JP2013016039A - 警報装置及び警報方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】道路を横断する歩行者の存在を告げるための警報を精度よく発する。
【解決手段】警報装置10は、路上における所定の第1領域内に存在する歩行者を検知する第1センサ21と、第1領域よりも交差点に近い第2領域内に存在する歩行者を検知する第2センサ22と、ECU23と、照明部24とを備える。ECU23は、第1センサ21による検知の後に第2センサ22によって歩行者が検知された場合に、この歩行者の進行方向にある交差点を照明する。これにより、警報装置10は、交差点に進入する歩行者を照らすことができる。したがって、警報装置10は、道路を横断する歩行者の存在を告げるための警報を精度よく発することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、警報装置及び警報方法に関する。
歩行者と車両が接触する接触事故は、例えば、道路を横断する歩行者に対するドライバーの注意が不足したり、見通しの悪い交差点に歩行者が飛び出したりすることによって発生する。このような接触事故を防止するため、交通量の多い交差点等には交通信号機や横断歩道、街灯等が設置される。
また、ドライバーに対して警報を発することにより接触事故を防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に開示された路面標示システムは、横断歩道を渡っている歩行者又は横断歩道に接近する車両を感知した場合に、蛍光顔料で描かれた横断歩道に紫外線を照射する。これにより蛍光顔料が発光し、横断歩道の視認性が向上する。
特開2000−290940号公報
特許文献1に開示された路面標示システムは、横断歩道に接近する車両を感知した場合には、横断歩道を渡る歩行者の有無に関係なく紫外線を照射する。そのため、横断歩道を渡る歩行者がいないときに警報を発する頻度が高くなり、当該警報は、道路を横断する歩行者の有無をドライバーが判断するための指標とはなり得なかった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、道路を横断する歩行者の存在を告げるための警報を精度よく発することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る警報装置は、
車両が走行する第1の道路と交わる第2の道路上を、前記第1の道路と前記第2の道路との交差点に向かって通行する歩行者を、前記第2の道路上の第1領域で検知する第1検知手段と、
前記歩行者を、前記交差点と前記第1領域との間の第2領域で検知する第2検知手段と、
前記第1検知手段及び前記第2検知手段によって前記歩行者が検知された後に、前記交差点を照明する第1照明手段と、
を備える。
前記第1照明手段は、
前記第1検知手段及び前記第2検知手段によって前記歩行者が検知された時刻に基づく所定の時間だけ前記交差点を照明してもよい。
前記警報装置は、
前記第1検知手段及び前記第2検知手段によって前記歩行者が検知された時刻と、前記第1領域と前記第2領域との距離とから、前記歩行者の速度を推定する推定手段と、
前記推定された速度及び前記第2領域と前記交差点との距離から、前記歩行者が前記交差点に進入する時刻及び前記交差点から退出する時刻を求める手段と、
を備え、
前記第1照明手段は、
前記歩行者が前記交差点に進入する時刻から、前記歩行者が前記交差点から退出する時刻まで、前記交差点を照明してもよい。
前記警報装置は、
前記第1照明手段による照明の前に、前記交差点を照明する第2照明手段、
を備えてもよい。
前記第2照明手段は、
前記交差点を間欠的に照明してもよい。
前記第1照明手段及び前記第2照明手段は、有色のハロゲンランプであってもよい。
前記第1検知手段及び前記第2検知手段は、赤外線センサであってもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る警報方法は、
車両が走行する第1の道路と交わる第2の道路上を、前記第1の道路と前記第2の道路との交差点に向かって通行する歩行者を、前記第2の道路上の第1領域で検知する第1検知ステップと、
前記歩行者を、前記交差点と前記第1領域との間の第2領域で検知する第2検知ステップと、
前記第1検知ステップ及び前記第2検知ステップにおいて前記歩行者が検知された後に、前記交差点を照明する第1照明ステップと、
を含む。
本発明によれば、交差点に向かう歩行者が、第1領域及び第1領域よりも交差点に近い第2領域で検知された場合に、交差点が照明される。これにより、交差点に進入する歩行者が照明されるため、道路を横断する歩行者の存在を告げるための警報を精度よく発することができる。
