JP2002175590A - 横断歩道の横断者補助システム - Google Patents

横断歩道の横断者補助システム

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JP2002175590A
JP2002175590A JP2000372006A JP2000372006A JP2002175590A JP 2002175590 A JP2002175590 A JP 2002175590A JP 2000372006 A JP2000372006 A JP 2000372006A JP 2000372006 A JP2000372006 A JP 2000372006A JP 2002175590 A JP2002175590 A JP 2002175590A
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pedestrian crossing
crossing
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notification lamp
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Tomoyuki Kaneko
友幸 金子
Kinpei Mizuguchi
欣平 水口
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号機のない横断歩道を渡ろうとする際に、
車両運転者に確実な警告を発して注意を喚起すると共
に、横断者に警告内容を知らせないようにして油断を防
止し、低コストで安全に横断歩道が横断できるようにす
る。 【解決手段】 信号機のない横断歩道16を横断者が渡
ろうとして横断者検出エリア18a内に入ると、横断者
検出センサ18が横断者の存在を検知して、制御装置に
検知信号を送り、横断歩道16の近辺に配置された報知
ランプ28,30,32などを点灯制御する。報知ラン
プからの出射光は、構造上横断者側からは認識できない
が、通行車両からは認識できるので、横断者を油断させ
ずに運転者の注意を喚起することができる。これによ
り、信号機のない横断歩道であっても低コストで安全に
横断歩道を横断させることができ、必要以上に横断待ち
をすることも無くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横断歩道の横断者
補助システムに係り、更に詳しくは、車道の両脇に歩道
が設けられ、一方の歩道から車道を横切って他方の歩道
へ横断する横断者を補助する横断歩道の横断者補助シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、歩行者が車道を安全に横断で
きるようにするため、交通車両が往来する車道の路面に
ストライプマークを描いた横断歩道が設置されている。
この横断歩道には、信号機付きのものと、信号機付きで
ないものとがある。前者の横断歩道の場合は、信号機に
よって交通車両の流れを周期的に止めることができるの
で、歩行者は信号機が変わるのを待って横断すれば良い
が、後者の横断歩道の場合、信号機がないため、車両運
転者が横断しようとしている歩行者を認識すると横断歩
道の手前で車両を減速、あるいは停止させて歩行者を優
先的に横断させるように絶えず注意を払う必要があっ
た。このように、車両運転者が横断歩道の存在を認識
し、横断しようとしている歩行者が居るか否かの判断
は、明るくて視界の良好な昼間時ならばまだしも、横断
歩道の存在すらわかり難い夜間時において確実に行うこ
とができなかった。そこで、従来の横断歩道の一例とし
て、例えば、特開平10−283807号公報などで
は、信号機の設置されていない横断歩道付近に人感セン
サや車両センサを設置し、横断者の存在や横断歩道に接
近する車両を感知すると、横断歩道自体を照明灯で照明
したり、警告点滅や音声を発生させることにより、車両
運転者や横断者に対して注意を喚起していた。また、実
開昭59−160400号公報、実開昭60−1401
98号公報、あるいは、実開平3−25997号公報な
どでは、横断者を検知するセンサを設けて、そのセンサ
が横断者を検知すると報知器(投光器、警告表示灯、ス
ピーカ、閃光灯など)を作動させて車両運転者などに警
告を与えるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の横断歩道にあっては、上記した特開平10−
283807号公報の場合、人感センサや車両センサに
よって横断者や車両の存在を感知し、横断歩道自体を照
明したり警告点滅や音声を発生させて、車両運転者や横
断者に対して注意を喚起するため、歩行者が横断歩道を
ある程度安全に横断することができるが、横断者側にも
警告点滅や音声発生が行われていることがわかるので、
車両がすぐに停止すると勘違いして注意せずに横断を開
始するおそれがあった。また、上記警告手段として横断
