JP2014065469A - ハイブリッド車両のバッテリ配置構造 - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

【課題】車載バッテリの放熱性を高めつつ機能の集約およびマスの集中化が可能なハイブリッド車両のバッテリ配置構造を提供する。
【解決手段】ハイブリッド式自動二輪車1,50の第1の駆動原であるモータM1,M2と第2の駆動原であるエンジンE1,E2と、モータM1,M2に電力を供給する車載バッテリBと、エンジンE1,E2に外気を吸入するエアクリーナボックスAとを備えたハイブリッド車両のバッテリ配置構造において、車載バッテリBの外殻をエアクリーナボックスAに一体化する。車載バッテリBを、エアクリーナボックスAの車体下方側または車体上方側に配置する。車載バッテリBのヒートシンク37の冷却フィン38をエアクリーナボックスAの内部に配置する。車載バッテリBを、エアクリーナボックスA内に設けられたエアフィルタ96のダーティ側Dの空間に配設する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車両のバッテリ配置構造に係り、特に、車載バッテリの放熱性および車体の重量バランスを考慮したハイブリッド車両のバッテリ配置構造に関する。
従来から、車両の動力源としてエンジンおよびモータを併用するハイブリッド型の車両が知られている。このようなハイブリッド車両においては、モータに電力を供給する車載バッテリが比較的大型となるため、車載バッテリを配置する際に車体の重量バランスや充放電時に生じる熱への対処等を考慮する必要がある。
特許文献1には、操向ハンドルとシートとの間に配設された燃料タンクの下方に、エンジンおよびモータが協働するパワーユニットを配設するようにした鞍乗型のハイブリッド自動二輪車において、燃料タンクとエンジンとの間にエアクリーナボックスを配設し、このエアクリーナボックスへ外気を導入する通路を車体後方側へ延ばすと共に、導入通路の途中に形成した膨張空間に車載バッテリを収納するようにしたハイブリッド車両のバッテリ配置構造が開示されている。
特開2006−76496号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、エアクリーナボックスへ導入される外気の流れを利用して車載バッテリを冷却できるものの、重量物である車載バッテリとエアクリーナボックスとが互いに離間するため、機能が分散されると共に配置スペースが大きくなりやすく、マスの集中が図りにくかった。さらに、車載バッテリの放熱効果をより高める構成も望まれる。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、車載バッテリの放熱性を高めつつ機能の集約およびマスの集中化が可能なハイブリッド車両のバッテリ配置構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、ハイブリッド車両(1,50)の第1の駆動原であるモータ(M1,M2)と、前記ハイブリッド車両(1,50)の第2の駆動原であるエンジン(E1,E2)と、前記モータ(M1,M2)に電力を供給する車載バッテリ(B)と、前記エンジン(E1,E2)に外気を吸入するエアクリーナボックス(A)とを備えたハイブリッド車両のバッテリ配置構造において、前記車載バッテリ(B)の外殻が前記エアクリーナボックス(A)に一体化されている点に第1の特徴がある。
また、前記車載バッテリ(B)が、前記エアクリーナボックス(A)の車体上方側に配置されている点に第2の特徴がある。
また、前記車載バッテリ(B)が、前記エアクリーナボックス(A)の車体下方側に配置されている点に第3の特徴がある。
また、前記車載バッテリ(B)の放熱を行うヒートシンク(37)を備え、前記ヒートシンク(37)の冷却フィン(38)が、前記エアクリーナボックス(A)の内部に配置されている点に第4の特徴がある。
また、前記車載バッテリ(B)が、前記エアクリーナボックス(A)の内部に配設されている点に第5の特徴がある。
また、前記車載バッテリ(B)が、前記エアクリーナボックス(A)の内部に設けられたフィルタ部材(96)の上流側(D)の空間に配設されている点に第6の特徴がある。
また、前記車載バッテリ(B)は、互いに隙間を有して配置された複数のバッテリセル(93)からなる点に第7の特徴がある。
第1の特徴によれば、車載バッテリの外殻がエアクリーナボックスに一体化されているので、エアクリーナボックスおよび車載バッテリの機能を集約化すると共に、マスの集中を図ることができる。また、エアクリーナボックスに導入される外気を利用して車載バッテリを効率よく冷却することが可能になる。さらに、冷間時始動時には、バッテリによって暖められた外気をエンジンに導入して暖気促進を期待することができる。
