JP2013015122A - 空冷式内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】点火プラグ及び吸気ポートに対する冷却効果を向上できるエアジャケットを備える空冷式内燃機関を提供する。
【解決手段】シリンダヘッド14に、排気ポート38、吸気ポート37、及び点火プラグが設けられる空冷式内燃機関において、シリンダヘッド14に、点火プラグの取付けのためのプラグホール32と、プラグホール32の開口を空気導入口41及び空気排出口42としてプラグホール32から吸気ポート37外周まで延出するエアジャケット40と、排気ポート38の外周に位置し、エアジャケット40と排気ポート38との間に内部空間を形成する断熱部43とが形成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、空冷式内燃機関に関する。
シリンダを水平に配置した空冷式内燃機関において、シリンダヘッドに走行風導入のためのエアジャケットが形成される構造が特許文献1に開示されている。
特開2007−187004号公報
ところで、上記特許文献1に開示される内燃機関においてエアジャケットは、走行風がシリンダヘッド前面に形成された排気ポートの外周を通過した後に、点火プラグや吸気ポートに導入される構造のため、点火プラグや吸気ポートに到達するまでに走行風が温まってしまい、冷却効率が低下してしまう課題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、点火プラグ及び吸気ポートに対する冷却効果を向上できる空冷式内燃機関を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、冷却フィン(31)を有するシリンダヘッド(14)に、排気ポート(38)、吸気ポート(37)、及び点火プラグ(33)が設けられる空冷式内燃機関において、前記シリンダヘッド(14)に、前記点火プラグ(33)の取付けのためのプラグホール(32)と、前記プラグホール(32)の開口(32A)を空気導入口(41)及び空気排出口(42)として該プラグホール(32)から前記吸気ポート(37)外周まで延出するエアジャケット(40)と、前記排気ポート(38)の外周に位置し、前記エアジャケット(40)と前記排気ポート(38)との間に内部空間を形成する断熱部(43)と、が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空冷式内燃機関において、前記シリンダヘッド(14)は、シリンダ軸線を前後方向に沿わせるように配置され、該シリンダヘッド(14)にはさらに、前記エアジャケット(40)の前記空気導入口(41)及び前記空気排出口(42)に隣接して、走行風によって前記エアジャケット(40)内の空気排出を促進する排出促進部(44)が形成され、前記排出促進部(44)は、前方に開口する走行風入口(49)と、後方に開口する、前記走行風入口(49)よりも開口面積の小さい走行風出口(50)とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の空冷式内燃機関において、前記シリンダヘッド(14)に、前記エアジャケット(40)に連通する開口部(40A)がさらに形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の空冷式内燃機関において、前記排出促進部(44)が、前記エアジャケット(40)の前記空気導入口(41)及び前記空気排出口(42)を、上方、下方、側方、及び後方から囲う壁部(45,46,47,48)で構成され、前記走行風入口(49)が、前記壁部(45,46,47,48)において上方、下方、及び側方に位置する上壁部(45)、下壁部(46)、及び側壁部(47)の前縁で構成され、前記走行風出口(50)が、前記壁部(45,46,47,48)において後方に位置する後壁部(48)に形成された上下方向に長いスリット孔で構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の空冷式内燃機関において、前記プラグホール(32)を挟んで両側に位置する前記冷却フィン(31)が、前記壁部(45,46,47,48)によって連結されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の空冷式内燃機関において、前記断熱部(43)が、前記排気ポート(37)の外周を一周に渡って囲むように形成され、前記排