歩道の照明、警告点滅、あるいは音声発生のような各種
手段を具備するため、コストがかかると共に、車両運転
者から見て家屋や街路灯などの光に惑わされずに遠方か
らも確実に警告が認識できなくてはならないが、横断歩
道を照明したり、単にランプを点滅させるだけでは認識
しずらいという問題があった。さらに、上記した実開昭
59−160400号公報、実開昭60−140198
号公報、実開平3−25997号公報の場合も同様であ
って、横断者側にも投光器、警告表示灯、スピーカ、あ
るいは閃光灯などの報知器による警告が行われているこ
とがわかるので、車両がすぐに停止すると勘違いして注
意せずに横断を開始するおそれがあった。また、投光
器、警告表示灯、スピーカ、あるいは閃光灯などの報知
器による警告は、車両運転者側から見た点灯箇所が1箇
所程度と少ないため、沿道の家屋や街路灯などの光に惑
わされ易く、認識しずらいという問題があった。本発明
は、上記事情に鑑みてなされたものであり、信号機のな
い横断歩道を横断者が渡ろうとする際に、通行車両の運
転者に対して確実な警告を発して注意を喚起すると共
に、横断者にはその警告内容を知らせないようにして油
断を防止し、安全に横断歩道を横断することができる、
低コストの横断歩道の横断者補助システムを提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、車道の両脇に歩道が設け
られ、一方の歩道から車道を横切って他方の歩道へ横断
する横断者を補助する横断歩道の横断者補助システムで
あって、前記横断歩道と接する前記歩道周辺で待機して
いる横断者の検出を行う横断者検出センサと、前記横断
者側からは認識できないが、前記車道を往来する車両側
からは認識可能な複数の光源が配置された報知ランプ
と、前記横断者検出センサで横断者を検出すると、前記
報知ランプの複数の光源の点灯制御を一定時間行うよう
に制御する制御装置と、を備え、信号機のない横断歩道
で横断者の存在を車両側に知らせて車両停止を促すこと
を特徴とする。これによれば、横断者検出センサにより
横断歩道と接する歩道周辺で待機している横断者を検出
し、複数の光源が配置された報知ランプは、横断者側か
らは認識できないが、車両側からは認識可能なもので、
横断者検出センサが横断者を検出すると制御装置が報知
ランプの複数の光源の点灯制御を一定時間行って、信号
機のない横断歩道で横断者の存在を車両側に知らせ、車
両停止を促すようにしたため、横断者が横断歩道を渡る
際に、通行車両の運転者に対して確実に警告を行って注
意を喚起すると共に、横断者にはその警告内容を知らせ
ないようにして油断を防止することにより、安全に横断
歩道を横断することができ、低コスト化することができ
る。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の横断歩
道の横断者補助システムにおいて、前記報知ランプは、
前記車道の路側帯、中央分離帯、あるいは、横断歩道沿
いの少なくとも1ヶ所に複数の光源がアレイ状に配置さ
れていることを特徴とする。これによれば、報知ランプ
を車道の路側帯、中央分離帯、あるいは、横断歩道沿い
の少なくとも1ヶ所に配置して、その中の複数の光源を
アレイ状に配置したため、沿道の家屋や街路灯の光と混
同することが無くなり、より良好な視認性が得られる。
【0005】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の横断歩道の横断者補助システムにおいて、前
記報知ランプは、前記横断歩道の進行方向手前に設けら
れた横断歩道予告マーク周辺に配置されていることを特
徴とする。これによれば、報知ランプを横断歩道の進行
方向手前に設けた横断歩道予告マーク周辺に配置したた
め、通行車両の運転者に対して横断歩道の相当手前で横
断者の存在を知らせる警告を発することが可能となり、
余裕を持って車両の減速や停止準備を行うことができ
る。請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一
項に記載の横断歩道の横断者補助システムにおいて、前
記報知ランプは、各光源の設置角度とカバーとで一定方
向にのみ光が投影されるよう指向性を持たせて、横断者
方向からは光源が見えないが、車両方向からは光源が見
えるようにしたことを特徴とする。これによれば、報知
ランプを各光源の設置角度とカバーとで一定方向にのみ
光が投影されるよう指向性を持たせることにより、横断
者方向からは光源が見えないが、車両方向からは光源が
見えるようにしたため、通行車両の運転者に対して確実
に警告を行って注意を喚起するが、横断者にはその警告
内容を知らせないので油断を防止することが可能とな
り、より安全に横断歩道を横断させることができる。請
求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記
載の横断歩道の横断者補助システムにおいて、前記制御
装置は、前記報知ランプの各光源を順次、あるいは個別