第2の特徴によれば、車載バッテリが、エアクリーナボックスの車体上方側に配置されているので、エンジンから離れた位置に車載バッテリが配設されることでエンジン熱の影響が車載バッテリに及ぶことを防止することができる。
第3の特徴によれば、車載バッテリが、エアクリーナボックスの車体下方側に配置されているので、重量物である車載バッテリを車体下方側に寄せて配置することにより、車両の低重心化を図ることができる。
第4の特徴によれば、車載バッテリの放熱を行うヒートシンクを備え、ヒートシンクの冷却フィンが、エアクリーナボックスの内部に配置されているので、ヒートシンクの冷却フィンがエアクリーナ内の外気の流れに直接触れることとなり、車載バッテリの冷却効果を向上させることができる。
第5の特徴によれば、車載バッテリが、エアクリーナボックスの内部に配設されているので、車載バッテリの冷却効果が高められると共に、エアクリーナボックスのケースに車載バッテリの外郭を兼用させることで部品点数の低減が可能となる。
第6の特徴によれば、車載バッテリが、エアクリーナボックスの内部に設けられたフィルタ部材の上流側の空間に配設されているので、エアクリーナボックスにおけるエアフィルタの上流側、すなわち、エアフィルタを通る前の外気導入側の空間を利用して車載バッテリを収納することができる。
第7の特徴によれば、車載バッテリは、互いに隙間を有して配置された複数のバッテリセルからなるので、車載バッテリをフィルタ部材の上流側に設けた場合には、複数のバッテリセル間の隙間を冷却風の通り道として利用して、エアクリーナボックスへの吸気抵抗を低減させると共に車載バッテリの冷却性能が高められる。また、バッテリセル間の隙間がエアクリーナボックス容量の一部となり、エアクリーナボックスの容量を稼ぐことができる。
本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両のバッテリ配置構造を適用した自動二輪車の左側面図である。 パワーユニットまわりの一部断面左側面図である。 本発明の第2実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 ユニットスイング式のパワーユニットまわりの一部断面左側面図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係るパワーユニットまわりの一部断面左側面図である。 本発明の第3実施形態に係るパワーユニットまわりの一部断面左側面図である。 本発明の第4実施形態に係るパワーユニットまわりの一部断面左側面図である。 図7のF−F線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るバッテリ配置構造を適用した自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、第1の駆動原としてのモータM1と第2の駆動原としてのエンジンE1との協働によって車両の駆動力を発揮するパワーユニットP1を備えた鞍乗型のハイブリッド車両である。パワーユニットP1は、操向ハンドル2とシート8との間に配設された燃料タンク6の下方に配設されている。
車体フレーム5を構成するメインパイプ7の車体前方側端部には、左右一対のフロントフォーク4を操舵可能に支持するヘッドパイプ3が設けられている。ヘッドパイプ3の下部からは左右一対のアンダパイプ13が下方後方に延出しており、パワーユニットP1の車体後方の位置でメインパイプ7と連結されている。また、ヘッドパイプ3の後方には、車幅方向中央のメインパイプ7を跨ぐようにして燃料タンク6が配設されており、その後方にシート8が取り付けられている。
フロントフォーク4の下端部には前輪WFが回転自在に軸支されており、一方の上端部には前輪WFを操舵する操向ハンドル2が取り付けられている。ヘッドパイプ3の前方の位置には、前照灯19およびメータ装置18が配設されている。
パワーユニットP1の車体後方でメインパイプ7とアンダパイプ13とが連結される部分には、スイングアーム15のピボット軸14が設けられている。駆動輪としての後輪WRを回転自在に軸支するスイングアーム15は、左右一対のリヤクッション9で車体に吊り下げられている。パワーユニットP1の回転駆動力は、出力軸に固定されたドライブスプロケット(不図示)からドライブチェーン16を介して後輪WRに伝達される。