気ポート(37)に接続される排気管(18)には触媒(26)が設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の空冷式内燃機において、前記断熱部(43)が、前記排気ポート(38)と、前記シリンダヘッド(14)が固定されるシリンダブロック(13)との間を通過し、前記シリンダブロック(13)への熱を断熱するように形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、断熱部によって、排気ポートを断熱してエアジャケットへの熱の伝導を避けつつ、エアジャケットの空気導入口を排気ポートから離間させることで、エアジャケットによる点火プラグ及び吸気ポートの冷却効果を向上させることができる。
請求項2〜4に記載の発明によれば、走行風入口から導入された走行風を走行風出口に通過させるときに、走行風の流速を高めることで、エアジャケット内の空気を走行風出口に引き込むことができ、エアジャケット内の空気排出の促進を図ることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、エアジャケットに連通する開口部をさらに形成した場合は、この開口部から空気を導入し、走行風出口から排出でき、点火プラグの冷却を促進できる。
請求項5に記載の発明によれば、冷却フィンを、排出促進部を構成する壁部によって相互に補強できる。
請求項6に記載の発明によれば、排気ポートの熱を断熱し排気管に高温の排気を流すことで、触媒の活性効率を向上できる。
請求項7に記載の発明によれば、シリンダブロックの温度上昇を抑えて燃焼室の温度低下を図ることで、燃焼効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る空冷式内燃機関を有する自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車が備える空冷式内燃機関であるパワーユニットの右側面図である。 上記パワーユニットのシリンダヘッドの前面図である。 上記シリンダヘッドの後面図である。 上記シリンダヘッドの右側面図である。 図3のA−A線に沿うシリンダヘッドの断面図である。 図6のB−B線に沿うシリンダヘッドの断面図である。 図4のC−C線に沿うシリンダヘッドの断面図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下で説明する図において、矢印FRは車両前方を示し、矢印LHは車両左方を示し、矢印UPは車両上方を示している。
図1は本実施形態に係る空冷式内燃機関を備える自動二輪車1を示し、この自動二輪車1は複数種の鋼材が溶接等により一体に結合された車体フレーム2を備えている。車体フレーム2の前端には前輪懸架系3を操向可能に支持するヘッドパイプ4が設けられ、前輪懸架系3の下部には前輪5が回転可能に支持され、前輪懸架系3の上部には操向ハンドル6が固定されている。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ4から後斜め下方に延出する一本の矩形断面の鋼製パイプ材からなるメインフレーム7と、メインフレーム7の後端から二股状に分岐して後斜め上方に延出し、その後、略水平状態で後方に延出するシートレール8とを含んで構成され、メインフレーム7の下部後側にはピボットプレート9が設けられている。
ピボットプレート9の前方であって、メインフレーム7の後部下方には、空冷式単気筒の内燃機関であるパワーユニット10が支持され、シートレール8の上方には、運転者が着座するシート11が支持されている。図2も参照し、パワーユニット10は、車体フレーム2に支持されるパワーユニットケース12と、パワーユニットケース12に支持されて前方に突出するシリンダブロック13と、シリンダブロック13の前端に取付けられたシリンダヘッド14と、シリンダヘッド14の開口を閉じるヘッドカバー14aとを備えている。
図1に示すように、パワーユニットケース12の後部はピボットプレート9に支持され、パワーユニットケース12の上部はメインフレーム7に設けられたハンガ15に支持されている。パワーユニット10はシリンダ軸線L1が略水平状態となる姿勢で支持され、メインフレーム7の下部後側のピボットプレート9にピボットシャフト16aを介してスイングアーム16bが上下方向に揺動可能に支持されている。スイングアーム16bの後部には後輪17が回転自在に支持されている。