第1の実施形態に係る警報装置と、第1領域、第2領域及び照明領域との位置関係を示す模式的な平面図である。 第1の実施形態に係る警報装置のブロック図である。 第1の実施形態に係る警報装置と、第1領域、第2領域及び照明領域との位置関係を示す模式的な側面図である。 第1の実施形態に係る警報装置の動作を示すフロー図である。 点滅時間及び点灯時間と歩行者の位置との関係を示す図である。 第2の実施形態に係る警報装置と、第1領域、第2領域及び照明領域との位置関係を示す模式的な平面図である。 第2の実施形態に係る警報装置のブロック図である。 第2の実施形態に係る警報装置の動作を示すフロー図である。 第1センサ及び第2センサによる検知の時刻と点滅時間及び点灯時間との関係を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る警報装置10は、図1に示されるように、道路R1と道路R2とが交わる交差点の角に設置される。道路R1の道幅は5mであって、道路R1は主に車両が通行する道路である。一方、道路R2の道幅は2mであって、道路R2は主に歩行者が通行する道路である。警報装置10は、照明領域ALを照明することにより、道路R2から交差点に進入する歩行者を照明する装置である。この歩行者の歩行経路は、例えば図1の点線にて示される歩行経路P1である。
なお、本明細書における歩行者は、自転車等の軽車両の運転者、及び原動機付き自転車の運転者等も含むものとする。
警報装置10は、図2に示されるように、警報ユニット20及び警報ユニット20を支持する支柱30から構成されている。
警報ユニット20は、図3に示されるように、支柱30によって地面から約2.4mの高さに固定される。警報ユニット20は、第1センサ21、第2センサ22、ECU(Electronic Control Unit)23、照明部24、及び変圧器25を備える。
第1センサ21及び第2センサ22は、赤外線の分布変化に基づいて人体等を検知するセンサである。第1センサ21及び第2センサ22は、焦電型赤外線センサ素子及びレンズ等を有している。この焦電型赤外線センサ素子は、第1センサ21及び第2センサ22それぞれからから30m以内に存在する人体等から射出された赤外線を検知する。また、第1センサ21及び第2センサ22が備えるレンズの視野角は、図3に示されるように、約5°である。第1センサ21の検知範囲は、交差点から約13〜22mの範囲に設定される楕円状の第1領域A1である。また、第2センサ22の検知範囲は、交差点から約10〜15mの範囲に設定される楕円状の第2領域A2である。第1センサ21及び第2センサ22は、それぞれの検知範囲における歩行者を検知した場合にハイレベルとなる信号を、ECU23へ送信する。
ECU23は、例えば、時計の機能を内蔵するプログラマブルリレーを有している。ECU23は、変圧器25から供給される電力によって動作する。そして、ECU23は、第1センサ21、第2センサ22及び照明部24に電力を供給する。また、ECU23は、第1センサ21及び第2センサ22から出力された検知結果に基づいて、照明部24に電力を供給することにより、照明部24を点灯する。
照明部24は、例えば有色のハロゲンランプを有している。照明部24が照明光を照射する範囲は、図1に示されるように、交差点と重なる楕円状の照明領域ALである。
変圧器25は、ECU23と交流電源Poとの間に設けられている。変圧器25は、支柱30の内部を通る配線を介して印加される電圧を、ECU23の定格電圧に変圧する。
表示板31は、例えば、「横断者注意」と記載された表示板であって、支柱30に固定される。表示板31は、道路R1を通行する車両のドライバーが視認可能な位置に配置される。
続いて、上記の構成を有する警報装置10の動作を、図4を用いて説明する。
まず、ECU23は、現在時刻が動作時間帯にあるか否かを判定する(ステップS1)。動作時間帯は、警報装置10が動作する時間帯であって、例えば午後6時から午前6時までの夜間である。なお、動作時間帯は、警報装置10の管理者が曜日や月に基づいて変更することができる。現在時刻が動作時間帯にあると判定されない場合(ステップS1;No)、ECU23は、再度ステップS1の判定を行う。
現在時刻が動作時間帯にあると判定された場合(ステップS1;Yes)、ECU23は、第1領域A1に歩行者が存在するか否かを判定する(ステップS2)。具体的には、ECU23は、第1センサ21から送信される信号がハイレベルの場合は、第1領域A1に歩行者が存在すると判定する。また、ECU23は、第1センサ21から送信される信号がローレベルの場合は、第1領域A1に歩行者が存在しないと判定する。第1領域A1に歩行者が存在すると判定されない場合(ステップS2;No)、ECU23は、ステップS1に戻り、ステップS1、S2の処理を繰り返す。