パワーユニットP1は、メインパイプ7およびアンダパイプ13で上下を囲まれるようにして車体フレーム5に懸架されている。本実施形態に係るパワーユニットP1は、4サイクル4気筒のエンジンE1と、該エンジンE1のクランクシャフトに取り付けられてセルモータおよび発電機としても機能するモータM1とを組み合わせて構成されている。エンジンE1の排気側には、マフラ10に連結される排気管11が接続されている。一方、エンジンE1の吸気側には、燃料噴射装置およびスロットルバルブを含む吸気装置17が取り付けられており、その上流側には、外気を導入するためのエアクリーナボックス30(A)が連結されている(以下、個々に符号を付されたエアクリーナボックスを総称してエアクリーナボックスAと呼ぶこともある)。
図2は、パワーユニットP1まわりの一部断面左側面図である。エンジンE1のシリンダブロック22の上部には、動弁機構が内蔵されたシリンダヘッド21が固定されており、シリンダヘッド21の上部にはシリンダヘッドカバー20が取り付けられている。シリンダブロック22は、クランクケース23の上部に固定されており、クランクケース23の下部にはオイルパン24が固定されている。モータM1は、クランクケース23に収納されたクランクシャフトの端部に固定されており、モータM1の車体後方の位置には、ドライブスプロケットを覆うスプロケットカバー25が配設されている。
前記したように、エンジンE1の吸気ポートには吸気装置17が取り付けられており、その車体後方側にエアクリーナボックス30が連結されている。本発明に係るハイブリッド車両のバッテリ配置構造では、モータM1に電力を供給する車載バッテリBの外郭をエアクリーナボックス30と一体化した点に特徴がある。
エアクリーナボックス30は、樹脂等で形成された箱状のケース31に外気の吸気口34および吸気装置17との接続口を形成し、ケース31の内部のエアボリューム空間35にフィルタ部材36を設けることで、エンジンE1の吸気ポートに導入される外気を濾過すると共に、エンジン運転時の吸気音や吸気脈動を低減する機能を有する。
そして、本実施形態では、ケース31の内部に仕切り板32を設け、エアボリューム空間35の車体上方側に車載バッテリBを配置している。これにより、導入される外気を利用した車載バッテリBの冷却を可能とし、かつ占有スペースおよび構成部品の低減を図ることを可能としている。
なお、本実施形態では、エアクリーナボックス30の外郭をなすケース31および仕切板32で囲まれた空間に車載バッテリBを収納することで、車載バッテリBの外郭とエアクリーナボックス30の外郭とが一体化された態様を構成しているが、別態様として、車載バッテリに設けられた外殻とエアクリーナボックスのケースとを密に接触(例えば、面接触)させて一体的な配置とすることによっても同様の効果を得ることができる。また、ケース内の仕切板はケースと一体としてもよい。
また、上記実施形態では、車載バッテリBが吸気通路に触れる部分の冷却性能が高められるが、吸気通路に触れない車体下方側は、吸気通路とは連通しない換気口をエアクリーナボックスのケースに設ける等により冷却性能を向上させることも可能である。
図3は、本発明の第2実施形態に係る自動二輪車50の左側面図である。自動二輪車50は、操向ハンドル52とシート60との間に形成された低床フロア66と、後輪WR1を軸支するスイングアームとパワーユニットP2とを一体化したユニットスイングとを備える、いわゆるスクータ型のハイブリッド二輪車である。
車体フレーム55を構成するメインパイプ56は、低床フロア66の下部で車体後方側に屈曲して左右一対のアンダパイプ57に連結されており、アンダパイプ57の後方は、シート60等を支持するリヤフレーム58に連なっている。メインパイプ56の前端には、左右一対のフロントフォーク54を操舵可能に支持するヘッドパイプ53が設けられており、フロントフォーク54を介して前輪WF1を操舵する操向ハンドル52の前方には、前照灯51が固定されている。
アンダパイプ57の後端には、ユニットスイング式のパワーユニットP2を揺動自在に軸支するピボット軸63が設けられている。ベルト式自動変速機を内蔵するパワーユニットP2の後端は、リヤクッション65によってリヤフレーム58に吊り下げられている。開閉式のシート60の下部には、ヘルメット等の荷物の収納スペース59および燃料タンク62が設けられている。
本実施形態に係るパワーユニットP2は、4サイクル単気筒のエンジンE2と、該エンジンE2のクランクシャフトに取り付けられてセルモータおよび発電機としても機能するモータM2とを組み合わせて構成されている。エンジンE2の排気側には排気管(不図示)が接続されており、一方の吸気側には、燃料噴射装置およびスロットルバルブを含む吸気装置61が取り付けられており、その上流側に、外気を導入するためのエアクリーナボックス30(A)が連結されている。