に、点滅、あるいは輝度を変化させる点灯制御を行って
視認性を高めるようにしたことを特徴とする。これによ
れば、制御装置によって報知ランプの各光源を順次、あ
るいは個別に、点滅、あるいは輝度を変化させるといっ
た点灯制御を行うようにしたため、通行車両の運転者に
対する報知ランプの警告を沿道の家屋や街路灯の光と混
同することが無くなり、一層良好な視認性が得られるこ
とから、運転者に確実に注意を喚起させて、車両を横断
歩道の手前で減速や停止させることで、横断者は信号機
のない横断歩道であってもより安全に横断することがで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態における横
断歩道の横断者補助システムでは、信号機のない横断歩
道に設置した場合を例にあげて説明することにする。図
1は、本実施の形態の横断者補助システムの概略構成を
説明する横断歩道付近の平面図である。図1において、
車道10の両側には、歩道12,14が設けられ、一方
の歩道12から車道10を横切って他方の歩道14へ横
断する横断歩道16が設けられている。そして、横断歩
道16と接する歩道12と14の周辺には、横断歩道を
渡ろうとして待機している横断者を検出するための横断
者検出センサ18,20がそれぞれの歩道に設けられて
いる。ここでは、横断者検出センサ18,20に超音波
センサを用いたが、物体(横断者)を電波や光など使っ
て検出する各種センサを用いて実施しても勿論良い。横
断者検出センサ18,20は、横断者検出エリア18
a,20a内へ超音波を発し、エリア内の物体に当たっ
て反射された音波の時間差に基づいて物体の方向や距
離、あるいは、移動の有無等を検出することができる。
その上、横断者検出エリア18a,20aは、横断歩道
16の直前に設定してあるため、歩道12,14を往来
する通行人と混同することなく横断者のみを検出するこ
とができる。
【0007】さらに、通行車両22から見て横断歩道1
6の手前の停止線24(反対車線の場合は、26)付近
には、横断者側からは認識できないが、通行車両22か
ら認識可能な複数の発光ダイオード(LED)等の光源
から成る報知ランプ28がアレイ状に配置されている。
また、報知ランプの配置例としては、これ以外にも、路
側帯に沿って配置された報知ランプ30、中央分離帯や
中央線に沿って配置された報知ランプ32なども考える
ことができる。これらの報知ランプは、1ヶ所あるいは
複数箇所に同時に設けることが可能であり、その光源も
上記LED以外に種々の発光体を用いることができる。
また、報知ランプは、図1の横断歩道16の右側に例示
したように、横断歩道16よりもさらに手前側の路上に
描かれた横断歩道の存在を予告する横断歩道予告マーク
34付近に配置しても勿論良い。例えば、横断歩道予告
マーク34に沿って配置された報知ランプ36、その近
くの路側帯に沿って配置された報知ランプ38、あるい
は、中央分離帯や中央線に沿って配置された報知ランプ
40などの配置パターン等が考えられ、この場合も1ヶ
所あるいは複数箇所に同時に設けることが可能である。
その場合は、通行車両の運転者に対して横断歩道の相当
手前で報知ランプにより横断者の存在を知らせることが
できるので、運転者は余裕を持って車両の減速や停止の
ための準備が可能なことから、横断者の安全性をより一
層高めることができる。
【0008】図2は、本実施の形態に係る横断者補助シ
ステム50の概略構成を示すブロック図である。図2に
示すように、横断者検出センサ18(反対車線のセンサ
は、20)が横断者の存在を検出すると、その検出信号
を制御装置52に送って、報知ランプ28,30,32
(反対車線のランプは、36,38,40)の点灯制御
を一定時間行うようにする。点灯制御の一例としては、
複数の報知ランプを順次、あるいは個別に点滅させた
り、また、点滅ではなく輝度に変化を持たせることによ
り、大きな光源を使わなくても視認性を大幅に向上させ
ることができる。このため、昼間時、夜間時を問わず、
あるいは、沿道の家屋や街路灯の光と混同することが無
くなり、運転者に対して確実に注意を喚起させるので、
信号機のない横断歩道でも横断者を速やかに、かつ安全
に横断させることができる。図3は、図1の路側帯、中
央分離帯あるいは中央線に沿って設けられた報知ランプ
の縦断面の一例を示す図である。図3の報知ランプは、
道路60上の車両の通行方向に沿って複数のLEDラン
プ62,64,66,68,70が基板72上に配置さ
れている。このLEDランプ62〜70は、横断者から
はランプの光62a〜70aが見えず、車両の進行方向
(図3中の白抜き矢印X方向)からのみ光62a〜70
aを見ることができるように指向性を持たせている。図
3の場合は、各LEDランプ62〜70の側面に遮光処
理を施すと共に、各ランプからの出射光に一定の仰角を
持たせている。図4は、図1の路側帯や中央分離帯に沿
って設けられた報知ランプの斜視図の一例を示す図であ
る。図4の報知ランプは、車道10の端(路側帯や中央