第1領域A1に歩行者が存在すると判定された場合(ステップS2;Yes)、ECU23は、第2領域A2に歩行者が存在するか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、ECU23は、第2センサ22から送信される信号がハイレベルの場合は、第2領域A2に歩行者が存在すると判定する。また、ECU23は、第2センサ22から送信される信号がローレベルの場合は、第2領域A2に歩行者が存在しないと判定する。第2領域A2に歩行者が存在すると判定されない場合(ステップS3;No)、ECU23は、ステップS1に戻り、ステップS1〜S3の処理を繰り返す。
第2領域A2に歩行者が存在すると判定された場合(ステップS3;Yes)、ECU23は、歩行者の速度を算出する(ステップS4)。具体的には、ECU23は、ステップS2において新たに歩行者が検知された時刻T1、ステップS3において新たに歩行者が検知された時刻T2、及び第1領域A1と第2領域A2との距離D1に基づいて、式Ve=D1/(T2−T1)を用いて歩行者の速度Veを算出する。距離D1は、例えば、図1に示されるように、第1領域A1の中心と第2領域A2の中心との距離である。
次に、ECU23は、算出された速度が所定の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS5)。所定の範囲は、例えば毎秒0.5〜5.0mの範囲である。ここで、第1領域A1と第2領域A2とが重複する領域に、交差点から遠ざかる方向に進む歩行者が進入した場合、ステップS2、S3の判定は肯定され、ステップS4にて速度Veが算出される。しかし、この場合には時刻T1と時刻T2とがほぼ等しいため、算出される速度Veは大きな値となる。したがって、交差点から遠ざかる方向に進む歩行者が検知された場合、ECU23は、算出された速度が所定の範囲内にあると判定しない。
算出された速度が所定の範囲内にあると判定されない場合(ステップS5;No)、ECU23は、ステップS1に戻り、ステップS1〜S5の処理を繰り返す。
算出された速度が所定の範囲内にあると判定された場合(ステップS5;Yes)、ECU23は、点滅開始時刻を算出する(ステップS6)。この算出について、図5を用いて詳細に説明する。なお、図5中の縦軸は、交差点からの距離をもって歩行者の位置を表す。また、図5中の右下がり斜線は、歩行者が検知された時刻から想定される歩行者の位置の推移を示す。
まず、ECU23は、速度Veで進む歩行者が照明領域ALに進入する時刻T5、及びこの歩行者が照明領域ALから退出する時刻T6を算出する。具体的には、ECU23は、歩行者が照明領域ALに進入する地点と第2領域A2の中心との距離D2に基づいて、式T5=T2+D2/Veを用いて時刻T5を算出する。また、ECU23は、歩行者が照明領域ALから退出する地点と第2領域A2の中心との距離D3に基づいて、式T6=T2+D3/Veを用いて時刻T6を算出する。なお、歩行者が照明領域ALに進入する地点及び照明領域ALから退出する地点は、平均的な歩行者の歩行経路P1に基づいて求められる。
次に、ECU23は、時刻T5から時間B1だけ前の時刻T4、及び時刻T6から時間B2だけ後の時刻T7を算出する。時間B1、B2は、歩行者が照明領域ALに存在する時間の誤差を考慮したマージンである。時間B1、B2は、例えばそれぞれ2秒間である。
その後、ECU23は、時刻T4から点滅時間B3だけ前の点滅開始時刻T3を算出する。点滅時間B3は、例えば3秒間である。なお、時刻T4から時刻T7までを点灯時間B4とする。
図4に戻り、ECU23は、点滅開始時刻T3から照明部24に間欠的に電力を供給することにより、照明部24を点滅させる(ステップS7)。この点滅の周期は、例えば1秒間である。
ECU23は、点滅時間B3の経過後に、照明部24に連続的に電力を供給することにより、照明部24を点灯する(ステップS8)。照明部24が点灯される時間は、点灯時間B4である。
ECU23は、点灯時間B4の経過後に、照明部24への電力の供給を停止することにより、照明部24を消灯する(ステップS9)。その後、ECU23は、ステップS1に戻り、ステップS1〜S9の処理を繰り返す。
なお、ECU23の処理に必要なパラメータは、あらかじめECU23に設定されているものとする。パラメータは、具体的には、距離D1、D2、D3、時間B1、B2、及び点滅時間B3等である。