図4は、ユニットスイング式のパワーユニットP2まわりの一部断面左側面図である。エンジンE2のシリンダブロック71は、車体前方に大きく傾斜して配設されており、その端部には動弁機構が内蔵されたシリンダヘッド69が固定されている。シリンダヘッド69の前方側にはシリンダヘッドカバー70が取り付けられており、シリンダブロック71は、クランクケース72の上部に固定されている。モータM2は、クランクケース72の内部でエンジンE2のクランクシャフトの一端部に固定されている。
パワーユニットP2の変速機ケース75には、クランクシャフトの端部に取り付けられえた駆動側プーリ73、無端状のVベルト74、従動側プーリ76からなる無段変速機が配設されている。従動側プーリ76に伝達された回転駆動力は、減速機ケース77内の減速歯車(不図示)を介して後輪WR1(図1参照)に伝達される。
前記したように、エンジンE2の吸気ポートには吸気装置61が取り付けられており、その上流側に、エアクリーナボックス30(A)が連結されている。本実施形態では、シリンダブロックが車体前方に大きく傾斜したユニットスイング式のパワーユニットP2において、変速機ケース上のスペースを有効に活用してエアクリーナボックス30および車載バッテリBが取り付けられている点に特徴がある。
エアクリーナボックス30は、前記実施形態と同様に、樹脂等で形成された箱状のケース31に外気の吸気口34および吸気装置61との接続口を形成し、ケース31の内部のエアボリューム空間35にフィルタ部材36を設けることで、エンジンE2の吸気ポートに導入される外気を濾過する。本実施形態においても、ケース31の内部に仕切り板32を設け、エアボリューム空間35の車体上方側に車載バッテリBを配置している。これにより、導入される外気を利用した車載バッテリBの冷却を可能とし、かつ占有スペースおよび構成部品の低減を図ることを可能としている。
図5は、本発明の第2実施形態の変形例に係るパワーユニットP2まわりの一部断面左側面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。本変形例では、車載バッテリBに接触するヒートシンク38をエアクリーナボックス30a(A)のエアボリューム空間35aに突出させることで、車載バッテリBの冷却性能を向上させた点に特徴がある。
エアクリーナボックス30aは、前記実施形態と同様に、樹脂等で形成された箱状のケース31aに外気の吸気口34aおよび吸気装置61との接続口を形成し、ケース31aの内部のエアボリューム空間35aにフィルタ部材36aを設けることで、エンジンE2の吸気ポートに導入される外気を濾過する。本変形例では、ケース31aの内部の仕切り板32aと車載バッテリBとの間に、金属等からなる複数の冷却フィン38を有するヒートシンク37が配設されている。冷却フィン38は、仕切板32aに形成されたスリットを貫通してエアボリューム空間35aに突出しており、これにより、車載バッテリBの放熱性が大幅に高められる。なお、仕切り板32aを設けずに、冷却フィン38のみならずヒートシンク37の全体が吸気通路に触れるように構成することもできる。
図6は、本発明の第3実施形態に係るパワーユニットP1まわりの一部断面左側面図である。本実施形態では、エンジンE1のシリンダブロックが略車体上方に指向するパワーユニットP1において、吸気装置17の車体後方に取り付けられるエアクリーナボックス80(A)の車体下方側に車載バッテリBが配置されている点に特徴がある。
エアクリーナボックス80は、ケース81に外気の吸気口84および吸気装置17との接続口を形成し、ケース81の内部のエアボリューム空間85にフィルタ部材86を設けた構成とされる。車載バッテリBは、仕切板82の車体下方側に配設されており、これにより、シリンダブロック後方のスペースを有効利用して車載バッテリBを搭載すると共に、重量物である車載バッテリBが車体下方側に配設されることで、車体の低重心化を図ることができる。
図7は、本発明の第4実施形態に係るパワーユニットP1まわりの一部断面左側面図である。また、図8は図7のF−F線断面図である。本実施形態では、エンジンE1のシリンダブロックが略車体上方に指向するパワーユニットP1において、吸気装置17の車体後方に取り付けられるエアクリーナボックス90(A)のダーティ側Dの空間に車載バッテリBが配置されている点に特徴がある。
エアクリーナボックス90は、ケース91に外気の吸気口94および吸気装置17との接続口を形成し、ケース91の内部を車体前後方向に二分するように大型のフィルタ部材96が設けられている。そして、フィルタ部材96の下流側となるクリーン側C(clean side)にエアボリューム空間95を形成し、一方、フィルタ部材96の上流側となるダーティ側D(dirty side)の空間に車載バッテリBを配設したものである。