シリンダヘッド14の下面には後方へ延びる排気管18の前端が接続され、排気管18の後端には、後輪17の右側方において後方に延出するマフラ19が接続されている。排気管18はシリンダヘッド14の下面から前方に湾曲し後方に延出する。排気管18におけるシリンダブロック13及びシリンダヘッド14の下方の部位には触媒25が収容される収納部26が形成されている。
シリンダヘッド14の上面には吸気管20が接続され、吸気管20は前上方に延出してスロットルボディ21の下流側に接続されている。スロットルボディ21の上流側はエアクリーナ22に接続されている。エアクリーナ22は、パワーユニット10の前上方に配置され、メインフレーム7に設けられたブラケット23に支持されている。
図1において符号24は、シリンダブロック13、シリンダヘッド14、エアクリーナ22、及びメインフレーム7等を覆う樹脂製の車体カバーを示し、車体カバー24は、シート11に着座した乗員の脚部を前方から覆うレッグシールド27と、レッグシールド27の後方からメインフレーム7両側方に沿うように車両前後方向に延びるインナーカバー28とを含んで構成されている。
レッグシールド27は、前方下部が一部切り欠かれるように形成され、ヘッドカバー14aを前方に露出させ、インナーカバー28は、ヘッドカバー14a、シリンダヘッド14及びシリンダブロック13の両側方を覆ってパワーユニットケース12の前端まで延出しており、パワーユニットケース12は外部に露出している。
図2を参照し、パワーユニット10のシリンダブロック13及びシリンダヘッド14の外壁には、車幅方向外側に延出する複数のシリンダブロック13の冷却フィン30、シリンダヘッド14の冷却フィン31が形成されている。シリンダヘッド14の冷却フィン31は上下分断されており、上下の冷却フィン31の間にはシリンダヘッド14の右側壁部から車幅方向内側に凹むプラグホール32が形成され、プラグホール32には点火プラグ33が取付けられている。
図3はシリンダヘッド14の前面図を示し、図4はシリンダヘッド14の後面図を示し、図5はシリンダヘッド14の右側面図を示している。図3において、シリンダヘッド14には動弁機構を構成するカムシャフト(図示略)を回転可能に支持する左右一対のカムジャーナル壁部34が形成され、上記カムシャフトを駆動するカムチェーン(図示略)を挿通させるカムチェーン室35が左のカムジャーナル壁部34の側方に形成されている。
カムチェーン室35は、図4に示すように、シリンダブロック13側に貫通し、シリンダブロック13側のカムチェーン室に接続される。また、シリンダヘッド14の後面には燃焼室36が形成され、燃焼室36には吸気ポート37及び排気ポート38が開口する。吸気ポート37は、燃焼室36から上方に延出してシリンダヘッド14の上面で開口して吸気管20と接続し、排気ポート38は、燃焼室36から上方に延出してシリンダヘッド14の下面で開口して排気管18と接続する。
図6は図3のA−A線に沿う断面図であり、同図に参照されるように、プラグホール32は燃焼室36に向けて凹んでおり、その底部には、点火プラグ33を燃焼室36に臨ませるとともに固定する貫通孔39が形成されている。図6において符号40は、プラグホール32に連続して形成されるエアジャケットを示している。
エアジャケット40は、プラグホール32の開口32Aを空気導入口41及び空気排出口42として、燃焼室36中央前方側まで延出し、さらに図7に示すように分岐して、吸気ポート37の外周を断面視で覆うように延出する。エアジャケット40は、空気導入口41から導入した走行風で点火プラグ33を冷却するとともに吸気ポート37の外周を冷却する。また、エアジャケット40の上記のように分岐した端部は、吸気ポート37が開口するシリンダヘッド14の上壁部に形成された開口部40A,40Aによって外部に連通している。なお、この開口部40A,40Aを形成せずに、エアジャケット40の分岐した端部を閉塞させてもよい。
図7に示すように、シリンダヘッド14には排気ポート38の外周に位置し、エアジャケット40と排気ポート38との間に内部空間を形成する断熱部43が形成され、図8に示すように、断熱部43は、排気ポート38との外周を一周に渡って囲むように形成され、排気ポート38とシリンダブロック13との間を通過する。本実施形態で断熱部43のシリンダブロック13側の部位の一部は、図4も参照し、シリンダブロック13側に開放している。