以上説明したように、本実施形態に係る警報装置10は、第1センサ21が歩行者を検知した後に第2センサ22が歩行者を検知した場合に、所定の時間だけ照明領域ALを照明する。これにより、交差点から遠ざかる歩行者の検知に起因して照明部が点灯するという誤動作を防ぐことができる。また、警報装置10は、第1センサ21及び第2センサ22の双方が歩行者を検知した場合に、照明部24を点灯する。したがって、夏場等に路面温度が高くなることによって生じる歩行者の誤検知を低減することができる。警報装置10は、これらの誤動作・誤検知を抑止することにより、精度よく交差点を照明することができる。
また、警報装置10は、交差点に進入する歩行者を直接照明する。これにより、警報装置10は、ドライバーの注意を分散させることなく、道路を横断する歩行者の存在をドライバーに告げることができる。すなわち、警報装置10は、交差点に飛び出す歩行者や交差点を横断する歩行者と車両との接触事故を効果的に防止することができる。
また、警報装置10は、歩行者が交差点に進入する時刻T5よりも前の時刻T4から照明部24を点灯する。これにより、警報装置10は、歩行者の歩行速度が変化しても、確実に歩行者を照明することができる。
また、警報装置10は、照明部24の点灯の前に、照明部24を点滅させる。一般的に、点滅する照明光には、単に点灯される照明光よりも注意が向けられる。したがって、警報装置10は、交差点に接近する歩行者の存在を効果的にドライバーに通知することができる。
また、警報装置10は、有色のハロゲンランプを用いて照明領域ALを照明する。すなわち、交差点の付近に街灯が設置されているような場合であっても、歩行者は、街灯による照明光と異なる有色の照明光で照らされる。このため、警報装置10は、道路を横断する歩行者の存在を様々な状況でドライバーに通知することができる。
また、表示板31には、歩行者への注意を促すためのメッセージが表示されている。このため、ドライバーは、歩行者の存在と照明部24の点滅・点灯とを、より確実に関連付けることができる。
また、警報装置10は、図2に示されるように単純な構成を有する。さらに、警報装置10の主要な機能を担う構成要素は、すべて警報ユニット20が備えている。このため、警報装置10は、製造にかかるコストを抑えることができる。
また、警報装置10は、支柱30が埋め込まれることにより設置される。この設置作業には、複数の装置を道路に面して配置したり、道路R1上の車両の走行を停止したりする作業が不要である。このため、設置工事が簡素となり、設置にかかるコストが抑えられる。
また、警報装置10は、歩行者が照明領域AL内に存在する時間を推定し、この時間を含む点灯時間B4だけ照明部24を点灯する。したがって、交差点に進入する歩行者がいない時に、無駄に交差点が照明されることがなく、結果的に消費電力が軽減される。
また、警報装置10の主要な機能を担う赤外線センサ、プログラマブルリレー、及びハロゲンランプ等の交換部品は、耐久性の高いものが普及している。そのため、警報装置10の部品を交換する頻度は比較的少ない。また、警報装置10を実質的にメンテナンスフリーとすることができる。さらに、上述の交換部品は安価である。このため、警報装置10に、故障が生じた場合であっても、低コストで部品の交換を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る警報装置について、上述の第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1の実施形態と説明が重複する部分については、その説明を省略する。
本実施形態に係る警報装置10は、図6に示されるように、カーブを描く坂道の道路R3に沿って、カーブミラー40とともに設置される。また、第1領域A1、第2領域A2及び照明領域ALは、図6に示されるように、カーブに進入する歩行者が第1領域A1、第2領域A2、及び照明領域ALを順に通過するように設定される。
警報装置10は、図7に示されるように、照度センサ26を含んで構成される。照度センサ26は、警報装置10の周辺の光量を検知する。また、照度センサ26は、周辺の光量が少ない場合には第1センサ21を動作させる。一方、照度センサ26は、周辺の光量が多い場合には第1センサ21を動作させない。この場合、第1センサ21は、第1領域A1に歩行者が存在するときであっても、この歩行者を検知しない。
続いて、上記の構成を有する警報装置10の動作について、図8を用いて説明する。まず、ECU23は、第1領域A1に歩行者が存在するか否かを判定する(ステップS21)。第1領域A1に歩行者が存在すると判定されない場合(ステップS21;No)、ECU23は、再度ステップS21の判定を行う。