本実施形態に係る車載バッテリBは、図8に示すように、複数の円筒状セル93の集合体として構成されており、吸気口34から導入された外気は、円筒状セル93の周囲およびセル同士の間の隙間を通って、フィルタ部材96に到達することとなる。これにより、車載バッテリBの放熱性がより一層高められると共に、セル同士の隙間もエアボリューム空間として利用することが可能となる。なお、前記第1〜第3実施形態に係る車載バッテリBも同様のバッテリセルの集合体として形成することができる。
上記したように、本発明に係るハイブリッド車両のバッテリ配置構造によれば、車載バッテリの外殻をエアクリーナボックスに一体化したため、エアクリーナボックスおよび車載バッテリの機能を集約化して占有スペースおよび構成部品の低減を図り、マスの集中を実現することができる。また、エアクリーナボックスに導入される外気を利用して車載バッテリを効率よく冷却することが可能になる。
加えて、車載バッテリをエアクリーナボックスの車体下方側に配置すれば、重量物である車載バッテリを車体下方側に寄せて配置することで車両の低重心化を図ることができるし、また、車載バッテリをエアクリーナボックスの車体上方側に配置すれば、エンジン熱の影響が車載バッテリに及ぶことを防止できる。さらに、冷間時始動時には、バッテリによって暖められた外気をエンジンに導入して暖気促進を期待することもできる。
なお、車載バッテリおよびエアクリーナボックスの形状や構造、エアクリーナボックスのケースの形状や材質、吸気装置への接続口および吸気口の形状や配置、エアフィルタおよび仕切板の形状や配置、ヒートシンクの形状や配置、車載バッテリを構成するバッテリセルの形状、エンジンやモータの形態等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。本発明に係るハイブリッド車両のバッテリ配置構造は、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三/四輪車等の各種車両に適用することが可能である。
1,50…自動二輪車(ハイブリッド車両)、17…吸気装置、A(30,30a,80,90)…エアクリーナボックス、32…仕切板、34…吸気口、36…フィルタ部材、37…ヒートシンク、93…バッテリセル、B…車載バッテリ、P1,P2…パワーユニット、M1,M2…モータ、E1,E2…エンジン

Claims (7)

  1. ハイブリッド車両(1,50)の第1の駆動原であるモータ(M1,M2)と、
    前記ハイブリッド車両(1,50)の第2の駆動原であるエンジン(E1,E2)と、
    前記モータ(M1,M2)に電力を供給する車載バッテリ(B)と、
    前記エンジン(E1,E2)に外気を吸入するエアクリーナボックス(A)とを備えたハイブリッド車両のバッテリ配置構造において、
    前記車載バッテリ(B)の外殻が前記エアクリーナボックス(A)に一体化されていることを特徴とするハイブリッド車両のバッテリ配置構造。
  2. 前記車載バッテリ(B)が、前記エアクリーナボックス(A)の車体上方側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両のバッテリ配置構造。
  3. 前記車載バッテリ(B)が、前記エアクリーナボックス(A)の車体下方側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両のバッテリ配置構造。
  4. 前記車載バッテリ(B)の放熱を行うヒートシンク(37)を備え、
    前記ヒートシンク(37)の冷却フィン(38)が、前記エアクリーナボックス(A)の内部に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のハイブリッド車両のバッテリ配置構造。
  5. 前記車載バッテリ(B)が、前記エアクリーナボックス(A)の内部に配設されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のハイブリッド車両のバッテリ配置構造。
  6. 前記車載バッテリ(B)が、前記エアクリーナボックス(A)の内部に設けられたフィルタ部材(96)の上流側(D)の空間に配設されていることを特徴とする請求項5に記載のハイブリッド車両のバッテリ配置構造。
  7. 前記車載バッテリ(B)は、互いに隙間を有して配置された複数のバッテリセル(93)からなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のハイブリッド車両のバッテリ配置構造。
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