JP2013001235A - 小型車両の衝突対応構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前輪19の後方で、かつヒンジピラー17よりも後方位置に、車両衝突時における前輪後退時の衝撃吸収構造30が設けられたことを特徴とする。
【選択図】図5
Description
図面は、小型車両の衝突対応構造を示し、図1は衝突対応構造を備えた小型車両の側面図、図2はその正面図、図3は背面図、図4は図2のA‐A線矢視に沿う拡大側面図、図5はフロアパネルを省略して示す平面図、図6は図5の要部斜視図である。
上述のフロアパネル5の後部には、上方に立上がるキックアップ部6を介してリヤフロア7(フロアパネルの一部)を連接し、このリヤフロア7を後方に向けて水平に延出している。
これら一対のフロントサイドフレーム8,8は前室1の左右両サイドに位置する車体剛性部材であって、該フロントサイドフレーム8,8の後端には、該フロントサイドフレーム8,8に連続して後方に延びるフロアフレーム9,9を設けている。
左右一対のフロアフレーム9,9の車外側には、該フロアフレーム9,9と平行に左右のサイドシル10,10を離間して設けている。サイドシル10は車両の前後方向に延びる車体剛性部材である。
また、上述の中間クロスメンバ12の後方において、各フロアフレーム9,9の上部には、左右一対のサイドシル10,10車幅方向に連結する別の中間クロスメンバ(いわゆるNo.3クロスメンバ)13を設けている。
さらに、フロアフレーム9の後端位置において、キックアップ部6の車外側には、左右一対のサイドシル10,10を車幅方向に連結するリヤクロスメンバ(いわゆるNo.4クロスメンバ)14を設けている。
さらにまた、平面から見てフロアフレーム9とサイドシル10の車幅方向中間位置において、リヤクロスメンバ14から後方に向けて延びる左右一対のリヤサイドフレーム15,15を設けている。
このリヤサイドフレーム15はリヤフロア7の下面において車両の前後方向に延びる車体剛性部材である。
上述の各要素8〜15は、車体剛性を確保する目的で、それぞれ閉断面構造に形成されている。
これらの各ヒンジピラー17,17は、図4に示すように、側面視でその下部が斜め後方かつ下方に延びるスラント部17aに形成されており、該スラント部17aの後端部17bはサイドシル10の前端部に連結されている(図8参照)。
つまり、上述の各トルクボックス18は、図5、図6に示すように、平面視で斜め後方かつ外方に延びるようにスラント配置されている。
しかも、図4〜図6に示すように、上述の前輪19の後方で、かつヒンジピラー17よりも後方位置に、車両衝突時における前輪後退時の衝撃吸収構造30を設けるが、この実施例1では、サイドシル10の前端がヒンジピラー17よりも後方に位置しており、上述の衝撃吸収構造30は、サイドシル10の前端とヒンジピラー17の下端との間に設けられている。
車両の前突時には、図8、図9に示すように、フロントサイドフレーム8,8およびフロントクロスメンバ11が変形すると共に、前輪19が後方へ移動する。
前輪19はその衝撃によりタイヤ19bがパンクし、ホイールリム19aが後退することになるが、このホイールリム19aの後退により衝撃吸収構造30がクラッシュし、ホイールリム19aはヒンジピラー17下部のスラント部17aの下面で後方かつ下方へ案内された後に、サイドシル10の前端へ当接する。
また、サイドシル10の前端が上記ヒンジピラー17よりも後方に位置しており、上記サイドシル10の前端とヒンジピラー17下端との間に上記衝撃吸収構造30が設けられたものである(図5参照)。
さらに、フロア下面(フロアパネル5の下面)を車両前後方向に延びるフロアフレーム9を設け、トルクボックス18の前端が上記フロアフレーム9に連結され、トルクボックス18の後端がその前端に対して後方かつ車幅方向外方に延びて上記ヒンジピラー17よりも後方に位置するサイドシル10に連結されたものである(図4〜図6参照)。
さらにまた、上記衝撃吸収構造30は、サイドシル10前端とヒンジピラー17下端との間に位置する閉断面構造部材31と、該閉断面構造部材31から車幅方向の内向きに突出するリブ32とを備えたものである(図5〜図7参照)。
加えて、上記ヒンジピラー17の下部が側面視で斜め後方へ延出され(スラント部17a参照)、前輪19の後退スペースを確保すると共に、後退する前輪19をサイドシル10へ当接させることが可能な構造に構成している。