第1領域A1に歩行者が存在すると判定された場合(ステップS21;Yes)、ECU23は、第1領域A1に存在する歩行者の検知から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS22)。所定時間は、歩行者が第1領域A1から第2領域A2まで進む間にかかる時間であって、例えば10秒間である。この所定時間が経過したと判定された場合(ステップS22;Yes)、ECU23は、ステップS21に戻り、ステップS21、S22の処理を繰り返す。
第1領域A1に存在する歩行者の検知から所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS22;No)、ECU23は、第2領域A2に存在する歩行者を検知したか否かを判定する(ステップS23)。第2領域A2に存在する歩行者を検知したと判定されない場合(ステップS23;No)、ECU23は、ステップS22に戻り、ステップS22、S23の処理を繰り返す。
ここで、図6に示されるように、第1領域A1と第2領域A2とは重複していない。このため、警報装置10から遠ざかる方向に向かう歩行者は、まず第2領域A2に存在するときに第2センサにより検知され、次に第2領域A2から退出する。その後、この歩行者は、第1領域A1に進入するとともに、第1センサにより検知される。したがって、この歩行者がステップS21にて検知された場合、ステップS22における所定時間が経過する前にステップS23の判定が肯定されることはない。
第2領域A2に歩行者が存在すると判定された場合(ステップS23;Yes)、ECU23は、照明部24を点滅させる(ステップS24)。照明部24が点滅する時間は、図9に示される点滅時間B5であって、例えば、3秒間である。
次に、ECU23は、点灯時間B6だけ照明部24を点灯する(ステップS25)。点灯時間B6は、式K×(T2−T1)を用いて求められる。ここで、係数Kは、例えば4である。なお、点滅時間B5及び係数Kは、道路R3を上る歩行者が照明領域ALに存在する時間を含むようにあらかじめ設定される。
点灯時間B6の経過後に、ECU23は、照明部24を消灯する(ステップS26)。そして、ECU23は、ステップS21に戻り、ステップS21〜S26の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態に係る警報装置10は、カーブに接近する歩行者を検知した場合に照明部24を点灯する。一方、警報装置10は、カーブから遠ざかる歩行者を検知した場合に照明部24を点灯しない。このため、カーブから遠ざかる歩行者が検知された際に照明部24が点灯されるという誤作動を低減することができる。ひいては、警報装置10は、精度よくカーブを照明することができる。
また、警報装置10は、カーブミラー40とともに設置される。したがって、カーブに進入する歩行者と対向する車両のドライバーは、照明されている歩行者を、カーブミラーを介して視認することができる。このため、警報装置10は、特に坂道を下りながら走行する車両のドライバーに、カーブに進入する歩行者の存在を通知することができる。
また、警報装置10は、照度センサ26を有する。これにより、警報装置10は、曇天や雨天のため光量が少ない時に、適応的に動作することができる。一方、警報装置10は、晴天の日中等の光量が多い時には動作しない。このため、警報装置10は、効率的な動作を実現することができる。
また、警報装置10は、歩行者の歩行速度を算出することなく照明部24を点灯する。すなわち、ECU23は、第1の実施形態に係るものよりも処理を簡略化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、照明部24が点滅することにより照明される領域、及び照明部24が点灯されることにより照明される領域は、ともに照明領域ALとしたが、これには限られない。例えば、ECU23は、点滅の際に照明部24に供給する電力を弱めることにより、照明領域ALよりも小さい領域を照明してもよい。また、ECU23は、点滅時間B3だけ照明部24を点灯することにより、照明領域ALよりも小さい領域を照明した後に照明領域ALを照明してもよい。また、警報装置10は、2個のハロゲンランプを備え、一方を点滅させた後に他方を点灯する構成を有してもよい。
例えば、上記実施形態に係る第1センサ21及び第2センサ22は、焦電型赤外線センサ素子を備えたが、これには限られない。例えば、第1センサ21及び第2センサ22は、量子型等の赤外線センサ素子を備えてもよい。また、第1センサ21及び第2センサ22は、超音波センサ等によって歩行者を検知してもよい。