断熱部43は、排気ポート38の熱のエアジャケット40及びシリンダヘッド14側への伝達を遮断し、ここで、図8においては触媒25を収容した排気管18の収納部26が示され、触媒25は排気ポート38から比較的近接した位置に配置されている。これによれば、断熱部43は排気ポート38を周囲から断熱するため、排気ポート38から流れる排気は高温が維持され、このため触媒25は活性効率が良好となる。
図3乃至図7を参照し、シリンダヘッド14の右側壁部には、エアジャケット40の空気導入口41及び空気排出口42(プラグホール32の開口32A)に側方から隣接して、走行風によってエアジャケット40内の空気排出を促進する排出促進部44が形成されている。
この排出促進部44は、エアジャケット40の空気導入口41及び空気排出口42(プラグホール32の開口32A)を、上方から覆う上壁部45、下方から覆う下壁部46、右側方から覆う側壁部47、及び後方から覆う後壁部48を一体に備え、上壁部45、下壁部46、及び側壁部47の前縁(並びにプラグホール32の周囲の壁部)で走行風入口49を構成し、走行風出口50を、後壁部48に上下方向に長いスリット孔を形成して構成されている。
排出促進部44において上壁部45、下壁部46、及び後壁部48は、プラグホール32の上部、下部、及び後部内壁に連続し、車幅方向外側の延出するように形成されており、走行風入口49は詳しくは、プラグホール32の上部内壁、下部内壁、及びこれらに連続する上壁部45、下壁部46、並びに側壁部47で囲われる前面視で矩形の部位をいうものとする。なお、図4〜図6を参照し、上壁部45、下壁部46、及び側壁部47は、前後方向では点火プラグ33に干渉しない高さ寸法に設定されている。
排出促進部44において走行風入口49は前方に開口し、走行風出口50は後方に開口し、図3等に明らかなように、走行風出口50の開口面積は走行風入口49の開口面積に対して小さく設定される。この排出促進部44は、走行風入口49から導入された走行風をベルヌーイの定理によって走行風出口50を通過する際に流速を高めることにより、エアジャケット40内の空気排出を促進させることができる。
ここで、図5を参照し、シリンダヘッド14の冷却フィン31はプラグホール32の形成によって上下分断されるが、これら分断された冷却フィン31は、上壁部45、下壁部46、側壁部47、及び後壁部48によって連結されることになる。このため、冷却フィン31は相互に補強し合い剛性が確保されることになる。
以上に記載したように、上記パワーユニット10では、シリンダヘッド14に、点火プラグ33の取付けのためのプラグホール32と、プラグホール32の開口32Aを空気導入口41及び空気排出口42として該プラグホール32から吸気ポート37外周まで延出するエアジャケット40と、排気ポート38の外周に位置し、エアジャケット40と排気ポート38との間に内部空間を形成する断熱部43とが形成されている。
このような構造によれば、断熱部43によって、排気ポート38を断熱してエアジャケット40への熱の伝導を避けつつ、エアジャケット40の空気導入口41を排気ポート38から離間させることで、エアジャケット40による点火プラグ33及び吸気ポート37の冷却効果を向上させることができる。
また、シリンダヘッド14にはさらに、エアジャケット40の空気導入口41及び空気排出口42に隣接して、走行風によってエアジャケット40内の空気排出を促進する排出促進部44が形成され、この排出促進部44は、前方に開口する走行風入口49と、後方に開口する走行風入口49よりも開口面積の小さい走行風出口50とを備えて構成されている。より詳しくは、排出促進部44は、エアジャケット40の空気導入口41及び空気排出口42を、上方、下方、側方、及び後方から囲う上壁部45、下壁部46、側壁部47及び後壁部48で構成され、走行風入口49が、上壁部45、下壁部46、及び側壁部47の前縁で構成されるとともに、走行風出口50が後壁部48に形成された上下方向に長いスリット孔で構成されている。
このような排出促進部44は、走行風入口49から導入された走行風を走行風出口50に通過させるときに、ベルヌーイの定理により走行風の流速を高めることで、エアジャケット40内の空気を走行風出口50に引き込むことができるため、エアジャケット40内の空気排出の促進を図ることができる。また、シリンダヘッド14の吸気ポート37が開口する上壁部には、エアジャケット40に連通する開口部40A,40Aが形成されるが、この場合、この開口部40A,40Aから空気を導入し、走行風出口50から排出できるため、点火プラグ33の冷却を促進できる。
また、上記パワーユニット10では、プラグホール32を挟んで両側に位置する冷却フィン31は、上壁部45、下壁部46、側壁部47及び後壁部48によって連結されるが、このような構成では、冷却フィン31を相互に補強できる。