また、上下方向に延びるヒンジピラー17前端から後方へ離間した位置に、上記衝撃吸収構造30の前端が位置するよう、上記衝撃吸収構造30を設けたものであるから、ヒンジピラー17後方に衝撃吸収構造30を設けることができ、さらに、ヒンジピラー17下端を衝撃吸収構造30後方のサイドシル10前端に連結することができ、車体剛性を確保することができる。
図10に示す実施例では、閉断面構造部材31から車幅方向の内向きに傾斜して突出する複数のリブ21,22,23,24を設け、前側に位置する2つのリブ21,22の内端部を略同一位置に配設すると共に、後側に位置する2つのリブ23,24の内端部も略同一位置に配設して、平面から見て2つの三角形状部を形成し、さらに、三角形状部の車幅方向内側に位置する頂点部相互間を連結部25で連結し、この連結部25をトルクボックス18に当接させたものである。
この実施例2においても、前輪19の後方で、かつヒンジピラー17(前図参照)よりも後方位置に、車両衝突時における前輪後退時の衝撃吸収構造40を設けるが、この実施例2においては、サイドシルを廃止して、サイドシルレス構造に成すと共に、サイドシルが存在していたスペースを利用して、前輪19の後端から後輪20の前端までを衝撃吸収構造40と成したものである。
車両の前突時には、図12に示すように、フロントサイドフレーム8,8およびフロントクロスメンバ11が変形すると共に、前輪19が後方へ移動する。
前輪19の後退により衝撃吸収構造40は、衝撃を吸収しつつ変形するが、この衝撃吸収構造40は前後両輪19,20間の比較的長いスパンに渡って設けられているので、衝撃吸収領域を大幅に拡大し、充分な前輪19の後退スペースを確保することができる。
しかも、サイドシルレス構造に成すと共に、前輪19の後端から後輪20の前端までを衝撃吸収構造40と成したものである(図11参照)。
さらに、フロア下面(フロアパネル下面)の左右一対のフロアフレーム9,9を、平面視で前端相互間が狭く、後端相互間が広くなるハの字状に配設し、上記左右一対のフロアフレーム9,9後端を、後輪20前方において車幅方向に延びるリヤクロスメンバ14に連結したものである(図11参照)。
この発明のフロア下面は、実施例のフロアパネル5下面に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
9…フロアフレーム
10…サイドシル
14…リヤクロスメンバ
17…ヒンジピラー
18…トルクボックス
19…前輪
20…後輪
30,40…衝突吸収構造
31…閉断面構造部材
32…リブ
Claims (8)
- 前輪の後方で、かつヒンジピラーよりも後方位置に、車両衝突時における前輪後退時の衝撃吸収構造が設けられたことを特徴とする
小型車両の衝突対応構造。 - サイドシルの前端が上記ヒンジピラーよりも後方に位置しており、
上記サイドシルの前端とヒンジピラー下端との間に上記衝撃吸収構造が設けられた
請求項1記載の小型車両の衝突対応構造。 - フロア下面を車両前後方向に延びるフロアフレームを設け、
トルクボックスの前端が上記フロアフレームに連結され、トルクボックスの後端がその前端に対して後方かつ車幅方向外方に延びて上記ヒンジピラーよりも後方に位置するサイドシルに連結された
請求項2記載の小型車両の衝突対応構造。 - サイドシルレス構造に成すと共に、
前輪の後端から後輪の前端までを衝撃吸収構造と成した
請求項1記載の小型車両の衝突対応構造。 - フロア下面の左右一対のフロアフレームを、平面視で前端相互間が狭く、後端相互間が広くなるハの字状に配設し、
上記左右一対のフロアフレーム後端を、後輪前方において車幅方向に延びるリヤクロスメンバに連結した
請求項4記載の小型車両の衝突対応構造。 - 上記衝撃吸収構造は、サイドシル前端とヒンジピラー下端との間に位置する閉断面構造部材と、
該閉断面構造部材から車幅方向の内向きに突出するリブとを備えた
請求項1〜3の何れか1に記載の小型車両の衝突対応構造。 - 上記ヒンジピラーの下部が側面視で斜め後方へ延出され、前輪の後退スペースを確保するように形成された
請求項1〜6の何れか1に記載の小型車両の衝突対応構造。 - 上下方向に延びるヒンジピラー前端から後方へ離間した位置に、上記衝撃吸収構造の前端が位置するよう、上記衝撃吸収構造を設けた
請求項1〜7の何れか1項に記載の小型車両の衝突対応構造。
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