例えば、上記実施形態に係るECU23はプログラマブルリレーを備えたが、ECU23は、プログラマブルリレーに代えてPLC(Programmable Logic Controller)を含んで構成されてもよい。
例えば、上記実施形態に係る照明部24はハロゲンランプを備えたが、照明部24は、ハロゲンランプに代えてLEDライトを含んで構成されてもよい。
例えば、上記実施形態では、警報装置10は歩行者を検知するための2個の赤外線センサを備えたが、これには限られず、3個以上の赤外センサを備えてもよい。この場合、警報装置10は、より確実に照明領域ALに進入する歩行者のみを検知して照明することができる。
例えば、上記実施形態に係る赤外線センサの検知範囲は、レンズの視野角及び赤外線センサ素子の感度により定まる楕円状の領域であったが、これには限られない。例えば、赤外線センサが備えるレンズの仕様を変更することにより視野角を任意に設定することができる。また、赤外線センサ素子の感度を変更することにより、赤外線センサと検知可能な歩行者との距離を任意に変更することができる。また、赤外線センサの受光面にマスクを施すことにより、検知範囲の形状を任意に変更することができる。
例えば、上記実施形態に係る照明部24を構成するレンズやランプの形状を変更してもよい。この場合、照明部24により照明される照明領域ALを任意に変更することができる。
なお、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明の警報装置及び警報方法は、歩行者に対するドライバーの注意を喚起することに適している。
10 警報装置
20 警報ユニット
21 第1センサ
22 第2センサ
23 ECU
24 照明部
25 変圧器
26 照度センサ
30 支柱
31 表示板
40 カーブミラー
A1 第1領域
A2 第2領域
AL 照明領域
B1、B2 時間
B3 点滅時間
B4 点灯時間
D1、D2、D3 距離
K 係数
R1、R2、R3 道路
Po 交流電源
P1 歩行経路
T1、T2、T4、T5、T6、T7、T8、T9 時刻
T3 点滅開始時刻
Ve 速度

Claims (8)

  1. 車両が走行する第1の道路と交わる第2の道路上を、前記第1の道路と前記第2の道路との交差点に向かって通行する歩行者を、前記第2の道路上の第1領域で検知する第1検知手段と、
    前記歩行者を、前記交差点と前記第1領域との間の第2領域で検知する第2検知手段と、
    前記第1検知手段及び前記第2検知手段によって前記歩行者が検知された後に、前記交差点を照明する第1照明手段と、
    を備える警報装置。
  2. 前記第1照明手段は、
    前記第1検知手段及び前記第2検知手段によって前記歩行者が検知された時刻に基づく所定の時間だけ前記交差点を照明する、
    請求項1に記載の警報装置。
  3. 前記第1検知手段及び前記第2検知手段によって前記歩行者が検知された時刻と、前記第1領域と前記第2領域との距離とから、前記歩行者の速度を推定する推定手段と、
    前記推定された速度及び前記第2領域と前記交差点との距離から、前記歩行者が前記交差点に進入する時刻及び前記交差点から退出する時刻を求める手段と、
    を備え、
    前記第1照明手段は、
    前記歩行者が前記交差点に進入する時刻から、前記歩行者が前記交差点から退出する時刻まで、前記交差点を照明する、
    請求項2に記載の警報装置。
  4. 前記第1照明手段による照明の前に、前記交差点を照明する第2照明手段、
    を備える請求項1乃至3のいずれか1項に記載の警報装置。
  5. 前記第2照明手段は、
    前記交差点を間欠的に照明する、
    請求項4に記載の警報装置。
  6. 前記第1照明手段及び前記第2照明手段は、有色のハロゲンランプである、
    請求項4又は5に記載の警報装置。
  7. 前記第1検知手段及び前記第2検知手段は、赤外線センサである、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の警報装置。
  8. 車両が走行する第1の道路と交わる第2の道路上を、前記第1の道路と前記第2の道路との交差点に向かって通行する歩行者を、前記第2の道路上の第1領域で検知する第1検知ステップと、
    前記歩行者を、前記交差点と前記第1領域との間の第2領域で検知する第2検知ステップと、
    前記第1検知ステップ及び前記第2検知ステップにおいて前記歩行者が検知された後に、前記交差点を照明する第1照明ステップと、
    を含む警報方法。
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