分離帯)の縁石80に楔型の切欠部82,84,86,
・・・を形成し、その切欠部の車両進行方向(図4中の
白抜き矢印X方向)と対向する面にそれぞれLEDラン
プ92〜96が埋め込まれている。そのため、LEDラ
ンプ92〜96からの出射光92a,94a,96a
は、通行車両の運転者側(白抜き矢印X)からは見える
が、横断者側(白抜き矢印Y)からは見えないようにす
ることができる。図5は、図1の停止線や横断歩道予告
マーク34に沿って設けられた報知ランプの部分縦断面
を示す図である。図5の報知ランプ100は、道路10
2上の車両の通行方向(白抜き矢印X方向)と直交する
奥行き方向に複数個配置されている。この報知ランプ1
00の内部には、一部切欠き断面に見られるように、L
EDランプ104が奥まって配置され、出射光104a
が一定方向にのみ投影されるように指向性を持たせてい
るので、横断者方向からは光源が見えないが、車両方向
(白抜き矢印X方向)からのみ光源を見ることができ
る。このLEDランプ104は、不図示の電源部から配
線106を介して供給される電源によって点灯制御が行
われる。
【0009】次に、本実施の形態の動作について簡単に
説明する。まず、図1に示すように、信号機のない横断
歩道16を横断者が渡ろうとして横断者検出エリア18
a内に入ると、横断者検出センサ18が横断者の存在を
検知して図2の制御装置52に検知信号を送り、制御装
置52は横断歩道16の近辺に配置された複数のLED
ランプで構成された報知ランプ28(図5参照),30
(図3及び図4参照),32(図3及び図4参照)、あ
るいは、横断歩道予告マーク34の周辺に配置された報
知ランプ36(図5参照),38(図3及び図4参
照),40(図3及び図4参照)の点灯制御を行うよう
にする。この報知ランプの点灯制御は、アレイ状に配置
された複数のLEDランプを順次、あるいは個別に、点
滅、あるいは輝度を変化させるなどして視認性を高める
ようにする。また、これらの報知ランプは、構造上横断
者側からは認識できないが、通行車両からは認識できる
ようになっているので、運転者の注意を喚起すると共
に、横断者を油断させないようにして横断させるため、
信号機のない横断歩道であっても低コストで安全に横断
歩道を横断させることができ、必要以上に横断待ちをす
ることも無くなる。特に、横断歩道予告マーク34の周
辺に報知ランプを配置した場合は、通行車両の運転者に
対して横断歩道の相当手前で横断者の存在を知らせる警
告を発することができるので、運転者は余裕を持って車
両の減速や停止準備を行うことが可能となり、横断の安
全性をより高めることができる。
【0010】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、横断歩道を横断しようとすると、その状況を通行車
両の運転者に警告して注意を喚起するが、横断者には警
告内容を知らせないので油断を防止することが可能とな
り、信号機のない横断歩道であっても安全に横断させる
ことができるようになり、それを低コストで実現するこ
とができる。また、本実施の形態によれば、通行車両の
運転者に対して報知ランプで警告を行うが、複数の光源
をアレイ状に配置して、点灯制御を行うため、沿道の家
屋や街路灯の光と混同することが無くなり、夜間時はも
ちろん、明るい昼間時においても一層良好な視認性が得
られ、確実な警告を発することができる。なお、本実施
の形態では、報知ランプを昼間時や夜間時に関係なく点
灯制御を行っているが、設置状況によっては、夜間時や
一定時間帯のみ運転者の注意を喚起した方が良いことも
ある。その際には、例えば図2の制御装置52にタイマ
や光量センサを接続することにより、所望の時間帯、あ
るいは、陽が落ちて暗くなると自動的に点灯制御を開始
するように構成しても勿論良い。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、横断者検出センサにより横断歩道と接する
歩道周辺で待機している横断者を検出し、複数の光源が
配置された報知ランプは、横断者側からは認識できず、
車両側からは認識可能として、横断者検出センサが横断
者を検出すると制御装置が報知ランプの複数の光源の点
灯制御を一定時間行って、信号機のない横断歩道で横断
者の存在を車両側に知らせて、車両停止などを促すの
で、通行車両の運転者の注意を喚起すると共に、横断者
には警告内容を知らせないようにして油断を防止するこ
とで、信号機のない横断歩道であっても安全に横断させ
ることが可能となり、その分コストを低減化できる。請
求項2に記載の発明によれば、報知ランプを車道の路側
帯、中央分離帯、あるいは、横断歩道沿いの少なくとも
1ヶ所に配置して、その中の複数の光源をアレイ状に配
置したので、沿道の家屋や街路灯の光と混同することが
無くなり、より良好な視認性が得られる。請求項3に記
載の発明によれば、報知ランプを横断歩道の進行方向手
前に設けた横断歩道予告マーク周辺に配置したので、通
行車両の運転者に対して横断歩道の相当手前で横断者の