さらに、上記パワーユニット10では、上記断熱部43が、排気ポート38の外周を一周に渡って囲むように形成され、排気ポート38に接続される排気管18には触媒25が設けられるが、このような構成では、排気ポート38の熱を断熱し排気管18に高温の排気を流すことで、触媒25の活性効率を向上できる。
また、断熱部43は、排気ポート38とシリンダブロック13との間を通過し、シリンダブロック13への熱を断熱するように形成されるが、このような構成では、シリンダブロック13の温度上昇を抑えて燃焼室36の温度低下を図ることで、燃焼効率を向上させることができる。
10 パワーユニット(空冷式内燃機関)
13 シリンダブロック
14 シリンダヘッド
18 排気管
26 触媒
31 冷却フィン
32 プラグホール
32A 開口
33 点火プラグ
37 吸気ポート
38 排気ポート
40 エアジャケット
40A 開口部
41 空気導入口
42 空気排出口
43 断熱部
44 排出促進部
45 上壁部
46 下壁部
47 側壁部
48 後壁部
49 走行風入口
50 走行風出口

Claims (7)

  1. 冷却フィン(31)を有するシリンダヘッド(14)に、排気ポート(38)、吸気ポート(37)、及び点火プラグ(33)が設けられる空冷式内燃機関において、
    前記シリンダヘッド(14)に、
    前記点火プラグ(33)の取付けのためのプラグホール(32)と、
    前記プラグホール(32)の開口(32A)を空気導入口(41)及び空気排出口(42)として該プラグホール(32)から前記吸気ポート(37)外周まで延出するエアジャケット(40)と、
    前記排気ポート(38)の外周に位置し、前記エアジャケット(40)と前記排気ポート(38)との間に内部空間を形成する断熱部(43)と、が形成されていることを特徴とする空冷式内燃機関。
  2. 前記シリンダヘッド(14)は、シリンダ軸線を前後方向に沿わせるように配置され、該シリンダヘッド(14)にはさらに、前記エアジャケット(40)の前記空気導入口(41)及び前記空気排出口(42)に隣接して、走行風によって前記エアジャケット(40)内の空気排出を促進する排出促進部(44)が形成され、
    前記排出促進部(44)は、前方に開口する走行風入口(49)と、後方に開口する、前記走行風入口(49)よりも開口面積の小さい走行風出口(50)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の空冷式内燃機関。
  3. 前記シリンダヘッド(14)には、前記エアジャケット(40)に連通する開口部(40A)がさらに形成されていることを特徴とする請求項2に記載の空冷式内燃機関。
  4. 前記排出促進部(44)が、前記エアジャケット(40)の前記空気導入口(41)及び前記空気排出口(42)を、上方、下方、側方、及び後方から囲う壁部(45,46,47,48)で構成され、
    前記走行風入口(49)が、前記壁部(45,46,47,48)において上方、下方、及び側方に位置する上壁部(45)、下壁部(46)、及び側壁部(47)の前縁で構成され、
    前記走行風出口(50)が、前記壁部(45,46,47,48)において後方に位置する後壁部(48)に形成された上下方向に長いスリット孔で構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の空冷式内燃機関。
  5. 前記プラグホール(32)を挟んで両側に位置する前記冷却フィン(31)が、前記壁部(45,46,47,48)によって連結されていることを特徴とする請求項4に記載の空冷式内燃機関。
  6. 前記断熱部(43)が、前記排気ポート(37)の外周を一周に渡って囲むように形成され、前記排気ポート(37)に接続される排気管(18)には触媒(26)が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空冷式内燃機関。
  7. 前記断熱部(43)が、前記排気ポート(38)と、前記シリンダヘッド(14)が固定されるシリンダブロック(13)との間を通過し、前記シリンダブロック(13)への熱を断熱するように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の空冷式内燃機関。
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