示及びラベル長さの設定を行う、ラベル作成条件設定処理時に制御回路210が実行する処理を、図7により説明する。この処理は、例えば印字ラベル作成装置1の操作部2のラベルキー4cが押されることによって開始される。
次に、上記図7のフローにより(ラベル長さを含む)ラベル作成条件の設定が終了した後、当該設定に基づくラベル作成時に制御回路210が実行する処理を図8により説明する。
すなわち、上記実施形態では、選択したラベルイメージMに基づいて作成する印字ラベルの長さを変更するのに、ラベルイメージMの複数の長さ可変部の全てを一律に伸張又は縮小したが、ラベルイメージMの複数の長さ可変部を個別に伸張又は縮小するようにしてもよい。
分だけ、ラベルイメージMの長さ可変部を短縮又は伸張して表示させる(図9(c)参照)。
なお、以上において、図3等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
5 表示部(表示手段)
23 サーマルヘッド(印字手段)
23a 発熱素子
103 カバーフィルム(被印字媒体)
220 ラベルイメージメモリ(記憶手段)
BR 非印字部
M ラベルイメージ
m1〜m4 長さ可変部
s1〜s3 長さ固定部
Claims (6)
- 被印字媒体を搬送するための搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し所望の印字を形成する印字手段と、
を有し、前記搬送手段の搬送方向における所望のラベル長さを備えた印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置であって、
予め作成され、所定の前記ラベル長さと所定の印字内容をそれぞれ備え、かつ、前記搬送方向に伸張加工又は縮小加工が可能な少なくとも1つの長さ可変部と当該伸張加工及び縮小加工が不可能な少なくとも1つの長さ固定部とを含む、複数種類のラベルイメージを、書き換え不能に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段より読み出された前記複数種類のラベルイメージを、操作者が選択可能に表示する表示手段と、
前記複数種類のラベルイメージのうち操作者により前記表示手段の表示に基づき選択された特定のラベルイメージの、少なくとも一部に対する、前記搬送方向における長さの変更指示を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記変更指示に応じて、前記特定のラベルイメージに含まれる前記長さ可変部のうち少なくとも1つを、当該変更指示に基づく変更量に従って伸張又は縮小するイメージ補正処理を実行する、補正手段と、
前記補正手段により前記イメージ補正処理が行われた前記特定のラベルイメージを用いて、前記取得手段により取得された前記変更指示に対応した前記印字ラベルが作成されるように、前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御する、連携制御手段と、
を有することを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項1記載の印字ラベル作成装置において、
前記ラベルイメージに含まれる前記長さ固定部は、
搬送方向に直交するラベル幅方向に沿った複数の印字ドットの配列が、前記搬送方向において変化する領域であり、
前記ラベルイメージに含まれる前記長さ可変部は、
搬送方向に直交するラベル幅方向に沿った複数の印字ドットの配列が、前記搬送方向において変化しない領域である
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項1又は請求項2記載の印字ラベル作成装置において、
前記取得手段は、
前記変更指示として、前記特定のラベルイメージの前記搬送方向に沿った全長の変更指示値を取得し、
前記補正手段は、
前記特定のラベルイメージの前記全長が前記取得手段により取得された前記変更指示値となるような変更量で、全ての前記長さ可変部を伸張又は縮小する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項1又は請求項2記載の印字ラベル作成装置において、
前記表示手段は、
前記特定のラベルイメージに含まれる少なくとも1つの特定の前記長さ可変部を他の部分と区別して表示し、
前記取得手段は、
前記変更指示として、前記少なくとも1つの特定の長さ可変部に対する前記変更指示を取得し、
前記補正手段は、
前記取得手段により取得された前記変更指示に応じて、前記少なくとも1つの特定の長さ可変部を、当該変更指示に基づく変更量に従って伸張又は縮小する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 被印字媒体を搬送するための搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し所望の印字を形成する印字手段と、予め作成され、前記搬送手段の搬送方向における所定のラベル長さと所定の印字内容をそれぞれ備え、かつ、前記搬送方向に伸張加工又は縮小加工が可能な少なくとも1つの長さ可変部と当該伸張加工及び縮小加工が不可能な少なくとも1つの長さ固定部とを含む、複数種類のラベルイメージを、書き換え不能に記憶する記憶手段と、前記記憶手段より読み出された前記複数種類のラベルイメージを、操作者が選択可能に表示する表示手段と、を有し、所望の前記ラベル長さを備えた印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に設けられた演算手段に対し、
前記複数種類のラベルイメージのうち操作者により前記表示手段の表示に基づき選択された特定のラベルイメージの、少なくとも一部に対する、前記搬送方向における長さの変更指示を取得する取得手順と、
前記取得手順で取得された前記変更指示に応じて、前記特定のラベルイメージに含まれる前記長さ可変部のうち少なくとも1つを、当該変更指示に基づく変更量に従って伸張又は縮小するイメージ補正処理を実行する、補正手順と、
前記補正手順で前記イメージ補正処理が行われた前記特定のラベルイメージを用いて、前記取得手順で取得された前記変更指示に対応した前記印字ラベルが作成されるように、前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御する、連携制御手順と、
を実行させるための印字ラベル作成プログラム。 - 被印字媒体を搬送するための搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し所望の印字を形成する印字手段と、予め作成され、前記搬送手段の搬送方向における所定のラベル長さと所定の印字内容をそれぞれ備え、かつ、前記搬送方向に伸張加工又は縮小加工が可能な少なくとも1つの長さ可変部と当該伸張加工及び縮小加工が不可能な少なくとも1つの長さ固定部とを含む、複数種類のラベルイメージを、書き換え不能に記憶する記憶手段と、前記記憶手段より読み出された前記複数種類のラベルイメージを、操作者が選択可能に表示する表示手段と、を有し、所望の前記ラベル長さを備えた印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に設けられた演算手段が実行する印字ラベル作成方法であって、
前記複数種類のラベルイメージのうち操作者により前記表示手段の表示に基づき選択された特定のラベルイメージの、少なくとも一部に対する、前記搬送方向における長さの変更指示を取得する取得手順と、
前記取得手順で取得された前記変更指示に応じて、前記特定のラベルイメージに含まれる前記長さ可変部のうち少なくとも1つを、当該変更指示に基づく変更量に従って伸張又は縮小するイメージ補正処理を実行する、補正手順と、
前記補正手順で前記イメージ補正処理が行われた前記特定のラベルイメージを用いて、前記取得手順で取得された前記変更指示に対応した前記印字ラベルが作成されるように、前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御する、連携制御手順と、
を有することを特徴とする印字ラベル作成方法。
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