存在を知らせる警告を発することが可能となり、余裕を
持って車両の減速や停止準備を行うことができる。請求
項4に記載の発明によれば、報知ランプを各光源の設置
角度とカバーとで一定方向にのみ光が投影されるよう指
向性を持たせることにより、横断者方向からは光源が見
えないが、車両方向からは光源が見えるようにしたの
で、通行車両の運転者に対して確実に警告を行って注意
を喚起するが、横断者にはその警告内容を知らせないの
で油断を防止することが可能となり、より安全に横断歩
道を横断させることができる。請求項5に記載の発明に
よれば、制御装置によって報知ランプの各光源を順次、
あるいは個別に、点滅、あるいは輝度を変化させるとい
った点灯制御を行うようにしたので、通行車両の運転者
に対する報知ランプの警告を沿道の家屋や街路灯の光と
混同することが無くなり、一層良好な視認性が得られる
ことから、運転者に確実に注意を喚起させて、車両を横
断歩道の手前で減速や停止させることで、横断者は信号
機のない横断歩道であってもより安全に横断することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の横断者補助システムの概略構成
を説明する横断歩道付近の平面図である。
【図2】本実施の形態に係る横断者補助システムの概略
構成を示すブロック図である。
【図3】図1の路側帯、中央分離帯あるいは中央線に沿
って設けられた報知ランプの縦断面の一例を示す図であ
る。
【図4】図1の路側帯や中央分離帯に沿って設けられた
報知ランプの斜視図の一例を示す図である。
【図5】図1の停止線や横断歩道予告マークに沿って設
けられた報知ランプの部分縦断面を示す図である。
【符号の説明】
10 車道、 12,14 歩道、 16 横断歩道、 18,20 横断者検出センサ、 18a,20a 横断者検出エリア、 22 通行車両、 24,26 停止線、 28,30,32 報知ランプ、 34 横断歩道予告マーク、 36,38,40 報知ランプ、 50 横断者補助システム、 52 制御装置、 60 道路、 62,64,66,68,70 LEDランプ、 62a,64a,66a,68a,70a 光、 72 基板、 80 縁石、 82,84,86 切欠部、 92,94,96 LEDランプ、 92a,94a,96a 出射光、 100 報知ランプ、 102 道路、 104 LEDランプ、 104a 出射光、 106 配線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車道の両脇に歩道が設けられ、一方の歩
    道から車道を横切って他方の歩道へ横断する横断者を補
    助する横断歩道の横断者補助システムであって、 前記横断歩道と接する前記歩道周辺で待機している横断
    者の検出を行う横断者検出センサと、 前記横断者側からは認識できないが、前記車道を往来す
    る車両側からは認識可能な複数の光源が配置された報知
    ランプと、 前記横断者検出センサで横断者を検出すると、前記報知
    ランプの複数の光源の点灯制御を一定時間行うように制
    御する制御装置と、 を備え、信号機のない横断歩道で横断者の存在を車両側
    に知らせて車両停止を促すことを特徴とする横断歩道の
    横断者補助システム。
  2. 【請求項2】 前記報知ランプは、前記車道の路側帯、
    中央分離帯、あるいは、横断歩道沿いの少なくとも1ヶ
    所に複数の光源がアレイ状に配置されていることを特徴
    とする請求項1に記載の横断歩道の横断者補助システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記報知ランプは、前記横断歩道の進行
    方向手前に設けられた横断歩道予告マーク周辺に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載の横
    断歩道の横断者補助システム。
  4. 【請求項4】 前記報知ランプは、各光源の設置角度と
    カバーとで一定方向にのみ光が投影されるよう指向性を
    持たせて、横断者方向からは光源が見えないが、車両方
    向からは光源が見えるようにしたことを特徴とする請求
    項1〜3の何れか一項に記載の横断歩道の横断者補助シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、前記報知ランプの各光
    源を順次、あるいは個別に、点滅、あるいは輝度を変化
    させる点灯制御を行って視認性を高めるようにしたこと
    を特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の横断歩
    道の横断者補助システム。
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Cited By (12)

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